JP2010109675A - カメラ本体 - Google Patents

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Abstract

【課題】塵埃等の異物による、撮影時の画像データへの影響を軽減できるカメラ本体を提供する。
【解決手段】カメラ本体2は、交換レンズ3を通過した光を撮像して、画像データを生成するCMOSセンサ201と、交換レンズ3とCMOSセンサ201との間に設けられる光学フィルタ221と、光学フィルタ221を加振する圧電素子222及び駆動回路223と、交換レンズ3と光学フィルタ221との間に設けられるメカシャッタ202と、駆動回路223を駆動するCPU211と、CPU211が駆動回路223を駆動する前に、メカシャッタ202を動作させるCPU211と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、交換レンズを装着可能なカメラ本体に関する。
従来から、撮像装置では、撮像素子の前面に配された光学フィルタ等に塵埃等の異物が付着することで、この異物が撮影した画像データに映りこんでしまうという問題が発生していた。
このような塵埃は、レンズ交換時に外部から侵入したものや、カメラ内部でのシャッタやミラーの動作に伴って発生したものである。カメラ内部でのシャッタやミラーの動作に伴って発生する塵埃は、これらの部材が動作することによる、樹脂や金属等の微細な磨耗粉が原因であると考えられている。
このような問題を回避するため、撮像素子前面に設けられた光学素子を振動させることによって、光学素子に付着した塵埃を除去する技術が提案されている。
例えば、特許文献1の撮像装置では、装置の状態に基づいて、振動振幅、振動時間及び振動方向の少なくとも何れかを設定し、この設定に基づいて前記光学素子を振動させるようにしたものが提案されている。
特開2008−42400号公報
ところで、レンズ交換時に外部から侵入した異物は、光学フィルタの前面に配置されるメカシャッタ又はミラー等にも付着する。すなわち、メカシャッタ等に付着した異物は、このメカシャッタ等が動作すると、メカシャッタから振り払われて、光学フィルタに付着する可能性がある。
つまり、メカシャッタ等に付着した異物は、メカシャッタの動作に応じて、光学素子に付着し問題となる可能性がある。
例えば、次の場合が考えられる。まず、電源OFF時においてレンズ交換があったとする。この場合、カメラ本体には、外部から異物が侵入する。この異物は、カメラ本体内において、光学素子だけでなく、メカシャッタ等にも付着する。カメラ本体では、電源がOFFからONにされると、特許文献1の場合、光学素子だけが振動される。これによって、光学素子上の異物が除去される。この後、カメラ本体は、使用者のシャッタスイッチに対する操作に応じて、撮影動作を行なう。撮影動作は、メカシャッタ等を動作させ、撮像素子に撮像を行なわせる。この際、メカシャッタが動作するため、メカシャッタから振り払われた異物は、光学素子上に付着する可能性がある。したがって、この後に使用者によってシャッタスイッチが操作され、次の撮影動作が行われると、光学素子上に付着した異物が、撮影した画像データに映りこんでしまう。
そこで本発明は、上記課題を解決するために、塵埃等の異物による、撮影時の画像データへの影響を軽減できるカメラ本体を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、交換レンズを装着可能なカメラ本体であって、前記交換レンズを通過した光を撮像して、画像データを生成する撮像素子と、前記交換レンズと前記撮像素子との間に設けられる光学素子と、前記光学素子を加振する加振手段と、前記交換レンズと前記光学素子との間に設けられる可動部材と、前記加振手段を駆動する駆動手段と、前記駆動手段が前記加振手段を駆動する前又はしている最中に、前記可動部材を動作させる制御手段と、を備える。
このようにすれば、本発明のカメラ本体は、光学素子を加振する前又は加振している最中に、可動部材を動作させることができる。
また、好ましくは、前記可動部材は、メカシャッタ又は可動式ミラーである、
また、好ましくは、前記交換レンズが装着されたことを検知する検知手段をさらに備え、前記駆動手段は、前記検知手段によって交換レンズが装着されたことを検知した場合、前記加振手段を駆動する。
このようにすれば、交換レンズ装着時に侵入する異物による、撮影した画像データへの影響をより軽減できるようになる。
また、好ましくは、電源がOFFからONにする指示を受け付ける受付手段をさらに備え、前記駆動手段は、前記受付手段が指示を受け付けた場合、前記加振手段を駆動する。
また、好ましくは、画像を表示可能な表示手段と、前記駆動手段が前記加振手段を駆動する場合、前記可動部材が動作される旨を示す報知画像を、前記表示手段に表示させる表示制御手段と、をさらに備える。
このようにすれば、塵埃除去動作前に可動部材が動作することによって、カメラ本体が故障したと使用者が誤認することを防止できる。
また、別の形態として、交換レンズを装着可能なカメラ本体であって、前記交換レンズを通過した光を撮像して、画像データを生成する撮像素子と、前記交換レンズと前記撮像素子との間に設けられる光学素子と、前記光学素子を加振する加振手段と、前記交換レンズと前記光学素子との間で光路を確保する固定部材と、可動部材と、前記加振手段を駆動する駆動手段と、前記駆動手段が前記加振手段を駆動する前又はしている最中に、前記可動部材を動作させる制御手段と、を備える。
このようにすれば、可動部材の動作によって、固定部材に付着した異物が振り払われて、光学素子に付着し、撮影した画像データに影響を与えるといったことを軽減できる。
また、別の形態として、可動レンズを有する交換レンズを装着可能なカメラ本体であって、前記交換レンズを通過した光を撮像して、画像データを生成する撮像素子と、前記交換レンズと前記撮像素子との間に設けられる光学素子と、前記光学素子を加振する加振手段と、前記交換レンズと前記光学素子との間で光路を確保する固定部材と、前記加振手段を駆動する駆動手段と、前記駆動手段が前記加振手段を駆動する前又はしている最中に、前記可動レンズを動作させるための制御信号を前記交換レンズに送信する送信手段と、を備える。
