JP2010109670A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】暗電流が増加した状態でも本来の信号レベルを得ることができ、着色現象やダイナミックレンジの喪失を回避する。
【解決手段】AD変換された出力信号の撮像領域の信号レベルからオプティカルブラック領域信号レベル検出手段131で検出されたオプティカルブラック領域の信号レベルを減算する減算手段132と、オプティカルブラック領域信号レベル検出手段131で検出されたオプティカルブラック領域の信号レベルが所定の信号レベルを超えているか否かを判定する判定手段135と、判定手段135が、オプティカルブラック領域信号レベル検出手段131で検出されたオプティカルブラック領域の信号レベルが所定の信号レベルを超えていると判定したときに、超過信号レベルと飽和信号レベルとの差分を演算する演算手段136と、演算手段136で演算された差分に応じてホワイトバランスゲインを補正する補正手段137と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置の暗電流抑圧処理に関するものである。
撮像装置においては、一般に、CCDイメージセンサーやCMOSイメージセンサーなどの撮像素子からの出力信号に相関二重サンプリング(Correlated Double Sampling、以下、CDSと記載する。)回路でノイズ抑圧を施した後に、ADコンバーターの入力レンジに増幅後、AD変換を行うが、このAD変換の際に、出力信号を撮像素子上のオプティカルブラック(Optical Black、以下、OBと記載する。)領域の出力信号の信号レベルでクランプ処理することによって黒レベルを直流成分として再生する。これにより、温度上昇などで発生する暗電流をキャンセルする。さらに、AD変換したディジタル信号にノイズリダクションとホワイトバランス調整及びガンマ補正を施してからYC変換することで映像信号を生成する。
特許文献1には、撮像素子の温度上昇による画像劣化を防止した撮像装置が開示されている。特許文献1に記載の撮像装置は、CCDイメージセンサーの分光感度特性が短波長側で低くなっている点と出力信号に含まれる赤色信号、青色信号、緑色信号の信号レベルが1:1:1になるようにホワイトバランス調整が施される点から、撮像素子が高温になり暗電流の蓄積量が増加したときに、特に色温度が低い被写体においては青色信号のホワイトバランスゲインが高くなり過ぎてS/Nを低下させる問題に対して、撮像素子が高温になり暗電流が増加したときに、青色信号のホワイトバランスゲインを固定することでこの問題を解決する。
特開昭61−198990号公報
ところで、上記した、出力信号をOB領域の出力信号の信号レベルでクランプ処理する機能のみを搭載した撮像装置においては、撮像素子の温度上昇が大きくなった場合や露光時間が長くなった場合に暗電流の蓄積量が増加し、暗電流の信号レベルがクランプレベルとして与えた信号レベルよりも大きくなってしまう。そうすると、クランプ処理の結果、出力信号の信号レベルから暗電流の信号レベルが減算されると、出力信号の飽和レベルが暗電流の信号レベルを減じた分だけ下がることになり、飽和レベルがADコンバーターの最大信号レベルに達しなくなる。この状態でホワイトバランスゲインを乗じると、CMOSイメージセンサーでは、その一般的な分光感度特性から、出力信号に含まれる緑色信号よりも、赤色信号と青色信号により高いホワイトバランスゲインがかかることになる。その結果、本来は、入射光量が大きく、飽和して緑色信号と赤色信号と青色信号の信号レベルが最大信号レベル付近で同じ信号レベルになる領域で、緑色信号よりも赤色信号と青色信号の信号レベルが高くなり、白く再現されるべき領域が、マゼンタ色に再現されることになる。さらに、本来は、最大信号レベルになるべき領域が最大信号レベルにならないので、ダイナミックレンジの狭い映像信号となる。
また、CMOSイメージセンサーから、黒レベルとして規定した以上の暗電流が出力される状態は、ランダムノイズが非常に大きく、通常のノイズリダクションでは十分な効果が得られない。
分光感度特性が異なるものの、同様の問題は、CCDイメージセンサーを用いた撮像装置においても発生する。
なお、特許文献1に記載の撮像装置は、CCDイメージセンサーを用いた撮像装置において、青色信号のホワイトバランスゲインが高くなり過ぎることによるS/Nの低下に対して効果を奏するものの、白く再現されるべき領域に対する着色の問題については解を与えない。
そこで、本発明は、上記課題を解決するために、AD変換前の、出力信号をOB領域の出力信号の信号レベルでクランプする処理を止めて、AD変換後のディジタル信号での減算処理(以下、OB減算処理と記載する。)を行う。このOB減算処理に先立ち、AD変換後のOB領域の信号レベルを取得し、その信号レベルが本来のクランプレベルよりも大きい場合は、OB減算処理において、その差分に応じたホワイトバランスゲインの補正をすることで、ホワイトバランスゲインを乗じた後の信号レベルが本来の信号レベルとなるようにする。
