JP2010087893A - 撮像装置、撮像方法、およびプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】光学系と撮像面との間の位置関係に応じて適切に補正処理することができる撮像装置を提供すること。
【解決手段】撮像面との位置関係に応じて光学伝達特性が変化する光学系を通過した被写体光により、画像を撮像する撮像部と、位置関係に応じた光学伝達特性を特定すべく撮像部が撮像した画像を解析する画像解析部と、画像解析部が解析した解析結果に基づいて、位置関係に応じた光学伝達特性の影響を補正する補正処理を、撮像部が撮像した画像に施す画像処理部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置、撮像方法、およびプログラムに関する。
3次曲面を有する位相板を使用することによって光学システムの光伝達関数を焦点位置から或るレンジ内で実質的に一定に留める技術が知られている(例えば、特許文献1および2参照。)。
特開2006−94469号公報 特表平11−500235号公報
上記特許文献1および2に記載された光学系では、光軸まわりの位相板の向きによってOTFが変化する。例えば、レンズ交換式のカメラでは、各レンズユニットを組み上げる段階で生じた位相板の向きのずれ、ねじ込み式のレンズユニットのねじ込み度合いに応じて、撮像時の位相板の向きが変わってしまう場合がある。このため、撮像時の位相板の向きを考慮しなければ、復元処理によって大きなアーチファクトが生じてしまう場合がある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様によると、撮像装置であって、撮像面との位置関係に応じて光学伝達特性が変化する光学系を通過した被写体光により、画像を撮像する撮像部と、位置関係に応じた光学伝達特性を特定すべく撮像部が撮像した画像を解析する画像解析部と、画像解析部が解析した解析結果に基づいて、位置関係に応じた光学伝達特性の影響を補正する補正処理を、撮像部が撮像した画像に施す画像処理部とを備える。
画像解析部は、撮像部が撮像した画像を解析して位置関係を特定する位置関係特定部を有し、画像処理部は、位置関係特定部が特定した位置関係に応じた光学伝達特性の影響を補正する補正処理を、撮像部が撮像した画像に施してよい。
画像解析部は、撮像部が撮像した画像の空間周波数成分を算出する空間周波数解析部をさらに有し、位置関係特定部は、空間周波数解析部が算出した空間周波数成分を解析することにより、位置関係を特定してよい。
撮像部は、点像強度分布が光軸まわりに回転非対称な光学系を通過した被写体光により、画像を撮像し、位置関係特定部は、空間周波数解析部が算出した空間周波数成分を解析することにより、光軸まわりの光学系の回転量を特定し、画像処理部は、位置関係特定部が特定した回転量に応じた光学伝達特性の影響を補正する補正処理を、撮像部が撮像した画像に施してよい。
光軸まわりの回転量に応じた画像処理パラメータを格納する画像処理パラメータ格納部をさらに備え、画像処理部は、画像処理パラメータ格納部が格納している、位置関係特定部が特定した回転量に応じた画像処理パラメータを用いて、撮像部が撮像した画像に補正処理を施してよい。
撮像部は、物点からの光に回転非対称な位相差分布を与える光変調部と結像レンズとを有する光学系を通過した被写体光により、画像を撮像してよい。
撮像部は、光変調部による光の波面変調により、物点からの光の広がりが物点までの距離に対して略一定な光学系を通過した被写体光により、画像を撮像してよい。
撮像部は、光軸を原点とする座標に関する3次の位相差分布を物点からの光に与える光変調部を有する光学系を通過した被写体光により、画像を撮像してよい。
撮像部は、光軸を原点とする直交座標系のそれぞれの座標軸成分の座標値に関する3次の位相差分布を物点からの光に与える光変調部を有する光学系を通過した被写体光により、画像を撮像してよい。
光変調部が有する第1光変調部および第2光変調部であり、1次元的な位相差分布を物点からの光に与える第1光変調部および第2光変調部のそれぞれを、光軸まわりに独立に回転させる制御部をさらに備え、位置関係特定部は、撮像部が撮像した画像を解析することにより、制御部により回転制御された第1光変調部および第2光変調部のそれぞれの回転量を特定し、画像処理部は、位置関係特定部が特定した第1光変調部および第2光変調部のそれぞれの回転量に応じた光学伝達特性の影響を補正する補正処理を、撮像部が撮像した画像に施してよい。
光学系を有する光学ユニットを脱着可能に固定するマウント部をさらに備えてよい。マウント部は、光学ユニットが光軸まわりに回転されてねじ込まれることで、光学ユニットを固定してよい。
画像解析部による解析結果を記憶する解析結果記憶部と、画像処理部は、解析結果記憶部が記憶している解析結果に基づいて、位置関係に応じた光学伝達特性の影響を補正する補正処理を施してよい。
本発明の第2の態様によると、撮像方法であって、撮像面との位置関係に応じて光学伝達特性が変化する光学系を通過した被写体光により、画像を撮像する撮像段階と、位置関係に応じた光学伝達特性を特定すべく撮像段階において撮像された画像を解析する画像解析段階と、画像解析段階において解析された解析結果に基づいて、位置関係に応じた光学伝達特性の影響を補正する補正処理を、撮像段階において撮像された画像に施す画像処理段階とを備える。