このようにすれば、可動レンズの動作によって、固定部材に付着した異物が振り払われて、光学素子に付着し、撮影した画像データに影響を与えるといったことを軽減できる。
本発明のカメラ本体は、光学素子を加振する前又は加振している最中に、可動部材を動作させることにより、塵埃等の異物による、撮影時の画像データへの影響を軽減できる。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明をデジタルカメラ1に適用した例を説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1のデジタルカメラ1は、カメラ本体2と交換レンズ3とを備えてなる。カメラ本体2は、CMOSセンサ201の前面に、光学フィルタ221を備える。光学フィルタ221は、例えば、ローパスフィルタ(LPF)が考えられる。光学フィルタ221には、圧電素子222が接着され、圧電素子222には、駆動回路223が接続されている。圧電素子222は、駆動回路223によって電圧が与えられることで、光学フィルタ221を加振する。これによって、光学フィルタ221は振動され、光学フィルタ221上に付着した塵埃を除去できるようになる。なお、交換レンズと光学フィルタ221の間には、メカシャッタ202が配置される。メカシャッタ202は、CPU211の制御に応じて動作する。
カメラ本体2は、電源をOFFからONに変更された場合に光学フィルタ221を振動させるようにしている。カメラ本体2は、電源をOFFからONに変更された際、メカシャッタ202を動作させた後、光学フィルタ221を振動させる。これによって、メカシャッタ202に付着した塵埃による、画像データへの影響を軽減できる。
また、カメラ本体2は、電源がONの状態において、交換レンズ3の装着があった場合、光学フィルタ221を振動させるようにしている。カメラ本体2は、電源ONの状態において、交換レンズの装着を検知した際、メカシャッタ202を動作させた後、光学フィルタ221を振動させる。これによって、交換レンズ3の交換に伴って侵入した異物が、メカシャッタ等に付着した場合であっても、この付着した異物を積極的にメカシャッタ202から除去した後、光学フィルタ221上に付着した異物を除去することができる。すなわち、メカシャッタ202に付着した異物による、画像データへの影響を軽減できる。
〔1.構成〕
〔1−1 全体構成の概要〕
図1は、本実施の形態に係るデジタルカメラ1の斜視図である。図2は、本実施の形態に係るデジタルカメラ1の構成図である。
本実施の形態のデジタルカメラ1は、カメラ本体2と、カメラ本体2に装着可能な交換レンズ3と、を備える。
カメラ本体2は、CMOSセンサ201、メカシャッタ202、信号処理プロセッサ203(DSP)、バッファメモリ204、液晶モニタ205、電子ビューファインダー206(EVF)、電池207、ボディマウント208、フラッシュメモリ209、カードスロット210、CPU211、シャッタスイッチ212、ストロボ213、マイク214、及びスピーカー215を備える。また、カメラ本体2は、光学フィルタ221、圧電素子222及び駆動回路223を備える。
また交換レンズ3は、レンズマウント301、ズームレンズ303やフォーカスレンズ304を含むレンズ系、フォーカスレンズ304を駆動するフォーカス駆動部306、絞り307、絞り307を駆動する絞り駆動部308、ズームリング309、フォーカスリング310、レンズコントローラ311、バッファメモリ312、およびズームレンズ位置検出器313を備える。
〔1−2 カメラ本体2の構成〕
カメラ本体2は、交換レンズ3のレンズ系によって集光された被写体像を撮像して、撮像した画像データを記憶媒体(メモリーカード等)に記録できるように構成されている。
CMOSセンサ201は、受光素子と、AGC(ゲイン・コントロール・アンプ)と、ADコンバータを含んで構成される。受光素子は、レンズ系によって集光された光学的信号を電気信号に変換し、画像データを生成する。またAGCは、受光素子から出力された電気信号を増幅するものである。ADコンバータは、AGCから出力された電気信号をデジタル信号に変換するものである。なお、CMOSセンサ201は、CPU211から受信した制御信号に従って、露光、転送、電子シャッタなどの各種の動作を行う。この各種動作は、タイミングジェネレータ等で実現可能である。
光学フィルタ221は、交換レンズ3の光学系とCMOSセンサ201との間に設けられる部材である。光学フィルタ221は、例えば、LPF又は、LPFより分離された水晶複屈折板等である。光学フィルタ221は、CMOSセンサの受光面に塵埃が付着することを予防する部材でもある。
光学フィルタ221には、圧電素子222が接着されている。また、圧電素子222には、駆動回路223が接続されている。これによって、光学フィルタ221は、CPU211からの制御に応じて、振動されるように構成されている。すなわち、圧電素子222は、駆動回路223から一定の周期を持った電圧が加えられることによって、伸縮する。光学フィルタ221は、圧電素子222が伸縮すると、この伸縮に伴って、振動が発生する。これらの光学フィルタを振動させる技術は、従来技術と同様の技術であるため、詳細は割愛する。
なお、本実施の形態では、光学フィルタ221の下部に粘着部材を設けている。これによって、光学フィルタ221の振動により光学フィルタ221上から除去された塵埃が粘着部材に付着されるようにしている。
