JP2010115623A - 回転攪拌装置 - Google Patents

回転攪拌装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010115623A
JP2010115623A JP2008292378A JP2008292378A JP2010115623A JP 2010115623 A JP2010115623 A JP 2010115623A JP 2008292378 A JP2008292378 A JP 2008292378A JP 2008292378 A JP2008292378 A JP 2008292378A JP 2010115623 A JP2010115623 A JP 2010115623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
liquid
center axis
rotation center
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008292378A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4843662B2 (ja
Inventor
Iwahiko Fujita
以和彦 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujiki Co Ltd
Original Assignee
Fujiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujiki Co Ltd filed Critical Fujiki Co Ltd
Priority to JP2008292378A priority Critical patent/JP4843662B2/ja
Publication of JP2010115623A publication Critical patent/JP2010115623A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4843662B2 publication Critical patent/JP4843662B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)

Abstract

【課題】 箱形容器を回転させる回転攪拌装置において、液体を回転中心軸の方向に高圧で噴射することにより、材料と液体との混合効率を向上させる。
【解決手段】 箱形容器の上面の角部近傍と、該上面の上記角部に対角線上の角部に対応する底面の角部近傍とを共通の回転中心軸を有する回転軸を以って各々回転自在に支持し、何れかの回転軸を駆動手段で回転駆動することにより上記箱形容器を回転させる回転攪拌装置であって、一つの上記回転軸の内部を通って上記容器の内部に通ずる液体供給通路を設け、上記容器内の上記液体供給通路の端部から上記回転中心軸に沿って液体を噴射し得る噴射手段を設け、上記箱形容器の回転中に上記液体供給通路に高圧の液体を供給し得るように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生コンクリート、飼料、各種粉体等の各種材料を攪拌するための回転攪拌装置に関するものである。
従来、立方体或いは直方体形状の容器の上下面の角部を水平軸で支持し、当該軸を回転駆動することにより上記容器を回転し、これにより容器内部の粉体を混合攪拌する装置が提案されている(特許文献1,2)。
また、上記容器の回転中心軸を通して容器内部に液体噴射ノズルを設け、該ノズルから溶液を噴霧させることにより、上記容器内部の飼料と溶液を攪拌させるものも提案されている(特許文献3)。
これらの混合攪拌装置は、その回転容器が立方体乃至は直方体であることから、攪拌効率が高い点に特徴を有している。
実公昭41−2476号 実開昭47−26566号 実開昭52−131665号
ところで、上記従来の装置は、例えばコンクリート材料のような粉体等と水等の液体を混合攪拌する場合、特許文献1,2の装置では予め液体を材料の一部として容器の内部に入れておく必要があり、攪拌混合効率が良いとはいえない。
