JP2010102564A - 感情特定装置、その方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

感情特定装置、その方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】顔文字によって表される感情の特定処理の効率化を図るとともに特定精度を向上させることの可能な感情特定装置、その方法、プログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】それぞれ顔文字を含む複数のテキスト情報を記憶する顔文字テキスト記憶部40と、顔文字が入力されると、入力された顔文字を含むテキスト情報を顔文字テキスト記憶部40から取得するテキスト取得部52と、テキスト取得部52によって取得されたテキスト情報から感情語及び該感情語に対応する感情のカテゴリを抽出する感情語抽出部53と、感情語抽出部53によって抽出された感情語毎に、テキスト取得部52によって取得されたテキスト情報内の顔文字から10文字以内の位置に存在する該感情語の数を計数する感情語計測部54と、入力された顔文字によって表される感情のカテゴリを、感情語計測部54によって計数された感情語の数に基づき特定する感情特定部55とを備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、顔文字によって表される喜びや驚き等の感情を特定する技術に関する。
顔文字とは、テキスト中で使用可能な文字を組み合わせて様々な感情等に対応する擬似的な人の表情を表すようにしたもので、パーソナルコンピュータや携帯電話における電子メールなどのテキストベースのコミュニケーションツールにおいて、書き手(送信側)の感情等を読み手(受信側)に伝える手段として用いられることが多い。例えば、「今日はとっても楽しかったです。(^^)明日も楽しみ!」というテキスト中の文字列「(^^)」が顔文字であり、この場合、「喜び」の感情を表している。
従来、顔文字の感情を特定する技術として、「喜び」や「悲しみ」等の6種類の感情のうち何れか一つの感情が対応付けられた複数の顔文字を事前に顔文字記憶部に記憶し、顔文字が入力されると、入力された顔文字と最も類似する顔文字を前記顔文字記憶部から抽出し、抽出された顔文字に対応付けられた感情を入力された顔文字によって表される感情として特定するものが知られている(例えば非特許文献1参照)。
図1は前述した従来の感情特定技術にかかる装置の一例を示すもので、文字分割部1、文字組合せ部2、類似度計算部3、顔文字記憶部4及び感情特定部5からなる。
文字分割部1では、入力された顔文字を文字単位(文字コード単位)に分割する。例えば、入力された顔文字が「(^^)」の場合には、区切り記号を“/”で表すと、「(/^/^/)」となる。
文字組合せ部2では、文字分割部1での結果を入力とし、分割後の各文字のうち2つの文字からなる全ての組合せを、各文字の出現順を保持した状態で抽出する。例えば、「(/^/^/)」という文字列が入力された場合には、「(^」、「(^」、「()」、「^^」、「^)」、「^)」という6つの組合せが抽出される。
類似度計算部3では、文字組合せ部2での結果を入力とし、顔文字記憶部4に記憶された顔文字との類似度を計算する。顔文字記憶部4には、前述の文字組合せ部2での処理が行われた複数の顔文字が、それぞれ所定の感情に対応付けられた状態で記憶されている。例えば、「(^o^)」という顔文字には、「喜び」という感情が対応付けられている。類似度計算部3は、入力された顔文字と顔文字記憶部4に記憶された各顔文字とで共通して用いられている組合せの数に基づき類似度をもとめる。例えば、図2に示すように、「(^^)」という顔文字と「(^o^)」という顔文字には、「(^」、「(^」、「()」、「^^」、「^)」、「^)」という組合せが共通して用いられている。この場合、類似度は、2つの顔文字それぞれを構成する組合せの総数(A)と、2つの顔文字で共通して用いられる組合せの総数(B)との比でもとめられ、B/A=(6+6)/(6+10)=0.75となる。
感情特定部5では、類似度計算部3での結果を入力とし、類似度が最も高い顔文字を顔文字記憶部4から抽出し、抽出された顔文字に対応付けられた感情を、文字分割部1に入力された顔文字によって表される感情として特定する。従って、「(^^)」という顔文字と「(^o^)」との類似度が最も高い場合には、「(^^)」という顔文字によって表される感情を「喜び」と特定する。
