JP2010109762A - 読取装置、画像形成装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の操作受付手段にて指定される処理条件のうち、適切な処理条件に従って画像の読み取りを行う。
【解決手段】画像読取システムは、処理条件を指定する操作を受け付ける複数のUIデバイスを備えており、UIデバイスが受け付けた操作によって指定された処理条件と、当該UIデバイスを識別するUI識別情報とを対応付けて記憶し、複数のUIデバイスのいずれかを識別するUI識別情報が付加された用紙から当該UI識別情報を取得し、取得されたUI識別情報と対応付けて記憶された処理条件に従って、用紙の画像を読み取る。
【選択図】図1
【解決手段】画像読取システムは、処理条件を指定する操作を受け付ける複数のUIデバイスを備えており、UIデバイスが受け付けた操作によって指定された処理条件と、当該UIデバイスを識別するUI識別情報とを対応付けて記憶し、複数のUIデバイスのいずれかを識別するUI識別情報が付加された用紙から当該UI識別情報を取得し、取得されたUI識別情報と対応付けて記憶された処理条件に従って、用紙の画像を読み取る。
【選択図】図1
Description
本発明は、読取装置、画像形成装置及びプログラムに関する。
画像形成装置において、2つの操作パネルを用いてより多くの情報を提供する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、プリンターからコピー機に拡張する場合に使用されなくなるプリンター用の操作パネルを副パネルとして利用し、この副パネルによって主パネルとは異なる情報の表示や操作入力を行う技術が開示されている。また、特許文献2には、操作画面用の表示部とは別に設けられた着脱可能なプレビュー画面用表示部に、画像読取部によって読み取られた画像データをプレビュー画像として表示する技術が開示されている。
特開2002−331724号公報
特開2006−14244号公報
本発明は、複数の操作受付手段にて指定される処理条件のうち、適切な処理条件に従って画像の読み取りを行うことを目的とする。
請求項1に係る読取装置は、記録材の画像を読み取る処理の処理条件を指定する操作を受け付ける複数の操作受付手段と、前記操作受付手段が受け付けた操作によって指定された処理条件と、当該操作受付手段を識別する識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、前記複数の操作受付手段のいずれかを識別する識別情報が付加された記録材から当該識別情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された識別情報と対応付けて前記記憶手段に記憶された処理条件に従って、記録材の画像を読み取る読取手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に係る読取装置は、請求項1に記載の読取装置において、前記読取手段は、前記第1の識別情報が付加された第1の記録材から前記取得手段によって当該第1の識別情報が取得されると、取得された当該第1の識別情報と対応付けて前記記憶手段に記憶された処理条件に従って、当該第1の記録材の後に続く記録材の画像を読み取り、前記第1の識別情報とは異なる第2の識別情報が付加された第2の記録材から前記取得手段によって当該第2の識別情報が取得されると、取得された当該第2の識別情報と対応付けて前記記憶手段に記憶された処理条件に従って、当該第2の記録材の後に続く記録材の画像を読み取ることを特徴とする。
請求項3に係る読取装置は、請求項1に記載の読取装置において、前記操作受付手段は、画像を表示する表示領域を有し、前記取得された識別情報が処理条件と対応付けて前記記憶手段に記憶されていない場合には、当該識別情報によって識別される操作受付手段の表示領域に、処理条件が指定されていないことを通知するメッセージを表示させる表示制御手段を備え、前記読取手段は、前記取得された識別情報と前記処理条件とが対応付けて前記記憶手段に記憶されるまで、前記画像の読み取りを行わずに待機することを特徴とする。
請求項4に係る読取装置は、操作者を識別する識別情報を入力して処理条件を指定する操作を受け付ける複数の操作受付手段と、前記操作受付手段が受け付けた操作によって指定された処理条件と、当該操作によって入力された前記識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、前記操作者を識別する識別情報が付加された記録材から当該識別情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された識別情報と対応付けて前記記憶手段に記憶された処理条件に従って、記録材の画像を読み取る読取手段とを備えることを特徴とする。
請求項5に係る読取装置は、請求項1又は4に記載の読取装置において、前記識別情報は、バーコード、無線タグ又は不可視トナーのいずれかによって前記記録材に付加されることを特徴とする。
請求項6に係る画像形成装置は、処理条件を指定する操作を受け付ける複数の操作受付手段と、前記操作受付手段が受け付けた操作によって指定された処理条件と、当該操作受付手段を識別する識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、前記複数の操作受付手段のいずれかを識別する識別情報が付加された記録材から当該識別情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された識別情報と対応付けて前記記憶手段に記憶された処理条件に従って、記録材の画像を読み取り、当該画像に応じた画像データを出力する読取手段と、前記取得手段によって取得された識別情報と対応付けて前記記憶手段に記憶された処理条件に従って、前記読取手段によって出力された画像データに応じた画像を記録材に形成する画像形成手段とを備えることを特徴とする。
請求項7に係るプログラムは、コンピュータを、操作受付手段が受け付けた操作によって指定された処理条件と、当該操作受付手段を識別する識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、処理条件を指定する操作を受け付ける複数の操作受付手段のいずれかを識別する識別情報が付加された記録材から当該識別情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された識別情報と対応付けて前記記憶手段に記憶された処理条件に従って、記録材の画像を読取手段に読み取らせる読取制御手段として機能させるためのものである。
