JP2010088055A - 通信システム、移動機、端末管理装置および通信方法 - Google Patents

通信システム、移動機、端末管理装置および通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】MSが利用するサービスに応じて接続するHAを切り替えることができる通信システム、移動機、端末管理装置および通信方法を提供すること。
【解決手段】MSが、仮想MACアドレスと接続先IPアドレスとの組合せの中から、MSの通信相手先のIPアドレスに対応する仮想MACアドレスを特定して、仮想MACアドレスごとに予め登録されたHoAから、特定した仮想MACアドレスに対応するHoAを取得し、取得したHoAを用いて通信相手先との間で通信を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信システム、移動機、端末管理装置および通信方法に関する。
近年、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等のモバイルIP(Mobile IP)を用いたネットワークシステム(以下、「モバイルIPネットワーク」という)に関する技術の検討が進んでいる。
ところで、MVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)や、ISP(Internet Service Provider)が、モバイルIPネットワークにおいてサービスを提供する場合、HA(Home Agent)が設置される場所は2通り考えられる。図19および図20を用いて具体的に説明する。図19および図20は、従来のモバイルIPネットワークの一例を示す図である。図19および図20では、WiMAXを例に挙げて説明する。図19および図20に示したモバイルIPネットワークは、WiMAXコア網(CSN:Connectivity Services Network)と、WiMAXアクセス網と、A社のMVNO網と、B社のMVNO網を有する。図19および図20において、イントラサーバ908は、MVNOであるA社独自のサービスを提供するためのイントラネットサーバであり、イントラサーバ909は、MVNOであるB社独自のサービスを提供するためのイントラネットサーバである。
MVNOやISP等(以下、単に「MVNO」という)がHAを設置する場所として、図19に示すように、WiMAXコア網(CSN)にHA(図19の例では、HA906)を設置することが考えられる。かかる場合、MVNOは、MS(Mobile Station:移動機)901に対して、MVNO網を経由することなく直接インターネットに接続するサービスを提供することが可能になる。
また、HAを設置する他の場所として、図20に示すように、MVNO網にHA(図20の例では、HA910、HA911)を設置することが考えられる。かかる場合、MVNO等は、MS901に対して、コンテンツ配信等のMVNO独自のサービスを提供することが可能になる。
MVNO等は、WiMAX事業者の運用ポリシー、または、MVNOの運用ポリシーやサービス形態などによって、HAを配置する場所を決定することになる。
特開2003−216859号公報
しかしながら、上述した従来技術には、MSが利用するサービスに応じてMSと接続するHAを切り替えることができないため、MVNOが柔軟な運用を行うことができないという問題があった。かかる問題について、図19および図20に示した例を用いて、具体的に説明する。
従来のモバイルIPネットワークにおいて、MSは、単一のHAとしか接続することができない。したがって、図19に示すように、WiMAXコア網にHA906が設置されている場合、MS901は、インターネットに接続することは可能であるが、MVNO網内の装置(図19に示したイントラサーバ908等)と通信することができない。このことは、MVNOがMSに対して、MVNO独自のサービスを提供することができないという問題を招く。
なお、図19に示すように、MS901は、HA906と、インターネット網と、MVNO網内のFW(Fire Wall)907とを経由することにより、MVNO網内の装置との通信が可能になるとも考えられる。しかし、かかる場合、トラフィックの経路が指定できないため、QoS(Quality of Service)を保証することができなくなる。また、FW907に、サービスを通過させるための仕組みが必要になる。
また、図20に示すように、MVNO網にHA910、HA911が設置されている場合、MS901は、契約しているMVNO以外の他のMVNOが提供するサービスを受けることができない。例えば、図20に示した例において、MS901の利用者がMVNOであるA社と契約しているものとする。かかる場合、MS901は、A社が独自に提供しているサービスを受けることができるものの、B社が独自に提供しているサービスを受けることはできない。
さらに、MVNO網にHAが設置されている場合、MSは、インターネット接続サービスを受ける際にもMVNO網のHAを経由することになる。図20に示した例では、MS901は、常にHA910を経由して通信を行うことになる。すなわち、MS901は、インターネット接続サービスを利用する場合であってもHA910を経由することになる。このことは、HA910への負荷が増大するという問題を招く。
以上のことから、HAをWiMAXコア網またはMVNO網のいずれに配置しても、それぞれに種々の問題がある。このため、MVNOは、MSが利用するサービスに応じてMSと接続するHAを切り替えることができず、柔軟な運用を行うことができない。
開示の技術は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、MSが利用するサービスに応じて接続するHAを切り替えることができる通信システム、移動機、端末管理装置および通信方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本願に開示する通信システムは、移動機と、移動機に関する情報を管理する端末管理装置と、送信元IPアドレスに応じて前記移動機から送信されるデータを他の中継装置へ転送する移動機中継装置とを有する通信システムであって、前記端末管理装置が、送信先IPアドレスと、前記他の中継装置ごとに前記移動機を識別するための端末識別子とを記憶する端末通信情報記憶手段と、前記移動機から、該移動機へ端末識別子を割り当てることを要求する端末識別子割当要求を受信した場合に、前記端末通信情報記憶手段に記憶されている送信先IPアドレスと端末識別子との組合せを前記移動機へ送信する端末識別子送信手段とを備え、前記移動機中継装置が、前記端末識別子と、前記端末識別子ごとに前記移動機に割り当てたIPアドレスである移動機IPアドレスとを記憶する通信情報記憶手段と、前記移動機から、該移動機へIPアドレスを割り当てることを要求するIPアドレス割当要求とともに、該移動機の端末識別子を受信した場合に、前記通信情報記憶手段に該端末識別子に対応付けて記憶されている移動機IPアドレスを前記移動機へ送信するIPアドレス送信手段とを備え、前記移動機が、前記端末識別子割当要求を前記端末管理装置へ送信する端末識別子割当要求手段と、所定の端末と通信を行う場合に、前記端末識別子送信手段によって送信された送信先IPアドレスと端末識別子との組合せから、送信先IPアドレスが該所定の端末のIPアドレスに該当する端末識別子を特定し、特定した端末識別子を含むIPアドレス割当要求を前記移動機中継装置へ送信するIPアドレス割当要求手段と、前記IPアドレス送信手段によって送信されたIPアドレスを送信元IPアドレスとして、前記所定の端末との間で通信を行う通信手段とを備えたことを要件とする。
なお、本願に開示する通信システムの構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも、他の態様として有効である。
本願に開示した通信システムによれば、移動機が複数のHAと接続することができるという効果を奏する。
以下に、本願に開示する通信システム、移動機、端末管理装置および通信方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例では、本願に開示する通信システム、移動機、端末管理装置および通信方法をWiMAXに適用する例について説明する。しかし、本願に開示する通信システム、移動機、端末管理装置および通信方法は、WiMAX以外のモバイルIPを用いたネットワークに適用することができる。
まず、実施例1に係るモバイルIPネットワーク1の概要について説明する。実施例1に係るモバイルIPネットワーク1は、WiMAXコア網とMVNO網との両方にHAを有する。すなわち、上述した従来のモバイルIPネットワークでは、MVNOによって、WiMAXコア網またはMVNO網のいずれかにHAを配置されたが、モバイルIPネットワーク1では、WiMAXコア網とMVNO網とのいずれにもHAが配置される。
MSは、モバイルIPネットワーク1に接続した後、所定のHAによって、モバイルIPクライアントの登録処理が行われる。その後、MSは、モバイルIPのクライアント登録がされたHAを経由して通信を行う。しかし、この状態では、MSは、最初に接続したHAを必ず経由して通信を行わなければならない。このことは、上述したように、MSが最初に接続したHA以外の他のHAを経由して提供されるサービスを利用できないという問題や、HAへの負荷が増大するという問題を招く。なお、MSが最初に接続するHAは、予めシステムで決められている。
そこで、実施例1に係るモバイルIPネットワーク1におけるMSは、接続済みのHA以外の他のHAを経由して提供されるサービスを利用する場合、まず、所定の端末管理装置(後述するサインアップサーバ200)にアクセスする。具体的には、MSは、サインアップサーバ200に対して、仮想的なMACアドレス(以下、「仮想MACアドレス」という)を割り当てさせるための仮想MACアドレス割当要求を送信する。仮想MACアドレス割当要求を受け付けたサインアップサーバ200は、MSに対して、仮想MACアドレス等を割り当てる。具体的には、サインアップサーバ200は、モバイルIPネットワーク1内に配置されているHAのうち、MSと接続することが許可されているHAの台数分の仮想MACアドレス等を、MSに送信する。なお、このとき、サインアップサーバ200は、仮想MACアドレス以外の情報もMSへ送信するが、仮想MACアドレス以外の情報については、後に説明する。
例えば、モバイルIPネットワーク1において提供されているサービスが、2個存在するものとする。ここでは、かかる2個のサービスをサービス102、103とする。また、所定のMS100は、サービス102を利用するために、HA510を経由する必要があり、サービス103を利用するために、HA610を経由する必要があるものとする。また、MS100は、サービス102、103を利用することが許可されているものとする。
このような条件の下、サインアップサーバ200は、MS100から仮想MACアドレス割当要求を受け付けた場合に、HA510、610と接続するために用いられる仮想MACアドレス「Y.Y.Y.Y」、「Z.Z.Z.Z」をMS100へ送信する。なお、ここでは、サインアップサーバ200は、MS100に割り当てる仮想MACアドレスとして、HA510、610に対応付けて、それぞれ仮想MACアドレス「Y.Y.Y.Y」、「Z.Z.Z.Z」と、接続先IPアドレスとを保持しているものとする。
そして、MS100は、利用するサービスに応じて仮想MACアドレスを使い分けて通信を行う。具体的には、MS100は、所定のサービスを利用する場合、かかるサービスに対応する仮想MACアドレスを含むHoA取得要求を、後述するASN−GW(Access Service Network Gateway)300やHA等に送信して、HoAを取得する。そして、MS100は、取得したHoAを用いて、サーバ等にアクセスしてサービスを利用する。なお、以下では、仮想MACアドレスを用いて通信を行うMSを「仮想MS」と呼ぶこととする。
例えば、上記例において、サービス102を利用する場合、MS100は、仮想MACアドレス「Y.Y.Y.Y」を含むHoA取得要求をASN−GW300等に送信する。そして、MS100は、ASN−GW300から、仮想MACアドレス「Y.Y.Y.Y」に対応するHoAを取得する。そして、MS100は、取得したHoAを用いて、HA510を経由してサービス102を提供するサーバ等と通信を行う。これにより、MS100は、サービス102を利用することができる。
