JP2010105657A - 移動装置および移動システム - Google Patents

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Abstract

【課題】管路内で確実に摩擦力を得ることができ、管路内でも安定して支持されると共に、省スペースな移動装置およびそれを用いた移動システムを提供する。
【解決手段】管路の内壁面を走行するための駆動輪14が設けられ、かつ管路の軸方向の前後に延びるメインフレーム11と、そのメインフレームに基端が揺動自在にそれぞれ設けられ、前記駆動輪を中心として軸方向の前後にそれぞれ延び、先端に前記駆動輪が転がる壁面と略反対側の壁面を転がるガイド輪15をそれぞれ有している一対のガイドレバー12と、それらガイドレバーのガイド輪を壁面に押し当てるように付勢する弾性部材16と、前記一対のガイド輪および駆動輪とで管路の内壁を突っ張って支持している管路を走行する移動装置1。
【選択図】図3

Description

本発明は管路(あるいは狭路など)を走行する移動装置およびそれを用いた移動システムに関する。さらに詳しくは、細い管路でも走行(あるいは進行)することができる移動装置およびそれを用いた移動システムに関する。
図9に特許文献1の自走式監視カメラ装置を示す。その自走式監視カメラ装置100は2本の伝熱管107に沿ってそれらの間を垂直に移動することができる。このものは、自走式カメラのフレーム101に、監視カメラ機構部(図示せず)と、複数の昇降機構部102とを縦列して設けている。それら昇降機構部102には、フレーム101の外側にパンタグラフ状に開閉するリンク機構103が設けられている。そのリンク機構103には、それが外向きに展開した際に壁面に接触する先端部に駆動輪104が配置されている。その駆動輪104は、フレーム101に設けられたモータ105によって回転駆動する。そのモータ105は、軸方向を回転軸とする出力軸を備えており、減速機構を介して駆動輪104に回転を伝達している。さらに、そのモータ105の周囲にはリンク機構103を開閉するためのシリンダ106が配置されている。
図示していないが、特許文献2には管路内検査走行装置が記載されている。このものは、中央の本体に対し、それぞれ反対向きに付勢された一対の板状の連結体を管路内壁に押し当てている。前記連結体の一方の先端にはモータにより駆動する車輪が設けられており、それにより管路内壁を走行する。また、他方の連結体の先端の車輪はその進行方向を変えることができる。そのため、この装置は管路内の障害物を避けて走行することができる。その他、関連する従来技術として、特許文献3の細管検査用のブローブが開示されている。
特開2002−323589号公報 特開平8−189608号公報 実開平3−70304号公報
特許文献1、2では、管路や狭路などの壁面との摩擦あるいは係合力を得るのに、中央の本体に対してそれぞれ反対向きに脚部材を延ばし、それらの脚部材同士を弾性部材の弾性力で壁面に突っ張っている。そのため、それぞれの突っ張り力の反力が、中間の本体部分に伝わり有効に活用できていない。
また、従来技術では、正面から見て、脚、本体、脚という具合に部材が配置されている。一般的に、脚部材は本体(軸方向)に対してほぼ45度の角度で壁面に突っ張ることができるように調整すると、脚部材を突っ張る方向にも突っ張りを解除する方向にも適切な弾性部材の弾性力を備えつつ、脚部材を回動シロも残すことができる。しかし、従来技術の部材の配置であると、脚部材を約45度の角度で開くと、管路内で径方向に部材が嵩張る。
さらに、一つの本体に対して一対の脚で支持(2点支持)する構造であるので、管路内において本体の安定性が高くない。
そこで、本発明は管路内で確実に摩擦力を得ることができ、管路内でも安定して支持されると共に、省スペースな移動装置およびそれを用いた移動システムを提供することを課題としている。
本発明の移動装置は、回転駆動されて、壁面上を転動する駆動輪が設けられ、かつ前後に延びるメインフレームと、そのメインフレームに基端が揺動自在にそれぞれ設けられ、前記駆動輪を間に配置して前後に延び、先端に前記駆動輪が転がる壁面と略反対側の壁面を転がるガイド輪をそれぞれ有している一対のガイドレバーと、それらガイドレバーのガイド輪を対応する壁面に押し当てるように付勢する弾性部材とを備えており、前記一対のガイド輪が壁面に押し当てられる反力で前記駆動輪が反対側の壁面に押し当てられて、一対のガイド輪および駆動輪が壁面に係合され、かつ前記駆動輪が走行することのできる摩擦力を得ることを特徴としている。
