JP2010122476A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Junji Murauchi
淳二 村内
Naotoshi Kawai
直利 河合
Tomohiro Kato
智宏 加藤
Takuya Okada
拓也 岡田
Hokuto Hatano
北斗 波多野
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Abstract

【課題】画像の濃度むらを効果的に抑制する。
【解決手段】現像装置30に、ハウジング32と、ハウジング32内において現像剤を搬送する現像剤搬送手段40と、静電潜像担持体4に対向配置される第1の現像剤担持体34aと、第1の現像剤担持体34aの長さ方向に平行または略平行な方向に沿って静電潜像担持体4に対向配置される第2の現像剤担持体34bと、を設け、現像剤の搬送経路50に、現像剤が第1の現像剤担持体34aに供給されながら搬送される第1の供給部51と、現像剤が第2の現像剤担持体34bに供給されながら搬送される第2の供給部52と、を設け、第1の供給部51における現像剤の搬送方向を、第1の現像剤担持体34aの長さ方向に沿った第1の方向Aとし、第2の供給部52における現像剤の搬送方向を、第2の現像剤担持体34bの長さ方向に沿った第2の方向Bとして、第1の方向Aと第2の方向Bを互いに反対の方向とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置、及びこれに搭載される現像装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、外周面に静電潜像を担持する静電潜像担持体と、静電潜像担持体上の静電潜像にトナーを付着させることで現像する現像装置とを有する。
現像装置として、非磁性トナーと磁性キャリアからなる所謂2成分現像剤を使用するタイプのものが提案されている。2成分現像剤を用いる場合、現像装置のハウジングに収容された現像剤は現像剤担持体に担持される。現像の際は、現像剤担持体に担持された現像剤のうちトナーのみが静電潜像担持体上の静電潜像画像部に転移し、これにより、静電潜像が顕像化される。
従来、現像剤担持体は、現像装置に1本のみ設けられていたが、近年の画像形成の高速化に対応するため、複数の現像剤担持体を設ける技術も提案されている(特許文献1〜7参照)。かかる技術によれば、高速で回転している静電潜像担持体上の静電潜像画像部に対して、複数の現像剤担持体から十分な量のトナーを供給できるため、十分な画像濃度を得ることができる。
ところで、2成分現像剤を使用する場合、現像には現像剤中のトナーのみが消費されるため、トナーの消費に応じて新たなトナーがハウジングに補給される。新たに補給されたトナーは、キャリアとの摩擦接触により所定の極性に帯電される。このようなトナーの摩擦帯電を促進するため、現像装置には、ハウジングにおいてトナーとキャリアを撹拌しながら搬送する搬送部材が設けられる。搬送部材は、ハウジング内の現像剤を現像剤担持体の長さ方向に沿って搬送しつつ現像剤担持体に供給する。
特開2005−77544号公報 特開平11−258905号公報 特開平11−161000号公報 特開2005−70281号公報 特開平10−282777号公報 特開2001−42617号公報 特開2000−98716号公報
しかし、上記のように現像剤を現像剤担持体に供給しながら現像剤担持体の長さ方向に沿って搬送する際、搬送される現像剤のトナー濃度は、現像によるトナーの消費に伴い、現像剤搬送方向の下流側へ向かうに連れて低くなる。そのため、現像剤担持体に担持されるトナー量に関して、現像剤担持体の長さ方向にばらつきが生じることがある。このようなトナー量のばらつきは、高濃度画像の印字等により多量のトナーが消費された直後において特に生じやすく、画像の濃度むらを招くことがある。
そこで、本発明は、高濃度画像を印字する際であっても、画像の濃度むらを効果的に抑制することができる現像装置、及びこの現像装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る現像装置は、
現像剤を収容するハウジングと、
該ハウジング内において前記現像剤を搬送する現像剤搬送手段と、
静電潜像担持体に対向配置され、前記現像剤を担持する第1の現像剤担持体と、
第1の現像剤担持体の長さ方向に平行または略平行な方向に沿って前記静電潜像担持体に対向配置され、前記現像剤を担持する第2の現像剤担持体と、を備え、
前記現像剤搬送手段により搬送される前記現像剤の搬送経路は、前記現像剤が第1の現像剤担持体に供給されながら搬送される第1の供給部と、前記現像剤が第2の現像剤担持体に供給されながら搬送される第2の供給部と、を含み、
第1の供給部における現像剤の搬送方向は、第1の現像剤担持体の長さ方向に沿った第1の方向であり、
第2の供給部における現像剤の搬送方向が、第2の現像剤担持体の長さ方向に沿った第2の方向であり、
第1の方向と第2の方向は互いに反対の方向であることを特徴とする。
なお、ここでいう「略平行」な方向とは、完全に平行な方向に対して傾斜した方向を指し、例えば、平行な方向に対して30度程度傾斜した方向を含むものとする。
