JP2010099622A - 分級方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原料スラリー中の微粉から微粒を精度よく分離し分級する分級装置を提供する。
【解決手段】第1の回転軸3の軸端に設けられるカップ状のロータ4と、第1の回転軸3とは速度差を有して同方向に回転する第2の回転軸5の軸端に設けられ、ロータ4内に回転可能に装着されるコアロータ7をケーシング2内に配置する。コアロータ7はアームとアーム端の撹拌羽根7aよりなって撹拌羽根7aには凹溝19を有し、第2の回転軸5の軸孔16から原料スラリー及び希釈水が凹溝19よりロータ4内に供給される。ロータ4内に供給された原料スラリーは希釈水と共に撹拌されながら、ロータ4、7の回転による遠心力の作用によって微粉中の粗粒は、排出口に向かって排出される流れのうち、軸心方向に向かう流れに逆らってロータ内周面に沈降する一方、微粒は上記流れに乗って排出される。ロータ内周面に沈降する粗粒は第1の回転軸3の軸孔9から吸引排出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、原料スラリー中の微粉から粗粒と微粒を高精度に分離し分級する方法及び装置に関する。
この種の分級装置として下記特許文献1には、断面円形状の回動体と、該回動体と同軸で一体となって回転する内円筒の間に微粉を含む原料スラリーを供給して旋回流を形成させながら流下させる一方、前記内円筒と、該内円筒と同軸で一体となって回転する外円筒の間に水等の液体を供給して旋回流を形成させながら流下させ、この旋回流と、前記原料スラリーの旋回流を前記内円筒の下方における分級室で合流させる。そして旋回流による遠心力の作用で原料スラリーに含まれる微粉を粗粒と微粒に分離し、下部の漏斗状をなす回収部において、微粒を含むスラリーが中央回収路に、粗粒を含むスラリーが側部回収路にそれぞれ分級されて回収されるようにしたものが開示されている。
特公平3−97号
特許文献1に開示される前述の分級装置では、分級室に流入した原料スラリーの旋回流が、水等の液体の旋回流と合流し、混合されることにより微粒が粗粒に混入したり、粗粒が微粒に混入して回収されがちであること、内円筒内での原料スラリーの旋回流と回転する内円筒との相対速度差が小さいため、原料スラリー中の微粉が遠心力の作用により内円筒の内周壁に付着しがちであり、また回収部に流入した微粉は、回収部が漏斗状をなし、軸心に向かって斜め下向きに流出するため、その垂直方向のベクトル成分により回収部に押付けられて付着しがちであること、構造が回動体と内円筒と外円筒よりなり、また回収部が漏斗状をなして中央回収路と側部回収路よりなって構造が複雑であることなどの不具合を有している。
本発明は、上記不具合を解消し、原料スラリー中の微粉から粗粒と微粒を精度よく、また歩留まりよく分級して回収することができる分級装置及び方法を提供することを目的とする。
請求項1に係わる発明は、第1の回転軸の軸端に一体的に設けられるカップ状のロータと、第1の回転軸と同一軸線上に配置される第2の回転軸の軸端に一体的に設けられ、前記ロータ内に回転可能に装着されるコアロータよりなる分級装置を用い、該装置の両ロータを同方向に回転速度差をもたせて回転させながら前記ロータ内に原料スラリーを供給する工程と、原料スラリー供給後、前記両ロータの回転を続けながらロータ内に水等の溶媒を供給する工程とからなり、溶媒の供給工程中、溶媒の供給によりロータ内に軸心方向に向かってから前記第2の回転軸の周りの排出口より排出される流れを生じさせると共に、前記両ロータの回転により原料スラリーと溶媒を撹拌しながら遠心力を作用させ、該遠心力の作用によりロータ内周面に沈降しようとする原料スラリー中の微粉のうち、沈降速度の大なる粗粒が前記流れのうち、軸心方向に向かう流れに逆らってロータ内周面に沈降する一方、沈降速度の小なる微粒が前記軸心方向に向かう流れに乗って前記排出口より排出されることを特徴とする。