ここで駆動回路223は、CPU211の制御に応じた振動時間及び振動振幅で、光学フィルタ221を振動させるようにしている。まず、CPU211の制御に応じた振動時間で、光学フィルタ221を振動させる方法を説明する。CPU211は、駆動回路223に対して、PWM(Pulse Width Modulation)の出力時間、駆動周波数、切り替え時間等に関する情報を出力することで可能になる。例えば、300msecの振動時間で光学フィルタ221を振動させる場合、駆動回路223は、300msecの駆動時間で、圧電素子222を駆動する。つまり、駆動回路223は、図4のように、複数の駆動周波数(f1、f2、f3)の電圧を、100msecの駆動時間(切り替え時間)ずつ、印加する。つまり、駆動回路223は、駆動周波数f1の電圧を、100msecの駆動時間分、圧電素子222に印加する。次に、駆動回路223は、駆動周波数f2の電圧を、100msecの駆動時間分、圧電素子222に印加する。駆動周波数f3の電圧についても同様の印加を行なう。これによって、駆動回路223は、駆動時間で圧電素子222を駆動させ、これに伴い振動時間で光学フィルタ221を振動させるようにしている。これによって、光学フィルタ221は振動され、光学フィルタ221に付着された塵埃が除去できる。
なお、駆動回路223は、200msecよりも長い600msecの振動時間で光学フィルタ221を振動させる場合、2つのパターンで振動時間を調整することができる。1つ目が、駆動周波数毎の駆動時間を調整する方法である。また、2つ目が、駆動周波数の分解能を調整する方法である。駆動周波数毎の駆動時間を調整する方法について説明する。この場合、駆動回路223は、図4のように、複数の駆動周波数(f1、f2、f3)の電圧を、200msecの駆動時間ずつ、圧電素子222に印加する。これによって、トータル600msecの駆動時間分、圧電素子222を駆動できるので、600msecの振動時間分、光学フィルタ221を振動できる。また、駆動周波数の分解能を調整する方法について説明する。この場合、駆動回路223は、図4のように、複数の駆動周波数(f11〜f16)の電圧を、100msecの駆動時間ずつ、圧電素子222に印加する。これによって、トータル600msecの駆動時間分、圧電素子222を駆動できるので、600msecの振動時間分、光学フィルタ221を振動できる。要するに、駆動周波数毎の駆動時間及び駆動周波数の分解能を調整することによって、圧電素子222の駆動時間(光学フィルタ221の振動時間)を調整することができる。なお、圧電素子を駆動する周波数帯(1次共振、2次共振、3次共振など)を変更して、駆動時間を長くしたり、短くしたりすることも可能である。また、同じ駆動を複数回行なうことで、駆動時間を長くすることも可能である。
次に、CPU211に応じた振動振幅で、光学フィルタ221を振動させる方法について説明を行なう。CPU211は、駆動回路223に対して、圧電素子222への出力電圧を制御することで可能になる。すなわち、光学フィルタ221の振動振幅を変化させるには、圧電素子222に印加する電圧の大きさを変化させればよい。したがって、光学フィルタ221の振動振幅を大きくしたい場合、圧電素子222に印加する電圧を大きくすればよいし、光学フィルタ221の振動振幅を小さくしたい場合、圧電素子222に印加する電圧を小さくすればよい。
メカシャッタ202は、レンズ系を介して入射された、CMOSセンサ201に対する光学的信号の遮断又は通過を切り替える。メカシャッタ202は、メカシャッタ駆動部によって駆動される。メカシャッタ駆動部は、モータ、バネ等の機構部品からなり、CPU211の制御によって、メカシャッタ202を駆動する。要するに、メカシャッタ202は、開けたり閉じたりして、CMOSセンサ201に当たる光の量を時間的に調整するものである。なお、メカシャッタ202は、光学フィルタ221と同じ空間に設けられている。すなわち、メカシャッタ202に付着した塵埃は、メカシャッタ202が動作させられると、メカシャッタ202から振り払われる。これによって、メカシャッタ202から振り払われた一部の塵埃は、メカシャッタ202や光学フィルタ221が設けられた空間内を浮遊して、光学フィルタ221上に付着する可能性がある。
なお、本実施の形態において、メカシャッタが設けられる空間は、ミラーを備えるカメラ本体の場合、ミラーボックスの内部である。また、ミラーを備えないカメラ本体の場合、メカシャッタが設けられる空間は、光路を形成する部材の内部である。図2では、ミラーを備えないカメラ本体2であるため、光路を形成する部材によって形成される空間230である。
信号処理プロセッサ203(DSP)は、ADコンバータによってデジタル信号に変換された画像データに、所定の画像処理を施すものである。所定の画像処理としては、ガンマ変換、YC変換、電子ズーム処理、圧縮処理、伸張処理等が考えられるが、これに限られるものではない。
バッファメモリ204は、信号処理プロセッサ203で処理を行う際、および、CPU211で制御処理を行う際に、ワークメモリとして作用する。バッファメモリ204は、例えば、DRAMなどで実現可能である。
液晶モニタ205は、カメラ本体2の背面に配置されるものであり、CMOSセンサ201で生成された画像データまたはその画像データに所定の処理が施された画像データを表示可能である。ここで液晶モニタ205に入力される画像信号は、信号処理プロセッサ203から液晶モニタ205に出力される際、DAコンバータによってデジタル信号からアナログ信号に変換される。
電子ビューファインダー206は、カメラ本体2に配置されるものであり、CMOSセンサ201で生成された画像データまたはその画像データに所定の処理が施された画像データを表示可能である。電子ビューファインダー206に入力される画像信号も同様に、信号処理プロセッサ203から電子ビューファインダー206に出力される際、DAコンバータによってデジタル信号からアナログ信号に変換される。
ここで液晶モニタ205と電子ビューファインダー206への表示は、表示切替手段217によって、一方又は両方に表示されるようにしている。
電池207は、デジタルカメラ1で消費するための電力を供給する。電池207は、例えば乾電池であってもよいし、充電池であってもよい。また、電池207コードにより外部から供給される電力をデジタルカメラ1に供給するものであってもよい。