本発明の移動システムは、前述の移動装置と、その移動装置に連結され、壁面の状態を電子データとして取得する測定装置と、前記移動装置および測定装置と通信可能に接続され、前記電子データに基づいて前記移動装置および測定装置を動作させるコントローラとからなることを特徴とする。
本発明の移動装置の他の態様は、回転駆動されて、壁面上を転動する駆動輪が設けられ、かつ前後に延びるメインフレームと、そのメインフレームに基端が揺動自在にそれぞれ設けられ、前記駆動輪の回転中心を間に配置して前後に延び、先端に前記駆動輪が転がる壁面と略反対側の壁面を転がるガイド輪をそれぞれ有している一対のガイドレバーと、それらガイドレバーのガイド輪を対応する壁面に押し当てるように付勢する弾性部材とを備えており、前記一対のガイド輪が壁面に押し当てられる反力で前記駆動輪が反対側の壁面に押し当てられて、一対のガイド輪および駆動輪が壁面に係合され、かつ前記駆動輪が走行することのできることを特徴としている。
(1)本発明の移動装置は、駆動輪と反対側にガイドレバーが延びており、それらガイド輪を壁面に押し当てるように付勢する弾性部材を備えているので、両方のガイドレバーの反力を反対側の駆動輪が内壁を押える力とすることができる。そのため、駆動輪に駆動のための壁面との摩擦力を与えることができる。また、前記ガイドレバーは駆動輪を中心として軸方向の前後にそれぞれ延びているので、中央の駆動輪にバランスよく反力を伝達することができる。そして、一個の移動装置に対し駆動輪および一対のガイド輪の3点で壁面を支持しているので安定している。
(2)このような移動装置において、前記弾性部材が、メインフレームとほぼ平行に配置され、その弾性部材の前端を前方のガイドレバーの先端付近に連結し、前記弾性部材の後端を後方のガイドレバーの先端付近に連結している場合は、省スペースである。
(3)また、前記ガイドレバーの基端を駆動輪に近い側にそれぞれ設け、ガイドレバーの先端を軸方向で、かつそれぞれ駆動輪に遠い側に延ばし、前記弾性部材によりガイドレバーの先端同士を近づけるように付勢している場合は、ガイドレバーの基端部、すなわち駆動輪に向けてガイドレバーからの反力が集中する。そのため、駆動輪に駆動のための壁面との摩擦力を効果的に与えることができる。
(4)さらに、前記駆動輪、前記一対のガイド輪のそれぞれが、駆動輪を頂角位置とする二等辺三角形の頂点の位置に配置されている場合は、両方のガイドレバーから同じ力の反力を与えることができるので、移動装置の支持が安定し、バランスがよい。
(5)また、前記メインフレームに平行で、かつメインフレーム側に回転自在に設けられたウォームと、両端に前記駆動輪が固定され、かつメインフレームに枢支されるシャフトとをさらに備えており、そのシャフトの中央付近が大径に形成され、その大径の中央部の外周面が前記ウォームと噛合う歯が形成されたウォームホイールを兼ねている場合は、省スペースである。
(6)さらに、前記メインフレームの端部に揺動自在に連結されたモータフレームと、そのモータフレームに収納されるモータと、そのモータの出力軸とウォームとを回転力伝達可能に連結しているトルクケーブルとをさらに備えている場合は、駆動輪およびウォームホイールが設けられているメインフレームと、モータが設けられているモータフレームとに分かれており、それらがトルクケーブルによって回転が伝達されるので、小さな曲率半径の管路内を移動することができる。また、トルクケーブルは軸方向に引張力や圧縮力も伝達できるので、メインフレームの移動によりモータフレームを引張ったり、後方から押される力を前方に伝達したりすることができる。
(7)本発明の移動システムは、測定装置により管路内の様子を電子データとして取得することができる。そして、その電子データに基づいてコントローラにより移動装置および測定装置を動作させることができる。
(8)前記移動装置を複数備えており、それらが縦列に、かつそれぞれ揺動自在に連結されている場合は、複数の移動装置により走行する壁面に応じて適切な係合力を得ることができるし、大きな駆動力を得ることができる。そのため、垂直に長い管路を上方に移動するのが容易である。
(9)本発明の移動装置の他の態様は、前述の第1の態様と同じ効果を奏する。そして、駆動輪の回転中心がガイドレバーの間に配置されているので、外径の大きな駆動輪を用いることができる。外径の大きな駆動輪を用いることで、管路内の障害物を乗り越えたりするのが容易になるので走行が安定する。
