JP2010101604A - 爆薬装填用ホース - Google Patents

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Abstract

【課題】巻き取り及び敷設可能な屈曲性を有し、屈曲状態にて使用した場合でもホース内で爆薬又は込め物を閉塞させることなく容易に装薬孔内へ送出することができる爆薬装填用ホースを提供する。
【解決手段】爆薬装填用ホースは、ホースの許容曲げ半径が600〜1300mmに設定され、ホースの内部を通過させる爆薬又は込め物の長手方向の長さ(L)に対するホースの内径(D2)の比率(D2/L)が0.18以上に設定され、かつ爆薬又は込め物の外径(D1)に対するホースの内径(D2)の比率(D2/D1)が1.25〜1.50に設定されている。係るホース内面の帯電を防止するために、ホースの少なくとも内面材質が体積抵抗率1×10Ω・m以下の導電性ポリエチレンで構成されていることが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、例えばトンネルの発破掘削工事において、掘削面に穿孔された装薬孔へ爆薬又は爆薬と込め物を圧縮空気等によって装填する爆薬装填装置に使用される爆薬装填用ホースに関する。
従来、トンネル工事等における発破掘削では、切羽面に形成された装薬孔に爆薬及び込め物を木製の込め棒によって手装填するのが一般的であった。この作業は、作業者が切羽へ密着して行う作業となることから、岩石の崩落による災害が起きる可能性が高いという問題があった。
従来から、効率化を主眼として爆薬を圧縮空気で圧送したり、爆薬をポンプ等により直接圧送する装填装置が開発、試験運用されてきたが一般的な方法として確立するには到っていない。近年、作業性の向上という観点から、爆薬及び込め物の装填装置の開発が積極的に行われ、技術の確立が急がれている。爆薬の装填装置に関して、トンネル内の切羽に形成された装薬孔に爆薬や込め物を装填する場合、爆薬の移送に伴って静電気が発生しないように導電性の爆薬装填用ホースを使用し、圧縮空気で爆薬や込め物を圧送する方式の爆薬装填機が知られている。
例えば、導電性ゴムを内層として導電性を確保し、硬質又は半硬質の合成樹脂を外層として直線保持性を有しながら軽量化した火薬装填用ホースが開示されている(特許文献1を参照)。
実公昭49−44928号公報(第1頁及び第2頁)
しかしながら、特許文献1に記載されている火薬装填用ホースでは、内部を通過する爆薬とホース内面とのクリアランスや、ホースの直線保持性のレベルが閉塞や巻き取りとの関係で考慮されていない。そのため、直線保持性を高め過ぎて屈曲性が低下した場合にはホースの巻き取りができなくなって敷設、取扱いに大きな問題を生じ、逆に巻き取り易さを確保するために柔軟性を持たせ過ぎて直線保持性が低下した場合には、爆薬や込め物がホース内で閉塞してしまう場合があった。
その上、内層に用いられている材質が表面滑り性の悪いゴムであることも、ホース内におけるカートリッジ式の爆薬包や粘土製の込め物の閉塞を助長しているという問題があった。
そこで、本発明の目的とするところは、巻き取り及び敷設可能な屈曲性を有し、屈曲状態にて使用した場合でもホース内で爆薬又は込め物を閉塞させることなく容易に装薬孔内へ送出することができる爆薬装填用ホースを提供することにある。
前記の目的を達成するために、第1の発明の爆薬装填用ホースは、ホースの許容曲げ半径が600〜1300mmであり、ホースの内部を通過させる爆薬又は込め物の長手方向の長さ(L)に対するホースの内径(D2)の比率(D2/L)が0.18以上であり、爆薬又は込め物の外径(D1)に対するホースの内径(D2)の比率(D2/D1)が1.25〜1.50であることを特徴とする。
第2の発明の爆薬装填用ホースは、第1の発明において、ホースの少なくとも内面材質が体積抵抗率1×10Ω・m以下の導電性ポリエチレンで構成されていることを特徴とする。
第3の発明の爆薬装填用ホースは、第1又は第2の発明において、ホースを構成する材質の少なくとも1種類が、タイプAデュロメータによるショアーA硬度が80〜95であることを特徴とする。
第4の発明の爆薬装填用ホースは、第1から第3のいずれか1項に係る発明において、ホースの肉厚がホースの内径の1/10〜1/5であることを特徴とする。
本発明によれば、次のような効果を発揮することができる。