また、OB領域の信号レベルとクランプレベルの差分に応じてノイズリダクションを強めることで、暗電流の大きさに応じたノイズリダクション効果を得る。
上記課題を解決するために、本発明の撮像装置は、撮像素子の出力信号をAD変換するAD変換手段と、前記AD変換された出力信号のオプティカルブラック領域の信号レベルを検出するオプティカルブラック領域信号レベル検出手段と、前記AD変換された出力信号の撮像領域の信号レベルから前記オプティカルブラック領域信号レベル検出手段で検出されたオプティカルブラック領域の信号レベルを減算する減算手段と、前記オプティカルブラック領域信号レベル検出手段で検出されたオプティカルブラック領域の信号レベルに基づいてホワイトバランスゲインを補正する補正手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、撮像素子の出力信号をAD変換するAD変換手段と、前記AD変換された出力信号のオプティカルブラック領域の信号レベルを検出するオプティカルブラック領域信号レベル検出手段と、前記AD変換された出力信号の撮像領域の信号レベルから前記オプティカルブラック領域信号レベル検出手段で検出されたオプティカルブラック領域の信号レベルを減算する減算手段と、前記オプティカルブラック領域信号レベル検出手段で検出されたオプティカルブラック領域の信号レベルと飽和信号レベルとの差分に基づいてホワイトバランスゲインを補正する補正手段と、を備えることを特徴とする。
補正手段で補正されたホワイトバランスゲインを撮像素子の出力信号に乗じることで、ホワイトバランスゲインを乗じた後の信号レベルが、暗電流の大きさによらず、本来の信号レベルとなる。
また、本発明の撮像装置は、前記AD変換された出力信号にノイズリダクションを施すノイズリダクション手段をさらに備え、前記ノイズリダクション手段は、前記オプティカルブラック領域信号レベル検出手段で検出されたオプティカルブラック領域の信号レベルまたは前記オプティカルブラック領域信号レベル検出手段で検出されたオプティカルブラック領域の信号レベルと飽和信号レベルとの差分に基づいてノイズリダクションの量を変化させる、ことを特徴としてもよい。
OB領域の信号レベルが大きい状態においては、暗電流によって発生するランダムノイズの量も大きくなるため、オプティカルブラック領域信号レベル検出手段で検出されたオプティカルブラック領域の信号レベルまたはオプティカルブラック領域信号レベル検出手段で検出されたオプティカルブラック領域の信号レベルと飽和信号レベルとの差分に基づいてノイズリダクションの量を変化させることで最適なノイズリダクション効果を得る。
なお、上記したホワイトバランスゲインの補正は、オプティカルブラック領域信号レベル検出手段で検出されたオプティカルブラック領域の信号レベルが基準の信号レベルを超えているときに行なってもよいし、撮像素子の露光時間や撮像素子またはその近傍の温度を測定して暗電流が増加する場合(撮像素子の露光時間が長い場合や撮像素子またはその近傍の温度が高い場合)にのみ行なっても良い。また、AD変換前のOB領域の信号レベルが基準の信号レベルを超えているときに行なっても良い。
本発明は、暗電流が増加した状態でも、ホワイトバランスゲインの補正により本来の信号レベルを得ることができ、最大信号レベルになるべき領域が最大信号レベルにならないことによる着色現象やダイナミックレンジの喪失を回避できる。また、暗電流の大きさに応じたノイズリダクションを施すことで最適な画像処理を行うことができる。
(実施の形態)
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。本実施の形態における撮像装置は、撮像素子であるCMOSイメージセンサー101と、CMOSイメージセンサー101の出力信号の増幅と増幅された出力信号をOB領域112の出力信号の信号レベルでクランプする処理(以下、OBクランプ処理と記載する。)とクランプされた出力信号のAD変換とを行うアナログフロントエンドLSI102と、ノイズリダクションとホワイトバランス調整とガンマ補正とYC変換とを行い映像信号を生成するディジタル信号処理LSI103とで構成される(図1参照)。なお、本実施の形態における撮像装置には、CMOSイメージセンサー101に被写体光を集光する光学系や映像信号を表示する表示手段や映像信号を圧縮して記録する記録手段も含まれるが、本明細書では説明を省略する。
1.構成
1−1 概要
図1は、本実施の形態における撮像装置の構成図である。
本実施の形態における撮像装置は、CMOSイメージセンサー101と、アナログフロントエンドLSI102と、ディジタル信号処理LSI103と、を備える。
CMOSイメージセンサー101は、撮像領域110と、OB領域112と、垂直シフトレジスタ113と、アンプ回路114と、水平シフトレジスタ115と、を備える。撮像領域110とOB領域112には、フォトダイオード111がアレイ状に配置される。図1では、図が煩雑になるのを避けるため、撮像領域110に配置されるフォトダイオード111の一部のみを示している。OB領域112に配置されるフォトダイオード111は、遮光されている。