(10)このような移動装置において、出力軸およびその出力軸に設けられる太陽ギヤを有すると共に、前記メインフレームに固定されたモータと、そのモータの太陽ギヤに噛合する1つ以上の遊星ギヤと、その遊星ギヤに噛合し、かつ歯数の異なる内歯をそれぞれ有する第1リングギヤおよび第2リングギヤと、前記第2リングギヤの一方向の回転を規制する規制手段とを備えており、前記第1リングギヤが駆動輪と連結されている場合は、第1リングギヤと第2リングギヤの歯数の差分だけ第2リングギヤを回転させることができるので、減速効果が大きい。また、移動装置を管路内から取り出すときには、移動装置を後ろから押すことで駆動輪が回転し、遊星ギヤを介して第1リングギヤと第2リングギヤが第2リングギヤの規制を外しながら一体で回転できるため、モータを回転させることなく移動装置を取り出すことができる。
図1は本発明の移動装置および移動システムの実施形態を示す模式図である。 図2は移動装置および移動システムが用いられる管路の一例を示す原子力発電所の冷却水の概略フロー図である。 図3aは移動装置の走行部の側面図、図3bは図3aのI−I線断面図である。 図4は図3aの分解斜面図である。 図5は移動装置の動力部の断面図である。 図6は図5の概略分解斜面図である。 図7は本発明の移動装置の他の態様の実施形態を示す概略側面図である。 図8aは図7の一部切り欠き上面断面図、図8bは図8aのII−II線断面図である。 図9は従来の技術を示す断面図である。
図1に本発明の移動装置および移動システムを示す。まず、移動装置1は、壁面との間に係合力を生じさせると共に、その壁面を走行する走行部10と、その走行部に壁面を走行するための動力を与える動力部20とからなる。前記走行部10と動力部20との間はヒンジ6によって揺動自在に連結されている。さらに、前記動力部20から後述するトルクケーブル29により走行部10に回転力が伝達されている。トルクケーブルが、ケーブルの両端にかかる引張力や、圧縮力を伝達することができる場合は、ヒンジ6を省略することができる。その場合は、動力部20の後方あるいはさらに後方(管路の入り口)から移動装置1を引っ張って取り出す際には、前記トルクケーブル29を介して引張り力を走行部10へ伝達することができる。一方、動力部20の後方あるいはさらに後方(管路の入り口)から移動装置1をさらに前方(管路や狭路の奥)に押し出す際には、トルクケーブル29を介して圧縮力を伝達できるので走行部10を前方に押し出すことができる。なお、図示していないが走行部10と動力部20とを1つのフレーム上に設けてもよい。その場合はトルクケーブルを用いない。
次に、本発明の移動システム2(二点鎖線参照)は、先頭の移動装置1の先端に、管路内(あるいは狭路)の状態を電子データとして取得する測定装置3が備えられている。そして、その移動装置1および測定装置3には電線4が通信可能に接続され後方に延びている。その電線4の後端にはコントローラ5が接続され、前記移動装置1および測定装置3の動作を制御している。なお、移動装置1の後端に、さらに同様な移動装置1・・をヒンジ7を介して縦列(数珠状)に連結し、そのヒンジ7により揺動自在にすることもできる。その際の移動装置1の個数は内壁との摩擦力の大きさ、傾斜角度あるいは自重などにより最適な個数が決められる。なお、図示していないが、故障時などに、管路に進入した移動装置1を後端から引っ張って取り出せるように、移動装置の後端に取り出し用のケーブルを連結してもよい。前記電線4をそのケーブルの代わりに用いてもよい。なお、測定装置3は移動システム2の先端に設けるのが好ましいが、用途に応じて側方や後端に設けてもよい。
このような、移動装置1の用途の一例としては、細管の内部検査が挙げられる。例えば細管としては、熱交換器、復水器あるいは化学プラントなどの細管である。前記熱交換器を例にとると、伝熱のための細管が上方(鉛直上方)に長く延びているものほど、本発明の移動装置が有効である。その使用例を説明するために、図2に加圧水型原子力発電所の冷却水のフロー図を示す。原子力発電所には加圧水型と沸騰水型があり、加圧水型には加圧され高温となった一次系冷却水8aの熱を二次系冷却水8bへ伝える熱交換器9が設けられている。その熱交換器9には180度に曲げられた外径2cm程度の伝熱管9a・・が数千本程度設けられており、高温になった一次冷却水8aが伝熱管を介して二次冷却水8bに熱を与えるようになっている。前記伝熱管の内面は、一次冷却水8aの流れによる磨耗により穴が開き、放射能を帯びた一次系冷却水8aが伝熱管9aから漏れることがあるため、伝熱管9a内部を定期的に検査する必要がある。
