JP2010101695A - 信号受信装置、相関処理方法、相関処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】信号受信装置は、複数の衛星から信号を受信し、当該信号を処理しやすい周波数に変換する。信号受信装置は、相関処理手段を受信しようとしている衛星の数だけ備えている。相関処理手段は、既知の参照用信号を信号受信装置内部で発生させ、タイミングをずらしながら変換した信号に掛け合わせることによって、相関出力を取得する。また、上記の相関処理手段は、他の衛星に対応する相関処理手段が他の衛星から受信した信号の変換信号について相関処理を行った結果に基づいて特定した位相反転除去用データを用いて、相関出力を取得する。
【選択図】図4
Description
最初に、信号受信に関する高感度化手法について説明する。GPS受信装置は、アンテナ、フロントエンド、及び相関処理部を備えている。アンテナが受信する信号は、搬送波が「既知のPRNコード」と「未知の航法データ」とによって変調されたものである。フロントエンドは、アンテナが受信した信号を処理しやすい周波数に変換し、相関処理部に入れる。相関処理部は、受信しようとしている衛星の数だけ用意される。相関処理部は、受信したい衛星の既知のPRNコードを受信機内部で発生させ(ローカル信号)、図1に示すように、タイミングをずらしながら搬送波成分を除去した受信信号に掛け合わせることによって相関出力を取得する。
図3に、本発明の信号受信装置100の概要図を示す。信号受信装置100は、未知の航法データを取得するために、他の衛星から取得した航法データを利用することを特徴とする。これは、各衛星から同じ航法データを含んだ信号が送信される傾向にあることに着目したものである。
次に、本実施例による相関処理方法について説明する。本実施例における相関処理方法とは、ある相関処理部30がフロントエンド20で生成したデジタル信号についてPRNコードで積算した結果に基づいて相関値を特定し、当該相関値が閾値に達していない場合に、別の相関処理部30が特定した相関値に基づいて生成した航法データビットを用いて積算期間を長く設定し、再度PRNコードで積算し、適切な相関値を特定する方法をいう。なお、積算手法制御部35は、最初に積算手法を「短時間積算」に設定しているものとする。本実施例では、「短時間積算」とは、積算期間を20msec以内で設定し、PRNコードとデジタル信号とを掛け合わせて相関検出結果を出力することをいい、「長時間積算」とは、積算期間を20msecより長く設定し、他の相関処理部30が出力した相関検出結果に基づいて生成された航法データビットを用いて、PRNコードとデジタル信号とを掛け合わせて相関検出結果を出力することをいう。
次に、上記相関処理方法の手順について、図9及び図10のフローチャートを用いて説明する。図9のフローチャートは、「短時間積算処理」のフローチャートであり、図10のフローチャートは、「長時間積算処理」のフローチャートである。
まず、PRNコード発生部31は、PRNコードを発生させる(ステップS1)。搬送波成分除去部32は、搬送波成分を除去する(ステップS2)。PRNコード積算部33は、積算期間を20msec以内で設定し(ステップS3)、当該積算期間でPRNコードを掛け合わせる(ステップS4)。
まず、PRNコード発生部31は、PRNコードを発生させる(ステップS21)。そして、搬送波成分除去部32は、搬送波成分を除去する(ステップS22)。航法データビット取得部37が、航法データビットを取得した場合(ステップS23;Yes)、PRNコード積算部33は、20msec以上の積算期間を設定し(ステップS24)、当該積算期間でPRNコードを掛け合わせる(ステップS25)。
上述の実施例では、信号受信装置100は、フロントエンド20から送出された変換信号を、順次相関処理する場合について述べたが、本発明は、これに限られず、図11に示すように、一定期間変換信号をバッファに貯めておき、所定のタイミングで変換信号について相関処理を行うようにしても良い。なお、本実施例では、記憶部40を上記のバッファとして使用することができる。
20 フロントエンド
30 相関処理部
31 PRNコード発生部
32 搬送波成分除去部
33 PRNコード積算部
34 相関検出部
35 積算手法制御部
36 航法データビット決定部
37 航法データビット取得部
40 記憶部
50 航法データ生成部
60 距離算出部
100 信号受信装置
Claims (9)
- 複数の衛星から信号を受信する受信手段と、
前記複数の衛星に対応する複数の相関処理手段と、
相関処理手段による相関処理結果に基づいて位相反転除去用データを生成する位相反転除去用データ生成手段と、を備え、
前記相関処理手段の各々は、
参照用信号を発生する参照用信号発生手段と、
対応する衛星から受信した信号を変換して変換信号を生成する変換信号生成手段と、
前記参照用信号と前記変換信号との相関を検出して相関検出結果を生成する相関検出手段と、を備え、