アナログフロントエンドLSI102は、CDS回路120と、アナログゲインコントローラー(AGC)121と、ADコンバーター(ADC)122と、OB領域セレクター123と、OBクランプレベルレジスタ124と、加減算回路125と、DAコンバーター126と、タイミングジェネレータ127と、OBクランプ加算回路128と、を備える。
ディジタル信号処理LSI103は、OB読み出しアドレス指定レジスタ130と、OBレベル検出器131と、OB減算回路132と、ノイズリダクション回路133と、OBスレッシュレベル指定レジスタ134と、OBスレッシュレベル判定器135と、OB補正演算器136と、ホワイトバランス補正乗算回路142と、ホワイトバランスゲイン演算器137と、ホワイトバランスゲイン乗算回路138と、ホワイトバランスゲインリミッタ139と、ガンマ補正回路140とYC変換回路141と、を備える。以下、さらに詳細に説明する。
1−2 詳細
CMOSイメージセンサー101は、被写体像を撮像する。フォトダイオード111は、光電変換により電荷を生成する。画素データは、フォトダイオード111が光電変換により生成した電荷量によって表される。
フォトダイオード111で生成された電荷(画素データ)は、垂直シフトレジスタ113で選択されたラインごとにアンプ回路114に読み出され、アンプ回路114でノイズ抑圧と増幅処理が行なわれた後、水平シフトレジスタ115に読み出される。
アナログフロントエンドLSI102では、CMOSイメージセンサー101から読み出された画素データに対して、CDS回路120でノイズ抑圧を行い、アナログゲインコントローラー121でADコンバーター122の入力レンジ幅に増幅してからADコンバーター122でAD変換を行う。
AD変換を行う際に、CMOSイメージセンサー101の黒レベルを直流成分として再生する。まず、OB領域セレクター123を閉じて、CMOSイメージセンサー101のOB領域112の画素データの信号レベルとクランプレベルレジスタ124で指定されたクランプレベルとを加減算回路125で加減算する。次に、OB領域セレクター123を開いて、加減算回路125の出力をDAコンバーター126でDA変換してから、OBクランプ加算回路128で撮像領域110の画素データの信号レベルに加算することでOBクランプ処理を行う。これにより、CMOSイメージセンサー101の黒レベルの再生と暗電流成分のキャンセルを行うことができる。
アナログフロントエンドLSI102でAD変換された画素データは、ディジタル信号処理LSI103に読み出される。ディジタル信号処理LSI103では、OB読み出しアドレス指定レジスタ130で指定されたOB領域112の画素データの信号レベルをOBレベル検出器131で検出し、OB減算回路132で撮像領域110の画素データの信号レベルから減算する(OB減算処理)。
OB減算処理後の撮像領域110の画素データに対して、ノイズリダクション回路133でノイズ抑圧が行われる。ノイズ抑圧後の撮像領域110の画素データからホワイトバランスゲイン演算器137でホワイトバランスゲインを演算し、ホワイトバランスゲイン乗算回路138でノイズ抑圧後の撮像領域110の画素データと乗算する。その後、ホワイトバランスゲインリミッタ139によって、撮像領域110の画素データのビット幅を後段のディジタル信号処理のビット幅に制限することでホワイトバランスを整える。ホワイトバランス調整後の撮像領域110の画素データは、ガンマ補正回路140でガンマ補正された後、YC変換回路141でYC変換され映像信号となる。
本発明においては、ディジタル信号処理LSI103のOBレベル検出器131でOB
領域112の信号レベルを取得するために、アナログフロントエンドLSI102のOB領域セレクター123を開いて、CMOSイメージセンサー101のOB領域112に対するOBクランプ処理を止め、CMOSイメージセンセー101の出力レベル0mVを30mVの黒レベルとするディジタルクランプ処理を行なう。
すなわち、OBスレッシュレベル判定器135は、OBレベル検出器131で検出されたOB領域112の画素データの信号レベルがOBスレッシュレベル指定レジスタ134で指定された信号レベルよりも大きいか否かを判定する。OBレベル検出器131で検出されたOB領域112の画素データの信号レベルがOBスレッシュレベル指定レジスタ134で指定された信号レベルよりも大きい場合は、OB補正演算器136で、OB減算処理により得られる撮像領域110の画素データの信号レベルの最大値が本来飽和により得られる最大信号レベルに対して生じる不足量をOBレベル検出器131で検出されたOB領域112の画素データの信号レベルに基づいて演算する。ホワイトバランス補正乗算回路142は、この不足量の逆数をホワイトバランスゲイン演算器137が演算したホワイトバランスゲインに乗じる。例えば、(OB減算後最大信号レベル−OB検出レベル)÷OB減算後最大信号レベルの逆数をホワイトバランスゲイン演算器137が演算したホワイトバランスゲインに乗じる。