また、特許文献3の装置は、混合攪拌時に液体を容器内部のノズルから噴霧できるが、ノズルが容器の側面に設けられているので、効率的に液体を混合攪拌し得るとはいえない。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、例えば直方体形状の箱形容器を回転させる回転攪拌装置において、液体を回転中心軸の方向に高圧で噴射し得るように構成することにより、材料と液体との混合効率を向上させることができる回転攪拌装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、箱形容器の上面の角部近傍と、該上面の上記角部の対角線上の角部に対応する底面の角部近傍とを、共通の回転中心軸を有する回転軸を以って各々回転自在に支持し、少なくとも何れかの回転軸を駆動手段で回転駆動することにより上記箱形容器を回転させる回転攪拌装置であって、上記回転軸の内部を通って上記容器の内部に通ずる液体供給通路を設け、上記容器内の上記液体供給通路の端部から上記回転中心軸に沿って液体を噴射し得る噴射手段を設け、上記箱形容器の回転中に上記液体供給通路に高圧の液体を供給し得るように構成したものであることを特徴とする回転攪拌装置により構成される。
上記箱形容器は例えば直方体形状の攪拌容器(1)により構成することができる。上記回転軸の位置は上記角部の若干上側又は若干下側等の角部近傍であるが、角部位置でも良い。上記駆動手段は例えば駆動モータ(M)により構成することができる。上記液体供給通路は、例えば供給管(21)、ロータリージョイント(8)のインターナルパイプ(8c)、ロータ(8a)、中空の回転軸(4a)内部、誘導パイプ(11a,11b)等により構成することができる。噴射手段は、例えば誘導パイプ(11a,11b)先端に設けられた噴射ノズル(12a,12b)により構成することができるが、噴射ノズルは誘導パイプの先端に一体的に設けても良い。このように構成すると、箱形容器を回転して攪拌中に噴射ノズルから回転中心軸方向に高圧の液体を噴射することができるため、高圧噴射液体と攪拌材料が当接することにより高圧噴射液体が攪拌部材として作用し、これにより材料の攪拌を促進することができる。
第2に、上記回転軸の内部より少なくとも2つの分岐液体供給通路を設け、各分岐液体供給通路から上記容器内に通ずるように上記液体供給通路を設け、上記容器内の上記液体供給通路の端部から上記回転中心軸に沿って液体を噴射し得る少なくとも2つの上記噴射手段を設け、上記箱形容器の回転中に上記容器と共に回転する上記噴射手段から上記容器内に高圧の液体を噴射し得るように構成したものであることを特徴とする上記第1記載の回転攪拌装置により構成される。
上記2つの分岐液体供給通路は例えば回転軸(4a)から開口部(4a’,4a’)を介して分岐された2つの誘導パイプ(11a,11b)により構成することができる。このように構成すると、容器の回転に伴って少なくとも2箇所の噴射手段から噴射される高圧液体を回転中心軸に沿って螺旋状に回転させることができ、これにより内部材料の攪拌混合を促進させることができる。
第3に、上記少なくとも2つの噴射手段は、上記回転中心軸を中心とする仮想環状線に沿って設けられているものであることを特徴とする上記第2記載の回転攪拌装置により構成される。
上記噴射手段は例えば仮想環状線(R)に沿った互いに180度離間した2箇所に設けることができる。
第4に、上記少なくとも2つの噴射手段は、上記箱形容器の回転に伴って上記仮想環状線の直径を有する仮想円筒形に沿って高圧液体を噴射するものであることを特徴とする上記第3記載の回転攪拌装置により構成される。
従って、上記高圧液体は箱形容器の回転中心軸を中心とする仮想円筒形に沿って高圧で噴射されるため、内部材料はこの高圧液体に当接して攪拌混合が促進される。
第5に、上記噴射手段は、上記回転中心軸に沿って直線状又は扇状に高圧液体を噴射するものであることを特徴とする上記第1記載の回転攪拌装置により構成される。
従って、上記高圧液体は箱形容器の回転中心軸に沿って高圧で噴射されるため、内部材料はこの高圧液体に当接して攪拌混合が促進される。
本発明は上述のように、箱形容器を回転して攪拌中に噴射ノズルから回転中心軸の方向に高圧の液体を噴射することができるため、材料の攪拌を効率よく行うことができると共に、回転中心軸方向に高圧噴射される液体により、材料と液体との混合攪拌を促進することができ、攪拌終了までの時間を短縮することができる。
また、高圧液体の噴射は箱形容器の回転中心軸に沿って、該中心軸の略全域に亙って噴射されるため、容器内部には攪拌翼等は存在しないにも拘わらず、高圧噴射液体が攪拌部材の作用を奏して混合攪拌を促進することができる。
また、上記高圧液体は箱形容器の回転中心軸を中心とする仮想円筒形に沿って高圧で噴射されるため、内部材料はこの高圧液体に当接して攪拌混合を促進することができる。
以下、本発明に係る回転攪拌装置について詳細に説明する。
図1は上記回転攪拌装置の側面図、図2は同上装置の平面図、図3は同上装置の斜視図である。
これらの図において、1は攪拌容器(箱形容器)であり、正方形状の上面1a、正方形状の底面1b、及び長方形状からなる四つの側面1c,1c,1c,1cからなり、全体として四角柱形状をなすものである。上記各側面の長手方向の辺mの長さは上記上面1aの一辺の長さより長く形成されており、全体として直方体形状の箱形をなしている。
