JP2010103751A - 禁止語発信防止方法、禁止語発信防止電話、禁止語発信防止サーバ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】禁止語発信防止電話(10)は、ユーザの発した音声を受け付け、一時的に蓄積する音声一時蓄積部(31)と、蓄積した音声を音声認識し、単語レベルに分析する音声分析部(32)と、分析された単語レベルの音声が、予め定められた禁止語音素モデルと一致するか否かを判定する禁止語判定部(33)と、一致すると判定された部分を特定する禁止語音声発話時間測定部(35)と、特定された部分をダミー音に置換する禁止語置換部(36)と、置換した部分を含む音声を送信する送信部(13)と、を備える。
【選択図】図1
Description
ユーザの発した音声を受け付け、一時的に蓄積する音声蓄積ステップと、
前記音声を音声認識し、単語レベルに分析する音声分析ステップと、
分析された単語レベルの音声が、予め定められた禁止語音素モデルと一致するか否かを判定する判定ステップと、
ユーザの発した音声のうち、前記禁止語音素モデルと一致すると判定された部分を特定する時間特定ステップと、
前記特定された部分の音声をダミー音に置換する置換ステップと、
置換した部分を含む音声を発信する発信ステップと、
を含むことを特徴とする方法。
分析された単語レベルの音声を言語モデルを用いてテキストに変換するテキスト変換ステップを更に含み、
前記判定ステップは、前記分析された単語レベルの音声が予め定められた禁止語音素モデルと一致するか否かに加え、変換されたテキストが予め定められた禁止語テキストと一致するか否かを判定し、
前記時間特定ステップは、前記判定ステップにより一致すると判定された部分を特定することを特徴とする方法。
ユーザの対人関係を示す情報を記載したアドレス帳を備え、
前記アドレス帳に記載された情報に基づいて、前記不用意な発言についての音声の発信を防止するか否かを判定するステップを更に含むことを特徴とする方法。
ユーザの対人関係を示す情報を記載したアドレス帳を備え、
前記不用意な発言のカテゴリーとして、個人情報及び他者を不快にさせる使用禁止語を少なくとも含み、
前記判定ステップは、前記アドレス帳及び前記カテゴリーを参照して、前記判定を行うことを特徴とする方法。
ユーザの発した音声を受け付け、一時的に蓄積する音声一時蓄積部と、
前記音声を音声認識し、単語レベルに分析する音声分析部と、
分析された単語レベルの音声が、予め定められた禁止語音素モデルと一致するか否かを判定する禁止語判定部と、
ユーザの発した音声のうち、前記禁止語音素モデルと一致すると判定された部分を特定する禁止語音声発話時間測定部と、
前記特定された部分の音声をダミー音に置換する禁止語置換部と、
置換した部分を含む音声を送信する送信部と、
備えることを特徴とする禁止語発信防止電話。
分析された単語レベルの音声を言語モデルを用いてテキストに変換する音声/テキスト変換部を更に備え、
前記禁止語判定部は、前記分析された単語レベルの音声が予め定められた禁止語音素モデルと一致するか否かに加え、変換されたテキストが予め定められた禁止語テキストと一致するか否かを判定し、
前記禁止語音声発話時間測定部は、前記禁止語判定部により一致すると判定された部分を特定することを特徴とする禁止語発信防止電話。
音声を発信したユーザを判定する発信ユーザ判定部と、
ユーザの発した音声を受け付け、一時的に蓄積する音声一時蓄積部と、
前記音声を音声認識し、単語レベルに分析する音声分析部と、
分析された単語レベルの音声が、前記発信ユーザ判定部により判定されたユーザについての予め定められた禁止語音素モデルと一致するか否かを判定する禁止語判定部と、
ユーザの発した音声のうち、前記禁止語音素モデルと一致すると判定された部分を特定する禁止語音声発話時間測定部と、
前記特定された部分の音声をダミー音に置換する禁止語置換部と、
置換した部分を含む音声を送信する送信部と、
備えることを特徴とする禁止語発信防止サーバ。
図1〜図5を参照して、本発明の好適な一実施形態である禁止語発信防止方法及び禁止語発信防止電話について説明する。なお、本実施の形態では、禁止語発信防止装置30が組み込まれた携帯電話を用いて禁止語発信防止電話について説明するが、禁止語発信防止電話は携帯電話に限らず、固定電話に用いることも可能である。