2.動作
図2は、CMOSイメージセンサー101の撮像部の模式図である。図中の画素n、画素n+1、・・・、画素n+mの水平ラインを例に説明する。なお、ここでは、図1のフォトダイオード111を「画素」と呼ぶ。
図3は、暗電流がクランプレベルレジスタ124で指定されたクランプレベルより小さい場合の信号レベルについて説明する図である。
図1に示すOBクランプ処理前の信号レベル300を図3(a)に、図1に示すOBクランプ処理後の信号レベル302を図3(b)に、図1に示すAD変換後の信号レベル303を図3(c)に、図1に示すOB減算処理後の信号レベル304を図3(d)に、図1に示すホワイトバランス調整後の信号レベル305を図3(e)と図3(f)に示す。これらの図においては、ADコンバーター122の最大入力レベルを1000mV、クランプレベルレジスタ124で指定されたクランプレベルを30mV、ADコンバーター122のAD変換のビット幅を10ビットとする。
図3(a)のOB領域112の信号レベルが、暗電流の信号レベルとなる。この例では、20mVの暗電流が発生しているものとする。撮像領域110の画素n、画素n+1、画素n+2、・・・においても、OB領域112と同様の暗電流が発生する。画素nは、被写体が暗く30mVの信号レベルしか発生しておらず、画素n+1には500mVの信号レベルが発生し、画素n+2では被写体が明るく飽和した状態となりADコンバーター122の最大入力レベルである1000mVの信号レベルが発生しているものとする。
この状態で、30mVをクランプレベルとしてOBクランプ処理を行うと、OB領域112に発生した20mVの暗電流を30mVの黒レベルとするため、+10mVのクランプが施されることになる。その結果、画素n、画素n+1、画素n+2、・・・の信号レベルは、図3(b)に示すように、30mVを黒レベルとした信号レベルとなり、画素nの信号レベルは40mV、画素n+1の信号レベルは510mV、画素n+2の信号レベルは最大信号レベルで飽和しているため1000mVの信号レベルとなる。このように、CMOSイメージセンサー101の出力の直流成分を黒レベルとして再生することで、黒レベルの再生と暗電流のキャンセルを実施できる。
図3(c)は、ADコンバーター122で、OB領域112及び画素n、画素n+1、画素n+2、・・・の信号レベルをAD変換した信号レベルを示す。0mV〜1000mVを10ビットの分解能でAD変換するため、0〜1023のディジタル信号となる。OB領域112の信号レベルである30mVは30に、画素nの信号レベルである40mVは40に、画素n+1の信号レベルである510mVは522に、画素n+2の信号レベルである1000mVは1023になる。
図3(d)は、OB減算回路132で、画素n、画素n+1、画素n+2、・・・の信号レベル(ディジタル信号)からOB領域112の信号レベル(ディジタル信号)を減算した後の信号レベル(ディジタル信号)を示す。図3(c)に示す画素n、画素n+1、画素n+2の信号レベル(ディジタル信号)からOB領域の信号レベル(ディジタル信号)である30を減算するため、画素nの信号レベル(ディジタル信号)は10に、画素n+1の信号レベル(ディジタル信号)は492に、画素n+2の信号レベル(ディジタル信号)は993になる。
図3(e)と図3(f)に、ディジタル信号処理LSI103のホワイトバランスゲイン乗算回路138でホワイトバランスゲインを乗じた後の信号レベル(ディジタル信号)を示す。ここでは、ホワイトバランスゲインとして、G画素には1.031倍を、R画素とB画素には1.300倍のゲインを乗じた信号レベル(ディジタル信号)を記載する。G画素の場合は、1.031倍となるため、図3(e)に示すとおり、画素nの信号レベル(ディジタル信号)は10に、画素n+1の信号レベル(ディジタル信号)は506に、画素n+2の信号レベル(ディジタル信号)は1023になる。R画素とB画素の場合は、1.300倍となるため、図3(f)に示すとおり、画素nの信号レベル(ディジタル信号)は13に、画素n+1の信号レベル(ディジタル信号)は639に、画素n+2の信号レベル(ディジタル信号)は1290になるが、画素n+2についてはホワイトバランスゲインリミッタ139で後段のディジタル信号処理のビット幅である10ビットで制限され1023となる。
ここで、画素n+2は、CMOSイメージセンサー101の入力レベルとしては、飽和して白く飛ぶ画素となるが、G画素の信号レベル(ディジタル信号)は、図3(e)に示すとおり、最大信号レベルである1023となり、また、R画素とB画素の信号レベル(ディジタル信号)は、図3(f)に示すとおり、同じく最大信号レベル1023となるので、画素n+2は白く飛んだ画素として再現される。
図4は、暗電流がクランプレベルレジスタ124で指定されたクランプレベルより大きい場合の信号レベルについて説明する図である。