請求項2に係わる発明は、請求項1に係わる発明を実施する分級装置に関するもので、同一軸線上に配置される第1及び第2の回転軸と、第1の回転軸の軸端に一体的に設けられるカップ状のロータと、第2の回転軸の軸端に一体的に設けられて前記ロータ内に回転可能に装着され、前記ロータ内の原料スラリー及び溶媒を撹拌するためのコアロータと、前記第1の回転軸を回転駆動する第1の回転駆動手段と、前記第2の回転軸を第1の回転軸と回転速度差を持たせて同方向に回転駆動する第2の回転駆動手段を有し、前記第1及び第2の回転軸のうち、一方の回転軸には原料スラリー又は溶媒をロータ内に供給するための供給路を構成する軸孔が形成され、また前記第1及び若しくは第2の回転軸の周りには、前記ロータとの間に微粒を希釈した溶媒を排出するための環状の隙間よりなる排出口が形成されることを特徴とし、
請求項3に係わる発明は、請求項2に係わる発明において、前記ロータにはカバーが取外し可能に取付けられて、該カバーと第2の回転軸との間に前記排出口が形成され、カバーの取外しにより、前記コアロータがロータから軸心方向に取出し可能となることを特徴とする。
請求項4に係わる発明は、請求項2又は3に係わる発明において、前記第1及び第2の回転軸のうち、一方の回転軸にはロータ内周面に沈降する粗粒をスラリー状態で吸引する真空吸引装置が接続されることを特徴とする。
請求項5に係わる発明は、請求項2ないし4に係わる発明において、前記コアロータは径方向のアームと、第2の回転軸の軸心と平行をなしてアーム端を連結する板状の撹拌羽根とからなり、ロータ内周面に向き合う該撹拌羽根の外側面には、第2の回転軸に形成される軸孔に通ずる凹溝が形成され、原料スラリーと溶媒のうち、少なくとも溶媒が第2の回転軸の軸孔より凹溝を経てロータ内に供給されることを特徴とする。
請求項1に係わる発明によると、コアロータとロータを同方向に回転速度差をもたせて回転させることにより、ロータ内の原料スラリーと溶媒を撹拌すると共に原料スラリー中の微粉に遠心力を作用させ、該遠心力の作用により微粉中の粗粒を軸心方向に向かう流れに逆らってロータ内周面に沈降させる一方、微粒を軸心方向に向かう流れに乗せ、排出口より排出させる。そして撹拌により舞い上がった微粉のうち、微粒は上記流れに乗って排出される。こうして原料スラリー中の微粉から微粒が次第に除去されていき、粗粒が残されて粗粒と微粒の分級が精度よく行われる。
請求項2に係わる発明においても請求項1に係わる発明と同様、原料スラリー中の微粉が粗粒と微粒とに分離され、精度よく分級される。
請求項3に係わる発明においては、カバーを取外すことによりコアロータをロータから取出して分解すことができ、分解後、ロータ内周面に集積する粗粒を掻き出したり、各ロータを洗浄することが容易にできる。
請求項4に係わる発明によると、真空吸引装置によりロータ内周面に集積する粗粒を吸引し回収することができる。
請求項5に係わる発明によると、溶媒が凹溝周縁より均一に溢れ出してロータ内に供給され、溶媒による微粒の希釈を均一に行うことができる。
以下、本発明の実施形態について図面により説明する。
図1は、分級装置1の断面、図2は図1のA−A線における断面を示すもので、ケーシング2内には、第1の回転軸3の軸端に一体形成されるか、或いは溶接等にて固着されて一体的に設けられるロータ4と、第1の回転軸と同軸をなす第2の回転軸5の軸端に一体形成されるか、或いは溶接等にて固着されて一体的に設けられ、前記ロータ4内に装填されるコアロータ7が配置され、以下、これらについて順に詳述する。
ケーシング2は円筒形の筒体2aと、該筒体2aの上下端に固着される端板2b、2cよりなり、各端板2b、2cは同一形で、第1の回転軸3が通される上端板2cには、内周に筒体2aと同軸であり、かつ上端板2cより上下に突出する長尺の筒部2eが溶接にて固着ないしボルト、ネジ等にて止着される一方、第2の回転軸5が通される下端板2bには、筒体2aと同軸、すなわち前記筒部2eと同軸で同径をなし、かつ下端板2bより上下に突出する短尺の筒部2dが同じく溶接にて固着ないしボルト、ネジ等にて止着されている。図中、6は下端板2bに隣接して筒体2aに形成されるドレンである。
第1の回転軸3は、図示しないスラストベアリングにより軸支されると共に、メカニカルシールにより軸封され、かつ同じく図示しない第1の回転駆動手段により回転駆動されるようになっており、その軸心には軸孔9が形成されると共に、外周にフランジ状の遮蔽部11がロータ4に突き当てられた状態で溶接にて固着ないしボルト、ネジ等にて止着され、遮蔽部11は、筒部2e下端と近接し、該下端と共にラビリンスパッキンを構成している。
