JP2010105366A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、様々なサイズの記録媒体に合せて画像情報を高速で記録することができる記録装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】画像処理部5は、画像情報の処理を行う演算処理部50及び画像情報等の処理に必要なデータを記憶する記憶部54を備えている。演算処理部50は、外部装置100から取得した記録すべき画像情報を複数の分割領域に分割する分割処理部51、分割領域の画像情報に基づいて伸縮サイズの異なる複数の部分画像情報を生成する生成処理部52、読取回路41から取得した記録媒体のサイズ情報に対応して分割領域毎に部分画像情報を選択して記録画像情報を合成する合成処理部53を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、取得した画像情報を記録媒体のサイズに対応させて記録する記録装置及び記録方法に関するものである。
記録媒体に画像情報を記録する複写機、ファクシミリ、プリンタ等の記録装置では、記録媒体のサイズに合せて画像情報のサイズを伸縮して記録することができるようになっている。例えば、特許文献1では、CCDセンサにより分割して読み込まれた原稿データを記憶し、原稿データのつなぎ目を認識して原稿データを並べ替え位置合わせを行い、原稿データを合成して記録する画像処理装置が記載されている。また、特許文献2では、画像データの文字領域と非文字領域への領域分割を行って領域ごとに異なる倍率を設定し、設定された各倍率で領域ごとに画像データを拡大又は縮小し、各領域の変倍後の画像データを合成して出力する画像処理装置が記載されている。
特開平6−181517号公報 特開2002−165079号公報
先行文献に記載された方法は、記録サイズの小さなものが対象であり、大きなサイズの画像情報を分割−伸縮−合成する場合には処理時間がかかるという課題がある。特に、大きな記録媒体を連続的に投入するライン式の記録装置の場合、この処理時間が長いと生産性が低下する。また、大きなサイズの画像情報に複雑な処理を高速で行うためのシステムを構築するには開発コストが大きく実用化の面で現実的とはいえない。
そこで、本発明は、大きなサイズを含む様々なサイズの記録媒体に合せて画像情報を高速で記録することができる記録装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る記録装置は、取得した画像情報を複数の分割領域に分割する分割手段と、前記分割領域の画像情報に基づいて伸縮サイズの異なった複数の部分画像情報を前記分割領域毎に生成する生成手段と、記録媒体のサイズ情報を取得する取得手段と、取得された前記サイズ情報に対応して前記分割領域毎に前記部分画像情報を選択して記録画像情報を合成する合成手段と、合成された前記記録画像情報を記録する記録手段とを備えていることを特徴とする。さらに、前記分割手段は、前記画像情報の記録サイズ、前記画像情報を記憶するメモリの記録サイズ及び最大伸縮サイズに基づいて前記分割領域の数及び記録サイズを設定することを特徴とする。さらに、前記分割手段は、前記分割領域ごとの伸縮サイズに基づいて当該分割領域の記録サイズを設定することを特徴とする。さらに、前記生成手段は、前記画像情報の記録サイズ及び前記画像情報を記憶するメモリの記録サイズに基づいて前記部分画像情報の数を設定することを特徴とする。
本発明に係る記録方法は、取得した画像情報を複数の分割領域に分割し、前記分割領域の画像情報に基づいて伸縮サイズの異なった複数の部分画像情報を前記分割領域毎に生成し、取得したサイズ情報に対応して前記分割領域毎に前記部分画像情報を選択して記録画像情報を合成し、合成された前記記録画像情報を記録することを特徴とする。