また、熱交換の伝熱管のような管路のほか、全周が囲まれていない細長い隙間(狭路)に通して用いることもできる。そして、この移動装置1が対象とする管路(狭路)の幅は18〜21mmで、好ましくは19〜20mmである。
図3a、図3bに示すように前記走行部10は、そのメインフレーム11と、そのメインフレーム11に一端(基端)が揺動自在に支持され、先端を自由端としている前後一対のガイドレバー12とを備えている。前記メインフレーム11の中央付近にはシャフト13を介して駆動輪14が枢支されている。また、前記ガイドレバー12の自由端にはそれぞれガイド輪15が枢支されている。それらガイドレバー12、12は、前記駆動輪14を間に配置して進行方向の前後にそれぞれ延びている。そして、ガイドレバーの先端に設けられたガイド輪15は、前記駆動輪14が転がる壁面と略反対側の壁面を転がることができる。また、前記一対のガイドレバー12、12の先端付近には、先端のガイド輪15、15を互いに近づけるように付勢する弾性部材16として引張りコイルスプリングの両端がそれそれ係止されている。さらに、前記メインフレーム11には駆動輪14を駆動させるための駆動機構17が設けられている。
前記メインフレーム11は帯状の部材であり、2枚1組で用いられ、間隔を空けて互いの板面を向い合わせて配置されている。そのメインフレーム11は中央部11aと、その両端の斜め上方で軸方向の前後に突出している傾斜部11b、11bとからなる。その傾斜部11bは管路の中央部11aに対して約15°の角度で突出している。前記傾斜部11b、11bの端部はまっすぐ延び、他の移動装置1あるいは動力部20を揺動自在に連結するための連結孔11c、11cがそれぞれ形成されている。なお、前記連結孔11cは管路内で中心軸付近の位置に配置され、中央部11aは管路内で中心軸から一方に片寄った位置に配置され、それによってガイドレバー12を前記駆動輪14と対応する壁面と反対側の壁面に向けて長く延ばすことができる。そのため、ガイドレバー12の回動半径を大きくすることができる。
前記シャフト13は、メインフレーム11の中央部11aに並列に2本枢支されている。それらのシャフト13は、図4に示すように大径の中央部13aと、その大径の中央部から一段細径されて両側に延びる断面矩形状(正方形)の小径部13b、13bとからなる。前記大径の中央部13aはその外周に後述するウォームと噛合う歯が形成されている。そのため、シャフト13の中央部13aは前記駆動機構17の一部でもあるウォームホイールを兼ねている。そのウォームホイールの部分は2枚のメインフレーム11の間に配置されている。また、前記小径部13bの端面の中心には孔13cが形成されている。なお、シャフト13は1本にすることもできるが2〜3本程度が好ましい。
前記駆動輪14には、シャフト13の矩形状の小径部13bを通すための矩形孔14aが同軸に形成されている。また、その矩形孔14aの底面にはさらに駆動輪を貫通する孔14bが形成されており、ピン13dによりシャフト13の両端に固定される。前記駆動輪14は外向きに次第に直径が小さくなるように形成されている。すなわち、駆動輪14の断面形状は管路の内壁の曲面に沿うように湾曲した外面形状に形成されている。
図3に戻って、前記ガイドレバー12は、一対のメインフレーム11のそれぞれに前後に2枚で、合計4枚設けられている。前記ガイドレバー12は、メインフレーム11の中央部11aの両端付近の傾斜部11bの付け根付近に、その基端部12aをシャフト12bにより揺動自在に枢支されている。一方、向かい合うガイドレバーの先端部12c、12cの間にはガイド輪15が配置され、シャフト12dにより前記向い合う先端部12c、12cに枢支されている。また、ガイドレバー12の先端部12cには軸方向に、前記駆動輪14側に延長された部位が設けられ、その部位に前記弾性部材16の端部を固定するシャフト12eが設けられている。
前記弾性部材16は引張りコイルスプリングである。その引張りコイルスプリング16は軸方向に平行に二本設けられている。そして、前記引張りコイルスプリング16の両端部はそれぞれ前後の2本のガイドレバー12、12のシャフト12e、12eに係止されている。その弾性部材16はガイドレバー12、12の先端同士を近づける方向に付勢している。すなわち、ガイドレバー12は駆動輪14側を頂点として軸方向の左右に先端を開いた状態から、その先端を閉じる方向に付勢されることにより、ガイド輪15を管路の壁面に押し当てている。そのため、そのガイド輪15が壁面から受ける反力を反対側の前記駆動輪14が内壁を押える力とすることができ、駆動輪14に駆動のための壁面との摩擦力を与えることができる。