ロータ4は、カップ状をなして前記コアロータ7が納まる凹所を備えたロータ本体4aと、該ロータ本体4aの開口縁に止めネジ13にて取外し可能に取付けられるカバー4bよりなり、ロータ本体4aは内周面に開口15が複数(図示する例においては4箇所)、周方向に等間隔で形成されている。そして各開口15はそれぞれ、第1の回転軸3の軸孔9とロータ本体4aに形成される排出孔14を介して接続され、軸孔9と排出孔14は後述する粗粒のスラリーの排出路を構成している。第1の回転軸3にはまた、その軸孔9に図示しない真空吸引装置が接続されている。図中、17は周方向に等間隔で形成される後述する希釈水の排出口で、図2に示すように径方向に延出する排出孔14間において軸方向に形成されている。この排出口17は図3に示す分級装置のように省いてもよい。
コアロータ7は図4に示すように、軸方向に一定の間隔を存する一対の十字形をなすアームと、各アーム端を一体形成又は固着等により連結する板状の撹拌羽根7aよりなる枠体7bをなし、該枠体7bの中間部に形成され、両側のアームより厚肉をなすアーム7cには、第2の回転軸5の軸心に形成される軸孔16と共に原料スラリーの供給路を構成する供給孔18が直径方向に前記軸孔16と接続して形成され、撹拌羽根7aには前記供給孔18が開口する凹溝19が形成されている。図示する例では、コアロータ7は枠体7bがアーム7cを含むアームと撹拌羽根7aより構成されているが、両側のアームを省いてアーム7cと撹拌羽根7aのみで構成してもよい。この場合にはしたがって枠体7bは、アーム7cと撹拌羽根7aが断面T字形に形成される。
図示する例においてはまた、コアロータ7のアームは十字形をなしているが、一文字形であってもよいし、三又状又は5方向以上に放射状に形成されていてもよい。
第2の回転軸5も、第1の回転軸3と同様、図示しないスラストベアリングにより軸支されると共に、メカニカルシールにより軸封されて同じく図示しない第2の回転駆動手段により回転駆動されるようになっており、外周にフランジ管状の遮蔽部21がコアロータ7に突き当てられた状態で溶接にて固着ないしボルト、ネジ等にて止着され、遮蔽部17のフランジ21aは筒部2d上端と近接し、該上端と共にラビリンスパッキンを構成している。
前記ロータ4の開口15は図示する例ではコアロータ7の供給孔18と対応する位置に形成されているが、供給孔18とは軸方向にずれて形成されていてもよい。図中、20は軸部5の周りで、カバー4bの内周と遮蔽部21の管部21bとの間に形成される環状の隙間よりなる排出口である。
本装置は以上のように構成され、原料スラリー中の微粉の分級は次のようにして行われる。
先ず、第1及び第2の回転駆動手段により第1及び第2の回転軸3及び5を同方向に回転速度差をもたせて回転させた状態で、第2の回転軸5に設けた図示しないバルブを切替え、同じく図示しないポンプにより加圧した原料スラリーを図1の矢印で示すように、第2の回転軸5の軸孔16より供給孔18を通してロータ4内に供給する。このとき前記した図示しない真空吸引装置が接続される第1の回転軸3に設けたバルブ(図示しない)が閉じられることにより、バルブ手前の軸孔9と排出孔14は密閉状態にあるため、原料スラリーが排出孔14の奥まで流入することはない。
原料スラリーがロータ4内に供給されると、ロータ4、7の回転による遠心力の作用によって原料スラリーはロータ4の内周面側に押付けられる。この状態で原料スラリーの供給が続けられ、嵩が次第に増して遮蔽部21の管部21bとの間で前記排出口20を形成するカバーの内周端及び前記排出口17に達すると、該カバー内周端及び排出口17より溢れ出す。したがって原料スラリーの供給はカバー内周端及び排出口17より溢れ出ない程度まで行われ、そのためにカバーの内周端及び排出口17を内径とし、ロータ内周を外径とするロータ内容積が予め求めておかれ、このロータ内容積からコアロータ7の容積を減じた容積が原料スラリーの最大の供給量とされる。