上記のような構成を有することで、取得した画像情報を複数の分割領域に分割して予め伸縮サイズの異なった複数の部分画像情報を生成しておき、記録媒体のサイズに合う部分画像情報を選択して記録画像情報を合成するので、大きなサイズを含む様々なサイズの記録媒体に合せて高速で記録画像情報を合成して記録することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る実施形態であるインクジェット記録装置に関する概略構成図である。インクジェット記録装置1は、記録動作を行なう記録部2、記録媒体Sを所定の搬送方向(矢印の方向)に搬送する搬送部3、搬送部3の搬送方向上流側に設けられて記録媒体Sの前端部及び後端部を検知してそのサイズ情報を読み取る読取部4を備えている。
記録部2は、記録媒体Sの搬送方向と直交する方向に複数のインク吐出ヘッドを配列して構成された記録ヘッド部20を備えている。各記録ヘッド部は、それぞれ異なる色のインクがインク吐出ヘッドから吐出されるようになっており、搬送方向に所定間隔を空けて配列されている。連続搬送される記録媒体Sに対して最初の色の記録ヘッド部により記録動作が行われた後、次の色の記録ヘッド部により記録媒体に異なる色の記録動作が行われ、順次記録ヘッド部により異なる色を重ねて記録を行うことでフルカラー記録が行われる。
インク吐出ヘッドは、公知のオンデマンドタイプのインク吐出方式のヘッドを用いればよいが、オンデマンドタイプ以外のインク吐出方式を用いてもよい。また、記録媒体を搬送しながら記録動作を行なうインクジェット記録装置であれば、上述した記録動作以外の記録動作を用いるものであってもよい。
また、記録部2は、インクジェット記録方式以外の記録方式を用いてもよく、特に限定されない。
インクジェット記録の場合、記録媒体としては、用紙、フィルム、皮革、布帛、プラスチック、金属、ガラス、セラミック、セメント、陶器、磁器といった多様な材質の記録媒体に対して幅広く使用することができる。
搬送部3は、駆動ロール31及び従動ロール32の間に搬送ベルト30がほぼ水平に張架されており、駆動ロール31を駆動モータにより回転駆動することで搬送ベルト30がY方向に搬送動作を行なうようになっている。搬送ベルト30の搬送面は上方の記録ヘッド部2に対向配置されており、搬送ベルト30により搬送される記録媒体Sの上面に記録ヘッド部2のインク吐出ヘッドからインクが吐出されて記録動作が行なわれる。搬送ベルト30の幅は、記録媒体Sよりも広幅に形成されており、必要に応じて記録媒体Sを図示せぬ吸引手段により搬送面に吸着させて搬送するようにしてもよい。
読取部4は、記録媒体Sの前端部及び後端部を検知する光学センサ40を備えており、検知された信号は読取回路41に送信されて記録媒体Sのサイズ情報の読取処理が行われる。この場合、光学センサ40が記録媒体Sの前端部を検出してから記録媒体Sが光学センサ40の下方を通過して後端部を検知するまでの時間に基づいて記録媒体Sのサイズ(長さ)を算出すればよい。
また、サイズ情報として、サイズ情報をコード化してバーコード等により表示しておき、検知されたコードデータに基づいてサイズ情報を読み取るようにしてもよい。
サイズ情報としては、各記録媒体の搬送方向の先端を基準として、記録を開始する位置、記録画像を記録媒体に記録する最初の位置及び記録を終了する位置、並びに、記録領域の長さ及び幅といった記録媒体のサイズに関するデータが挙げられる。なお、こうした光学的な読取方法以外に、磁気的な読取方法、電気的な読取方法等を用いて記録条件を読み取るようにしてもよく、光学的な読取方法に限定されることはない。また、記録媒体の長さを実際に計測したり、バーコード以外にもトンボや手書きの簡単なマークなどを記録条件データとして読み取ってもよい。
読み取られたサイズ情報は読取回路41から画像処理部5に送信される。画像処理部5では、図示せぬ外部装置から取得された記録すべき画像情報を保存し、後述するように、画像情報の分割、異なる伸縮サイズの部分画像情報の生成及び記録画像情報の合成といった処理を行う。
記録ヘッド部20は、それぞれ記録制御部21により制御されて記録動作を行う。記録制御部21は、画像処理部5から入力される記録画像情報が入力されると、記録ヘッド部20を駆動制御して記録媒体Sに対して記録する。記録ヘッド部20の搬送方向上流側近傍には、記録媒体Sの先端を検知する先端検知センサ22が配置されており、記録制御部21は、先端検知センサ22の検知信号に基づいて記録ヘッド部20の記録開始タイミングを設定するようになっている。
