JP2010098760A - 細粒度スケーラブル・ビデオ用の動き補償 - Google Patents

細粒度スケーラブル・ビデオ用の動き補償 Download PDF

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Abstract

【課題】細粒度スケーラブル・ビデオのための動き補償を効率的にする。
【解決手段】細粒度スケーラブル・ビデオ・データ装置、システム、方法およびデータ構造が開示されている。符号化器(110)は、入力ビデオ・データを最小ビットレート・マクロブロック・データとして符号化し、このマクロブロック・データの最小ビットレート・バージョンを表すDCT係数を有するDCTデータを生成する。また、符号化器(110)は、入力ビデオ・データを中間ビットレート・マクロブロック・データとして符号化して、このマクロブロック・データの中間ビットレート・バージョンを表すDCT係数を有するDCTデータを生成する。適応型動き補償器(132)は、符号化器と交信して、中間ビットレート・マクロブロック・データの復号バージョンが、最大閾値を超える累積された予測エラー・フレーム・エネルギを有するかどうか(228)を予測する。
【選択図】図2

Description

(関連出願の説明)
本出願は、2001年6月11日付け出願の米国特許仮出願第60/297,330号(整理番号PU010128)の利益を主張するものであり、その出願全体を参照により本出願に組み込む。
本発明の開示は、細粒度スケーラブル(fine−grain scalable)(「FGS」)ビデオ符号化器に関し、特に、細粒度スケーラビリティ即ち細粒度スケール化が可能であることを用いてビデオ・データを符号化するための適応的または適応型動き補償に関する。
ディジタル・ビデオデータは、しばしばビットストリームの形式で処理されて転送される。ビットストリームが、所定の最小(最低)レートと所定の最大(最高)レートの間の細かい間隔のビットレートの集合(組)の中の任意の1つで復号可能な場合に、そのビットストリームは細粒度スケーラブル即ち細粒度スケール可能(「FGS」)であるという。残念ながら、このタイプの細粒度スケーラビリティは、典型的には、結果として、非スケーラブル・ビデオ用のビデオ・コーダ−デコーダ(「CODEC」(コーデック))よりもかなり低い符号化効率しか得られない。
Moving Picture Expert Group(「MPEG」)は、ストリーミング・ビデオ用の標準を採用した。MPEG−4標準はFGSビデオのモードを含んでいる。MPEG−4 FGSビデオでは、前フレームの最小ビットレートの再構成バージョン(前フレームを最小ビットレートで再構成したもの)を用いて現在のフレームが予測される。MPEG−4では、前フレームのそれより高いビットレートのバージョンを予測に用いた場合、符号化器において予測に用いられるレートより低いレートでそのビットストリームが復号されたときには、予測に変動(ドリフト)を生じるようになるであろう。その予測変動は、符号化器の基準(参照)フレームと復号器の基準フレームの間の差によって生じる。従って、例えばMPEG−4標準において採用されたFGSビデオ方式(scheme:スキーム)のような典型的なFGS方式の場合より高くなるようにCODEC効率を改善することが望ましい。
(発明の概要)
従来技術のこれらおよびその他の欠点および短所は、細粒度スケーラブル・ビデオ・データの動き補償を行う装置および方法によって解消される。細粒度スケーラブル・ビデオ・データは、符号化器と適応型動き補償器とによって発生される。その符号化器は、入力ビデオ・データを最小ビットレート・マクロブロック・データとして符号化して、マクロブロック・データの最小ビットレートのバージョンを表すDCT係数を有する離散コサイン変換(「DCT」)データを生成し、また、その入力ビデオ・データを中間ビットレート・マクロブロック・データとして符号化して、そのマクロブロック・データの中間ビットレートのバージョンを表すDCT係数を有するDCTデータを生成するものである。その適応型動き補償器は、その符号化器と信号交信を行って、その中間ビットレート・マクロブロック・データの復号バージョン(復号されたデータ)が、或る最大閾値を超えるような累積された予測エラー・フレーム・エネルギを持つかどうかを予測するものである。