本発明に係る画像形成装置は、上記の現像装置と静電潜像担持体とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、現像装置が、互いに平行又は略平行な第1の現像剤担持体と第2の現像剤担持体とを備え、現像剤の搬送方向が、現像剤が第1の現像剤担持体に供給されながら搬送される第1の供給部と、現像剤が第2の現像剤担持体に供給されながら搬送される第2の供給部とを含み、第1の供給部における現像剤搬送方向と第2の供給部における現像剤搬送方向が互いに反対方向である。そのため、第1の現像剤担持体と第2の現像剤担持体とから静電潜像担持体上の静電潜像画像部に供給されるトナー量に関して、現像剤担持体の長さ方向にばらつきが生じることを防止できる。よって、高濃度画像を印字する際であっても、画像の濃度むらを効果的に抑制することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。なお、以下の説明では、特定の方向を意味する用語(例えば、「上」、「下」、「左」、「右」、およびそれらを含む他の用語、「時計回り方向」、「反時計回り方向」)を使用するが、それらの使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明は限定的に解釈されるべきものでない。また、以下に説明する画像形成装置では、同一又は類似の構成部分には同一の符号を用いている。
図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置2の概略構成を示す。ただし、本発明の特徴部分を明確にすることで発明の理解を容易にするために、画像形成装置の筺体は図面から除かれている。
画像形成装置2は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又はそれらの機能を複合的に備えた複合機等の電子写真式画像形成装置である。現在、電子写真方式の画像形成装置として種々の形態のものが提案されているが、図示する画像形成装置は一つの現像装置しか備えていないモノクロ画像形成装置である。ただし、本発明は、この種の画像形成装置にのみ適用されるものではなく、他の形態の画像形成装置、例えば、所謂タンデム方式または4サイクル方式のカラー画像形成装置にも等しく適用できる。
画像形成装置2は、静電潜像担持体としての感光体4を有する。感光体4の周囲には、その回転方向(図中反時計回り方向)に沿って順に、帯電器6、露光装置8、現像装置30、転写ローラ12、およびクリーニング部材14が配置されている。感光体4と転写ローラ12との接触部(ニップ部)は転写領域22を形成している。
実施形態では、円筒状の感光体4が使用されているが、これに代えて、ベルト状の感光体4を使用してもよい。また、実施形態では、帯電器6として帯電ローラが用いられている。ただし、帯電器6としては、帯電ローラ以外の帯電器を使用してもよく、例えば、ブレード状若しくはブラシ状等の接触式の帯電器、又は、スコロトロン帯電器等の非接触式の帯電器を使用することもできる。さらに、露光装置8としては、例えばレーザ又は発光ダイオード等が用いられる。さらにまた、実施形態では転写ローラ12が使用されているが、これに代えて、非接触式の転写部材、又は転写ベルトを使用してもよい。加えて、実施形態では、クリーニング部材14として板状のブレードが使用されており、その一端側が感光体4の外周面に接触している。ただし、クリーニング部材14はブレードに限られるものでなく、その他のクリーニング部材(例えば、固定ブラシ、回転ブラシ、ローラ)を使用することもでき、また、複数のクリーニング部材を併せて使用したり、クリーニング部材の代わりに現像装置30により未転写トナーを回収するクリーナレス方式を採用したりしてもよい。
用紙等の記録シートが搬送される搬送路26は、図示しない給紙装置から、給紙ローラ対16のニップ部20、転写領域22、および定着ローラ対18のニップ部24を通って、図示しない排紙部まで延びている。なお、定着ローラ18に代えて、ベルト状の定着部材、又は非接触式の定着部材を使用することもできる。
画像形成動作の一例について簡単に説明する。先ず、所定の周速度で回転駆動されている感光体4の外周面が帯電器6により帯電される。次に、帯電された感光体4の外周面に、画像情報に応じた光が露光装置8から投射され、静電潜像が形成される。続いて、静電潜像は、現像装置30から供給される現像剤のトナーにより顕在化される。このようにして感光体4上に形成されたトナー像は、感光体4の回転により転写領域22に達する。
一方、そのタイミングに合わせて、給紙装置に収容された記録シートが、給紙ローラ16の回転により搬送路26に送り出されて転写領域22に搬送される。そして、転写領域22において、感光体4上のトナー像が記録シートに転写される。トナー像が転写された記録シートは、搬送路26のさらに下流側へ搬送され、定着ローラ18によってトナー像が記録シートに定着された後、排紙部に送り出される。
記録シートに転写されることなく感光体4上に残留しているトナーは、感光体4とクリーニング部材14との接触部に達すると、クリーニング部材14で掻き取られ、感光体4の外周面から除去される。
以下、現像装置30の構成を詳細に説明する。
〔第1の実施形態〕
図2と図3は、第1の実施形態に係る現像装置30を示す。