図1に示すOBクランプ処理前の信号レベル300を図4(a)に、図1に示すOBクランプ処理後の信号レベル302を図4(b)に、図1に示すAD変換後の信号レベル303を図4(c)に、図1に示すOB減算処理後の信号レベル304を図4(d)に、図1に示すホワイトバランス調整後の信号レベル305を図4(e)と図4(f)に示す。これらの図においては、ADコンバーター122の最大入力レベルを1000mV、クランプレベルレジスタ124で指定されたクランプレベルを30mV、ADコンバーター122のAD変換のビット幅を10ビットとする。
図4(a)のOB領域112の信号レベルが、暗電流レベルとなる。この例では、230mVの暗電流が発生しているものとする。撮像領域110の画素n、画素n+1、画素n+2、・・・においても、OB領域112と同様の暗電流が発生する。画素nは、被写体が暗く、信号レベルが暗電流に埋もれた状態となり、暗電流と同じ230mVの信号レベルとなっている。画素n+1には500mVの信号レベルが発生し、画素n+2では被写体が明るく飽和した状態となりADコンバーター122の最大入力レベルである1000mVの信号レベルが発生しているものとする。
この状態で、30mVをクランプレベルとしてOBクランプ処理を行うと、OB領域112に発生した230mVの暗電流を30mVの黒レベルとするため、−200mVのクランプが施されることになる。その結果、画素n、画素n+1、画素n+2、・・・の信号レベルは、図4(b)に示すように、30mVを黒レベルとした信号レベルとなり、画素nの信号レベルは30mV、画素n+1の信号レベルは300mV、画素n+2の信号レベルは最大信号レベルで飽和しているにも関わらず800mVの信号レベルとなる。
図4(c)は、ADコンバーター122で、OB領域112及び画素n、画素n+1、画素n+2、・・・の信号レベルをAD変換した信号レベルを示す。0mV〜1000mVを10ビットの分解能でAD変換するため、0〜1023のディジタル信号となる。OB領域112の信号レベルである30mVは30に、画素nの信号レベルである30mVは30に、画素n+1の信号レベルである300mVは306に、画素n+2の信号レベルである800mVは819になる。
図4(d)は、OB減算回路132で、画素n、画素n+1、画素n+2、・・・の信号レベル(ディジタル信号)からOB領域112の信号レベル(ディジタル信号)を減算した後の信号レベル(ディジタル信号)を示す。図4(c)に示す画素n、画素n+1、画素n+2の信号レベル(ディジタル信号)から、OB領域の信号レベル(ディジタル信号)である30を減算するため、画素nの信号レベル(ディジタル信号)は0に、画素n+1の信号レベル(ディジタル信号)は276に、画素n+2の信号レベル(ディジタル信号)は789になる。
図4(e)と図4(f)に、ディジタル信号処理LSI103のホワイトバランスゲイン乗算回路138でホワイトバランスゲインを乗じた後の信号レベル(ディジタル信号)を示す。ここでは、ホワイトバランスゲインとして、G画素には1.031倍を、R画素とB画素には1.300倍のゲインを乗じた信号レベル(ディジタル信号)を記載する。G画素の場合は、1.031倍となるため、図4(e)に示すとおり、画素nの信号レベル(ディジタル信号)は0に、画素n+1の信号レベル(ディジタル信号)は284に、画素n+2の信号レベル(ディジタル信号)は812になる。R画素とB画素の場合は、1.300倍となるため、図4(f)に示すとおり、画素nの信号レベル(ディジタル信号)は0に、画素n+1の信号レベル(ディジタル信号)は358に、画素n+2の信号レベル(ディジタル信号)は1025になるが、画素n+2についてはホワイトバランスゲインリミッタ139で後段のディジタル信号処理のビット幅である10ビットで制限され1023となる。
ここで、画素n+2は、CMOSイメージセンサー101の入力レベルとしては、飽和して白く飛ぶ画素となるが、G画素の信号レベル(ディジタル信号)は、図4(e)に示すとおり、812となり、また、R画素とB画素の信号レベル(ディジタル信号)は、図4(f)に示すとおり、最大信号レベルである1023となるため、本来は、白く飛んだ画素として再現されるべき画素n+2において、G画素の信号レベル(ディジタル信号)<R画素の信号レベル(ディジタル信号)=B画素の信号レベル(ディジタル信号)となり、マゼンタ色に色再現されることになる。また、本来は、G画素の信号レベル(ディジタル信号)が最大信号レベルである1023になるべきところで、812しかない状態となり、ダイナミックレンジの狭い諧調再現しかできなくなる。
図5は、暗電流がクランプレベルレジスタ124で指定されたクランプレベルより大きい場合に本発明を実施したときの信号レベルについて説明する図である。
図1に示すOBクランプ処理前の信号レベル300を図5(a)に、図1に示すOBクランプ処理後の信号レベル302(ただし、OBクランプ処理は行なわない。)を図5(b)に、図1に示すAD変換後の信号レベル303を図5(c)に、図1に示すOB減算処理後の信号レベル304を図5(d)に、図1に示すホワイトバランス調整後の信号レベル305を図5(e)と図5(f)に示す。これらの図においては、ADコンバーター122の最大入力レベルを1000mV、クランプレベルレジスタ124で指定されたクランプレベルを30mV、ADコンバーター122のAD変換のビット幅を10ビットとする。