本発明は、典型例の図面による細粒度スケーラブル・ビデオのための動き補償への効率的なアプローチ(解決方法)を開示するものである。
そこで、上記課題を解決するため、入力ビデオ・データを最小ビットレート・マクロブロック・データとして符号化して当該マクロブロック・データの最小ビットレート・バージョンを表すDCT係数を有するDCTデータを生成し、前記入力ビデオ・データを中間ビットレート・マクロブロック・データとして符号化して当該マクロブロック・データの中間ビットレート・バージョンを表すDCT係数を有するDCTデータを生成する符号化器と、前記符号化器と信号交信して、前記中間ビットレート・マクロブロック・データの復号バージョンが、最大閾値を超える累積された予測エラー・フレーム・エネルギを有するかどうかを予測する適応型動き補償器と、を具える。
図1は、ベース層動き補償だけを用いた細粒度ラブル(「FGS」)符号化器のブロック図である。 図2は、本発明の好ましい実施形態による、適応型動き補償を用いた細粒度スケーラブル(「FGS」)符号化器のブロック図である。 図3は、本発明の原理による図2の適応型動き補償のフロー図である。
ここで説明する本発明の実施形態によるビデオ・データ・コーダ−デコーダ(「CODEC」)は、ビデオ・データに対して離散コサイン変換(「DCT」)ベースの操作を用いる。そのビデオ・データはマクロブロックとして編成されていることが好ましい。
MPEG−4細粒度スケーラビリティ(「FGS」)は、動き補償に最小ビットレートの前フレームを使用する。本発明の原理によれば、符号化器は最小ビットレートの前フレームとより高いビットレートの前フレームの間の選択をマクロブロック単位で行う。符号化器は、各フレーム毎に累積された予測変動(ドリフト)を追跡する。
所与のマクロブロックについて、より高いビットレートの前フレームを動き補償に用いた結果として最大限度より大きい予測変動エネルギが生じるのであれば、符号化器は、そのマクロブロックを予測するために、最小ビットレートの前フレームを選択する。それ以外の場合は、符号化器は、マクロブロックを予測するために、より高いビットレートの前フレームを選択する。符号化器は、前フレームのどのバージョンが予測に用いられたかを復号器に伝えるための1つのビット(フラグ)を符号化されたマクロブロック中にセットする。
図1に示されているように、FGS符号化器10は、機能的にベース(基本)層部11とエンハンスメント(増強)層部33とに分けることができる。ベース層部11は入力端子12を含んでおり、その入力端子は信号交信により合計(加算)ブロック14の正入力に結合される。次いで、合計ブロック14は、離散コサイン変換(「Discrete Cosine Transform:DCT」)を実行する機能ブロック16に結合される。ブロック16は、量子化変換Qを実行する機能ブロック18に結合される。機能ブロック18は、可変長符号化(「Variable Length Coding:VLC」)を実行する機能ブロック20に結合される。ブロック18は、さらに、逆量子化変換Q−1を実行する機能ブロック22に結合される。
次いで、ブロック22は、逆離散コサイン変換(「Inverse Discrete Cosine Transform:IDCT」)を実行する機能ブロック24に結合される。ブロック24は、合計ブロック26の正入力に結合され、合計ブロックはフレーム・バッファを構成するブロック28に結合される。ブロック28は、動き推定を実行する機能ブロック30に結合される。また、入力端子12も、ブロック30に結合されて、入力ビデオ信号を供給する。フレーム・バッファ28および動き推定ブロック30は、それぞれ、動き補償を実行するブロック32に結合される。機能ブロック32は、合計ブロック14の負入力に結合され、また合計ブロック26の正入力にも結合される。
エンハンスメント層部33は合計ブロック34を含み、合計ブロック34はその正入力がDCT16の出力に結合され、その負入力が逆量子化ブロック22の出力に結合される。ブロック34の出力は、ビット平面(bit−plane:ビットプレーン)符号化を実行する機能ブロック36に結合される。次いで、ビット平面符号化器36の出力は、可変長符号化(「VLC」)を実行する機能ブロック38に結合される。
