JP6413391B2 - 変換装置、変換プログラム、及び変換方法 - Google Patents

変換装置、変換プログラム、及び変換方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6413391B2
JP6413391B2 JP2014132767A JP2014132767A JP6413391B2 JP 6413391 B2 JP6413391 B2 JP 6413391B2 JP 2014132767 A JP2014132767 A JP 2014132767A JP 2014132767 A JP2014132767 A JP 2014132767A JP 6413391 B2 JP6413391 B2 JP 6413391B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character
candidate
emotion
input
pictogram
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014132767A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016012196A (ja
Inventor
哲郎 星
哲郎 星
綾 ▲高▼杉
綾 ▲高▼杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2014132767A priority Critical patent/JP6413391B2/ja
Priority to US14/744,423 priority patent/US9589200B2/en
Publication of JP2016012196A publication Critical patent/JP2016012196A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6413391B2 publication Critical patent/JP6413391B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V30/00Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
    • G06V30/10Character recognition
    • G06V30/32Digital ink
    • G06V30/36Matching; Classification
    • G06V30/373Matching; Classification using a special pattern or subpattern alphabet
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V30/00Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
    • G06V30/10Character recognition
    • G06V30/14Image acquisition
    • G06V30/1444Selective acquisition, locating or processing of specific regions, e.g. highlighted text, fiducial marks or predetermined fields
    • G06V30/1456Selective acquisition, locating or processing of specific regions, e.g. highlighted text, fiducial marks or predetermined fields based on user interactions
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V30/00Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
    • G06V30/10Character recognition
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V30/00Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
    • G06V30/10Character recognition
    • G06V30/28Character recognition specially adapted to the type of the alphabet, e.g. Latin alphabet
    • G06V30/287Character recognition specially adapted to the type of the alphabet, e.g. Latin alphabet of Kanji, Hiragana or Katakana characters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Character Discrimination (AREA)
  • Machine Translation (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

本発明は、手書き入力の変換技術に関する。
近年、携帯電話、タブレット端末等の携帯型の情報処理端末から、電子メール、テキストチャット等を利用してメッセージを交換することが広く行われるようになっている。
日本語を含め複数の言語において、言葉では表現できない部分を絵文字で表現する絵文字文化が若者を中心に定着している。このような絵文字の入力の利便性を高めるために、例えば、入力が確定された文字と関連付けられた文字の読みと一致する読みを有する絵文字を絵文字辞書部から検索し、検索された絵文字を入力候補として表示部に表示する技術、入力された新たな文節と同じ感情カテゴリの顔文字生成用データに基づいて、後接文節の表示(顔文字)と、後接文節のよみ(半角カタカナ)とを組み合わせて、新たな絵文字として生成する技術等が提案されている。
特開2012−48406号公報 特開2008−226019号公報
熊本忠彦、外2名、"感情辞書"、[online]、インターネット<URL:// http://www.kde.cs.tsukuba.ac.jp/~zjw/wiki/index.php?%E6%84%9F%E6%83%85%E8%BE%9E%E6%9B%B8>
上述した技術では、絵文字は予め単語と対応付けられており、キー入力により入力された単語に対応付けられた絵文字を表示しており、絵文字を手書きで入力することができない。
近年の携帯型の情報処理端末では、タッチパネルを採用した表示部が広く普及している。このような情報処理端末では、手書き文字認識を備え、タッチパネル上での手書き文字入力を可能とする場合が多い。手書き文字認識では、英数字、漢字、カタカナ、ひらがな等の文字を、字型情報及びストローク情報を用いて認識している。
一方、文字と異なり、絵文字の形は定義されていないため、表現は入力者によって異なっている。従って、手書きされた絵文字を字型情報及びストローク情報を用いて認識することは困難である。
従って、1つの側面では、本発明は、手書き入力を行う箇所の文章の文脈を利用して、手書き入力の変換候補を生成することを目的とする。
一態様によれば、編集対象の文書のいずれかの箇所についての手書き入力を受け付ける手書き入力部と、前記箇所の前、後、又は、周辺の文書の分析によって得られたコンテキストに応じて、受け付けた前記手書き入力の変換候補を生成する変換部とを有し、前記変換部は、更に、前記手書き入力に対して文字認識を行う文字認識部と、前記文字認識の結果、絵文字が候補にない場合、入力済み文字列から感情表現に結びつく単語を検索することで、該感情表現が該入力済み文字列内にあるか否かを判定し、判定結果を示す前記コンテキストを記憶部に記憶する感情表現判定部と、前記文字認識の結果、前記絵文字が候補にある場合、前記記憶部から前記コンテキストを読み込み、該コンテキストを用いて、前記文字認識の結果における該絵文字の候補順位を変更する候補順位付け部とを有する変換装置が提供される。
また、上記課題を解決するための手段として、変換プログラム、変換方法、及び変換プログラムを記憶した記憶媒体とすることもできる。
手書き入力を行う箇所の文章の文脈を利用して、手書き入力の変換候補を生成することができる。