ボディマウント208は、交換レンズ3のレンズマウント301と相俟って、交換レンズ3の着脱を可能にする部材である。ボディマウント208は、交換レンズ3と接続端子等を用い電気的に接続可能であるとともに、係止部材等のメカニカルな部材によって機械的にも接続可能である。ボディマウント208は、交換レンズ3に含まれるレンズコントローラ311からの信号をCPU211へ出力できるとともに、CPU211からの信号を交換レンズ3のレンズコントローラ311に出力できる。すなわち、CPU211は、交換レンズ3側のレンズコントローラ311と制御信号やレンズ系に関する情報などを送受信可能である。また、ボディマウント208は、電池207から供給された電力を、レンズコントローラ311に供給する。これによって、ボディマウント208は、交換レンズ3内で消費される電力を供給するようにしている。
フラッシュメモリ209は、内蔵メモリとして用いられる記憶媒体である。フラッシュメモリ209は、画像データまたはその画像データに所定の処理が施された画像データを記憶可能である。また、デジタル化された音声信号も記憶可能である。加えて、画像データや音声信号の他にCPU211の制御のためのプログラムや設定値などを記憶可能である。
カードスロット210は、メモリカード218を着脱するためのスロットである。メモリカード218は、画像データまたはその画像データに所定の処理が施された画像データを記憶可能である。また、デジタル化された音声信号も記憶可能である。要するにメモリカード218は、記憶媒体である。
CPU211は、カメラ本体2の各部を制御するものである。CPU211は、マイクロコンピュータで実現してもよく、ハードワイヤードな回路で実現してもよい。すなわち、CPU211は、各種の制御を実行する。
ここでCPU211は、電源がONの状態において、交換レンズ3の装着を検知できるようにしている。具体的にCPU211は、ボディマウント208とレンズマウント301の電気接点が接続されているか否かで判別する。つまり、CPU211は、ボディマウント208とレンズマウント301の電気接点が接続されている場合、レンズコントローラ311との通信が可能になるので、交換レンズ3が装着されていると判断する。また、CPU211は、ボディマウント208とレンズマウント301の電気接点が接続されていない場合、交換レンズ3が装着されていないと判断する。つまり、CPU211は、ボディマウント208とレンズマウント301の電気接点が接続されていない状態から、電気接点が接続されている状態になった場合、交換レンズの装着を検知する。
また、CPU211は、電源がOFFからONにされた場合、電源がOFFであった時において、交換レンズが他の交換レンズに変更されたか否かを判別できるようにしている。CPU211は、交換レンズの識別番号をレンズコントローラ311から取得して、比較することで、交換レンズの変更を検知するようにしている。
具体例で説明する。カメラ本体2は、交換レンズが装着されていない状態であるとする。また、カメラ本体2は、電源がONにされている状態であるとする。なお、交換レンズのフラッシュメモリ314には、識別IDが記憶されているものとする。例えば、カメラ本体2(CPU211)は、第1の交換レンズ(識別ID「001」)が装着された場合、交換レンズの識別IDを要求する要求信号をレンズコントローラ311に送信する。この際、レンズコントローラ311では、要求信号に応じて、フラッシュメモリ314から読み出した識別ID「001」を、CPU211に送信する。つまり、レンズコントローラ311は、要求信号に応じて、識別IDをCPU211に送信できるように構成されている。CPU211は、識別ID「001」をレンズコントローラ311から取得し、フラッシュメモリ209に記憶する。
ここでカメラ本体2は、使用者によって電源釦225が操作されたとする。この場合、カメラ本体2の電源がONからOFFに変更される。また、カメラ本体2は、電源がOFFの状態において、使用者によって交換レンズが、第1の交換レンズから、第2の交換レンズ(識別ID「002」)に変更されたとする。さらに、カメラ本体2は、使用者によって電源釦225が操作されたとする。この場合、カメラ本体2の電源がOFFからONに変更される。
カメラ本体2は、電源がOFFからONに変更された場合、識別IDを要求する要求信号を送信する。この際、レンズコントローラ311では、要求信号に応じて、フラッシュメモリ314から読み出した識別ID「002」を、CPU211に送信する。CPU211は、識別ID「002」を取得すると、フラッシュメモリ209に記憶されている識別ID「001」を読み出して、取得した識別ID「002」と比較する。CPU211は、取得した識別IDと、読み出した識別IDが違う場合、電源OFF状態において、交換レンズが他の交換レンズに変更されたと判断する。一方CPU211は、取得した識別IDと、読み出した識別IDが同じ場合、電源がOFFの状態において、交換レンズが他の交換レンズに変更されていないと判断する。
この例の場合、CPU211は、電源OFF状態において、交換レンズが他の交換レンズに変更されたと判断する。なお、CPU211は、電源OFF状態において、交換レンズが他の交換レンズに変更されていた場合、取得した識別IDをフラッシュメモリ209に記憶する。これによって、電源OFF状態におけるレンズ交換を検知できるようにしている。
シャッタスイッチ212は、カメラ本体2の上面に設けられた釦であり、使用者からの半押しおよび全押し操作を検知する。シャッタスイッチ212は、使用者から半押し操作を受け付けると、半押し信号をCPU211に出力する。一方、シャッタスイッチ212は、使用者から全押し操作を受け付けると、全押し信号をCPU211に出力する。これらの信号に基づいて、CPU211は様々な制御を行なう。なお、本実施の形態において全押し信号は、撮影開始信号である。
ストロボ213は、CPU211からの制御信号に基づいて、被写体に対して光の照射を行なうものである。マイク214は、音声を電気信号に変換するものである。スピーカー215は、電気信号を音声に変換するものである。