動作を説明すると、図1のFGS符号化器10は、MPEG−4 FGSで行われるように、ベース層だけを予測に使用する。ベース層符号化器11は、単一層DCTベースで動き補償が行われる符号化器である。最初、入力ビデオは、動き推定処理から得られる動きベクトルを用いて動き補償が行われる。次いで、予測エラー(誤差)がDCTを用いて変換され、その結果得られるDCT係数が量子化され、可変長符号を用いてエントロピー符号化される。そのベース層フレームを再構成するために、最初に逆量子化が実行され、次いでIDCTが実行される。動き補償処理において減算されたその予測値が加算されて戻され、再構成されたフレームがフレーム・バッファに格納されて、その後(将来)のピクチャ(画面)用の基準として用いられるようにする。
エンハンスメント層の符号化における最初のステップは、量子化されていない係数から、ベース層における逆量子化されたDCT係数を減算するためのものである。次いで、ビット平面は一度で走査されて可変長符号化される。復号器は、復号の時に利用可能なビットレートに従ってそれらのビット平面の或る部分集合を復号する。
次いで、図2を参照すると、本発明の原理による典型例のFGS符号化器110は、概念的に、ベース層部111とエンハンスメント層部133とに分けることができる。ベース層部111は入力端子112を含んでおり、入力端子112は信号交信により合計ブロック114の正入力に結合される。次いで、合計ブロック114は、離散コサイン変換(「DCT」)を実行する機能ブロック116に結合される。ブロック116は、量子化変換Qを実行する機能ブロック118に結合される。機能ブロック118は、可変長符号化(「VCL」)を実行する機能ブロック120に結合される。ブロック118は、さらに、逆量子化変換Q−1を実行する機能ブロック122に結合される。
次いで、ブロック122は、逆離散コサイン変換(「IDCT」)を実行する機能ブロック124に結合される。ブロック124は、合計ブロック126の正入力に結合され、合計ブロック126はフレーム・バッファを構成するブロック128に結合される。ブロック128は、動き推定を実行する機能ブロック130に結合される。また、入力端子112も、ブロック130に結合されて、入力ビデオ信号を供給する。フレーム・バッファ128および動き推定器130は、それぞれ、適応型動き補償を実行する機能ブロック132に結合される。機能ブロック132は、合計ブロック114の負入力に結合され、また合計ブロック126の正入力にも結合される。
エンハンスメント層部133は合計ブロック134を含み、合計ブロック134は、その正入力がDCT116の出力に結合され、その負入力が逆量子化ブロック122の出力に結合される。ブロック134の出力は、ビット平面符号化を実行する機能ブロック136に結合される。次いで、ビット平面符号化器136の出力は、可変長符号化(「VLC」)を実行する機能ブロック138に結合される。また、ビット平面符号化器136の出力は、ベース層部111に含まれる合計ブロック139の正入力にも結合される。
ベース層部111に戻ると、合計ブロック139の別の正入力に、逆量子化ブロック122の出力が結合される。合計ブロック139の出力は、別のIDCTを実行する機能ブロック140に結合される。IDCT140は合計ブロック142の正入力に結合され、合計ブロック142の別の正入力に、適応型動き補償器132の出力が結合される。合計ブロック142の出力はエンハンスメント層フレーム・バッファ144に結合される。次いで、エンハンスメント層フレーム・バッファ144は、適応型動き補償器132に結合される。ドリフト・フレーム・バッファ146が、双方向信号交信により適応型動き補償器132に結合される。