第1の絵文字の入力方法を説明するための図である。 第2の絵文字の入力方法を説明するための図である。 絵文字と文字コードの対応付けの例を示す図である。 被験者による手書き文字の例を示す図である。 絵文字の例を示す図である。 絵文字の入力例を説明するための図である。 本実施例における情報処理端末のハードウェア構成を示す図である。 情報処理端末の第1の機能構成例を示す図である。 本実施例における字型辞書のデータ例を示す図である。 第1の機能構成例のにおける手書き入力部による手書き入力処理を説明するためのフローチャート図である。 図8の第1の機能構成例における手書き文字認識処理を説明するためのフローチャート図(その1)である。 図8の第1の機能構成例における手書き文字認識処理を説明するためのフローチャート図(その2)である。 図8の第1の機能構成例における処理シーケンスを示す図である。 情報処理端末の第2の機能構成例を示す図である。 図14の第2の機能構成例における手書き入力処理を説明するためのフローチャート図である。 図14の第2の機能構成例における手書き文字認識処理を説明するためのフローチャート図である。 図14の第2の機能構成例における処理シーケンスを示す図である。 感情辞書のデータ例を示す図である。 ボーナススコアの取得例を説明するための図である。 ユーザが手書きで第1の文字列を入力した場合の処理例を説明するための図(その1)である。 ユーザが手書きで第1の文字列を入力した場合の処理例を説明するための図(その2)である。 ユーザが手書きで第2の文字列を入力した場合の処理例を説明するための図(その1)である。 ユーザが手書きで第2の文字列を入力した場合の処理例を説明するための図(その2)である。 ユーザが手書きで第2の文字列を入力した場合の処理例を説明するための図(その3)である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。先ず、携帯電話、タブレット端末等の携帯型の情報処理端末(以下、単に「情報処理端末」と言う。)での絵文字の入力方法について説明する。絵文字の入力方法は、大きく2つの方法がある。
先ず、第1の絵文字の入力方法は、入力モードを変更して絵文字を選択する方法である。図1(A)及び図1(B)は、第1の絵文字の入力方法を説明するための図である。図1(A)では、情報処理端末のOS(Operating System)がAndroidである場合の文字入力画面1aを例示している。
文字入力画面1aは、テキストを編集する編集領域2aと、選択された入力モード2cで入力可能な文字型の一覧を表示する選択領域2bとを有する。入力モード2cは、絵文字モード、記号モード、顔文字モード等であり、各入力モード2cは、タブで示される。
絵文字モードは、予め用意された複数の絵文字9から1つを選択して入力するためのモードである。各絵文字9は、異なる感情を表現した顔型の絵である。記号モードは、予め用意された等号(=)、不等号(<、>)、単位(%、¥、&、・・・)等の複数の記号から1つを選択して入力するためのモードである。顔文字モードは、感情を表現した複数の記号の組み合せ((^^)、(≧0≦)、・・・)の一覧から1つの組み合せを選択するためのモードである。
情報処理端末のユーザが、文字入力画面1aの選択領域2b上でタブ「絵文字」を指3で選択すると、絵文字モードが選択され、種々の絵文字9が一覧表示される。ユーザは、更に、選択領域2bに一覧表示された種々の絵文字9から指3で1つの絵文字9を選択すると、編集領域2aに選択した絵文字9が表示される。
図1(B)では、情報処理端末のOSがiOSである場合の文字入力画面1bを例示している。文字入力画面1bは、テキストを編集する編集領域2eと、選択された入力モード2gで入力可能な文字型の一覧を表示する選択領域2fとを有する。入力モード2gは、絵文字モード、記号モード、顔文字モード等であり、各入力モード2gは、夫々を表すアイコンで選択可能なように表示される。
ユーザが、文字入力画面1bの選択領域2f上で絵文字モードのアイコンを指3で選択すると、絵文字モードが選択され、種々の絵文字9が一覧表示される。ユーザは、更に、選択領域2fに一覧表示された種々の絵文字9から指3で1つの絵文字9を選択すると、編集領域2eに選択した絵文字9が表示される。
第2の絵文字の入力方法は、嬉しい、楽しい、怒る等の感情を表す文字列の入力に応じて、感情を表現した絵文字への変換を行う方法である。日本では、かな漢字変換が第2の絵文字の入力方法に相当する。かな漢字変換は、ユーザが入力した文字列に対応する絵文字と、ひらがな、カタカナ、漢字等の種々の表記体系による同じ読みの種々の単語とを抽出して表示する変換の一例である。
図2(A)及び図2(B)は、第2の絵文字の入力方法を説明するための図である。図2(A)では、情報処理端末のOSがAndroidである場合の文字入力画面1cを例示している。
文字入力画面1cは、テキストを編集する編集領域2aと、ソフトキー表示領域2d−1と、ユーザがソフトキー表示領域2d−1から入力した文字列に対応する候補を表示する候補表示領域2d−2とを有する。
ユーザが、文字入力画面1cのソフトキー表示領域2d−1上で文字を選択して入力された文字列に対して、候補表示領域2d−2に候補が表示される。候補には絵文字、単語が含まれる。この例では、文字列「おこる」の入力に応じて、怒った感情を表す複数の絵文字9が候補表示領域2d−2に一覧表示される。ユーザは、候補表示領域2d−2から1つの絵文字又は単語を選択する。
図2(B)では、情報処理端末のOSがiOSである場合の文字入力画面1dを例示している。文字入力画面1dは、テキストを編集する編集領域2eと、ソフトキー表示領域2h−1と、ユーザがソフトキー表示領域2h−1から入力した文字列に対応する候補を表示する候補表示領域2h−2とを有する。
ユーザが、文字入力画面1dのソフトキー表示領域2h−1上で文字を選択して入力された文字列に対して、候補表示領域2h−2に候補が表示される。候補には絵文字、単語が含まれる。この例では、文字列「おこる」の入力に応じて、怒った感情を表す複数の絵文字9が候補表示領域2h−2に一覧表示される。ユーザは、候補表示領域2h−2から1つの絵文字又は単語を選択する。
次に、手書き文字認識処理について説明する。手書き文字認識処理によって、手書きの文字等をテキスト化することができる。図3は、手書き文字認識処理の例を示す図である。図3において、手書き文字認識処理部4は、情報処理端末の電子メール、スケジュール、メモ帳等のアプリケーションから呼び出されることにより、手書き文字認識処理を行う。
ユーザが、情報処理端末の手書き入力領域2p上で文字「鴎」を手書きすると、手書き文字認識処理部4は、入力領域2pに力された文字「鴎」の字型情報4aとストローク情報4bとを取得して、字型辞書4cを参照することにより、夫々から認識候補4a−2及び4b−2を得る。候補統合部4eは、認識候補4a−2及び4b−2を統合して、認識候補4fを出力する。認識候補4fは、戻り値として読み出し元へ通知される。
字型辞書4cは、通常、文字、絵文字等の1文字毎の字型と、文字内の線、点等の座標及び筆順と、文字コードとを有する。
字型情報4aは、文字の形を示す情報であり、ビットマップによるフォントデータから作成される。文字コードが割り当てられている文字の場合、字型情報4aの作成は可能である。
ストローク情報4bは、1文字毎の筆順を示す情報である。文字の筆順は、右から左、上から下へと書くように大まかな規則はあるが、1文字内の線又は点の位置、線の長さ等は個人差がある。従って、図4に例示されるように、Aさん、Bさん、・・・Nさん等の複数の被験者に同一文字「鴎」を入力させて、各人のストローク情報4bを採取し、その採取した情報を統合し編集して、文字「鴎」の標準的なストローク情報4bを作成する。
次に、絵文字9の字型及びストローク(筆順)について考察する。絵文字9の字型に関して、同様な感情表現においても、また、異なる感情表現であっても、似たような形が多く存在する。
図5(A)及び図5(B)は、絵文字の例を示す図である。図5(A)及び図5(B)の各々において、8個の絵文字9は、同様な感情表現と、異なる感情表現とを含み、同様の輪郭で描画されている場合が多い。
次に、絵文字9のストロークに関して、図6(A)〜図6(D)は、絵文字の入力例を説明するための図である。図6(A)は、ユーザが入力する絵文字9を示す。図6(B)から図6(D)は、異なるユーザが情報処理端末の手書き文字入力を行う文字入力画面1で、図6(A)の絵文字の手書き例を示す。図6(A)の絵文字は、人が緊迫したときの感情を表している。
文字入力画面1は、編集領域2aと、候補表示領域2d−2と、手書き入力領域2d−3とを有する。手書き入力領域2d−3上でユーザが指3等により手書きした文字、絵文字等から入力候補となる文字が候補表示領域2d−2に表示される。候補表示領域2d−2では、手書き文字認識処理部4によって最も確からしいと判断した文字又は絵文字が、一番左に表示される。右の文字ほど、手書き文字認識処理部4が一致度が低いと判断した候補となる。
図6(B)の手書き例では、絵文字9の輪郭があり、目及び口があり、手を丸(○)で表現している。図6(C)の手書き例では、絵文字9の顔の輪郭があり、目及び口があり、手を線で表現している。図6(D)の手書き例では、絵文字9の輪郭がなく、目及び口があり、手を丸(○)で表現している。
また、顔の輪郭、目、口、手の書き順はない。例えば、顔の輪郭を最初に描く場合、最後に描く場合等様々である。
絵文字9は、文字の筆順のように、右から左、上から下への規則がなく、外側から中心へ、又は、中心から外側へと書くこともできる。文字の筆順のような大まかな規則がない。
従って、上述した字型情報4a及びストローク情報4bを用いた文字認識では、十分な精度を得られず、ユーザが意図した絵文字の入力と実際の認識結果が異なる場合がある。誤認識の可能性が高くなる。
例えば、図6(B)では、絵文字9が候補表示領域2d−2に一覧されていない。図6(C)では、候補表示領域2d−2において、絵文字9は左から7番目に位置する。図6(D)では、候補表示領域2d−2において、絵文字9は左から5番目に位置する。絵文字9の字型及びストロークだけでは、十分な精度を得られない。
また、図5で説明したように、絵文字9は、同様な形を示すため、種々の感情表現の絵文字9が候補として候補表示領域2d−2に一覧される可能性がある。
このように、絵文字9は、ユーザの感情を表現することを目的としている。しかしながら、上述したような、字型情報4a、ストローク情報4b、及び字型辞書4cを用いた手書き文字認識処理では、感情表現が考慮されていない。発明者は、手書き文字認識処理において、既に文字認識した文字列から、ユーザが表現しようとした感情を特定すれば、絵文字9の文字認識精度を改善できると考えた。
