JP2010112173A - ロータリ圧縮機 - Google Patents

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Takeshi Karino
健 苅野
Noboru Iida
飯田  登
Masao Nakano
雅夫 中野
Daisuke Funakoshi
大輔 船越
Tsutomu Tsujimoto
力 辻本
Yu Haraki
雄 原木
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Abstract

【課題】ベーンがベーン溝内を往復運動することにより発生する摺動損失を低減し、入力ロスが小さいロータリ圧縮機を提供すること。
【解決手段】ベーン溝10の圧縮室側摺動面に臨む高圧溝15を設けて、冷媒ガス吸入工程中に、密閉容器内の吐出圧力を持った冷媒ガスを導入することにより、ベーン9にベーン溝10の圧縮室側から吸入室側へ作用する力を発生させて、ベーン9がベーン溝10の圧縮室側摺動面に押し当てられる力を軽減することができるので、ベーン9がベーン溝10内を往復運動することにより発生する摺動損失を低減することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ルームエアコン、冷蔵庫、空気調和装置に組み込まれるロータリ圧縮機に関するものである。
従来のロータリ圧縮機は密閉容器内に電動機部と、電動機部によって駆動される圧縮機構部が収納されている。電動機部はステータとロータにて構成され、ロータの回転がシャフトを介して圧縮機構部に伝達される。圧縮機構部は、シリンダーと、このシリンダーの両端面に締結される上軸受け及び下軸受けを有しており、この上軸受けと下軸受けとの間に位置するシャフトの偏心部にはピストンが嵌合され、このピストンに当接するベーンにより、シリンダー内に仕切られた吸入室と圧縮室を形成する。ピストンの偏心回転とベーンの往復運動によって吸入室と圧縮室の容積が変化し、この容積変化により、圧縮機構部の吸入ポートからシリンダー内の吸入室に吸入された冷媒ガスが圧縮されて高温高圧の冷媒ガスとなり、シリンダー内の圧縮室より吐出ポート、吐出マフラー室を経て、密閉容器内に吐出される。そして、ロータリ圧縮機から吐出された冷媒ガスは冷凍サイクル内の放熱器で放熱した後、膨張弁で絞られて蒸発器で吸熱して再びロータリ圧縮機に吸入されるサイクルを繰り返す(例えば、特許文献1参照)。
図5は、特許文献1に記載された従来のロータリ圧縮機を示すものである。図5に示すように、ベーン39の径方向外側にはベーンバネ31が配置され、このベーンバネ31を収納するベーンバネ孔32は密閉容器内と連通しており、ベーン39にはシリンダー35内の吸入室側圧力Psと圧縮室側圧力Pc、密閉容器内の吐出圧力Pdが作用する。ベーンがシリンダーの内側に最も突出した時点のシャフトの位置を0°とした場合に、略60°以上160°未満の角度の冷媒ガス圧縮工程では、図6に示すように、シリンダー5内の圧縮室側圧力Pcが吸入室側圧力Psに対して高いため、ベーン39は圧縮室34と吸入室33の差圧により発生する力F1を受けて、接点201を支点としてベーン溝30内で傾き、ベーン溝30の吸入室側から密閉容器内の吐出圧力Pdによる力を受けながら、接点201、202で線接触した状態でベーン溝30内を摺動する。