本発明の第3の態様によると、撮像装置用のプログラムであって、コンピュータを、撮像面との位置関係に応じて光学伝達特性が変化する光学系を通過した被写体光により、画像を撮像する撮像部、位置関係に応じた光学伝達特性を特定すべく撮像部が撮像した画像を解析する画像解析部、画像解析部が解析した解析結果に基づいて、位置関係に応じた光学伝達特性の影響を補正する補正処理を、撮像部が撮像した画像に施す画像処理部として機能させる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態に係わる撮像装置110のブロック構成の一例を、光学系100とともに示す。撮像装置110は、撮像した画像から、撮像装置110が備える撮像光学系の光学伝達特性に応じた画像処理が施された画像を生成する。例えば、撮像装置110は、撮像した画像を解析することで撮像光学系の組み付け度合いを検出して、検出した組み付け度合いに依存する光学伝達特性に応じた補正処理を、撮像した画像に施す。
撮像装置110は、マウント部108、受光部170、撮像画像生成部172、画像記憶部174、画像取得部130、画像解析部160、解析結果記憶部162、画像処理部180、画像処理パラメータ格納部188、出力部190、光学パラメータ取得部132、制御部120、および操作部122を備える。
受光部170は、光学系100を通過した被写体光を受光する。受光部170は、2次元的に配置された複数の撮像素子を有する。受光部170が有する撮像素子は、CCD型の撮像素子であってよく、CMOS型の撮像素子であってもよい。各撮像素子の受光量を示す撮像信号は、撮像画像生成部172に供給される。
撮像画像生成部172は、撮像信号に基づき画像を生成する。撮像画像生成部172は、撮像信号が示す各撮像素子の受光量をそれぞれA/D変換することにより、デジタルの画像を生成する。なお、受光部170および撮像画像生成部172は、撮像装置110を通過した被写体光により画像を撮像する撮像部として機能する。
画像記憶部174は、撮像画像生成部172によって生成された画像を記憶する。画像記憶部174は、半導体メモリまたは磁気メモリであってよい。なお、画像記憶部174は、揮発性のメモリであってよく、不揮発性のメモリであってもよい。
光学系100は、撮像面との位置関係に応じて光学伝達特性が変化する。ここで、撮像面とは、受光部170の受光面であってよい。また、光学系100と撮像面との位置関係は、光学系100の光軸まわりの回転量、光軸の向きと撮像面の法線の向きとの間のなす角、光学系100と撮像面との間の距離などを指標とした位置関係を例示することができる。
マウント部108は、光学系100を有する光学ユニットを脱着可能に固定することができる。これより、マウント部108は、異なる光学ユニットを交換可能に装着することができる。このように、撮像装置110は、光学系100を交換可能に装着することができる。光学ユニットはマウント部108に脱着可能に装着されるので、装着具合によっては組み付け度合いに違いが生じる場合がある。
例えば、マウント部108は、光学ユニットが光軸まわりに回転されてねじ込まれることで、光学ユニットを固定してよい。具体的には、マウント部108は、スクリューマウント式で光学ユニットを固定してよい。このような場合、光学ユニットのねじ込み強度に応じて、光軸まわりの光学系100の回転量、光学系100と撮像面との間の距離などの位置関係が異なってしまう場合がある。
撮像装置110は、マウント部108に装着された光学系100と撮像面との間の位置関係に応じて、画像記憶部174に記憶された画像を補正する。具体的には、画像取得部130は、画像記憶部174が記憶している画像を取得する。画像取得部130は、取得した画像を、画像処理部180および画像解析部160に供給する。
画像解析部160は、位置関係に応じた光学伝達特性を特定すべく、撮像された画像を解析する。具体的には、画像解析部160は、受光部170が被写体光を受光した場合に、受光部170が被写体光を受光した場合における位置関係に応じた光学伝達特性を特定すべく、撮像された画像を解析する。具体的には、画像解析部160は、画像を解析することにより、撮像時における、光軸まわりの光学系100の回転量を特定する。なお、画像解析部160の具体的な機能及び動作については、図2に関連してより詳細に説明する。
解析結果記憶部162は、画像解析部160による解析結果を記憶する。例えば、解析結果記憶部162は、画像解析部160が特定した画像解析部160が特定した回転量を記憶する。解析結果記憶部162は、半導体メモリまたは磁気メモリを有してよい。なお、画像記憶部174は、揮発性のメモリであってく、不揮発性のメモリであってもよい。
画像処理部180は、画像解析部160が解析した解析結果に基づき、位置関係に応じた光学伝達特性の影響を補正する補正処理を、撮像された画像に施す。例えば、画像処理部180は、解析結果記憶部162が記憶している解析結果を読み出して、当該解析結果に応じた補正処理を、撮像された画像に施す。例えば、画像処理部180は、解析結果記憶部162が記憶している回転量を読み出して、読み出した回転量に応じた光学伝達特性の影響を補正する補正処理を、撮像された画像に施す。