請求項1に係る発明によれば、複数の操作受付手段にて指定される処理条件のうち、適切な処理条件に従って画像の読み取りを行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、第1の識別情報が付加された第1の記録材の後に続く記録材については、当該第1の識別情報に対応する処理条件に従って画像の読み取りを行い、第2の識別情報が付加された第2の記録材の後に続く記録材については、当該第2の識別情報に対応する処理条件に従って画像の読み取りを行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、記録材に付加されている識別情報が取得されたものの、当該識別情報に対応する処理条件が指定されていない場合に、処理条件の指定を促すことができる。
請求項4に係る発明によれば、操作者は、処理条件の指定に用いる操作受付手段の識別情報が付加された記録材を使用しなくても、自分が指定した処理条件に従って画像の読み取りを行わせることができる。
請求項5に係る発明によれば、識別情報を目立たないように記録材に付加させることができる。
請求項6に係る発明によれば、複数の操作受付手段にて指定される処理条件のうち、適切な処理条件に従って画像の複写を行うことができる。
請求項7に係る発明によれば、複数の操作受付手段にて指定される処理条件のうち、適切な処理条件に従って画像の読み取りを行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、第1の識別情報が付加された第1の記録材の後に続く記録材については、当該第1の識別情報に対応する処理条件に従って画像の読み取りを行い、第2の識別情報が付加された第2の記録材の後に続く記録材については、当該第2の識別情報に対応する処理条件に従って画像の読み取りを行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、記録材に付加されている識別情報が取得されたものの、当該識別情報に対応する処理条件が指定されていない場合に、処理条件の指定を促すことができる。
請求項4に係る発明によれば、操作者は、処理条件の指定に用いる操作受付手段の識別情報が付加された記録材を使用しなくても、自分が指定した処理条件に従って画像の読み取りを行わせることができる。
請求項5に係る発明によれば、識別情報を目立たないように記録材に付加させることができる。
請求項6に係る発明によれば、複数の操作受付手段にて指定される処理条件のうち、適切な処理条件に従って画像の複写を行うことができる。
請求項7に係る発明によれば、複数の操作受付手段にて指定される処理条件のうち、適切な処理条件に従って画像の読み取りを行うことができる。
[構成]
図1は、本実施形態に係る画像読取システム1の構成を示す図である。同図に示すように、画像読取システム1は、複数の端末装置10と画像形成装置20とを備えている。各端末装置10と画像形成装置20とは、通信回線Nを介して接続されている。
図1は、本実施形態に係る画像読取システム1の構成を示す図である。同図に示すように、画像読取システム1は、複数の端末装置10と画像形成装置20とを備えている。各端末装置10と画像形成装置20とは、通信回線Nを介して接続されている。
(端末装置の構成)
次に、端末装置10の構成について説明する。この端末装置10は、読取装置の操作受付手段として機能するUIデバイスの一例である。図2は、端末装置10の構成を示すブロック図である。同図に示すように、端末装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、メモリ12と、通信部13と、記憶部14と、操作部15と、表示部16とを備えている。CPU11は、メモリ12又は記憶部14に記憶されているプログラムを実行して各種の処理を行う。メモリ12は、例えばROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)などを備えており、CPU11によって実行されるプログラムやデータなどを記憶する。通信部13は、通信回線Nを介して接続された画像形成装置20との通信を確立し、データの送受信を行う。記憶部14は、例えばハードディスクであり、自装置に割り当てられたUI識別情報などを記憶している。このUI識別情報は、各々のUIデバイスを識別する識別情報である。操作部15は、例えばキーボードとマウスであり、操作者の操作を受け付けて、その操作に応じた操作信号をCPU11に入力する。操作部15は、例えば画像形成装置20にて行われるコピーやスキャンなどの処理の処理条件を設定する操作を受け付ける。表示部16は、例えば画像を表示する表示領域を有する液晶ディスプレイであり、CPU11の制御に応じた画像を表示領域に表示する。
次に、端末装置10の構成について説明する。この端末装置10は、読取装置の操作受付手段として機能するUIデバイスの一例である。図2は、端末装置10の構成を示すブロック図である。同図に示すように、端末装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、メモリ12と、通信部13と、記憶部14と、操作部15と、表示部16とを備えている。CPU11は、メモリ12又は記憶部14に記憶されているプログラムを実行して各種の処理を行う。メモリ12は、例えばROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)などを備えており、CPU11によって実行されるプログラムやデータなどを記憶する。通信部13は、通信回線Nを介して接続された画像形成装置20との通信を確立し、データの送受信を行う。記憶部14は、例えばハードディスクであり、自装置に割り当てられたUI識別情報などを記憶している。このUI識別情報は、各々のUIデバイスを識別する識別情報である。操作部15は、例えばキーボードとマウスであり、操作者の操作を受け付けて、その操作に応じた操作信号をCPU11に入力する。操作部15は、例えば画像形成装置20にて行われるコピーやスキャンなどの処理の処理条件を設定する操作を受け付ける。表示部16は、例えば画像を表示する表示領域を有する液晶ディスプレイであり、CPU11の制御に応じた画像を表示領域に表示する。