この攪拌容器1の内部は中空であり、該内部に撹拌翼や回転軸は存在せず、上面1aには材料投入用の開閉蓋2、上記底面1bには材料排出用の開閉蓋3が開閉自在に設けられている。尚、2’,3’は開閉蓋のロック用のハンドルである。
この攪拌容器1は、上記上面1a、側面1c、側面1cによって構成される上部の角部P1(上面1aの最右側の頂点部)の若干下側に中空の水平回転軸4aを接続固定して支持し、さらに上記底面1b、側面1c,1cによって構成される下部の角部P2(底面1bの最左側の頂点部)の若干上側に、上記水平回転軸4aと回転軸を共通とする水平回転軸4bを接続固定して支持する。従って、上記上部の角部P1と上記下部の角部P2は、上記上面1aにおける上記角部P1の対角線上の角部P1’に対応する底面1bの角部が上記下部の角部P2となる関係を有している。
そして、上記水平回転軸4a及び4bを、各々同一高さの水平支持面6,6に固定された軸受7a,7bにベアリング機構7’,7’を介して回転自在に水平に軸支し、これにより回転軸4a,4bの共通の回転中心軸Sを中心として上記攪拌容器1を上記回転軸4a,4bで支持した状態で矢印A方向に回転し得るように構成する。
13aは上記回転軸4aと上記容器1の側面1c,1cとを接続固定するためのL型アングル、13bは上記回転軸4bと上記容器1の側面1c,1cとを接続固定するためのL型アングルであり、各々垂直部13a’,13b’に上記回転軸4a,4bが貫通固定され、これら回転軸4a,4bを支持すると共に、水平部13a”,13b”端部を上記容器1の側面1c〜1cに接続固定することで、上記回転軸4a,4bと上記容器1とを確実に固定するものである。
このように上記攪拌容器1はその上記上下部の角部P1,P2近傍を水平の回転中心軸Sを共通とする回転軸4a,4bによって傾斜して支持された状態となり、側面からみると(図1参照)、上記上面1aを斜め上方、上記底面1bを斜め下方に向けた状態で上記上面1aの上部の角部P1と該角部P1と対角に位置する上記底面1bの下部の角部P2を回転自在に支持された状態となっている。
このように上記直方体形状の容器1の上部の角部P1の若干下側と下部の角部P2の若干上側を支持することにより、図1の状態での右方向から左方向に向かう縦断面図(X1―X1線断面図(図4)、X2―X2線断面図(図5)、X3―X3線断面図(図6)、X4―X4線断面図(図7)、X5―X5線断面図(図8)に示すように、回転中心軸Sに直交する容器1の縦断面形状は、回転中心軸Sを中心として上下方向及び左右方向に常時非対称であり、かつ各断面形状も変化しているため、当該攪拌容器1を上記回転軸4a,4bにより回転させると、容器1の内容物がどの位置にあっても不規則に攪拌混合され、これにより内容物の攪拌混合が促進され、非常に効率的に内容物の攪拌混合を行うことができるものである。
上記水平回転軸4aは上述のように中空であり、その軸受7aと上記容器1との接続部の間における上記回転軸4aの互いに180度離れた壁面に、2つの開口部4a’,4a’を開口し(図2参照)、これら開口部4a’,4a’に該回転軸4aとは直交する方向に誘導パイプ11a,11bの一端を接続する。これらの誘導パイプ11a,11bはその経路途中の折曲部11a’,11b’において上記攪拌容器1の方向に向かうように直角に折り曲げられると共に、各々上記回転軸4aに平行に容器1の方向に延長して各先端部を上記容器1の側面1c,1cから内部に貫通させ、かつ容器1内部において、さらに各先端部11a”,11b”を上記回転中心軸Sに平行に延長し、各先端には水等の液体の噴射ノズル12a,12bが接続されている。このように、上記噴射ノズル12a,12bは上記回転中心軸Sを通る直線間隔がLとなるよう設けられている。
従って、上記誘導パイプ11a,11bは上記回転軸4a、即ち回転中心軸Sに平行に設置されており、噴射ノズル12a,12bから噴射される液体も、上記回転中心軸Sに沿って噴射されるように構成されている。
即ち、上記2つの噴射ノズル12a,12bは、上記回転中心軸Sを中心とする噴射ノズル12a,12bの回転軌跡である仮想環状線R(図4、図9参照)に沿って、互いに180度の角度差を有する位置に設けられている。尚、上記誘導パイプ11a,11b及び噴射ノズル12a,12bの数は上記2個に限定されず、上記仮想環状線Rに沿って120度間隔で3個、90度間隔で4個、その他、一定角度を解して複数個も設けても良い。
上記水平支持面6,6は各々台形状の支持フレーム9,9上に同一高さに設けられており、上記支持フレーム9,9は長方形の下部フレーム10の対向辺10a,10b上に各々平行に立設固定されている。
上記水平回転軸4aは上述のように中空であり、その一端は上記軸受7aの外側においてロータリージョイント8の中空ロータ8aに接続されている。