画像処理パラメータ格納部188は、光軸まわりの回転量に応じた画像処理パラメータを格納する。画像処理部180は、画像処理パラメータ格納部188が格納している、位置関係特定部210が特定した回転量に応じた画像処理パラメータを用いて、撮像された画像に補正処理を施す。
出力部190は、画像処理部180により補正処理されることにより生成された補正画像を出力する。例えば、出力部190は、画像を記録する記録媒体に補正画像を出力してよい。出力部190は、撮像装置110の外部に補正画像を出力してよい。例えば、出力部190は、パーソナルコンピュータ、プリンタ、ディスプレイなどの出力機器に、補正画像を出力してよい。
以下に、光学系100が有する光学素子の機能を説明する。光学系100は、複数の結像レンズ102aおよびb、光変調部104、ならびに、絞り部106を備える。なお、以後の説明においては、結像レンズ102aおよびbを、結像レンズ102と総称する場合がある。
光変調部104は、結像レンズ102により結像される光の波面を変換する。なお、光変調部104の光学特性については、後により詳細に説明する。
絞り部106は、光学系100を通過する光を絞る。本図の例では、絞り部106は、結像レンズ102および光変調部104の少なくともいずれかの光学素子の間に設けられている。他の構成では、絞り部106は、結像レンズ102および光変調部104のいずれの光学素子より物体側に設けられてもよく、結像レンズ102および光変調部104のいずれの光学素子より受光部170側に設けられてもよい。
制御部120は、光学系100による結像位置および絞り量を制御する。例えば、制御部120は、結像レンズ102の位置、絞り部106の絞り開度を制御することにより、光学系100による結像位置および絞り量を制御する。なお、制御部120は、光学系100の焦点距離を制御してもよい。また、制御部120は、撮像装置110のユーザから操作部122を通じて入力された命令により、光学系100の焦点距離および絞り量を制御してよい。他にも、制御部120は、被写体光の光量、被写体までの距離を示す情報などに基づき、光学系100の焦点距離および絞り量を制御してもよい。なお、光学系100の焦点距離とは、結像レンズ102の焦点距離であってよい。
光学パラメータ取得部132は、光学系100の焦点距離および絞り量を取得する。例えば、光学パラメータ取得部132は、光学系100の位置および絞り量を示す制御値を、制御部120から取得してよい。
また、画像処理パラメータ格納部188は、光学系100の位置および絞り量、光軸まわりの回転量に応じた画像処理パラメータを格納してよい。そして、画像処理部180は、画像処理パラメータ格納部188が格納している、光学系100の位置、絞り量、および回転量に応じた画像処理パラメータを用いて、撮像された画像に補正処理を施してよい。
以上説明したように、撮像装置110によると、マウント部108に装着された光学ユニットの組み付け度合い応じて、適切な画像処理を施すことができる。このため、光学ユニットが交換されて撮像された場合に、光学ユニットの組み付け度合い応じて異なる被写体像の歪みを、適切に補正したりすることができる。
なお、画像解析部160は、光学ユニットが換装された場合に、少なくとも最初に撮像された画像に基づき、上記の回転量を特定してよい。そして、解析結果記憶部162は、画像解析部160により特定された回転量を保持してよい。画像処理部180は、換装された光学ユニットが外されるまでの間に撮像された画像に、画像解析部160により保持された回転量に応じた補正処理を施してよい。このため、撮像装置110は、新たに撮像する度に上記の回転量を毎度特定することなく、解析結果記憶部162に保持された回転量に基づき、撮像された画像を補正することができる。
なお、撮像装置110は、レンズ交換式のデジタルスチルカメラであってよい。他にも、撮像装置110は、監視カメラであってよい。監視カメラにおいても、多様な撮像環境に対応することができるよう、光学ユニットがカメラ本体とは別に提供される場合がある。このような監視カメラを設置する場合、監視カメラを設置する作業者が、監視現場で光学ユニットを装着することがある。このため、作業者によって光学ユニットの組み付け度合いが異なってしまう場合がある。本実施形態の撮像装置110によると、異なる組み付け度合いで光学ユニットが組み付けられたとしても、組み付け度合いに応じて適切な補正処理を画像に施すことができる。
また、撮像装置110は、内視鏡であってよい。内視鏡は、観察対象に応じた光学ユニットがカメラ本体と別個に提供される場合がある。そして、光学ユニットは、医師などにより選択されて、内視鏡本体に装着される。本実施形態の撮像装置110によると、医師などによる光学ユニットの組み付け度合いに応じて、画像に補正処理を施すことができる。なお、撮像装置110は、上述した医療用の内視鏡の他に、工業用の内視鏡であってもよい。
なお、画像取得部130、画像解析部160、解析結果記憶部162、画像処理部180、画像処理パラメータ格納部188、出力部190、および光学パラメータ取得部132は、撮像装置110とは別の画像処理装置が備えてよい。画像処理装置は、撮像装置110から、画像と、当該画像を撮像した場合の光学系100の焦点距離および絞り量とを取得することにより、上述の補正処理を施すことができる。このような画像処理装置としては、パーソナルコンピュータなどの電子情報処理装置を例示することができる。