(画像形成装置の構成)
次に、画像形成装置20の構成について説明する。この画像形成装置20は、プリンター機能、スキャン機能、コピー機能などの複数の機能を有している。図3は、画像形成装置20の構成を示すブロック図である。同図に示すように、画像形成装置20は、CPU21と、メモリ22と、通信部23と、記憶部24と、表示操作部25と、画像読取部26と、画像形成部27とを備えている。この表示操作部25は、上述した端末装置10と同様に、読取装置の操作受付手段として機能するUIデバイスの一例である。また、メモリ22は記憶手段の一例であり、CPU21は取得手段及び読取制御手段の一例であり、画像読取部26は読取手段の一例である。つまり、この実施形態では、端末装置10、画像形成装置20の表示操作部25、CPU21、メモリ22及び画像読取部26が協働して、読取装置として機能する。
次に、画像形成装置20の構成について説明する。この画像形成装置20は、プリンター機能、スキャン機能、コピー機能などの複数の機能を有している。図3は、画像形成装置20の構成を示すブロック図である。同図に示すように、画像形成装置20は、CPU21と、メモリ22と、通信部23と、記憶部24と、表示操作部25と、画像読取部26と、画像形成部27とを備えている。この表示操作部25は、上述した端末装置10と同様に、読取装置の操作受付手段として機能するUIデバイスの一例である。また、メモリ22は記憶手段の一例であり、CPU21は取得手段及び読取制御手段の一例であり、画像読取部26は読取手段の一例である。つまり、この実施形態では、端末装置10、画像形成装置20の表示操作部25、CPU21、メモリ22及び画像読取部26が協働して、読取装置として機能する。
CPU21は、メモリ22又は記憶部24に記憶されているプログラムを実行して、画像形成装置20の各部を制御する。メモリ22は、例えばROMとRAMなどを備えており、CPU21によって実行されるプログラムやデータなどを記憶する。通信部23は、通信回線Nを介して接続された端末装置10との通信を確立し、データの送受信を行う。記憶部24は、例えばハードディスクであり、表示操作部25に割り当てられたUI識別情報などを記憶している。このUI識別情報は、上述したように各々のUIデバイスを識別する識別情報である。表示操作部25は、例えば画像を表示する表示領域を有するタッチパネルであり、CPU21の制御に応じた画像を表示領域に表示するとともに、操作者の操作に応じた操作信号をCPU21に入力する。表示操作部25は、例えばコピーやスキャンなどの処理の処理条件を設定する操作を受け付ける。画像読取部26は、例えばスキャナ装置であり、用紙の画像を読み取って、その画像に応じた画像データを出力する。この画像読取部26は、セットされた用紙を下方から1枚ずつ順番に読取位置へ搬送する自動原稿送り部61を備えている。画像形成部27は、例えば電子写真方式で画像を形成するプリンター装置であり、画像読取部26から出力された画像データ又は通信部23によって受信された画像データに応じた画像を用紙に形成し、出力する。
(ヘッダ用紙)
ここで、画像読取システム1において使用されるヘッダ用紙について説明する。このヘッダ用紙は、端末装置10や画像形成装置20の表示操作部25などのUIデバイス毎に予め用意されている。図4は、ヘッダ用紙の一例を示す図である。同図に示すように、ヘッダ用紙の右上端部には、各UIデバイスのUI識別情報が付加されている。このUI識別情報は、イエロートナー等のいわゆる不可視トナーによって形成されている。この不可視トナーとは、視認性の低いトナーのことである。例えば、図4(a)のヘッダ用紙H1には、「UI001」というUI識別情報が付加されており、図4(b)のヘッダ用紙H2には、「UI015」というUI識別情報が付加されている。
ここで、画像読取システム1において使用されるヘッダ用紙について説明する。このヘッダ用紙は、端末装置10や画像形成装置20の表示操作部25などのUIデバイス毎に予め用意されている。図4は、ヘッダ用紙の一例を示す図である。同図に示すように、ヘッダ用紙の右上端部には、各UIデバイスのUI識別情報が付加されている。このUI識別情報は、イエロートナー等のいわゆる不可視トナーによって形成されている。この不可視トナーとは、視認性の低いトナーのことである。例えば、図4(a)のヘッダ用紙H1には、「UI001」というUI識別情報が付加されており、図4(b)のヘッダ用紙H2には、「UI015」というUI識別情報が付加されている。
[動作]
次に、画像読取システム1の動作について説明する。ここでは、操作者Aが表示操作部25を使用して原稿DAをコピーするための操作を行っているときに、操作者Bが原稿DBをスキャンするための操作を行いたい場合を想定する。また、画像形成装置20の記憶部24には、表示操作部25に割り当てられた「UI001」というUI識別情報が記憶されており、操作者Bによって利用される端末装置10の記憶部14には、この端末装置10に割り当てられた「UI015」というUI識別情報が記憶されているものとする。
次に、画像読取システム1の動作について説明する。ここでは、操作者Aが表示操作部25を使用して原稿DAをコピーするための操作を行っているときに、操作者Bが原稿DBをスキャンするための操作を行いたい場合を想定する。また、画像形成装置20の記憶部24には、表示操作部25に割り当てられた「UI001」というUI識別情報が記憶されており、操作者Bによって利用される端末装置10の記憶部14には、この端末装置10に割り当てられた「UI015」というUI識別情報が記憶されているものとする。