原料スラリーが所定量供給されると、第2の回転軸5のバルブが閉じられ、原料スラリーの供給が停止される。原料スラリーの供給停止後、第2の回転軸5に設けたバルブ(図示しない)を切替え、前記ポンプ又は別のポンプにより加圧した溶媒としての希釈水を図5の矢印で示すように第2の回転軸5の軸孔16より供給孔18を通して凹溝19に送る。希釈水は凹溝19に溜まったのち、その周縁より均一に溢れ出し、ロータ内に供給される。ロータ4内に供給された希釈水は、ロータ4、7が回転速度差を有して回転することにより、原料スラリーと撹拌混合される。希釈水の供給に伴い原料スラリーとの混合液は、カバー内周端の排出口20と排出口17より溢れ出て流出する。
ロータ内の原料スラリーと希釈水の混合液は、撹拌されながら遠心力の作用を受けると共に、希釈水が供給されるのに伴い、その供給分が排出口17、20から流出するように回転軸5の軸心方向に向かい、ついで排出口17、20に向かう流れを生ずる。混合液中の微粉は遠心力の作用によりロータ内周側に沈降しようとするが、微粉中の租粒と微粒では沈降速度に差を生じ、沈降速度の大なる粗粒は前記した軸心方向に向かう流れに打勝ち、該流れに逆らってロータ内周面側に沈降する。一方、沈降速度の小なる微粒は、軸心方向に向かう流れに負け、該流れに逆らうことなく該流れに乗って排出口17及び20より流出する。
ロータ内周面に沈降した粗粒には微粒が含まれるが、ロータ4、7の回転による撹拌作用によって微粒が粗粒と共に舞い上がり、舞い上がった微粒は前記した径方向内方に向かう流れに乗って排出される。こうして微粒は分離され、次第に排出されていく。一定時間分級されると、希釈水の供給が停止される。次に排出口20から液が漏れない程度までロータ4、7の回転数を下げたのち、第1の回転軸3に設けた図示しないバルブを開き、かつ真空吸引装置を駆動してロータ内周面に集積する粗粒を図6の矢印で示すように、開口15よりスラリー状態で吸引し、排出孔14及び第1の回転軸3の軸孔9を通して排出する。排出後、ロータ内周面に付着して残る粗粒は、ロータ4、7を低速で回転し、かつ真空吸引装置で吸引しながら第2の回転軸5の軸孔16より洗浄水を供給することにより開口15を通して回収することができる。以上のようにして原料スラリー中の微粉が粗粒と微粒とに分級される。
本発明の実施形態によると、ロータ4とコアロータ7に回転速度差をもたせてロータ4内の原料スラリーを希釈水と共に撹拌しながら遠心力を与え、撹拌により舞い上がった微粉のうち、沈降速度の小なる微粒を回転軸5の軸心方向に向かう流れに乗って排出させる一方、沈降速度の大なる粗粒が前記軸心方向の流れに逆らってロータ内周面に集積することから、粗粒と微粒の分級が行え、撹拌により微粒の分離が進行し、分級が精度よく行えること、カバー4bを取外すことによりコアロータ7をロータ4から抜き取って
分解することができ、各ロータ4、7の洗浄が容易に行えること、真空吸引装置によりロータ内周面に集積する粗粒をスラリー状態で開口15を通して吸引回収できること、希釈水は凹溝周縁より均一に溢れ出して原料スラリーの希釈を均一に行うことができること、等の効果を奏する。
前述の分級方法では、原料スラリーと希釈水の供給は第2の回転軸5の軸孔16を通して行われ、粗粒のスラリーの排出は第1の回転軸3の軸孔9を通して行われているが、原料スラリーの供給を図7に示すように第1の回転軸3の軸孔9を通して行い、希釈水の供給と粗粒のスラリーの排出を第2の回転軸5の軸孔16を通して行うようにしてもよいし、また原料スラリーと希釈水の供給を第1の回転軸3の軸孔9を通して行い、粗粒のスラリーの排出を第2の回転軸5の軸孔16を通して行うようにしてもよい。
前記実施形態の分級方法ではまた、粗粒のスラリーが第1の回転軸3の軸孔9を通して吸引排出されるようになっているが、別の分級方法では、粗粒のスラリーの排出は第1及び第2の回転軸3及び5を停止することによって行われる。回転軸3及び5を停止すると、遠心力が作用しなくなって、ロータ4内の希釈水が粗粒を伴い排出口20を通して排出されるようになる。ロータ内周面にくっ付き、排出されない粗粒はカバー4bを取外してコアロータ7を抜き取ったのち、掻き出されるか、或いは洗浄水で洗浄して排出される。この方法による場合、真空吸引装置、第1の回転軸3の軸孔9、ロータ本体4aの排出孔14は不要にできる。
前記実施形態の分級装置では、真空吸引装置は第1の回転軸3の軸孔9に接続されているが、第2の回転軸5の軸孔16に接続してもよい。
なお、前記実施形態の分級装置1は縦向きにして用いているが、横向きにして用いることもできる。