図2は、画像解析部160のブロック構成の一例を示す。画像解析部160は、空間周波数解析部200および位置関係特定部210を有する。
空間周波数解析部200は、撮像された画像の空間周波数成分を算出する。具体的には、空間周波数解析部200は、撮像された画像をフーリエ解析することにより、空間周波数成分を算出する。
位置関係特定部210は、空間周波数解析部200が算出した空間周波数成分を解析することにより、位置関係を特定する。より具体的には、位置関係特定部210は、空間周波数解析部200が算出した空間周波数成分を解析することにより、光軸まわりの光学系100の回転量を特定する。
このように、位置関係特定部210は、撮像された画像を解析して位置関係を特定する。そして、画像処理部180は、位置関係特定部210が特定した位置関係に応じた光学伝達特性の影響を補正する補正処理を、撮像された画像に施すことができる。
ここで、光学系100の光学特性を説明する。光学系100は、光変調部104による光の波面変調により、物点からの光の広がりを物点までの距離に対して略一定にする。例えば、光学系100は、光変調部104による光の波面変調により、撮像面における物点からの光の広がりを、物点までの距離に対して略一定にする。このため、撮像画像生成部172が生成した画像に含まれる被写体像は、被写体の位置によらず同様の大きさにぼかされている。
光変調部104は、一例として3次元的曲面を有する位相板であってよい。例えば、光変調部104は、光軸を原点とする座標に関す3次式で表される形状を有してよい。より具体的には、光変調部104は、光軸を原点とする直交座標の各座標値に関して、3次式で表される形状を有してよい。例えば、光学系100の光軸に直交する2軸をx、yとして、αを定数としたとき、光変調部104による波面収差はα(x+y)で表される。
このような光変調部104により、光軸を原点とする座標に関する3次の位相差分布が物点からの光に与えられる。これにより、光学系100を通過した光は、物点の位置によらず受光部170において同様のぼけとなって結像する。このため、画像処理部180が、撮像画像生成部172が生成した画像に、ぼけた点像を点像に戻す補正処理を施すことによって、異なる距離にある各被写体の像は、それぞれ鮮明な像に復元される。
図3は、光学系100による点像、および、光学系100を通じて撮像された画像をフーリエ解析した解析結果の一例を示す。ここで、本図で示される点像は、上述した3次式形状の光変調部104を有する光学系100により得られるものとする。また、紙面に向かって横方向がx軸の向き、縦方向がy軸の向きを示すものとする。
点像310aは、光変調部104が光軸まわりに所定の角度に固定された状態で得られる点像の一例を示す。また、点像310bは、光変調部104が光軸まわりに異なる角度に固定された状態で得られる点像の一例を示す。いずれの点像も、より明るい場所がより強い強度を示している。このように、光学系100による点像強度分布は、光軸まわりに回転非対称な形状となる。
フーリエ像320aは、点像310aを与える光学系100を通じて撮像された画像をフーリエ変換することによって得られたフーリエ像を示す。また、フーリエ像320bは、点像310bを与える光学系100を通じて撮像された画像をフーリエ変換することによって得られたフーリエ像を示す。いずれのフーリエ像にも、xy座標軸上に分布した十字の分布と、xy座標軸から特定角度だけ回転した十字の分布が含まれている。ここで、xy座標軸上の十字の分布は、画像のエッジに由来してフーリエ変換により生じる。
一方、座標軸から特定角度だけ回転した十字の分布は、点像310aおよび点像310bの向きに応じた向きに向いている。したがって、位置関係特定部210は、空間周波数解析部200がフーリエ解析して得られた空間周波数成分の周波数空間における分布に基づき、光変調部104の回転量を特定することができる。例えば、位置関係特定部210は、空間周波数成分の分布を周波数空間において主成分分析することによって、光変調部104の回転量を特定することができる。
このように、光変調部104が物点からの光に回転非対称な位相差分布を与える場合、光学系100による点像も回転非対称となる。この場合、位置関係特定部210は、光変調部104の回転量、ひいては、光学系100を有する光学ユニットの回転量を、撮像された画像から空間周波数解析により特定することができる。
図4は、画像処理パラメータ格納部188が格納している画像処理パラメータの一例を示す。画像処理パラメータ格納部188は、複数の回転量、複数の絞り値、複数のレンズ位置、および複数の画像エリアに対応づけて、複数の復元フィルタを格納している。
回転量は、光学系100の光軸まわりの回転量を示す。絞り値は絞り部106の絞り開度を示す。レンズ位置は、光軸方向の光学系100の位置を示す。また、画像エリアは復元対象となる画像上の領域を示す。なお、画像エリアが矩形である場合、画像エリアを特定する情報としては、矩形の対角の座標値を例示することができる。画像エリアが矩形でない場合には、エリアの外形を示すベクトル情報などを、画像エリアを特定する情報として例示することができる。