図2は、画像処理部5に関するブロック構成図である。画像処理部5は、画像情報の処理を行う演算処理部50及び画像情報等の処理に必要なデータを記憶する記憶部54を備えている。演算処理部50は、外部装置100から取得した記録すべき画像情報を複数の分割領域に分割する分割処理部51、分割領域の画像情報に基づいて伸縮サイズの異なる複数の部分画像情報を生成する生成処理部52、及び、読取回路41から取得した記録媒体のサイズ情報に対応して分割領域毎に部分画像情報を選択して記録画像情報を合成する合成処理部53を備えている。
分割処理部51は、画像情報を取得すると記憶部54に記憶し、画像情報の記録サイズデータ(n1)を求める。記録サイズデータは、例えば、画像情報を伸縮することなく記録媒体に記録する場合の記録領域の長さ又は幅といったデータである。記録サイズデータとして画像情報のデータ量を用いてもよい。また、記憶部54において利用可能なメモリ領域の記録サイズデータ(n2)を予め求めておく。
そして、画像情報Aを分割する分割数Mについては、以下の式(1)を満たすように設定する。
M>logNB・・・・・(1)
ここで、対数の底Nは、画像情報及び利用可能なメモリ領域の記録サイズデータの比n2/n1で求められる値より小さくかつ最も近い整数であり、真数Bは、画像情報Aを伸縮処理する場合の最大伸縮サイズと画像情報Aの記録サイズとの間の差で求められる値であり、以後最大伸縮値Bという。ここで用いられる最大伸縮値Bは、画像情報Aの記録サイズデータとして記録媒体の搬送方向に対する長さを用いた場合、搬送方向に対して画像情報Aを伸縮処理する最大長さと記録サイズとの間の差となる。最大伸縮値Bは、外部装置100から画像情報を取得する際に合わせて取得するか、もしくは最大伸縮値Bを類推することのできる値を外部装置100から取得して装置内で計算することが望ましい。このように分割数Mを設定することで、最大伸縮値まで画像情報Aを伸縮しても対応できるだけの分割数を得ることができる。
分割数Mを設定した後、分割数Mに基づいて分割される分割領域Ai(i=1〜M)の記録サイズbi(i=1〜M)を決定する。
i=Ni-1×n1×(N−1)/(NM−1)・・・・・(2)
そして、求められた分割数M及び分割領域Aiの記録サイズbiに基づいて画像情報Aを分割する。
生成処理部52は、分割された分割領域Aiの画像情報に基づいてそれぞれの分割領域において伸縮サイズの異なる複数の部分画像情報Dij(i=1〜M、j=1〜N)を生成する。部分画像情報Dijの伸縮サイズdijは、任意のjに対して上記式(2)において求めた記録サイズbiとの比が各領域間で一定になるように、以下の式により設定することが望ましい。
ij=Ni-1×(j−1)・・・・・(3)
このように伸縮サイズを設定して各分割領域の画像情報を伸縮処理して部分画像情報として保存しておくことで、最大NM通りの伸縮サイズの組合せで各分割領域の部分画像情報を選択することができ、様々なサイズの記録媒体に対応して記録画像情報を合成することが可能となる。
合成処理部53は、読取回路41から取得した記録媒体のサイズ情報に合致する伸縮サイズの組合せの部分画像情報を各分割領域から選択して記録画像情報を合成する。例えば元の画像情報を4つに分割しておき、各分割領域の部分画像情報をそれぞれ1mm単位、2mm単位、4mm単位、8mm単位で長さを伸縮するように生成しておく。そして、記録媒体のサイズが元の画像情報の記録サイズよりも長さが10mm短い場合、つまり画像全体の伸縮値が−10の場合には、元の画像情報の長さを10mm縮小する必要があるが、各分割領域の部分画像情報からそれぞれ長さが2mm及び8mmずつ縮小したものを選択して合成すれば、元の画像情報に対して10mmだけ長さが縮小した記録画像情報を合成することができ、記録媒体のサイズに合せて記録画像情報を記録することが可能となる。逆に、記録媒体のサイズが元の画像情報よりも長さが10mm長い場合、つまり画像全体の伸縮値が+10の場合には、各分割領域の部分画像情報からそれぞれ長さが2mm及び8mmずつ伸長したものを選択して合成すれば、元の画像情報に対して10mmだけ長さが伸長した記録画像情報を合成することができる。