前記実施形態の分級装置は、原料スラリー中の微粉を粗粒と微粒に分級するのに使用されるが、ロータ4内にビーズを入れ、ロータとコアロータを同方向に回転速度差をもたせて回転させながらビーズと軸孔9又は16よりロータ4内に供給された原料スラリーを撹拌して原料スラリー中の微粉を粉砕する粉砕装置として用いることもできる。この場合、原料スラリーの供給は連続して行われ、排出口17及び20より溢れ出たスラリーは集められて軸孔9又は16よりロータ4内に戻される動作が繰返される。粉砕装置として用いる場合には、ロータ4の内周面とコアロータ7の外周面にセラミックによるライナー層を設け、耐磨耗性をもたせるのが望ましい。
分級装置の縦断面図。 図1のA−A線断面図。 分級装置の変形態様の縦断面図。 図1に示す分級装置のロータの斜視図。 図1に示す分級装置における溶媒の供給方向を示す断面図。 図1に示す分級装置における粗粒スラリーの排出方向を示す断面図。 図1に示す分級装置における原料スラリーの供給方向を示す断面図。
符号の説明
1・・分級装置
2・・ケーシング
2a・・筒体
2b、2c・・端板
2d、2e・・筒部
3・・第1の回転軸
4・・ロータ
4a・・ロータ本体
4b・・カバー
5・・第2の回転軸
6・・ドレン
7・・コアロータ
7a・・撹拌羽根
7b・・枠体
7c・・アーム
9、16・・軸孔
11、21・・遮蔽部
13・・ネジ
14・・排出孔
15・・開口
17、20・・排出口
19・・凹溝
21a・・フランジ
21b・・管部

Claims (5)

  1. 第1の回転軸の軸端に一体的に設けられるカップ状のロータと、第1の回転軸と同一軸線上に配置される第2の回転軸の軸端に一体的に設けられ、前記ロータ内に回転可能に装着されるコアロータよりなる分級装置を用い、該装置の両ロータを同方向に回転速度差をもたせて回転させながら前記ロータ内に原料スラリーを供給する工程と、原料スラリー供給後、前記両ロータの回転を続けながらロータ内に水等の溶媒を供給する工程とからなり、
    溶媒の供給工程中、溶媒の供給によりロータ内に軸心方向に向かってから前記第2の回転軸の周りの排出口より排出される流れを生じさせると共に、前記両ロータの回転により原料スラリーと溶媒を撹拌しながら遠心力を作用させ、該遠心力の作用によりロータ内周面に沈降しようとする原料スラリー中の微粉のうち、沈降速度の大なる粗粒が前記流れのうち、軸心方向に向かう流れに逆らってロータ内周面に沈降する一方、沈降速度の小なる微粒が前記軸心方向に向かう流れに乗って前記排出口より排出されることを特徴とする分級方法。
  2. 同一軸線上に配置される第1及び第2の回転軸と、第1の回転軸の軸端に一体的に設けられるカップ状のロータと、第2の回転軸の軸端に一体的に設けられて前記ロータ内に回転可能に装着され、前記ロータ内の原料スラリー及び溶媒を撹拌するためのコアロータと、前記第1の回転軸を回転駆動する第1の回転駆動手段と、前記第2の回転軸を第1の回転軸と回転速度差を持たせて同方向に回転駆動する第2の回転駆動手段を有し、前記第1及び第2の回転軸のうち、一方の回転軸には原料スラリー又は溶媒をロータ内に供給するための供給路を構成する軸孔が形成され、また前記第1及び若しくは第2の回転軸の周りには、微粒を希釈した溶媒を排出するための排出口が形成されることを特徴とする分級装置。
  3. 前記ロータにはカバーが取外し可能に取付けられて、該カバーと第2の回転軸との間に前記排出口が形成され、カバーの取外しにより、前記コアロータがロータから軸心方向に取出し可能となることを特徴とする請求項2記載の分級装置。
  4. 前記第1及び第2の回転軸のうち、一方の回転軸にはロータ内周面に沈降する粗粒をスラリー状態で吸引する真空吸引装置が接続されることを特徴とする請求項2又は3記載の分級装置。
  5. 前記コアロータは径方向のアームと、第2の回転軸の軸心と平行をなしてアーム端を連結する板状の撹拌羽根とからなり、ロータ内周面に向き合う該撹拌羽根の外側面には、第2の回転軸に形成される軸孔に通ずる凹溝が形成され、原料スラリーと溶媒のうち、少なくとも溶媒が第2の回転軸の軸孔より凹溝を経てロータ内に供給されることを特徴とする請求項2ないし4記載の分級装置。
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