ダストリダクションスイッチ224は、カメラ本体2の外装に設けられる操作部材である。ダストリダクションスイッチ224は、使用者から操作された場合、操作信号をCPU211に送信する。CPU211は、この操作信号に基づいて、光学フィルタ221を振動させるための制御を行なう。これによって、使用者は、ダストリダクションスイッチ224を操作して、光学フィルタ221を振動させ、光学フィルタ221上に付着した塵埃を除去することができる。なお、ダストリダクションスイッチは、専用釦で構成したが、他のスイッチとの兼用であってもかまわない。また、液晶モニタに表示した表示画像から、使用者にダストリダクション操作を選択させるようにしてもよい。
電源釦225は、カメラ本体2の電源をOFFとONの間で切り替えるものである。電源釦225が使用者によって操作されると、カメラ本体2の各部材に電池207から電力が供給される。
なお、本実施の形態の電源がOFFの状態とは、カメラ本体の全ての部品に対する電力の供給をOFFにすることに限らない。つまり、一部の部品が電力に基づいて稼動していてもかまわない。例えば、一部の部品には、時間を計測するタイマ等が考えられる。言い換えれば、カメラ本体2の主要機能、つまり撮影機能を実現するための部品に電力が供給されているかいないかで判断すればよい。
〔1−3 交換レンズ3の構成〕
レンズ系は、ズームレンズ303とフォーカスレンズ304とOISレンズ305と対物レンズ302を含んで構成され、被写体からの光を集光する。ズームレンズ303は、ズームリング309によって駆動され、ズーム倍率を調整するものである。フォーカスレンズ304は、フォーカス駆動部306又はフォーカスリング310によって駆動され、ピントの調節を行なうようにしたものである。要するに、フォーカスレンズ304やズームレンズ303は可動レンズである。
フォーカス駆動部306は、レンズコントローラ311の制御にしたがって、フォーカスレンズ304を駆動させるようにしたものである。フォーカス駆動部306は、ステッピングモータとドライバで実現した例を説明している。フォーカス駆動部306は、レンズコントローラ311から電力が供給されてフォーカスレンズ304を駆動するように構成されている。
絞り307は、レンズ系を通過する光の量を調整するものである。例えば、光の調整は、5枚羽根などで構成される開口部を大きくしたり、小さくしたりすることで可能である。
絞り駆動部308は、絞り307の開口部の大きさを変更するものである。実施の形態1では、レンズコントローラ311の制御に基づいて、絞り307の開口部の大きさを変更するようにしている。ここで開口部の大きさは、AV値によって指定可能である。なお、絞り駆動部308は、レンズコントローラ311からの制御に基づいて、絞り307を駆動するようにしているが、これに限られず、機械的な方法によって駆動させてもよい。
なお、絞り駆動部308は、絞りの開口部の大きさ(位置)を検出し、AV(Aperture Value)値として出力するエンコーダを備える。絞り駆動部308は、AV値をレンズコントローラ311に出力する。この絞り駆動部308から出力されるAV値は、例えば、AV「1」〜「6」である。
ズームリング309は、交換レンズ3の外装に設けられ、使用者からの操作に応じて、ズームレンズ303を駆動させるものである。ズームリング309は、使用者によって回動操作されると、機械的に、ズームレンズ303を駆動する。
フォーカスリング310は、交換レンズ3の外装に設けられ、使用者からの操作に応じて、フォーカスレンズ304を駆動させるものである。なお、フォーカスリング310は、使用者によって回動操作されると、摺動抵抗が操作を検知し、レンズコントローラ311に操作に関する信号が入力される。レンズコントローラ311は、入力された操作に関する信号に応じて、フォーカス駆動部306を制御する。これによって、フォーカス駆動部306は、フォーカスレンズ304を駆動する。
レンズコントローラ311は、交換レンズ3全体を制御するものである。レンズコントローラ311は、マイクロコンピュータで実現してもよく、ハードワイヤードな回路で実現してもよい。すなわち、レンズコントローラ311は、各種の制御を実行する。
レンズコントローラ311は、CPU211から要求信号を取得する。また、レンズコントローラ311は、要求信号に応じて、フラッシュメモリ314から識別IDを読み出す。レンズコントローラ311は、この読み出した識別IDをCPU211に送信する。
バッファメモリ312は、レンズコントローラ311で制御処理を行う際に、ワークメモリとして作用する。バッファメモリ312は、例えば、DRAMなどで実現可能である。
フラッシュメモリ314は、レンズコントローラ311と電気的に接続して構成される。そして、フラッシュメモリ314は、制御プログラムやパラメータ等が記憶可能になっている。例えば、フラッシュメモリ314には、交換レンズの識別IDが記憶されている。
ズームレンズ位置検出器313は、ズームレンズ303のズームポジションに関する情報を取得する。具体的にズームポジションは、ズームレンズ303の可動範囲を複数に分割し、分割された領域単位で指定されるズームレンズ303の位置を示すものである。レンズコントローラ311は、このズームレンズ位置検出器313が検出したズームポジションに関する情報を定期的に取得するように構成されている。
ここでズームレンズ位置検出器313は、摺動抵抗等で構成され、ズームレンズ303のズームポジションに関する情報を電圧値で検出する。また、レンズコントローラ311は、ズームレンズ位置検出器313が検出した電圧値を定期的に読み出し、この電圧値をAD変換することで、256分割したズームポジションに関する情報(デジタル化したデータ)を取得する。
〔2.実施の形態と本発明との対応関係〕
カメラ本体2は、本発明のカメラ本体の一例である。CMOSセンサ201は、本発明の撮像素子の一例である。光学フィルタ221は、本発明の光学素子の一例である。圧電素子222及び駆動回路223は、本発明の加振手段の一例である。メカシャッタ202は、本発明の可動部材の一例である。CPU211は、本発明の駆動手段及び制御手段の一例である。