田中裕紀、高村大也、奥村学、「文字ベースのコミュニケーションにおける顔文字に関する研究」、言語処理学会第10回年次大会、D4−3、2004
しかしながら、従来の感情特定技術では、各顔文字に対する感情の対応付けを人為的に行っているので、事前に記憶部に記憶させる顔文字の数が増大すると対応付けに係る処理が煩雑になり、感情の特定処理の効率を向上させることが困難であった。また、入力された顔文字と最も類似する顔文字を抽出し、抽出された顔文字に対応付けられた感情を特定しているので、顔文字に対応付けられた感情と、入力された顔文字を用いたテキストにより一般に表現される感情とが一致しない場合があることから、感情の特定精度を向上させることが困難になるおそれもあった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、顔文字によって表される感情の特定処理の効率化を図るとともに特定精度を向上させることの可能な感情特定装置、その方法、プログラム及び記録媒体を提供することにある。
本発明の感情特定装置は、前記目的を達成するために、顔文字によって表される感情を特定する感情特定装置であって、それぞれ顔文字を含む複数のテキスト情報を記憶する顔文字テキスト記憶部と、顔文字が入力されると、入力された顔文字を含むテキスト情報を顔文字テキスト記憶部から取得するテキスト取得部と、テキスト取得部によって取得されたテキスト情報から感情語及び該感情語に対応する感情のカテゴリを抽出する感情語抽出部と、感情語抽出部によって抽出された感情語毎に、テキスト取得部によって取得されたテキスト情報内の顔文字から所定文字数以内の位置に存在する該感情語の数を計数する感情語計測部と、入力された顔文字によって表される感情のカテゴリを、感情語計測部によって計数された感情語の数に基づき特定する感情特定部とを備えている。
また、本発明の感情特定方法は、前記目的を達成するために、顔文字によって表される感情を、コンピュータを用いて特定する感情特定方法であって、前記コンピュータは、顔文字が入力されると、入力された顔文字を含むテキスト情報を、それぞれ顔文字を含む複数のテキスト情報を記憶する所定の顔文字テキスト記憶部から取得し、顔文字テキスト記憶部から取得されたテキスト情報から感情語及び該感情語に対応する感情のカテゴリを抽出し、抽出された感情語毎に、取得されたテキスト情報内の顔文字から所定文字数以内の位置に存在する該感情語の数を計数し、入力された顔文字によって表される感情のカテゴリを、計数された感情語の数に基づき特定している。
さらに、本発明のプログラムは、コンピュータを、上記感情特定装置の各手段として機能させるためのものである。
さらにまた、本発明のプログラムは、コンピュータに、上記感情特定方法の各処理を実行させるためのものである。
さらに、本発明の記録媒体は、上記プログラムを記録している。
これにより、顔文字が入力されると、該顔文字によって表される感情のカテゴリが特定されることから、所定の顔文字に対して感情を対応付けるという処理を事前に行う必要がない。また、テキスト情報内の顔文字から所定文字数以内の位置に存在する感情語の数を計数し、入力された顔文字によって表される感情のカテゴリを、計数された感情語の数に基づき特定するので、入力された顔文字を用いたテキスト情報内で該顔文字と共起する感情語に基づき感情を特定することが可能となる。
本発明の感情特定装置、その方法、プログラム及び記録媒体によれば、所定の顔文字に対して感情を対応付けるという処理を事前に行う必要がないので、顔文字によって表される感情を容易に特定することができ、感情の特定処理の効率を向上させることができる。また、入力された顔文字を用いたテキスト情報内で該顔文字と共起する感情語に基づき感情を特定することができるので、顔文字を用いたテキストの文脈に基づき感情を特定することができ、感情の特定精度を向上させることができる。
図3乃至図7は本発明の第1の実施形態を示すもので、図3は感情特定装置の機能ブロック図、図4は顔文字テキスト記憶部に記憶された顔文字テキストの一例を示す図、図5は感情語と感情のカテゴリとの対応付けを示す図、図6は感情特定装置の動作を示すフロー図、図7は感情語計測部による処理の対象となるテキスト情報の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本実施形態の感情特定装置及び感情特定方法を説明する。
本実施形態の感情特定装置は、顔文字によって表される感情を特定する装置であって、図3に示すように、情報入力部10と、表示部20と、テキスト記憶部30と、顔文字テキスト記憶部40と、制御部50とを備えている。
