JP2010109404A - 再生装置、再生制御方法、およびプログラム - Google Patents

再生装置、再生制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】1080/60pの映像表示を簡単な構成で実現することができるようにする。
【解決手段】再生装置は、プライマリビデオストリームとして記録された1080/60iの映像信号とセカンダリビデオストリームとして記録された1080/60iの映像信号、および、セカンダリビデオストリームの再生についての制御情報である再生制御情報を、ディスク記録媒体から読み出す。再生制御情報がプライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームを合成することを表している場合、再生装置は、プライマリビデオストリームに対応する映像信号とセカンダリビデオストリームに対応する映像信号を合成して、1080/60pの映像信号を生成する。本発明は、例えば、再生装置に適用できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、再生装置、再生制御方法、およびプログラムに関し、特に、1080/60pの映像表示を簡単な構成で実現することができるようにする再生装置、再生制御方法、およびプログラムに関する。
BD-ROM(商標)(Blu-ray Disc- Read Only Memory)の規格によれば、BD-ROM(商標)には、プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームの2つのビデオストリームを同時再生させるような記録が可能である。これにより、例えば、ピクチャ・イン・ピクチャなどの表示が可能となる。
ただし、BD-ROM規格において、プライマリビデオストリームまたはセカンダリビデオストリームとして記録できる映像の最高解像度は、1080/60iである。
従って、プライマリビデオストリームのみを使用して、BD-ROM(商標)に1080/60pのAV(Audio/Video)ストリームを記録させることはできない。
そこで、プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームの2つのビデオストリームを利用して高解像度の映像表示を実現する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−166647号公報
しかしながら、特許文献1で提案されている技術は、独自のフォーマットにより実現するものであるため、標準規格との互換性がなく、独自のフォーマットと標準規格の両方の再生を可能とした場合には、処理回路が複雑になるなど実現性に乏しい。
また、特許文献1で提案されている技術は、1080/60pの映像表示には対応していない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、1080/60pの映像表示を簡単な構成で実現することができるようにするものである。
本発明の一側面の再生装置は、プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームの2つの1080/60iのビデオストリームと、前記セカンダリビデオストリームの再生についての制御情報である再生制御情報を、ディスク記録媒体から読み出す再生手段と、前記再生制御情報が、前記プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームを合成することを表している場合、前記プライマリビデオストリームに対応する映像信号と前記セカンダリビデオストリームに対応する映像信号を合成して、1080/60pの映像信号を生成する生成手段とを備える。
本発明の一側面の再生制御方法は、ディスク記録媒体を再生する再生手段と、映像信号を生成する生成手段とを備える再生装置の前記再生手段が、プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームの2つの1080/60iのビデオストリームと、前記セカンダリビデオストリームの再生についての制御情報である再生制御情報を、前記ディスク記録媒体から読み出し、前記生成手段が、前記再生制御情報が前記プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームを合成することを表している場合、前記プライマリビデオストリームに対応する映像信号と前記セカンダリビデオストリームに対応する映像信号を合成して、1080/60pの映像信号を生成するステップを含む。