なお、CPU211は、本発明の検知手段の一例である。また電源釦225は、本発明の受付手段の一例である。液晶モニタ205は、本発明の表示手段の一例である。CPU211は、本発明の表示制御手段の一例である。なお、ボディマウント208は、本発明の固定部材の一例である。
〔3.動作〕
上記のように構成されたデジタルカメラ1の動作を、図5のフローチャートを用いて説明する。カメラ本体2の電源がOFFの状態から説明を開始する。
CPU211は、電源釦225が操作されることによって、カメラ本体2の電源がOFFからONに変更された場合(A1)、メカシャッタ202を動作させるように制御する(A2)。メカシャッタ202の動作は、特に限定されないが、例えば、シャッタの開閉を1又は複数回行なう。CPU211は、メカシャッタ202の制御後、200msecの振動時間で、光学フィルタ221を振動させるように制御する(A3)。つまり、CPU211は、圧電素子222を200msecの駆動時間で駆動するように、駆動回路223を制御する。ステップA3の際、CPU211は、塵埃除去動作に伴ってメカシャッタ202が動作された旨を示す報知画像(図6)を、画像処理プロセッサ203等を介して液晶モニタ205に表示させる。これによって、使用者は、除去動作に伴ってメカシャッタ202が動作したことを把握することができる。
CPU211は、電源ON状態において、交換レンズの装着が発生したか否かを判別する(A4)。したがって、CPU211は、交換レンズが外された後、同じ又は他の交換レンズが装着された場合、メカシャッタ202を動作させるように制御する(A5)。CPU211は、メカシャッタ202の制御後、400msecの振動時間で、光学フィルタ221を振動させるように制御する(A6)。ステップA6の際、CPU211は、図6のような報知画像を、画像処理プロセッサ203等を介して液晶モニタ205に表示させる。一方、CPU211は、交換レンズが着脱されていない場合、ステップA7に動作を移行する。CPU211は、ダストリダクションスイッチ224が操作されたか否かを判別する(A7)。CPU211は、ダストリダクションスイッチ224が操作された場合、800msecの振動時間で、光学フィルタ221を振動させるように制御する(A8)。一方、CPU211は、ダストリダクションスイッチ224が操作されていない場合、ステップA7に動作を移行する。CPU211は、カメラ本体2の電源がONからOFFにされたか否かを判断する(A9)。CPU211は、カメラ本体2の電源がONからOFFにされた場合、600msecの振動時間で、光学フィルタ221を振動させるように制御する(A10)。一方、CPU211は、カメラ本体2の電源がONのままの場合、ステップA4に動作を移行する。
なお、実施の形態1は、図3のような動作タイミングに、図3のような振動時間で、光学フィルタ221を振動させるようにしている。
〔4.まとめ〕
カメラ本体2は、交換レンズ3を通過した光を撮像して、画像データを生成するCMOSセンサ201と、交換レンズ3とCMOSセンサ201との間に設けられる光学フィルタ221と、光学フィルタ221を加振する圧電素子222及び駆動回路223と、交換レンズ3と光学フィルタ221との間に設けられるメカシャッタ202と、駆動回路223を駆動するCPU211と、CPU211が駆動回路223を駆動する前に、メカシャッタ202を動作させるCPU211と、を備える。
このようにすれば、カメラ本体は、光学フィルタを加振する前に、メカシャッタを動作させることができる。このため、塵埃等の異物による、撮影時の画像データへの影響を、より軽減できる。
(実施の形態2)
実施の形態2を説明する。上記実施の形態1と同様の構成については、説明を割愛する。
実施の形態2のカメラ本体2は、電源がOFFからONに変更された場合、光学フィルタ221を振動させる。この際、カメラ本体2は、この電源OFF状態において、交換レンズが他の交換レンズに変更されたか否かを判別できるようになっている。カメラ本体2は、電源がOFFからONに変更された場合であって、交換レンズが他の交換レンズに変更されていた場合、メカシャッタ202を動作させ、400msecの振動時間で光学フィルタ221を振動させる。一方カメラ本体2は、交換レンズが他の交換レンズに変更されていなかった場合、200msecの振動時間で光学フィルタ221を振動させる。
〔2.実施の形態と本発明との対応関係〕
対応関係は、実施の形態1で説明した通りである。
〔3.動作〕
上記のように構成されたデジタルカメラ1の動作を、図7のフローチャートを用いて説明する。実施の形態1と同様の動作は、説明を割愛する。
ステップB1は、ステップA1と同じである。CPU211は、ステップB1において、カメラ本体2の電源がOFFからONに変更された場合、電源OFF状態において、交換レンズが他の交換レンズに変更されたか否かを判断する(B2)。CPU211は、電源OFF状態において、交換レンズが他の交換レンズに変更されていた場合、メカシャッタ202を動作させるように制御する(B31)。CPU211は、メカシャッタ202の制御後、400msecの振動時間で、光学フィルタ221を振動させるように制御する(B32)。一方、CPU211は、電源OFF状態において、交換レンズが他の交換レンズに変更されていない場合、200msecの振動時間で、光学フィルタ221を振動させるように制御する(B33)。
ステップB4〜B10については、ステップA4〜A10と同様である。
なお、実施の形態2は、図3のような動作タイミングに、図3のような振動時間で、光学フィルタ221を振動させるようにしている。
(実施の形態3)
実施の形態3を説明する。上記実施の形態1と構成は同様であるため、構成の説明は割愛する。