復元フィルタは、画像処理パラメータの一例であり、光変調部104によるぼけをキャンセルするデコンボリューションフィルタを例示することができる。デコンボリューションフィルタとしては、逆フィルタ法に基づくデジタルフィルタなどを例示することができる。なお、画像処理パラメータ格納部188は、複数の画像エリアに対応づけて、画像エリアに対する復元フィルタを格納している。
画像処理部180は、位置関係特定部210が特定した回転量、光学パラメータ取得部132が取得した絞り値および光学系の位置に対応づけて、画像処理パラメータ格納部188が格納している各画像エリアに対する復元フィルタを選択する。そして、画像処理部180は、各画像エリアの画像信号を、それぞれの画像エリアに対する復元フィルタを用いて復元する。なお、画像処理パラメータ格納部188は、光学系100の焦点距離にさらに対応づけて、複数の復元フィルタを格納してもよい。そして、画像処理部180は、位置関係特定部210が特定した回転量、光学パラメータ取得部132が取得した絞り値、光学系の位置、および焦点距離に対応づけて、画像処理パラメータ格納部188が格納している各画像エリアに対する復元フィルタを選択してもよい。
以上説明したように、画像処理パラメータ格納部188がエリア毎に復元フィルタを格納しているので、画像処理部180は、撮像画像生成部172が生成した画像に、像高に応じた補正処理を施すことができる。また、画像処理パラメータ格納部188が回転量およびレンズ位置などの光学パラメータ毎に復元フィルタを格納しているので、画像処理部180は、撮像画像生成部172が生成した画像に、当該画像が撮像された場合における光学系100の光学パラメータに応じた補正処理を施すことができる。したがって、画像処理部180は、ぼけた被写体像を復元する適切な復元フィルタを用いることができ、ひいては、補正処理によって生じるアーチファクトの強度を低減することができる。
図5は、光変調部104の構成の一例を示す。上述した波面変調効果は、一の面がx軸およびy軸について3次式で表される形状を有する光変調部104で得ることができる。同様の波面変調効果は、本図に示されるように、それぞれ1次元的な位相差分布を物点からの光に与える複数の光変調部104aおよび光変調部104bにより得ることもできる。
光変調部104aおよび光変調部104bは、それぞれ3次式で表される形状を一の面に有している。光変調部104aおよび光変調部104bは、z軸で表される光軸方向に並べて配列される。一例として、光変調部104aおよび光変調部104bは、それぞれが位相差分布を与える方向が実質的に直交するよう組み上げられて、光学系100として製造される。このような光変調部104を用いた光学系100についても、上述したように、画像処理部180は、マウント部108への組み付け度合いに応じた被写体像の劣化を適切に補正することができる。
光変調部104の他の例として、光変調部104aおよび光変調部104bの少なくとも一方は、光軸まわりに回転可能に設けられてもよい。制御部120は、光変調部104aおよび光変調部104bの少なくとも一方を、それぞれ独立に光軸まわりに回転させることができる。このような光変調部104を用いた形態について、図6および図7に関連して説明する。
図6は、光変調部104aおよび光変調部104bの向きが、波面変調効果を与えない向きに調整された状態を示す。本図の例では、光変調部104aおよび光変調部104bのそれぞれが与える位相差分布がキャンセルするように、光変調部104aの向きが、図5で示された状態から光軸まわりに90度回転させられている。なお、光変調部104aおよび光変調部104bは、それぞれこの発明における第1光変調部および第2光変調部の一例であってよい。
このような状態では、光変調部104aおよび光変調部104bにより与えられる合計の位相は、光軸面に垂直な面内で略一定値となる。このため、結像レンズ102による結像効果が、光学系100による結像効果として残る。そこで、制御部120は、光変調部104aおよび光変調部104bのそれぞれの向きを本図に示した向きに調整することで、主要被写体にフォーカスすることができる。例えば、制御部120は、コントラスト検出方式で主要被写体にフォーカスすることができる。
その後、制御部120は、主要被写体にフォーカスされた状態で、光変調部104aおよび光変調部104bのそれぞれの向きを図5に示す向きに調整する。これにより、主要被写体の位置が光学系100の被写界深度内に入った状態で主要被写体を撮像することができる。光変調部104による波面変調効果により被写界深度を拡大することができるが、上述のフォーカス制御により、主要被写体の位置が被写界深度内に確実に入るよう光学系100の被写界深度を調整することができる。
図7は、光変調部104aおよび光変調部104bによる点像およびフーリエ像の一例を示す。本図においても、紙面に向かって横方向がx軸の向き、縦方向がy軸の向きを示すものとする。点像710が示す強度分布は、90度より狭い角度をなしている。したがって、光変調部104aおよび光変調部104bの向きは、それぞれが位相差分布を与える方向が90度より小さい角度になる状態にされていることがわかる。