第1の発明の爆薬装填用ホースにおいては、ホースの許容曲げ半径が600〜1300mmに設定されていることから、巻き取り及び敷設に十分な屈曲性を示すことができる。また、ホースの内部を通過させる爆薬又は込め物の最大長を示す長さ(L)に対するホースの内径(D2)の比率(D2/L)が0.18以上であるため、ホースを屈曲状態で使用した場合に爆薬又は込め物がホース内で閉塞することを抑制することができる。さらに、爆薬又は込め物の外径(D1)に対するホースの内径(D2)の比率(D2/D1)が1.25〜1.50に規定されていることから、ホース内面と爆薬又は込め物の外面との間に十分な空隙を形成することができる。
従って、爆薬装填用ホースは巻き取り及び敷設可能な屈曲性を有し、該爆薬装填用ホースを屈曲状態にて使用した場合でもホース内で爆薬又は込め物を閉塞させることなく容易に装薬孔内へ送出することができる。
第2の発明の爆薬装填用ホースでは、ホースの少なくとも内面材質が体積抵抗率1×10Ω・m以下の導電性ポリエチレンで構成されている。そのため、第1の発明の効果に加えて、爆薬がホース内を通過する際に、爆薬及びホース内面が帯電することなく、しかも導電性ポリエチレンの持つ適度な可撓性及び表面の平滑性から、ホース内での爆薬又は込め物の詰まりを抑制し、通過性をより一層高めることができる。
第3の発明の爆薬装填用ホースにおいては、ホースを構成する材質の少なくとも1種類が、タイプAデュロメータによるショアーA硬度が80〜95である。従って、第1又は第2の発明の効果に加えて、ホースの許容曲げ半径を600〜1300mmの範囲に容易に設定することができ、爆薬の装填作業においてホースが折れ曲がりを生じたり、極度に扁平したりすることを抑制することができる。
第4の発明の爆薬装填用ホースでは、ホースの肉厚がホースの内径の1/10〜1/5である。このため、第1から第3のいずれかに係る発明の効果に加え、ホースを軽量で取扱いの良いものにすることができる。
以下、本発明の最良と思われる実施形態について詳細に説明する。
本実施形態の爆薬装填用ホースは、一般に爆薬及び込め物を空気圧によって装薬孔に装填する装填装置の先端部に取り付けられて使用されるものである。必要に応じて、切羽から離れた位置から装薬を行う場合には軽量の装填パイプを適当な長さで取り付けることもできる。この際、装填パイプと装填ホースの接続部内面は段差がないように処置することが望ましい。また、内部を通過させる爆薬の種類としては、硝安油剤爆薬、膠質ダイナマイト、含水爆薬のカートリッジ包装品のような固体状の爆薬であれば何れの爆薬でも使用することができる。込め物は、粘土などにより所定形状に成形されたものである。
該爆薬装填用ホースは、切羽面に形成された装薬孔に爆薬及び込め物を送出するために装填装置と装薬孔との距離や位置に応じてホースの屈曲状態が変化することから、その屈曲性すなわちホースの許容曲げ半径が重要になる。しかも、ホースが所定の屈曲状態であっても爆薬又は込め物がホース内で閉塞することなく円滑に移動できるようにするためには、ホースの内径(D2)と爆薬又は込め物の長さ(L)及び外径(D1)との関係が重要になる。
従って、係る爆薬装填用ホースはその形状が円筒状として許容曲げ半径が600〜1300mmに設定され、好ましくは600〜900mmに設定される。また、ホースの内部を通過させる爆薬又は込め物の長手方向の長さ(L、このLは最大長を意味する)に対するホースの内径(D2)の比率(D2/L)が0.18以上に設定される。さらに、爆薬又は込め物の外径(D1、最大外径を意味する)に対するホースの内径(D2)の比率(D2/D1)が1.25〜1.50に設定される。ここで、爆薬又は込め物の形状は具体的には円柱状をはじめ、角柱状、有孔柱状、粒状等いずれの形状であってもよい。その場合、外径(D1)は最も長い部分の長さを表す。
前記ホースの許容曲げ半径は、ホースを23℃±2℃にて半径(R)の円弧を形成した際に、初期のホース外径(D)に対する円筒部分の最小外径(D’)が95%となるときの半径(R)の値を許容曲げ半径と定義する。すなわち、円筒状のホースを曲げると扁平状になり、95%の外径へと扁平するまでの円弧の半径を示し、この許容曲げ半径が小さいと柔軟性が高く、許容曲げ半径が大きいと柔軟性が低いことを表している。
ホースの許容曲げ半径が600mm未満の場合には、ホースが円弧を生じたときとホース内部を爆薬又は込め物を移送させたときとがタイミング的に重なると不具合を生ずる。すなわち、ホース内部で爆薬又は込め物の移送速度低下や詰まり(閉塞)を起こしたり、爆薬又は込め物がホース内部を通過する際にホース自体が大きく振動し、周辺機器や作業者などに悪影響を及ぼしたり、いずれにおいても爆薬又は込め物の装填作業には不適当な事態を招くおそれがある。その一方、許容曲げ半径が1300mmを超える場合、ホースの直線保持性は維持されるものの、ホースの巻き取り、敷設時における取り回しが悪くなり、作業性が著しく悪化する。