実施の形態3のカメラ本体2は、電源をOFFからONに変更された場合に光学フィルタ221を振動させるようにしている。カメラ本体2は、電源をOFFからONに変更された際、フォーカスレンズ304を制御するための制御信号を交換レンズ3に送信した後、光学フィルタ221を振動させる。ここでカメラ本体2は、フォーカスレンズ304を可動範囲の端部に衝突させる制御信号を送信する。交換レンズ3は、この制御信号に基づいて、フォーカスレンズ304を制御し、フォーカスレンズ304を可動範囲の端部に衝突させる。これによって、フォーカスレンズ304の衝突で、ボディマウント304に付着した塵埃等が、振り払われる。そして、振り払われた塵埃が光学素子上に付着したとしても、光学素子を振動させるので、光学素子上に付着した塵埃を除去できる。すなわち、ボディマウント208等に付着した異物による、画像データへの影響を軽減できる。なお、ボディマウント208等に付着した異物は、課題で説明したメカシャッタに付着する異物と同様の理由である。
〔2.実施の形態と本発明との対応関係〕
上記実施の形態1,2と異なる点を説明する。CPU211は、本発明の送信手段の一例である。フォーカスレンズ304は、本発明の可動レンズの一例である。
〔3.動作〕
上記のように構成されたデジタルカメラ1の動作を、図7のフローチャートを用いて説明する。実施の形態1の動作を同様の動作については、説明を割愛する。
実施の形態3では、ステップA2及びステップA5の動作を、次のように変更する。CPU211は、レンズコントローラ311に対して、フォーカスレンズ304を衝突させるように制御する制御信号を送信する。レンズコントローラ311は、制御信号に応じて、フォーカス駆動部306を駆動し、フォーカスレンズ304を可動範囲の端部に衝突させる。
〔4.まとめ〕
実施の形態3のカメラ本体2は、交換レンズ3を通過した光を撮像して、画像データを生成するCMOSセンサ201と、交換レンズ3とCMOSセンサ201との間に設けられる光学フィルタ221と、光学フィルタ221を加振する圧電素子222及び駆動回路223と、交換レンズ3と光学フィルタ221との間で光路を確保するボディマウント208と、駆動回路223を駆動するCPU211と、CPU211が駆動回路223を駆動する前に、フォーカスレンズ304を動作させるための制御信号を交換レンズ3に送信するCPU211と、を備える。
このようにすれば、フォーカスレンズの動作によって、ボディマウントに付着した異物が振り払われ、光学フィルタに付着し、撮影した画像に影響を与えるといったことを、より軽減できる。
(他の実施の形態)
本発明の実施の形態として、実施の形態1を例示した。しかし、本発明は、実施の形態1に限定されず、他の実施の形態においても実現可能である。そこで、本発明の他の実施の形態を以下まとめて説明する。
実施の形態1、2では、CMOSセンサ201を備えて構成した。しかし、これに限られず、例えば、CCDイメージセンサを備えて構成してもよい。すなわち、撮像手段は、被写体像を撮像して、画像データ(デジタル信号又は電気信号)を生成できるものであれば、どのような構成であってもかまわない。なお、CMOSセンサで構成した場合、消費電力を減らすことができる。
実施の形態1、2では、圧電素子に電圧を与えることによって、光学フィルタの振動を可能にした。しかし、これに限られず、例えば、他のアクチュエータで、光学フィルタを振動させることも可能である。
本実施の形態1、2では、光学フィルタ221に圧電素子222を接着して、光学フィルタ221を振動させるようにしたが、これに限られない。例えば、光学フィルタ(LPF)と異なる透明部材に圧電素子を接着して、透明部材を振動させるようにしてもよい。この場合、撮像素子の前面に、光学フィルタ(LPF)を設け、この光学フィルタの前面に、透明部材を設ける。この透明部材は、塵埃を除去するために設けられた専用部材である。なお、LPFで振動を実現した場合、塵埃を除去する役割も果たすため、カメラ本体の部品点数を減らすことが可能になる。
実施の形態では、光学フィルタの形状は円形を示しているが、四角形等の多角形でもよい。
実施の形態では、圧電素子の形状は円環タイプを示したが、短冊タイプでもよく、用いる数量も1つに限らず、複数を用いてもよい。
実施の形態では、可動部材の一例として、メカシャッタ202を動作させるようにした。しかし、これに限られず、可動部材は、ミラーであってもよい。
実施の形態では、光学フィルタを振動させる前に、メカシャッタ202のような他の機能を有する可動部材を動作させるようにした。このようにすれば、この可動部材が他の機能を実現するために動作したことによる、画像データへの影響を軽減できる。例えば、課題で説明したように、撮影動作時にメカシャッタが動作したことによる、画像データへの影響を軽減できる。なお、本実施の形態では、上記のように構成しているが、可動部材は、光学素子の振動前にのみ動作させる専用部材であってもよい。このような場合、可動部材の動作によって、固定部材等から異物を除去させることができるので、画像データへの影響を軽減できる。
実施の形態1では、CPU211が、メカシャッタ202を制御した後、光学フィルタ221を振動させるようにした。しかし、これに限られず、CPUは、光学フィルタを振動させている最中に、メカシャッタを制御してもよい。
実施の形態2では、電源OFF状態において、交換レンズが他の交換レンズに変更されたか否かを検知し、検知した結果に応じて、圧電素子222の駆動時間を調整するようにした。しかし、これに限られず、他の実施の形態では、電源OFF状態において、交換レンズの着脱があったか否かを検知し、検知した結果に応じて、圧電素子222の駆動時間を調整するようにしてもよい。交換レンズの着脱とは、交換レンズが外されて、取り付けられたことである。したがって、交換レンズの着脱があったか否かの判断は、交換レンズがカメラ本体から外されたことを検知して判断してもよいし、交換レンズがカメラ本体に取り付けられたことを検知して判断してもよい。したがって、カメラ本体は、電源がOFFからONにされた場合であって、電源がOFFの状態において交換レンズの装着(取り付け)があったと判断した場合、メカシャッタを制御後、光学フィルタの振動を行なわせるとよい。