図2に示すように、現像装置30はハウジング32を備え、ハウジング32内に現像剤が収容されている。本実施形態では、現像剤として、非磁性トナーと磁性キャリアを含む2成分現像剤が用いられる。現像剤に使用されるトナーの種類は特に限定されないが、一般に使用されている公知のトナー、すなわち、バインダ樹脂中に着色剤等を含有させるとともに外添剤を処理してなるトナーを使用することができる。トナーの粒径は、例えば3μm以上15μm以下であることが好ましい。現像剤に使用されるキャリアの種類も特に限定されないが、一般に使用されている公知のキャリア、すなわち、バインダ樹脂中に磁性体微粒子を分散させてなるバインダ型キャリア、又は、磁性体からなるキャリア粒子が樹脂コートで被覆されてなるコート型キャリア等を使用することができる。キャリアの粒径は、例えば15μm以上100μm以下であることが好ましい。
ハウジング32は、感光体4に向けて開放された例えば2つの開口部33(33a,33b)を備えている。一方の開口部33aには、第1の現像剤担持体としての第1の現像ローラ34aが設けられ、他方の開口部33bには、第2の現像剤担持体としての第2の現像ローラ34bが設けられている。
第1の現像ローラ34aは、感光体4と平行に且つ所定の現像ギャップを介して感光体4の外周面に対向配置されている。同様に、第2の現像ローラ34bも、感光体4と平行に且つ所定の現像ギャップを介して感光体4の外周面に対向配置されている。感光体4の回転方向において、第2の現像ローラ34bは第1の現像ローラ34aよりも下流側に配置されている。また、第2の現像ローラ34bは、第1の現像ローラ34aの長さ方向に平行に配置されている。ただし、本発明において、第1及び第2の現像ローラ34a,34bは必ずしも完全に平行に配置する必要はなく、第2の現像ローラ34bを、第1の現像ローラ34aの長さ方向に対してある程度の角度(例えば30度)だけ傾斜して配置してもよい。
第1の現像ローラ34aと第2の現像ローラ34bは同様の構成からなる。各現像ローラ34(34a,34b)は、円柱状の固定磁石36と、固定磁石36を囲むようにして設けられた回転可能な円筒スリーブ(現像剤担持体)38とを有する。固定磁石36は、スリーブ38の回転方向に沿って順に磁極N1、磁極S2、磁極N2、磁極N3及び磁極S1を有する。磁極N1は、感光体4に対向する位置に配置され、スリーブ38上の現像剤を剥離するための反発磁界を発生させるための磁極N2及び磁極N3は、ハウジング32の内部空間に対向する位置に配置されている。スリーブ38は、感光体4と同様、図中反時計回り方向に回転駆動されるようにしてある。すなわち、スリーブ38は、感光体4との対向部において感光体4と反対方向に移動する方向(所謂カウンタ方向)に回転する。ただし、本発明は、第1の現像ローラ34a又は第2の現像ローラ34bの少なくとも一方のスリーブ38を感光体4に対して所謂ウィズ方向に回転させることを妨げるものではない。
なお、スリーブ38には、バイアス印加装置としての電源(図示せず)が接続されており、この電源をオンにすることによりスリーブ38に所定の現像バイアスが印加されるようにしてある。現像バイアスは、例えば、交流電圧と直流電圧を重畳してなる電圧で構成され、この場合、スリーブ38と感光体4との間に振動電界が形成される。
スリーブ38の例えば側方には、ハウジング32に固定された例えば板状の現像剤規制部材39が、所定の規制ギャップを介して対向配置されている。これにより、スリーブ38上の現像剤は、スリーブ38の回転に伴い規制ギャップを通過する際、規制部材39により層厚が規制される。
また、現像装置30は、ハウジング32内において現像剤を撹拌しながら搬送するための搬送手段40を備えている。搬送手段40の構成は特に限定されないが、図3に示すように、第1の実施形態に係る搬送手段40は、複数の搬送部材、具体的には第1〜第5の搬送部材41〜45からなる。各搬送部材41〜45は、例えば、螺旋羽根を備えたスクリューからなる。第1〜第5の搬送部材41〜45は、図示しない駆動源に駆動連結されており、駆動源によりそれぞれ所定の方向に回転駆動される。第1〜第4の搬送部材41〜44は複数のギア71〜74を介して相互に連結され、第4の搬送部材44と第5の搬送部材45は複数のギア75〜77を介して相互に連結されている。
ハウジング32内には、搬送手段40により搬送される現像剤の搬送経路50が形成されている。搬送経路50の所定箇所においては、ハウジング32内の現像剤のトナー濃度(現像剤に占めるトナーの重量比)を検知するための図示しないトナー濃度センサがハウジング32に取り付けられている。搬送経路50の具体的な構成は後述する。
図2に戻って、ハウジング32の例えば上方に、トナーを収容したトナーホッパー80が設けられている。トナーホッパー80は、連結部82を介してハウジング32に連結されている。トナーホッパー80に収容されたトナーは、トナー濃度センサにより検知されたハウジング32内の現像剤のトナー濃度に基づき、適宜ハウジング32内に補給されるようにしてあり、これにより、ハウジング32内の現像剤のトナー濃度が一定に維持される。
