JP2010110825A - 切目加工用カッターヘッド及び同カッターヘッドを備えた切目加工装置 - Google Patents

切目加工用カッターヘッド及び同カッターヘッドを備えた切目加工装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カッターブレードに負荷をかけることなく、その位置決めを正確に行える切目加工用カッターヘッド及び切目加工装置を提供する。
【解決手段】シート材を給送する装置本体1に排出トレイ2が装着される。排出トレイ2には、下部ローラ22と上部ローラ23との間に通されるシート材に対向してカッターヘッド3が取り付けられる。カッターヘッド3は、カッターブレード6を装着する主軸部55を有する可動フレーム5と、これを主軸部55の方向に移動可能に保持する外装カバー4とを備える。可動フレーム5は、カッターブレード6がシート材に押し付く第1位置とシート材から離間する第2位置との間で移動可能に保持される。外装カバー4には、第1、第2位置の間での可動フレーム5の移動を許容しながら、これを主軸部55の方向に移動させて、カッターブレード6の位置調整を可能にする送りねじ7が設けられる
【選択図】図8

Description

本発明は、枚葉紙をはじめとする各種シート材に切断用の切目を入れる切目加工用カッターヘッドと、これを備えた切目加工装置に関する。
従来、定形サイズの用紙その他のシート材を複数に切り分けられるように、係るシート材に対してミシン目状の切目を形成する種々の装置が知られている。
例えば、用紙を支持する受けローラ上に架設される支持軸と、この支持軸の任意位置に固定可能な支持ブロックを備え、その支持ブロックに上下方向に揺動可能なアームを取り付け、その一端にカッターブレード(回転歯)を取り付けると共に、そのカッターブレードが受けローラに押し付くようアームの他の一端を上方にバネ付勢し、カッターブレードと受けローラとの間を用紙が通過するようにした簡易型ミシン目加工装置なるものが知られている(特許文献1)。
実開平7−24589号公報
しかしながら、特許文献1に開示される装置によれば、カッターブレードの位置決めは、支持軸に沿って支持ブロックを手動によりスライドさせ、これを適宜位置でボルト止めすることにより行われることから、カッターブレードの高精度の位置決めを行えず、用紙に形成される切目の位置が基準からずれてしまう可能性があった。
又、カッターブレードを位置決めする場合、その刃先が受けローラに圧接したままカッターブレードが支持ブロックと共に軸方向に移動されることにより、刃先の磨耗や刃毀れを発生してカッターブレードの切れ味が早期に損なわれてしまう。このため、カッターブレードを頻繁に交換しなければならないという問題がある。
本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その主たる目的はカッターブレードに負荷をかけることなく、その位置決めを正確に行えるようにすることにある。
本発明は上記目的を達成するため、以下に記載されるような切目加工用カッターヘッド及び切目加工装置を提供する。
(1)外周縁が刃部とされる円盤状のカッターブレードをシート材に押し付けて、このシート材に切目を形成するのに用いられる切目加工用カッターヘッドであり、
前記カッターブレードを装着する主軸部を有する可動フレームと、この可動フレームを前記主軸部の軸線方向に移動可能に保持して前記シート材の移送経路上に固定される外装カバーとを備え、
前記可動フレームは、前記外装カバーに対し、前記カッターブレードがシート材に押し付く第1位置と前記カッターブレードがシート材から離間する第2位置との間で移動可能に保持されて、前記第1位置に向けてバネ付勢されており、
前記外装カバーには、前記第1位置と第2位置との間での前記可動フレームの移動を許容しながら、当該可動フレームを前記主軸部の軸線方向に移動させて、その軸線方向での前記カッターブレードの位置調整を可能にするカッター位置調整手段が設けられていることを特徴とする切目加工用カッターヘッド。