また、前記許容曲げ半径の範囲内であっても、比率(D2/L)が0.18未満の場合には、ホースを屈曲した状態で使用したとき、ホース内の径方向における空隙(クリアランス)が爆薬又は込め物の長さに対して不足する。そのため、ホース内で爆薬や込め物が詰まりを生じたり、爆薬又は込め物がホース内部を通過する際にホース自体が大きく振動し、周辺機器、作業者などに問題を生じたりする。この比率(D2/L)の上限は、爆薬又は込め物の長手方向の長さが爆薬又は込め物の外径(D1)よりも小さくなることはないため、比率(D2/D1)の上限と同じ1.50である。
さらに、前記比率(D2/D1)が1.25未満の場合には、ホースを屈曲した状態で使用したとき、ホース内の径方向における空隙が減少し、ホース内部での爆薬や込め物の詰まりを生じる。一方、1.50を超える場合には、爆薬又は込め物とホース内周面との間の空隙が大きくなり、圧送するための空気圧の圧損が大きく、爆薬や込め物を正常に送出することができなくなる。
次に、ホースの材質に関し、少なくともホース内面(内周面)の材質は体積抵抗率が1×10Ω・m以下の導電性ポリエチレンであることが望ましい。ホースは単一層で形成することができるが、複数層すなわち内層と外層との2層で構成したり、或いは3層以上で構成したりすることもできる。さらにホースの強度を高めたり、変形を防止したりする目的で、ホース内層部に補強線を加えることもできる。係る補強線としては、ポリエステル糸、ステンレスメッシュワイヤー、硬質塩化ビニルスプリング、銅線、鋼線などが挙げられるが、これらの中ではホースの適度な強度アップが可能であって、かつ重量増加の少ない点でポリエステル糸が好ましい。
ホースを複数層で構成することにより、外層でホースの強度を保持し、内層で帯電防止性を図るなど複数の機能を有効に発揮させることができる。外層材として具体的には熱可塑性樹脂、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリ塩化ビニル樹脂等が挙げられる。内層材として具体的には導電性材料、例えば導電性ポリエチレンのほか、導電性ゴム等が挙げられる。
通常は、潤滑性の付与、静電気の発生防止のためにホース内に潤滑水を適宜供給するが、導電性ゴム等の摩擦抵抗の大きい材質である場合、潤滑水の供給量が少ないときには爆薬の詰まりを生じるおそれがあった。これに対し、ホース内面を導電性ポリエチレンで形成することにより、安価で、摩擦抵抗が小さく平滑性を有する内面を形成することができるため、少ない潤滑水であっても詰まりを生じることがなく、かつ帯電防止を図ることができる。導電性ポリエチレンの体積抵抗率が1×10Ω・mを超える場合、爆薬又は込め物とホース内面との摩擦によって帯電しやすくなり、場合によっては電気雷管を暴発させるおそれがある。体積抵抗率は低いほどよいので、その下限については特に規定する必要はないが、実現可能な下限は0.1Ω・m程度である。
ホースに帯電する静電気は、ホースの帯電電位を静電電位測定器で測定することにより測定することができる。電気雷管がJIS K 4806の規定で2000pF、8kVを放電させても発火しない性能を有していることから、ホースに帯電する静電電位は8kV以下であることが好ましい。さらに静電気の発生による電気雷管の作動を有効に抑制するために、0〜1kVであることが一層好ましい。静電電位が8kVを超えると、電気雷管へ静電気放電された場合に電気雷管が暴発するおそれがある。
また、ホースを構成する材質の少なくとも1種類は、適度な硬さを示すようにタイプAデュロメータによるショアーA硬度が80〜95であることが好ましい。このショアーA硬度が80未満の場合には、ホースの柔軟性が向上し屈曲性は良いが、許容曲げ半径が小さくなり、必要な許容曲げ半径が得られないため、ホース内部で爆薬又は込め物の移送が困難になったり、詰まりを起こしたり、爆薬又は込め物がホース内部を通過する際にホース自体が大きく振動するおそれが生じたりして好ましくない。この場合、必要な許容曲げ半径を得るためにはホースの肉厚を厚くし、中間層に鋼線のような強固な補強線を必要とするため、ホースのコスト増大に繋がるばかりでなく、ホースの重量増加により取扱性が悪くなる場合がある。その一方、ショアーA硬度が95を超える場合には、ホースに必要な可撓性がなくなり、衝撃や曲げといった外力によって損傷を受けやすくなる。
ホースの肉厚は、ホースの内径の1/10〜1/5であることが望ましい。このような肉厚であれば、目的とする許容曲げ半径を達成し、柔軟性を確保しながら、極度な扁平を生じることがなくなり、かつ軽量で取扱い性の良い爆薬装填用ホースとすることができる。ホースの肉厚がホース内径の1/10よりも薄い場合には、屈曲性が大きくなり、外力によって扁平化や折れ曲がりを生じやすい。一方、ホースの肉厚がホース内径の1/5より厚い場合には、ホースが重くなり、取扱性が非常に悪くなるといった問題が生じ易くなる。