情報入力部10は、顔文字を入力するためのものであり、キーボードやマウス等から構成されている。表示部20は、制御部50による処理結果を表示するためのものであり、液晶モニタ等から構成されている。
テキスト記憶部30は、EEPROM等の書き換え可能な記憶素子であり、HTML等で記述された複数のテキスト情報を、制御部50の制御に基づき記憶する。制御部50は、ネットワーク接続用の通信装置(図示省略)を介して外部のサーバ端末等からテキスト情報を取得すると、取得したテキスト情報をテキスト記憶部30に記憶する。なお、制御部50によって取得された各テキスト情報は、顔文字の有無に拘らずテキスト記憶部30に記憶される。
顔文字テキスト記憶部40は、EEPROM等の書き換え可能な記憶素子であり、図4に示すように、それぞれ顔文字を含む複数のテキスト情報を制御部50の制御により記憶する。
制御部50は、CPUと、RAM、ROM等のメモリとを備えた周知のコンピュータであり、メモリに格納されたデータ及びプログラムに基づき上記各機器を制御する。また、制御部50には、顔文字テキスト抽出部51と、テキスト取得部52と、感情語抽出部53と、感情語計測部54と、感情特定部55とが設けられている。
顔文字テキスト抽出部51は、テキスト記憶部30に記憶された各テキスト情報から顔文字を含むテキスト情報を、周知の顔文字抽出技術を用いて抽出し、顔文字テキスト記憶部40に記憶するモジュールである。
テキスト取得部52は、顔文字が情報入力部10を用いて入力されると、入力された顔文字を含むテキスト情報を顔文字テキスト記憶部40から取得するモジュールである。
感情語抽出部53は、テキスト取得部52によって取得されたテキスト情報から、周知の感情語抽出技術を用いて感情語及び該感情語に対応する感情のカテゴリを抽出するモジュールである。感情語抽出部53は、図5に示すように、感情のカテゴリと、該カテゴリに対応付けられた複数の感情語とから構成される辞書データを有しており、該辞書データを用いて感情語及び感情のカテゴリを抽出する。なお、感情語抽出技術については、倉島他、「大規模テキストからの経験マイニング」、電子情報通信学会 第19回データ工学ワークショップ、2008年3月を参照されたい。
感情語計測部54は、感情語抽出部53によって抽出された感情語毎に、テキスト取得部52によって取得されたテキスト情報内の顔文字から所定文字数(本実施形態では10文字)以内の位置に存在する該感情語の数を計数するモジュールである。
感情特定部55は、入力された顔文字によって表される感情のカテゴリを、感情語計測部54によって計数された感情語の数に基づき特定するモジュールである。
図6は本実施形態の感情特定装置における処理内容のフローを示すもので、以下、これに従って動作を詳細に説明する。
まず、制御部50の顔文字テキスト抽出部51は、テキスト記憶部30に記憶された各テキスト情報から顔文字を含むテキスト情報を抽出し、抽出したテキスト情報を顔文字テキスト記憶部40に記憶する(ステップS1)。ここでは、図4に示したテキスト情報が顔文字テキスト記憶部40に記憶されているものとする。
次に、情報入力部10を用いて顔文字が入力されると(ステップS2)、テキスト取得部52は、入力された顔文字を含むテキスト情報を顔文字テキスト記憶部40から取得する(ステップS3)。ここで、ステップS2において「(^^)」という顔文字が入力された場合には、「今日はとっても楽しかったです。<face>(^^)</face>明日も楽しみ!」というテキスト情報と、「めっちゃ嬉しい<face>(^^)</face>。サイコー!」というテキスト情報が取得される。
次いで、感情語抽出部53は、図5に示した辞書データを用いて感情語及び該感情語に対応する感情のカテゴリを、テキスト取得部52によって取得されたテキスト情報から抽出する(ステップS4)。具体的に説明すると、感情語抽出部53は、「今日はとっても楽しかったです。<face>(^^)</face>明日も楽しみ!」というテキスト情報から「楽しかった」及び「楽しみ」という感情語を抽出する。この場合、「楽しかった」及び「楽しみ」という感情語それぞれに対応する「喜び」という感情のカテゴリが抽出される。また、感情語抽出部53は、「めっちゃ嬉しい<face>(^^)</face>。サイコー!」というテキスト情報から「嬉しい」という感情語を抽出する。この場合、「嬉しい」という感情語に対応する「喜び」という感情のカテゴリが抽出される。