前記駆動機構17は、メインフレーム11に固定される前後一対の固定フレーム18a、18aと、その固定フレーム18a、18aによって前後端が枢支されるウォーム19と、前記固定フレーム18a、18aの両脇同士を連結する固定ブラケット18b、18bと、前述のシャフト13の大径の中央部のウォームホイール13eとからなる。前記固定フレーム18aの上端付近はウォーム19の端部を枢支する部位であり、下端付近はメインフレーム11に固定される部位である。前記ウォーム19は2本のシャフト13、13のウォームホイール13e、13eと噛み合っている。なお、駆動機構17の構成としてモータを備えることもできる。その場合は、そのモータはメインフレーム11に固定される。なお、前記シャフト13は1本でもよい。
図5に示すように前記動力部20は、筒状のモータフレーム21を備えている。そのモータフレーム21は、その内部に3つのモータ22と、減速機23と、回転をトルクケーブル29に伝達するキャリア24とを収容している。
前記モータフレーム21の前後端には、前記メインフレームの傾斜部11b、11bの外面に接するようにブラケット21a、21aが延びている。そのブラケット21aには傾斜部11bの連結孔11cと対応するように連結孔21bがそれぞれ形成され、ピン21cなどにより回動自在に連結される。なお、前述したヒンジ6も同様な機構である。
図6に示すように、前記モータ22は筒状のモータフレーム21内に等角度(120度)で配置されている。そのモータの出力軸22aには、ピニオン22bがそれぞれ固定されている。それら3つのピニオン22bが囲む中心にはサンギヤ25がモータフレーム21に枢支されている。そのサンギヤ25は大径のギヤ25aと小径ギヤ25bとを同軸に設けて一体としたものである。前記ピニオン22bはサンギヤ25の大径部25aに噛み合っている。また、小径のギヤ25bの周囲には、それと噛み合う3個の遊星歯車26、26、26が配置され、その外側にそれらの遊星歯車26と噛み合う内歯車(リングギヤ)27が配置されている。前記リングギヤ27はモータフレーム21に対して固定されている。前記遊星歯車26は、キャリア24に軸24aにより枢支されている。したがってこの減速機23は、ピニオン22bから回転が伝達されたサンギヤ25を入力部とし、キャリア24を出力部とする遊星歯車減速機となっている。そのキャリア24の先端部は断面矩形状の細長い孔24bが形成され、その孔24bに固定でき、かつ回転を伝達できるように、前記トルクケーブル29の後端にも同じような矩形状部29aが形成されている。
ここから、移動装置1の動作を説明する。前記モータ22が回転すると、モータの出力軸22aが駆動してピニオン22bが回転する。そのピニオン22bの回転は、大径ギヤ25aへ伝達される。次いで、その回転力は大径ギヤ25aと連結された小径ギヤ25bから内歯車27と噛み合う遊星歯車26に伝達され、その遊星歯車26を回転(自転)自在に保持するキャリア24を回転(公転)させる。キャリア24が回転するとトルクケーブル29が回転し、そのトルクケーブル29と連結されているウォーム19に回転が伝達される。そして、ウォームホイール13eを介して駆動輪14が回転する。
図1に示すように、前記測定装置3は、管路の厚みを測定するものや、内部の映像を写すカメラ、磁気探傷装置あるいは超音波厚さ計などである。すなわち、前記磁気探傷装置などにより管路や狭路の異常を調べ、その異常のある部位をカメラなどを用いて肉眼で確認することができる。なお、測定装置3として管路内に補修剤、接着剤などを放出する装置を設けることもできる。
前記電線4は、測定装置3や移動装置1に電力を供給する電力線、測定装置、移動装置と通信するための通信線などである。さらに、液体、気体などを放出する装置の場合には電線4と共にチューブが連結されることもある。これら電線4を1つにまとめるために、導中管を用いてもよい。その導中管とは、金属帯片を方向の異なる螺旋状に巻回した二層構造の螺旋管と、その周囲に金属素線を編んで筒状に形成した網状管と、その周囲にポリウレタン等の樹脂材料で形成した外被とから構成されている。しかし、この構成に限らず、螺旋管を一層構造にしたり、網状管を非金属素線で形成してもよい。なお、前記導中管やチューブなどを放射能のある場所に用いる場合には、放射能による汚染を少なくするために出来るだけ容積を小さくするのがよい。