(2)前記カッター位置調整手段は、一端にハンドルを有する送りねじを備え、その送りねじが可動フレームの部位に係合するリンクプレートにねじ込まれる構成とされていることを特徴とする上記(1)記載の切目加工用カッターヘッド。
(3)前記可動フレームには、前記外装カバーの外部に突出して前記カッターブレードの位置を示す指示部が設けられていることを特徴とする上記(1)、(2)記載の切目加工用カッターヘッド。
(4)外周縁が刃部とされる円盤状のカッターブレードをシート材に押し付けて、このシート材に切目を形成する切目加工装置であり、
前記シート材を給送する装置本体と、この装置本体に装着される排出トレイとを有し、
前記排出トレイは、前記装置本体からの伝達動力により回転する下部ローラと、この下部ローラに外接して回転する上部ローラを備えると共に、該排出トレイには前記下部ローラと上部ローラとの間に通される前記シート材に対向するカッターヘッドが取り付けられ、
前記カッターヘッドは、前記カッターブレードを装着する主軸部を有する可動フレームと、この可動フレームを前記主軸部の軸線方向に移動可能に保持して前記下部ローラ上にて前記排出トレイに固定される外装カバーとを備え、
前記可動フレームは、前記外装カバーに対し、前記カッターブレードがシート材に押し付く第1位置と前記カッターブレードがシート材から離間する第2位置との間で移動可能に保持されて、前記第1位置に向けてバネ付勢されており、
前記外装カバーには、前記第1位置と第2位置との間での前記可動フレームの移動を許容しながら、当該可動フレームを前記主軸部の軸線方向に移動させて、その軸線方向での前記カッターブレードの位置調整を可能にするカッター位置調整手段が設けられていることを特徴とする切目加工装置。
(5)前記カッター位置調整手段は、一端にハンドルを有する送りねじを備え、その送りねじが可動フレームの部位に係合するリンクプレートにねじ込まれる構成とされていることを特徴とする上記(4)記載の切目加工装置。
(6)前記カッターヘッドの可動フレームには、前記外装カバーの外部に突出して前記カッターブレードの位置を示す指示部が設けられ、前記排出トレイの表面部には、前記下部ローラの軸方向に沿って前記指示部に対応するスケール部が設けられていることを特徴とする上記(4)、(5)記載の切目加工装置。
本発明に係る切目加工用カッターヘッド及びこれを備えた切目加工装置によれば、カッターヘッドを構成する外装カバーを凡その位置に固定した後、可動フレームを第1位置から第2位置に移動させ、その状態でカッター位置調整手段を作動させて主軸部の軸線方向でのカッターブレードの位置を微調整し、カッターブレードに負荷を掛けることなくその高精度な位置決めを行うことができる。
加えて、カッター位置調整手段が、ハンドル付きの送りねじを含む送りねじ機構により構成されることから、カッターブレードの位置決めを高精度にして容易に行うことができる。
又、可動フレームには、外装カバーの外部に突出してカッターブレードの位置を示す指示部が設けられていることから、その指示部を見ながらカッターブレードの高精度な位置決めを一層容易に行うことができる。
以下、図面に基づいて本発明を詳しく説明する。図1は本発明に係る切目加工装置を示す。図1において、1は装置本体、2は装置本体に装着される排出トレイである。装置本体1は、紙折り機能と給紙機能とを有する紙折り兼給紙装置であり、その内部には複数の給紙ローラ11,12,13が設けられ、排出トレイ2の反対側にはシート材としてプリントされた用紙を積層する図示せぬ給紙トレイが設けられる。又、装置本体1には図示せぬ機能選択スイッチが設けられ、これにより紙折り機能が選択された場合、上記給紙トレイ上の用紙が所定の経路を辿って二つ乃至は四つ折りとされ、給紙機能が選択された場合には、上記給紙トレイ上の用紙が給紙ローラ11,12の間を通じて排出トレイ2上に直接的に給送されるようになっている。尚、本例において、装置本体1は用紙Pを上記給紙トレイから排出トレイ2に直送する給紙装置として機能する。