図1は、本実施の形態における禁止語発信防止電話10の概略を示した図である。禁止語発信防止電話10は、ユーザが発した音声の入力を受け付けるマイク11と、入力された音声を既存の通信回線を解して相手ユーザに送信する送信部13と、ユーザが発した音声のうち不用意な発言である禁止語を除外する機能を有する禁止語発信防止装置30と、を備える。なお、図示は省略するが、携帯電話10は、ユーザの発した音声をデジタル信号に変換するA/D変換部も備えている。
図2を参照して、音声分析部32による連続音声認識について説明する。なお、この技術は従来公知の技術であり、例えば、「ねっとテクノロジー解体新書5 画像・音声処理技術(古井貞熙・酒井善則 著 株式会社 電波新聞社 2004年1月25日 第1版発行)」に記載されているため、図中の以下のステップS1〜S4ではその概略のみ説明する。
図3は、禁止語音素モデル34の一例を示す図である。
図4は、禁止語発信防止電話10の主なハードウェア構成を示す概略図である。
図5は、禁止語発信防止電話10における処理の流れの詳細(ステップS201〜S207)を示した図である。
次に、図6を参照して、本発明の第2実施形態の禁止語発信防止方法及び禁止語発信防止電話について説明する。近年における電話機には知人の電話番号などを記憶したアドレス帳が設けられているところ、第2実施形態では禁止語をダミー音に置換するか否かをアドレス帳を用いて判定する点に特徴を有している。
なお、禁止語発信防止電話10Aのハードウェア構成は、禁止語発信防止電話10のハードウェア構成と同じであるため、説明を省略する。
図6(1)は、第2実施形態における禁止語発信防止電話10Aの概略を示した図である。禁止語発信防止電話10Aは、第1実施形態の禁止語発信防止電話10に加え、アドレス帳15を備えている。アドレス帳15には、ユーザの知人の電話番号などの情報が格納されている。禁止語発信防止装置30は、アドレス帳15に格納されている情報を用いて禁止語をダミー音に置換するか否かを判定する。
図6(2)は、禁止語発信防止電話10Aにおける処理の流れの詳細(ステップS201〜S207、S211)を示した図である。なお、禁止語発信防止電話10Aにおける処理では、禁止語発信防止電話10における処理のうちS202とS203との間の処理にアドレス帳を用いた判定処理が設けられている(S211)。以下、禁止語発信防止電話10における処理との相違部分について説明する。
次に、図7〜図9を参照して、第3実施形態における禁止語発信防止電話10Cについて説明する。上記実施形態においては、禁止語であるか否かの判定を、(1)音声(禁止語音素モデル)により判定していたが、本実施の形態では、(1)音声に基づく判定に加え、(2)言語モデルを考慮したテキストに基づく判定を行うことに特徴を有している。
なお、禁止語発信防止電話10Cのハードウェア構成は、禁止語発信防止電話10のハードウェア構成と同じであるため、説明を省略する。
図7は、第3実施形態における禁止語発信防止電話10Cの概略を示した図である。なお、上記実施形態における禁止語発信防止電話10と同様の構成については同一の符号を付し説明を省略する。
図9は、禁止語発信防止電話10Cにおける処理の流れの詳細(ステップS201〜S207、S251〜S253)を示した図である。なお、禁止語発信防止電話10Cは、(1)音声に基づく判定に加え、(2)言語モデルを考慮したテキストに基づく判定を行うところ、(1)音声に基づく判定(S202〜S205)については第1実施形態の処理と同一であるため、説明を省略する。以下では、本実施の形態における特徴部分である(2)言語モデルを考慮したテキストに基づく判定の処理について説明する。
上記実施形態においては、禁止語発信防止装置がユーザの所有する電話に格納されるものを一例として説明したが、電話回線を相互接続し電話網を構成するための交換機やIP電話におけるサーバに格納することとしてもよい。
図10は、禁止語発信防止装置30Cを格納した禁止語発信防止交換機/サーバ60の概略を示した図である。なお、上記実施形態における禁止語発信防止電話10と同様の構成については同一の符号を付し説明を省略する。また、禁止語発信防止交換機/サーバ60は、ユーザの電話と通信するための通信部を備えているが図示は省略する。