本実施例では、入力された文章(文字列)から感情表現を特定し、文章と共に入力される絵文字の認識時に特定した感情表現を考慮することで、絵文字の認識精度を改善する。
図7は、本実施例における情報処理端末のハードウェア構成を示す図である。図7において、情報処理端末5は、コンピュータによって制御されるタブレット型、携帯電話等の情報処理装置であって、CPU(Central Processing Unit)11と、主記憶装置12と、ユーザI/F(インターフェース)16と、通信I/F17と、ドライブ装置18とを有し、バスBに接続される。
CPU11は、主記憶装置12に格納されたプログラムに従って情報処理端末5を制御する。主記憶装置12には、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等が用いられ、CPU11にて実行されるプログラム、CPU11での処理に必要なデータ、CPU11での処理にて得られたデータ等を記憶又は一時保存する。主記憶装置12に格納されているプログラムが、CPU11に実行されることによって、各種処理が実現される。
ユーザI/F16は、CPU11の制御のもとに必要な各種情報を表示し、また、ユーザによる操作入力を可能とするタッチパネル等である。通信I/F17による通信は無線又は有線に限定されるものではない。
情報処理端末5によって行われる処理を実現するプログラムは、ネットワークを介してダウンロードされる。或いは、予め情報処理端末5の主記憶装置12に記憶されていても良い。
ドライブ装置18は、ドライブ装置18にセットされた記憶媒体19(例えば、SDカード等)と情報処理端末5とのインターフェースを行う。主記憶装置12及び/又は記憶媒体19が記憶部130に相当し、後述される種々のデータ、テーブル等を記憶する。
図8は、情報処理端末の第1の機能構成例を示す図である。図8において、情報処理端末5は、主に、手書き入力部51と、文字認識エンジン部52とを有する。手書き入力部51と、文字認識エンジン部52とは、対応するプログラムをCPU11が実行することによって行われる処理により実現される。情報処理端末5は、文章の編集領域へのユーザ入力を文字又は絵文字へと変換する変換装置に相当する。
また、記憶部130には、字型情報4a及びストローク情報4bを含む手書き情報31、字型辞書32、文字候補リスト33、感情辞書34、感情スコア35、スタック領域36、認識スコアテーブル37、認識結果38、確定文字列39等が記憶される。
手書き入力部51は、ユーザの手書き入力に係るインタフェースを提供する処理部であり、手書き情報取得部511と、認識API呼出部512と、候補選択部513とを有する。
手書き情報取得部511は、ユーザが文字入力画面1の手書き入力領域2d−3上で手書きした文字を解析して、字型情報4aとストローク情報4bとを取得する。取得した字型情報4aとストローク情報4bとを含む手書き情報31が記憶部130に格納される。
認識API呼出部512は、文字認識エンジン部52をAPI(Application Programming Interface)を介して呼び出す。
候補選択部513は、文字認識エンジン部52からの戻り値である認識結果38を候補表示領域2d−2に一覧表示して、ユーザが選択した絵文字9又は文字を確定文字列39に追加する。
文字認識エンジン部52は、手書き入力部51からの呼び出しに応じて、手書き文字認識を行う処理部である。文字認識エンジン部52は、ユーザの手書き入力を認識することで変換候補を生成する変換候補生成部に相当する。また、文字認識エンジン部52は、文字認識部521と、感情表現判定部522と、絵文字候補順位付け部523とを有する。
文字認識部521は、字型辞書32を参照して、手書き情報31に基づいて、手書き文字認識処理を実行する。手書き文字認識処理によって、手書き入力との一致度を示す認識スコアが算出される。手書き文字認識処理によって候補となった文字及び/又は絵文字9を示す文字候補リスト33が記憶部130に記憶される。文字候補リスト33は、候補毎に、文字コードと、認識スコアとを示すリストである。
感情表現判定部522は、既に入力した文字列を含む確定文字列39から、感情辞書34を参照して、感情表現に結びつく単語を検索する。感情表現判定部522は、検索した単語の感情スコア35を求めて、求めた感情スコア35に基づいて再度、感情辞書34を参照して感情ラベルを取得する。感情表現判定部522は、感情スコア35又は感情ラベルに基づいて、所定方法によりボーナススコアを取得し、取得した感情ラベルとボーナススコアとをスタック領域36に記憶する。
絵文字候補順位付け部523は、スタック領域36に記憶されたボーナススコアを用いて、文字候補リスト33内の絵文字候補の認識スコアを調整する。具体的には、文字候補リスト33内の絵文字毎に、感情ラベルと認識スコアとを対応付けた認識スコアテーブル37を記憶部130に作成し、感情表現判定部522が取得した感情ラベル以外の各絵文字9の認識スコアからボーナススコアを減点する。感情表現判定部522が特定した感情ラベルと異なる感情ラベルを持つ絵文字9の認識スコアを減点することで、無用な候補の表示を抑止できる。
絵文字候補順位付け部523は、調整後の認識スコアに基づいて、絵文字候補の順位付けを変更した認識結果38を記憶部130に出力する。認識結果38は、調整後の認識スコアに基づいて絵文字候補を並べ替えて一覧にした候補リストを含む。認識結果38は、文字認識エンジン部52の呼び出し元である手書き入力部51の認識API呼出部512に戻り値として通知される。
手書き情報31は、手書き入力部51の手書き情報取得部511によって手書き文字を解析した結果得られる字型情報4a及びストローク情報4b(図3)を含む。
本実施例における字型辞書32では、図3の字型辞書4cの字型(文字、絵文字等)、座標・筆順情報、文字コードの項目に加えて、感情ラベルの項目が追加される。
文字候補リスト33は、手書き情報31に基づいて、ユーザが手書きした文字に類似する文字候補及び絵文字候補を一覧で示すリストであり、候補毎に、文字コード、認識スコア等が対応付けられている。
感情辞書34は、感情表現に結びつく単語毎に、単語が表す感情との対応関係を示したデータファイル又はデータベースである。感情辞書34では、「ある感情を有する単語はその感情を表現する感情語群と共起しやすく、逆の感情を表現する感情語群とは共起しにくい」という仮定のもと、ある単語と対比的な感情を有する2つの感情語群との共起の仕方を数値で示している(非特許文献1を参照のこと)。本実施例の感情ラベルは非特許文献1における感情語に相当し、本実施例の感情スコアは非特許文献1の、対比的な感情を有する2つの感情語間での共起の仕方を示した数値に相当する。
感情スコア35は、確定文字列39から検索された感情表現に結びつく単語が、ある感情を表現する確率を示す。感情スコア35は、感情表現判定部522によって、所定計算により求められる。
スタック領域36は、感情表現判定部522が判定した感情ラベルと、ボーナススコアとを記憶する領域である。
認識スコアテーブル37は、文字候補リスト33でリストされる文字又は絵文字9のうち、絵文字9を抽出して、絵文字9毎に、感情ラベル、認識スコアを対応付けたテーブルである。感情ラベルは、本実施例の字型辞書32を参照することで対応付けられる。
認識結果38は、絵文字候補順位付け部523によって絵文字9の候補順が変更された後の、文字候補及び絵文字候補を含む候補を昇順にして示したデータである。
確定文字列39は、ユーザによって認識結果38から選択され入力された文字列を示すデータである。
図9は、本実施例における字型辞書のデータ例を示す図である。図9において、本実施例の字型辞書32は、図3の字型辞書4cの項目に加えて、絵文字9に対しては、感情ラベルが付加されたデータファイル又はデータベースである。
字型は、文字又は絵文字の形を示し、文字又は絵文字を描画したビットマップのデータである。座標・筆順情報は、字型において、筆順に従って点、線等の座標を示した情報である。文字においては、図4で説明したように複数の被験者の標準的な筆順に従う。絵文字9の筆順は、基本的には定められるものではないが、文字における大まかな規則(左から右、上から下)を適用すればよい。文字コードは、各字型に割り当てられた16進のコードを示す。
感情ラベルは、感情を表現する単語を示す。例えば、感情ラベルとして、「怒り」、「嬉しい」、「悲しい」、「緊迫」等の単語が示される。
図10は、図8の第1の機能構成例における手書き入力部による手書き入力処理を説明するためのフローチャート図である。図10において、手書き入力部51の手書き情報取得部511は、文字入力画面1の手書き入力領域2d−3上へのユーザによる手書き文字の入力を検出すると(ステップS11)、手書きされた文字の字型情報4a及びストローク情報4bを取得する(ステップS12)。字型情報4a及びストローク情報4bを示す手書き情報31が記憶部130に記憶される。
そして、認識API呼出部512は、APIを介して、文字認識エンジン部52を呼び出す(ステップS13)。文字認識エンジン部52による文字認識処理が行われ、手書き文字の認識結果38が戻り値で通知される。
次に、候補選択部513は、認識結果38の認識スコアに基づいて、候補表示領域2d−2に候補となる文字、絵文字9等を降順に表示する(ステップS14)。そして、候補選択部513は、ユーザが候補表示領域2d−2から選択した文字を編集領域2aに表示すると共に、確定文字列39に追加する(ステップS15)。
次に、文字認識エンジン部52による手書き文字認識処理を図11及び図12で説明する。図11及び図12は、図8の第1の機能構成例における手書き文字認識処理を説明するためのフローチャート図である。
図11において、文字認識エンジンン部52の文字認識部521は、字型辞書32を参照し、手書き情報31に基づいて、文字認識を行って、文字候補リスト33を作成する(ステップS40)。