一方、排出トレイ2は、装置本体1の排紙口に装着される着脱可能な箱状であり、その左右両側面には装置本体1に係合する固定プレート21が取り付けられており、排出トレイ2の前端下部には給紙ローラ13に外接する下部ローラ22と、この下部ローラ22に外接する上部ローラ23とが設けられている。
図2は排出トレイの縦断面図、図3は排出トレイの前部を示した平面図である。図2及び図3から明らかなように、排出トレイ2は底板部2A、底板部2Aの一端を直角に立ち上げた背板部2B、及び左右一対の側板部2C,2Dを含み、側板部2C,2Dの間にはL字形の断面をもつ横架材24が架設されている。尚、図2では、横架材24を断面としてではなく、その一端面を示している。そして、係る横架材24は、その両端面より突出する軸部25が両側板部2C,2Dで支持されて当該軸部25を中心に揺動可能とされている。又、横架材24の両端面はブラケット24aとして下方に延長され、そのブラケット24aにより下部ローラ22の軸部22aが回転自在に支持されている。特に、横架材24は、側板部2C,2Dとの間に掛けられる図示せぬバネにより下部ローラ22が給紙ローラ13と圧接する方向に付勢され、これにより各給紙ローラ11〜13が図2に示す矢印方向に回転すると、給紙ローラ13に外接する下部ローラ22、及びその下部ローラ22に外接する上部ローラ23が同図2に示す矢印方向に同調して回転することになる。
尚、用紙Pは、給紙ローラ11,12の間から下部ローラ22と上部ローラ23との間を通じて排出トレイ2の底板部2A上に排出され、その過程で用紙Pに後述する切目が形成されるようになっている。
次に、図3において、横架材24の両側にはローラユニット26が内装され、そのローラユニット26が固定ねじ27により横架材24に固定されている。ローラユニット26は、下部ローラ22に外接する上部ローラ23を内蔵するユニットであり、その上部ローラ23は下向きにバネ付勢されて下部ローラ22と圧接するようになっている。特に、横架材24には2つのローラユニット26のみならず、その両ローラユニット26,26の間で後述するカッターヘッド3が内装され、そのカッターヘッド3も固定ねじ28により横架材24に固定されるようになっている。尚、図3において、点線で示される下部ローラ22は軸部22aに沿って間隔をあけて設けられているが、その下部ローラ22を軸部22aに沿って連続的に固設するようにしてもよい。
又、図3から明らかなように、横架材24の上面には、下部ローラ22の軸方向に沿ってスリット24aとスケール部24bが設けられている。スリット24aは、固定ねじ27,28の軸部を通すためのものであり、その長さ方向に沿って上記ローラユニット26及びカッターヘッド3の固定位置が可変とされている。一方、スケール部24bは、カッターヘッド3、特にカッターヘッド3に装着される後述のカッターブレードの位置を示す基準となるもので、これには1mm間隔の目盛が刻まれている。尚、カッターヘッド3にはスケール部24bに対応する指示部51が設けられており、その指示位置によりカッターブレードの位置が後述するハンドル71の回転操作をもって無段階に調整可能とされている。
図4はカッターヘッドの平面図であり、図5には図4のX−X断面を示す。図4及び図5から明らかなように、カッターヘッド3は、外装カバー4とその内側に配される可動フレーム5とを有して構成される。
外装カバー4は、金属板を屈曲して上面部4Aと左右一対の両側面部4B,4Cとを形成したコ字形の断面を有する剛性構造物で、上面部4Aには、上記固定ねじ28に対応するねじ孔41と、上記指示部51を突出せしめる開口部42が形成され、上面部4Aの一端縁には下方に屈曲せしめたL字形の指当て片43が連続して形成されている。又、一方の側面部4Bには、その内面側に突出するピン44,45が固着されている。