また、上記例において、サービス103を利用する場合、MS100は、仮想MACアドレス「Z.Z.Z.Z」を含むHoA取得要求をASN−GW300等に送信する。そして、MS100は、ASN−GW300から、仮想MACアドレス「Z.Z.Z.Z」に対応するHoAを取得する。そして、MS100は、取得したHoAを用いて、HA610を経由してサービス103を提供するサーバ等と通信を行う。これにより、MS100は、サービス103を利用することができる。
上述した概要について、図1を用いて具体的に説明する。図1は、実施例1に係るモバイルIPネットワーク1の一例を示す図である。図1に示すように、モバイルIPネットワーク1は、インターネット網2と、WiMAXアクセス網3と、WiMAXコア網4と、MVNO網5と、MVNO網6とを有する。MS100は、WiMAXアクセス網3を介して、無線通信を行っている。なお、図1において、MVNO網5は、MVNOであるA社によって形成され、MVNO網6は、MVNOであるB社によって形成されているものとする。
インターネット網2は、様々なISPなどによって形成されるネットワーク網であり、コンテンツ配信等の種々のサービスが提供される。なお、本明細書において、インターネット網とは、特定のMVNOやISPが独自のサービスを提供しているネットワーク網ではないものとする。すなわち、MS100は、認証等の許可を得ることなく、インターネット網において提供されているサービスを利用できるものとする。本明細書では、インターネット網において提供されているサービスを「インターネット接続サービス」と呼ぶこととする。
WiMAXアクセス網3は、MS100との無線通信を実現するためのネットワーク網であり、BS(Base Station:基地局)41a〜41cと、ASN−GW(Access Service Network Gateway)300とを有する。
BS41a〜41cは、所定の広さを有する無線通信領域であるセルを形成し、自局が形成するセル内に位置するMSとの間で無線通信を行う。図1に示した例では、BS41bは、自局が形成するセル内にMS100が位置するため、MS100との間で無線通信を行っている。
ASN−GW300は、WiMAXアクセス網におけるゲートウェイ装置であり、無線関連機能を終端し、モバイルIPクライアント機能や、Radiusクライアント機能、モバイルIPにおけるFA(Foreign Agent)機能等を有する。また、実施例1におけるASN−GW300は、MSごとに複数の仮想MSを管理するとともに、仮想MSごとにモバイルIPクライアントを管理する。すなわち、ASN−GW300は、仮想MSごとにHAへの接続を制御する。
WiMAXコア網4は、WiMAXにおけるIPコアネットワークの機能を担い、HA410と、ProxyAAA(Authentication Authorization Accounting)420と、HomeAAA430と、サインアップサーバ200とを有する。
HA410は、MS100の位置情報を管理し、MS100がホームネットワークから移動した場合に、MS100へのパケットの送受信をインターセプトして、IPトンネルによって、移動先のMS100へパケットを転送する。
ProxyAAA420は、ASN−GW300から送信されるデータ(パケット、フレームなど)を、HomeAAA430や、後述するHomeAAA530または630のいずれかに転送する。また、ProxyAAA420は、HomeAAA430、530または630から受信したデータを、ASN−GW300へ転送する。
HomeAAA430は、MS100が起動した後に、MS100からネットワークアクセス認証要求を受け付けた場合に、ネットワークアクセス認証処理を行う。また、HomeAAA430は、課金等の目的のために、MS100の通信記録を取得する。
サインアップサーバ200は、MS100によるMVNO網5または6へのアクセスを管理し、MS100に対して、仮想MACアドレスを割り当てたり、MS100に対する仮想MACアドレスの割り当てを停止したりする。具体的には、サインアップサーバ200は、MS100から仮想MACアドレス割当要求を受け付けた場合に、モバイルIPネットワーク1内に配置されているHAのうち、MS100が接続することが許可されているHAの台数分の仮想MACアドレス等をMS100へ送信する。また、このとき、サインアップサーバ200は、HAを経由して提供されるサービスを識別するためのサービスIDと、かかるサービスを利用する場合に接続先となるサーバのIPアドレス(以下、「接続先IPアドレス」という)もMSへ送信する。
MVNO網5は、MVNOによって形成されるネットワーク網であり、HA510と、イントラサーバ520と、HomeAAA530とを有する。HA510は、MVNO網5内のMSの位置情報を管理し、かかるMSがホームネットワークから移動した場合に、MSへのパケットの送受信をインターセプトして、IPトンネルによって、移動先のMSへパケットを転送する。
イントラサーバ520は、MVNO網5を形成するA社独自のサービスを提供するためのサーバであり、例えば、チャットサーバであったり、コンテンツ配信サーバであったりする。なお、実施例1におけるイントラサーバ520は、チャットサービスを提供するものとする。
HomeAAA530は、HomeAAA430と同様に、MS100からネットワークアクセス認証要求を受け付けた場合に、ネットワークアクセス認証処理を行う。
MVNO網6は、MVNOによって形成されるネットワーク網であり、HA610と、イントラサーバ620と、HomeAAA630とを有する。HA610、イントラサーバ620、HomeAAA630は、それぞれ上述したHA510、イントラサーバ520、HomeAAA530と同様の処理を行う。なお、本明細書では、イントラサーバ620は、コンテンツ配信サービスを提供するものとする。
このような構成の下、MS100は、モバイルIPネットワーク1に接続した後、所定のHAによって、モバイルIPクライアントの登録処理が行われる。ここでは、MS100は、HA410によってモバイルIPクライアントの登録処理が行われるものとする。このとき、MS100は、HA410から払い出されたHoAを取得する。この状態において、MS100は、HA410を経由して、インターネット接続サービスを利用することが可能になる。
続いて、MS100は、利用者から、MVNOが独自に提供しているサービスを利用する旨の操作を受け付けた場合に、サインアップサーバ200に対して、仮想MACアドレス割当要求を送信する。仮想MACアドレス割当要求を受け付けたサインアップサーバ200は、認証処理を行った後、仮想MACアドレスと、サービスIDと、接続先IPアドレスとをMS100へ送信する。
例えば、図1に示した例において、MS100は、HA510およびHA610と接続することが許可されているものとする。言い換えれば、MS100は、HA510を経由してイントラサーバ520によって提供されるチャットサービスと、HA610を経由してイントラサーバ620によって提供されるコンテンツ配信サービスを利用することが許可されているものとする。
かかる場合に、サインアップサーバ200は、HA510と接続するための仮想MACアドレスと、HA610と接続するための仮想MACアドレスとをMS100へ送信する。また、このとき、サインアップサーバ200は、チャットサービスおよびコンテンツ配信サービスのサービスIDと、イントラサーバ520および620のIPアドレス(接続先IPアドレス)もMS100へ送信する。
また、サインアップサーバ200は、ASN−GW300に対して、MS100に割り当てた仮想MACアドレスや、接続先IPアドレス、MS100が通信を行う際に用いるHoA(Home Address)、HAのIPアドレス等を送信する。ASN−GW300は、サインアップサーバ200から受け付けた仮想MACアドレス、接続先IPアドレス、HoA、HAのIPアドレス等を所定の記憶部に記憶しておく。これにより、ASN−GW300は、MS100にHoAを払い出す処理を行ったり、MS100へ送受信されるデータを転送制御したりすることが可能になる。
そして、MS100は、サインアップサーバ200から受け付けたサービスIDが示すサービスの名称を所定の表示部等に表示し、利用者に対して、どのサービスを利用するかを選択させる。続いて、MS100は、利用者から選択されたサービスに対応する仮想MACアドレスを用いてASN−GW300に対してDHCP Discoverを送信する。かかるDHCP Discoverを受け付けたASN−GW300は、MS100から受け付けた仮想MACアドレスに対応するHAへ登録要求を送信する。そして、ASN−GW300は、HAからHoAを取得して、取得したHoAをMS100へ送信する。MS100は、ASN−GW300から受け付けたHoAを用いて通信を行う。
例えば、MS100は、イントラサーバ520によって提供されるチャットサービスを利用する場合、ASN−GW300に対して、HA510に対応する仮想MACアドレスを含むDHCP Discoverを送信する。ASN−GW300は、仮想MSとして動作するMS100の登録要求をHA510へ送信する。そして、ASN−GW300は、HoAを取得して、取得したHoAをMS100へ送信する。そして、MS100は、受け付けたHoAを用いて通信を行う。すなわち、MS100は、BS41bと、ASN−GW300と、HA510とを経由してイントラサーバ520との間で通信を行うことができる。これにより、MS100は、イントラサーバ520によって提供されるチャットサービスを利用することができる。
また、例えば、MS100は、イントラサーバ620によって提供されるコンテンツ配信サービスを利用する場合、ASN−GW300に対して、HA610に対応する仮想MACアドレスを含むDHCP Discoverを送信する。ASN−GW300は、仮想MSとして動作するMS100の登録要求をHA610へ送信することにより、HoAを取得して、取得したHoAをMS100へ送信する。これにより、MS100は、受け付けたHoAを用いて、HA610を経由してイントラサーバ620との間で通信を行うことができ、イントラサーバ620によって提供されるコンテンツ配信サービスを利用することができる。
このように、実施例1におけるMS100は、利用するサービスに応じてHoAを変更して通信を行うので、利用するサービスごとに、接続するHAを切り替えることができる。このため、MS100は、契約しているMVNOが提供する独自のサービスに加えて、契約していないMVNOが提供する独自のサービスについても利用することができる。
また、実施例1に係るモバイルIPネットワーク1は、MS100がサービスごとに接続するHAを切り替えるので、MVNOが提供する独自のサービス以外のトラフィックを、WiMAXコア網のHAへオフロードすることができる。このため、MVNO網へのトラフィックを抑制することができる。
このようなことから、実施例1に係るモバイルIPネットワーク1を用いると、MVNOは、MVNO網内に設置される各装置への負荷を増大させることなく、独自のサービスを提供することができる。したがって、実施例1に係るモバイルIPネットワーク1を用いると、MVNOは、柔軟な運用を行うことができる。
次に、図1に示したMS100、サインアップサーバ200、ASN−GW300の構成について説明する。なお、以下の説明において、MS100は、起動後に最初にHA410によってモバイルIPクライアントの登録処理が行われるものとする。また、MS100は、イントラサーバ520によって提供されるチャットサービスと、イントラサーバ620によって提供されるコンテンツ配信サービスを利用することが許可されているものとする。
まず、図1に示したMS100の構成について説明する。図2は、図1に示したMS100の構成を示す図である。図2に示すように、MS100は、インタフェース(以下、「IF」という)部110と、アンテナ111と、オペレーティングシステム120と、アプリ層130と、記憶部140と、デバイスファームウェア150とを有する。