フーリエ像720は、点像710を与える光学系100を通じて撮像された画像をフーリエ変換することによって得られたフーリエ像を示す。フーリエ像720には、xy座標軸上に分布した十字の分布の他に、点像710が示す強度分布に応じた向きに広がった分布を有している。したがって、位置関係特定部210は、空間周波数解析部200がフーリエ解析して得られた空間周波数成分の周波数空間における分布に基づき、光変調部104aおよび光変調部104bのそれぞれの回転量を特定することができる。
そして、画像処理部180は、当該回転量に応じた光学伝達特性の影響を補正する補正処理を、撮像された画像に施す。これにより、光変調部104aおよび光変調部104aで与えられる位相差分布の方向が直交関係からずれた状態で撮像された場合であっても、撮像された画像を当該ずれに応じて補正することができる。フォーカス性能を高めるために光変調部104aおよび光変調部104bが回転可能に設けられると回転方向の位置決め精度の低下に応じて被写体像が劣化してしまうが、本形態によると、回転方向のずれを補正することができるので、光変調部104aおよび光変調部104bの光軸まわりの回転方向の相対的なずれをある程度許容することができる。このため、フォーカス性能が高く、かつ劣化の少ない被写体像を提供できる撮像装置110を提供することができる。
このように、位置関係特定部210は、撮像画像生成部172が生成した画像を解析することにより、制御部120により回転制御された光変調部104aおよび光変調部104bのそれぞれの回転量を特定する。そして、画像処理部180は、位置関係特定部210が特定した光変調部104aおよび光変調部104bのそれぞれの回転量に応じた光学伝達特性の影響を補正する補正処理を、撮像された画像に施すことができる。例えば、画像処理パラメータ格納部188は、図5に関連して説明した回転量として、光変調部104aおよび光変調部104bのそれぞれの回転量を格納する。そして、画像処理部180は、光変調部104aおよび光変調部104bのそれぞれの回転量に対応づけて画像処理パラメータ格納部188が格納している復元フィルタを、撮像画像生成部172が生成した画像に適用してよい。
以上、図1から図7に関連して説明した撮像装置110によると、例えばレンズ交換式のカメラにおいて、光学ユニットの装着ずれに応じた被写体像の歪みを、適切な復元フィルタを用いることで解消することができる場合がある。また、光学ユニットが有する各光学素子の組み上げ誤差による歪みも、適切な復元フィルタを用いることで解消することができる場合がある。
なお、撮像された画像とは、動画に含まれる複数の動画構成画像であってよい。動画構成画像としては、フレーム画像を例示することができる。画像処理部180は、動画に含まれる複数の動画構成画像のそれぞれに、上述の画像処理を施すことができる。
また、上記の説明では、3次式曲面を有する位相板を用いた光学系100について説明したが、他の種々の手段で波面を変形させることができる。例えば、光変調部104としては、3次式以外の形状で厚みが変化する光学素子、屈折率が変化する光学素子(例えば、屈折率分布型の波面変調光学素子)、レンズ表面へのコーディングにより厚み、屈折率が変化する光学素子(例えば、波面変調ハイブリッドレンズ)、光の位相分布を変調することができる液晶素子(例えば、液晶空間位相変調素子)などを例示することができる。
図8は、撮像装置110として機能するコンピュータ1500のハードウェア構成の一例を示す。本図に関連して説明するコンピュータ1500などの電子情報処理装置が、撮像装置110として機能することができる。
コンピュータ1500は、CPU周辺部と、入出力部と、レガシー入出力部とを備える。CPU周辺部は、ホスト・コントローラ1582により相互に接続されるCPU1505、RAM1520、グラフィック・コントローラ1575、及び表示デバイス1580を有する。入出力部は、入出力コントローラ1584によりホスト・コントローラ1582に接続される通信インターフェイス1530、ハードディスクドライブ1540、及びCD−ROMドライブ1560を有する。レガシー入出力部は、入出力コントローラ1584に接続されるROM1510、フレキシブルディスク・ドライブ1550、及び入出力チップ1570を有する。
ホスト・コントローラ1582は、RAM1520と、より高い転送レートでRAM1520をアクセスするCPU1505、及びグラフィック・コントローラ1575とを接続する。CPU1505は、ROM1510、及びRAM1520に格納されたプログラムの内容に応じて動作して、各部の制御をする。グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等がRAM1520内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得して、表示デバイス1580上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ1584は、ホスト・コントローラ1582と、比較的高速な入出力装置であるハードディスクドライブ1540、通信インターフェイス1530、CD−ROMドライブ1560を接続する。ハードディスクドライブ1540は、CPU1505が使用するプログラム、及びデータを格納する。通信インターフェイス1530は、ネットワーク通信装置1598に接続してプログラムまたはデータを送受信する。CD−ROMドライブ1560は、CD−ROM1595からプログラムまたはデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540、及び通信インターフェイス1530に提供する。