この場合、操作者Aは、表示操作部25のUI識別情報が付加されたヘッダ用紙の上に原稿DAの用紙を重ねて、画像読取部26の自動原稿送り部61にセットする。このヘッダ用紙及び原稿DAの用紙は、いずれも記録材として利用される。この例では、表示操作部25には「UI001」というUI識別情報が割り当てられているため、図4(a)に示した「UI001」というUI識別情報が付加されたヘッダ用紙H1の上に原稿DAの用紙がセットされる。続いて、操作者Aは、表示操作部25を操作して、コピー処理条件を設定する操作を行う。一方、操作者Bは、操作者Aによって表示操作部25が使用されているので、表示操作部25を使用してスキャン処理条件を設定する操作を行うことができない。そこで、操作者Bは、自分が利用している端末装置10を使用して、スキャン処理条件を設定する操作を行う。この場合、操作者Bは、まず自分が利用する端末装置10のUI識別情報が付加されたヘッダ用紙の上に原稿DBの用紙を重ねて、画像読取部26の自動原稿送り部61にセットする。上述したように、このヘッダ用紙及び原稿DBの用紙は、いずれも記録材として利用される。この例では、操作者Bによって利用される端末装置10には「UI015」というUI識別情報が割り当てられているため、図4(b)に示した「UI015」というUI識別情報が付加されたヘッダ用紙H2の上に原稿DBの用紙がセットされる。図5は、このようにして、ヘッダ用紙H1及び原稿DAの用紙と、ヘッダ用紙H2及び原稿DBの用紙とが自動原稿送り部61にセットされた様子を示す図である。同図に示すように、自動原稿送り部61においては、ヘッダ用紙H1→原稿DAの用紙→ヘッダ用紙H2→原稿DBの用紙という順番で用紙がセットされる。続いて、操作者Bは、自分が利用する端末装置10のところへ移動し、端末装置10の操作部15を操作して、スキャン処理条件を設定する操作を行う。
(設定処理)
次に、処理条件を設定する設定処理について説明する。図6は、この設定処理を示すシーケンス図である。上述したように、操作者Aは、画像形成装置20の表示操作部25を操作して、コピー処理条件を設定する。図7は、表示操作部25に表示されるメニュー画面Wの一例を示す図である。操作者Aは、表示操作部25を使用して、このメニュー画面Wにおいて「コピー」を選択した後、コピー処理条件を設定する操作を行う。操作者Aによってコピー処理条件を設定する操作が行われると、表示操作部25はこの操作を受け付ける(ステップS11)。つまり、表示操作部25は、処理条件を指定する操作を受け付ける。続いて、CPU21は、記憶部24に記憶されているUI識別情報を読み出して、設定されたコピー処理条件とこのUI識別情報とを対応付けてメモリ22に記憶させる(ステップS12)。つまり、メモリ22は、表示操作部25が受け付けた操作によって指定された処理条件と、表示操作部25を識別する識別情報とを対応付けて記憶する。この例では、操作者Aによって設定されたコピー処理条件と、記憶部24に記憶されている「UI001」というUI識別情報とが対応付けられて、メモリ22に記憶される。
次に、処理条件を設定する設定処理について説明する。図6は、この設定処理を示すシーケンス図である。上述したように、操作者Aは、画像形成装置20の表示操作部25を操作して、コピー処理条件を設定する。図7は、表示操作部25に表示されるメニュー画面Wの一例を示す図である。操作者Aは、表示操作部25を使用して、このメニュー画面Wにおいて「コピー」を選択した後、コピー処理条件を設定する操作を行う。操作者Aによってコピー処理条件を設定する操作が行われると、表示操作部25はこの操作を受け付ける(ステップS11)。つまり、表示操作部25は、処理条件を指定する操作を受け付ける。続いて、CPU21は、記憶部24に記憶されているUI識別情報を読み出して、設定されたコピー処理条件とこのUI識別情報とを対応付けてメモリ22に記憶させる(ステップS12)。つまり、メモリ22は、表示操作部25が受け付けた操作によって指定された処理条件と、表示操作部25を識別する識別情報とを対応付けて記憶する。この例では、操作者Aによって設定されたコピー処理条件と、記憶部24に記憶されている「UI001」というUI識別情報とが対応付けられて、メモリ22に記憶される。
また、上述したように、操作者Bは、端末装置10の操作部15を使用して、スキャン処理条件を設定する操作を行う。操作者Bによってスキャン処理条件を設定する操作が行われると、操作部15はこの操作を受け付ける(ステップS13)。つまり、端末装置10は、処理条件を指定する操作を受け付ける。続いて、CPU11は、記憶部14に記憶されているUI識別情報を読み出して、設定されたスキャン処理条件とこのUI識別情報とを対応付ける。そして、CPU11は、このスキャン処理条件及びUI識別情報を通信部13によって画像形成装置20に送信する(ステップS14)。この例では、操作者Bによって設定されたスキャン処理条件と、記憶部14に記憶されている「UI015」というUI識別情報とが対応付けられて、画像形成装置20に送信される。処理条件及びUI識別情報が送信されてくると、画像形成装置20のCPU21は、通信部23によってこれらの情報を受信する(ステップS15)。続いて、CPU21は、受信した処理条件とUI識別情報とを対応付けて、メモリ22に記憶させる(ステップS16)。つまり、メモリ22は、端末装置10が受け付けた操作によって指定された処理条件と、端末装置10を識別する識別情報とを対応付けて記憶する。この例では、操作者Bによって設定されたスキャン処理条件と、「UI015」というUI識別情報とが対応付けられて、メモリ22に記憶される。
(画像読取処理)
次に、画像形成装置20にて行われる画像読取処理について説明する。図8は、この画像読取処理を示すフロー図である。上述のようにして、自動原稿送り部61に用紙がセットされると、CPU21は、自動原稿送り部61に用紙がセットされたことを検出する(ステップS101)。続いて、CPU21は、画像読取部26によって、先頭の用紙の画像を読み取る(ステップS102)。この例では、図5に示したように用紙がセットされているため、一番下に置かれているヘッダ用紙H1の画像が読み取られる。続いて、CPU21は、読み取った画像からUI識別情報を取得する(ステップS103)。つまり、CPU21は、複数のUIデバイスのいずれかを識別する識別情報が付加された記録材から当該識別情報を取得する。この例では、ヘッダ用紙H1に付加されている「UI001」というUI識別情報が取得される。続いて、CPU21は、取得したUI識別情報に対応する処理条件があるか否かを判定する(ステップS104)。例えば、UI識別情報「UI001」が処理条件と対応付けてメモリ22に記憶されていない場合、CPU21は、取得したUI識別情報に対応する処理条件がないと判定する(ステップS104:NO)。この場合、CPU21は、UI識別情報「UI001」と処理条件とが対応付けてメモリ22に記憶されるまで待機する。一方、この例では、上述した設定処理において、操作者Aによって設定されたコピー処理条件とUI識別情報「UI001」とが対応付けてメモリ22に記憶されている。この場合、CPU21は、取得したUI識別情報に対応する処理条件があると判定し(ステップS104:YES)、処理条件を決定する(ステップS105)。