そして、文字候補リスト33の文字コードを用いて字型辞書32を参照することで、文字候補リスト33に絵文字9が候補として含まれているか否かが判断される(ステップS41)。文字候補リスト33に絵文字9が含まれている場合、絵文字候補順位付け処理部523による絵文字候補順位付け処理(図12)が行われる。文字候補リスト33に絵文字9が含まれていない場合、感情表現判定部522による感情表現判定処理が行われる。ステップS42からS47が、感情表現判定処理に相当する。
感情表現判定部522は、記憶部130から確定文字列39を読み込み(ステップS42)、既に入力済みの文字列が存在するか否かを判断する(ステップS43)。入力済みの文字列が存在しない場合、感情表現判定部522は、感情表現判定処理を終了する。
一方、入力済みの文字列が存在する場合、入力済みの文字列から感情表現に結びつく単語を検索する(ステップS44)。確定文字列39に存在する単語毎に、感情辞書34に登録されている単語であるか否かを検索すればよい。
感情表現判定部522は、感情表現に結びつく単語を検索できたか否かを判断する(ステップS45)。確定文字列39に感情表現に結びつく単語を検索できなかった(単語が存在しなかった)場合、感情表現判定部522は、感情表現判定処理を終了する。文字認識エンジン部52での手書き文字認識処理が終了する。
一方、確定文字列39に感情表現に結びつく単語が存在する場合、感情表現判定部522は、感情スコアを算出し、感情辞書34を参照して、感情スコアに基づいて感情ラベルを特定する(ステップS46)。
そして、感情表現判定部522は、感情ラベルに対応するボーナススコアを取得して、スタック領域36に格納する(ステップS47)。ボーナススコアは、例えば、感情辞書34から特定した感情ラベルの感情スコアから算出しても良い。又は、感情ラベル毎に予めボーナススコアを用意しておき、感情辞書34から特定した感情ラベルに対応するボーナススコアを取得するようにしても良い。
次に、絵文字候補順位付け部523による絵文字候補順位付け処理が行われる。図12のステップS51からS54が、絵文字候補順位付け処理に相当する。
図12にて、絵文字候補順位付け部523は、文字候補リスト33から絵文字9を抽出して、絵文字9毎に、感情ラベルと認識スコアとを対応付けた認識スコアテーブル37を記憶部130に作成する(ステップS51)。感情ラベルは、感情辞書34を参照して取得する。認識スコアは、文字候補リスト33の認識スコアである。
そして、絵文字候補順位付け部523は、認識スコアテーブル37を参照して、文字候補リスト33内の絵文字9のうち、スタック領域36の感情ラベルを持たない絵文字9があるか否かを判断する(ステップS52)。文字候補リスト33内にスタック領域36の感情ラベルを持たない絵文字9が含まれていない場合、絵文字候補順位付け部523は、認識スコアの順に候補を示して認識結果38とする(ステップS52−2)。
一方、文字候補リスト33内にスタック領域36の感情ラベルを持たない絵文字9が含まれている場合、絵文字候補順位付け部523は、スタック領域36からボーナススコアを取得する(ステップS5)。
そして、絵文字候補順位付け部523は、文字候補リスト33において、スタック領域36の感情ラベルを持たない絵文字9の認識スコアからボーナススコアを減点し(ステップS54)、絵文字9の候補順位を調整後の認識スコアに基づいて変更して認識結果38とする(ステップS55)。そして、文字認識エンジン部52による手書き文字認識処理が終了する
図13は、図8の第1の機能構成例における処理シーケンスを示す図である。図13において、ユーザ8が文字入力画面1への入力を開始し(ステップS61)、一文字を入力する(ステップS62)。
手書き入力部51の手書き情報取得部511は手書き情報31(字型情報4a及びストローク情報4b)を取得し(ステップS63)、認識API呼出部512がAPIを介して文字認識エンジン部52を呼び出す(ステップS64)。
文字認識エンジン部52では、文字認識部521が、手書き情報31を用いて、手書き文字を認識して(ステップS65)、文字候補リスト33を作成する(ステップS66)。文字候補リスト33の文字コードを用いて字型辞書32を参照することで、文字候補リスト33に絵文字9が候補として含まれているか否かが判断される(ステップS67)。
絵文字9が候補として存在しない場合、感情表現判定部522による感情表現判定処理が行われる。感情表現判定部522は、入力済み文字列に感情表現に結びつく単語があるか否かを判断する(ステップS6)。感情表現がある場合、感情表現判定部522は、単語に関連する感情表現に対応するボーナススコアを算出して(ステップS69)、ボーナススコアをスタックする(ステップS70)。文字認識エンジン部52での処理を終了する。
一方、絵文字9が候補として存在する場合、絵文字候補順位付け部523による絵文字候補順位付け処理が行われる。絵文字候補順位付け部523は、スタック領域36にスタックされたボーナススコアを読み込んで(ステップS71)、絵文字候補のうちスタック領域36にスタックされた感情ラベルとが一致しない絵文字候補があるか否かを判断する(ステップS72)。
感情ラベルと一致しない絵文字候補が存在しない場合、絵文字候補順位付け部523は、ステップS74へと進む。感情ラベルと一致しない絵文字候補がある場合、絵文字候補順位付け部523は、絵文字候補の認識スコアからボーナススコアを減点する(ステップS73)。
絵文字候補順位付け部523は、認識スコアに従って並べ替える(ステップS74)。認識結果38を手書き入力部51に通知した後、文字認識エンジン部52での処理を終了する。
手書き入力部51の選択候補部513は、文字認識エンジン部52から通知された認識結果38に基づいて、文字候補及び/又は絵文字候補を候補表示領域2d−2に表示する(ステップS75)。ユーザ8は、候補表示領域2d−2から候補を1つ選択する(ステップS76)。そして、ステップS62へと戻り、ユーザ8が次の一文字を入力することにより(ステップS62)、上述した同様の処理が繰り返し行われる。
上述した第1の機能構成例では、絵文字候補順位付け候補処理を文字認識エンジン部52で行っていたが、手書き入力部51で行うようにしてもよい。
図14は、情報処理端末の第2の機能構成例を示す図である。図14において、情報処理端末5は、主に、手書き入力部51と、文字認識エンジン部52とを有する。手書き入力部51と、文字認識エンジン部52とは、対応するプログラムをCPU11が実行することによって行われる処理により実現される。
また、記憶部130には、字型情報4a及びストローク情報4bを含む手書き情報31、字型辞書32、文字候補リスト33、感情辞書34、感情スコア35、スタック領域36、認識スコアテーブル37、認識結果38等が記憶される。
手書き入力部51は、手書き情報取得部511と、認識API呼出部512と、絵文字候補順位付け部523−2と、候補選択部513とを有する。また、文字認識エンジン部52は、文字認識部521と、感情表現判定部522とを有する。
図8の第1の機能構成例との違いは、手書き入力部51が、絵文字候補順位付け部523−2を有する点であり、その他は同様であるので、その説明を省略する。
絵文字候補順位付け部523−2は、認識結果38に絵文字9が含まれる場合、スタック領域36に記憶されたボーナススコアを用いて、絵文字9の認識スコアを調整し、認識スコアに従って候補を並べ替える。
手書き入力部51による手書き入力処理について説明する。図15は、図14の第2の機能構成例における手書き入力処理を説明するためのフローチャート図である。図15中、図10及び図12と同様のステップには同様の符号を付してある。
図15において、手書き入力部51の手書き情報取得部511は、文字入力画面1の手書き入力領域2d−3上へのユーザによる手書き文字の入力を検出すると(ステップS11)、手書きされた文字の字型情報4a及びストローク情報4bを取得する(ステップS12)。字型情報4a及びストローク情報4bを示す手書き情報31が記憶部130に記憶される。
そして、認識API呼出部512は、APIを介して、文字認識エンジン部52を呼び出す(ステップS13)。文字認識エンジン部52による文字認識処理が行われ、手書き文字の文字候補リスト33と、文字候補リスト33内の絵文字9の有無を示す情報とを取得する。
絵文字候補順位付け部523−2は、文字候補リスト33が絵文字9を含むか否かを絵文字9の有無を示す情報を参照して判断する(ステップS13−2)。文字候補リスト33が絵文字9を含まない場合、絵文字候補順位付け部523−2は、認識結果38において絵文字9の順位の変更は不要であるため、文字候補リスト33の認識スコアの順に候補を示して認識結果とする(ステップS13−4)。
次に、候補選択部513は、認識スコアに基づいて、認識結果を候補表示領域2d−2に表示する(ステップS14)。そして、候補選択部513は、ユーザが候補表示領域2d−2から選択した文字を編集領域2aに表示すると共に、確定文字列39に追加する(ステップS15)。
一方、文字候補リスト33が絵文字9を含む場合、絵文字9の順位の変更が必要であるため、絵文字候補順位付け部523−2は、絵文字候補順位付け処理を行う。絵文字候補順位付け処理は、第1の機能構成例と同様に、ステップS51からS55に相当するため、その説明を省略する。
絵文字候補順位付け部523−2による絵文字候補順位付け処理の後、候補選択部513は、変更後の認識スコアに基づいて、認識結果38を候補表示領域2d−2に表示する(ステップS14)。そして、候補選択部513は、ユーザが候補表示領域2d−2から選択した文字を編集領域2aに表示すると共に、確定文字列39に追加する(ステップS15)。