本発明の一側面のプログラムは、コンピュータに、プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームの2つの1080/60iのビデオストリームと、前記セカンダリビデオストリームの再生についての制御情報である再生制御情報を、ディスク記録媒体から読み出させる再生制御手段と、前記再生制御情報が、前記プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームを合成することを表している場合、前記プライマリビデオストリームに対応する映像信号と前記セカンダリビデオストリームに対応する映像信号を合成して、1080/60pの映像信号を生成する生成手段として機能させる。
本発明の一側面においては、プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームの2つの1080/60iのビデオストリームと、セカンダリビデオストリームの再生についての制御情報である再生制御情報が、ディスク記録媒体から読み出され、再生制御情報が、プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームを合成することを表している場合、プライマリビデオストリームに対応する映像信号とセカンダリビデオストリームに対応する映像信号が合成されて、1080/60pの映像信号が生成される。
なお、プログラムは、伝送媒体を介して伝送することにより、又は、記録媒体に記録して、提供することができる。
再生装置は、独立した装置であっても良いし、1つの装置を構成している内部ブロックであっても良い。
本発明の一側面によれば、1080/60pの映像表示を簡単な構成で実現することができる。
[再生装置の構成]
図1は、本発明を適用した再生装置の一実施の形態の構成例を示している。
再生装置1は、CPU(Central Processing Unit)11,ROM(Read Only Memory)12,RAM(Random Access Memory)13、および入出力インタフェース14を有している。CPU11、ROM12、RAM13および入出力インタフェース14は、バス15により相互に接続されている。
入出力インタフェース14には、入力部16、出力部17、およびドライブ18が接続されている。ドライブ18には、読み取り専用のディスク記録媒体19が装着される。読み取り専用のディスク記録媒体19は、例えば、BD-ROM(商標)(Blu-ray Disc- Read Only Memory)である。
再生装置1は、ディスク記録媒体19に記録されているコンテンツのAV(Audio/Video)ストリームデータを再生し、再生されたコンテンツの映像信号および音声信号を出力部17から、外部の装置(例えば、テレビジョン受像機)に出力する。これにより外部の装置において、コンテンツの映像が表示されるとともに、音声が出力される。
CPU11は、ROM12に記憶されているプログラムに従って、ドライブ18に装着されたディスク記録媒体19の再生制御を行う。また、CPU11は、ディスク記録媒体19から読み出されて供給されるAVストリームデータをビデオストリームとオーディオストリームに分離するデマルチプレクサ処理を行う。さらに、CPU11は、分離されたビデオストリームとオーディオストリームを、所定の方式(例えば、MPEG2 (Moving Picture Experts Group2)方式)でデコードするデコード処理も行う。
ROM12は、CPU11により実行される再生制御のプログラムやプログラム実行に必要な固定のパラメータを予め記憶する。RAM13は、CPU11が各種の処理を実行する上において一時的に記憶することが必要なデータを適宜記憶する。
なお、CPU11により実行される再生制御のプログラムは、ROM12に予め記憶しておく他、通信インタフェースを設け、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアに記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して再生装置1にインストール(提供)することも可能である。
入力部16は、例えば、ボタン、キー、タッチパネル、ジョグダイヤル、マウスなどの入力デバイスや、図示せぬリモートコマンダから送信される赤外線などの信号を受信する受信部により構成され、ユーザの操作入力を取得し、CPU11に供給する。
出力部17は、HDMI(商標)接続端子などのデジタルインタフェース、およびアナログ出力端子(RCA出力端子)などのアナログインタフェースを備える。出力部17は、ディスク記録媒体19から読み出され、デコード処理等の所定の処理が施された後の映像信号および音声信号を外部の装置に出力する。映像信号をアナログ信号として出力する場合には、出力部17は、デジタルの映像信号をDA変換してから出力する。