次に、画像形成装置20にて行われる画像読取処理について説明する。図8は、この画像読取処理を示すフロー図である。上述のようにして、自動原稿送り部61に用紙がセットされると、CPU21は、自動原稿送り部61に用紙がセットされたことを検出する(ステップS101)。続いて、CPU21は、画像読取部26によって、先頭の用紙の画像を読み取る(ステップS102)。この例では、図5に示したように用紙がセットされているため、一番下に置かれているヘッダ用紙H1の画像が読み取られる。続いて、CPU21は、読み取った画像からUI識別情報を取得する(ステップS103)。つまり、CPU21は、複数のUIデバイスのいずれかを識別する識別情報が付加された記録材から当該識別情報を取得する。この例では、ヘッダ用紙H1に付加されている「UI001」というUI識別情報が取得される。続いて、CPU21は、取得したUI識別情報に対応する処理条件があるか否かを判定する(ステップS104)。例えば、UI識別情報「UI001」が処理条件と対応付けてメモリ22に記憶されていない場合、CPU21は、取得したUI識別情報に対応する処理条件がないと判定する(ステップS104:NO)。この場合、CPU21は、UI識別情報「UI001」と処理条件とが対応付けてメモリ22に記憶されるまで待機する。一方、この例では、上述した設定処理において、操作者Aによって設定されたコピー処理条件とUI識別情報「UI001」とが対応付けてメモリ22に記憶されている。この場合、CPU21は、取得したUI識別情報に対応する処理条件があると判定し(ステップS104:YES)、処理条件を決定する(ステップS105)。
続いて、CPU21は、画像読取部26によって、決定した処理条件に従って次の用紙の画像を読み取る(ステップS106)。つまり、CPU21は、上述したステップS103にて取得した識別情報と対応付けてメモリ22に記憶された処理条件に従って、記録材の画像を読み取る。この例では、画像読取部26により、操作者Aによって設定されたコピー処理条件に従って原稿DAの1枚目の用紙の画像が読み取られ、この画像に応じた画像データが出力される。そして、画像形成部27は、このコピー処理条件に従って、画像読取部26から出力された画像データに応じた画像を用紙に形成し、出力する。続いて、CPU21は、読み取った画像に、ステップS103にて取得したUI識別情報とは異なるUI識別情報が含まれているか否かを判定する(ステップS107)。この例では、上述したステップS106にて、UI識別情報が付加されていない原稿DAの1枚目の用紙の画像が読み取られているため、CPU21は、異なるUI識別情報は含まれていないと判定する(ステップS107:NO)。この場合、CPU21は、自動原稿送り部61に次の用紙がセットされているか否かを判定する(ステップS108)。この例では、原稿DAの2枚目の用紙がセットされているため、次の用紙がセットされていると判定され(ステップS108:YES)、上述したステップS106に戻る。そして、上述と同様にして、原稿DAの2枚目以降の用紙の画像が順番に読み取られていく。このようにして、原稿DAの全ての用紙の画像が読み取られると、その後のステップS106では、ヘッダ用紙H2の画像としてUI識別情報「UI015」が読み取られる。この場合、ステップS107では、読み取った画像にステップS103にて取得したUI識別情報とは異なるUI識別情報が含まれていると判定され(ステップS107:YES)、上述したステップS103に戻る。
この場合、ステップS103では、ヘッダ用紙H2から読み取られたUI識別情報「UI015」が取得される。続いて、ステップS104では、上述した設定処理において、UI識別情報「UI015」と操作者Bによって設定されたスキャン処理条件とが対応付けてメモリ22に記憶されているため、取得したUI識別情報に対応する処理条件があると判定され(ステップS104:YES)、続くステップS105では、このスキャン処理条件が決定される。続いて、ステップS106では、決定されたスキャン処理条件に従って、原稿DBの1枚目の用紙の画像が読み取られる。そして、上述と同様にして、原稿DBの2枚目以降の画像が順番に読み取られていく。つまり、CPU21は、第1の識別情報が付加された第1の用紙から当該第1の識別情報が取得されると、取得された当該第1の識別情報と対応付けてメモリ22に記憶された処理条件に従って、当該第1の記録材の後に続く記録材の画像を読み取り、前記第1の識別情報とは異なる第2の識別情報が付加された第2の記録材から当該第2の識別情報が取得されると、取得された当該第2の識別情報と対応付けてメモリ22に記憶された処理条件に従って、当該第2の記録材の後に続く記録材の画像を読み取る。このようにして、原稿DBの全ての用紙の画像が読み取られると、自動原稿送り部61にセットされた用紙がなくなるため、ステップS108において、次の用紙がセットされていないと判定され(ステップS108:NO)、この画像読取処理が終了する。
また、この実施形態によれば、例えばヘッダ用紙H1及び原稿DAの用紙と、ヘッダ用紙H2及び原稿DBの用紙とが入れ替えられたとしても、適切な処理条件で原稿の画像が読み取られる。このとき、画像読取部26は、ヘッダ用紙H2から取得されたUI識別情報が処理条件と対応付けてメモリ22に記憶されていない場合には、取得されたUI識別情報と処理条件とが対応付けてメモリ22に記憶されるまで、画像の読み取りを行わずに待機する。
[変形例]
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の各変形例を適宜組み合わせてもよい。
(変形例1)
上述した実施形態において、画像形成装置20には、複数の表示操作部25が設けられていてもよい。この場合、各々の表示操作部25には互いに異なるUI識別情報が割り当てられ、表示操作部25毎にヘッダ用紙が予め用意される。そして、操作者は、自分が操作する表示操作部25のUI識別情報が付加されたヘッダ用紙の上に原稿の用紙を重ねて、自動原稿送り部61にセットすればよい。