一方、可動フレーム5も金属板を屈曲して上面部5Aと左右一対の両側面部5B,5C(側面部5Cは図8〜図10に示される)とを形成したコ字形の断面を有する剛性構造物で、一方の側面部5Bには外装カバー4に形成した指当て片43の下方に向けて延びる操作レバー52が連続して形成されている。又、上面部5Aには外装カバー4のねじ孔41に対応する逃げ孔53が形成されると共に、当該上面部5Aの一端縁はその一部が上記指示部51として上方に屈曲され、その上端面に目印m(図4参照)が付与されている。特に、一方の側面部5Bには、その内面側に突出するピン54及び主軸部55が片持ち状態で固着されており、その主軸部55に対して円盤状のカッターブレード6が回転自在に装着される構成とされている。カッターブレード6は、その外周縁が鋸刃状の刃部6aとされるもので、上記指示部51はこのカッターブレード6と同一平面内に配されている。尚、主軸部55を回転軸として、これにカッターブレード6を固定するようにしてもよい。
そして、係る可動フレーム5は、その両側面部5B,5Cが外装カバー4のピン45により支持されて該ピン45を中心に上下方向(後述する第1位置と第2位置)への回転移動が可能とされ、しかもそのピン45をガイドとして該ピン45に平行する主軸部55の軸線方向に移動可能とされている。
図5において、7は可動フレーム5を主軸部55の軸線方向に移動させるカッター位置調整手段を構成する送りねじであり、この送りねじ7は外装カバー4の一方の側面部4Bに回転自在に取り付けられている。送りねじ7の一端には、外装カバー4の外側において図4に示されるハンドル71が固着されており、その回転操作により送りねじ7が回転するようになっている。又、図5において、ピン44,54にはバネSが掛け渡されており、その弾力により可動フレーム5が下方(上記第1位置)に向けて付勢されている。
図6は可動フレームが上記第1位置に維持された状態であり、このとき主軸部55に装着したカッターブレード6の外周縁(刃部6a)が上記バネSの付勢力により下部ローラ22の外周面に押し付き、且つその上に通される用紙Pに押し付くようになっている。一方、図7は可動フレーム5が上記第2位置に移動された状態であり、この位置ではカッターブレード6の外周縁(刃部6a)が下部ローラ22及びその上の用紙Pから離間する。尚、可動フレーム5の第2位置への移動は、指当て片43と操作レバー52を指で挟み、バネSの弾力に抗して操作レバー52を押し上げることにより行われる。
次に、図8はカッターヘッド3を排出トレイ2の横架材24に取り付けた状態を示す正面図であり、図9には主軸部55に沿う可動フレーム5の拡大断面を示す。
図8において、外装カバー4は固定ねじ28により横架材24の内側に固定されており、可動フレーム5は第1位置にあってカッターブレード6が下部ローラ22に押し付いている。図8から明らかなように、主軸部55にはカッターブレード6のほか、外周に弾性リング81(本例においてOリング)を嵌めたホイール8が装着される。尚、弾性リング81は、下部ローラ22に圧接して該下部ローラ22の駆動力をカッターブレード6に効率良く伝達しながら、下部ローラ22に対するカッターブレード6の接触圧を調整するよう機能する。
一方、図9から明らかなように、主軸部55は大径部55aを挟んでその両側に小径部55b、55cが連なる構成とされている。片側の小径部55bの端部は固定端として可動フレーム5の側面部5Bにかしめ固定(コーキング)され、自由端側となる小径部55cには、スリップリングR1を介して軸受Zが嵌められており、その軸受Zの外周にホイール8が嵌め付けられている。ホイール8は、弾性リング81を嵌める環状溝82aを形成したホイール部82にボス部83を連ねた構造で、ボス部83の外周にはナット9をねじ込む雄ねじ83aが形成されている。そして、そのナット9によりホイール部82との間にカッターブレード6が締結されるようになっている。尚、小径部55cの先端には、軸受Zと一体とされるホイール8、カッターブレード6、及びナット9の抜け止め用としてスナップリングR2が装着される。
又、図9において、61はカッターブレード6の交換を安全に行えるようカッターブレード6と一体として着脱される方形状のガードプレートであり、その上縁及び左右両側縁はカッターブレード6の外周縁よりも外側に張り出し、その下端からのみカッターブレード6の外周縁が突出するようになっている。そして、ガードプレート61は、図示せぬ複数の爪によりカッターブレード6を回転自在に保持し、それ自体は上縁が可動フレーム5の上面部5Aに臨んで回転を規制される。