このように構成された現像装置30の動作を説明する。画像形成時、各現像ローラ34(34a,34b)のスリーブ38は、図示しないモータの駆動に基づいて、図中反時計回り方向に回転する。また、搬送手段40の各搬送部材41〜45も所定の方向に回転する。これにより、ハウジング32内の現像剤は、搬送経路50を循環搬送されながら撹拌される。その結果、現像剤に含まれるトナーとキャリアが摩擦接触し、互いに逆の極性に帯電される。具体的には、例えば、キャリアが正極性、トナーが負極性に帯電される。また、トナーホッパー80から適宜補給されるトナーが、ハウジング32内の既存の現像剤に混合される。
上述のように摩擦帯電された現像剤は、搬送経路50を搬送される過程で第1及び第2の現像ローラ34a,34bに供給され、各現像ローラ34a,34bの外周面に担持される。具体的に、現像剤は、各現像ローラ34の固定磁石36の磁力によりスリーブ38の外周面に吸着される。
各現像ローラ34のスリーブ38に担持された現像剤は、スリーブ38の回転に基づいて図中反時計回り方向に搬送される。スリーブ38上の現像剤は、規制部材39との対向領域(規制領域)に搬送されると、規制領域を通過する現像剤の層厚が所定量に規制される。規制領域を通過した現像剤は、スリーブ38の回転に基づいて、感光体4との対向領域(現像領域)に到達すると、スリーブ38と感光体4との間に形成された電界の存在により、キャリアに付着しているトナーが感光体4上の静電潜像画像部に電気的に供給される。本実施形態では、感光体4の回転方向において第1の現像ローラ34aが第2の現像ローラ34bよりも上流側に配置されているため、先ず、第1の現像ローラ34a上のトナーが感光体4上の静電潜像画像部に供給されることで感光体4上の静電潜像が顕在化された後、さらに、第2の現像ローラ34b上のトナーが感光体4上の画像部に供給されることで感光体4上に十分な濃度のトナー像が形成される。このように、複数の現像ローラ34a,34bを用いて現像することで、感光体4上の静電潜像画像部へのトナーの供給を複数回に分けて行うことができるため、感光体4を高速回転させても感光体4に十分な量のトナーを供給することができる。
図3を参照しながら、搬送経路50の具体的な構成について説明する。図3に示すように、搬送経路50は、それぞれ直線状に延びる第1〜第5の搬送経路51〜55を有する。第1〜第5の搬送経路51〜55は、1つの循環経路を形成するように配置されている。具体的に説明すると、第1〜第4の搬送経路51〜54は、それぞれ現像ローラ34の長さ方向に平行な方向に延びるように、且つ、図中下から第1の搬送経路51、第2の搬送経路52、第3の搬送経路53、第4の搬送経路54の順で並ぶように配置されている。第1〜第4の搬送経路51〜54は、現像ローラ34の長さと同程度の長さを有する。第5の搬送経路55は、現像ローラ34の長さ方向に直角な方向に延びるように、且つ、第1の搬送経路51の図中左側端部と第4の搬送経路54の図中左側端部とに跨って設けられている。
ハウジング32の壁部は、ハウジング32内に上記構成の搬送経路50が形成されるような形状を有する。具体的に、ハウジング32の壁部は、第1の搬送経路51と第2の搬送経路52とを仕切る第1の仕切り部61と、第2の搬送経路52と第3の搬送経路53とを仕切る第2の仕切り部62と、第3の搬送経路53と第4の搬送経路54とを仕切る第3の仕切り部63と、第2及び第3の搬送経路52,53と第5の搬送経路55とを仕切る第4の仕切り部64と、を有する。第1の搬送経路51の図中右側端部と第2の搬送経路52の図中右側端部との境界部分では第1の仕切り部61が除かれており、これにより、第1の搬送経路51と第2の搬送経路52が互いに連通している。第2の搬送経路52の図中左側端部と第3の搬送経路53の左側端部との境界部分では第2の仕切り部62が除かれており、これにより、第2の搬送経路52と第3の搬送経路53が互いに連通している。第3の搬送経路53の図中右側端部と第4の搬送経路54の図中右側端部との境界部分では第3の仕切り部63が除かれており、これにより、第3の搬送経路53と第4の搬送経路54が互いに連通している。第4の仕切り部64は、第1の仕切り部61の一端と第3の仕切り部63の一端とに跨って設けられ、第5の搬送経路55が第1の搬送経路51と第4の搬送経路54とに連通するようにしてある。
第1〜第5の搬送経路51〜55には、それぞれ搬送部材41〜45が設けられている。具体的に、第5の搬送経路55には、その全長に亘って第5の搬送部材45が設けられており、第5の搬送部材45により第5の搬送経路55内の現像剤が図中上側に向かって搬送される。第5の搬送経路55の図中上端部に達した現像剤は第4の搬送経路54に送り込まれる。第4の搬送経路54には、その全長に亘って第4の搬送部材44が設けられており、第4の搬送部材44により第4の搬送経路54内の現像剤が図中右側に向かって搬送される。第4の搬送経路54の図中右側端部に達した現像剤は第3の搬送経路53に送り込まれる。第3の搬送経路53には、その全長に亘って第3の搬送部材43が設けられており、第3の搬送部材43により第3の搬送経路53内の現像剤が図中左側に向かって搬送される。第3の搬送経路53の図中左側端部に達した現像剤は第2の搬送経路52に送り込まれる。第2の搬送経路52には、その全長に亘って第2の搬送部材42が設けられており、第2の搬送部材42により第2の搬送経路52内の現像剤が図中右側に向かって搬送される。第2の搬送経路52の図中右側端部に達した現像剤は第1の搬送経路51に送り込まれる。第1の搬送経路51には、その全長に亘って第1の搬送部材41が設けられており、第1の搬送部材41により第1の搬送経路51内の現像剤が図中左側に向かって搬送される。第1の搬送経路51の図中左側端部に達した現像剤は第5の搬送経路55に送り込まれる。