ドライブ18は、CPU11の制御の下、装着されているディスク記録媒体19に記録されているコンテンツのAVストリームデータを読み出し、入出力インタフェース14を介してCPU11に供給する。
以上のように構成される再生装置1においては、ディスク記録媒体19としてのBD-ROM(商標)に記録されたコンテンツのAVストリームを再生し、コンテンツの映像信号と音声信号を出力することができる。
BD-ROM(商標)は、BD-ROM規格に基づいた読み取り専用のディスク記録媒体である。BD-ROM規格によれば、BD-ROM(商標)には、720/60pや1080/60iのAVストリームを記録することができるが、1080/60pのAVストリームは記録することができない。即ち、BD-ROM規格に準拠したディスク記録媒体19を再生することでは、720/60pの映像や1080/60iの映像を表示させることはできるが、1080/60pの映像を表示させることはできない。
これに対して、再生装置1は、1080/60pの映像表示をするためのAVストリーム(以下、1080/60pのAVストリームとも称する)が、BD-ROM規格にほぼ準拠する形で記録されたディスク記録媒体19を再生することができ、1080/60pの映像を表示させることができる。
ここで、720/60pの映像とは、解像度が1280×720画素で、走査方式がプログレッシブで表示される映像である。1080/60iの映像とは、解像度が1920×1080画素で、走査方式がインターレースで表示される映像である。1080/60pの映像とは、解像度が1920×1080画素で、走査方式がプログレッシブで表示される映像である。なお、1080/60iなどの“60”は、1秒間に60枚の映像を表示することを表す。
[1080/60pの映像の再生原理]
図2は、再生装置1による1080/60pの映像の再生原理を示す図である。
BD-ROM規格では、上述したように、プライマリビデオストリームおよびセカンダリビデオストリームとして、1080/60iの映像信号を記録させることは可能である。
そこで、図2Aに示される1080/60pの映像信号(ソース映像)が、2本の1080/60iの映像信号に分離される。一方の1080/60iの映像信号は、図2Bに示される、奇数フレームの奇数ライン(top)と偶数フレームの偶数ライン(bottom)の映像信号である。他方の1080/60iの映像信号は、図2Cに示される、奇数フレームの偶数ライン(bottom)と偶数フレームの奇数ライン(top)の映像信号である。なお、図2において、“<>”内の数字がフレーム番号を表す。
そして、分離された2本の1080/60iの映像信号の一方が、プライマリビデオストリームとして、他方が、セカンダリビデオストリームとしてディスク記録媒体19に記録される。例えば、図2Bに示される、奇数フレームの奇数ラインと偶数フレームの偶数ラインの映像信号が、プライマリビデオストリームとしてディスク記録媒体19に記録される。また、図2Cに示される、奇数フレームの偶数ラインと偶数フレームの奇数ラインの映像信号が、セカンダリビデオストリームとしてディスク記録媒体19に記録される。プライマリビデオストリームまたはセカンダリビデオストリームとして記録される映像信号は、1080/60iの信号であるので、BD-ROM規格に準じた記録が可能である。
そして、1080/60pの映像を表示するための再生が実行された場合、プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームが並行して読み出され、合成されることで、1080/60pの映像信号が生成される。具体的には、図2Dに示されるように、プライマリビデオストリームとして記録されている奇数フレームの奇数ラインの映像は、セカンダリビデオストリームとして記録されている奇数フレームの偶数ラインの映像と合成される。プライマリビデオストリームとして記録されている偶数フレームの偶数ラインの映像は、セカンダリビデオストリームとして記録されている偶数フレームの奇数ラインの映像と合成される。これにより、図2Aと同様の、1080/60pの映像を表示することができる。
なお、再生装置1が、BD-ROM規格に準拠した720/60pや1080/60iのAVストリームの再生を行うのか、1080/60pの映像を表示するためのAVストリームの再生を行うのかは、ディスク記録媒体19からプレイリストの一部として読み出される再生制御情報によって決定される。
[再生制御情報の例]
図3は、ディスク記録媒体19からプレイリストの一部として読み出される再生制御情報の例を示している。