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の各変形例を適宜組み合わせてもよい。
(変形例1)
上述した実施形態において、画像形成装置20には、複数の表示操作部25が設けられていてもよい。この場合、各々の表示操作部25には互いに異なるUI識別情報が割り当てられ、表示操作部25毎にヘッダ用紙が予め用意される。そして、操作者は、自分が操作する表示操作部25のUI識別情報が付加されたヘッダ用紙の上に原稿の用紙を重ねて、自動原稿送り部61にセットすればよい。
(変形例2)
上述した実施形態では、UI識別情報がヘッダ用紙だけに付加されていたが、UI識別情報がヘッダ用紙と原稿の用紙との両方に付加されていてもよい。あるいは、ヘッダ用紙の上に原稿の用紙が重ねられ、さらに原稿の用紙の上にフッタ用紙が重ねられて、自動原稿送り部61にセットされてもよい。このフッタ用紙には、上述したヘッダ用紙と同様のUI識別情報が付加されている。この場合、ヘッダ用紙とフッタ用紙の間にある原稿の用紙を用いた処理が1つの処理として扱われる。
上述した実施形態では、UI識別情報がヘッダ用紙だけに付加されていたが、UI識別情報がヘッダ用紙と原稿の用紙との両方に付加されていてもよい。あるいは、ヘッダ用紙の上に原稿の用紙が重ねられ、さらに原稿の用紙の上にフッタ用紙が重ねられて、自動原稿送り部61にセットされてもよい。このフッタ用紙には、上述したヘッダ用紙と同様のUI識別情報が付加されている。この場合、ヘッダ用紙とフッタ用紙の間にある原稿の用紙を用いた処理が1つの処理として扱われる。
(変形例3)
上述した実施形態では、ヘッダ用紙を使用していたが、必ずしもヘッダ用紙を使用する必要はない。例えば、原稿の1枚目の先端部にUI識別情報が付加されていてもよい。この場合、画像形成装置20のCPU21は、画像読取部26によって、原稿の1枚目の画像を最高スペックで読み取り、その後に設定される処理条件に合わせて加工するか、原稿の1枚目の先端部に付加されているUI識別情報だけを読み取って、処理条件が設定された後に、設定された処理条件に従って原稿の1枚目の残りの部分の画像を読み取る。
また、この場合、原稿の1枚目の画像を読み取っても、UI識別情報が取得されなかった場合には、読み取った画像を表すプレビュー画像を表示操作部25の表示領域又は端末装置10の表示部16の表示領域に表示させて、操作者に確認を促してもよい。
上述した実施形態では、ヘッダ用紙を使用していたが、必ずしもヘッダ用紙を使用する必要はない。例えば、原稿の1枚目の先端部にUI識別情報が付加されていてもよい。この場合、画像形成装置20のCPU21は、画像読取部26によって、原稿の1枚目の画像を最高スペックで読み取り、その後に設定される処理条件に合わせて加工するか、原稿の1枚目の先端部に付加されているUI識別情報だけを読み取って、処理条件が設定された後に、設定された処理条件に従って原稿の1枚目の残りの部分の画像を読み取る。
また、この場合、原稿の1枚目の画像を読み取っても、UI識別情報が取得されなかった場合には、読み取った画像を表すプレビュー画像を表示操作部25の表示領域又は端末装置10の表示部16の表示領域に表示させて、操作者に確認を促してもよい。
(変形例4)
上述した実施形態において、取得したUI識別情報によって識別されるUIデバイスを用いて処理条件が設定されていない場合には、そのUIデバイスの表示領域に、処理条件が設定されていないことを通知する警告メッセージを表示させてもよい。ここでは、ヘッダ用紙から「UI015」というUI識別情報が取得されたものの、このUI識別情報によって識別される端末装置10から処理条件が送信されていない場合を想定する。この場合、画像形成装置20のCPU21は、取得したUI識別情報が処理条件と対応付けてメモリ22に記憶されていないため、取得したUI識別情報に対応する処理条件がないと判定する。そして、CPU21は、通信部23によって、「UI015」というUI識別情報が割り当てられた端末装置10に上述した警告メッセージを送信する。警告メッセージが表示されてくると、端末装置10のCPU11は、通信部13によってこの警告メッセージを受信し、表示部16の表示領域に表示させる。つまり、この変形例において、CPU21は、表示制御手段として機能し、取得した識別情報が処理条件と対応付けてメモリ22に記憶されていない場合には、当該識別情報によって識別されるUIデバイスの表示領域に、処理条件が指定されていないことを通知するメッセージを表示させる。このとき、画像形成装置20の画像読取部26は、取得した識別情報と処理条件とが対応付けてメモリ22に記憶されるまで、画像の読み取りを行わずに待機する。
上述した実施形態において、取得したUI識別情報によって識別されるUIデバイスを用いて処理条件が設定されていない場合には、そのUIデバイスの表示領域に、処理条件が設定されていないことを通知する警告メッセージを表示させてもよい。ここでは、ヘッダ用紙から「UI015」というUI識別情報が取得されたものの、このUI識別情報によって識別される端末装置10から処理条件が送信されていない場合を想定する。この場合、画像形成装置20のCPU21は、取得したUI識別情報が処理条件と対応付けてメモリ22に記憶されていないため、取得したUI識別情報に対応する処理条件がないと判定する。そして、CPU21は、通信部23によって、「UI015」というUI識別情報が割り当てられた端末装置10に上述した警告メッセージを送信する。警告メッセージが表示されてくると、端末装置10のCPU11は、通信部13によってこの警告メッセージを受信し、表示部16の表示領域に表示させる。つまり、この変形例において、CPU21は、表示制御手段として機能し、取得した識別情報が処理条件と対応付けてメモリ22に記憶されていない場合には、当該識別情報によって識別されるUIデバイスの表示領域に、処理条件が指定されていないことを通知するメッセージを表示させる。このとき、画像形成装置20の画像読取部26は、取得した識別情報と処理条件とが対応付けてメモリ22に記憶されるまで、画像の読み取りを行わずに待機する。
(変形例5)
上述した実施形態において、UI識別情報は、不可視トナーによって用紙に付加されていたが、一次元バーコードやQRコード(登録商標)、あるいは無線タグによって用紙に付加されていてもよい。この場合、画像読取部26は、これらのバーコードや無線タグを読み取って、識別情報を取得する。