IF部110は、物理層における無線処理を行うためのWiMAXネットワークカードである。アンテナ111は、802.16d/e規格に準拠したアンテナである。MS100は、IF部110とアンテナ111とを介して、データ(フレーム等)を外部へ送信する。また、MS100は、アンテナ111とIF部110とを介して、外部からデータを受信する。
オペレーティングシステム120は、MS100内部のハードウェアの管理操作等を行う基本ソフトウェアであり、例えば、Windows(登録商標)である。また、オペレーティングシステム120は、アプリ層130から受け付けたデータグラムにIPヘッダを付与する。具体的には、オペレーティングシステム120は、IPヘッダのDA(Destination Address:宛先IPアドレス)に、サービスを提供するサーバ(イントラサーバ520等)のIPアドレスを設定する。また、オペレーティングシステム120は、MS100起動時にHA410によって払い出されたHoAをIPヘッダのSA(Source Address:送信元IPアドレス)に設定する。
アプリ層130は、利用者からMVNOによって独自に提供されているサービスを利用する旨の操作を受け付けるための画面等を所定の表示部に表示制御したりする。アプリ層130は、かかる画面上において、利用者からユーザIDや、パスワードの入力を受け付ける。なお、ここでいうユーザIDとは、例えば、NAI(Network Access Identifier)である。また、アプリ層130は、MVNO認証/仮想MAC取得部131を有する。
MVNO認証/仮想MAC取得部131は、サインアップサーバ200へ仮想MACアドレス割当要求を送信して、サインアップサーバ200から仮想MACアドレス等を取得する。
具体的には、MVNO認証/仮想MAC取得部131は、利用者からMVNOによって独自に提供されているサービスを利用する旨の操作を受け付けた場合に、ユーザIDやパスワードを含む仮想MACアドレス割当要求をサインアップサーバ200へ送信する。続いて、MVNO認証/仮想MAC取得部131は、サインアップサーバ200から、仮想MACアドレスや、MS100が利用できるサービスのサービスID、かかるサービスを利用する場合に接続先となるサーバのIPアドレスを受け付ける。そして、MVNO認証/仮想MAC取得部131は、受け付けた各種情報を、記憶部140に記憶させる。
ここでは、MS100は、イントラサーバ520によって提供されるチャットサービスと、イントラサーバ620によって提供されるコンテンツ配信サービスを利用することが許可されている。したがって、MVNO認証/仮想MAC取得部131は、サインアップサーバ200から、HA510と接続する際に用いられる仮想MACアドレスと、HA610と接続する際に用いられる仮想MACアドレスとを受信する。また、MVNO認証/仮想MAC取得部131は、チャットサービスのサービスIDと、コンテンツ配信サービスのサービスIDとを受信する。また、MVNO認証/仮想MAC取得部131は、イントラサーバ520のIPアドレスと、イントラサーバ620のIPアドレスとを受信する。
記憶部140は、各種情報を記憶する記憶デバイスであり、端末情報テーブル141を有する。端末情報テーブル141は、MVNO認証/仮想MAC取得部131やデバイスファームウェア150がサインアップサーバ200から受信した各種情報を記憶する。
端末情報テーブル141の一例を図3に示す。図3に示すように、端末情報テーブル141は、サービスID、接続先IPアドレス、MACアドレス、CID(Connection Identifier:コネクション識別子)、HoAといった項目を有する。
「サービスID」は、上述したように、モバイルIPネットワーク1において提供されているサービスを識別するための識別情報を示す。図3に示した例では、サービスID「101」は、インターネット接続サービスを示し、サービスID「102」は、イントラサーバ520によって提供されているチャットサービスを示し、サービスID「103」は、イントラサーバ620によって提供されているコンテンツ配信サービスを示すものとする。
「接続先IPアドレス」は、対応するサービスIDが示すサービスを提供するサーバ等のIPアドレスを示す。図3に示した例では、図1に示したイントラサーバ520および620に付した参照符号「520」および「620」をイントラサーバ520および620のIPアドレスとするものとしている。また、図3に示した例において、接続先IPアドレス「ユーザ指定」は、任意のIPアドレスを示す。これは、MS100は、インターネット接続サービスを利用する場合、常に同一のIPアドレスにアクセスしないためである。
「MACアドレス」は、MS100が通信を行う場合に用いるMACアドレス、または、仮想MACアドレスを示す。MS100は、起動時にHA410によってモバイルIPクライアントの登録処理が行われる。かかる登録処理は、MS100に割り当てられている実際のMACアドレスを用いて行われる。すなわち、サービスID「101」に対応するMACアドレス「X.X.X.X」は、MS100に割り当てられている実際のMACアドレスである。一方、サービスID「102」に対応するMACアドレス「Y.Y.Y.Y」や、サービスID「103」に対応するMACアドレス「Z.Z.Z.Z」は、仮想MACアドレスである。
「CID」は、MS100とBS41a〜41cとの間のコネクション及び方向(MS-BS間の上り方向と下り方向)を識別するための識別子である。図3に示すように、MS100は、MACアドレスごとに、異なる「CID」(上り方向のみ)を端末情報テーブル141に記憶させる。なお、「CID」は、後述するデバイスファームウェア150によって記憶される。
「HoA」は、HA410等によってMS100に割り当てられたHoAを示す。図3に示した例では、図1に示したHA410、510、620に付した参照符号の後に「−N」(Nは数値)を付した情報を、HoAとするものとしている。
デバイスファームウェア150は、802.16d/eMAC層/IP層処理部151と、フィルタリング処理部152と、HoA/CID書換処理部153とを有する。802.16d/eMAC層/IP層処理部151は、MS100が送受信するデータに対して、MAC層およびIP層における処理を行う。具体的には、802.16d/eMAC層/IP層処理部151は、オペレーティングシステム120から受け付けたIPパケットのSAを書き換えるとともに、IPパケットにMACヘッダであるGMH(Generic MAC Header)を付与する。802.16d/eMAC層/IP層処理部151は、SA書換処理およびGMH付与処理を、後述するフィルタリング処理部152と、HoA/CID書換処理部153とによって行わせる。
フィルタリング処理部152は、オペレーティングシステム120からIPパケットを受け付けた場合に、端末情報テーブル141からCIDと、HoAとを取得する。具体的には、フィルタリング処理部152は、端末情報テーブル141から、「接続先IPアドレス」に記憶されているIPアドレスと、IPパケットのDAとが一致するレコードを特定して、特定したレコードのCIDとHoAとを取得する。
HoA/CID書換処理部153は、オペレーティングシステム120から受け付けたIPパケットのSAを書き換えるとともに、IPパケットにGMHを付与する。具体的には、HoA/CID書換処理部153は、オペレーティングシステム120から受け付けたIPパケットのSAを、フィルタリング処理部152によって取得されたHoAに書き換える。また、HoA/CID書換処理部153は、オペレーティングシステム120から受け付けたIPパケットに、フィルタリング処理部152によって取得されたCIDを設定したGMHを付与する。802.16d/eMAC層/IP層処理部151は、このようにSA書換処理およびGMH付与処理が行われたWiMAXフレームをIF部110と、アンテナ111とを介して、外部(BS41b)へ送信する。
ここで、図4を用いて、上述したMS100によって生成されるWiMAXフレームについて説明する。図4は、MS100によって生成されるWiMAXフレームの構成例を示す図である。ここでは、MS100が、イントラサーバ520へ送信するWiMAXフレームを生成する場合を例に挙げて説明する。
図4の上段に示すように、オペレーティングシステム120は、「DA」に、イントラサーバ520のIPアドレスである「520」を設定するとともに、「SA」に、MS100起動時にHA410によって払い出されたHoA「410−1」を設定したIPパケットを生成する。
続いて、フィルタリング処理部152は、端末情報テーブル141から、接続先IPアドレス「520」に対応付けて記憶されているCID「C2」と、HoA「510−1」とを取得する。続いて、HoA/CID書換処理部153は、図4の中段に示すように、オペレーティングシステム120によって生成されたIPパケットの「SA」を、フィルタリング処理部152によって取得された「510−1」に書き換える。
続いて、HoA/CID書換処理部153は、図4の下段に示すように、IPパケットに、GMHと、CRC(Cyclic Redundancy Check)とを付与する。なお、かかるGMHには、フィルタリング処理部152によって取得されたCID「C2」が設定される。また、HoA/CID書換処理部153は、IPヘッダであるDAおよびSAをヘッダ圧縮(PHS:Payload Header Suppression)する場合がある。
ここで、図5に、GMHのフォーマットを示す。HoA/CID書換処理部153は、フィルタリング処理部152によって取得されたCIDを、図5に示したGMHの「CID MSB(Most Significant Bit)」および「CID LSB(Least Significant Bit)」に設定する。
MS100は、このようにして生成したWiMAXフレームを、BS41bを介して、ASN−GW300へ送信する。かかるIPパケットを受信したASN−GW300は、カプセル化してHA510へ転送する。具体的には、ASN−GW300は、図4の下段に示したIPパケットの前段に、DAにHA510のIPアドレスを設定し、SAにASN−GW300のIPアドレスを設定したIPヘッダを付与した後、HA510へ転送する。そして、かかるIPパケットを受信したHA510は、デカプセル化して、イントラサーバ520へ送信する。そして、イントラサーバ520は、MS100にデータを送信する場合、受信したIPパケットのSAに設定されているIPアドレス宛に、IPパケットを送信する。
ここで、図6を用いて、イントラサーバ520によって生成されるIPパケットについて説明する。図6は、イントラサーバ520によって生成されるIPパケットおよびBS41a〜41cによって生成されるWiMAXフレームの構成例を示す図である。ここでは、イントラサーバ520が、MS100へ送信するIPパケットを生成する場合を例に挙げて説明する。
図6の上段に示すように、イントラサーバ520は、「DA」に、MS100のHoAである「510−1」を設定するとともに、「SA」に、イントラサーバ520のIPアドレスである「520」を設定したIPパケットを生成する。
イントラサーバ520は、このようにして生成したIPパケットを、HA510へ送信する。かかるIPパケットを受信したHA510は、カプセル化してASN−GW300へ転送する。具体的には、HA510は、図6の上段に示したIPパケットの前段に、DAにASN−GW300のIPアドレスを設定し、SAにHA510のIPアドレスを設定したIPヘッダを付与した後、ASN−GW300へ転送する。そして、かかるIPパケットを受信したASN−GW300は、デカプセル化して、BS41bへ送信する。図6の下段に示すように、BS41bは受信したユーザIPパケットにGMHヘッダを付与し、MS100へ送信する。
次に、図1に示したサインアップサーバ200の構成について説明する。図7は、図1に示したサインアップサーバ200の構成を示す図である。図7に示すように、サインアップサーバ200は、IF部(イーサPHY/MAC)210と、オペレーティングシステム220と、記憶部230と、AAA部240とを有する。
IF部210は、他の装置(ASN−GW300等)との間でデータを送受信するためのインタフェースである。オペレーティングシステム220は、サインアップサーバ200内部のハードウェアの管理操作等を行う基本ソフトウェアである。