次に、感情語計測部54は、感情語抽出部53によって抽出された感情語毎に、テキスト取得部52によって取得されたテキスト情報内の顔文字から10文字以内の位置に存在する該感情語の数を計数する(ステップS5)。ここで、図7を参照して説明すると、「今日はとっても楽しかったです。<face>(^^)</face>明日も楽しみ!」というテキスト情報において、「楽しかった」及び「楽しみ」という感情語がそれぞれ顔文字から前後10文字以内の位置に存在していることから、感情語計測部54は、「楽しかった」及び「楽しみ」という感情語の数をそれぞれ一つずつ増加させる。また、「めっちゃ嬉しい<face>(^^)</face>。サイコー!」というテキスト情報において、「嬉しい」という感情語が顔文字から前後10文字以内の位置に存在していることから、感情語計測部54は、「嬉しい」という感情語の数を一つ増加させる。
そして、感情特定部55は、入力された顔文字によって表される感情のカテゴリを、感情語計測部54によって計数された感情語の数に基づき特定する(ステップS6)。具体的に説明すると、感情特定部55は、感情のカテゴリの数を該カテゴリに対応する感情語の数の和としてもとめ、図5の辞書テーブルの各カテゴリのうち最も数の多いカテゴリを、入力された顔文字によって表される感情のカテゴリとして特定する。上記の例では、「楽しかった」、「楽しみ」及び「嬉しい」という感情語がそれぞれ一つずつ計数されたことから、各感情語に対応する「喜び」という感情のカテゴリの数は3となる。感情特定部55は、辞書テーブルの各カテゴリのうち「喜び」という感情のカテゴリの数が最も多い場合に、「(^^)」という顔文字によって表される感情のカテゴリを「喜び」として特定する。なお、感情特定部55は、特定した感情のカテゴリを表示部20に表示させる。
このように、顔文字が入力されると、該顔文字によって表される感情のカテゴリが特定されることから、所定の顔文字に対して感情を対応付けるという処理を事前に行う必要がない。また、テキスト情報内の顔文字から10文字以内の位置に存在する感情語の数を計数し、入力された顔文字によって表される感情のカテゴリを、計数された感情語の数に基づき特定するので、入力された顔文字を含むテキスト情報内で該顔文字と共起する感情語に基づき感情を特定することが可能となる。
前述したように上記実施形態では、それぞれ顔文字を含む複数のテキスト情報を記憶する顔文字テキスト記憶部40と、顔文字が入力されると、入力された顔文字を含むテキスト情報を顔文字テキスト記憶部40から取得するテキスト取得部52と、テキスト取得部52によって取得されたテキスト情報から感情語及び該感情語に対応する感情のカテゴリを抽出する感情語抽出部53と、感情語抽出部53によって抽出された感情語毎に、テキスト取得部52によって取得されたテキスト情報内の顔文字から10文字以内の位置に存在する該感情語の数を計数する感情語計測部54と、入力された顔文字によって表される感情のカテゴリを、感情語計測部54によって計数された感情語の数に基づき特定する感情特定部55とを備えたので、所定の顔文字に対して感情を対応付けるという処理を事前に行う必要がない。従って、顔文字によって表される感情を容易に特定することができることから、感情の特定処理の効率を向上させることができる。また、入力された顔文字を用いたテキスト情報内で該顔文字と共起する感情語に基づき感情を特定することができるので、顔文字を用いたテキストの文脈に基づき感情を特定することができ、感情の特定精度を向上させることができる。
また、顔文字が含まれるテキスト情報を複数のテキスト情報から抽出して顔文字テキスト記憶部40に記憶する顔文字テキスト抽出部51を備えたので、顔文字が含まれるテキスト情報の抽出処理を自動的に行うことができ、感情の特定処理の効率をより向上させることができる。
以下に本発明の第2の実施形態に係る感情特定装置及び感情特定方法について説明する。本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、複数の顔文字を記憶する顔文字記憶部60と、顔文字が入力されると、入力された顔文字の目及び口の少なくとも一方に対応する部分を含む顔文字を顔文字記憶部60から取得する顔文字取得部57とを備え、テキスト取得部52を、入力された顔文字を含むテキスト情報と、顔文字取得部56によって取得された顔文字を含むテキスト情報とを顔文字テキスト記憶部40から取得するように構成した点にある。他の構成及び動作については第1の実施形態と同様なので、ここでは相違点のみを図8乃至図10を参照して説明する。