上述した実施形態において、UI識別情報は、不可視トナーによって用紙に付加されていたが、一次元バーコードやQRコード(登録商標)、あるいは無線タグによって用紙に付加されていてもよい。この場合、画像読取部26は、これらのバーコードや無線タグを読み取って、識別情報を取得する。
(変形例6)
上述した実施形態では、UIデバイスを識別するUI識別情報が用いられていたが、このUI識別情報に代えて、操作者を識別するユーザ識別情報が用いられてもよい。この場合、ヘッダ用紙は、各々の操作者のユーザ識別情報が付加されて、操作者毎に予め用意される。そして、操作者は、自分のユーザ識別情報が付加されたヘッダ用紙の上に原稿の用紙を重ねて自動原稿送り部61にセットした後、任意のUIデバイスを操作して、自分のユーザ識別情報を入力し、処理条件を設定する。このとき、UIデバイスは、操作者を識別する識別情報を入力して処理条件を指定する操作を受け付ける。そして、画像形成装置20のメモリ22は、UIデバイスが受け付けた操作によって設定された処理条件と、当該操作によって入力されたユーザ識別情報とを対応付けて記憶し、CPU21は、操作者を識別するユーザ識別情報が付加されたヘッダ用紙から当該ユーザ識別情報を取得し、画像読取部26によって、取得したユーザ識別情報と対応付けてメモリ22に記憶された処理条件に従って、用紙の画像を読み取る。
また、この場合、画像形成装置20がユーザ認証機能を有している場合には、ログインした操作者を識別するユーザ識別情報と、上述にて取得したユーザ識別情報とが一致しない場合には、表示操作部25の表示領域に警告メッセージを表示して、上述した画像読取処理を中止してもよい。
上述した実施形態では、UIデバイスを識別するUI識別情報が用いられていたが、このUI識別情報に代えて、操作者を識別するユーザ識別情報が用いられてもよい。この場合、ヘッダ用紙は、各々の操作者のユーザ識別情報が付加されて、操作者毎に予め用意される。そして、操作者は、自分のユーザ識別情報が付加されたヘッダ用紙の上に原稿の用紙を重ねて自動原稿送り部61にセットした後、任意のUIデバイスを操作して、自分のユーザ識別情報を入力し、処理条件を設定する。このとき、UIデバイスは、操作者を識別する識別情報を入力して処理条件を指定する操作を受け付ける。そして、画像形成装置20のメモリ22は、UIデバイスが受け付けた操作によって設定された処理条件と、当該操作によって入力されたユーザ識別情報とを対応付けて記憶し、CPU21は、操作者を識別するユーザ識別情報が付加されたヘッダ用紙から当該ユーザ識別情報を取得し、画像読取部26によって、取得したユーザ識別情報と対応付けてメモリ22に記憶された処理条件に従って、用紙の画像を読み取る。
また、この場合、画像形成装置20がユーザ認証機能を有している場合には、ログインした操作者を識別するユーザ識別情報と、上述にて取得したユーザ識別情報とが一致しない場合には、表示操作部25の表示領域に警告メッセージを表示して、上述した画像読取処理を中止してもよい。
(変形例7)
上述した実施形態では、画像形成装置20が1台である場合を例に挙げて説明したが、画像形成装置20が複数台あってもよい。この場合、用紙がセットされた画像形成装置20は、上述した画像形成装置20と同様の処理を行い、それ以外の画像形成装置20は、上述した端末装置10と同様の処理を行う。
また、この場合、必ずしも各画像形成装置20において同じ処理条件が設定できるわけではない。例えば、モノクロに対応する画像形成装置20では、カラーに関する処理条件の設定を受け付ける画面が用意されていない。そこで、各種の画面データを記憶するUIサーバ装置を設け、画像形成装置20がこのUIサーバ装置から必要な画面を表示するための画面データを取得するようにしてもよい。
上述した実施形態では、画像形成装置20が1台である場合を例に挙げて説明したが、画像形成装置20が複数台あってもよい。この場合、用紙がセットされた画像形成装置20は、上述した画像形成装置20と同様の処理を行い、それ以外の画像形成装置20は、上述した端末装置10と同様の処理を行う。
また、この場合、必ずしも各画像形成装置20において同じ処理条件が設定できるわけではない。例えば、モノクロに対応する画像形成装置20では、カラーに関する処理条件の設定を受け付ける画面が用意されていない。そこで、各種の画面データを記憶するUIサーバ装置を設け、画像形成装置20がこのUIサーバ装置から必要な画面を表示するための画面データを取得するようにしてもよい。
(変形例8)
上述した実施形態において、端末装置10,画像形成装置20にて行なわれる各動作は、それぞれ、単一のハードウェア資源によって実現されてもよいし、複数のハードウェア資源の協働によって実現されてもよい。また、端末装置10のCPU11,画像形成装置20のCPU21により実行される処理は、単一のプログラムによって実現されてもよいし、複数のプログラムの組み合わせによって実現されてもよい。さらに、端末装置10のCPU11,画像形成装置20のCPU21によって実行される各プログラムは、磁気テープや磁気ディスクなどの磁気記録媒体、光ディスクなどの光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータ装置が読み取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムを、インターネットなどの通信回線経由でダウンロードさせることも可能である。
上述した実施形態において、端末装置10,画像形成装置20にて行なわれる各動作は、それぞれ、単一のハードウェア資源によって実現されてもよいし、複数のハードウェア資源の協働によって実現されてもよい。また、端末装置10のCPU11,画像形成装置20のCPU21により実行される処理は、単一のプログラムによって実現されてもよいし、複数のプログラムの組み合わせによって実現されてもよい。さらに、端末装置10のCPU11,画像形成装置20のCPU21によって実行される各プログラムは、磁気テープや磁気ディスクなどの磁気記録媒体、光ディスクなどの光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータ装置が読み取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムを、インターネットなどの通信回線経由でダウンロードさせることも可能である。