読取回路41から取得した記録媒体のサイズ情報から、画像全体の伸縮値hが与えられた時に、ある分割領域Ai(i=1〜M)において生成した伸縮値の異なる複数の画像情報から選択される画像情報Dijの番号jはhをN進数で表現した時のi桁目として表現され、
j=(h/Ni-1) mod N+1
j>((h mod Ni)/Ni-1
を満たす最小の整数として求められる。
例えば、画像情報及び利用可能なメモリ領域の記録サイズデータの比から設定される整数Nを3、画像情報を伸縮処理する場合における最大伸縮値Bを15とすると、上記式(1)より、
M>log315=2.・・・
であるから、分割数M>2となる。ここで、分割数M=3を選んだ場合、各領域の記録サイズbiは、上記式(2)より、
1=n1/13
2=3n1/13
3=9n1/13
となる。ここで、各分割領域における伸縮サイズdijは、上記式(3)により以下の表に示すように設定される。
Figure 2010105366
ここで、実際の記録媒体のサイズ情報から得られた全体の伸縮値h=11とし、分割領域Ai(i=1〜M)において選択されるべき部分画像情報の番号jのiに対する数列をJiとすると、
1=3
2=1
3=2
となる。
したがって、表1により、分割領域A1では、J1=3であるので、伸縮値2の部分画像情報が選択され、分割領域A2では、J2=1であるので、伸縮値0の部分画像情報が選択され、分割領域A3では、J3=2であるので、伸縮値9の部分画像情報が選択されることとなり、これらの選択された部分画像情報を合成することで、元の画像情報に対して伸縮値11だけ伸長させた画像を得ることができる。
以上のように、記録媒体のサイズが様々に変化した場合でもそれに対応して元の画像情報を伸縮した記録画像情報を高速で合成することができる。
上述した画像情報の処理方法では、実際の記録媒体のサイズ情報から設定された全体の伸縮値によっては、各分割領域における伸縮比率が大きく異なって全体のバランスが崩れてしまう場合が生じる。そこで、こうした分割領域における伸縮比率の差を最低限に抑えるためには、画像情報及び利用可能なメモリ領域の記録サイズデータに基づいて設定する整数Nを2に固定するとよい。N=2に固定する場合について以下に詳述する。
画像情報Aを分割する分割数Mについては、上記式(1)に基づいて以下のように設定される。
M>log2
また、分割数Mに基づいて分割される分割領域Ai(i=1〜M)の記録サイズbi(i=1〜M)は、上記式(2)に基づいて以下のとおり決定される。
i=2i-1×n1/(2M−1)
また、分割領域における部分画像情報Dij(i=1〜M, j=1、2)の伸縮サイズdijは以下のとおり定められる。
j=1の場合;dij=0
j=2の場合;dij=2i-1
j≠2かつi+1≧jの場合;dij=2i-j+1
上記以外の場合;dij=0
読取回路41から取得した記録媒体のサイズ情報から画像全体の伸縮値hが与えられた時に、ある分割領域Ai(i=1〜M)において生成した伸縮値の異なる複数の画像情報から選択される画像情報Dijの番号jのiに対する数列Jiを以下の式から求める。
i=(h/2i-1)mod 2+1
求められた数列Jiを、以下のように変換処理する。ここで、x、yは、変換処理においてのみ使用する一時的な変数である。
i)x=2とする。
ii)y=1とする。
iii)Jy=x,Jy+1=1であれば、Jy=1,Jy+1=x+1に置き換えてii)に戻る。
iv)y=y+1とする。
v)y<Mであれば、iii)に戻る。
vi)x=x+1とする。
vii)x<Nであれば、ii)に戻る。
viii)終了
例えば、N=2に固定して、画像情報の最大伸縮値Bを15とすると、上記式(1)より、
M>log215=3.・・・
であるから、分割数M>3となる。ここで、分割数M=4を選んだ場合、各領域の記録サイズbiは、上記式(2)より、
1=n1/15
2=2n1/15