顔文字記憶部60は、EEPROM等の書き換え可能な記憶素子であり、図9に示すように、複数の顔文字を制御部50の制御により記憶する。
顔文字抽出部56は、テキスト記憶部30に記憶された複数のテキスト情報から周知の顔文字抽出技術を用いて顔文字を抽出し、顔文字記憶部60に記憶するモジュールであり、制御部50に設けられている。
顔文字取得部57は、顔文字が入力されると、入力された顔文字の目及び口の少なくとも一方に対応する部分を含む顔文字を顔文字記憶部60から取得するモジュールであり、制御部50に設けられている。
図10は本実施形態の感情特定装置における処理内容のフローを示すもので、以下、これに従って動作を説明する。
まず、制御部50の顔文字抽出部56は、テキスト記憶部30に記憶された各テキスト情報から顔文字を抽出し、抽出した顔文字を顔文字記憶部60に記憶する(ステップS11)。ここでは、図9に示した顔文字が顔文字記憶部60に記憶されているものとする。
次に、顔文字テキスト抽出部51は、顔文字テキスト抽出処理を行う(ステップ12)。ここでの処理内容は、図6のステップS1の処理内容と同様である。
次いで、情報入力部10を用いて顔文字が入力されると(ステップS13)、顔文字取得部57は、入力された顔文字の目及び口の少なくとも一方に対応する部分を含む顔文字を顔文字記憶部60から取得する(ステップS14)。ここで、ステップS13において「(^^)」という顔文字が入力された場合には、顔文字の目に対応する部分、即ち「^^」を含む顔文字が取得される。従って、図9に示した顔文字のうち「(^^)」、「Y(*^^*)Y」及び「(*^^*)」という顔文字が取得される。
次に、テキスト取得部52は、入力された顔文字を含むテキスト情報と、顔文字取得部57によって取得された顔文字を含むテキスト情報とを顔文字テキスト記憶部40から取得する(ステップS15)。この場合、図4に示したテキスト情報のうち「今日はとっても楽しかったです。<face>(^^)</face>明日も楽しみ!」、「めっちゃ嬉しい<face>(^^)</face>。サイコー!」、「今日も勝ったよ<face>Y(*^^*)Y</face>。」及び「何だか緊張しちゃって<face>(*^^*)</face>。照れちゃいました。」というテキスト情報が取得される。
そして、制御部50は、感情語抽出処理(ステップS16)、感情語計測処理(ステップS17)及び感情特定処理(ステップS18)を行う。なお、これらの処理内容は、図6のステップS4乃至ステップS6の処理内容と同様である。
このように、入力された顔文字の目及び口の少なくとも一方に対応する部分を含む顔文字が顔文字記憶部60から取得され、入力された顔文字を含むテキスト情報と、顔文字記憶部60から取得された顔文字を含むテキスト情報とを用いて感情のカテゴリが特定されることから、特殊に構成された顔文字が入力された場合でも、該顔文字の目や口の部分を含む顔文字を用いたテキスト情報を用いて感情のカテゴリを特定することが可能となる。
以上のように上記実施形態では、複数の顔文字を記憶する顔文字記憶部60と、顔文字が入力されると、入力された顔文字の目及び口の少なくとも一方に対応する部分を含む顔文字を顔文字記憶部60から取得する顔文字取得部57とを備え、テキスト取得部52は、入力された顔文字を含むテキスト情報と、顔文字取得部57によって取得された顔文字を含むテキスト情報とを顔文字テキスト記憶部40から取得するので、特殊に構成された顔文字が入力された場合でも、該顔文字の目や口の部分を含む顔文字を用いたテキスト情報を用いて感情のカテゴリを特定することができ、感情の特定精度をより向上させることができる。
また、複数のテキスト情報から顔文字を抽出して顔文字記憶部60に記憶する顔文字抽出部56を備えたので、顔文字の抽出処理を自動的に行うことができ、感情の特定処理の効率をより向上させることができる。
なお、上記第1及び第2の実施形態は本発明の具体例に過ぎず、本発明が上記実施形態のみに限定されることはない。例えば、本発明は、周知のコンピュータに媒体もしくは通信回線を介して、図3や図8の構成図に示された機能を実現するプログラムあるいは図6や図10のフローに示された手順を備えるプログラムをインストールすることによっても実現可能である。
従来の感情特定装置の一例を示す機能ブロック図 従来の感情特定技術による類似度計算の様子を示す説明図 本発明の第1の実施形態における感情特定装置の機能ブロック図 顔文字テキスト記憶部に記憶された顔文字テキストの一例を示す図 感情語と感情のカテゴリとの対応付けを示す図 感情特定装置の動作を示すフロー図 感情語計測部による処理の対象となるテキスト情報の一例を示す図 本発明の第2の実施形態における感情特定装置の機能ブロック図 顔文字記憶部に記憶された顔文字の一例を示す図 感情特定装置の動作を示すフロー図