図5(a)のOB領域112の信号レベルが、暗電流レベルとなる。この例では、230mVの暗電流が発生しているものとする。撮像領域110の画素n、画素n+1、画素n+2、・・・においても、OB領域112と同様の暗電流が発生する。画素nは、被写体が暗く、信号レベルが暗電流に埋もれた状態となり、暗電流と同じ230mVの信号レベルとなっている。画素n+1には500mVの信号レベルが発生し、画素n+2では被写体が明るく飽和した状態となりADコンバーター122の最大入力レベルである1000mVの信号レベルが発生しているものとする。
本発明においては、ディジタル信号処理LSI103のOBレベル検出器131でOB
領域112の信号レベルを取得するために、アナログフロントエンドLSI102のOB領域セレクター123を開いて、CMOSイメージセンサー101のOB領域112に対するOBクランプ処理を止め、CMOSイメージセンセー101の出力レベル0mVを30mVの黒レベルとするディジタルクランプ処理を行なう。その結果、画素n、n+1、n+2、・・・の信号レベルは、図5(b)に示すように、30mVを黒レベルとした信号レベルとなり、画素nの信号レベルは260mV、画素n+1の信号レベルは530mV、画素n+2の信号レベルは最大信号レベルで飽和しているため1000mVの信号レベルとなる。
図5(c)は、ADコンバーター122で、OB領域112及び画素n、画素n+1、画素n+2、・・・の信号レベルをAD変換した信号レベルを示す。0mV〜1000mVを10ビットの分解能でAD変換するため、0〜1023のディジタル信号となる。OB領域112の信号レベルである260mVは265に、画素nの信号レベルである260mVは265に、画素n+1の信号レベルである530mVは542に、画素n+2の信号レベルである1000mVは1023になる。
図5(d)は、OB減算回路132で、画素n、画素n+1、画素n+2、・・・の信号レベル(ディジタル信号)からOB領域112の信号レベル(ディジタル信号)を減算した後の信号レベル(ディジタル信号)を示す。図5(c)に示す画素n、画素n+1、画素n+2の信号レベル(ディジタル信号)から、OB領域の信号レベル(ディジタル信号)である265を減算するため、画素nの信号レベル(ディジタル信号)は0に、画素n+1の信号レベル(ディジタル信号)は277に、画素n+2の信号レベル(ディジタル信号)は758になる。
本発明においては、OBレベル検出器131で検出されたOB領域112の信号レベルがOBスレッシュレベル指定レジスタ134で指定された信号レベルよりも高いとOBスレッシュレベル判定器135が判定した場合は、OB補正演算器136でOB領域112の信号レベルがOBスレッシュレベル指定レジスタ134で指定された信号レベルを超えたことにより不足する信号レベルを演算し、その演算した信号レベルの逆数をホワイトバランスゲイン演算器137が生成したホワイトバランスゲインに乗算する。OB領域の信号ベレルはG画素、R画素、B画素のいずれでも同じとなるが、この演算は、CMOSイメージセンサー101の分光特性から、感度が最も高いG画素に対して行うこととする。
図5(e)と図5(f)に、本発明に基づいたホワイトバランスゲインの補正処理を行い、ホワイトバランスゲイン乗算回路138でホワイトバランスゲインを乗じた後の信号レベル(ディジタル信号)を示す。ここでは、ホワイトバランスゲインとして、G画素には1.031倍を、R画素とB画素には1.300倍のゲインを乗じた信号レベル(ディジタル信号)を記載する。OB補正演算器136では、(OB減算後最大信号レベル−OB検出レベル)÷OB減算後最大信号レベル=(993−235)÷993=0.763の逆数である1.31倍でG画素、R画素、B画素のホワイトランスゲイン補正を行う。G画素は、1.31×1.031=1.351倍となり、図5(e)に示すとおり、画素nの信号レベル(ディジタル信号)は0となり、画素n+1の信号レベル(ディジタル信号)は373となり、画素n+2の信号レベル(ディジタル信号)は1023となる。R画素とB画素は、1.300×1.31=1.703倍となり、図5(f)に示すとおり、画素nの信号レベル(ディジタル信号)は0となり、画素n+1の信号レベル(ディジタル信号)は471となり、画素n+2の信号レベルは1290となるが、画素n+2についてはホワイトバランスゲインリミッタ139で後段のディジタル信号処理のビット幅である10ビットで制限され1023となる。これにより、画素n+2は、G画素とR画素とB画素が最大信号レベルの1023となり、白く飽和した領域として再現される。
3.まとめ