図3の再生制御情報は、セカンダリビデオストリームおよびセカンダリオーディオストリームの再生についての制御情報であり、ディスク記録媒体19から読み出され、RAM13の一部として設けられている32ビットのレジスタに記憶される。なお、ディスク記録媒体19から読み出される前のRAM13の一部として設けられている32ビットのレジスタの初期値は、例えば、0xFFFFとされる。“0x”は16進表示を表す(以下についても同様)。
レジスタのビット0乃至7の8ビットには、再生制御情報のSecondary audio stream numberが格納される。Secondary audio stream numberは、セカンダリオーディオストリームの数を表す。
なお、1080/60pの映像表示では、セカンダリオーディオは使用せず、音声はプライマリオーディオのみが使用される。従って、1080/60pの映像表示が行われる場合、Secondary audio stream number はゼロ(Secondary audio stream number=0)となっている。
レジスタのビット8乃至15の8ビットには、再生制御情報のSecondary video stream numberが格納される。Secondary video stream numberは、セカンダリビデオストリームの数を表す。
レジスタのビット16乃至23とビット28および29は、BD-ROM規格では、予備領域として割り当てられている。1080/60pのAVストリームが記録されたディスク記録媒体19では、この予備領域を利用して、ビット16乃至23に、1080/60pの映像表示の有効または無効を識別する合成表示フラグが記憶される。
例えば、ビット16乃至23の値が0x01である場合、合成表示フラグは1080/60pの映像表示を行うことを表し、ビット16乃至23の値が0x01以外である場合、合成表示フラグは1080/60pの映像表示を行わないことを表す。1080/60pの映像表示を行うとは、1080/60iのプライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームを、図2Dに示したように合成する処理を行うことである。1080/60pの映像表示を行わない場合には、再生装置1は、BD-ROM規格に準拠した再生を行う。
レジスタのビット24乃至27の4ビットには、再生制御情報のSecondary Video sizeが格納される。Secondary Video sizeは、セカンダリビデオストリームによる映像の表示サイズを表す。例えば、Secondary Video sizeが0xFである( Secondary Video size=0xF)場合、セカンダリビデオストリームによる映像の表示サイズは、画面のフルサイズであることを表す。
レジスタのビット30の1ビットには、再生制御情報のdisp_a_flagが格納される。disp_a_flagは、セカンダリオーディオを有効にするか否かを表す。例えば、disp_a_flag=0のとき、セカンダリオーディオは無効であることを表し、disp_a_flag=1のとき、セカンダリオーディオは有効であることを表す。
1080/60pの映像表示では、セカンダリオーディオは使用せず、音声はプライマリオーディオのみが使用されるので、disp_a_flag はゼロ(disp_a_flag=0)である。
レジスタのビット31の1ビットには、再生制御情報のdisp_v_flagが格納される。disp_v_flagは、セカンダリビデオを有効にするか否かを表す。例えば、disp_v_flag=0のとき、セカンダリビデオは無効であることを表し、disp_v_flag=1のとき、セカンダリビデオは有効であることを表す。
以上のように、1080/60pのAVストリームが記録されたディスク記録媒体19から読み出される、セカンダリビデオストリームおよびセカンダリオーディオストリームの再生についての再生制御情報は、予備領域の一部にプライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームを合成するか否かを表す合成表示フラグが使用されている以外は、BD-ROM規格の再生制御情報と同様である。従って、BD-ROM規格のディスク記録媒体19とほぼ同一に、1080/60pのAVストリームが記録されたディスク記録媒体19を作成することができる。また、1080/60pのAVストリームが記録されたディスク記録媒体19を再生する場合も、BD-ROMの規格のディスク記録媒体19とほぼ同様に再生処理を実行することができる。
[再生装置1の機能ブロック図]
図4は、再生装置1の機能ブロック図である。
再生装置1は、トラックバッファ31Aおよび31B、デマルチプレクサ32Aおよび32B、ESバッファ33A乃至33D、プライマリビデオデコーダ34A、セカンダリビデオデコーダ34B、プライマリオーディオデコーダ34C、セカンダリオーディオデコーダ34D、ミキサ35乃至37、並びに制御部38により構成される。