上記ロータリージョイント8の供給口8bと上記ロータ8a間には液体を誘導するインターナルパイプ8cが設けられており、供給口8bにおいて当該パイプ8cと供給管21が接続されている。従って、上記供給管21から高圧の水等の液体を供給すると、当該液体は上記インターナルパイプ8cから上記中空の回転軸4a内に供給され、さらに上記開口部4a’,4a’を介して上記誘導パイプ11a,11bを通り、上記容器1内において、上記各噴射ノズル12a,12bから上記回転中心軸Sに沿う方向に水等の液体を高圧で噴射供給し得るように構成されている。
上記供給管21には図1に示すように液体タンク14から高圧で液体を吸い上げて供給管12に送り出す高圧ポンプ15を接続する。
上記回転軸4bの一端は上記軸受7bの外側においてプーリ16に接続されており、当該プーリ16は駆動ベルト17を介して駆動モータMの駆動用プーリ18に接続されている。上記駆動モータMは上記下部フレーム10の一辺10a側に設けられた支持腕19上にアングル20を介して固定されている。
従って、上記駆動モータMを駆動することにより、上記ベルト17を介して水平回転軸4bを矢印A方向に回転駆動し、これにより上記攪拌容器1を上記水平回転軸4a,4bを中心として矢印A方向に回転駆動し得るように構成している。よって、上記攪拌容器1を回転させた状態で上記噴射ノズル12a,12bから例えば高圧水を噴射すると、上記高圧水は図9に示すように、上記仮想環状線Rの直径を有する仮想円筒形Cに沿って螺旋状に噴射されることになる。
本発明の回転攪拌装置は上述のように構成されるので、次にその動作を説明する。尚、本発明の実施形態では一例として生コンクリートの混合攪拌を行う場合を説明する。
まず、攪拌容器1の蓋2を開いて内部に生コンクリートの材料、即ち、砂利、砂等の骨材、セメント、混和剤等を投入し、上記蓋2を閉止しロックする。
次に、駆動モータMを駆動して回転軸4bを矢印A方向に回転駆動する。これにより攪拌容器1も回転軸4a,4bを回転中心として矢印A方向に回転開始する。
また、上記駆動モータMの駆動と共に、或いは所定のタイミングで高圧ポンプ15を駆動してタンク14から水を吸い上げ、供給管21に高圧水を供給する。すると、高圧水は供給管21からインターナルパイプ8c、ロータ8aを介して回転中の回転軸4a内に供給され、当該高圧水は開口部4a’,4a’から誘導パイプ11a,11bに侵入し、さらに当該パイプ11a,11bの回転中の噴射ノズル12a,12bから容器1の回転中心軸Sの方向に向けて高圧で噴射される。
上記攪拌容器1が回転すると、容器1内のコンクリート材料が次第に混合されるが、上記容器1は直方体形状であり、内部の材料は回転中心軸Sに沿って縦断面形状の異なる容器1内において、効率的に攪拌される。
即ち、回転中心軸Sに沿って見ると、容器1の縦断面形状が同一の部分は存在せず(図4〜図8参照)、上記回転中心軸Sに沿って縦断面形状が常に変化するので、材料は回転中心軸Sに沿う軸方向全域において、常に異なる回転タイミングを以って攪拌混合され、これにより効率的に満遍なく攪拌される。
また上記攪拌状態において、一定間隔L離間した2つの噴射ノズル12a,12bから回転中心軸Sに沿って容器1内に高圧で水が噴射されると、高圧水は図9に示すようなノズル12a,12bの離間間隔Lを直径とする仮想円筒形Cに沿って(該円筒形Cの外周に沿うように)、上記回転中心軸Sの全域に亙って螺旋状に噴射されるため、内部で攪拌されているコンクリート材料に水を効率的に混合させることができる。
即ち、回転中心軸Sの全域に沿って異なる回転タイミングで攪拌されている材料に、同じ回転中心軸Sの全域(全範囲)に亙って螺旋状に高圧水を供給することになり、しかも高圧水の全体の噴射方向(図9の矢印B方向)は容器1の回転方向(矢印A方向)と直交する方向であるため、回転中心軸Sに沿って異なるタイミングで回転している材料に対して、直交する方向に、しかも回転中心軸Sの全域に亙って高圧水を供給することになり、この結果、非常に効率的にコンクリート材料全体と水とを混合させることができる。これにより、セメントと水との水和反応を効率よく行わせることができ、迅速に生コンクリートを製造することができる。
また、高圧水は容器1の回転方向(矢印A方向)に直交する方向(矢印B方向)に高圧で供給されるため、回転中心軸Sの全域に亙って高圧水の高速水流に攪拌材料が当接することになり、上記高圧噴射水流が攪拌翼の作用を行い、これにより材料の攪拌が促進される。即ち、高速の水流が回転中心軸Sに沿って設けられた攪拌翼或いは攪拌羽根(攪拌部材)のような作用を行い、これにより材料の攪拌がより促進されるのである。
攪拌混合が終了し生コンクリートの製造が終了したら上記駆動モータMを停止すると共に高圧ポンプ15の駆動を停止し、攪拌容器1の回転と高圧水の噴射を適宜停止すればよい。その後は蓋3を開いて生成後の生コンクリートを取り卸す。