上記圧縮工程で高温高圧となった冷媒ガスはシリンダー35内の圧縮室34に設けられた吐出ポートより吐出され、シャフトの位置が略160°の角度から圧縮室側圧力Pcは徐々に低下し始め、略190°の角度で吸入室側圧力Psとほぼ同等の圧力となり、吸入工程へ移行する。シャフトの位置が略190°以上300°未満の角度の冷媒ガス吸入工程では、図7に示すように、シリンダー35内の圧縮室側圧力Pcは吸入工程の開始から徐々に上昇し始めるが、密閉容器内の吐出圧力Pdに対して圧力が低いため、ベーン39はベーン溝30の吸入室側から密閉容器内の吐出圧力Pdにより発生する力F2を受けて、ベーン溝30の圧縮室側に押し当てられた状態でベーン溝30と平行に、ベーン溝30内を摺動する。なお、ベーン39の径方向外側に配置されるベーンバネ孔32は密閉容器内と連通しているので、この冷媒ガス吸入工程でベーン39がベーン溝30の圧縮室側に押し当てられたことにより形成される、ベーン39とベーン溝30の圧縮室側ベーンバネ孔凹部で囲われる空間に密閉容器内の吐出圧力Pdを持った冷媒ガスが流れ込む。これにより、ベーン39にはベーン溝30の圧縮室側から吸入室側へ密閉容器内の吐出圧力Pdにより発生する力F3が作用して、シリンダー径方向外側ではベーン39がベーン溝30の圧縮室側摺動面に押し当てられる力は軽減される。
ベーン39とベーン溝30との間にはクリアランスが設けられ、ベーン39がベーン溝30内を往復運動することにより摺動損失が発生するが、この摺動損失は、上記の(ベー
ンがベーン溝の摺動面を押し当てられる力)×(ベーンとベーン溝と間の動摩擦係数)×(ベーンがベーン溝内を往復運動する速度)であり、従来はベーン溝30の吸入室側及び圧縮室側摺動面を研磨することにより、ベーン39とベーン溝30との間の摺動性を向上させて(ベーンとベーン溝との間の動摩擦係数)を小さくし、摺動損失の低減を図っていた。
特開2003−214369号公報
しかしながら、前記従来の構成では、前述のようにベーン39がシリンダー35の内側に最も突出した時点のシャフトの位置を0°とした場合に、シャフトの位置が略190°以上300°未満の角度の冷媒ガス吸入工程中にベーン39がベーン溝30の圧縮室側摺動面に押し当てられる力は、シリンダー径方向外側ではベーン溝30の圧縮室側ベーンバネ孔凹部に流れ込む密閉容器内の吐出圧力を持った冷媒ガスにより軽減されるが、シリンダー内周面寄りでは、ベーンがベーン溝の吸入室側から密閉容器内の吐出圧力により発生する力を受けて、ベーン溝の圧縮室側摺動面に強く押し当てられるため、ベーンとベーン溝との間の摺動性が悪く、入力ロスを発生する問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、冷媒ガス吸入工程中にベーンがベーン溝の圧縮室側摺動面に押し当てられる力をシリンダー内周面寄りで軽減することによって、ベーンがベーン溝内を往復運動することにより発生する摺動損失を低減し、入力ロスが小さいロータリ圧縮機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のロータリ圧縮機は、ベーン溝の圧縮室側摺動面で、シリンダーの内周面寄りに臨み、かつ、密閉容器内と連通したシリンダーの厚み方向に形成された高圧溝を備えたものである。これにより、シャフトの位置が略190°以上300°未満の角度の冷媒ガス吸入工程中に、ベーンにベーン溝の圧縮室側から吸入室側へ作用する力を発生させることができる。
また、本発明のロータリ圧縮機は、ベーン溝の圧縮室側摺動面に臨み、かつ、密閉容器内と連通したシリンダーの径方向に形成された高圧溝を備えたものである。これにより、シャフトの位置が略190°以上300°未満の角度の冷媒ガス吸入工程中に、ベーンにベーン溝の圧縮室側から吸入室側へ作用する力を発生させることができる。
本発明のロータリ圧縮機は、ベーンがシリンダーの内側に最も突出した時点のシャフトの位置を0°とした場合に、シャフトの位置が略190°以上300°未満の角度の冷媒ガス吸入工程中に、ベーンがベーン溝の圧縮室側摺動面に押し当てられる力をシリンダー内周面寄りで軽減することができる。従って、ベーンがベーン溝内を往復運動することによって発生する摺動損失を低減し、入力ロスが小さいロータリ圧縮機を提供することが可能となる。