又、図8及び図9から明らかなように、主軸部55にはその大径部55aと可動フレーム5の側面部5Bとの間において、小径部55bの外周にリンクプレート72の一端部が係合され、その他端部に送りねじ7がねじ込まれている。そして、ハンドル71の回転操作により送りねじ7を回転させたとき、これに同調してリンクプレート72が主軸部55の軸線方向に移動しながら、大径部55aの端面や可動フレーム5の側面部5Bを押し、これによって可動フレーム5及びその主軸部55に装着したカッタープレート6が主軸部55の軸線方向に移動するようになっている。このため、上記スケール部24b(図3参照)を目安に外装カバー4を凡その位置に固定した後、主軸部55の軸線方向でのカッターブレード6の位置を微調整することができる。
尚、主軸部55の小径部55bを貫通させるべく、リンクプレート72の一端部に穿設される孔72aは、小径部55bの直径より大きく、且つ大径部55aの直径よりも小さいルーズホールとされるか、又は図10のように横長の長孔とされ、これにより上記第1位置と第2位置との間における可動フレーム5の移動が許容されている。
ここで、上記のように構成されるカッターヘッド3を備えた切目加工装置の作用を説明すると、用紙Pは図2に示される給紙ローラ11,12の間から下部ローラ22と上部ローラ23との間に給送される。下部ローラ22には左右一対の上部ローラ23の間でカッターブレード6が押し付いた状態にあるので、用紙Pは下部ローラ22とカッターブレード6との間をも通過するようになり、このときカッターブレード6の外周縁が用紙Pに押し付くようになる。
ここに、カッターブレード6の外周縁は鋸刃状の刃部6aとされているので、その刃部6aが用紙Pに押し付くと、用紙Pに図11のようなミシン目状の断続的な切目CLが形成される。用紙Pは一定の移送経路に沿って直進されるので、切目CLの形成位置を変更する場合には、用紙Pの移送経路上においてカッターブレード6の位置を変えてやれば良い。その位置を変更するには、例えば図3に示される固定ねじ28を緩め、スケール部24bと指示部51を見ながらスリット24aに沿ってカッターヘッド3を全体的にスライドさせ、凡その位置で固定ねじ28を締め付けて外装カバー4を固定する。
尚、図6のように、カッターブレード6が下部ローラ22に押し付いた状態のまま、カッターヘッド3を主軸部55の軸線方向に移動させると、カッターブレード6の刃先が磨耗したり刃毀れを起こしてしまったりするので、カッターヘッド3の凡その位置決めに際しては、図7のように操作レバー52を押し上げて可動フレーム5を第2位置に移動させ、カッターブレート6を下部ローラ22から(その上に用紙がある場合には用紙から)離間させる。
次いで、スケール部24bと指示部51を見ながらカッターブレード6の位置を微調整する。これには、外装カバー4を固定した状態のまま、ハンドル71を回して可動フレーム5を主軸部55の軸線方向に微量ずつ移動させるのであり、これによりカッターブレード6を所期の位置に正確に位置決めすることができる。尚、係る微調整も可動フレーム5を第2位置に移動させた状態で行うのであり、これによりカッターブレード6の磨耗や刃毀れを防止することができる。
以上、本発明について説明したが、シート材としてはプリントされた用紙ほか、プラスチックフィルムなどを用いることができる。又、カッターヘッド3は一つに限らず、同一構造のものを複数併設するようにしてもよく、これにより一枚の用紙に複数の切目を同時に形成することができる。又、カッターブレード6は外周縁が鋸刃状の刃部6aとされるものに限らず、これに周方向に連続する切刃をもつものを用いて、シート材を切断することもできる。
本発明に係るカッターヘッドを備えた切目加工装置を示す側面概略図 カッターヘッドを取り付けた排出トレイの断面図 カッターヘッドの取付部分を示す平面図 カッターヘッドの平面図 図4のX−X断面図 可動フレームが第1位置にある状態を示す断面図 可動フレームが第2位置にある状態を示す断面図 カッターヘッドの取付部分を示す正面図 主軸部の周辺を示す部分拡大断面図 カッターヘッドの部分断面図 切目が形成された用紙を示す説明図