3=4n1/15
4=8n1/15
となる。ここで、各分割領域における伸縮サイズdijは、上記式(3)により以下の表に示すように設定される。
Figure 2010105366
ここで、実際の記録媒体のサイズ情報から得られた全体の伸縮値h=7とし、分割領域Ai(i=1〜M)において選択されるべき部分画像情報の番号jのiに対する数列をJiとすると、
1=2
2=2
3=2
4=1
となる。Jiに対して上記の変換処理を行うことで以下のとおり変換される。
i={2,2,2,1}→Ji={2,2,1,3}→Ji={2,1,3,3}→Ji={1,3,3,3}
したがって、表2により、分割領域A1では、J1=1であるので、伸縮値0の部分画像情報が選択され、分割領域A2では、J2=3であるので、伸縮値1の部分画像情報が選択され、分割領域A3では、J3=3であるので、伸縮値2の部分画像情報が選択され、分割領域A4では、J4=3であるので、伸縮値4の部分画像情報が選択されることとなり、これらの選択された部分画像情報を合成することで、元の画像情報に対して伸縮値7だけ伸長させた画像を得ることができる。
なお、画像情報の記録サイズデータ(n1)及び記憶部54における利用可能なメモリ領域の記録サイズデータ(n2)について、1<n2/n1<2である場合には、あらかじめ画像情報を複数の部分領域に分割しておき、ある領域については部分画像情報を複数生成するという処理を行わず、それとは別のある領域についてのみ部分画像情報を複数生成する処理を行う。そうすることでn2/n1が2より小さい場合においても本方法を適用することができる。ただし、画像情報の記録サイズデータ(n1)及び利用可能なメモリ領域の記録サイズデータ(n2)に基づいて設定される整数Nが1に近い値の場合には、領域ごとの伸縮比率の相違によるずれが目立ちやすくなるため、Nを2以上に設定することが望ましい。
また、部分画像情報を選択する場合には、各分割領域における分割領域のサイズと伸縮サイズの比が一定になることが望ましい。また、記録媒体のサイズ情報に対応する伸縮サイズの組合せを予め記憶しておき、取得したサイズ情報に基づいて伸縮サイズの組合せを読み出して選択することもできる。
以上説明した分割処理及び生成処理については、元の画像情報に対応して処理方法を変更してもよく、各分割領域の部分画像情報を合成する際に伸縮サイズの相違に伴うずれが目立たないようにすることが望ましい。そこで、例えば、外部装置100から画像情報を取得する際に画像配置情報を取得すれば元の画像の柄模様を判定することができ、元の画像情報の柄模様が中央部分に集中している場合には柄模様が分割されないように中央部分の領域サイズを大きく分割してもよい。(または、柄模様を細かく分割して、ずれが目立たないようにしてもよい。)
具体的には、予め外部装置100より画像情報Aとともに分割を禁止する領域の画像情報Dfを取得しておく。画像情報AからDfを除外した画像情報D’iについて、上記の記録方法を適用してやればよい。この場合、分割禁止領域である画像情報Dfについては伸縮した画像情報を作成する必要はないので、例えば画像情報の記録サイズデータ(n1)については、n’1=n1―ndfを設定して行う。ここで、ndfは分割禁止領域である画像情報Dfの記録サイズデータである。このように設定することで、メモリをさらに有効に活用することができる。
以上の例では、画像情報を伸長させて記録する場合について説明したが、特定の柄について柄を伸長又は縮小させて記録する場合は、実際の画像情報の記録サイズデータ(n1)、縮小方向の最大伸縮サイズ(B1)及び伸長方向の最大伸縮サイズ(B2)とすると、画像情報の記録サイズデータをn’1=n1−B1に設定し、最大伸縮サイズをB’=B1+B2に設定して上述した処理を行えばよい。
また、分割数Mをより大きな値に設定すれば、伸縮サイズの組み合わせを増加させることができ、よりずれの少ない部分画像情報の組み合わせで記録画像情報を合成することが可能となる。
以上のように、記録媒体のサイズが様々に変化した場合でもそれに対応して元の画像情報を伸縮した記録画像情報を高速で合成することができる。