第1の発明は、密閉容器内に、シリンダーと、シリンダーの両端面に締結される上軸受け及び下軸受けと、シリンダー内を回転するピストンと、ピストンを駆動するシャフトと、シリンダー内を吸入室と圧縮室に仕切るベーンと、シリンダーの径方向外側に配置されベーンを付勢するベーンバネと、シリンダーに形成され、ベーンが往復運動するベーン溝及びベーンバネが収納されるベーンバネ孔とを有して構成したロータリ圧縮機であって、ベーン溝の圧縮室側摺動面で、シリンダーの内周面寄りに臨み、かつ、密閉容器内と連通
したシリンダーの厚み方向に形成された高圧溝を備えたので、ベーンがシリンダーの内側に最も突出した時点のシャフトの位置を0°とした場合に、シャフトの位置が略190°以上300°未満の角度の冷媒ガス吸入工程、即ち、ベーンがベーン溝の圧縮室側に押し当てられた状態の際に、ベーン溝の圧縮室側摺動面で、シリンダーの内周面寄りに設けたシリンダー厚み方向の高圧溝に密閉容器内の吐出圧力を持った冷媒ガスを導入して、ベーンにベーン溝の圧縮室側から吸入室側へ作用する力を発生させることができる。これにより、冷媒ガス吸入工程中に、ベーンがベーン溝の圧縮室側摺動面に押し当てられる力をシリンダー内周面寄りで軽減することができる。
第2の発明は、特に第1の発明のロータリ圧縮機の高圧溝を、ベーンバネ孔と連通するように構成したことにより、従来の構成に高圧溝のみを追加して、密閉容器内の吐出圧力を持った冷媒ガスを高圧溝へ導入することができる。
第3の発明は、特に第1の発明のロータリ圧縮機に、シリンダーの外側から高圧溝の内面に至る圧力導入孔を備えたことにより、シリンダー中心から高圧溝までの径方向距離を任意に選定できるので、ベーンバネ孔がシリンダー内周面寄りまで延びていない場合にも、ベーン溝の圧縮室側摺動面で、シリンダー内周面寄りに高圧溝を設けて、密閉容器内の吐出圧力を持った冷媒ガスを高圧溝へ導入することができる。
第4の発明は、特に第1の発明のロータリ圧縮機を、シリンダーの中心から高圧溝までの径方向距離が、上軸受け及び下軸受けの、シリンダーへの締結面外周半径の距離よりも小となるように構成したことにより、高圧溝が密閉容器内と連通する通路の断面積を小さくすることができ、圧縮された冷媒ガスのシリンダー内からの漏れを抑制し、圧縮効率の低下を防ぐことができる。
第5の発明は、密閉容器内に、シリンダーと、シリンダーの両端面に締結される上軸受け及び下軸受けと、シリンダー内を回転するピストンと、ピストンを駆動するシャフトと、シリンダー内を吸入室と圧縮室に仕切るベーンと、シリンダーの径方向外側に配置されるベーンバネと、シリンダーに形成され、ベーンが往復運動するベーン溝及びベーンバネが収納されるベーンバネ孔とを有して構成したロータリ圧縮機であって、ベーン溝の圧縮室側摺動面に臨み、かつ、密閉容器内と連通したシリンダーの径方向に形成された高圧溝を備えたので、シャフトの位置が略190°以上300°未満の角度の冷媒ガス吸入工程、即ち、ベーンがベーン溝の圧縮室側に押し当てられた状態の際に、ベーン溝の圧縮室側摺動面に設けたシリンダー径方向の高圧溝に圧縮機構部の外側から密閉容器内の吐出圧力を持った冷媒ガスを導入して、ベーンにベーン溝の圧縮室側から吸入室側へ作用する力を発生させることができる。これにより、冷媒ガス吸入工程中に、ベーンがベーン溝の圧縮室側摺動面に押し当てられる力をシリンダー内周面寄り及びシリンダー径方向外側で軽減することができる。
第6の発明は、特に第5の発明のロータリ圧縮機の高圧溝を、ベーン溝の圧縮室摺動面に臨むベーンバネ孔とシリンダーの径方向に平行に延び、かつ、ベーンバネ孔のシリンダー厚み方向に複数個形成されたことにより、ベーンにベーン溝の圧縮室側から吸入室側へ作用する力をシリンダー厚み方向で均等にして、ベーンがベーン溝内でシリンダー厚み方向に傾いてベーン溝の摺動面に片当たりする等の不具合を防ぐことができる。
以下、本発明の実施形態について図面に従って説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態におけるロータリ圧縮機を示す縦断面図、図2は図1
のA−A矢視を示す断面図である。