尚、上記実施形態では上記噴射ノズル12a,12bから直線状に高圧液体を噴射するように構成しても良いし、上記噴射ノズル12a,12bから扇状に高圧液体を噴射するように構成して良い。
図10に示すものは、本発明の他の実施形態であり、上記中空の回転軸4aに同軸の誘導パイプ11aを1本だけ設け、当該誘導パイプ11aを容器1の方向に延長し、その先端を容器1内に挿入し、その先端部に噴射ノズル12aを設けたものである。尚、その他の構成については上記実施形態と同様なので、上記実施形態と同様の部分は同一符合を付している。
この実施形態では、高圧水は上記回転中心軸Sに沿って噴射されることになる。図11(a)に示すものは噴射ノズル12aの形状により高圧水は回転中心軸Sに沿って細い線状に噴射されるものであり、当該高圧水の軌跡は攪拌容器1の回転中も略同様の線状の噴射軌跡となる。よって、線状に噴射される高圧水はそれ自体が攪拌棒のような作用を奏し、攪拌されている材料は回転中心軸Sの全域に亙り上記高圧水に当接することにより効果的に攪拌される。また、同時にコンクリート材料に水を効率的に供給することができ、セメントと水の水和反応を効率よく行わせることができる。
図11(b)に示すものは噴射ノズル12aの形状により高圧水は回転中心軸Sに沿って扇状に噴射されるものであり、当該高圧水は攪拌容器1の回転中は同図矢印A,A’のように回転することになる。このように高圧水を扇状に噴射しても、その高圧水はそれ自体が攪拌具(攪拌羽根)のような作用を奏し、容器1内部で回転混合している材料が回転中心軸Sの全域に亙り上記高圧水に当接することにより効果的に攪拌される。また、同時にコンクリート材料に水を供給することができ、同図(a)と同様に、セメントと水の水和反応を効率よく行わせることができる。
本発明は上述のように、箱形容器1を回転して攪拌中に1個又は複数個の噴射ノズル12a,12bから回転中心軸Sの方向に高圧の液体を噴射することができるため、材料の攪拌を効率よく行うことができると共に、回転中心軸Sの方向に高圧噴射される液体により材料の攪拌を促進し、さらに液体と材料の混合を効率的に行うことができ、攪拌終了までの時間を高速化し得る。
また、高圧液体の噴射は箱形容器1の回転中心軸Sに沿って、該中心軸Sの略全域に亙って噴射されるため、容器内部には攪拌翼は存在しないにも拘わらず、高圧噴射液体が攪拌部材の作用を奏して混合攪拌を促進することができる。
また、上記高圧液体は箱形容器1の回転中心軸Sを中心とする仮想円筒形Cに沿って高圧で噴射されるため、内部材料はこの高圧液体に満遍なく当接して攪拌混合を促進することができる。
上記実施形態では攪拌容器1は直方体のものを示したが、これに限らず立方体形状、上面及び底面が四角形以外の多角形からなる多面体等、その他の箱形容器が含まれる。
本発明に係る回転攪拌装置は、生コンクリートの製造に限らず、粉粒体等の混合、及び飼料等の粉粒体と液体との混合攪拌等、回転攪拌装置として広く用いることができる。また、液体を使用しない乾式の回転攪拌装置としても用いることができるものである。
本発明に係る回転攪拌装置の一部断面側面図である。 同上装置の平面図である。 同上装置の斜視図である。 図1のX1−X1線断面図である。 図1のX2−X2戦断面図である。 図1のX3−X3線断面図である。 図1のX4−X4線断面図である。 図1のX5−X5線断面図である。 高圧液体の噴射状態を示す噴射ノズル近傍の斜視図である。 同上装置の他の実施形態の斜視図である。 (a)、(b)は共に同上他の実施形態の噴射ノズルの高圧液体の噴射状況を示す図である。
符号の説明
1 攪拌容器(箱形容器)
1a 上面
1b 底面
4a,4b 水平回転軸(回転軸)
7a,7b 軸受
8 ロータリージョイント
8a 中空ロータ
8c インターナルパイプ
11a,11b 誘導パイプ
12a,12b 噴射ノズル(噴射手段)
14 液体タンク
15 高圧ポンプ
21 供給管
C 仮想円筒形
M 駆動モータ(駆動手段)
P1 上部の角部(角部)
P1’ 角部
P2 下部の角部(角部)
S 回転中心軸
R 仮想環状線

Claims (5)

  1. 箱形容器の上面の角部近傍と、該上面の上記角部の対角線上の角部に対応する底面の角部近傍とを、共通の回転中心軸を有する回転軸を以って各々回転自在に支持し、少なくとも何れかの回転軸を駆動手段で回転駆動することにより上記箱形容器を回転させる回転攪拌装置であって、
    上記回転軸の内部を通って上記容器の内部に通ずる液体供給通路を設け、
    上記容器内の上記液体供給通路の端部から上記回転中心軸に沿って液体を噴射し得る噴射手段を設け、
    上記箱形容器の回転中に上記液体供給通路に高圧の液体を供給し得るように構成したものであることを特徴とする回転攪拌装置。
  2. 上記回転軸の内部より少なくとも2つの分岐液体供給通路を設け、各分岐液体供給通路から上記容器内に通ずるように上記液体供給通路を設け、