以上の実施形態によって発揮される効果について、以下にまとめて記載する。
・ 本実施形態の爆薬装填用ホースにおいては、ホースの許容曲げ半径が600〜1300mmに設定されていることから、巻き取り及び敷設に十分な屈曲性を示す。また、爆薬又は込め物の長手方向の長さ(L)に対するホースの内径(D2)の比率(D2/L)が0.18以上に設定されているため、ホースを屈曲状態で用いた場合に爆薬又は込め物がホース内で閉塞することを抑制することができる。さらに、爆薬又は込め物の外径(D1)に対するホースの内径(D2)の比率(D2/D1)が1.25〜1.50に設定されていることから、ホース内周面と爆薬又は込め物の外周面との間に空隙を十分に保持することができる。
従って、ホースは巻き取り及び敷設可能な屈曲性を有し、該ホースを屈曲状態にて使用した場合でもホース内で爆薬又は込め物を閉塞させることなく容易に装薬孔内へ送出することができる。
・ ホースの少なくとも内面材質を体積抵抗率1×10Ω・m以下の導電性ポリエチレンで構成する。この場合、爆薬がホース内を通過する際に、爆薬及びホース内面が帯電することなく、しかも導電性ポリエチレンの持つ適度な可撓性及び表面の平滑性から、ホース内での爆薬又は込め物の詰まりを抑制し、通過性をより一層高めることができる。
・ ホースを構成する材質の少なくとも1種類は、タイプAデュロメータによるショアーA硬度が80〜95であることにより、ホースの許容曲げ半径を600〜1300mmの範囲に容易に設定することができ、爆薬の装填作業においてホースが折れ曲がりを生じたり、極度に扁平したりすることを抑制することができる。
・ ホースの肉厚がホースの内径の1/10〜1/5であることにより、ホースを軽量で取扱いの良いものにすることができる。
以下に、実施例及び比較例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
<送出性試験>
ホースの許容曲げ半径の110%となる半径の円弧で1周するように曲げ部を長さ10mのホースの中間部に形成させた。そして、ホースの両端をそれぞれ端部IN、OUTとしたとき、ホースの端部INから爆薬包3本を投入すると共に、同じく端部INから0.3MPaの圧縮空気を流し入れた。そして、20回の試験を行い、端部OUTから全ての爆薬包が正常に送出されるか否か、(正常に送出された回数/試験回数)及び爆薬装填用ホースの挙動を確認した。
送出性試験Xは、爆薬包として外径(D1)30mm、長さ(L)200mmのものを使用した。
送出性試験Yは、爆薬包として外径(D1)30mm、長さ(L)130mmのものを使用した。
送出性試験Zは、爆薬包として外径(D1)30mm、長さ(L)250mmのものを使用した。
<帯電性試験>
爆薬包送出時の爆薬装填用ホースの帯電電位(kV)を静電電位測定器〔シシド静電気(株)製、STATIRON-DZ3〕により測定した。
<巻き取り、敷設の試験>
ホースの巻き取り、敷設の容易さを評価し、次の評価基準で評価した。
○:容易、△:普通、×:悪い。
<折り曲げ試験>
ホースの許容曲げ半径の90%となる半径の円弧を形成するように折り曲げた。
〔実施例1、2及び比較例1〕
内径(D2)38mm、外径47mm、許容曲げ半径が650mm、外層材がショアーA硬度90のエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、内層材が体積抵抗率2.6×10Ω・mの導電性ポリエチレン、外層材と内層材の間(中間層)に補強線としてポリエステル糸を有し、ホース重量が550g/mであるホースを用いた。このホースの内径(D2)に対する肉厚の比率(ホースの肉厚/D2)は1.2/10である。
(実施例1)
この実施例1では、上記のホースを使用し、送出性試験Xを実施した。従って、比率(D2/L)は0.19、比率(D2/D1)は1.27である。送出性試験Xの結果を次に示す。
送出性試験X:正常に送出された回数/試験回数=20/20
この送出性試験Xの結果より、実施例1では全ての爆薬包が正常に送出された。
(実施例2)
この実施例2では、上記のホースを使用し、送出性試験Yを実施した。従って、比率(D2/L)は0.29、比率(D2/D1)は1.27である。送出性試験Yの結果を次に示す。
送出性試験Y:正常に送出された回数/試験回数=20/20
この送出性試験Yの結果より、実施例2では全ての爆薬包が正常に送出された。
(比較例1)
この比較例1では、上記のホースを使用し、送出性試験Zを実施した。従って、比率(D2/L)は0.15、比率(D2/D1)は1.27である。送出性試験Zの結果を次に示す。