前記コントローラ5は、モータ22をON−OFFしたり、モータ22の回転数を制御するコンピュータなどからなる制御装置である。前記コントローラ5には、電源線4が接続されており、モータ22に供給する電流が流されている。前記コントローラ5はパルス制御(PWM)によりモータの回転数を変化させることにより、駆動輪14の回転速度を変化させ、移動装置1の走行速度を変化させることができる。前記コントローラ5は、CPU、ハードディスク、メモリなどを備えた公知のパーソナルコンピュータを用いることができる。また、その制御装置は、いくつかの移動システム2を自動的に作動させるプログラムを記憶しており、そのプログラムを実行することにより、モータ22を作動させることができる。また、管路の湾曲具合に応じて、移動装置1を前進・後退させたり、作動させる移動システム1を選択するなどして、湾曲した管路を通過させることもできる。このように、複雑に湾曲した管路もプログラムに従って走行させることもできる。さらに、予め管路のレイアウトを入力すると、そのレイアウトに沿って自動的に管路を走行させることもできる。
図7は本発明の移動装置の他の態様を示す概略側面図である。図7に示す移動装置30は、前述した移動装置1(図1参照)とほぼ同じであるので、同様な部分には同じ符号を付してその説明を省略する。前記移動装置30は、左右のガイドレバー12の間に駆動輪31の回転中心31aが配置されている。この移動装置30は、前述した移動装置1(図3参照)の駆動輪14の全体が左右のガイドレバー12の間に配置されているのに対し、回転中心31aは左右のガイドレバー12の間に配置されているが、駆動輪31を大径とし、一つだけ設けていることを1つの特徴としている。大径の駆動輪31を用いているので、障害物を乗り越えたりするのが容易である。例えば、リサイクル発電機の蒸気ボイラーと蒸気タービンの間に用いられるスーパーヒーターのパイプなどの内部に錆、水垢、沈殿物、異物、あるいは傷などがあっても、それら障害物を乗り越えることができる。図7における符号9bはそれら管路の内壁を示す。
さらに、このものは前述した移動装置1に比べて管路径が大きな、例えば34〜40mmの管路に用いられる。駆動輪31が大径になった分、駆動輪を弾力性のあるゴムなどの樹脂で形成したゴムタイヤとし、内壁とのグリップが得られるようにしてもよい。なお、管路だけでなく、前述した狭路(若干幅広な)にも用いることができる(段落0021参照)。また、前記駆動輪31の回転中心31aと、前記ガイド輪15、15の回転中心とは、回転中心31aを頂点とした二等辺三角形になるように設けると(図8a参照)、左右のガイドレバー12、12から均等に駆動輪31に力が加わるので、管路内における移動装置30の支持が安定し、そのバランスがよい。
次に、図8aを用いて移動装置30の駆動機構32を説明する。移動装置30の駆動機構32はメインフレーム33上に配置されている。そのため、図5に記載されているようなモータフレーム21を必要としない。その駆動機構32はモータ34を有している。そのモータ34はメインフレーム33の長手方向に直交するように出力軸34aを延ばして取り付けられている。その出力軸34aには太陽ギヤ35が設けられている。その太陽ギヤ35の周囲には3つの遊星ギヤ36が噛合している。その遊星ギヤ36は、周囲に配置された2つのリングギヤの内歯と噛合している。それらリングギヤは、モータ34側に配置された第1リングギヤ37と、外側の第2リングギヤ38とからなる。その第2リングギヤ38は駆動輪31と一体で回転するように連結されている。また、前記第2リングギヤ38には駆動輪31を後退させる方向の回転を規制し、前進させる方向の回転を許容する規制手段39(図8b参照)が設けられている。なお、前記モータ34は移動装置30を少なくとも前進させる方向に回転するものであればよい。なお、このようなモータとして、ブラシレスモータあるいはステッピングモータを用いてもよい。
前記メインフレーム33は、モータ34をその出力軸34aが移動装置30の進行方向に対して横向きになるように収納する有底筒状の収納部33aと、その収納部33aの開口端縁から前後にそれぞれ延び、他の進行装置との連結部となる鍔部33b、33bとからなる。前記収納部33aは底部33cと、側部33dと、底部33cの内周からさらに外向き(図の上向き)に突出し、出力軸34aを収納部の外へ突出させる筒状部33eとからなる。前記底部33cの外表面(底部のモータと反対側の面)には筒状部33eを中心とする円形に薄く切り欠かれた溝33fが形成され、その溝33fには薄板のドーナツ状のライナー33gがはめ込まれている。前記側部33dの外周には大径のベアリング40aがはめ込まれている。