ドライブ18(図1)によってディスク記録媒体19から読み出された1080/60pのAVストリームは、トラックバッファ31Aおよび31Bに供給される。また、ディスク記録媒体19から読み出された再生制御情報は、制御部38に供給される。
トラックバッファ31A乃至31Bは、FIFO(First-IN First-Out)バッファであり、ディスク記録媒体19から供給された1080/60pのAVストリームを一時的に記憶した後、供給された順に後段に出力する。
すなわち、トラックバッファ31Aは、供給された1080/60pのAVストリームを一時的に記憶した後、デマルチプレクサ32Aに供給する。トラックバッファ31Bも同様に、ディスク記録媒体19から供給された1080/60pのAVストリームを一時的に記憶した後、デマルチプレクサ32Bに供給する。
デマルチプレクサ32Aは、トラックバッファ31Aから供給されたAVストリームを、ビデオストリーム(エレメンタリストリーム)とオーディオストリーム(エレメンタリストリーム)に分離する。また、デマルチプレクサ32Aは、分離して得られたビデオストリームを、プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームに分離する。
なお、1080/60pの映像表示では、上述したように、セカンダリオーディオは使用されず、セカンダリオーディオストリームは記録されていないので、オーディオストリームをプライマリオーディオストリームとセカンダリオーディオストリームに分離する必要はない。
デマルチプレクサ32Aは、分離して得られたプライマリビデオストリームをESバッファ33Aに供給し、プライマリオーディオストリームをESバッファ33Cに供給する。
デマルチプレクサ32Bは、トラックバッファ31Bから供給されたAVストリームを、ビデオストリームとオーディオストリームに分離する。また、デマルチプレクサ32Bは、分離して得られたビデオストリームを、プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームに分離する。
デマルチプレクサ32Bは、分離して得られたセカンダリビデオストリームをESバッファ33Bに供給する。セカンダリオーディオストリームは存在しないので、ESバッファ33Dには何も供給されない。
ES(Elementary Stream)バッファ33A乃至33Dは、FIFOバッファであり、供給されたビデオストリームまたはオーディオストリームを一時的に記憶した後、供給された順に後段に出力する。
すなわち、ESバッファ33Aは、供給されたプライマリビデオストリームを一時的に記憶し、記憶しているプライマリビデオストリームを、供給された順にプライマリビデオデコーダ34Aに供給する。
ESバッファ33Bは、供給されたセカンダリビデオストリームを一時的に記憶し、記憶しているセカンダリビデオストリームを、供給された順にセカンダリビデオデコーダ34Bに供給する。
ESバッファ33Cは、供給されたプライマリオーディオストリームを一時的に記憶し、記憶しているプライマリオーディオストリームを、供給された順にプライマリオーディオデコーダ34Cに供給する。
ESバッファ33Dも、セカンダリオーディオストリームが供給された場合には、セカンダリオーディオストリームを一時的に記憶した後、供給された順にセカンダリオーディオデコーダ34Dに供給するが、1080/60pのAVストリームの再生では、セカンダリオーディオストリームが供給されないので、ESバッファ33Dは何の処理も実行しない。
プライマリビデオデコーダ34Aは、ESバッファ33Aから供給される、所定の方式(例えば、MPEG2方式)で符号化されているプライマリビデオストリームを復号して、その結果得られる映像信号をミキサ35に供給する。
セカンダリビデオデコーダ34Bは、ESバッファ33Bから供給される、所定の方式で符号化されているセカンダリビデオストリームを復号して、その結果得られる映像信号をミキサ35に供給する。
プライマリオーディオデコーダ34Cは、ESバッファ33Cから供給される、所定の方式で符号化されているプライマリオーディオストリームを復号して、その結果得られる音声信号をミキサ36に供給する。
セカンダリオーディオデコーダ34Dも、ESバッファ33Dからセカンダリオーディオストリームが供給された場合には、供給されたセカンダリオーディオストリームを復号して、その結果得られる音声信号をミキサ36に供給するが、1080/60pのAVストリームの再生では、セカンダリオーディオストリームが供給されないので、セカンダリオーディオデコーダ34Dは何の処理も実行しない。