本実施の形態の撮像装置は、CMOSイメージセンサー101のOB領域112の信号レベルによるAD変換前のOBクランプ処理を止めて、ディジタル信号処理LSI103のOB減算回路132でAD変換後の信号レベル(ディジタル信号)からOB減算処理を行う。このOB減算処理に先立ち、OBレベル検出器131でAD変換後のOB領域112の信号レベル(ディジタル信号)を取得し、その信号レベルがOBスレッシュレベル指定レジスタ134で指定した信号レベルよりも大きい場合は、OB補正演算器136でその差分に応じたホワイトバランスゲインの補正量を演算し、ホワイトバランスゲイン演算器137が演算したホワイトバランスゲインを補正することで、ホワイトバランスゲインを乗じた後の信号レベル(ディジタル信号)が、本来の信号レベル(ディジタル信号)を得られるようにする。
また、その信号レベル(ディジタル信号)の差分に応じてノイズリダクション回路133のゲインを強めることで、暗電流の大きさに応じたノイズリダクション効果を得る。
(他の実施の形態)
本発明の実施の形態として、上記実施の形態を例示した。しかし、本発明は、上記実施の形態に限定されず、他の実施の形態においても実現可能である。そこで、本発明の他の実施の形態を以下まとめて説明する。
上記実施の形態では、撮像素子としてCMOSイメージセンサー101を例示した。しかし、CMOSイメージセンサー101に替えて、他の撮像素子を用いてもよい。要するに、被写体を撮像して画像データを生成する撮像素子であればよい。他の撮像素子としては、例えば、CCDイメージセンサーなどを用いてもよい。
また、上記実施の形態では、ホワイトバランスゲイン演算器137やOBスレッシュレベル判定器135、OB補正演算器136などの各機能を回路構成にて実現する手段にて説明したが、これらの判定や演算は、撮像装置に内蔵したマイコンによりソフトウェアでも実施可能である。同様に他の機能についても、必ずしも各機能回路で実現する必要はなく、ソフトウェアによる実施の形態を含むものとする。
また、上記実施の形態では、OB補正演算器136でOB領域112の信号レベルがOBスレッシュレベル指定レジスタ134で指定された信号レベルを超えたことにより不足する信号レベルを演算し、その演算した信号レベルの逆数をホワイトバランスゲイン演算器137が生成したホワイトバランスゲインに乗算することとしたが、OB領域112の信号レベルに基づいてホワイトバランスゲインを補正してもよい。例えば、OB領域112の信号レベルから暗電流の大きさが判断できるので、OB領域112の信号レベルに応じて補正係数をあらかじめ内部テーブルとして用意しておいて、そのテーブルの値に応じて補正することができる。要するに、ホワイトバランスゲインを乗じた後の信号レベルが、本来の信号レベルを得られるようにホワイトバランスゲインを補正すればよい。
また、上記実施の形態では、ノイズリダクション回路133について、信号レベルの差分に応じてノイズリダクション回路133のゲインを強めることで、暗電流の大きさに応じたノイズリダクション効果を得ることとしたが、OB領域112の信号レベルに基づいてノイズリダクション回路133のゲインを変更することとしてもよい。
また、上記実施の形態では、OBレベル検出器131でAD変換後のOB領域112の信号レベルを取得し、その信号レベルがOBスレッシュレベル指定レジスタ134で指定した信号レベルよりも大きい場合にホワイトバランスゲインを補正することとしたが、CMOSイメージセンサー101近傍の温度を測定し、測定された温度が基準の温度を超えたときに、ホワイトバランスゲインを補正してもよい。また、撮像素子の露光時間に基づいて、例えば、夜景撮影などの長秒露光において露光時間が基準の露光時間を超えたときに、ホワイトバランスゲインを補正してもよい。
また、上記実施の形態では、OBレベル検出器131でAD変換後のOB領域112の信号レベルを取得し、その信号レベルがOBスレッシュレベル指定レジスタ134で指定した信号レベルよりも大きい場合にホワイトバランスゲインを補正することとしたが、OBスレッシュレベル指定レジスタ134で指定した信号レベルは、必ずしも固定の値でなくてもよい。例えば、撮影シーンに応じてOBスレッシュレベル指定レジスタ134で指定した信号レベルを変更してもよい。
すなわち、本発明は上記実施の形態に限られず、種々の形態で実施可能である。
本発明は撮像素子を備えた撮像装置に適用可能である。具体的には、デジタルスチルカメラ、ムービー、カメラ機能付き携帯電話などに利用できる。
本実施の形態における撮像装置の構成図 CMOSイメージセンサー101の撮像部の模式図 暗電流がクランプレベルレジスタ124で指定されたクランプレベルより小さい場合の信号レベルについて説明する図 暗電流がクランプレベルレジスタ124で指定されたクランプレベルより大きい場合の信号レベルについて説明する図 暗電流がクランプレベルレジスタ124で指定されたクランプレベルより大きい場合に本発明を実施したときの信号レベルについて説明する図
符号の説明
101 CMOSイメージセンサー
102 アナログフロントエンドLSI
103 ディジタル信号処理LSI
110 撮像領域
111 フォトダイオード
112 OB領域
113 垂直シフトレジスタ
114 アンプ回路
115 水平シフトレジスタ
120 CDS回路
121 アナログゲインコントローラー(AGC)