前記太陽ギヤ35は遊星ギヤ36と噛合する歯を有する部分と、さらに先端に延び、歯が形成されていない筒部35aを有している。その筒部35aの外周にはベアリングが配置されている。そのベアリングはモータ34に近い側から内側のベアリング40bと、外側のベアリング40cであり、二段に重ねられている。前記遊星ギヤ36はキャリア41に両端を固定された軸41aに回転自在に配置されている。そのキャリア41は遊星ギヤ36と共に回転する。そのキャリア41のモータ34側の端部は筒状部33eの外周に摺動自在に支持されている。なお、キャリア41のモータ34側の端部と、メインフレーム33との間にはライナー33gが配置され、キャリア41の回転摩擦を低減させている。一方、モータの反対側の内径部はベアリング40cの外周に接し、回転が支持されている。
前記第1リングギヤ37は、そのリングの片方の縁部付近で遊星ギヤ36と噛合する第2リングギヤ38よりも歯数の少ない内歯が形成され、他方は大径の駆動輪31と一体で回転するように連結されている。その駆動輪31と第1リングギヤ37との連結付近は段状に形成されており、そこにベアリング40aが係合し、駆動輪31の回転が支持される。また、駆動輪31の両面にはそれぞれ円形の凹部31b、31bが形成されており、モータ34側の面の凹部31bにはメインフレーム33の鍔部33bの一部が係合している。
前記第2リングギヤ38は鍋蓋形状であり、その内面に遊星ギヤ36と噛み合い第1リングギヤ37よりも歯数の多い内歯が形成されたリング部38aと、そのリング部38aからモータ側、かつ半径方向の外側に突出する鍔38bと、前記リング部38aを塞ぐ天井38cとからなる。前記メインフレーム33の鍔部33bは駆動輪31の凹部31bに摺動自在に係合する。また、天井38cの中心には円形の開口38dが形成され、前記ベアリング40cがはめ込まれる。図8bに示すように、前記リング部38aの外面には前記第2リングギヤ38の一方向の回転を規制する規制手段であるラチェット機構39のラチェット歯39aが形成されている。また、メインフレーム33の鍔部33bにはラチェット爪39bが回動自在に設けられている。そのラチェット爪39bはバネ39cによりラチェット歯39a側に付勢されている。
次に、移動装置30が作動する様子を説明する。前記モータ34の出力軸34aが回転(図8bの符号L)すると、遊星ギヤ36が回転(図8bの符号R)する。このとき、第2リングギヤ38はラチェット機構39によりR方向への回転が規制されているため、キャリア41も回転(図8bの符合L)する。一方、第1リングギヤ37は、第2リングギヤ38よりも歯数が少ないので、その歯数の差の分だけ、第2リングギヤ38が回転(図8aの符合R)する。その回転は駆動輪31に伝達され、移動装置30が前進する。このように第1リングギヤ37と第2リングギヤ38の歯数の差の分だけ第1リングギヤ37が回転するので、減速効果が大きい。
また、移動装置を管路内から取り出すときには、後側から管路内へ高圧の水を流すと、その水圧により移動装置が押されて、駆動輪が前進方向に回転する。その際に、第1リングギヤ37の回転が遊星ギヤ36を介して第2リングギヤに伝わり、第2リングギヤ38がラチェット爪39bとラチェット爪39bの係合による規制を外しながら第1リングギヤ37と一体で回転(図8bの符号L)する。このとき、第1リングギヤ37、第2リングギヤ、遊星ギヤ36に加え、キャリア41も太陽ギヤ35の周りを一体で回転するため、故障によりモータが拘束していて太陽ギヤ35が回転できない状態であっても移動装置30を前進させることができる。また、モータ34を前進方向に回転させなくても、移動装置30を前進させて管路内から取り出すことができる。
1 移動装置
2 移動システム
3 測定装置
4 電線
5 コントローラ
6、7 ヒンジ
8a 一次系冷却水
8b 二次系冷却水
9 熱交換器
9a 伝熱管
10 走行部
11 メインフレーム
11a 中央部
11b 傾斜部
11c 連結孔
12 ガイドレバー
12a 基端部
12b シャフト
12c 先端部
12d シャフト
12e シャフト
13 シャフト
13a 中央部
13b 小径部
13c 孔
13d ピン
13e ウォームホイール
14 駆動輪
14a 矩形孔
14b 孔
15 ガイド輪
16 弾性部材
17 駆動機構
18a 固定フレーム
18b 固定ブラケット
19 ウォーム
20 動力部
21 モータフレーム
21a ブラケット
21b 連結孔
21c ピン
22 モータ
22a 出力軸
22b ピニオン
24 キャリア
24a 軸
24b 孔
25 サンギヤ
25a 大径ギヤ
25b 小径ギヤ