手書き文字認識部52による手書き文字認識処理について説明する。図16は、図14の第2の機能構成例における手書き文字認識処理を説明するためのフローチャート図である。図16中、図11と同様のステップには同様の符号を付し、その説明を省略する。
図16において、文字認識により得た文字候補リスト33に絵文字9が含まれていない場合(ステップS41のNO)、文字認識エンジン部52は、文字候補リスト33と、文字候補リスト33は絵文字9を含んでいないことを示す情報とを、手書き入力部51への戻り値とし(ステップS48)、手書き文字認識処理を終了する。
また、文字認識により得た文字候補リスト33に絵文字9が含まれている場合、(ステップS41のYES)、文字認識エンジン部52は、感情表現判定部522による感情表現判定処理の終了に応じて、文字認識エンジン部52は、文字候補リスト33と、文字候補リスト33は絵文字9を含んでいることを示す情報とを、手書き入力部51への戻り値とし(ステップS48)、手書き文字認識処理を終了する。
図17は、図14の第2の機能構成例における処理シーケンスを示す図である。図1において、ユーザ8が文字入力画面1への入力を開始し(ステップS81)、一文字を入力する(ステップS82)。
手書き入力部51の手書き情報取得部511は手書き情報31(字型情報4a及びストローク情報4b)を取得し、認識API呼出部512がAPIを介して文字認識エンジン部52を呼び出す(ステップS84)。
文字認識エンジン部52では、文字認識部521が、手書き情報31を用いて、手書き文字を認識して(ステップS85)、文字候補リスト33を作成する(ステップS86)。文字候補リスト33の文字コードを用いて字型辞書32を参照することで、文字候補リスト33に絵文字9が候補として含まれているか否かが判断される(ステップS87)。
絵文字9が候補として存在しない場合、感情表現判定部522による感情表現判定処理が行われる。感情表現判定部522は、入力済み文字列に感情表現に結びつく単語があるか否かを判断する(ステップS8)。感情表現がある場合、感情表現判定部522は、単語に関連する感情表現に対応するボーナススコアを算出して(ステップS89)、ボーナススコアをスタックする(ステップS90)。文字候補リスト33と、絵文字9が無いことを示す情報とが、手書き入力部51に提供され、文字認識エンジン部52での処理を終了する。
一方、絵文字9が候補として存在する場合、文字候補リスト33と、絵文字9が有ることを示す情報とが、手書き入力部51に提供される。手書き入力部51において、絵文字候補順位付け部523−2による絵文字候補順位付け処理が行われる。絵文字候補順位付け部523−2は、文字候補リストを取得して(ステップS91)、スタック領域36にスタックされたボーナススコアを読み込み(ステップS92)、絵文字候補のうちスタック領域36にスタックされた感情ラベルとが一致しない絵文字候補があるか否かを判断する(ステップS93)。
感情ラベルと一致しない絵文字候補が存在しない場合、絵文字候補順位付け部523−2は、ステップS95へと進む。感情ラベルと一致しない絵文字候補がある場合、絵文字候補順位付け部523−2は、絵文字候補の認識スコアからボーナススコアを減点する(ステップS94)。
絵文字候補順位付け部523−2は、認識スコアに従って並べ替える(ステップS95)。選択候補部513は、認識スコアを並べ替えた認識結果38に基づいて、文字候補及び/又は絵文字候補を候補表示領域2d−2に表示する(ステップS96)。ユーザ8は、候補表示領域2d−2から候補を1つ選択する(ステップS97)。そして、ステップS82へと戻り、ユーザ8が次の一文字を入力することにより(ステップS82)、上述した同様の処理が繰り返し行われる。
図18は、感情辞書のデータ例を示す図である。図18において、感情辞書34は、非特許文献1に基づくデータ構造を有し、単語毎に感情軸における値が対応付けられている。感情辞書34は、例えば、単語、感情軸1、感情軸2、感情軸3等の項目を有する。ここでは、感情軸は、代表的な3軸とする。
感情軸1は、「悲しい」と、逆の表現を示す「楽しい」とにおいて、単語がいずれに共起し易いかを示す。感情軸2は、「怒り」と、逆の表現を示す「嬉しい」とにおいて、単語がいずれに共起し易いかを示す。感情軸3は、「緊迫」と、逆の表現を示す「のどか」とにおいて、単語がいずれに共起し易いかを示す。
感情軸の値が1に近い程、単語の感情が「楽しい」、「嬉しい」、「のどか」を表現していることを示す。感情軸の値が0に近い程、単語の感情が「悲しい」、「怒り」、「緊迫」を表現していることを示す。
次に、ユーザ8が入力した文字列に「台風」があった場合の、ボーナススコアの取得例について説明する。図19は、ボーナススコアの取得例を説明するための図である。図19において、図18の感情辞書34より、単語「台風」は、感情軸1の値「0.351」から「悲しい」感情を示し、感情軸2の値「0.459」から「楽しい」よりは「怒り」の感情を示し、感情軸3の値「0.203」から「緊迫」した感情を示す、と判断する。
この感情軸1から3の値から、最も0寄り、又は、最も1寄りの感情を特定する。単語「台風」の場合は、感情軸3の「緊迫」が最も表現し得る感情であると判断する。この感情軸3の値「0.203」を小数点2以下を四捨五入し値「0.2」を求め、更に、10倍して整数「2」を得る。値「2」をボーナススコアとし、スタック領域36に、感情ラベルとして「緊迫」を記憶し、ボーナススコアとして値「2」を記憶する。
ボーナススコアの取得方法は、上述したの計算方法に限定されない。例えば、感情軸1〜3の感情を表す「悲しい」、「楽しい」、「怒り」、「嬉しい」、「緊迫」、及び「のどか」の言葉毎に、予めボーナススコアを定めたテーブルを用意しておいても良い。このテーブルを参照して、ボーナススコアを求めればよい。
次に、感情表現に結びつく単語を1つ含む第1の文字列で本実施例を説明する。ユーザ8が手書きで入力する第1の文字列を、「台風が来る?<絵文字>」とする。この絵文字9は、緊迫した感情を描画した「緊迫」した顔の絵文字である。この例では、感情表現に結びつく単語は「台風」である。
図20及び図21は、ユーザが手書きで第1の文字列を入力した場合の処理例を説明するための図である。図20において、A1:ユーザ8が文字入力画面1の手書き入力領域2d−3上でユーザが指3等により1文字目「台」を入力すると、確定文字列39にはそれ以前に入力した文字はないため、感情表現に結びつく単語の検索は行われない。
A2:ユーザ8が1文字目「台」を入力し終わると、手書き文字認識処理を開始する。文字候補リスト33に絵文字9はないため、文字候補リスト33の認識スコアに従って候補表示領域2d−2に候補が表示される。
A3:ユーザ8が候補表示領域2d−2の候補の中から「台」を選択して入力を確定する。「台」が確定文字列39に追加される。
A4:ユーザ8が2文字目「風」を入力すると、確定文字列39には「台」が記憶されているため、感情辞書34を参照して感情表現に結びつく単語の検索を行うが、1文字「台」に対応する感情表現は検索できず、確定文字列39には感情表現に結びつく単語はないと判断する。
A5:2文字目「風」をA2〜A3と同じように処理することで、確定文字列39に2文字目「風」が記憶される。確定文字列39に記憶されている文字列は「台風」となる。
A6:ユーザ8が3文字目「が」を入力すると、確定文字列39には既に「台風」が記憶されているため、感情辞書34を参照しながら確定文字列39から感情表現に結びつく単語を検索する。この場合、「台風」が感情表現に結びつく単語として検索される。
感情辞書34において、「台風」に対応付られる感情軸1〜3の感情スコアのうち、最も0に近い値、又は、最も1に近い値を取得し、また、取得した値で方向づけられる感情ベルも取得する。「台風」の例の場合、感情ラベル「緊迫」が最も感情を表現していると判断し、その感情スコア「0.203」を求め、又は、予め用意した感情ラベルとボーナススコアの対応表からボーナススコアを取得する。感情ラベル「緊迫」及びボーナススコア「2」がスタック領域36に格納される。
A7:3文字目「が」をA2〜A3と同じように処理することで、確定文字列39に文字目「が」が記憶される。確定文字列39に記憶されている文字列は「台風が」となる。図21のA8へと進む。
A8:ユーザ8が4文字目「来」と、5文字目「る」と、6文字目「?」とを入力すると、1文字毎にA4〜A5と同じように処理することで、確定文字列39に4文字目「来」と、5文字目「る」と、6文字目「?」とが記憶される。確定文字列39に記憶されている文字列は「台風が来る」となる。
A9:ユーザ8が「緊迫」した感情を表現するために手書き入力領域2d−3上で絵文字9hを描くと、感情辞書34を参照して、確定文字列39から文字列「台風」以降に感情表現に結びつく単語を検索するが、手書きの絵文字9hに該当する単語はないと判断する。
A10:ユーザ8が手書きの絵文字9hを入力し終わり、手書き文字認識処理を開始する。文字候補リスト33に絵文字9が含まれるため、スタック領域36から感情ラベル「緊迫」とボーナススコア「2」とを読み込む。
文字候補リスト33の絵文字9と認識スコアとを抽出して認識スコアテーブル37が作成される。この例では、4つの絵文字9が認識スコアテーブル37にリストされる。また、絵文字9の感情ラベルは、本実施例の字型辞書32を参照して取得し、絵文字9に対応付けて認識スコアテーブル37に記憶される。
A11:スタック領域36から取得した感情ラベル「緊迫」と、認識スコアテーブル37の各絵文字9が持つ感情ラベルとを照合する。認識スコアテーブル37から該当する感情ラベルを持たない絵文字9を特定する。特定した絵文字9の認識スコアからからボーナススコアを減点する。この例では、認識スコアテーブル37において、感情ラベル「緊迫」の絵文字9以外では3つの絵文字9がある。