送出性試験Z:正常に送出された回数/試験回数=0/20
この送出性試験Zの結果より、比較例1では比率(D2/L)が0.18を下回ったため、正常に送出された爆薬包は皆無であった。
実施例1、2及び比較例1について、爆薬装填用ホースの挙動、帯電性、巻き取り、敷設及び折り曲げ試験の結果を以下に示す。
爆薬装填用ホースの挙動:振動小
帯電性:静電電位は最大0.1kV
ホースの巻き取り、敷設:○
折り曲げ試験:損傷及び折れなし
これらの試験結果に関しては、実施例1、2及び比較例1のいずれにおいても良好であった。
〔実施例3、4及び比較例2〕
内径(D2)38mm、外径55mm、許容曲げ半径が800mmであり、材質がショアーA硬度80、体積抵抗率3.8×10Ω・mの導電性ゴムであり、内部に補強線としてステンレスメッシュワイヤーを有し、ホース重量が1300g/mであるホースを用いた。このホースの内径(D2)に対する肉厚の比率(ホースの肉厚/D2)は1.1/5である。
(実施例3)
この実施例3では、上記のホースを使用し、送出性試験Xを実施した。従って、比率(D2/L)は0.19、比率(D2/D1)は1.27である。送出性試験Xの結果を次に示す。
送出性試験X:正常に送出された回数/試験回数=20/20
この送出性試験Xの結果より、実施例3では全ての爆薬包が正常に送出された。
(実施例4)
この実施例4では、上記のホースを使用し、送出性試験Yを実施した。従って、比率(D2/L)は0.29、比率(D2/D1)は1.27である。送出性試験Yの結果を次に示す。
送出性試験Y:正常に送出された回数/試験回数=20/20
この送出性試験Yの結果より、実施例4では全ての爆薬包が正常に送出された。
(比較例2)
この比較例2では、上記のホースを使用し、送出性試験Zを実施した。従って、比率(D2/L)は0.15、比率(D2/D1)は1.27である。送出性試験Zの結果を次に示す。
送出性試験Z:正常に送出された回数/試験回数=0/20
この送出性試験Zの結果より、比較例2では比率(D2/L)が0.18を下回ったため、正常に送出された爆薬包は皆無であった。
実施例3、4及び比較例2について、爆薬装填用ホースの挙動、帯電性、巻き取り、敷設及び折り曲げ試験の結果を以下に示す。
爆薬装填用ホースの挙動:振動小
帯電性:静電電位は最大0.1kV
ホースの巻き取り、敷設:△
折り曲げ試験:損傷及び折れなし
これらの試験結果に関しては、ホースの内径(D2)に対する肉厚の比率(ホースの肉厚/D2)が1/5を超えたため、ホースの巻き取り、敷設が若干低下したが、その他は良好であった。
〔実施例5、6及び比較例3〕
内径(D2)38mm、外径48mm、許容曲げ半径が700mmであり、材質がショアーA硬度60、体積抵抗率6.6×1012Ω・mのポリ塩化ビニルであり、内部に鋼線の補強線を有し、ホース重量が950g/mであるホースを用いた。このホースの内径(D2)に対する肉厚の比率(ホースの肉厚/D2)は1.3/10である。
(実施例5)
この実施例5では、上記のホースを使用し、送出性試験Xを実施した。従って、比率(D2/L)は0.19、比率(D2/D1)は1.27である。送出性試験Xの結果を次に示す。
送出性試験X:正常に送出された回数/試験回数=20/20
この送出性試験Xの結果より、実施例5では全ての爆薬包が正常に送出された。
(実施例6)
この実施例6では、上記のホースを使用し、送出性試験Yを実施した。従って、比率(D2/L)は0.29、比率(D2/D1)は1.27である。送出性試験Yの結果を次に示す。
送出性試験Y:正常に送出された回数/試験回数=20/20
この送出性試験Yの結果より、実施例6では全ての爆薬包が正常に送出された。
(比較例3)
この比較例3では、上記のホースを使用し、送出性試験Zを実施した。従って、比率(D2/L)は0.15、比率(D2/D1)は1.27である。送出性試験Zの結果を次に示す。
送出性試験Z:正常に送出された回数/試験回数=0/20
この送出性試験Zの結果より、比較例3では比率(D2/L)が0.18を下回ったため、正常に送出された爆薬包は皆無であった。
実施例5、6及び比較例3について、爆薬装填用ホースの挙動、帯電性、巻き取り、敷設及び折り曲げ試験の結果を以下に示す。
爆薬装填用ホースの挙動:振動小
帯電性:静電電位は最大4.1kV
ホースの巻き取り、敷設:△
折り曲げ試験:損傷及び折れなし
これらの試験結果に関しては、ホースのショアーA硬度が80を下回ったためホースの巻き取り、敷設が若干低下し、ホースの体積抵抗率が1×10Ω・mを超えたため静電電位が最大4.1kVに達したが、その他は良好であった。
〔実施例7、8及び比較例4〕