記憶部230は、各種情報を記憶する記憶デバイスであり、ユーザアカウントテーブル231と、端末通信情報テーブル232とを有する。ユーザアカウントテーブル231は、各ユーザ(利用者)の認証を行うために必要な各種情報を記憶する。
ユーザアカウントテーブル231の一例を図8に示す。図8に示すように、ユーザアカウントテーブル231は、ユーザID、パスワードといった項目を有する。「ユーザID」は、各MSのユーザIDを示し、例えば、NAIである。「パスワード」は、「ユーザID」に記憶されているユーザのパスワードを示す。
端末通信情報テーブル232は、ユーザごとに、かかるユーザが利用可能なサービスや、ユーザが利用可能なサービスを提供するサーバのIPアドレス等を記憶する。端末通信情報テーブル232の一例を図9に示す。図9に示すように、端末通信情報テーブル232は、ユーザID、サービスID、接続先IPアドレス、仮想MACアドレス/仮想MSID(Mobile Station Identifier)、HA、HoAといった項目を有する。
「ユーザID」は、図8に示したユーザアカウントテーブル231のユーザIDに対応する。「サービスID」は、ユーザIDが示すユーザが利用可能なサービスを識別するための識別子を示す。「接続先IPアドレス」は、ユーザIDが示すユーザが利用可能なサービスを提供するサーバのIPアドレスを示す。
「仮想MACアドレス/仮想MSID」は、ユーザIDが示すユーザが、サービスIDが示すサービスを利用する場合に用いる仮想MACアドレス/仮想MSIDを示す。なお、MSIDとは、BSとASN−GWとの間で識別される端末の識別子であり、MACアドレスと同様の情報を示す。
「HA」は、ユーザIDが示すユーザが、サービスIDが示すサービスを利用するために通信を行う場合に、MS100が接続するHAのIPアドレスを示す。「HoA」は、ユーザIDが示すユーザが、サービスIDが示すサービスを利用するために通信を行う場合に、MS100に割り当てられるHoAを示す。
AAA部240は、HTTPサーバ部/Radius処理部241と、ユーザ認証処理部242と、MACアドレス/HA割当処理部243とを有する。HTTPサーバ部/Radius処理部241は、MS100から仮想MACアドレス割当要求を受け付けた場合に、かかる仮想MACアドレス割当要求に含まれるユーザIDとパスワードとを取得して、ユーザ認証処理部242へ出力する。また、HTTPサーバ部/Radius処理部241は、RadiusメッセージをASN−GW300や、HomeAAA530または630へ送信する。なお、HTTPサーバ部/Radius処理部241によって送信されるRadiusメッセージについては後述する。
ユーザ認証処理部242は、HTTPサーバ部/Radius処理部241からユーザIDとパスワードとを入力された場合に、認証処理を行う。具体的には、ユーザ認証処理部242は、仮想MACアドレス割当要求に含まれるユーザIDとパスワードとの組合せが、ユーザアカウントテーブル231に記憶されているか否かを判定する。双方のユーザIDとパスワードとの組合せが一致する場合、ユーザ認証処理部242は、「認証OK」と判定する。一方、双方のユーザIDとパスワードとの組合せが一致しない場合、ユーザ認証処理部242は、「認証NG」と判定する。
MACアドレス/HA割当処理部243は、MS100に対して、仮想MACアドレスや、サービスID、接続先IPアドレス、HoA等を送信する。具体的には、MACアドレス/HA割当処理部243は、ユーザ認証処理部242によって「認証OK」と判定された場合に、端末通信情報テーブル232から、かかる認証要求に含まれるユーザIDに対応付けて記憶されている各種情報を取得する。続いて、MACアドレス/HA割当処理部243は、取得したサービスID、接続先IPアドレス、仮想MACアドレスをMS100へ送信する。また、接続先IPアドレスではなく、接続先URLであってもよい。
次に、図1に示したASN−GW300の構成について説明する。図10は、図1に示したASN−GW300の構成を示す図である。図10に示すように、ASN−GW300は、IF部(イーサPHY/MAC)310と、オペレーティングシステム320と、記憶部330と、制御部340とを有する。
IF部310は、他の装置(BS41a〜41cや、HA410、510または610、サインアップサーバ200等)との間でデータを送受信するためのインタフェースである。オペレーティングシステム320は、ASN−GW300内部のハードウェアの管理操作等を行う基本ソフトウェアである。
記憶部330は、各種情報を記憶する記憶デバイスであり、通信情報テーブル331を有する。通信情報テーブル331は、ユーザごとに、かかるユーザが利用可能なサービスや、ユーザが利用可能なサービスを提供するサーバのIPアドレス等を記憶する。
通信情報テーブル331の一例を図11に示す。図11に示すように、通信情報テーブル331は、サービスID、接続先IPアドレス、仮想MACアドレス/仮想MSID、HA、HoAといった項目を有する。「サービスID」、「接続先IPアドレス」、「仮想MACアドレス/仮想MSID」、「HA」、「HoA」は、それぞれ、図9に示した端末通信情報テーブル232のサービスID、接続先IPアドレス、仮想MACアドレス/仮想MSID、HA、HoAに対応する。
制御部340は、アンカーPC/LR(Paging Controller/Location Register)341と、データパス処理部342と、DHCP処理部343と、FA処理部344と、PMIPクライアント345と、オーセンティケータ346とを有する。
アンカーPC/LR341は、アイドルモードに移行したMS100の位置情報を管理して、端末のページング(呼び出し)を行う。データパス処理部342は、MS100の無線接続状態を管理する。
DHCP処理部343は、DHCPメッセージの送受信を行う。例えば、DHCP処理部343は、MS100から、DHCP Discoverメッセージや、DHCP Requestメッセージを受信する。また、例えば、DHCP処理部343は、MS100へ、DHCP Offerメッセージや、DHCP Ackメッセージを送信する。
FA処理部344は、MS100から受信したIPパケットをカプセル化したり、HA410、510または610から受信したIPパケットをデカプセル化したりする。例えば、FA処理部344は、上述したように、MS100から、図4の下段に示したようなIPパケットを受信した場合に、SAにHA510のIPアドレスを設定し、DAにASN−GW300のIPアドレスを設定したヘッダを付与する。また、例えば、FA処理部344は、図6を用いて説明したように、HA510からカプセル化されたIPパケットを受信した場合に、かかるIPパケットをデカプセル化する。
PMIPクライアント345は、モバイルIP機能を実装しないMS100に対しても、モバイルIPの機能を提供する。具体的には、PMIPクライアント345は、MS100からDHCP Discoverメッセージを受信した場合に、FA処理部344に対して、Registration RequestメッセージをHAへ送信させる。そして、PMIPクライアント345は、HAから、登録要求に対するRegistration Replyを受け付けた場合に、DHCP処理部343に対して、DHCP OfferメッセージをMS100へ送信させる。
また、PMIPクライアント345は、MS100からIPパケットを受信した場合に、通信情報テーブル331から、接続先IPアドレスに記憶されているIPアドレスと、IPパケットのDAに設定されているIPアドレスとが一致するHAを取得する。そして、PMIPクライアント345は、FA処理部344に対して、取得したHAを用いてIPパケットをカプセル化させる。具体的には、FA処理部344は、DAに、PMIPクライアント345によって取得されたHAを設定し、SAに、ASN−GW300のIPアドレスを設定して、IPパケットをカプセル化する。
また、PMIPクライアント345は、HA410、510または610からカプセル化されたIPパケットを受信した場合に、FA処理部344に対して、かかるIPパケットをデカプセル化させる。そして、PMIPクライアント345は、デカプセル化されたIPパケットを、データパス処理部342を経由して、外部へ送信する。
オーセンティケータ346は、HA410、510または610のIPアドレスを再取得する処理などを行う。具体的には、オーセンティケータ346は、PMIPクライアント345の指示に従って、HAのIPアドレスを再度取得して、FAとHAとの間のトンネルの張替えを行う。
次に、図12および図13を用いて、図1に示したモバイルIPネットワーク1が有する各装置における処理の流れについて説明する。ここでは、図1に示したMS100が起動されてから、MS100がMVNO網5内のイントラサーバ520と通信を行うまでの処理の流れについて説明する。なお、以下では、MS100がネットワークに接続した後に、MS100に対してモバイルIPクライアントの登録処理を行うHAは、HA410に決められているものとする。
図12は、MS100の起動後における実施例1に係るモバイルIPネットワーク1が有する各装置における処理の流れを示すシーケンス図である。図12では、MS100が起動してから、HA410からHoAを取得するまでの各装置の処理手順について説明する。
図12に示すように、まず、MS100は、起動した後に(ステップS101)、HomeAAA530との間で、ネットワークアクセス認証(例えば、EAP−TTLS:Extensible Authentication Protocol Tunneled Transport Layer Security)を行う(ステップS102)。かかるネットワークアクセス認証は、MS100がモバイルIPネットワーク1と接続するために行われる処理である。
続いて、MS100は、DHCP DiscoverメッセージをASN−GW300へ送信する(ステップS103)。DHCP Discoverメッセージを受信したASN−GW300は、MIP Registration RequestメッセージをHA410へ送信する(ステップS104)。
MIP Registration Requestメッセージを受信したHA410は、モバイルIPに必要な所定の登録処理を行う(ステップS105)。続いて、HA410は、MS100に割り当てるHoAを含むMIP Registration ReplyメッセージをASN−GW300へ送信する(ステップS106)。
MIP Registration Replyメッセージを受信したASN−GW300は、DHCP OfferメッセージをMS100へ送信する(ステップS107)。DHCP Offerメッセージを受信したMS100は、DHCP RequestメッセージをASN−GW300へ送信する(ステップS108)。
DHCP Requestメッセージを受信したASN−GW300は、HA410から受信したHoAを含むDHCP AckメッセージをMS100へ送信する(ステップS109)。これにより、MS100は、HA410を経由して通信を行う場合におけるHoAを取得する(ステップS110)。このとき、MS100は、受信したHoAを、WiMAXインタフェースドライバに割り当てる。
その後、MS100は、ASN−GW300と、HA410とを経由して、インターネット接続サービスを受ける。このとき、MS100は、データを送信する場合、IPパケットのSAに、ステップS110において取得したHoAを設定する。
続いて、図13を用いて、MS100が仮想MSとして動作する場合におけるモバイルIPネットワーク1が有する各装置における処理の流れについて説明する。図13は、MS100が仮想MSとして動作する場合における実施例1に係るモバイルIPネットワーク1が有する各装置の処理の流れを示すシーケンス図である。ここでは、図12に示した処理の後に、MS100がイントラサーバ520によって提供されるサービスを利用するまでの各装置における処理手順について説明する。
図13に示すように、MS100のアプリ層130は、アプリケーションを起動して、利用者からMVNO独自のサービスを利用するか否かを受け付けるための画面を、ブラウザなどに表示させる(ステップS201)。そして、利用者からMVNO独自のサービスを利用する旨の操作を受け付けた場合に、MS100は、サインアップサーバ200と接続する(ステップS202)。続いて、MS100のMVNO認証/仮想MAC取得部131は、ユーザIDおよびパスワードを含むHTTP GETメッセージをサインアップサーバ200へ送信する(ステップS203)。