この3つの絵文字9の感情ラベルに対応する認識スコア「8」、「6」、及び「5」の各々からボーナススコア「2」を減点する。認識スコアを変更後の認識スコアテーブル37において、認識スコアの降順に並べ替えると、感情ラベル「緊迫」の絵文字9が第1候補として示される。文字候補リスト33に変更後の認識スコアを適用して認識結果とする。
A12:認識結果を手書き入力領域2d−3に表示し、ユーザ8が候補の中から感情ラベル「緊迫」を持つ絵文字9を選択して入力を確定する。確定文字列39に感情ラベル「緊迫」を持つ絵文字9が記憶される。第1の文字列の入力が確定する。
次に、感情表現に結びつく単語を2つ含む場合を第2の文字列として、本実施例を説明する。ユーザ8が手書きで入力する第2の文字列は、「台風が来て、被害が大きい<絵文字>」とする。この絵文字9は、緊迫した感情を描画した「悲しい」顔の絵文字である。この例では、感情表現に結びつく単語は「台風」と「被害」である。
図22から図24は、ユーザが手書きで第2の文字列を入力した場合の処理例を説明するための図である。図22において、B1:ユーザ8が文字入力画面1の手書き入力領域2d−3上でユーザが指3等により1文字目「台」を入力すると、確定文字列39にはそれ以前に入力した文字はないため、感情表現に結びつく単語の検索は行われない。
B2:ユーザ8が1文字目「台」を入力し終わると、手書き文字認識処理を開始する。文字候補リスト33に絵文字9はないため、文字候補リスト33の認識スコアに従って候補表示領域2d−2に候補が表示される。
B3:ユーザ8が候補表示領域2d−2の候補の中から「台」を選択して入力を確定する。「台」が確定文字列39に追加される。
B4:ユーザ8が2文字目「風」を入力すると、確定文字列39には「台」が記憶されているため、感情辞書34を参照して感情表現に結びつく単語の検索を行うが、1文字「台」に対応する感情表現は検索できず、確定文字列39には感情表現に結びつく単語はないと判断する。
B5:2文字目「風」をB2〜B3と同じように処理することで、確定文字列39に2文字目「風」が記憶される。確定文字列39に記憶されている文字列は「台風」となる。
B6:ユーザ8が3文字目「が」を入力すると、確定文字列39には既に「台風」が記憶されているため、感情辞書34を参照しながら確定文字列39から感情表現に結びつく単語を検索する。この場合、「台風」が感情表現に結びつく単語として検索される。
感情辞書34において、「台風」に対応付られる感情軸1〜3の感情スコアのうち、最も0に近い値、又は、最も1に近い値を取得し、また、取得した値で方向づけられる感情ベルも取得する。「台風」の例の場合、感情ラベル「緊迫」が最も感情を表現していると判断し、この例では、その感情スコア「0.203」から所定の計算方法によってボーナススコアを取得する。感情ラベル「緊迫」及びボーナススコア「2」がスタック領域36に格納される。
B7:3文字目「が」をB2〜B3と同じように処理することで、確定文字列39に2文字目「が」が記憶される。確定文字列39に記憶されている文字列は「台風が」となる。図23のB8へと進む。
B8:ユーザ8が4文字目「来」と、5文字目「て」と、6文字目「、」と、7文字目「被」とを入力すると、1文字毎にB4〜B5と同じように処理することで、確定文字列39に4文字目「来」と、5文字目「て」と、6文字目「、」と、7文字目「被」とが記憶される。確定文字列39に記憶されている文字列は「台風が来る」となる。
B9:ユーザ8が8文字目「害」を入力すると、確定文字列39には「被」が記憶されているため、感情辞書34を参照して感情表現に結びつく単語の検索を行うが、1文字「被」に対応する感情表現は検索できず、確定文字列39には感情表現に結びつく単語はないと判断する。
B10:8文字目「害」をB2〜B3と同じように処理することで、確定文字列39に8文字目「害」が記憶される。確定文字列39に記憶されている文字列は「台風が来て、被害」となる。
B11:ユーザ8が9文字目「が」を入力すると、確定文字列39には既に「被害」が記憶されているため、感情辞書34を参照しながら確定文字列39から感情表現に結びつく単語を検索する。この場合、「被害」が感情表現に結びつく単語として検索される。
感情辞書34において、「被害」に対応付られる感情軸1〜3の感情スコアのうち、最も0に近い値、又は、最も1に近い値を取得し、また、取得した値で方向づけられる感情ベルも取得する。「被害」の例の場合、感情ラベル「悲しい」が最も感情を表現していると判断し、この例では、予め用意した感情ラベルとボーナススコアの対応表からボーナススコア「2」を取得する。感情ラベル「悲しい」及びボーナススコア「2」がスタック領域36に格納される。
B12:9文字目「が」をB2〜B3と同じように処理することで、確定文字列39に9文字目「が」が記憶される。確定文字列39に記憶されている文字列は「台風が来て、被害が」となる。図24のB13へと進む。
B13:ユーザ8が「悲しい」感情を表現するために手書き入力領域2d−3上で絵文字9hを描くと、感情辞書34を参照して、確定文字列39から文字列「台風」以降に感情表現に結びつく単語を検索するが、手書きの絵文字9hに該当する単語はないと判断する。
B14:ユーザ8が手書きの絵文字9hを入力し終わり、手書き文字認識処理を開始する。文字候補リスト33に絵文字9が含まれるため、スタック領域36から感情ラベル「緊迫」及びボーナススコア「2」と、感情ラベル「悲しい」及びボーナススコア「2」と、を読み込む。
文字候補リスト33の絵文字9と認識スコアとを抽出して認識スコアテーブル37が作成される。この例では、4つの絵文字9が認識スコアテーブル37にリストされる。また、絵文字9の感情ラベルは、本実施例の字型辞書32を参照して取得し、絵文字9に対応付けて認識スコアテーブル37に記憶される。
B15:スタック領域36から取得した感情ラベル「緊迫」と、認識スコアテーブル37の各絵文字9が持つ感情ラベルとを照合する。認識スコアテーブル37から該当する感情ラベルを持たない絵文字9を特定して、特定した絵文字9に対応する認識スコアからボーナススコアを減点する。この場合、4つの絵文字9の全てが感情ラベル「緊迫」を持たないため、4つの絵文字9の各認識スコアからボーナススコア「2」を減点する。
また、スタック領域36から取得した感情ラベル「悲しい」と、認識スコアテーブル37の各絵文字9が持つ感情ラベルとを照合する。認識スコアテーブル37から該当する感情ラベルを持たない絵文字9を特定して、特定した絵文字9に対応する認識スコアからボーナススコアを減点する。この場合、3つの絵文字9が感情ラベル「悲しい」を持たないため、3つの絵文字9の各認識スコアからボーナススコア「2」を更に減点する。
感情ラベル「のどか」の絵文字9に対応する認識スコア「8」からは、ボーナススコアの合計4が減点され、変更後の認識スコアは「4」となる。感情ラベル「悲しい」の絵文字9に対応する認識スコア「7」からは、ボーナススコアの合計4が減点され、変更後の認識スコアは「3」となる。また、感情ラベル「楽しい」の絵文字9に対応する認識スコア「5」からは、ボーナススコアの合計4が減点され、変更後の認識スコアは「」となる。
一方、感情ラベル「悲しい」の絵文字9に対応する認識スコア「6」からは、ボーナススコア「2」のみが減点され、変更後の認識スコアは「4」となる。
認識スコアの変更前及び1回目の変更後の認識スコアテーブル37では、感情ラベルは、
「のどか」、
「嬉しい」、
「悲しい」、
「楽しい」の順であったのが、2回目の変更後の認識スコアテーブル37において、認識スコアの降順に並べ替えると、感情ラベルは、
「のどか」、
「悲しい」、
「嬉しい」、
「楽しい」の順となる。感情ラベル「悲しい」が、絵文字9の中で3番目の候補であったのに対して、2番目の候補となる。文字候補リスト33に変更後の認識スコアを適用して認識結果とする。
B15:絵文字の候補順位が入れ替わった認識結果を手書き入力領域2d−3に表示し、ユーザ8が候補の中から感情ラベル「悲しい」を持つ絵文字9を選択して入力を確定する。確定文字列39に感情ラベル「悲しい」を持つ絵文字9が記憶される。第2の文字列の入力が確定する。
また、手書きで絵文字9を挿入する場合では、確定文字列39に基づいて、挿入箇所の前、後、又は周辺の単語から感情ラベルを特定することで、上述したように、精度良い認識順序で絵文字9の候補を提示することができる。
このうように確定文字列39に含まれる感情表現に結びつく単語に関連する感情ラベルに基づいて認識スコアを調整することで、絵文字の候補順位を精度良く改善することができる。
よって、本実施例では、字型情報4a及びストローク情報4bを用いることのできない、筆順や、定型の字型が存在しない、即ち、書く人夫々で異なり書き方のルールがない絵文字9についても、適切な候補を提示することができる。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の本実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
編集対象の文書のいずれかの箇所についての手書き入力を受け付ける手書き入力部と、
前記箇所の前、後、又は、周辺の文書の分析によって得られたコンテキストに応じて、受け付けた前記手書き入力の変換候補を生成する変換部と
を有する変換装置。
(付記2)
前記変換部は、
前記手書き入力に対して文字認識を行う文字認識部と、
前記文字認識の結果、絵文字が候補にない場合、入力済み文字列から感情表現に結びつく単語を検索することで、該感情表現が該入力済み文字列内にあるか否かを判定し、判定結果を示す前記コンテキストを記憶部に記憶する感情表現判定部と、