符号の説明
P シート材(用紙)
CL 切目
1 装置本体
2 排出トレイ
22 下部ローラ
23 上部ローラ
24b スケール部
3 カッターヘッド
4 外装カバー
5 可動フレーム
51 指示部
55 主軸部
6 カッターブレード
6a 刃部
7 送りねじ(カッター位置調整手段)
71 ハンドル
72 リンクプレート

Claims (6)

  1. 外周縁が刃部とされる円盤状のカッターブレードをシート材に押し付けて、このシート材に切目を形成するのに用いられる切目加工用カッターヘッドであり、
    前記カッターブレードを装着する主軸部を有する可動フレームと、この可動フレームを前記主軸部の軸線方向に移動可能に保持して前記シート材の移送経路上に固定される外装カバーとを備え、
    前記可動フレームは、前記外装カバーに対し、前記カッターブレードがシート材に押し付く第1位置と前記カッターブレードがシート材から離間する第2位置との間で移動可能に保持されて、前記第1位置に向けてバネ付勢されており、
    前記外装カバーには、前記第1位置と第2位置との間での前記可動フレームの移動を許容しながら、当該可動フレームを前記主軸部の軸線方向に移動させて、その軸線方向での前記カッターブレードの位置調整を可能にするカッター位置調整手段が設けられていることを特徴とする切目加工用カッターヘッド。
  2. 前記カッター位置調整手段は、一端にハンドルを有する送りねじを備え、その送りねじが可動フレームの部位に係合するリンクプレートにねじ込まれる構成とされていることを特徴とする請求項1記載の切目加工用カッターヘッド。
  3. 前記可動フレームには、前記外装カバーの外部に突出して前記カッターブレードの位置を示す指示部が設けられていることを特徴とする請求項1、又は2記載の切目加工用カッターヘッド。
  4. 外周縁が刃部とされる円盤状のカッターブレードをシート材に押し付けて、このシート材に切目を形成する切目加工装置であり、
    前記シート材を給送する装置本体と、この装置本体に装着される排出トレイとを有し、
    前記排出トレイは、前記装置本体からの伝達動力により回転する下部ローラと、この下部ローラに外接して回転する上部ローラを備えると共に、該排出トレイには前記下部ローラと上部ローラとの間に通される前記シート材に対向するカッターヘッドが取り付けられ、
    前記カッターヘッドは、前記カッターブレードを装着する主軸部を有する可動フレームと、この可動フレームを前記主軸部の軸線方向に移動可能に保持して前記下部ローラ上にて前記排出トレイに固定される外装カバーとを備え、
    前記可動フレームは、前記外装カバーに対し、前記カッターブレードがシート材に押し付く第1位置と前記カッターブレードがシート材から離間する第2位置との間で移動可能に保持されて、前記第1位置に向けてバネ付勢されており、
    前記外装カバーには、前記第1位置と第2位置との間での前記可動フレームの移動を許容しながら、当該可動フレームを前記主軸部の軸線方向に移動させて、その軸線方向での前記カッターブレードの位置調整を可能にするカッター位置調整手段が設けられていることを特徴とする切目加工装置。
  5. 前記カッター位置調整手段は、一端にハンドルを有する送りねじを備え、その送りねじが可動フレームの部位に係合するリンクプレートにねじ込まれる構成とされていることを特徴とする請求項4記載の切目加工装置。
  6. 前記カッターヘッドの可動フレームには、前記外装カバーの外部に突出して前記カッターブレードの位置を示す指示部が設けられ、前記排出トレイの表面部には、前記下部ローラの軸方向に沿って前記指示部に対応するスケール部が設けられていることを特徴とする請求項4、又は5記載の切目加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020089952A (ja) * 2018-12-06 2020-06-11 株式会社東伸 スリッターの切断機構

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