入出力コントローラ1584には、ROM1510と、フレキシブルディスク・ドライブ1550、及び入出力チップ1570の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM1510は、コンピュータ1500が起動するときに実行するブート・プログラム、あるいはコンピュータ1500のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ1550は、フレキシブルディスク1590からプログラムまたはデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540、及び通信インターフェイス1530に提供する。入出力チップ1570は、フレキシブルディスク・ドライブ1550、あるいはパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
CPU1505が実行するプログラムは、フレキシブルディスク1590、CD−ROM1595、またはICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。記録媒体に格納されたプログラムは圧縮されていても非圧縮であってもよい。プログラムは、記録媒体からハードディスクドライブ1540にインストールされ、RAM1520に読み出されてCPU1505により実行される。CPU1505により実行されるプログラムは、コンピュータ1500を、図1から図7に関連して説明した制御部120、操作部122、撮像画像生成部172、画像記憶部174、画像取得部130、画像処理部180、出力部190、画像処理パラメータ格納部188、画像解析部160、解析結果記憶部162、および光学パラメータ取得部132などとして機能させる。
以上に示したプログラムは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク1590、CD−ROM1595の他に、DVDまたはPD等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークあるいはインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスクまたはRAM等の記憶装置を記録媒体として使用して、ネットワークを介したプログラムとしてコンピュータ1500に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
一実施形態に係わる撮像装置110のブロック構成の一例を、光学系100とともに示す図である。 画像解析部160のブロック構成の一例を示す図である。 点像およびフーリエ像の一例を示す図である。 画像処理パラメータ格納部188が格納している画像処理パラメータの一例を示す図である。 光変調部104の構成の一例を示す図である。 光変調部104aおよび光変調部104bが波面変調効果を与えない向きに調整された状態を示す。 光変調部104aおよび光変調部104bによる点像およびフーリエ像の一例を示す図である。 撮像装置110として機能するコンピュータ1500のハードウェア構成の一例を示す図である。
符号の説明
100 光学系
102 結像レンズ
104 光変調部
106 絞り部
108 マウント部
110 撮像装置
120 制御部
122 操作部
130 画像取得部
132 光学パラメータ取得部
160 画像解析部
162 解析結果記憶部
170 受光部
172 撮像画像生成部
174 画像記憶部
180 画像処理部
188 画像処理パラメータ格納部
190 出力部
200 空間周波数解析部
210 位置関係特定部
310 点像
320 フーリエ像
710 点像
720 フーリエ像
1500 コンピュータ
1505 CPU
1510 ROM
1520 RAM
1530 通信インターフェイス
1540 ハードディスクドライブ
1550 フレキシブルディスク・ドライブ
1560 CD−ROMドライブ
1570 入出力チップ
1575 グラフィック・コントローラ
1580 表示デバイス
1582 ホスト・コントローラ
1584 入出力コントローラ
1590 フレキシブルディスク
1595 CD−ROM
1598 ネットワーク通信装置

Claims (15)

  1. 撮像面との位置関係に応じて光学伝達特性が変化する光学系を通過した被写体光により、画像を撮像する撮像部と、
    前記位置関係に応じた光学伝達特性を特定すべく前記撮像部が撮像した画像を解析する画像解析部と、
    前記画像解析部が解析した解析結果に基づいて、前記位置関係に応じた光学伝達特性の影響を補正する補正処理を、前記撮像部が撮像した画像に施す画像処理部と
    を備える撮像装置。
  2. 前記画像解析部は、
    前記撮像部が撮像した画像を解析して前記位置関係を特定する位置関係特定部
    を有し、
    前記画像処理部は、前記位置関係特定部が特定した位置関係に応じた光学伝達特性の影響を補正する補正処理を、前記撮像部が撮像した画像に施す
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記画像解析部は、