前記文字認識の結果、前記絵文字が候補にある場合、前記記憶部から前記コンテキストを読み込み、該コンテキストを用いて、前記文字認識の結果における該絵文字の候補順位を変更する候補順位付け部と
を有する付記1記載の変換装置。
(付記3)
前記変換部は、
前記手書き入力に対して文字認識を行う文字認識部と、
前記文字認識の結果、絵文字が候補にない場合、入力済み文字列から感情表現に結びつく単語を検索することで、該感情表現が該入力済み文字列内にあるか否かを判定し、判定結果を示す前記コンテキストを記憶部に記憶する感情表現判定部とを有し、
前記手書き入力部は、
前記文字認識の結果と、絵文字が候補にある場合には、前記記憶部から前記コンテキストを読み込み、該コンテキストを用いて、前記文字認識の結果における該絵文字の候補順位を変更する候補順位付け部と
を有する付記1記載の変換装置。
(付記4)
前記記憶部は、単語毎に、感情を表す複数の感情ラベルと、該感情の程度を示す感情スコアとを対応付けた感情辞書を記憶し、
前記感情表現判定部は、前記感情辞書をから、前記入力済み文字列内の単語の前記感情ラベルと、前記感情スコアとを取得し、該感情ラベルと該感情スコアとを示す前記コンテキストを前記記憶部に記憶する付記2又は3記載の変換装置。
(付記5)
前記記憶部は、字型毎に感情を表す単語を示す感情ラベルを対応付けた字型辞書データを記憶し、
前記文字認識部は、前記字型辞書データを参照して、前記文字認識の結果に、前記感情ラベルを含め、
前記候補順位付け部は、前記文字認識の結果の前記絵文字のうち、前記コンテキストで示される感情レベル以外の感情レベルを持つ絵文字の、前記手書き入力との一致度を示す認識スコアを、該コンテキストで示される点数で減点する付記4の変換装置。
(付記6)
コンピュータに、
編集対象の文書のいずれかの箇所についての手書き入力を受け付け、
前記箇所の前、後、又は、周辺の文書の分析によって得られたコンテキストに応じて、受け付けた前記手書き入力の変換候補を生成する
処理を実行させる変換プログラム。
(付記7)
コンピュータが、
編集対象の文書のいずれかの箇所についての手書き入力を受け付け、
前記箇所の前、後、又は、周辺の文書の分析によって得られたコンテキストに応じて、受け付けた前記手書き入力の変換候補を生成する
処理を行う変換方法。
5 情報処理端末
11 CPU
12 主記憶装置
13 補助記憶装置
14 入力装置
15 表示装置
16 出力装置
17 通信I/F
18 ドライブ
19 記憶媒体
31 手書き情報
32 字型辞書
33 文字候補リスト
34 感情辞書
35 感情スコア
36 スタック領域
37 認識スコアテーブル
38 認識結果
39 確定文字列
51 手書き入力部
511 手書き情報取得部
512 認識API呼出部
513 候補選択部
52 文字認識エンジン部
521 文字認識部
522 感情表現判定部
523 絵文字候補順位付け部
130 記憶部

Claims (4)

  1. 編集対象の文書のいずれかの箇所についての手書き入力を受け付ける手書き入力部と、
    前記箇所の前、後、又は、周辺の文書の分析によって得られたコンテキストに応じて、受け付けた前記手書き入力の変換候補を生成する変換部とを有し、
    前記変換部は、更に、
    前記手書き入力に対して文字認識を行う文字認識部と、
    前記文字認識の結果、絵文字が候補にない場合、入力済み文字列から感情表現に結びつく単語を検索することで、該感情表現が該入力済み文字列内にあるか否かを判定し、判定結果を示す前記コンテキストを記憶部に記憶する感情表現判定部と、
    前記文字認識の結果、前記絵文字が候補にある場合、前記記憶部から前記コンテキストを読み込み、該コンテキストを用いて、前記文字認識の結果における該絵文字の候補順位を変更する候補順位付け部と
    を有する変換装置。
  2. 編集対象の文書のいずれかの箇所についての手書き入力を受け付ける手書き入力部と、
    前記箇所の前、後、又は、周辺の文書の分析によって得られたコンテキストに応じて、受け付けた前記手書き入力の変換候補を生成する変換部とを有し、
    前記変換部は、更に、
    前記手書き入力に対して文字認識を行う文字認識部と、
    前記文字認識の結果、絵文字が候補にない場合、入力済み文字列から感情表現に結びつく単語を検索することで、該感情表現が該入力済み文字列内にあるか否かを判定し、判定結果を示す前記コンテキストを記憶部に記憶する感情表現判定部とを有し、
    前記手書き入力部は、
    前記文字認識の結果と、絵文字が候補にある場合には、前記記憶部から前記コンテキストを読み込み、該コンテキストを用いて、前記文字認識の結果における該絵文字の候補順位を変更する候補順位付け部と
    を有す変換装置。
  3. コンピュータに、
    編集対象の文書のいずれかの箇所についての手書き入力を受け付け、
    前記箇所の前、後、又は、周辺の文書の分析によって得られたコンテキストに応じて、受け付けた前記手書き入力の変換候補を生成する
    処理を実行させ
    前記変換候補の生成では、前記コンピュータに、
    前記手書き入力に対して文字認識を行わせ、
    前記文字認識の結果、絵文字が候補にない場合、入力済み文字列から感情表現に結びつく単語を検索させることで、該感情表現が該入力済み文字列内にあるか否かを判定させ、判定結果を示す前記コンテキストを記憶部に記憶させ、
    前記文字認識の結果、前記絵文字が候補にある場合、前記記憶部から前記コンテキストを読み込み、該コンテキストを用いて、前記文字認識の結果における該絵文字の候補順位を変更させる変換プログラム。
  4. コンピュータが、
    編集対象の文書のいずれかの箇所についての手書き入力を受け付け、
    前記箇所の前、後、又は、周辺の文書の分析によって得られたコンテキストに応じて、受け付けた前記手書き入力の変換候補を生成する
    処理を行い、
    前記変換候補の生成では、前記コンピュータが、
    前記手書き入力に対して文字認識を行い、
    前記文字認識の結果、絵文字が候補にない場合、入力済み文字列から感情表現に結びつく単語を検索することで、該感情表現が該入力済み文字列内にあるか否かを判定し、判定結果を示す前記コンテキストを記憶部に記憶し、
    前記文字認識の結果、前記絵文字が候補にある場合、前記記憶部から前記コンテキストを読み込み、該コンテキストを用いて、前記文字認識の結果における該絵文字の候補順位を変更する変換方法。
JP2014132767A 2014-06-27 2014-06-27 変換装置、変換プログラム、及び変換方法 Active JP6413391B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014132767A JP6413391B2 (ja) 2014-06-27 2014-06-27 変換装置、変換プログラム、及び変換方法
US14/744,423 US9589200B2 (en) 2014-06-27 2015-06-19 Handwriting input conversion apparatus, computer-readable medium, and conversion method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014132767A JP6413391B2 (ja) 2014-06-27 2014-06-27 変換装置、変換プログラム、及び変換方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016012196A JP2016012196A (ja) 2016-01-21
JP6413391B2 true JP6413391B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=54930886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014132767A Active JP6413391B2 (ja) 2014-06-27 2014-06-27 変換装置、変換プログラム、及び変換方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9589200B2 (ja)
JP (1) JP6413391B2 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9824479B2 (en) * 2011-12-08 2017-11-21 Timur N. Bekmambetov Method of animating messages
US10489051B2 (en) * 2014-11-28 2019-11-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Handwriting input apparatus and control method thereof
CN105930828B (zh) * 2016-04-15 2021-05-14 腾讯科技(深圳)有限公司 表情分类标识的控制方法及装置
US20170308289A1 (en) * 2016-04-20 2017-10-26 Google Inc. Iconographic symbol search within a graphical keyboard
KR20240023200A (ko) 2016-05-18 2024-02-20 애플 인크. 그래픽 메시징 사용자 인터페이스 내의 확인응답 옵션들의 적용
US11112963B2 (en) * 2016-05-18 2021-09-07 Apple Inc. Devices, methods, and graphical user interfaces for messaging