符号の説明
30…テキスト記憶部、40…顔文字テキスト記憶部、50…制御部、51…顔文字テキスト抽出部、52…テキスト取得部、53…感情語抽出部、54…感情語計測部、55…感情特定部、56…顔文字抽出部、60…顔文字記憶部

Claims (11)

  1. 顔文字によって表される感情を特定する感情特定装置であって、
    それぞれ顔文字を含む複数のテキスト情報を記憶する顔文字テキスト記憶部と、
    顔文字が入力されると、入力された顔文字を含むテキスト情報を顔文字テキスト記憶部から取得するテキスト取得部と、
    テキスト取得部によって取得されたテキスト情報から感情語及び該感情語に対応する感情のカテゴリを抽出する感情語抽出部と、
    感情語抽出部によって抽出された感情語毎に、テキスト取得部によって取得されたテキスト情報内の顔文字から所定文字数以内の位置に存在する該感情語の数を計数する感情語計測部と、
    入力された顔文字によって表される感情のカテゴリを、感情語計測部によって計数された感情語の数に基づき特定する感情特定部とを備えた
    ことを特徴とする感情特定装置。
  2. 顔文字が含まれるテキスト情報を複数のテキスト情報から抽出して前記顔文字テキスト記憶部に記憶する顔文字テキスト抽出部を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の感情特定装置。
  3. 複数の顔文字を記憶する顔文字記憶部と、
    顔文字が入力されると、入力された顔文字の目及び口の少なくとも一方に対応する部分を含む顔文字を顔文字記憶部から取得する顔文字取得部とを備え、
    前記テキスト取得部は、入力された顔文字を含むテキスト情報と、顔文字取得部によって取得された顔文字を含むテキスト情報とを顔文字テキスト記憶部から取得する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の感情特定装置。
  4. 複数のテキスト情報から顔文字を抽出して前記顔文字記憶部に記憶する顔文字抽出部を備えた
    ことを特徴とする請求項3記載の感情特定装置。
  5. 顔文字によって表される感情を、コンピュータを用いて特定する感情特定方法であって、
    前記コンピュータは、
    顔文字が入力されると、入力された顔文字を含むテキスト情報を、それぞれ顔文字を含む複数のテキスト情報を記憶する所定の顔文字テキスト記憶部から取得し、
    顔文字テキスト記憶部から取得されたテキスト情報から感情語及び該感情語に対応する感情のカテゴリを抽出し、
    抽出された感情語毎に、取得されたテキスト情報内の顔文字から所定文字数以内の位置に存在する該感情語の数を計数し、
    入力された顔文字によって表される感情のカテゴリを、計数された感情語の数に基づき特定する
    ことを特徴とする相互に関係する感情特定方法。
  6. 前記コンピュータは、
    顔文字が含まれるテキスト情報を複数のテキスト情報から抽出して前記顔文字テキスト記憶部に記憶する
    ことを特徴とする請求項5記載の感情特定方法。
  7. 前記コンピュータは、
    顔文字が入力されると、入力された顔文字の目及び口の少なくとも一方に対応する部分を含む顔文字を、複数の顔文字を記憶する所定の顔文字記憶部から取得し、
    入力された顔文字を含むテキスト情報と、顔文字記憶部から取得された顔文字を含むテキスト情報とを顔文字テキスト記憶部から取得する
    ことを特徴とする請求項5または6記載の感情特定方法。
  8. 前記コンピュータは、
    複数のテキスト情報から顔文字を抽出して前記顔文字記憶部に記憶する
    ことを特徴とする請求項7記載の感情特定方法。
  9. コンピュータを、請求項1、2、3または4記載の感情特定装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  10. コンピュータに、請求項5、6、7または8記載の感情特定方法の各処理を実行させるためのプログラム。
  11. 請求項9または10記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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