このように、ハウジング32内の現像剤は、第1〜第5の搬送部材51〜55が回転駆動されることにより、順に第5の搬送経路55、第4の搬送経路54、第3の搬送経路53、第2の搬送経路52、第1の搬送経路51を通るように、搬送経路50を循環搬送される。
第3〜第5の搬送経路53〜55は、第1又は第2の現像ローラ34a,34bに供給される前の現像剤を撹拌するための撹拌経路となっている。撹拌経路53〜55では、現像剤が搬送されながら撹拌されることで、上述のように現像剤中のトナーとキャリアが摩擦接触し、互いに逆の極性に帯電される。撹拌経路の長さ、すなわち第3〜第5の搬送経路53〜55の長さの和は、第1の現像ローラ34a又は第2の現像ローラ34bのいずれの長さよりも大きい。そのため、現像剤を、十分に摩擦帯電させた後に現像ローラ34に担持させることができる。
第1の搬送経路51は、現像剤が第1の現像ローラ34aに供給されながら第1の方向(図3に示す矢印A方向)に沿って搬送される第1の供給部を構成する。第1の方向Aは、第1の現像ローラ34aの長さ方向に沿った方向であり、図中右から左へ向かう方向である。
第2の搬送経路52は、現像剤が第2の現像ローラ34bに供給されながら第2の方向(図3に示す矢印B方向)に沿って搬送される第2の供給部を構成する。第2の方向Bは、第2の現像ローラ34bの長さ方向に沿った方向であり、図中左から右へ向かう方向である。すなわち、第2の方向Bは第1の方向Aとは反対の方向である。
ところで、第1の搬送経路51では、現像剤が第1の現像ローラ34aに供給されながら搬送されるため、第1の搬送経路51において搬送される現像剤のトナー濃度は、現像によるトナーの消費に伴い、現像剤搬送方向(第1の方向A)の下流側(図中左側)へ向かうに連れて低くなる。よって、第1の現像ローラ34aのトナー担持量が、現像剤搬送方向(第1の方向A)の下流側(図中左側)へ向かうに連れて少なくなりやすく、これに伴い、第1の現像ローラ34aから感光体4に供給されるトナー量も、現像剤搬送方向(第1の方向A)の下流側(図中左側)へ向かうに連れて少なくなることがある。
同様に、第2の搬送経路52では、現像剤が第2の現像ローラ34bに供給されながら搬送されるため、第2の搬送経路52において搬送される現像剤のトナー濃度は、現像によるトナーの消費に伴い、現像剤搬送方向(第2の方向B)の下流側(図中右側)へ向かうに連れて低くなる。よって、第2の現像ローラ34bのトナー担持量が、現像剤搬送方向(第2の方向B)の下流側(図中右側)へ向かうに連れて少なくなりやすく、これに伴い、第2の現像ローラ34bから感光体4に供給されるトナー量も、現像剤搬送方向(第2の方向B)の下流側(図中右側)へ向かうに連れて少なくなることがある。
このように、第1及び第2の現像ローラ34a,34bのいずれにおいても、感光体4へのトナー供給量に関して、現像ローラ34の長さ方向にばらつきが生じ得る。しかし、第1の搬送経路51における現像剤搬送方向(第1の方向A)と第2の搬送経路52における現像剤搬送方向(第2の方向B)が反対方向であるため、第1の現像ローラ34aから感光体4の静電潜像画像部へのトナー供給量と、第2の現像ローラ34bから感光体4上の画像部へのトナー供給量とを合わせた合計量に関しては、現像ローラ34の長さ方向のばらつきを極力抑制することができる。具体的に説明すると、例えば、第1の現像ローラ34aの図中右端部では感光体4へのトナー供給量が比較的多いが、第2の現像ローラ34bの図中右端部では感光体4へのトナー供給量が比較的少ない。他方、第1の現像ローラ34aの図中左端部では感光体4へのトナー供給量が比較的少ないが、第2の現像ローラ34bの図中左端部では感光体4へのトナー供給量が比較的多い。そのため、第1及び第2の現像ローラ34a,34bの図中右端部に対応する感光体4部分に供給されるトナー量と、第1及び第2の現像ローラ34a,34bの図中左端部に対応する感光体4部分に供給されるトナー量との差を極めて小さくすることができる。よって、高濃度画像を印字する際でも、画像の濃度むらを効果的に抑制することができる。
本実施形態では、上述したように、感光体4の回転方向において、第2の現像ローラ34bが、第1の現像ローラ34aよりも下流側に配置されている。そのため、第2の現像ローラ34bから感光体4へトナーが供給される際、先に第1の現像ローラ34aから供給されたトナーが感光体4上の静電潜像画像部に付着した状態であるため、第2の現像ローラ34bから感光体4上の画像部へトナーが静電的に移動し難い。
一方、ハウジング32内の現像剤中の一部のトナーは、第2の搬送経路52を搬送される際に第2の現像ローラ34bから消費されるため、第2の搬送経路52よりも下流側に配置された第1の搬送経路51では、現像剤のトナー濃度が第2の搬送経路52よりも低くなる。そのため、第2の現像ローラ34bのトナー担持量は、第1の現像ローラ34aのトナー担持量よりも多い。よって、第2の現像ローラ34bから感光体4へトナーが供給される際、上記のようにトナーが静電的に移動し難い状態であるにも拘わらず、第2の現像ローラ34bから感光体4上の画像部へ十分な量のトナーを供給することができる。