内径(D2)38mm、外径45mm、許容曲げ半径が600mmであり、材質がショアーA硬度85、体積抵抗率5.3×10Ω・mの導電性ポリエチレンであり、内部に補強線としてポリエステル糸を有し、ホース重量が450g/mであるホースを用いた。このホースの内径(D2)に対する肉厚の比率(ホースの肉厚/D2)は0.9/10である。
(実施例7)
この実施例7では、上記のホースを使用し、送出性試験Xを実施した。従って、比率(D2/L)は0.19、比率(D2/D1)は1.27である。送出性試験Xの結果を次に示す。
送出性試験X:正常に送出された回数/試験回数=20/20
この送出性試験Xの結果より、実施例7では全ての爆薬包が正常に送出された。
(実施例8)
この実施例8では、上記のホースを使用し、送出性試験Yを実施した。従って、比率(D2/L)は0.29、比率(D2/D1)は1.27である。送出性試験Yの結果を次に示す。
送出性試験Y:正常に送出された回数/試験回数=20/20
この送出性試験Yの結果より、実施例8では全ての爆薬包が正常に送出された。
(比較例4)
この比較例4では、上記のホースを使用し、送出性試験Zを実施した。従って、比率(D2/L)は0.15、比率(D2/D1)は1.27である。送出性試験Zの結果を次に示す。
送出性試験Z:正常に送出された回数/試験回数=0/20
この送出性試験Zの結果より、比較例4では比率(D2/L)が0.18を下回ったため、正常に送出された爆薬包は皆無であった。
実施例7、8及び比較例4について、爆薬装填用ホースの挙動、帯電性、巻き取り、敷設及び折り曲げ試験の結果を以下に示す。
爆薬装填用ホースの挙動:振動小
帯電性:静電電位は最大0.1kV
ホースの巻き取り、敷設:○
折り曲げ試験:ホースが若干屈折したが、問題はなかった。
これらの試験結果に関しては、比率(ホースの肉厚/D2)が1/10を下回っていたため折り曲げ試験においてホースが若干屈折したが、その他は良好であった。
〔比較例5〜7〕
内径(D2)38mm、外径47mm、許容曲げ半径が450mm、材質がショアーA硬度65、体積抵抗率5.5×1012Ω・mのポリ塩化ビニルであり、内部に補強線として硬質塩化ビニルスプリングを有し、ホース重量が850g/mであるホースを用いた。このホースの内径(D2)に対する肉厚の比率(ホースの肉厚/D2)は1.2/10である。
(比較例5)
この比較例5では、上記のホースを使用し、送出性試験Xを実施した。従って、比率(D2/L)は0.19、比率(D2/D1)は1.27である。送出性試験Xの結果を次に示す。
送出性試験X:正常に送出された回数/試験回数=5/20
この送出性試験Xの結果より、比較例5では許容曲げ半径が600mmを下回ったため、3/4の爆薬包が正常に送出されなかった。
(比較例6)
この比較例6では、上記のホースを使用し、送出性試験Yを実施した。従って、比率(D2/L)は0.29、比率(D2/D1)は1.27である。送出性試験Yの結果を次に示す。
送出性試験Y:正常に送出された回数/試験回数=15/20
この送出性試験Yの結果より、比較例6では許容曲げ半径が600mmを下回ったため、1/4の爆薬包が正常に送出されなかった。
(比較例7)
この比較例7では、上記のホースを使用し、送出性試験Zを実施した。従って、比率(D2/L)は0.15、比率(D2/D1)は1.27である。送出性試験Zの結果を次に示す。
送出性試験Z:正常に送出された回数/試験回数=0/20
この送出性試験Zの結果より、比較例7では許容曲げ半径が600mmを下回り、かつ比率(D2/L)が0.18を下回ったため、正常に送出された爆薬包は皆無であった。
比較例5、6及び7について、爆薬装填用ホースの挙動、帯電性、巻き取り、敷設及び折り曲げ試験の結果を以下に示す。
爆薬装填用ホースの挙動:振動大
帯電性:静電電位は最大4.2kV
ホースの巻き取り、敷設:△
折り曲げ試験:損傷及び折れなし
これらの試験結果に関しては、ホースの許容曲げ半径が600mmを下回ると共に、ショアーA硬度が80を下回っていたため、比較例5、6及び7のいずれにおいても爆薬装填用ホースの振動が大きく、問題があった。加えて、ホースの体積抵抗率が1×10Ω・mを超えていたため、静電電位が最大4.2kVに達した。
〔比較例8、9及び10〕
内径(D2)38mm、外径47mm、許容曲げ半径が1500mm、材質がショアーA硬度98、体積抵抗率7.8×1012Ω・mのポリ塩化ビニルであり、内部に鋼線の補強線を有し、ホース重量が950g/mである装填ホースを用いた。このホースの内径(D2)に対する肉厚の比率(ホースの肉厚/D2)は1.2/10である。
(比較例8)
この比較例8では、上記のホースを使用し、送出性試験Xを実施した。従って、比率(D2/L)は0.19、比率(D2/D1)は1.27である。送出性試験Xの結果を次に示す。