動作を説明すると、図2のFGS符号化器110は、本発明の原理に従って、好ましいFGS方法を実行する。図2のFGS符号化器110と図1のFGS符号化器10の間の重要な相違点は、図2の符号化器では、再構成されたエンハンスメント層フレームfmidを得る初期ステップとして、エンハンスメント層におけるビット平面の部分集合に対するビット平面符号化の出力がベース(基本)層における逆量子化されたDCT係数に加算されることである。次いで、IDCTが実行されて、動き補償ステップからの予測値が加算されて元に戻される。その結果fmidはエンハンスメント層フレーム・バッファに格納される。本発明の原理を組み込んだ適応型動き補償方法、装置およびシステムでは、ベース層およびエンハンスメント層予測(値)が読み取られ、エンハンスメント層予測が用いられると仮定してその累積された予測変動が計算され、適切な予測(値)が選択される。エンハンスメント層予測が選択された場合、累積された予測変動が更新されてドリフト・フレーム・バッファに書き込まれる。
図3を参照すると、図2を参照して説明した本発明の原理による適応型動き補償の処理が方法200として示されている。方法200は、開始ブロック210で開始して判断ブロック212に進む。判断ブロック212において、現在の画像が、新しいグループ・オブ・ピクチャ(「Group Of Pictures:GOP」)を開始するものであるかどうかが判定される。現在の画像が、新しいグループ・オブ・ピクチャを開始するものである場合、制御は機能ブロック214に進んで、累積された予測エラー・フレームFを0(ゼロ)にリセットする。ブロック214の後、または新しいグループ・オブ・ピクチャがブロック212において検出されなかった場合は、制御は機能ブロック216に進み、そこで、そのブロックで中間ビットレートRmidが選択される。ここで、Rmidは、最小ビットレートRminと最大ビットレートRmaxの間の任意の値である。典型例を挙げると、RmidはRminとRmaxの間の中点(真ん中)となるよう考慮してもよい。次いで、ブロック216から機能ブロック218に進み、そこで、最小ビットレートRminで符号化された前フレームに対応するフレームFminからマクロブロックがフェッチされる(取出される)。次いで、ブロック218から機能ブロック220に進み、そこで、中間ビットレートRmidで符号化された前フレームに対応するフレームFmidからマクロブロックがフェッチされる。次いで、ブロック220から機能ブロック222に進み、そこで、前フレームの累積された予測エラーに対応するフレームFからマクロブロックがフェッチされる。
次いで、機能ブロック222から機能ブロック226に進む。ブロック226において、累積された予測エラーFに対する中間ビットレート予測Pmidのエネルギを計算して、判断ブロック228に進む。判断ブロック228において、計算されたエネルギEが閾値Emaxより大きいかどうかが判定され、それが閾値より大きくない場合、制御は機能ブロック230に進む。機能ブロック230において、中間ビットレート予測Pmidが選択されて、機能ブロック232に進む。機能ブロック232において、累積された予測エラー・フレームFが更新されて、戻り(リターン)ブロック236に進む。判断ブロック228において、エネルギEが閾値Emaxより大きい場合は、制御は機能ブロック234に進む。ブロック234において、最小ビットレート予測Pminが選択されて、戻りブロック236に進む。
本発明の動き補償方法の動作を説明すると、符号化されたデータストリームの最小および最大ビットレートはそれぞれRminおよびRmaxである。Rmidは、RminとRmaxの間の任意の中間ビットレートである。従って、1つのマクロブロックを符号化するために、符号化器は、Rminの前フレームから動き補償済みブロックをフェッチし、Rmidの前フレームから動き補償済みブロックをフェッチする。
また、符号化器は、累積された予測変動エラーを表すフレームから別のブロックをフェッチする。その累積された予測変動エラー・フレームは、各グループ・オブ・ピクチャ(「GOP」)の開始において0(ゼロ)にリセットされる。最小レート予測、中間レート予測、および累積された予測変動エラーを表す各ブロックをそれぞれPmin、PmidおよびPと呼ぶ。どの予測を用いるかを判定するために、符号化器は、Pmid予測に対する予測変動エラーのエネルギを計算する。エネルギ「E」が1つのブロックのエネルギを測定する機能として定義され、かつEmaxが最大許容変動エネルギ閾値であるとした場合には、適切な予測(Prediction)が次のように選択される。
もし、 E(P+Pmin−Pmid)>Emax(1)
Prediction =Pmin
そうでなければ、
Prediction =Pmid