また、実施の形態2では、電源がOFFからONにされた場合、レンズ交換に応じて、圧電素子222の駆動時間を調整するようにした。しかし、これに限られず、圧電素子222に対する印加電圧を調整するようにしてもよい。この場合、CPU211は、電源OFF状態において、レンズ交換があった場合、印加電圧を大きくして、圧電素子222を駆動するように駆動回路223を制御するとよい。一方、CPU211は、電源OFF状態において、レンズ交換がない場合、印加電圧を小さくして、圧電素子222を駆動するように駆動回路223を制御するとよい。このようにすれば、レンズ交換していない場合に、不必要な振動をすることなく、光学フィルタ上の塵埃を除去できるので、カメラ本体として、消費電力を軽減することができる。
実施の形態1、2では、異なる駆動時間を用いて駆動回路を制御するようにしているが、同じ駆動時間を用いてもよい。
実施の形態3では、可動レンズとして、フォーカスレンズを用いた例を説明した。しかし、これに限られず、ズームレンズであってもかまわない。
すなわち、本発明は、上記実施の形態に限られず、種々な構成で実現可能である。
本発明は、交換レンズを装着可能なカメラ本体などに適用可能である。
本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの斜視図 本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの動作タイミングと光学フィルタの振動時間との対応関係を説明するための図 本発明の実施の形態に係る駆動時間を用いた圧電素子の駆動方法を説明するための図 本発明の実施の形態1に係るカメラ本体の動作例を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態1に係る塵埃除去動作時における表示画面例を説明するための図 本発明の実施の形態2に係るカメラ本体の動作例を説明するためのフローチャート
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 カメラ本体
3 交換レンズ
201 CMOSセンサ
202 メカシャッタ
203 信号処理プロセッサ
204 バッファメモリ
205 液晶モニタ
206 電子ビューファンダー
207 電池
208 ボディマウント
209 フラッシュメモリ
211 CPU
212 シャッタスイッチ
221 光学フィルタ
222 圧電素子
223 駆動回路
224 ダストリダクションスイッチ
225 電源釦
301 レンズマウント
311 レンズコントローラ
314 フラッシュメモリ

Claims (7)

  1. 交換レンズを装着可能なカメラ本体であって、
    前記交換レンズを通過した光を撮像して、画像データを生成する撮像素子と、
    前記交換レンズと前記撮像素子との間に設けられる光学素子と、
    前記光学素子を加振する加振手段と、
    前記交換レンズと前記光学素子との間に設けられる可動部材と、
    前記加振手段を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段が前記加振手段を駆動する前又はしている最中に、前記可動部材を動作させる制御手段と、
    を備えるカメラ本体。
  2. 前記可動部材は、メカシャッタ又は可動式ミラーである、
    請求項1に記載のカメラ本体。
  3. 前記交換レンズが装着されたことを検知する検知手段をさらに備え、
    前記駆動手段は、前記検知手段によって交換レンズが装着されたことを検知した場合、前記加振手段を駆動する、
    請求項1又は2に記載のカメラ本体。
  4. 電源がOFFからONにする指示を受け付ける受付手段をさらに備え、
    前記駆動手段は、前記受付手段が指示を受け付けた場合、前記加振手段を駆動する、
    請求項1〜3の何れか1項に記載のカメラ本体。
  5. 画像を表示可能な表示手段と、
    前記駆動手段が前記加振手段を駆動する場合、前記可動部材が動作される旨を示す報知画像を、前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    をさらに備える請求項1〜4の何れか1項に記載のカメラ本体。
  6. 交換レンズを装着可能なカメラ本体であって、
    前記交換レンズを通過した光を撮像して、画像データを生成する撮像素子と、
    前記交換レンズと前記撮像素子との間に設けられる光学素子と、
    前記光学素子を加振する加振手段と、
    前記交換レンズと前記光学素子との間で光路を確保する固定部材と、
    可動部材と、
    前記加振手段を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段が前記加振手段を駆動する前又はしている最中に、前記可動部材を動作させる制御手段と、
    を備えるカメラ本体。
  7. 可動レンズを有する交換レンズを装着可能なカメラ本体であって、
    前記交換レンズを通過した光を撮像して、画像データを生成する撮像素子と、
    前記交換レンズと前記撮像素子との間に設けられる光学素子と、
    前記光学素子を加振する加振手段と、
    前記交換レンズと前記光学素子との間で光路を確保する固定部材と、
    前記加振手段を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段が前記加振手段を駆動する前又はしている最中に、前記可動レンズを動作させるための制御信号を前記交換レンズに送信する送信手段と、
    を備えるカメラ本体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017032630A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 キヤノン株式会社 撮像装置、レンズ装置および制御方法

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