    前記撮像部が撮像した画像の空間周波数成分を算出する空間周波数解析部
    をさらに有し、
    前記位置関係特定部は、前記空間周波数解析部が算出した空間周波数成分を解析することにより、前記位置関係を特定する
    請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像部は、点像強度分布が光軸まわりに回転非対称な前記光学系を通過した被写体光により、画像を撮像し、
    前記位置関係特定部は、前記空間周波数解析部が算出した空間周波数成分を解析することにより、光軸まわりの前記光学系の回転量を特定し、
    前記画像処理部は、前記位置関係特定部が特定した回転量に応じた光学伝達特性の影響を補正する補正処理を、前記撮像部が撮像した画像に施す
    請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記光軸まわりの回転量に応じた画像処理パラメータを格納する画像処理パラメータ格納部
    をさらに備え、
    前記画像処理部は、前記画像処理パラメータ格納部が格納している、前記位置関係特定部が特定した回転量に応じた画像処理パラメータを用いて、前記撮像部が撮像した画像に前記補正処理を施す
    請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像部は、物点からの光に回転非対称な位相差分布を与える光変調部と結像レンズとを有する前記光学系を通過した被写体光により、画像を撮像する
    請求項4または5に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像部は、前記光変調部による光の波面変調により、物点からの光の広がりが物点までの距離に対して略一定な前記光学系を通過した被写体光により、画像を撮像する
    請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像部は、光軸を原点とする座標に関する3次の位相差分布を物点からの光に与える前記光変調部を有する前記光学系を通過した被写体光により、画像を撮像する
    請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記撮像部は、光軸を原点とする直交座標系のそれぞれの座標軸成分の座標値に関する3次の位相差分布を物点からの光に与える前記光変調部を有する前記光学系を通過した被写体光により、画像を撮像する
    請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記光変調部が有する第1光変調部および第2光変調部であり、1次元的な位相差分布を物点からの光に与える第1光変調部および第2光変調部のそれぞれを、光軸まわりに独立に回転させる制御部
    をさらに備え、
    前記位置関係特定部は、前記撮像部が撮像した画像を解析することにより、前記制御部により回転制御された前記第1光変調部および前記第2光変調部のそれぞれの回転量を特定し、
    前記画像処理部は、前記位置関係特定部が特定した前記第1光変調部および前記第2光変調部のそれぞれの回転量に応じた光学伝達特性の影響を補正する補正処理を、前記撮像部が撮像した画像に施す
    請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記光学系を有する光学ユニットを脱着可能に固定するマウント部
    をさらに備える請求項1乃至10のいずれかに記載の撮像装置。
  12. 前記マウント部は、前記光学ユニットが光軸まわりに回転されてねじ込まれることで、前記光学ユニットを固定する
    請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記画像解析部による解析結果を記憶する解析結果記憶部と、
    前記画像処理部は、前記解析結果記憶部が記憶している解析結果に基づいて、前記位置関係に応じた光学伝達特性の影響を補正する補正処理を施す
    請求項1乃至12のいずれかに記載の撮像装置。
  14. 撮像面との位置関係に応じて光学伝達特性が変化する光学系を通過した被写体光により、画像を撮像する撮像段階と、
    前記位置関係に応じた光学伝達特性を特定すべく前記撮像段階において撮像された画像を解析する画像解析段階と、
    前記画像解析段階において解析された解析結果に基づいて、前記位置関係に応じた光学伝達特性の影響を補正する補正処理を、前記撮像段階において撮像された画像に施す画像処理段階と
    を備える撮像方法。
  15. 撮像装置用のプログラムであって、コンピュータを、
    撮像面との位置関係に応じて光学伝達特性が変化する光学系を通過した被写体光により、画像を撮像する撮像部、
    前記位置関係に応じた光学伝達特性を特定すべく前記撮像部が撮像した画像を解析する画像解析部、
    前記画像解析部が解析した解析結果に基づいて、前記位置関係に応じた光学伝達特性の影響を補正する補正処理を、前記撮像部が撮像した画像に施す画像処理部
    として機能させるプログラム。
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