=P +Pmin−Pmid
(E(P +Pmin−Pmid) >Emaxの場合は、Prediction =Pminとし、
その他の場合は、Prediction =Pmid、P=P+Pmin=Pmidとする)
この典型例の実施形態において、マクロブロック・ヘッダには、何れの予測ブロックが選択されたかを受信側の復号器に伝えるための1つのビットが含まれている。復号器において、各フレームの2つの復号バージョンFminおよびFmidがメモリに書き込まれて基準フレームとして用いられる。フレームFminは最小ビットレートのフレームを表し、フレームFmidは中間ビットレートのフレームを表す。そのフレームがRmidより低いビットレートで復号された場合は、Fmidはそのより低いビットレートの復号フレームを用いて近似される。
本発明のこれらのおよびその他の特徴および利点は、本明細書の開示内容に基づいて関連する技術における通常の知識を有する者によって直ぐに確認できる。本発明の開示内容はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用プロセッサ、またはこれらの組み合わせの様々な形態で実装してもよいことが分かる。
本発明の開示内容は、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせとして実現されることが最も好ましい。さらに、ソフトウェアは、プログラム記憶ユニットに有形の形態で実施されたアプリケーション・プログラムとして実装することが好ましい。アプリケーション・プログラムは、任意の適当なアーキテクチャを含むマシンにアップロードして、そのマシンにより実行されてもよい。そのマシンは、例えば1つ以上の中央処理装置(「CPU」)、ランダム・アクセス・メモリ(「RAM」)、入力/出力(「I/O」)インタフェースのようなハードウェアを有するコンピュータ・プラットフォーム上で実装されることが好ましい。また、そのコンピュータ・プラットフォームは、オペレーティング・システム(OS)およびマイクロ命令コードを含んでいてもよい。本明細書で説明した様々な処理および機能は、CPUにより実行され得る、マイクロ命令コードの一部、またはアプリケーション・プログラムの一部、またはこれらの任意の組み合わせ、の何れであってもよい。さらに、その他の様々な周辺装置が、例えば付加的データ記憶装置およびプリント装置のようなコンピュータ・プラットフォームに接続されていてもよい。
さらに、図面に示された構成システム・コンポーネントおよび方法の或るものはソフトウェアの形態で実現されることが好ましいので、システム・コンポーネント間または処理機能ブロック間の実際の接続は、本発明に従ってプログラムされる形態に応じて異なってもよい。本明細書の開示内容に基づいて、関連する分野の通常の知識を有する者であれば、本発明の実施例およびこれらに類似の実現形態または構成を考えることができる。
例示した実施形態について図面を参照して説明したが、本発明は、以上の厳密な実施形態に限定されるものではなく、関連する分野の通常の知識を有する者であれば、本発明の請求の範囲および精神を逸脱することなくその様々な変更および変形を施すことができる。そのような全ての変更および変形は請求の範囲に記載したような本発明の請求の範囲内に含まれるように意図されている。
110 符号器
130 動き推定器
132 適応型動き補償器

Claims (1)

  1. 入力ビデオ・データを最小ビットレート・マクロブロック・データとして符号化して当該マクロブロック・データの最小ビットレート・バージョンを表すDCT係数を有するDCTデータを生成し、前記入力ビデオ・データを中間ビットレート・マクロブロック・データとして符号化して当該マクロブロック・データの中間ビットレート・バージョンを表すDCT係数を有するDCTデータを生成する符号化器と、
    前記符号化器と信号交信して、前記中間ビットレート・マクロブロック・データの復号バージョンが、最大閾値を超える累積された予測エラー・フレーム・エネルギを有するかどうかを予測する適応型動き補償器と、
    を具える、細粒度スケーラブル・ビデオ・データ装置。
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