HTTP GETメッセージを受信したサインアップサーバ200のHTTPサーバ部/Radius処理部241は、ユーザ認証処理部242に対してユーザ認証処理を行わせる(ステップS204)。具体的には、ユーザ認証処理部242は、MS100から受信したユーザIDとパスワードとの組合せが、ユーザアカウントテーブル231に記憶されているか否かを判定する。
ユーザ認証処理部242によって「認証OK」と判定された場合、サインアップサーバ200のMACアドレス/HA割当処理部243は、端末通信情報テーブル232から、かかる認証要求に含まれるユーザIDに対応付けて記憶されている各種情報を取得する。具体的には、MACアドレス/HA割当処理部243は、端末通信情報テーブル232から、サービスID、接続先IPアドレス、仮想MACアドレスを取得する。
続いて、HTTPサーバ部/Radius処理部241は、MACアドレス/HA割当処理部243によって取得されたサービスID、接続先IPアドレス、仮想MACアドレスを含むHTTP 200 OKメッセージを、MS100へ送信する(ステップS205)。
また、HTTPサーバ部/Radius処理部241は、MACアドレス/HA割当処理部243によって取得されたサービスID、接続先IPアドレス、仮想MACアドレス、HA、HoAを含むRadius COAメッセージを、ASN−GW300へ送信する(ステップS206)。
Radius COAメッセージを受信したASN−GW300のオーセンティケータ346は、かかるメッセージに含まれる各種情報をPMIPクライアント345に設定するとともに、取得した各種情報を通信情報テーブル331に記憶させる。そして、オーセンティケータ346は、Radius COA−ACKメッセージを、サインアップサーバ200へ送信する(ステップS207)。
続いて、サインアップサーバ200からHTTP 200 OKメッセージを受信したMS100のアプリ層130は、受信したサービスIDが示すサービス名や、かかるサービスを提供するMVNOの名称などを、例えば、ブラウザに一覧表示させる。これによって、MS100は、利用者に対して、利用したいサービスを選択させる(ステップS208)。
利用者からサービスを選択された場合、MS100の802.16d/eMAC層/IP層処理部151は、選択されたサービスのサービスIDに対応する仮想MACアドレスを、端末情報テーブル141から取得する。続いて、802.16d/eMAC層/IP層処理部151は、取得した仮想MACアドレス等を含むRNG−REQメッセージをBS41bへ送信する(ステップS209)。
なお、ここでは、MS100は、イントラサーバ520が提供しているサービス(チャットサービス)を利用する旨の選択がされたものとする。すなわち、802.16d/eMAC層/IP層処理部151は、端末情報テーブル141から、サービスID「102」に対応付けて記憶されている仮想MACアドレス「Y.Y.Y.Y」を取得する。そして、802.16d/eMAC層/IP層処理部151は、仮想MACアドレス「Y.Y.Y.Y」等を含むRNG−REQメッセージをBS41bへ送信する(ステップS209)。
RNG−REQメッセージを受信したBS41bは、MS100の認証情報を確認して、MS100が正常な端末であると判定した場合に、CID等を含むRNG−RSPメッセージをMS100へ送信する(ステップS210)。RNG−RSPメッセージを受信したMS100は、取得したCIDを端末情報テーブル141に記憶させる。ここでは、RNG−RSPメッセージに含まれるCIDが「C2」であるものとする。すなわち、MS100は、図3に示した端末情報テーブル141の例のように、利用者によって選択されたサービスID「102」に対応するCIDに、「C2]を記憶させる。
続いて、MS100は、仮想MSのモバイルIP登録を行う。具体的には、MS100の802.16d/eMAC層/IP層処理部151は、仮想MACアドレス「Y.Y.Y.Y」を含むDHCP DiscoverメッセージをASN−GW300へ送信する(ステップS211)。
DHCP Discoverメッセージを受信したASN−GW300のPMIPクライアント345は、FA処理部344に対して、Registration RequestメッセージをHA510へ送信させる(ステップS212)。このとき、FA処理部344は、通信情報テーブル331から、仮想MACアドレス「Y.Y.Y.Y」に対応付けて記憶されているHA「510」と、HoA「510−1」とを取得する。そして、FA処理部344は、IPアドレスが「510」であるHA510に対して、HoA「510−1」を含むRegistration Requestメッセージを送信する。
Registration Requestメッセージを受信したHA510は、仮想MSとして動作するMS100を登録する(ステップS213)。具体的には、HA510は、HoA「510−1」と、ASN−GW300のIPアドレスとを対応付けて管理する。そして、HA510は、MIP Registration ReplyメッセージをASN−GW300へ送信する(ステップS214)。
MIP Registration Replyメッセージを受信したASN−GW300のDHCP処理部343は、DHCP OfferメッセージをMS100へ送信する(ステップS215)。DHCP Offerメッセージを受信したMS100は、DHCP RequestメッセージをASN−GW300へ送信する(ステップS216)。
DHCP Requestメッセージを受信したASN−GW300のDHCP処理部343は、通信情報テーブル331から、仮想MACアドレス「Y.Y.Y.Y」に対応付けて記憶されているHoA「510−1」を取得する。そして、DHCP処理部343は、取得したHoA「510−1」を含むDHCP AckメッセージをMS100へ送信する(ステップS217)。
DHCP Ackメッセージを受信したMS100は、かかるDHCP AckメッセージからHoA「510−1」を取得する(ステップS218)。そして、MS100は、端末情報テーブル141の仮想MACアドレス「Y.Y.Y.Y」に対応するHoAに、HoA「510−1」を記憶させる。
その後、MS100は、ASN−GW300と、HA510とを経由して、イントラサーバ520との間で通信を行う(ステップS219)。このとき、MS100は、DAにイントラサーバ520のIPアドレス「520」を設定し、かつ、SAに「510−1」を設定したIPパケットを送信する。これにより、MS100は、MVNO網5が独自に提供するサービス(図1に示した例では、イントラサーバ520が提供するチャットサービス)を利用することができる。
なお、上記図13では、ステップS205に示した処理手順において、サインアップサーバ200が、サービスID、接続先IPアドレス、仮想MACアドレスを含むHTTP 200 OKメッセージを、MS100へ送信する例を示した。しかし、かかる処理手順において、サインアップサーバ200は、HoAをさらに含むHTTP 200 OKメッセージを送信してもよい。
上述してきたように、実施例1に係るモバイルIPネットワーク1は、MS100が利用するサービスに応じてHoAを変更して通信を行う。これにより、MS100は、契約しているMVNOが提供する独自のサービスに加えて、契約していないMVNOが提供する独自のサービスについても利用することができる。また、MS100がサービスごとに接続するHAを切り替えるので、MVNOが提供する独自のサービス以外のトラフィックを、WiMAXコア網のHAへオフロードすることができ、MVNO網へのトラフィックを抑制することができる。
その結果、実施例1に係るモバイルIPネットワーク1を用いると、利用者は、既に契約しているMVNOとの契約を変更することなく、他のMVNOが提供するサービスを利用することができる。また、MVNOは、自社の利用者が他のMVNOのサービスを目当てに契約を解除してしまうことを防止することができる。また、MVNOは、自社と契約していない利用者に対して、サービスを提供することができる。また、WiMAX事業者は、利用者に複数のMVNOが提供するサービスを利用させることができる。このように、実施例1に係るモバイルIPネットワーク1を用いると、利用者、MVNOやWiMAX事業者のいずれにとっても、それぞれメリットがある。
なお、ProxyAAA420は、ASN−GW300や、HA410、510、610から、MSごとの課金情報を取得することにより、MSごとに課金情報を集計してもよい。これにより、MSが仮想MSとして動作する場合であっても、WiMAX事業者やMVNOは、MS単位に課金情報を把握することができる。
ところで、ASN−GWまたはMSにおいて複数のモバイルIPクライアントを実装し、各クライアントから各HAへ接続することにより、1台のMSが複数のHAへ接続可能になるとも考えられる。しかし、かかる手法では、MSやASN−GWにかかる処理負荷が高くなってしまう。具体的には、ASN−GWに複数のモバイルIPクライアントを実装する手法の場合、ASN−GWは、各モバイルIPトンネルにトラフィックを振り分けるために、URL(Uniform Resource Locator)等のレイヤ(Layer)7の情報を参照することになる。このため、かかる手法では、ASN−GWにかかる処理負荷が非常に高くなる。また、MSに複数のモバイルIPクライアントを実装する手法の場合、MSは、複数のモバイルIPクライアントを実行することになる。このため、かかる手法では、MSにかかる処理負荷が非常に高くなる。
一方、実施例1に係るモバイルIPネットワーク1は、レイヤ2の情報を参照することで、1台のMSが複数のHAと接続可能になる。すなわち、実施例1に係るモバイルIPネットワーク1は、処理負荷を増大させることなく、1台のMSが複数のHAと接続できることを可能にする。
ところで、上記実施例1では、MS100から仮想MACアドレス割当要求を受け付けたサインアップサーバ200が、MS100に対して仮想MACアドレスを割り当てる処理を行う例を示した。しかし、かかる仮想MACアドレス割当処理は、HomeAAAが行ってもよい。そこで、実施例2では、MS100から仮想MACアドレス割当要求を受け付けた場合に、HomeAAAが仮想MACアドレス割当処理を行うモバイルIPネットワーク11の例について説明する。
なお、実施例2に係るモバイルIPネットワーク11の構成は、図1に示したモバイルIPネットワーク1の構成と同様であるものとする。また、実施例2では、MS100から仮想MACアドレス割当要求を受け付けた場合に、HomeAAA530が、仮想MACアドレス割当処理を行う例について説明する。ただし、かかる仮想MACアドレス割当処理は、HomeAAA630が行ってもよい。
まず、実施例2におけるサインアップサーバ(サインアップサーバ700とする)について説明する。なお、実施例2におけるサインアップサーバ700の構成は、図7に示したサインアップサーバ200の構成と同様である。サインアップサーバ700のHTTPサーバ部/Radius処理部(HTTPサーバ部/Radius処理部741とする)は、MS100から仮想MACアドレス割当要求を受け付けた場合に、かかる仮想MACアドレス割当要求に含まれるユーザIDとパスワードとを取得する。そして、HTTPサーバ部/Radius処理部741は、取得したユーザIDを含むRadius Access RequestメッセージをHomeAAA530へ送信する。
また、HTTPサーバ部/Radius処理部741は、HomeAAA530から、Radius Access Requestメッセージの応答として、Radius Access Acceptメッセージを受信する。かかるRadius Access Acceptメッセージには、仮想MACアドレスや、サービスID、接続先IPアドレス、HoAが含まれる。HTTPサーバ部/Radius処理部741は、かかる仮想MACアドレスや、サービスID、接続先IPアドレス、HoAを、MS100へ送信する。
次に、実施例2におけるHomeAAA530の構成について説明する。図14は、HomeAAA530の構成を示す図である。図14に示すように、HomeAAA530は、IF部(イーサPHY/MAC)531と、オペレーティングシステム532と、記憶部533と、AAA部534とを有する。