10…端末装置、11…CPU、12…メモリ、13…通信部、14…記憶部、15…操作部、16…表示部、20…画像形成装置、21…CPU、22…メモリ、23…通信部、24…記憶部、25…表示操作部、26…画像読取部、27…画像形成部。
Claims (7)
- 記録材の画像を読み取る処理の処理条件を指定する操作を受け付ける複数の操作受付手段と、
前記操作受付手段が受け付けた操作によって指定された処理条件と、当該操作受付手段を識別する識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
前記複数の操作受付手段のいずれかを識別する識別情報が付加された記録材から当該識別情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された識別情報と対応付けて前記記憶手段に記憶された処理条件に従って、記録材の画像を読み取る読取手段と
を備えることを特徴とする読取装置。 - 前記読取手段は、
第1の識別情報が付加された第1の記録材から前記取得手段によって当該第1の識別情報が取得されると、取得された当該第1の識別情報と対応付けて前記記憶手段に記憶された処理条件に従って、当該第1の記録材の後に続く記録材の画像を読み取り、
前記第1の識別情報とは異なる第2の識別情報が付加された第2の記録材から前記取得手段によって当該第2の識別情報が取得されると、取得された当該第2の識別情報と対応付けて前記記憶手段に記憶された処理条件に従って、当該第2の記録材の後に続く記録材の画像を読み取る
ことを特徴とする請求項1に記載の読取装置。 - 前記操作受付手段は、画像を表示する表示領域を有し、
前記取得された識別情報が処理条件と対応付けて前記記憶手段に記憶されていない場合には、当該識別情報によって識別される操作受付手段の表示領域に、処理条件が指定されていないことを通知するメッセージを表示させる表示制御手段を備え、
前記読取手段は、前記取得された識別情報と前記処理条件とが対応付けて前記記憶手段に記憶されるまで、前記画像の読み取りを行わずに待機する
ことを特徴とする請求項1に記載の読取装置。 - 操作者を識別する識別情報を入力して処理条件を指定する操作を受け付ける複数の操作受付手段と、
前記操作受付手段が受け付けた操作によって指定された処理条件と、当該操作によって入力された前記識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
前記操作者を識別する識別情報が付加された記録材から当該識別情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された識別情報と対応付けて前記記憶手段に記憶された処理条件に従って、記録材の画像を読み取る読取手段と
を備えることを特徴とする読取装置。 - 前記識別情報は、バーコード、無線タグ又は不可視トナーのいずれかによって前記記録材に付加される
ことを特徴とする請求項1又は4に記載の読取装置。 - 処理条件を指定する操作を受け付ける複数の操作受付手段と、
前記操作受付手段が受け付けた操作によって指定された処理条件と、当該操作受付手段を識別する識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
前記複数の操作受付手段のいずれかを識別する識別情報が付加された記録材から当該識別情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された識別情報と対応付けて前記記憶手段に記憶された処理条件に従って、記録材の画像を読み取り、当該画像に応じた画像データを出力する読取手段と、
前記取得手段によって取得された識別情報と対応付けて前記記憶手段に記憶された処理条件に従って、前記読取手段によって出力された画像データに応じた画像を記録材に形成する画像形成手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - コンピュータを、
操作受付手段が受け付けた操作によって指定された処理条件と、当該操作受付手段を識別する識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
処理条件を指定する操作を受け付ける複数の操作受付手段のいずれかを識別する識別情報が付加された記録材から当該識別情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された識別情報と対応付けて前記記憶手段に記憶された処理条件に従って、記録材の画像を読取手段に読み取らせる読取制御手段
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008280380A JP2010109762A (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 読取装置、画像形成装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008280380A JP2010109762A (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 読取装置、画像形成装置及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010109762A true JP2010109762A (ja) | 2010-05-13 |
Family
ID=42298741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008280380A Pending JP2010109762A (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 読取装置、画像形成装置及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
2008
- 2008-10-30 JP JP2008280380A patent/JP2010109762A/ja active Pending
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