以上のように、1080/60pのAVストリームの再生では、プライマリビデオデコーダ34A、セカンダリビデオデコーダ34B、およびプライマリオーディオデコーダ34Cは、1080/60iのAVストリームをデコードするときと同様の処理を行えばよい。
ミキサ35には、制御部38から、合成のオンまたはオフを表す合成制御信号が供給される。ミキサ35は、合成のオンを表す合成制御信号が供給された場合、プライマリビデオデコーダ34Aからのプライマリビデオストリームに対応する映像信号と、セカンダリビデオデコーダ34Bからのセカンダリビデオストリームに対応する映像信号を合成し、その結果得られる映像信号をミキサ37に供給する。図2を参照して説明したように、プライマリビデオストリームに対応する映像信号と、セカンダリビデオストリームに対応する映像信号は、一方が1080/60iの映像の奇数ラインの信号であり、他方が、同一フレームの1080/60iの映像の偶数ラインの信号である。従って、ミキサ35によって合成されることにより、1080/60pの映像信号が生成され、ミキサ37に供給される。
一方、合成のオフを表す合成制御信号が供給された場合には、ミキサ35は、プライマリビデオデコーダ34Aからの映像信号を、そのままミキサ37に供給する。
ミキサ36は、プライマリオーディオデコーダ34Cとプライマリオーディオデコーダ34Dの両方から、デコードされた結果としての音声信号が供給された場合、その2つの音声信号を合成(ミキシング)し、その結果得られる音声信号を外部の装置に出力する。
しかし、1080/60pのAVストリームの再生では、セカンダリオーディオストリームが存在しないので、プライマリオーディオデコーダ34Dから、音声信号は供給されない。従って、1080/60pのAVストリームの再生では、ミキサ36は、プライマリオーディオデコーダ34Cから供給されるプライマリオーディオストリームに対応する音声信号をそのまま外部の装置に出力する。
ミキサ37は、ミキサ35から供給される映像信号を外部の装置に出力する。なお、設定値や設定画面などの所定の文字や画像を、ディスク記録媒体19の再生映像に重畳させる場合には、制御部38からミキサ37に、重畳させる文字や画像の信号であるOSD信号が供給される。ミキサ37は、制御部38からOSD信号が供給された場合には、そのOSD信号に対応する文字や画像を、ミキサ35からの映像信号に対応する映像に重畳した映像信号を生成し、外部の装置に出力する。
制御部38は、ディスク記録媒体19から読み出されて供給される再生制御情報を、図3を参照して説明したように、内部のレジスタに記憶させる。
制御部38は、内部のレジスタに記憶された再生制御情報を参照し、合成制御信号をミキサ35に供給する。具体的には、制御部38は、セカンダリビデオの表示サイズがフルサイズであり、かつ、合成表示フラグがプライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームを合成することを表している場合、合成のオンを表す合成制御信号をミキサ35に供給する。一方、セカンダリビデオの表示サイズがフルサイズ以外であるか、または、合成表示フラグがプライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームを合成することを表していない場合、合成のオフを表す合成制御信号をミキサ35に供給する。
なお、セカンダリオーディオストリームだけでなく、セカンダリビデオストリームも存在しない場合、デマルチプレクサ32B、セカンダリビデオデコーダ34B、およびセカンダリオーディオデコーダ34D等は、処理を行う必要がない。そこで、制御部38は、再生制御情報のSecondary video stream numberの値が0である場合、デマルチプレクサ32B、セカンダリビデオデコーダ34B、およびセカンダリオーディオデコーダ34D等を停止させる。
[1080/60pのAVストリームの表示制御処理]
図5は、再生装置1による1080/60pのAVストリームの表示制御処理のフローチャートである。この処理は、例えば、ディスク記録媒体19に記録された1080/60pのAVストリームの再生がユーザによって指示された場合に開始される。
初めに、ステップS1において、制御部38は、ディスク記録媒体19から読み出されて供給される再生制御情報を、内部のレジスタに記憶させる。
ステップS2において、制御部38は、内部のレジスタに記憶された再生制御情報を参照し、セカンダリビデオの表示サイズがフルサイズであり、かつ、合成表示フラグがプライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームを合成することを表しているかを判定する。