図1において、100はR410Aを冷媒ガスとして使用するロータリ圧縮機で、このロータリ圧縮機100は円筒状の密閉容器1と、この密閉容器1の内部上側に配置された電動機部102、及びこの電動機部102の下側に配置され、この電動機部102によって駆動される圧縮機構部101によって構成されている。
電動機部102は、密閉容器1の内部上側の内周面に沿って環状に取り付けられたステータ2と、このステータ2の内側に若干の隙間を設けて挿入されるロータ3からなっており、このロータ3は中心部で鉛直方向にシャフト4に固定されている。
圧縮機構部101は、シリンダー5と、このシリンダー5の電動機部102側端面に締結される上軸受け6と、反対側端面に締結される下軸受け7を有しており、この上軸受け6及び下軸受け7はシャフト4を径方向に支持している。上軸受け6と下軸受け7との間に位置するシャフト4の偏心部にピストン8が嵌合されている。
図2に示すように、シリンダー5にはベーン9を摺動自在に配置するためのベーン溝10と、ベーンの半径方向外側に配置されるベーンバネ11を収納するベーンバネ孔12が設けられており、ベーン9はシャフト4の偏心回転によりベーン溝10内を往復運動しながら、ベーンバネ11によりバネ力を付勢されてピストン8の外周面に当接し、シリンダー5内にベーン9によって仕切られた吸入室13と圧縮室14を形成する。
図3は本実施の形態におけるロータリ圧縮機のベーン溝の圧縮室側摺動面の斜視図である。図3において、ベーン溝10の圧縮室側摺動面にはシリンダー5の内周面寄りにシリンダー厚み方向の高圧溝15を備えており、この高圧溝15はベーンバネ孔12と連通しており、かつ、シリンダー5の中心からこの高圧溝15までの径方向距離が、上軸受け6及び下軸受け7の、シリンダー5への締結面外周半径の距離よりも小となるように構成されている。
以上のように構成されたロータリ圧縮機について、以下その動作を説明する。
まず、電動機部102が起動するとロータ3が回転する。この回転により、シャフト4の回転と共に、シャフト4の偏心部に嵌合されたピストン8がシリンダー5の内周面にほぼ沿いながら偏心回転し、ベーン9によって仕切られた吸入室13と圧縮室14の容積が変化する。
これにより、吸入ライナ16を経由してシリンダー5に形成された吸入ポート17より、シリンダー5内の吸入室13に吸入された冷媒ガスは、ピストン8とベーン9の動作により圧縮されて、シリンダー5内の圧縮室14より吐出ポート18、上軸受け6とこの上軸受け6の上側に配置固定されたバルブカバー19によって囲まれる吐出マフラー室103を経由して、密閉容器1内に吐出される。
ベーン9がシリンダー5の内側に最も突出した時点のシャフト4の位置を0°とした場合に、シャフト4の位置が略190°以上300°未満の角度の冷媒ガス吸入工程中に、即ち、ベーン9がベーン溝10の圧縮室側に押し当てられた状態の際に、ベーンバネ孔12を経由して、ベーン溝10の圧縮室側摺動面で、シリンダーの内周面寄りに設けたシリンダー厚み方向の上記高圧溝15に密閉容器1内の吐出圧力を持った冷媒ガスを導入し、ベーン9にベーン溝10の圧縮室側から吸入室側へ作用する力を発生させることにより、ベーン9がベーン溝10の圧縮室側摺動面に押し当てられる力をシリンダー内周面寄りで軽減することができるので、ベーン9がベーン溝10内を往復運動することにより発生す
る摺動損失を低減することができる。
また、本実施の形態1の、高圧溝15への密閉容器1内の吐出圧力を持った冷媒ガスの導入手段を、シリンダー5の外側から高圧溝15の内面に至る圧力導入孔を備えた高圧溝とすることにより、本実施の形態1と同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
図4は本発明の本実施の形態2におけるロータリ圧縮機のベーン溝の圧縮室側摺動面の斜視図である。