図3は、取得した画像情報の分割処理及び生成処理に関するフローである。まず、外部装置から画像情報を取得すると(S100)、画像情報の記録サイズ、利用可能なメモリ領域の記録サイズ及び画像情報を伸縮する最大サイズに基づいて画像情報の分割数及び各分割領域のサイズを算出する(S101)。算出された分割数及びサイズに基づいて分割領域を画定して分割処理を行う(S102)。
次に、分割された各分割領域の伸縮サイズを算出して伸縮サイズ別の部分画像情報を生成し(S103)、生成された部分画像情報を記憶部に一旦保存しておく。
図5は、画像情報Aの分割処理及び生成処理を模式的に示す説明図である。画像情報Aは、まず、複数の分割領域Aiに分割される。そして、各分割領域Aiの画像情報について伸縮サイズの異なる複数の部分画像情報Dijが生成される。
図4は、搬入される記録媒体に記録動作を行なう場合のフローである。まず、記録媒体が搬入されたかチェックし(S200)、記録媒体が搬入された場合には記録媒体に表示されているサイズ情報を検知して読取処理を行う(S201)。
次に、読み取られたサイズ情報に対応して各分割領域の部分画像情報を選択する(S202)。部分画像情報は異なる伸縮サイズで生成されているので、記録媒体のサイズに合致する伸縮サイズを各分割領域の部分画像情報を組み合せて選択すればよい。そして、選択された部分画像情報を合成して記録画像情報を生成する(S203)。図5に示すように、各分割領域Aiの部分画像情報Dijから、D1j〜DMjを選択し、これらの部分画像情報を合成して記録画像情報Pを生成する。
合成された記録画像情報は記録制御部に送信され、記録画像情報に基づいて記録ヘッド部により記録媒体に記録される(S204)。
以上のように画像情報を分割して部分画像情報を生成しておき、記録媒体のサイズに合せて記録画像情報を合成するので、記録媒体のサイズが変化してもそれに合わせた記録画像情報を高速で生成して記録することができる。
本発明に係る実施形態に関する概略構成図である。 画像処理部に関する概略ブロック構成図である。 画像情報の分割処理及び生成処理に関するフローである。 搬入される記録媒体に記録動作を行なう場合のフローである。 画像情報の分割処理及び生成処理を模式的に示す説明図である。
符号の説明
1 インクジェット記録装置
2 記録部
3 搬送部
4 読取部
5 画像処理部

Claims (5)

  1. 取得した画像情報を複数の分割領域に分割する分割手段と、前記分割領域の画像情報に基づいて伸縮サイズの異なった複数の部分画像情報を前記分割領域毎に生成する生成手段と、記録媒体のサイズ情報を取得する取得手段と、取得された前記サイズ情報に対応して前記分割領域毎に前記部分画像情報を選択して記録画像情報を合成する合成手段と、合成された前記記録画像情報を記録する記録手段とを備えていることを特徴とする記録装置。
  2. 前記分割手段は、前記画像情報の記録サイズ、前記画像情報を記憶するメモリの記録サイズ及び最大伸縮サイズに基づいて前記分割領域の数及び記録サイズを設定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記分割手段は、前記分割領域ごとの伸縮サイズに基づいて当該分割領域の記録サイズを設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記生成手段は、前記画像情報の記録サイズ及び前記画像情報を記憶するメモリの記録サイズに基づいて前記部分画像情報の数を設定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の記録装置。
  5. 取得した画像情報を複数の分割領域に分割し、前記分割領域の画像情報に基づいて伸縮サイズの異なった複数の部分画像情報を前記分割領域毎に生成し、取得したサイズ情報に対応して前記分割領域毎に前記部分画像情報を選択して記録画像情報を合成し、合成された前記記録画像情報を記録することを特徴とする記録方法。
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