IF部531は、他の装置(サインアップサーバ200等)との間でデータを送受信するためのインタフェースである。オペレーティングシステム532は、HomeAAA530内部のハードウェアの管理操作等を行う基本ソフトウェアである。
記憶部533は、各種情報を記憶する記憶デバイスであり、端末通信情報テーブル533aを有する。端末通信情報テーブル533aは、図9に示した端末通信情報テーブル232と同様の構造を有する。具体的には、端末通信情報テーブル232は、ユーザID、サービスID、接続先IPアドレス、仮想MACアドレス/仮想MSID、HA、HoAといった項目を有する。
AAA部534は、AAA処理部534aと、MACアドレス/HA割当処理部534bとを有する。AAA処理部534aは、MS100からネットワークアクセス認証要求を受け付けた場合に、ネットワークアクセス認証処理を行う。
MACアドレス/HA割当処理部534bは、上述したMACアドレス/HA割当処理部243と同様に、MS100に対して、仮想MACアドレスや、サービスID、接続先IPアドレス、HoA等を送信する。
具体的には、MACアドレス/HA割当処理部534bは、サインアップサーバ700から、Radius Access Requestメッセージを受信した場合に、かかるRadius Access Requestメッセージに含まれるユーザIDを取得する。続いて、MACアドレス/HA割当処理部534bは、端末通信情報テーブル533aから、かかるユーザIDに対応付けて記憶されている仮想MACアドレス等を取得する。そして、MACアドレス/HA割当処理部534bは、取得したサービスID、接続先IPアドレス、仮想MACアドレスを含むRadius Access Acceptメッセージを、MS100へ送信する。
次に、MS100が仮想MSとして動作する場合におけるモバイルIPネットワーク11が有する各装置における処理の流れについて説明する。図15は、MS100が仮想MSとして動作する場合における実施例2に係るモバイルIPネットワーク11が有する各装置の処理の流れを示すシーケンス図である。なお、ここでは、図13に示した処理手順と同様の処理手順(ステップS401、S402、S408〜S420)については説明を省略する。
図15に示すように、サインアップサーバ700のHTTPサーバ部/Radius処理部741は、MS100からHTTP GETメッセージを受信する(ステップS403)。かかる場合、HTTPサーバ部/Radius処理部741は、ユーザIDを含むRadius Access RequestメッセージをHomeAAA530へ送信する(ステップS404)。続いて、HTTPサーバ部/Radius処理部741は、ユーザ認証処理部242に対してユーザ認証処理を行わせる(ステップS405)。
続いて、HomeAAA530のMACアドレス/HA割当処理部534bは、サインアップサーバ700から受信したRadius Access Requestメッセージに含まれるユーザIDを取得する。続いて、MACアドレス/HA割当処理部534bは、端末通信情報テーブル533aから、かかるユーザIDに対応付けて記憶されている仮想MACアドレス等を取得する。そして、MACアドレス/HA割当処理部534bは、取得したサービスID、接続先IPアドレス、仮想MACアドレス、HoAを含むRadius Access Acceptメッセージを、MS100へ送信する(ステップS406)。
続いて、サインアップサーバ700のHTTPサーバ部/Radius処理部741は、Radius Access Acceptメッセージに含まれるサービスID、接続先IPアドレス、仮想MACアドレス、HoAを取得する。そして、HTTPサーバ部/Radius処理部741は、ユーザ認証処理部242によって認証OKと判定された場合に、サービスID、接続先IPアドレス、仮想MACアドレスを含むHTTP 200 OKメッセージを、MS100へ送信する(ステップS407)。
上述してきたように、実施例2に係るモバイルIPネットワーク11は、サインアップサーバ200が、MVNO網5に設置されるHomeAAA530からサービスID、接続先IPアドレス、仮想MACアドレス等を取得する。そして、サインアップサーバ200は、取得したサービスID、接続先IPアドレス、仮想MACアドレス等をMS100へ送信する。このことは、サービスID、接続先IPアドレス、仮想MACアドレス等が、サインアップサーバ200ではなく、HomeAAA530によって管理されることを意味する。これにより、MVNOは、接続先IPアドレス等を変更する場合に、WiMAXコア網4に配置されるサインアップサーバ200をメンテナンスせずに、自社のネットワーク網に配置されるHomeAAA530をメンテナンスすることで対応できるようになる。
なお、上記実施例2では、サービスID、接続先IPアドレス、仮想MACアドレス、HoA等の全ての情報を、HomeAAA530で管理する例を示した。しかし、サインアップサーバ200およびHomeAAA530は、各情報を分けて管理してもよい。例えば、サインアップサーバ200が、仮想MACアドレスを管理して、HomeAAA530が、仮想MACアドレス以外のサービスIDや仮想MACアドレス等を管理するようにしてもよい。
ところで、上記実施例1および2では、モバイルIPネットワーク内の各装置が、MS100に対して、仮想MACアドレス等を割り当てる処理について説明した。しかし、各装置は、MS100に仮想MACアドレス等を割り当ててから、所定の時間が経過した場合などに、MS100に割り当てた仮想MACアドレス等を解放する処理を行ってもよい。そこで、実施例3では、MS100に仮想MACアドレス等を割り当ててから、所定の時間が経過した場合などに、MS100に割り当てた仮想MACアドレス等を解放する処理について説明する。なお、以下では、実施例1に示した各装置が、かかる解放処理を行う例について説明する。
図16は、MS100に割り当てた仮想MACアドレス等を解放する場合におけるモバイルIPネットワーク1が有する各装置の処理の流れを示すシーケンス図である。図16に示すように、サインアップサーバ200のユーザ認証処理部242は、MACアドレス/HA割当処理部243によって仮想MACアドレス等がMS100へ送信された時点から、経過時間を計測する。そして、ユーザ認証処理部242は、経過時間が所定の時間を超過した場合に(ステップS501)、HTTPサーバ部/Radius処理部241を起動する。
続いて、HTTPサーバ部/Radius処理部241は、MS100に割り当ててから経過時間を超過したユーザID、仮想MACアドレス、HoAを含むRadius DisconnectメッセージをASN−GW300へ送信する(ステップS502)。例えば、MACアドレス/HA割当処理部243によって仮想MACアドレス「Y.Y.Y.Y」がMS100へ送信されてから、経過時間が超過した場合、HTTPサーバ部/Radius処理部241は、ユーザID「ユーザA」、仮想MACアドレス「Y.Y.Y.Y」、HoA「510−1」を含むRadius DisconnectメッセージをASN−GW300へ送信する。
ASN−GW300のオーセンティケータ346は、サインアップサーバ200から受信したRadius Disconnectメッセージを終端する。そして、オーセンティケータ346は、通信情報テーブル331から、かかるメッセージに含まれるユーザID、仮想MACアドレス、HoAに対応するレコードを削除する。上記例の場合、オーセンティケータ346は、通信情報テーブル331から、ユーザID「ユーザA」、仮想MACアドレス「Y.Y.Y.Y」、HoA「510−1」に対応するレコードを削除する。
オーセンティケータ346によってレコードが削除された後、PMIPクライアント345は、Radius Disconnect−ACKメッセージをサインアップサーバ200へ送信する(ステップS503)。
また、オーセンティケータ346は、PMIPクライアント345にHAへの端末登録を削除するように制御する。具体的には、PMIPクライアント345は、「lifetime」に「0」を設定したMIP Registration RequestメッセージをHA510へ送信する(ステップS504)。
MIP Registration Requestメッセージを受信したHA510は、かかるメッセージに含まれるHoAが示す端末登録情報を削除する(ステップS505)。上記例の場合、HA510は、HoA「510−1」が示す端末登録情報を削除する。そして、HA510は、MIP Registration ReplyメッセージをASN−GW300へ送信する(ステップS506)。
そして、ASN−GW300は、削除したHoAが示す仮想MSとHA510との間で送受信されるデータ(IPパケット)を全て廃棄することにより、サービスを切断する(ステップS507)。また、ASN−GW300のDHCP処理部343は、MS100から、HoA「510−1」を継続使用する旨の要求であるDHCP Requestメッセージを受信した場合に(ステップS508)、DHCP NACKメッセージをMS100へ送信する(ステップS509)。
続いて、MS100の802.16d/eMAC層/IP層処理部151は、フィルタリング処理部152を介して、端末情報テーブル141から、DHCP NACKメッセージの対象となったHoAが記憶されているレコードを削除する(ステップS510)。上記例の場合、フィルタリング処理部152は、端末情報テーブル141から、HoA「510−1」に対応するレコードを削除する。
なお、上記図16を用いた例では、サインアップサーバ200が時間経過を計測する例を示したが、HomeAAA530が時間経過を計測してもよい。そこで、以下に、HomeAAA530が時間経過を計測する場合におけるモバイルIPネットワーク1が有する各装置における処理の流れについて説明する。図17は、HomeAAA530が時間経過を計測する場合におけるモバイルIPネットワーク1が有する各装置の処理の流れを示すシーケンス図である。なお、ここでは、図16に示した処理手順と同様の処理手順(ステップS604〜S610)については説明を省略する。
図17に示すように、HomeAAA530のAAA処理部534aは、MACアドレス/HA割当処理部534bによって仮想MACアドレス等が送信された時点から、経過時間を計測する。そして、AAA処理部534aは、経過時間が所定の時間を超過した場合に(ステップS601)、MS100に割り当ててから経過時間を超過したユーザID、仮想MACアドレス、HoAを含むRadius DisconnectメッセージをASN−GW300へ送信する(ステップS602)。
そして、HomeAAA530は、ASN−GW300によって通信情報テーブル331のレコード削除処理がなされた後、Radius Disconnect−ACKメッセージを受信する(ステップS603)。
上述してきたように、実施例3に係るモバイルIPネットワークは、仮想MACアドレスをMS100へ割り当てた後に、所定の時間が経過した場合に、かかる仮想MACアドレスを用いた仮想MSに対して通信制限を行う。これにより、実施例3に係るモバイルIPネットワークを用いると、MVNOは、自社が提供するサービスの利用時間に制限を設けることができる。
なお、上記実施例3では、サインアップサーバ200等が、仮想MACアドレスをMS100へ割り当てた時点から経過した時間を計測する例を示したが、サインアップサーバ200等は、他の時間を計測してもよい。例えば、サインアップサーバ200等は、MS100による通信時間を計測して、かかる計測時間が所定の時間を超過した場合に、かかるMS100に対して通信制限を行うようにしてもよい。また、例えば、サインアップサーバ200等は、MS100に対してHoAを払い出してから経過した時間を計測してもよい。
また、上記実施例1〜3では、サインアップサーバ200のユーザ認証処理部242が、MS100から送信されたユーザIDとパスワードとの組合せが、ユーザアカウントテーブル231に記憶されているか否かを判定することにより、認証処理を行う例を示した。しかし、ユーザ認証処理部242は、他の手法により認証処理を行ってもよい。