ステップS2で、セカンダリビデオの表示サイズがフルサイズ以外であるか、または、合成表示フラグがプライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームを合成することを表していないと判定された場合、1080/60pのAVストリームの表示制御処理は終了する。なお、この場合には、説明は省略するが、BD-ROMの規格に準拠した720/60pや1080/60iなどの、1080/60p以外のAVストリームの表示制御処理が実行される。
一方、ステップS2で、セカンダリビデオの表示サイズがフルサイズであり、かつ、合成表示フラグがプライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームを合成することを表していると判定された場合、処理はステップS3に進み、制御部38は、合成のオンを表す合成制御信号をミキサ35に供給する。
ステップS4において、デマルチプレクサ32Aは、トラックバッファ31Aを介してディスク記録媒体19から供給されたAVストリームを、ビデオストリームとオーディオストリームに分離する。
また、ステップS4では、デマルチプレクサ32Bも、デマルチプレクサ32Aと同様に、トラックバッファ31Bを介してディスク記録媒体19から供給されたAVストリームを、ビデオストリームとオーディオストリームに分離する。
なお、分離して得られたオーディオストリームは、プライマリオーディオストリームのみとなっている。
ステップS5において、デマルチプレクサ32Aは、分離して得られたビデオストリームを、プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームに分離する。
また、ステップS5では、デマルチプレクサ32Bも、デマルチプレクサ32Aと同様に、分離して得られたビデオストリームを、プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームに分離する。
ステップS6において、プライマリビデオデコーダ34A、セカンダリビデオデコーダ34B、およびプライマリオーディオデコーダ34Cのそれぞれは、供給されるビデオストリームまたはオーディオストリームを所定の方式で復号する。
すなわち、プライマリビデオデコーダ34Aは、ESバッファ33Aを介してデマルチプレクサ32Aから供給されるプライマリビデオストリームを復号して、その結果得られる映像信号をミキサ35に供給する。
セカンダリビデオデコーダ34Bは、ESバッファ33Bを介してデマルチプレクサ32Bから供給されるセカンダリビデオストリームを復号して、その結果得られる映像信号をミキサ35に供給する。
プライマリオーディオデコーダ34Cは、ESバッファ33Cを介してデマルチプレクサ32Aから供給されるプライマリオーディオストリームを復号して、その結果得られる音声信号をミキサ36に供給する。
ステップS7において、ミキサ35は、合成のオンを表す合成制御信号に基づいて、プライマリビデオストリームに対応する映像信号と、セカンダリビデオストリームに対応する映像信号を合成し、その結果得られる1080/60pの映像信号をミキサ37に供給する。
ステップS8において、ミキサ37は、ミキサ35から供給される1080/60pの映像信号を外部の装置に出力する。なお、ミキサ37は、制御部38からOSD信号が供給されている場合には、そのOSD信号に対応する文字や画像を、ミキサ35からの映像信号に対応する映像に重畳した映像信号を生成し、外部の装置に出力する。
ステップS9において、ミキサ36は、プライマリオーディオデコーダ34Cから供給されるプライマリオーディオストリームに対応する音声信号を外部の装置に出力する。
上述したステップS4乃至S9の処理それぞれは、AVストリームがディスク記録媒体19から読み出されなくなるまで継続して実行され、AVストリームがディスク記録媒体19から読み出されなくなったとき、終了する。
以上の表示制御処理により、再生装置1は、BD-ROM規格にほぼ準拠する形でAVストリームが記録されたディスク記録媒体19を再生し、1080/60pの映像を外部の装置に表示させることができる。
1080/60pの映像表示をするためのAVストリームが記録されたディスク記録媒体19は、BD-ROM規格に準拠したディスク記録媒体19とは、プレイリストの一部として記録されている再生制御情報の予備領域の箇所に、1080/60pの映像表示の有効または無効を識別する合成表示フラグが追加されている点が相違するのみである。
従って、BD-ROM Profile1.1のフォーマットのサブセットとして、1080/60pの映像表示をするためのAVストリームが記録されたディスク記録媒体19の作成が容易である。また、BD-ROM規格に準拠したディスク記録媒体19が再生可能な装置から、簡単な構成の変更のみで再生装置1を実現することができる。即ち、簡単な構成で、1080/60pの高画質な映像を再生することができる。勿論、BD-ROM規格に準拠したディスク記録媒体19も再生可能である(BD-ROM規格との再生互換性もある)。