〔第2の実施形態〕
図4を参照しながら、本発明の第2の実施形態について説明する。図4に示すように、第2の実施形態では、感光体4の回転方向において、第1の現像ローラ34aよりも上流側に第2の現像ローラ34bが配置されており、この点で第1の実施形態と異なる。かかる構成によれば、第2の現像ローラ34bから感光体4上の静電潜像画像部へトナーが供給された後、第1の現像ローラ34aから感光体4上の画像部へトナーが供給される。第2の現像ローラ34bのトナー担持量は、第1の現像ローラ34aのトナー担持量よりも多いため、第2の現像ローラ34bによる現像のみにより、所要濃度に近い濃度のトナー像が感光体4上に形成される。よって、後に行われる第1の現像ローラ34aによる現像は、第2の現像ローラ34bによる現像の補助的な役割を担う。第1の現像ローラ34aのトナー担持量は第2の現像ローラ34bよりも少ないため、第1の現像ローラ34aにより補助的な現像を行う際、第1の現像ローラ34aから感光体4上の画像部へトナーが過剰に供給されることを防止できる。
なお、第2の実施形態におけるその他の構成は、第1の実施形態と同様であり、図4において、第1の実施形態と同様の構成からなる部材には同じ符号を付してある。
〔第3の実施形態〕
図5を参照しながら、本発明の第3の実施形態について説明する。図5に示すように、第3の実施形態では、ハウジング32内の現像剤が、第3の搬送経路53において第2の現像ローラ34bに供給され、第2の搬送経路52において第1の現像ローラ34aに供給され、この点で第1の実施形態と異なる。すなわち、第2の搬送経路52が、現像剤が第1の現像ローラ34aに供給されながら搬送される第1の供給部を構成し、第3の搬送経路53が、現像剤が第2の現像ローラ34bに供給されながら搬送される第2の供給部を構成する。かかる構成においても、第1の供給部(第2の搬送経路52)における現像剤搬送方向(図中矢印C方向)と、第2の供給部(第3の搬送経路53)における現像剤搬送方向(図中矢印D方向)が互いに反対方向であるため、現像ローラ34の長さ方向に関して、感光体4上の静電潜像画像部に付着するトナー量の均一化を図ることができ、画像の濃度むらを抑制できる。
なお、第3の実施形態おけるその他の構成は、第1の実施形態と同様であり、図5において、第1の実施形態と同様の構成からなる部材には同じ符号を付してある。
〔第4の実施形態〕
図6を参照しながら、本発明の第4の実施形態について説明する。図6に示すように、第4の実施形態では、搬送経路50が、それぞれ直線状に延びる第1の搬送経路451と第2の搬送経路452とで構成されている。第1及び第2の搬送経路451,452は、それぞれ現像ローラ34の長さ方向に平行な方向に延びるように、且つ、図中下から第1の搬送経路451、第2の搬送経路452の順で並ぶように配置されている。第1の搬送経路451と第2の搬送経路452は、それらの図中左右両端部において連なっている。
第4の実施形態に係る搬送手段40は、第1の搬送部材441と第2の搬送部材442とを有する。各搬送部材441,442は、例えば、螺旋羽根を備えたスクリューからなる。第1及び第2の搬送部材441,442は、図示しない駆動源に駆動連結されており、駆動源によりそれぞれ所定の方向に回転駆動される。また、第1及び第2の搬送部材441,442は、複数のギア471,472を介して相互に連結されている。
ハウジング32の壁部は、第1の搬送経路451と第2の搬送経路452とを仕切る仕切り部461を有する。第1の搬送経路451の図中右側端部と第2の搬送経路452の図中右側端部との境界部分と、第1の搬送経路451の図中左側端部と第2の搬送経路452の図中左側端部との境界部分とでは仕切り部461が除かれており、これにより、第1の搬送経路451と第2の搬送経路452が互いに連通している。
第1の搬送経路451には、その全長に亘って第1の搬送部材441が設けられており、第1の搬送部材441により第1の搬送経路451内の現像剤が図中左側に向かって搬送される。第1の搬送経路451の図中左側端部に達した現像剤は第2の搬送経路452に送り込まれる。第2の搬送経路452には、その全長に亘って第2の搬送部材442が設けられており、第2の搬送部材442により第2の搬送経路452内の現像剤が図中右側に向かって搬送される。第2の搬送経路452の図中右側端部に達した現像剤は第1の搬送経路451に送り込まれる。このように、ハウジング32内の現像剤は、第1及び第2の搬送部材451,452が回転駆動されることにより、順に第1の搬送経路451、第2の搬送経路452を通るように、搬送経路50を循環搬送される。
第1及び第2の搬送経路451,452は、それぞれ現像ローラ34の長さの2倍以上の長さを有する。第1の搬送経路451の現像剤搬送方向下流部(図中左側端部)と、第2の搬送経路452の現像剤搬送方向上流部(図中左側端部)とは、第1又は第2の現像ローラ34a,34bに供給される前の現像剤を撹拌するための撹拌経路となっている。撹拌経路の長さは、第1の現像ローラ34a又は第2の現像ローラ34bのいずれの長さよりも大きい。そのため、現像剤を、十分に摩擦帯電させた後に現像ローラ34に担持させることができる。