例えば、ユーザ認証処理部242は、接続先IPアドレスが示すサーバ等に同時接続できるMSの台数を制限してもよい。例えば、接続先IPアドレス「520」が示すイントラサーバ520に接続しているMSが所定の台数よりも大きい場合、ユーザ認証処理部242は、MSから受け付けた仮想MACアドレス割当要求を拒否するか、または、「認証NG」と判定してもよい。これにより、MVNOは、予めサービスを提供するサーバごとにアクセス数の制限を設けておくことで、サーバへかかる負荷が増大してしまうことを防止することができる。
また、例えば、ユーザ認証処理部242は、1台のHAに同時接続できるMSの台数を制限してもよい。例えば、HA510に接続しているMSが所定の台数よりも大きい場合、ユーザ認証処理部242は、MSから受け付けた仮想MACアドレス割当要求を拒否するか、または、「認証NG」と判定してもよい。これにより、MVNOは、予めHAに接続できるMSの台数に制限を設けておくことで、HAへかかる負荷が増大してしまうことを防止することができる。
また、例えば、ユーザ認証処理部242は、1台のMSが仮想MSとして動作できる台数を制限してもよい。例えば、MS100に割り当てたHoAが所定の数よりも大きい場合、ユーザ認証処理部242は、かかるMS100から受け付けた仮想MACアドレス割当要求を拒否するか、または、「認証NG」と判定してもよい。これにより、MVNOは、MSへ割り当てる仮想MACアドレスや、HoAの数を制限することができ、サインアップサーバ200や、ASN−GW300、HA510等で管理するリソース量を減少させることができる。また、MVNOは、仮想MSとして動作できる台数に予め制限を設けておくことで、MSへかかる負荷が増大してしまうことを防止することができる。
また、ユーザ認証処理部242は、サービスIDが示すサービスがサービスを提供中であるか否かを判定してもよい。例えば、A社のMVNOが提供するサービス102が、8時から17時まで提供されることが決まっている場合、サービス提供時間外に、サービス102を利用できるようにさせても意味がない。かかる場合、サインアップサーバ200は、端末通信情報テーブルに、サービスが提供中であるか否かを示す項目をさらに記憶させる。図18を用いて、かかる端末通信情報テーブル(端末通信情報テーブル233とする)について説明する。
図18は、端末通信情報テーブル233の一例を示す図である。図18に示すように、端末通信情報テーブル233は、図9に示した端末通信情報テーブル232と比較して、接続可否情報といった項目をさらに有する。接続可否情報は、対応するサービスIDが示すサービスが提供中であるか否かを示す。図18に示した端末通信情報テーブル232の例において、1、3、5行目に示したサービスIDが「102」であるサービスは、常に提供中であることを示している。また、図18に示した端末通信情報テーブル232の例において、2、4行目に示したサービスIDが「103」であるサービスは、10時から19時の間でサービスを提供することを示している。ユーザ認証処理部242は、提供中のサービスが存在しない場合、MSから受け付けた仮想MACアドレス割当要求を拒否するか、または、「認証NG」と判定してもよい。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)移動機と、移動機に関する情報を管理する端末管理装置と、送信元IPアドレスに応じて前記移動機から送信されるデータを他の中継装置へ転送する移動機中継装置とを有する通信システムであって、
前記端末管理装置が、
送信先IPアドレスと、前記他の中継装置ごとに前記移動機を識別するための端末識別子とを記憶する端末通信情報記憶手段と、
前記移動機から、該移動機へ端末識別子を割り当てることを要求する端末識別子割当要求を受信した場合に、前記端末通信情報記憶手段に記憶されている送信先IPアドレスと端末識別子との組合せを前記移動機へ送信する端末識別子送信手段とを備え、
前記移動機中継装置が、
前記端末識別子と、前記端末識別子ごとに前記移動機に割り当てたIPアドレスである移動機IPアドレスとを記憶する通信情報記憶手段と、
前記移動機から、該移動機へIPアドレスを割り当てることを要求するIPアドレス割当要求とともに、該移動機の端末識別子を受信した場合に、前記通信情報記憶手段に該端末識別子に対応付けて記憶されている移動機IPアドレスを前記移動機へ送信するIPアドレス送信手段とを備え、
前記移動機が、
前記端末識別子割当要求を前記端末管理装置へ送信する端末識別子割当要求手段と、
所定の端末と通信を行う場合に、前記端末識別子送信手段によって送信された送信先IPアドレスと端末識別子との組合せから、送信先IPアドレスが該所定の端末のIPアドレスに該当する端末識別子を特定し、特定した端末識別子を含むIPアドレス割当要求を前記移動機中継装置へ送信するIPアドレス割当要求手段と、
前記IPアドレス送信手段によって送信されたIPアドレスを送信元IPアドレスとして、前記所定の端末との間で通信を行う通信手段とを備えたことを特徴とする通信システム。
(付記2)前記端末管理装置は、
前記移動機の利用者を識別するための利用者識別子と、前記利用者のパスワードとを記憶する利用者記憶手段と、
前記移動機から前記利用者識別子と、前記パスワードとを含む端末識別子割当要求を受け付けた場合に、該利用者識別子と該パスワードとの組合せが、前記利用者記憶手段に記憶されているか否かを判定する利用者認証手段とをさらに備え、
前記端末通信情報記憶手段は、前記利用者識別子をさらに記憶し、
前記IPアドレス送信手段は、前記利用者認証手段によって、前記端末識別子割当要求に含まれる利用者識別子とパスワードとの組合せが、前記利用者記憶手段に記憶されていると判定された場合に、前記端末通信情報記憶手段に前記利用者識別子と対応付けて記憶されている送信先IPアドレスと端末識別子との組合せを前記移動機へ送信することを特徴とする付記1に記載の通信システム。
(付記3)前記端末通信情報記憶手段は、IPアドレスが前記送信先IPアドレスである通信相手先端末が動作中であるか否かを示す接続可否情報をさらに記憶し、
前記利用者認証手段は、前記移動機から前記端末識別子割当要求を受け付けた場合に、前記端末通信情報記憶手段に前記端末識別子割当要求に含まれる利用者識別子に対応付けて記憶されている接続可否情報に基づいて、前記通信相手先端末が動作中であるか否かを判定し、
前記IPアドレス送信手段は、前記利用者認証手段によって前記通信相手先端末が動作中である判定された場合に、送信先IPアドレスと端末識別子との組合せを前記移動機へ送信することを特徴とする付記2に記載の通信システム。
(付記4)前記利用者認証手段は、前記通信手段によって前記移動機IPアドレスを用いて行われる通信において、前記データが転送される他の中継装置の数が、所定の数よりも大きい場合に、該移動機から受け付けた前記IPアドレス割当要求を拒否することを特徴とする付記2または3に記載の通信システム。
(付記5)前記利用者認証手段は、前記IPアドレス送信手段によって前記移動機に送信された移動機IPアドレスの数が所定の数よりも大きい場合に、該移動機から受け付けた前記IPアドレス割当要求を拒否することを特徴とする付記2〜4のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記6)前記端末管理装置は、
前記通信手段によって行われている通信時間を、前記移動機IPアドレスごとに計測する通信時間計測手段と、
前記通信時間計測手段によって計測された通信時間が所定の時間を超えた場合に、前記移動機IPアドレスごとに、該移動機IPアドレスを用いた通信を切断する通信切断手段とをさらに備えたことを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記7)前記移動機による通信にかかる課金情報を、前記移動機中継装置、または、前記他の中継装置から取得して、移動機ごとに課金情報を集計するプロキシ装置をさらに備えたことを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記8)送信元IPアドレスに応じてデータを他の中継装置へ転送する移動機中継装置に対してデータを送信する移動機であって、
送信先IPアドレスと、前記他の中継装置ごとに予め登録された当該の移動機を識別するための端末識別子との組合せを取得する端末識別子取得手段と、
所定の端末と通信を行う場合に、前記端末識別子取得手段によって取得された送信先IPアドレスと端末識別子との組合せから、送信先IPアドレスが該所定の端末のIPアドレスに該当する端末識別子を特定し、端末識別子ごとに予め登録されたIPアドレスから、前記特定した端末識別子に対応するIPアドレスを取得するIPアドレス取得手段と、
前記IPアドレス取得手段によって取得されたIPアドレスを送信元IPアドレスとして、前記所定の端末との間で通信を行う通信手段と
を備えたことを特徴とする移動機。
(付記9)送信元IPアドレスに応じて移動機から送信されるデータを他の中継装置へ転送する移動機中継装置であって、
前記他の中継装置ごとに前記移動機を識別するための端末識別子と、前記端末識別子ごとに前記移動機に割り当てたIPアドレスである移動機IPアドレスとを記憶する通信情報記憶手段と、
前記移動機から、該移動機へIPアドレスを割り当てることを要求するIPアドレス割当要求とともに、該移動機の端末識別子を受信した場合に、前記通信情報記憶手段に該端末識別子に対応付けて記憶されている移動機IPアドレスを前記移動機へ送信するIPアドレス送信手段と
を備えたことを特徴とする移動機中継装置。
(付記10)送信元IPアドレスに応じてデータを他の中継装置へ転送する移動機中継装置に対してデータを送信する移動機に関する情報を管理する端末管理装置であって、
送信先IPアドレスと、前記他の中継装置ごとに前記移動機を識別するための端末識別子とを記憶する端末通信情報記憶手段と、
前記移動機から、該移動機へ端末識別子を割り当てることを要求する端末識別子割当要求を受信した場合に、前記端末通信情報記憶手段に記憶されている送信先IPアドレスと端末識別子との組合せを前記移動機へ送信する端末識別子送信手段と
を備えたことを特徴とする端末管理装置。
(付記11)移動機と、移動機に関する情報を管理する端末管理装置と、送信元IPアドレスに応じて前記移動機から送信されるデータを他の中継装置へ転送する移動機中継装置とにおける通信方法であって、
前記端末管理装置が、
前記移動機から、前記他の中継装置ごとに前記移動機を識別するための端末識別子を、該移動機へ割り当てることを要求する端末識別子割当要求を受信した場合に、送信先IPアドレスと前記端末識別子とを記憶する端末通信情報記憶手段に記憶されている送信先IPアドレスと端末識別子との組合せを前記移動機へ送信する端末識別子送信工程を含み、
前記移動機中継装置が、
前記移動機から、該移動機へIPアドレスを割り当てることを要求するIPアドレス割当要求とともに、該移動機の端末識別子を受信した場合に、端末識別子と端末識別子ごとに前記移動機に割り当てたIPアドレスである移動機IPアドレスとを記憶する通信情報記憶手段に該端末識別子に対応付けて記憶されている移動機IPアドレスを前記移動機へ送信するIPアドレス送信工程を含み、
前記移動機が、
前記端末識別子割当要求を前記端末管理装置へ送信する端末識別子割当要求工程と、
所定の端末と通信を行う場合に、前記端末識別子送信工程によって送信された送信先IPアドレスと端末識別子との組合せから、送信先IPアドレスが該所定の端末のIPアドレスに該当する端末識別子を特定し、特定した端末識別子を含むIPアドレス割当要求を前記移動機中継装置へ送信するIPアドレス割当要求工程と、
前記IPアドレス送信工程によって送信されたIPアドレスを送信元IPアドレスとして、前記所定の端末との間で通信を行う通信工程とを含んだことを特徴とする通信方法。
(付記12)前記端末管理装置は、
前記移動機から、該移動機の利用者を識別するための利用者識別子と、前記利用者のパスワードとを含む端末識別子割当要求を受け付けた場合に、該利用者識別子と該パスワードとの組合せが、利用者識別子とパスワードとを記憶する利用者記憶手段に記憶されているか否かを判定する利用者認証工程をさらに含み、
前記端末通信情報記憶手段は、前記利用者識別子をさらに記憶し、