26 遊星歯車
27 内歯車(リングギヤ)
29 トルクケーブル
29a 矩形状部
30 移動装置
31 駆動輪
31a 回転中心
31b 凹部
32 駆動機構
33 メインフレーム
33a 収納部
33b 鍔部
33c 底部
33d 側部
33e 筒状部
33f 溝
33g ライナー
34 モータ
34a 出力軸
35 太陽ギヤ
35a 筒部
36 遊星ギヤ
37 第1リングギヤ
38 第2リングギヤ
38a リング部
38b 鍔
38c 天井
38d 開口
39 ラチェット機構
39a ラチェット歯
39b ラチェット爪
39c バネ
40 ベアリング
40a ベアリング
40b 内側ベアリング
40c 外側ベアリング
41 キャリア
41a 軸

Claims (10)

  1. 回転駆動されて、壁面上を転動する駆動輪が設けられ、かつ前後に延びるメインフレームと、
    そのメインフレームに基端が揺動自在にそれぞれ設けられ、前記駆動輪を間に配置して前後に延び、先端に前記駆動輪が転がる壁面と略反対側の壁面を転がるガイド輪をそれぞれ有している一対のガイドレバーと、
    それらガイドレバーのガイド輪を対応する壁面に押し当てるように付勢する弾性部材とを備えており、
    前記一対のガイド輪が壁面に押し当てられる反力で前記駆動輪が反対側の壁面に押し当てられて、一対のガイド輪および駆動輪が壁面に係合され、かつ前記駆動輪が走行することのできる摩擦力を得る移動装置。
  2. 前記弾性部材が、メインフレームとほぼ平行に配置され、その弾性部材の前端を前方のガイドレバーの先端付近に連結し、前記弾性部材の後端を後方のガイドレバーの先端付近に連結している請求項1記載の移動装置。
  3. 前記ガイドレバーの基端を駆動輪に近い側にそれぞれ設け、ガイドレバーの先端を軸方向で、かつそれぞれ駆動輪に遠い側に延ばし、前記弾性部材によりガイドレバーの先端同士を近づけるように付勢している請求項2記載の移動装置。
  4. 前記駆動輪、前記一対のガイド輪のそれぞれが、駆動輪を頂角位置とする二等辺三角形の頂点の位置に配置されている請求項3記載の移動装置。
  5. 前記メインフレームに平行で、かつメインフレーム側に回転自在に設けられたウォームと、
    両端に前記駆動輪が固定され、かつメインフレームに枢支されるシャフトとをさらに備えており、
    そのシャフトの中央付近が大径に形成され、その大径の中央部の外周面が前記ウォームと噛合う歯が形成されたウォームホイールを兼ねている請求項1〜4いずれかに記載の移動装置。
  6. 前記メインフレームの端部に揺動自在に連結されたモータフレームと、そのモータフレームに収納されるモータと、そのモータの出力軸と前記ウォームとを回転力伝達可能に連結しているトルクケーブルとをさらに備えている請求項5記載の移動装置。
  7. 請求項6記載の移動装置と、
    その移動装置に連結され、壁面の状態を電子データとして取得する測定装置と、
    前記移動装置および測定装置と通信可能に接続され、前記電子データに基づいて前記移動装置および測定装置を動作させるコントローラとからなる移動システム。
  8. 前記移動装置を複数備えており、かつそれぞれ揺動自在に前後方向に連結されている請求項7記載の移動システム。
  9. 回転駆動されて、壁面上を転動する駆動輪が設けられ、かつ前後に延びるメインフレームと、
    そのメインフレームに基端が揺動自在にそれぞれ設けられ、前記駆動輪の回転中心を間に配置して前後に延び、先端に前記駆動輪が転がる壁面と略反対側の壁面を転がるガイド輪をそれぞれ有している一対のガイドレバーと、
    それらガイドレバーのガイド輪を対応する壁面に押し当てるように付勢する弾性部材とを備えており、
    前記一対のガイド輪が壁面に押し当てられる反力で前記駆動輪が反対側の壁面に押し当てられて、一対のガイド輪および駆動輪が壁面に係合され、かつ前記駆動輪が走行することのできる摩擦力を得る移動装置。
  10. 出力軸およびその出力軸に設けられる太陽ギヤを有すると共に、前記メインフレームに固定されたモータと、
    そのモータの太陽ギヤに噛合する1つ以上の遊星ギヤと、
    その遊星ギヤに噛合し、かつ歯数の異なる内歯をそれぞれ有する第1リングギヤおよび第2リングギヤと、
    前記第2リングギヤの一方向の回転を規制する規制手段を備えており、
    前記第1リングギヤが駆動輪と連結されている請求項9記載の移動装置。
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