US10368208B2 (en) 2016-06-12 2019-07-30 Apple Inc. Layers in messaging applications
US10664157B2 (en) 2016-08-03 2020-05-26 Google Llc Image search query predictions by a keyboard
JP6242995B1 (ja) * 2016-12-07 2017-12-06 株式会社Access 情報処理装置、作業記録システム、プログラム及び情報処理方法
US20180173692A1 (en) * 2016-12-19 2018-06-21 Google Inc. Iconographic symbol predictions for a conversation
US11295121B2 (en) * 2017-04-11 2022-04-05 Microsoft Technology Licensing, Llc Context-based shape extraction and interpretation from hand-drawn ink input
KR20230156166A (ko) 2018-08-31 2023-11-13 구글 엘엘씨 동적 키보드 인터페이스에 의해 제시하기 위한 애니메이션 이미지 생성 방법 및 시스템
CN113010768B (zh) * 2019-12-19 2024-03-19 北京搜狗科技发展有限公司 一种数据处理方法、装置和用于数据处理的装置
US11763085B1 (en) * 2020-03-26 2023-09-19 Grammarly, Inc. Detecting the tone of text
US11775583B2 (en) * 2020-04-15 2023-10-03 Rovi Guides, Inc. Systems and methods for processing emojis in a search and recommendation environment
WO2022197082A1 (en) * 2021-03-17 2022-09-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and electronic device for predicting plurality of multi-modal drawings
US11776289B2 (en) 2021-03-17 2023-10-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and electronic device for predicting plurality of multi-modal drawings
JP2022161718A (ja) * 2021-04-09 2022-10-21 Line株式会社 プログラムおよび当該プログラムを記録した記録媒体
KR102652719B1 (ko) * 2021-06-25 2024-03-28 주식회사 카카오 커스텀 키워드를 이용하여 이모티콘을 표시하는 방법 및 사용자 단말
JPWO2023286249A1 (ja) * 2021-07-15 2023-01-19
US11531805B1 (en) 2021-12-09 2022-12-20 Kyndryl, Inc. Message composition and customization in a user handwriting style
CN115631504B (zh) * 2022-12-21 2023-04-07 西南石油大学 一种基于双模态图网络信息瓶颈的情感识别方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5918222A (en) * 1995-03-17 1999-06-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Information disclosing apparatus and multi-modal information input/output system
JP2003162687A (ja) * 2001-11-28 2003-06-06 Toshiba Corp 手書き文字入力装置、手書き文字認識プログラム
JP2007034871A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Sanyo Electric Co Ltd 文字入力装置および文字入力装置プログラム
JP5181502B2 (ja) 2007-03-14 2013-04-10 日本電気株式会社 文字処理装置、文字処理方法及びプログラム
US8504349B2 (en) * 2007-06-18 2013-08-06 Microsoft Corporation Text prediction with partial selection in a variety of domains
JP5290570B2 (ja) * 2007-12-26 2013-09-18 京セラ株式会社 絵文字入力支援装置、絵文字入力支援方法、およびプログラム
JP5442212B2 (ja) * 2008-04-14 2014-03-12 京セラ株式会社 電子機器
JP2011028545A (ja) 2009-07-27 2011-02-10 Nec Corp 文書作成装置および文書作成方法およびプログラムおよび情報処理装置および通信機器
JP2012048406A (ja) 2010-08-25 2012-03-08 Fujitsu Toshiba Mobile Communications Ltd 情報処理装置
JP2014056389A (ja) * 2012-09-12 2014-03-27 Panasonic Corp 文字認識装置、文字認識方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20150379336A1 (en) 2015-12-31
JP2016012196A (ja) 2016-01-21
US9589200B2 (en) 2017-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6413391B2 (ja) 変換装置、変換プログラム、及び変換方法
JP4918937B2 (ja) 帳票種識別プログラム、帳票種識別方法および帳票種識別装置
US20080294982A1 (en) Providing relevant text auto-completions
CN105830011A (zh) 用于交叠手写文本输入的用户界面
KR100704093B1 (ko) 콤포넌트 기반의, 적응성 스트로크 명령 시스템
US9898464B2 (en) Information extraction supporting apparatus and method
JP2003162687A (ja) 手書き文字入力装置、手書き文字認識プログラム
CN103970798A (zh) 数据的搜索和匹配
US20130036113A1 (en) System and Method for Automatically Providing a Graphical Layout Based on an Example Graphic Layout
JP6555704B1 (ja) 文書情報評価装置および文書情報評価方法並びに文書情報評価プログラム
CN103678460B (zh) 用于识别适于在多语言环境中进行通信的非文本元素的方法和系统
JP2017511917A (ja) 音楽記号を認識するための方法および装置
CN110610180A (zh) 错别字词识别集的生成方法、装置、设备及存储介质
EP4150480A1 (en) Descriptive insight generation and presentation system
JP2010102564A (ja) 感情特定装置、その方法、プログラム及び記録媒体
CN107679122A (zh) 一种模糊搜索方法及终端
US20180144309A1 (en) System and Method for Determining Valid Request and Commitment Patterns in Electronic Messages
CN107908792B (zh) 信息推送方法和装置
KR20170132643A (ko) 문자 디스플레이 방법 및 그 장치
KR20140018859A (ko) 한자 정보 처리 방법 및 한자 정보 처리 장치
JP2014021180A (ja) 手話翻訳装置及び手話翻訳プログラム
KR20220105546A (ko) 감정 분석 기반의 채팅 기능을 제공하는 전자 장치 및 그 동작 방법
KR20220137645A (ko) 핸드라이팅에서의 구조 분해
JP2015179399A (ja) テキスト生成装置、テキスト生成プログラム及びテキスト生成方法
KR102500732B1 (ko) 표현 해석 기반의 채팅 기능을 제공하는 전자 장치 및 그 동작 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180917

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6413391

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150