第1の搬送経路451の現像剤搬送方向上流部は、現像剤が第1の現像ローラ34aに供給されながら第1の方向(図6に示す矢印E方向)に沿って搬送される第1の供給部を構成する。第1の方向Eは、第1の現像ローラ34aの長さ方向に沿った方向であり、図中右から左へ向かう方向である。
第2の搬送経路452の現像剤搬送方向下流部は、現像剤が第2の現像ローラ34bに供給されながら第2の方向(図6に示す矢印F方向)に沿って搬送される第2の供給部を構成する。第2の方向Fは、第2の現像ローラ34bの長さ方向に沿った方向であり、図中左から右へ向かう方向である。
すなわち、本実施形態においても、第1の実施形態と同様、第1の供給部(第1の搬送経路451の現像剤搬送方向上流部)における現像剤搬送方向(第1の方向E)と、第2の供給部(第2の搬送経路452の現像剤搬送方向下流部)における現像剤搬送方向(第2の方向F)は互いに反対の方向である。よって、現像ローラ34の長さ方向に関して、感光体4上の静電潜像画像部に付着するトナー量の均一化を図ることができ、画像の濃度むらを抑制できる。
なお、第4の実施形態おけるその他の構成は、第1の実施形態と同様であり、図6において、第1の実施形態と同様の構成からなる部材には同じ符号を付してある。
〔第5の実施形態〕
図7を参照しながら、本発明の第5の実施形態について説明する。図7に示すように、第5の実施形態では、搬送経路50が、それぞれ直線状に延びる第1〜第4の搬送経路551〜554を有する。第1〜第4の搬送経路551〜554は、1つの循環経路を形成するように配置されている。具体的に説明すると、第1〜第4の搬送経路551〜554は、それぞれ現像ローラ34の長さ方向に平行な方向に延びるように、且つ、図中下から第1の搬送経路551、第2の搬送経路552、第3の搬送経路553、第4の搬送経路554の順で並ぶように配置されている。第1〜第4の搬送経路551〜554は、現像ローラ34の長さと同程度の長さを有する。
第5の実施形態に係る搬送手段40は、第1〜第4の搬送部材541〜544を有する。各搬送部材541〜544は、例えば、螺旋羽根を備えたスクリューからなる。第1〜第4の搬送部材541〜544は、図示しない駆動源に駆動連結されており、駆動源によりそれぞれ所定の方向に回転駆動される。また、第1〜第4の搬送部材541〜544は、複数のギア571,572を介して相互に連結されている。
ハウジング32の壁部は、第1の搬送経路551と第2の搬送経路552とを仕切る第1の仕切り部561と、第2の搬送経路552と第3の搬送経路553とを仕切る第2の仕切り部562と、第3の搬送経路553と第4の搬送経路554とを仕切る第3の仕切り部563と、を有する。
第1の搬送経路551の図中右側端部と第2の搬送経路552の図中右側端部との境界部分と、第1の搬送経路551の図中左側端部と第2の搬送経路552の図中左側端部との境界部分とでは第1の仕切り部561が除かれており、これにより、第1の搬送経路551と第2の搬送経路552が互いに連通している。第2の搬送経路552の図中右側端部と第3の搬送経路553の図中右側端部との境界部分と、第2の搬送経路552の図中左側端部と第3の搬送経路553の図中左側端部との境界部分とでは第2の仕切り部562が除かれており、これにより、第2の搬送経路552と第3の搬送経路553が互いに連通している。第3の搬送経路553の図中右側端部と第4の搬送経路554の図中右側端部との境界部分と、第3の搬送経路553の図中左側端部と第4の搬送経路554の図中左側端部との境界部分とでは第3の仕切り部563が除かれており、これにより、第3の搬送経路553と第4の搬送経路554が互いに連通している。
第1〜第4の搬送経路551〜554には、それぞれ搬送部材541〜544が設けられている。具体的に、第4の搬送経路554には、その全長に亘って第4の搬送部材544が設けられており、第4の搬送部材544により第4の搬送経路554内の現像剤が図中左側に向かって搬送される。第4の搬送経路554の図中左側端部に達した現像剤は第3の搬送経路553に送り込まれる。第3の搬送経路553には、その全長に亘って第3の搬送部材543が設けられており、第3の搬送部材543により第3の搬送経路553内の現像剤が図中右側に向かって搬送される。第3の搬送経路553の図中右側端部に達した現像剤は第2の搬送経路552と第4の搬送経路554とに送り込まれる。第2の搬送経路552には、その全長に亘って第2の搬送部材542が設けられており、第2の搬送部材542により第2の搬送経路552内の現像剤が図中左側に向かって搬送される。第2の搬送経路552の図中左側端部に達した現像剤は第1の搬送経路551と第3の搬送経路553とに送り込まれる。第1の搬送経路551には、その全長に亘って第1の搬送部材541が設けられており、第1の搬送部材541により第1の搬送経路551内の現像剤が図中右側に向かって搬送される。第1の搬送経路551の図中右側端部に達した現像剤は第2の搬送経路552に送り込まれる。
すなわち、ハウジング32内の現像剤は、第1〜第4の搬送部材551〜554が回転駆動されることにより、上記のように第1〜第4の搬送経路551〜554を通りながら搬送経路50を循環搬送される。