図4において、ベーン溝10の圧縮室側摺動面にはベーンバネ孔12とシリンダー径方向に平行、かつ、ベーンバネ孔12のシリンダー厚み方向の両側に溝幅が同じ、シリンダー径方向の高圧溝15を備えており、この高圧溝15は密閉容器内と連通するように構成されている。なお、ベーン溝10の構成を除き、実質的に実施の形態1と同一のロータリ圧縮機であり、シャフトの位置が略190°以上300°未満の角度の冷媒ガス吸入工程中に、高圧溝15に密閉容器内の吐出圧力を持った冷媒ガスを導入し、ベーン9にベーン溝10の圧縮室側から吸入室側へ作用する力を発生させることにより、ベーン9がベーン溝10の圧縮室側摺動面に押し当てられる力をシリンダー内周面寄り及びシリンダー径方向外側で軽減することができるので、ベーン9がベーン溝10内を往復運動することにより発生する摺動損失を低減することができる。
以上のように、本発明にかかるロータリ圧縮機は、入力ロスを小さくすることができるため、給湯器用CO2圧縮機、空気圧縮の用途にも適用できる。
本発明の第1の実施の形態におけるロータリ圧縮機を示す縦断面図 図1のA−A矢視を示す断面図 本発明の第1の実施の形態におけるロータリ圧縮機のベーン溝の圧縮室側摺動面の斜視図 本発明の第2の実施の形態におけるロータリ圧縮機のベーン溝の圧縮室側摺動面の斜視図 従来のロータリ圧縮機における圧縮機構部を示す断面図 従来のロータリ圧縮機の冷媒ガス圧縮工程中にベーンに作用する力を説明するための模式図 従来のロータリ圧縮機の冷媒ガス吸入工程中にベーンに作用する力を説明するための模式図
符号の説明
1 密閉容器
2 ステータ
3 ロータ
4 シャフト
5 シリンダー
6 上軸受け
7 下軸受け
8 ピストン
9 ベーン
10 ベーン溝
11 ベーンバネ
12 ベーンバネ孔
13 吸入室
14 圧縮室
15 高圧溝
16 吸入ライナ
17 吸入ポート
18 吐出ポート
19 バルブカバー
100 ロータリ圧縮機
101 圧縮機構部
102 電動機部
103 吐出マフラー室
201 接点
202 接点

Claims (6)

  1. 密閉容器内に、シリンダーと、該シリンダーの両端面に締結される上軸受け及び下軸受けと、前記シリンダー内を回転するピストンと、該ピストンを駆動するシャフトと、前記シリンダー内を吸入室と圧縮室に仕切るベーンと、前記シリンダーの径方向外側に配置される前記ベーンを付勢するベーンバネと、前記シリンダーに形成され、前記ベーンが往復運動するベーン溝及び前記ベーンバネが収納されるベーンバネ孔とを有して構成したロータリ圧縮機であって、前記ベーン溝の圧縮室側摺動面で、前記シリンダーの内周面寄りに臨み、かつ、前記密閉容器内と連通した前記シリンダーの厚み方向に形成された高圧溝を備えたことを特徴とするロータリ圧縮機。
  2. 高圧溝は、ベーンバネ孔と連通するように構成した請求項1に記載のロータリ圧縮機。
  3. シリンダーの外側から高圧溝の内面に至る圧力導入孔を備えた請求項1に記載のロータリ圧縮機。
  4. シリンダーの中心から高圧溝までの径方向距離が、上軸受け及び下軸受けのシリンダーへの締結面外周半径の距離よりも小となるように構成した請求項1に記載のロータリ圧縮機。
  5. 密閉容器内に、シリンダーと、該シリンダーの両端面に締結される上軸受け及び下軸受けと、前記シリンダー内を回転するピストンと、該ピストンを駆動するシャフトと、前記シリンダー内を吸入室と圧縮室に仕切るベーンと、前記シリンダーの径方向外側に配置される前記ベーンを付勢するベーンバネと、前記シリンダーに形成され、前記ベーンが往復運動するベーン溝及び前記ベーンバネが収納されるベーンバネ孔とを有して構成したロータリ圧縮機であって、前記ベーン溝の圧縮室側摺動面に臨み、かつ、前記密閉容器内と連通した前記シリンダーの径方向に形成された高圧溝を備えたことを特徴とするロータリ圧縮機。
  6. 高圧溝は、ベーン溝の圧縮室摺動面に臨むベーンバネ孔とシリンダーの径方向に平行に延び、かつ、前記ベーンバネ孔のシリンダー厚み方向に複数個形成された請求項5に記載のロータリ圧縮機。
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