    上記容器内の上記液体供給通路の端部から上記回転中心軸に沿って液体を噴射し得る少なくとも2つの上記噴射手段を設け、
    上記箱形容器の回転中に上記容器と共に回転する上記噴射手段から上記容器内に高圧の液体を噴射し得るように構成したものであることを特徴とする請求項1記載の回転攪拌装置。
  3. 上記少なくとも2つの噴射手段は、上記回転中心軸を中心とする仮想環状線に沿って設けられているものであることを特徴とする請求項2記載の回転攪拌装置。
  4. 上記少なくとも2つの噴射手段は、上記箱形容器の回転に伴って上記仮想環状線の直径を有する仮想円筒形に沿って高圧液体を噴射するものであることを特徴とする請求項3記載の回転攪拌装置。
  5. 上記噴射手段は、上記回転中心軸に沿って直線状又は扇状に高圧液体を噴射するものであることを特徴とする請求項1記載の回転攪拌装置。
JP2008292378A 2008-11-14 2008-11-14 回転攪拌装置 Active JP4843662B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008292378A JP4843662B2 (ja) 2008-11-14 2008-11-14 回転攪拌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008292378A JP4843662B2 (ja) 2008-11-14 2008-11-14 回転攪拌装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010115623A true JP2010115623A (ja) 2010-05-27
JP4843662B2 JP4843662B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=42303618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008292378A Active JP4843662B2 (ja) 2008-11-14 2008-11-14 回転攪拌装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4843662B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014013220A (ja) * 2012-07-05 2014-01-23 Ohmoto Gumi Co Ltd 軽量繊維の回収方法および軽量繊維の回収装置
KR101511705B1 (ko) 2013-08-12 2015-04-14 주식회사 포스코 리튬 이차 전지용 망간계 양극 활물질 제조 장치
CN107626640A (zh) * 2017-09-20 2018-01-26 镇江颀龙科技有限公司 一种用于机电设备生产的清洗装置
CN110614222A (zh) * 2019-10-29 2019-12-27 广东省农业科学院 一种面粉快速筛选装置
CN111097320A (zh) * 2019-12-31 2020-05-05 国药集团中联药业有限公司 一种多用途总混设备及固液混合方法
JP2021017280A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 東洋製罐株式会社 移動体の吐出装置および吐出方法
CN114713096A (zh) * 2022-05-18 2022-07-08 河南职业技术学院 一种食品检测用样品破碎智能化混合装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5695028A (en) * 1979-12-28 1981-08-01 Duskin Franchise Co Method and apparatus for producing dust control product
JPS61217214A (ja) * 1984-12-28 1986-09-26 フリ−ドリヒ・ヴイルヘルム・シユヴイング・ゲ−エムベ−ハ− コンクリ−ト等の土木材料の逆方向排出を行なう車両ミキサ
JP2006026592A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Pauretsuku:Kk コーティング装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5695028A (en) * 1979-12-28 1981-08-01 Duskin Franchise Co Method and apparatus for producing dust control product