第1の搬送経路551と第4の搬送経路554は、第1又は第2の現像ローラ34a,34bに供給される前の現像剤を撹拌するための撹拌経路となっている。撹拌経路551,554では、現像剤が搬送されながら撹拌されることで、上述のように現像剤中のトナーとキャリアが摩擦接触し、互いに逆の極性に帯電される。撹拌経路の長さ、すなわち第1の搬送経路551の長さと第4の搬送経路554の長さの和は、第1の現像ローラ34a又は第2の現像ローラ34bのいずれの長さよりも大きい。そのため、現像剤を、十分に摩擦帯電させた後に現像ローラ34に担持させることができる。
第2の搬送経路552は、現像剤が第1の現像ローラ34aに供給されながら第1の方向(図7に示す矢印G方向)に沿って搬送される第1の供給部を構成する。第1の方向Gは、第1の現像ローラ34aの長さ方向に沿った方向であり、図中右から左へ向かう方向である。
第3の搬送経路553では、現像剤が第2の現像ローラ34bに供給されながら第2の方向(図7に示す矢印H方向)に沿って搬送される第2の供給部を構成する。第2の方向Hは、第2の現像ローラ34bの長さ方向に沿った方向であり、図中左から右へ向かう方向である。すなわち、第2の方向Hは第1の方向Gとは反対の方向である。よって、本実施形態においても、第1の実施形態と同様、現像ローラ34の長さ方向に関して、感光体4上の静電潜像画像部に付着するトナー量の均一化を図ることができ、画像の濃度むらを抑制できる。
なお、第5の実施形態おけるその他の構成は、第1の実施形態と同様であり、図7において、第1の実施形態と同様の構成からなる部材には同じ符号を付してある。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態においては、現像装置が2つの現像剤担持体(現像ローラ)を備える構成について説明したが、本発明は、現像装置が3つ以上の現像剤担持体を備える構成にも等しく適用することができる。
本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 第1の実施形態に係る現像装置を示す縦断面図である。 図2に示す現像装置の横断面図である。 第2の実施形態に係る現像装置を示す縦断面図である。 第3の実施形態に係る現像装置を示す横断面図である。 第4の実施形態に係る現像装置を示す横断面図である。 第5の実施形態に係る現像装置を示す横断面図である。
符号の説明
2:画像形成装置、4:感光体(静電潜像担持体)、30:現像装置、32:現像装置のハウジング、34a:第1の現像ローラ、34b:第2の現像ローラ、41,441,541:第1の搬送部材、42,442,542:第2の搬送部材、43,543:第3の搬送部材、44,544:第4の搬送部材、45:第5の搬送部材、51,451,551:第1の搬送経路、52,452,552:第2の搬送経路、53,453,553:第3の搬送経路、54,454,554:第4の搬送経路、55:第5の搬送経路。

Claims (5)

  1. 現像剤を収容するハウジングと、
    該ハウジング内において前記現像剤を搬送する現像剤搬送手段と、
    静電潜像担持体に対向配置され、前記現像剤を担持する第1の現像剤担持体と、
    第1の現像剤担持体の長さ方向に平行または略平行な方向に沿って前記静電潜像担持体に対向配置され、前記現像剤を担持する第2の現像剤担持体と、を備え、
    前記現像剤搬送手段により搬送される前記現像剤の搬送経路は、前記現像剤が第1の現像剤担持体に供給されながら搬送される第1の供給部と、前記現像剤が第2の現像剤担持体に供給されながら搬送される第2の供給部と、を含み、
    第1の供給部における現像剤の搬送方向は、第1の現像剤担持体の長さ方向に沿った第1の方向であり、
    第2の供給部における現像剤の搬送方向が、第2の現像剤担持体の長さ方向に沿った第2の方向であり、
    第1の方向と第2の方向は互いに反対の方向であることを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像剤の搬送経路は、第1又は第2の現像剤担持体に供給される前の前記現像剤を撹拌するための撹拌経路を含み、
    該撹拌経路は、第1の現像剤担持体又は第2の現像剤担持体のいずれの長さよりも大きな長さを有することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 請求項1または2に記載の現像装置と、静電潜像担持体とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記現像剤の搬送経路において、第2の供給部よりも下流側に第1の供給部が設けられ、
    前記静電潜像担持体の回転方向において第1の現像剤担持体よりも下流側に第2の現像剤担持体が配置されていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記現像剤の搬送経路において、第2の供給部よりも下流側に第1の供給部が設けられ、
    前記静電潜像担持体の回転方向において第1の現像剤担持体よりも上流側に第2の現像剤担持体が配置されていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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