送出性試験X:正常に送出された回数/試験回数=20/20
この送出性試験Xの結果より、比較例8では全ての爆薬包が正常に送出された。
(比較例9)
この比較例9では、上記のホースを使用し、送出性試験Yを実施した。従って、比率(D2/L)は0.29、比率(D2/D1)は1.27である。送出性試験Yの結果を次に示す。
送出性試験Y:正常に送出された回数/試験回数=20/20
この送出性試験Yの結果より、比較例9では全ての爆薬包が正常に送出された。
(比較例10)
この比較例10では、上記のホースを使用し、送出性試験Zを実施した。従って、比率(D2/L)は0.15、比率(D2/D1)は1.27である。送出性試験Zの結果を次に示す。
送出性試験Z:正常に送出された回数/試験回数=16/20
この送出性試験Zの結果より、比較例10では1/5の爆薬包が正常に送出されなかった。
比較例8、9及び10について、爆薬装填用ホースの挙動、帯電性、巻き取り、敷設及び折り曲げ試験の結果を以下に示す。
装填ホースの挙動:振動小
帯電性:静電電位は最大3.2kV
ホースの巻き取り、敷設:×
折り曲げ試験:折れ曲がり発生
これらの試験結果に関しては、ホースの許容曲げ半径が1300mmを上回り、かつショアーA硬度が95を上回っていたため、比較例8、9及び10のいずれにおいても、ホースの巻き取り、敷設が不良であり、かつ折り曲げ試験で折れ曲がりが発生した。さらに、ホースの体積抵抗率が1×10Ω・mを超えていたため、静電電位が最大3.2kVに達した。
〔比較例11、12及び13〕
内径(D2)34mm、外径42mm、許容曲げ半径が700mm、外層材がショアーA硬度85のエチレン−酢酸ビニル共重合体、内層材が体積抵抗率5.3×10Ω・mの導電性ポリエチレンであり、内部に補強線としてポリエステル糸を有し、ホース重量が450g/mであるホースを用いた。このホースの内径(D2)に対する肉厚の比率(ホースの肉厚/D2)は1.1/10である。
(比較例11)
この比較例11では、上記のホースを使用し、送出性試験Xを実施した。従って、比率(D2/L)は0.17、比率(D2/D1)は1.13である。送出性試験Xの結果を次に示す。
送出性試験X:正常に送出された回数/試験回数=0/20
この送出性試験Xの結果より、比較例11では比率(D2/L)が0.18を下回り、かつ比率(D2/D1)が1.25を下回ったため、正常に送出された爆薬包は皆無であった。
(比較例12)
この比較例12では、上記のホースを使用し、送出性試験Yを実施した。従って、比率(D2/L)は0.26、比率(D2/D1)は1.13である。送出性試験Yの結果を次に示す。
送出性試験Y:正常に送出された回数/試験回数=8/20
この送出性試験Yの結果より、比較例12では比率(D2/D1)が1.25を下回ったため、3/5の爆薬包が正常に送出されなかった。
(比較例13)
この比較例13では、上記のホースを使用し、送出性試験Zを実施した。従って、比率(D2/L)は0.14、比率(D2/D1)は1.13である。送出性試験Zの結果を次に示す。
送出性試験Z:正常に送出された回数/試験回数=0/20
この送出性試験Zの結果より、比較例13では比率(D2/L)が0.18を下回り、かつ比率(D2/D1)が1.25を下回ったため、正常に送出された爆薬包は皆無であった。
比較例11、12及び13について、帯電性、巻き取り、敷設及び折り曲げ試験の結果を以下に示す。
帯電性:0.1kV
ホースの巻き取り、敷設:○
折り曲げ試験:損傷及び折れなし
これらの試験結果に関しては、比較例11、12及び13のいずれにおいても良好であった。
〔比較例14、15及び16〕
内径(D2)47mm、外径60mm、許容曲げ半径が800mm、外層材がショアーA硬度85のエチレン−酢酸ビニル共重合体、内層材が体積抵抗率5.3×10Ω・mの導電性ポリエチレンであり、内部に補強線としてポリエステル糸を有し、ホース重量が800g/mであるホースを用いた。このホースの内径(D2)に対する肉厚の比率(ホースの肉厚/D2)は1.4/10である。
(比較例14)
この比較例14では、上記のホースを使用し、送出性試験Xを実施した。従って、比率(D2/L)は0.24、比率(D2/D1)は1.57である。送出性試験Xの結果を次に示す。
送出性試験X:正常に送出された回数/試験回数=3/20
この送出性試験Xの結果より、比較例14では比率(D2/D1)が1.50を上回ったため、17/20の爆薬包が正常に送出されなかった。
(比較例15)
この比較例15では、上記のホースを使用し、送出性試験Yを実施した。従って、比率(D2/L)は0.36、比率(D2/D1)は1.57である。送出性試験Yの結果を次に示す。