JPS61217214A (ja) * 1984-12-28 1986-09-26 フリ−ドリヒ・ヴイルヘルム・シユヴイング・ゲ−エムベ−ハ− コンクリ−ト等の土木材料の逆方向排出を行なう車両ミキサ
JP2006026592A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Pauretsuku:Kk コーティング装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014013220A (ja) * 2012-07-05 2014-01-23 Ohmoto Gumi Co Ltd 軽量繊維の回収方法および軽量繊維の回収装置
KR101511705B1 (ko) 2013-08-12 2015-04-14 주식회사 포스코 리튬 이차 전지용 망간계 양극 활물질 제조 장치
CN107626640A (zh) * 2017-09-20 2018-01-26 镇江颀龙科技有限公司 一种用于机电设备生产的清洗装置
JP2021017280A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 東洋製罐株式会社 移動体の吐出装置および吐出方法
CN110614222A (zh) * 2019-10-29 2019-12-27 广东省农业科学院 一种面粉快速筛选装置
CN111097320A (zh) * 2019-12-31 2020-05-05 国药集团中联药业有限公司 一种多用途总混设备及固液混合方法
CN114713096A (zh) * 2022-05-18 2022-07-08 河南职业技术学院 一种食品检测用样品破碎智能化混合装置
CN114713096B (zh) * 2022-05-18 2023-07-25 河南职业技术学院 一种食品检测用样品破碎智能化混合装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4843662B2 (ja) 2011-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4843662B2 (ja) 回転攪拌装置
US10376853B2 (en) Method of operating a batch mixer and batch mixer for performing the method
JP2004508926A (ja) 液体のバッチを処理する方法及び処理プラント
CN207888914U (zh) 一种自清洗混凝土搅拌机
KR20070023471A (ko) 회전날개식 교반장치 및 회전날개식 교반방법
CN106215758A (zh) 一种化工原料搅拌混合装置
CN110712295A (zh) 一种混凝土的制备装置及其制备方法
CN107649025A (zh) 一种具有清洗功能的生物制药搅拌装置
JP2002113342A (ja) 攪拌装置付きタンク
CN207841738U (zh) 一种建筑施工用混凝土搅拌装置
KR200492037Y1 (ko) 일체화된 액상소석회 제조장치
KR100769233B1 (ko) 분말혼합용 믹서
CN204429164U (zh) 一种立式混合机
CN110152529A (zh) 一种能提升物料混合程度的化工用搅拌罐
CN212468098U (zh) 用于量子点合成的搅拌桨以及合成装置
CN205903832U (zh) 一种搅拌装置
CN205704728U (zh) 一种可自动加水混凝土搅拌机
US8596855B2 (en) Metering apparatus and method for introducing a powdery medium into a fluid
KR102231442B1 (ko) 교반기
CN209408904U (zh) 一种混凝土搅拌机
KR200441708Y1 (ko) 호퍼용 교반장치
CN221310677U (zh) 一种表面活性剂混合反应器
CN205760979U (zh) 一种组合式搅拌机头
CN212218861U (zh) 一种新型混凝土搅拌装置
CN217221301U (zh) 沥青搅拌罐

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110430

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111004

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4843662

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250