122 ADコンバーター(ADC)
123 OB領域セレクター
124 OBクランプレベルレジスタ
125 加減算回路
126 DAコンバーター
127 タイミングジェネレータ
128 OBクランプ加算回路
130 OB読み出しアドレス指定レジスタ
131 OBレベル検出器
132 OB減算回路
133 ノイズリダクション回路
134 OBスレッシュレベル指定レジスタ
135 OBスレッシュレベル判定手段
136 OB補正演算器
137 ホワイトバランスゲイン演算器
138 ホワイトバランスゲイン乗算回路
139 ホワイトバランスゲインリミッタ
140 ガンマ補正回路
141 YC変換回路
142 ホワイトバランス補正乗算回路

Claims (8)

  1. 撮像素子の出力信号をAD変換するAD変換手段と、
    前記AD変換された出力信号のオプティカルブラック領域の信号レベルを検出するオプティカルブラック領域信号レベル検出手段と、
    前記AD変換された出力信号の撮像領域の信号レベルから前記オプティカルブラック領域信号レベル検出手段で検出されたオプティカルブラック領域の信号レベルを減算する減算手段と、
    前記オプティカルブラック領域信号レベル検出手段で検出されたオプティカルブラック領域の信号レベルに基づいてホワイトバランスゲインを補正する補正手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記AD変換された出力信号にノイズリダクションを施すノイズリダクション手段をさらに備え、
    前記ノイズリダクション手段は、
    前記オプティカルブラック領域信号レベル検出手段で検出されたオプティカルブラック領域の信号レベルに基づいてノイズリダクションの量を変化させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 撮像素子の出力信号をAD変換するAD変換手段と、
    前記AD変換された出力信号のオプティカルブラック領域の信号レベルを検出するオプティカルブラック領域信号レベル検出手段と、
    前記AD変換された出力信号の撮像領域の信号レベルから前記オプティカルブラック領域信号レベル検出手段で検出されたオプティカルブラック領域の信号レベルを減算する減算手段と、
    前記オプティカルブラック領域信号レベル検出手段で検出されたオプティカルブラック領域の信号レベルと飽和信号レベルとの差分に基づいてホワイトバランスゲインを補正する補正手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  4. 前記AD変換された出力信号にノイズリダクションを施すノイズリダクション手段をさらに備え、
    前記ノイズリダクション手段は、
    前記オプティカルブラック領域信号レベル検出手段で検出されたオプティカルブラック領域の信号レベルと飽和信号レベルとの差分に基づいてノイズリダクションの量を変化させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記オプティカルブラック領域信号レベル検出手段で検出されたオプティカルブラック領域の信号レベルが基準の信号レベルを超えているか否かを判定する判定手段をさらに備え、
    前記補正手段は、
    前記判定手段が、前記オプティカルブラック領域信号レベル検出手段で検出されたオプティカルブラック領域の信号レベルが基準の信号レベルを超えていると判定したときに、ホワイトバランスゲインを補正する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 温度を測定する温度測定手段をさらに備え、
    前記補正手段は、
    前記温度測定手段で測定された温度が基準の温度を超えているときに、ホワイトバランスゲインを補正する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の撮像装置。
  7. 前記撮像素子の露光時間を取得する露光時間取得手段をさらに備え、
    前記補正手段は、
    前記露光時間取得手段で取得された露光時間が基準の露光時間を超えているときに、ホワイトバランスゲインを補正する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の撮像装置。
  8. 前記AD変換手段でAD変換される前の前記撮像素子のオプティカルブラック領域の信号レベルが基準の信号レベルを超えているか否かを判定する第2の判定手段をさらに備え、
    前記補正手段は、
    前記第2の判定手段が、前記AD変換手段でAD変換される前の前記撮像素子のオプティカルブラック領域の信号レベルが基準の信号レベルを超えていると判定したときに、ホワイトバランスゲインを補正する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の撮像装置。
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