30 禁止語発信防止装置
31 音声一時蓄積部
32 音声分析部
33 禁止語音声判定部
34 禁止語音素モデル
35 禁止語音声発話時間測定部
36 禁止語置換部
Claims (7)
- ユーザが発した不用意な発言についての音声の発信を防止する方法であって、
ユーザの発した音声を受け付け、一時的に蓄積する音声蓄積ステップと、
前記音声を音声認識し、単語レベルに分析する音声分析ステップと、
分析された単語レベルの音声が、予め定められた禁止語音素モデルと一致するか否かを判定する判定ステップと、
ユーザの発した音声のうち、前記禁止語音素モデルと一致すると判定された部分を特定する時間特定ステップと、
前記特定された部分の音声をダミー音に置換する置換ステップと、
置換した部分を含む音声を発信する発信ステップと、
を含むことを特徴とする方法。 - 請求項1記載の方法において、
分析された単語レベルの音声を言語モデルを用いてテキストに変換するテキスト変換ステップを更に含み、
前記判定ステップは、前記分析された単語レベルの音声が予め定められた禁止語音素モデルと一致するか否かに加え、変換されたテキストが予め定められた禁止語テキストと一致するか否かを判定し、
前記時間特定ステップは、前記判定ステップにより一致すると判定された部分を特定することを特徴とする方法。 - 請求項1又は2記載の方法において、
ユーザの対人関係を示す情報を記載したアドレス帳を備え、
前記アドレス帳に記載された情報に基づいて、前記不用意な発言についての音声の発信を防止するか否かを判定するステップを更に含むことを特徴とする方法。 - 請求項1又は2記載の方法において、
ユーザの対人関係を示す情報を記載したアドレス帳を備え、
前記不用意な発言のカテゴリーとして、個人情報及び他者を不快にさせる使用禁止語を少なくとも含み、
前記判定ステップは、前記アドレス帳及び前記カテゴリーを参照して、前記判定を行うことを特徴とする方法。 - ユーザが発した不用意な発言についての音声の発信を防止する禁止語発信防止電話であって、
ユーザの発した音声を受け付け、一時的に蓄積する音声一時蓄積部と、
前記音声を音声認識し、単語レベルに分析する音声分析部と、
分析された単語レベルの音声が、予め定められた禁止語音素モデルと一致するか否かを判定する禁止語判定部と、
ユーザの発した音声のうち、前記禁止語音素モデルと一致すると判定された部分を特定する禁止語音声発話時間測定部と、
前記特定された部分の音声をダミー音に置換する禁止語置換部と、
置換した部分を含む音声を送信する送信部と、
備えることを特徴とする禁止語発信防止電話。 - 請求項5記載の禁止語発信防止電話において、
分析された単語レベルの音声を言語モデルを用いてテキストに変換する音声/テキスト変換部を更に備え、
前記禁止語判定部は、前記分析された単語レベルの音声が予め定められた禁止語音素モデルと一致するか否かに加え、変換されたテキストが予め定められた禁止語テキストと一致するか否かを判定し、
前記禁止語音声発話時間測定部は、前記禁止語判定部により一致すると判定された部分を特定することを特徴とする禁止語発信防止電話。 - 通信回線を解した音声の通信を管理し、ユーザが発した不用意な発言についての音声の発信を防止する禁止語発信防止サーバであって、
音声を発信したユーザを判定する発信ユーザ判定部と、
ユーザの発した音声を受け付け、一時的に蓄積する音声一時蓄積部と、
前記音声を音声認識し、単語レベルに分析する音声分析部と、
分析された単語レベルの音声が、前記発信ユーザ判定部により判定されたユーザについての予め定められた禁止語音素モデルと一致するか否かを判定する禁止語判定部と、
ユーザの発した音声のうち、前記禁止語音素モデルと一致すると判定された部分を特定する禁止語音声発話時間測定部と、
前記特定された部分の音声をダミー音に置換する禁止語置換部と、
置換した部分を含む音声を送信する送信部と、
備えることを特徴とする禁止語発信防止サーバ。
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