送出性試験Y:正常に送出された回数/試験回数=5/20
この送出性試験Yの結果より、比較例15では比率(D2/D1)が1.50を上回ったため、3/4の爆薬包が正常に送出されなかった。
(比較例16)
この比較例16では、上記のホースを使用し、送出性試験Zを実施した。従って、比率(D2/L)は0.19、比率(D2/D1)は1.57である。送出性試験Zの結果を次に示す。
送出性試験Z:正常に送出された回数/試験回数=5/20
この送出性試験Zの結果より、比較例16では比率(D2/D1)が1.50を上回ったため、3/4の爆薬包が正常に送出されなかった。
比較例14、15及び16について、爆薬装填用ホースの挙動及び帯電性の結果を以下に示す。
爆薬装填用ホースの挙動:振動小
帯電性:静電電位は最大0.1kV
これらの試験結果に関しては、比較例14、15及び16のいずれにおいても良好であった。
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記ホースを構成する材質の硬さを、ショアE硬度、JIS−A硬度、アスカーC硬度等で規定することも可能である。
・ 前記ホースの肉厚と許容曲げ半径との関係を求め、その範囲を規定することも可能である。
・ 前記ホースの肉厚を考慮し、爆薬又は込め物の長手方向の長さ(L)に対するホースの外径の比率を規定し、ホースの構成を爆薬又は込め物の長さに対して特定することも可能である。
・ ホースの内周面に滑り性を向上させるための被膜を形成し、ホース内を通過する爆薬又は込め物の移送性を向上させるように構成することも可能である。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
〇 前記比率(D2/L)が0.18〜1.50であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の爆薬装填用ホース。このように構成した場合、請求項1から請求項4のいずれかに係る発明の効果に加えて、爆薬又は込め物とホース内周面との間の空隙を適正にし、爆薬又は込め物を円滑に送出することができる。
〇 前記体積抵抗率が0.1×10〜1×10Ω・mであることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の爆薬装填用ホース。このように構成した場合、請求項2から請求項4のいずれかに係る発明の効果に加えて、爆薬又は込め物の詰まりを抑え、帯電防止を実現することができる。
〇 前記ホースは円筒状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の爆薬装填用ホース。このように構成した場合、請求項1から請求項4のいずれかに係る発明の効果に加えて、ホースの内径(D2)、許容曲げ半径、比率(D2/L)及び比率(D2/D1)を容易に設定することができる。
〇 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の爆薬装填用ホースを用い、該ホース内に爆薬又は爆薬と込め物を通過させ、装薬孔に爆薬を装填することを特徴とする爆薬装填方法。この方法によれば、ホースの巻き取り及び敷設作業を容易かつ円滑に行うことができると共に、ホースを屈曲状態にて使用した場合でもホース内で爆薬又は込め物を閉塞させることなく容易に装薬孔内へ送出することができる。

Claims (4)

  1. ホースの許容曲げ半径が600〜1300mmであり、ホースの内部を通過させる爆薬又は込め物の長手方向の長さ(L)に対するホースの内径(D2)の比率(D2/L)が0.18以上であり、爆薬又は込め物の外径(D1)に対するホースの内径(D2)の比率(D2/D1)が1.25〜1.50であることを特徴とする爆薬装填用ホース。
  2. ホースの少なくとも内面材質が体積抵抗率1×10Ω・m以下の導電性ポリエチレンで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の爆薬装填用ホース。
  3. ホースを構成する材質の少なくとも1種類が、タイプAデュロメータによるショアーA硬度が80〜95であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の爆薬装填用ホース。
  4. ホースの肉厚がホースの内径の1/10〜1/5であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の爆薬装填用ホース。
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