なお、再生装置1は、BD-ROM(商標)と、 BD-ROM規格にほぼ準拠した形で1080/60pの映像表示をするためのAVストリームが記録されたディスク記録媒体19とを再生可能であるとして説明したが、その他に、CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD-ROM (Digital Versatile Disc-ROM)などの他の読み取り専用のディスク記録媒体も併せて再生可能とすることができる。また、記録再生装置の再生機能として、上述した1080/60pの映像表示をするためのAVストリームが記録されたディスク記録媒体19を再生可能な構成を有していてもよい。
本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した再生装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 1080/60pの映像の再生原理を示す図である。 再生制御情報の例を示す図である。 再生装置の機能ブロック図である。 表示制御処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 再生装置, 11 CPU, 12 ROM, 13 RAM, 18 ドライブ, 35 ミキサ, 38 制御部

Claims (5)

  1. プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームの2つの1080/60iのビデオストリームと、前記セカンダリビデオストリームの再生についての制御情報である再生制御情報を、ディスク記録媒体から読み出す再生手段と、
    前記再生制御情報が、前記プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームを合成することを表している場合、前記プライマリビデオストリームに対応する映像信号と前記セカンダリビデオストリームに対応する映像信号を合成して、1080/60pの映像信号を生成する生成手段と
    を備える再生装置。
  2. 合成される前記プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームの一方は、奇数フレームの奇数ラインと偶数フレームの偶数ラインの映像であり、他方は、奇数フレームの偶数ラインと偶数フレームの奇数ラインの映像である
    請求項1に記載の再生装置。
  3. 前記再生制御情報は、セカンダリビデオストリームによる映像の表示サイズと、1080/60pの映像表示の有効または無効を識別する合成表示フラグであり、
    前記生成手段は、前記表示サイズがフルサイズを表し、かつ、前記合成表示フラグが1080/60pの映像表示の有効を表している場合、前記1080/60pの映像信号を生成する
    請求項2に記載の再生装置。
  4. ディスク記録媒体を再生する再生手段と、映像信号を生成する生成手段とを備える再生装置の
    前記再生手段が、プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームの2つの1080/60iのビデオストリームと、前記セカンダリビデオストリームの再生についての制御情報である再生制御情報を、前記ディスク記録媒体から読み出し、
    前記生成手段が、前記再生制御情報が前記プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームを合成することを表している場合、前記プライマリビデオストリームに対応する映像信号と前記セカンダリビデオストリームに対応する映像信号を合成して、1080/60pの映像信号を生成する
    ステップを含む再生制御方法。
  5. コンピュータに、
    プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームの2つの1080/60iのビデオストリームと、前記セカンダリビデオストリームの再生についての制御情報である再生制御情報を、ディスク記録媒体から読み出させる再生制御手段と、
    前記再生制御情報が、前記プライマリビデオストリームとセカンダリビデオストリームを合成することを表している場合、前記プライマリビデオストリームに対応する映像信号と前記セカンダリビデオストリームに対応する映像信号を合成して、1080/60pの映像信号を生成する生成手段と
    として機能させるためのプログラム。
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