前記IPアドレス送信工程は、前記利用者認証工程によって、前記端末識別子割当要求に含まれる利用者識別子とパスワードとの組合せが、前記利用者記憶手段に記憶されていると判定された場合に、前記端末通信情報記憶手段に前記利用者識別子と対応付けて記憶されている送信先IPアドレスと端末識別子との組合せを前記移動機へ送信することを特徴とする付記11に記載の通信方法。
(付記13)前記端末通信情報記憶手段は、IPアドレスが前記送信先IPアドレスである通信相手先端末が動作中であるか否かを示す接続可否情報をさらに記憶し、
前記利用者認証工程は、前記移動機から前記端末識別子割当要求を受け付けた場合に、前記端末通信情報記憶手段に前記端末識別子割当要求に含まれる利用者識別子に対応付けて記憶されている接続可否情報に基づいて、前記通信相手先端末が動作中であるか否かを判定し、
前記IPアドレス送信工程は、前記利用者認証工程によって前記通信相手先端末が動作中である判定された場合に、送信先IPアドレスと端末識別子との組合せを前記移動機へ送信することを特徴とする付記12に記載の通信方法。
(付記14)前記利用者認証工程は、前記通信工程によって前記移動機IPアドレスを用いて行われる通信において、前記データが転送される他の中継装置の数が、所定の数よりも大きい場合に、該移動機から受け付けた前記IPアドレス割当要求を拒否することを特徴とする付記12または13に記載の通信方法。
(付記15)前記利用者認証工程は、前記IPアドレス送信工程によって前記移動機に送信された移動機IPアドレスの数が所定の数よりも大きい場合に、該移動機から受け付けた前記IPアドレス割当要求を拒否することを特徴とする付記12〜14のいずれか一つに記載の通信方法。
(付記16)前記端末管理装置は、
前記通信工程によって行われている通信時間を、前記移動機IPアドレスごとに計測する通信時間計測工程と、
前記通信時間計測工程によって計測された通信時間が所定の時間を超えた場合に、前記移動機IPアドレスごとに、該移動機IPアドレスを用いた通信を切断する通信切断工程とをさらに含んだことを特徴とする付記11〜15のいずれか一つに記載の通信方法。
実施例1に係るモバイルIPネットワークの一例を示す図である。 図1に示したMSの構成を示す図である。 端末情報テーブルの一例を示す図である。 MSによって生成されるWiMAXフレームの構成例を示す図である。 GMHのフォーマットを示す図である。 イントラサーバによって生成されるIPパケットおよびBSによって生成されるWiMAXフレームの構成例を示す図である。 図1に示したサインアップサーバの構成を示す図である。 ユーザアカウントテーブルの一例を示す図である。 端末通信情報テーブルの一例を示す図である。 図1に示したASN−GWの構成を示す図である。 通信情報テーブルの一例を示す図である。 MSの起動後における実施例1に係るモバイルIPネットワークが有する各装置の処理の流れを示すシーケンス図である。 MSが仮想MSとして動作する場合における実施例1に係るモバイルIPネットワークが有する各装置の処理の流れを示すシーケンス図である。 HomeAAAの構成を示す図である。 MSが仮想MSとして動作する場合における実施例2に係るモバイルIPネットワークが有する各装置の処理の流れを示すシーケンス図である。 MSに割り当てた仮想MACアドレス等を解放する場合におけるモバイルIPネットワークが有する各装置の処理の流れを示すシーケンス図である。 HomeAAAが時間経過を計測する場合におけるモバイルIPネットワークが有する各装置の処理の流れを示すシーケンス図である。 端末通信情報テーブルの一例を示す図である。 従来のモバイルIPネットワークの一例を示す図である。 従来のモバイルIPネットワークの一例を示す図である。
符号の説明
1、11 モバイルIPネットワーク
2 インターネット網
3 WiMAXアクセス網
4 WiMAXコア網
5、6 MVNO網
41a〜41c BS
100 MS
110、210、310、531 IF部
111 アンテナ
120 オペレーティングシステム
130 アプリ層
131 MVNO認証/仮想MAC取得部
140、230、330、533 記憶部
141 端末情報テーブル
150 デバイスファームウェア
151 802.16d/eMAC層/IP層処理部
152 フィルタリング処理部
153 HoA/CID書換処理部
200、700 サインアップサーバ
220、320、532 オペレーティングシステム
231 ユーザアカウントテーブル
232、233 端末通信情報テーブル
240 AAA部
241、741 HTTPサーバ部/Radius処理部
242 ユーザ認証処理部
243 MACアドレス/HA割当処理部
300 ASN−GW
331 通信情報テーブル
340 制御部
341 アンカーPC/LR
342 データパス処理部
343 DHCP処理部
344 FA処理部
345 PMIPクライアント
346 オーセンティケータ
410、510、610 HA
420 ProxyAAA
430 HomeAAA
520、620 イントラサーバ
530、630 HomeAAA
533a 端末通信情報テーブル
534 AAA部
534a AAA処理部
534b MACアドレス/HA割当処理部

Claims (8)

  1. 移動機と、移動機に関する情報を管理する端末管理装置と、送信元IPアドレスに応じて前記移動機から送信されるデータを他の中継装置へ転送する移動機中継装置とを有する通信システムであって、
    前記端末管理装置が、
    送信先IPアドレスと、前記他の中継装置ごとに前記移動機を識別するための端末識別子とを記憶する端末通信情報記憶手段と、
    前記移動機から、該移動機へ端末識別子を割り当てることを要求する端末識別子割当要求を受信した場合に、前記端末通信情報記憶手段に記憶されている送信先IPアドレスと端末識別子との組合せを前記移動機へ送信する端末識別子送信手段とを備え、
    前記移動機中継装置が、
    前記端末識別子と、前記端末識別子ごとに前記移動機に割り当てたIPアドレスである移動機IPアドレスとを記憶する通信情報記憶手段と、
    前記移動機から、該移動機へIPアドレスを割り当てることを要求するIPアドレス割当要求とともに、該移動機の端末識別子を受信した場合に、前記通信情報記憶手段に該端末識別子に対応付けて記憶されている移動機IPアドレスを前記移動機へ送信するIPアドレス送信手段とを備え、
    前記移動機が、
    前記端末識別子割当要求を前記端末管理装置へ送信する端末識別子割当要求手段と、
    所定の端末と通信を行う場合に、前記端末識別子送信手段によって送信された送信先IPアドレスと端末識別子との組合せから、送信先IPアドレスが該所定の端末のIPアドレスに該当する端末識別子を特定し、特定した端末識別子を含むIPアドレス割当要求を前記移動機中継装置へ送信するIPアドレス割当要求手段と、
    前記IPアドレス送信手段によって送信されたIPアドレスを送信元IPアドレスとして、前記所定の端末との間で通信を行う通信手段とを備えたことを特徴とする通信システム。
  2. 前記端末管理装置は、
    前記移動機の利用者を識別するための利用者識別子と、前記利用者のパスワードとを記憶する利用者記憶手段と、
    前記移動機から前記利用者識別子と、前記パスワードとを含む端末識別子割当要求を受け付けた場合に、該利用者識別子と該パスワードとの組合せが、前記利用者記憶手段に記憶されているか否かを判定する利用者認証手段とをさらに備え、
    前記端末通信情報記憶手段は、前記利用者識別子をさらに記憶し、
    前記IPアドレス送信手段は、前記利用者認証手段によって、前記端末識別子割当要求に含まれる利用者識別子とパスワードとの組合せが、前記利用者記憶手段に記憶されていると判定された場合に、前記端末通信情報記憶手段に前記利用者識別子と対応付けて記憶されている送信先IPアドレスと端末識別子との組合せを前記移動機へ送信することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記利用者認証手段は、前記通信手段によって前記移動機IPアドレスを用いて行われる通信において、前記データが転送される他の中継装置の数が、所定の数よりも大きい場合に、該移動機から受け付けた前記IPアドレス割当要求を拒否することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記利用者認証手段は、前記IPアドレス送信手段によって前記移動機に送信された移動機IPアドレスの数が所定の数よりも大きい場合に、該移動機から受け付けた前記IPアドレス割当要求を拒否することを特徴とする請求項2または3に記載の通信システム。
  5. 前記端末管理装置は、
    前記通信手段によって行われている通信時間を、前記移動機IPアドレスごとに計測する通信時間計測手段と、
    前記通信時間計測手段によって計測された通信時間が所定の時間を超えた場合に、前記移動機IPアドレスごとに、該移動機IPアドレスを用いた通信を切断する通信切断手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の通信システム。
  6. 送信元IPアドレスに応じてデータを他の中継装置へ転送する移動機中継装置に対してデータを送信する移動機であって、
    送信先IPアドレスと、前記他の中継装置ごとに予め登録された当該の移動機を識別するための端末識別子との組合せを取得する端末識別子取得手段と、
    所定の端末と通信を行う場合に、前記端末識別子取得手段によって取得された送信先IPアドレスと端末識別子との組合せから、送信先IPアドレスが該所定の端末のIPアドレスに該当する端末識別子を特定し、端末識別子ごとに予め登録されたIPアドレスから、前記特定した端末識別子に対応するIPアドレスを取得するIPアドレス取得手段と、
    前記IPアドレス取得手段によって取得されたIPアドレスを送信元IPアドレスとして、前記所定の端末との間で通信を行う通信手段と
    を備えたことを特徴とする移動機。
  7. 送信元IPアドレスに応じてデータを他の中継装置へ転送する移動機中継装置に対してデータを送信する移動機に関する情報を管理する端末管理装置であって、
    送信先IPアドレスと、前記他の中継装置ごとに前記移動機を識別するための端末識別子とを記憶する端末通信情報記憶手段と、
    前記移動機から、該移動機へ端末識別子を割り当てることを要求する端末識別子割当要求を受信した場合に、前記端末通信情報記憶手段に記憶されている送信先IPアドレスと端末識別子との組合せを前記移動機へ送信する端末識別子送信手段と
    を備えたことを特徴とする端末管理装置。
  8. 移動機と、移動機に関する情報を管理する端末管理装置と、送信元IPアドレスに応じて前記移動機から送信されるデータを他の中継装置へ転送する移動機中継装置とにおける通信方法であって、
    前記端末管理装置が、
    前記移動機から、前記他の中継装置ごとに前記移動機を識別するための端末識別子を、該移動機へ割り当てることを要求する端末識別子割当要求を受信した場合に、送信先IPアドレスと前記端末識別子とを記憶する端末通信情報記憶手段に記憶されている送信先IPアドレスと端末識別子との組合せを前記移動機へ送信する端末識別子送信工程を含み、
    前記移動機中継装置が、
    前記移動機から、該移動機へIPアドレスを割り当てることを要求するIPアドレス割当要求とともに、該移動機の端末識別子を受信した場合に、端末識別子と端末識別子ごとに前記移動機に割り当てたIPアドレスである移動機IPアドレスとを記憶する通信情報記憶手段に該端末識別子に対応付けて記憶されている移動機IPアドレスを前記移動機へ送信するIPアドレス送信工程を含み、
    前記移動機が、
    前記端末識別子割当要求を前記端末管理装置へ送信する端末識別子割当要求工程と、
    所定の端末と通信を行う場合に、前記端末識別子送信工程によって送信された送信先IPアドレスと端末識別子との組合せから、送信先IPアドレスが該所定の端末のIPアドレスに該当する端末識別子を特定し、特定した端末識別子を含むIPアドレス割当要求を前記移動機中継装置へ送信するIPアドレス割当要求工程と、
    前記IPアドレス送信工程によって送信されたIPアドレスを送信元IPアドレスとして、前記所定の端末との間で通信を行う通信工程とを含んだことを特徴とする通信方法。
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