前記相関検出手段は、他の相関処理手段が生成した相関処理結果に基づいた位相反転除去用データを用いて、前記相関検出結果を生成することを特徴とする信号受信装置。 - 自己の相関処理手段が変換信号に含まれる航法データと同じ航法データの信号を取得している他の相関処理手段を特定し、特定した相関処理手段の相関処理に基づいて生成された航法データビットを用いて相関処理を行うことを決定する位相反転除去用データ決定手段を前記相関処理手段として含み、
前記相関検出手段は、前記位相反転除去用データ決定手段が決定した位相反転除去用データを用いて、前記相関検出結果を生成することを特徴とする請求項1に記載の信号受信装置。 - 前記相関処理手段は、自己の相関処理手段に対応する衛星から受信した信号と、他の相関処理手段に対応する衛星から受信した信号との受信タイミングの差異に合わせて、相関検出結果を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の信号受信装置。
- 各衛星から受信した信号の変換信号を保持するデータ保持手段をさらに備え、
前記相関処理手段は、前記データ保持手段で保持している、自己の相関処理手段に対応する衛星より後に受信した他の衛星の信号の変換信号から特定した位相反転除去用データを用いて、相関検出結果を出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の信号受信装置。 - 前記相関処理手段は、他の相関処理手段による相関処理に基づいて生成された位相反転除去用データに対応する信号より後の周期における、自己の衛星から受信した信号の変換信号について、前記位相反転除去用データを用いて相関検出結果を出力することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の信号受信装置。
- 前記相関処理手段では、積算手法を制御する積算手法制御手段をさらに含み、
前記積算制御手段は、最初に参照用信号と変換信号とについて相関処理を行うことを決定し、前記相関値が閾値に達していない場合に、他の衛星に対応する相関処理手段による相関処理結果に基づいて生成された位相反転除去用データを利用して、参照用信号と変換信号との相関処理を行うことを決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の信号受信装置。 - 複数の衛星から信号を受信する受信工程と、
前記衛星に対応する相関処理を行う相関処理工程と、
相関処理工程で出力した相関処理結果に基づいて位相反転除去用データを生成する位相反転除去用データ生成工程と、を備え、
前記相関処理工程では、
参照用信号を発生する参照用信号発生工程と、
対応する衛星から受信した信号を変換して変換信号を生成する変換信号生成工程と、
前記参照用信号と前記変換信号との相関を検出して相関検出結果を生成する相関検出工程と、を備え、
前記相関検出工程は、他の衛星に対応する相関処理工程で生成した相関処理結果に基づいた位相反転除去用データを用いて、前記相関検出結果を生成することを特徴とする相関処理方法。 - コンピュータを備える装置によって実行される相関処理プログラムであって、
複数の衛星から信号を受信する受信手段、
前記複数の衛星に対応する複数の相関処理手段、
相関処理手段による相関処理結果に基づいて位相反転除去用データを生成する位相反転除去用データ生成手段、として前記コンピュータを機能させ、
前記相関処理手段の各々は、
参照用信号を発生する参照用信号発生手段、
対応する衛星から受信した信号を変換して変換信号を生成する変換信号生成手段、
前記参照用信号と前記変換信号との相関を検出して相関検出結果を生成する相関検出手段、として機能し、
前記相関検出手段は、他の相関処理手段が生成した相関処理結果に基づいた位相反転除去用データを用いて、前記相関検出結果を生成することを特徴とする相関処理プログラム。 - 請求項8に記載の相関処理プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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JP2008272117A JP2010101695A (ja) | 2008-10-22 | 2008-10-22 | 信号受信装置、相関処理方法、相関処理プログラム |
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JP2001272454A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-10-05 | Lucent Technol Inc | Gpsシステムの信号検出能力の強化 |
JP2009168699A (ja) * | 2008-01-18 | 2009-07-30 | Seiko Epson Corp | 測位方法、プログラム及び測位装置 |
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2008
- 2008-10-22 JP JP2008272117A patent/JP2010101695A/ja active Pending
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