JP2010085104A - 塵芥車重量計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 塵芥車のエンジンの振動を積極的に利用することにより塵芥の重量を容易にかつ正確に計量することが可能な塵芥車重量計を提供すること。
【解決手段】 塵芥車の塵芥車重量計が、塵芥の重量に応じたアナログデータを出力する重量センサR1〜R4と、前記重量センサが出力する前記アナログデータを所定の周波数でサンプリングして該アナログデータに応じたデジタルデータに変換するAD変換部40fと、前記AD変換部が変換する前記デジタルデータに基づき前記塵芥の重量を計算する計算部40gと、を備え、前記塵芥車重量計は、前記AD変換器が少なくとも前記塵芥車が備えるエンジンの振動周波数よりも高い前記所定の周波数で前記アナログデータをサンプリングして前記デジタルデータに変換するように構成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、塵芥車が備える塵芥の重量を計量する塵芥車重量計に関し、特に、塵芥車が備えるエンジンの振動を利用することにより塵芥の重量を正確に計量することが可能な塵芥車重量計に関する。
従来から、家庭及び企業等から塵芥の収集所に持ち出された塵芥を回収するための環境整備車両として、塵芥収集車(以下、単に「塵芥車」という)が用いられている。
塵芥車は、塵芥の重量を計量するための塵芥車重量計を備えている。この塵芥車が備える塵芥車重量計は、家庭及び企業等から塵芥の収集所に持ち出された塵芥の重量を計量可能に構成されている。例えば、塵芥車は、家庭及び企業等から塵芥の収集所に持ち出された塵芥を、その塵芥収集躯体の内部に収納する。すると、この塵芥と塵芥収集躯体との全体の重量が、塵芥車の塵芥収集躯体の下方に配設された塵芥重量計量用のロードセルにより計量される。ここで、塵芥車重量計の重量表示部には、塵芥収集躯体と塵芥との合計の重量から塵芥収集躯体の重量が差し引かれた重量が表示される。つまり、塵芥車では、回収した塵芥の重量のみが重量表示部に表示される。これにより、塵芥車の運転者は、塵芥収集躯体の内部に収納した塵芥の重量を認識することが可能になる。
図6は、従来の塵芥車重量計の構成を模式的に示すブロック図である。
図6を参照しながら具体的に説明すると、従来の塵芥車は、通常、車載専用に開発された第1〜4ロードセルR1〜R4を塵芥収集躯体の下方の4隅の部分に備えている(例えば、特許文献1参照)。
このような従来の塵芥車では、4個の第1〜4ロードセルR1〜R4が塵芥車のシャーシ上に配設されており、塵芥車の塵芥収集躯体をその下方から支持している。そして、この4個の第1〜4ロードセルR1〜R4は、塵芥収集躯体の内部に塵芥が収納されると、その収納された塵芥と塵芥収集躯体との全体の重量に比例する電気信号を出力する。すると、塵芥車重量計の計量表示部付コントローラ101では、その出力された電気信号(アナログデータ)が1系統の電気信号に纏められる。その後、1系統に纏められた電気信号は、ハイカットフィルタ101a,利得調整部101b,マルチプレクサ101cを介してAD変換部101dに導かれ、このAD変換部101dによりデジタルデータに変換される。AD変換部101dからのデジタルデータは、計算部101eによって測定値に変換される。この際、塵芥車重量計では、予め計量されている塵芥収集躯体の重量が、塵芥収集躯体と塵芥との合計の重量から差し引かれる。そして、塵芥車重量計の計量表示部付コントローラ101に設けられた重量表示部101gには、塵芥収集躯体と塵芥との合計の重量から塵芥収集躯体の重量が差し引かれた、塵芥の正味の重量が数値により表示される。ここで、図6に示すように、従来の計量表示部付きコントローラ101において、マルチプレクサ101c,AD変換部101d,及び計算部101eは、ワンチップマイコン101fに設けられている。尚、塵芥車の運転者は、塵芥収集躯体の内部に収納した塵芥の重量を認識すると共に、必要に応じて、その塵芥の重量が記録されたレシートを印刷する。
上記のように、従来の塵芥車重量計では、4個の第1〜4ロードセルR1〜R4からの電気信号が1系統の電気信号に纏められていたため、個々のロードセルに加わるエンジンの振動成分を有効に利用できる構成となっていなかった。又、エンジンの振動成分は、必要のないものとして、その成分をハイカットフィルタ101aによって一律にカットしていた。即ち、従来の塵芥車重量計では、エンジンの振動を利用するという発想が存在しなかった。
特開2004−224503号公報
従来の塵芥車重量計では、測定精度を向上させる場合、第1〜4ロードセルR1〜R4からの電気信号(アナログデータ)をデジタルデータに変換するAD変換部101dの分解能を向上させることが考えられる。しかし、従来のAD変換部101dは、図6に示すように、計算部101a等と共にワンチップマイコン101fに設けられていたため、測定精度を向上させようとすると、AD変換部101dのみならずワンチップマイコン101fごと交換しなければならないという問題点があった(図6参照)。
又、一般的に、AD変換器は分解能が大きいものほど高コストになる。そのため、所望の測定精度となるように分解能の大きいAD変換器を使用しようとすると、それまで使用していたAD変換器と比較して、はるかに高コストになるという問題点があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、塵芥車のエンジンの振動を積極的に利用することにより塵芥の重量を容易にかつ正確に計量することが可能な塵芥車重量計を安価に提供することを目的としている。
上記従来の課題を解決するために、本発明に係る塵芥車重量計は、塵芥の重量に応じたアナログデータを出力する重量センサと、前記重量センサが出力する前記アナログデータを所定の周波数でサンプリングして該アナログデータに応じたデジタルデータに変換するAD変換部と、前記AD変換部が変換する前記デジタルデータに基づき前記塵芥の重量を計算する重量計算部と、を備える塵芥車の塵芥車重量計であって、前記塵芥車重量計は、前記AD変換部が少なくとも前記塵芥車が備えるエンジンの振動周波数よりも高い前記所定の周波数で前記アナログデータをサンプリングして前記デジタルデータに変換するように構成されている。
かかる構成とすると、塵芥車重量計が、塵芥車が備えるエンジンの振動をディザ信号として利用して、AD変換部が少なくとも塵芥車が備えるエンジンの振動周波数よりも高い所定の周波数でアナログデータをサンプリングしてデジタルデータに変換する。これにより、AD変換部を分解能が大きいものに交換しなくても、従来のAD変換部のままで、従来よりも分解能が大きいものに交換したのと同様の効果が得られる。その結果、塵芥の重量を容易にかつ正確に計量することが可能な塵芥車重量計を安価に提供することが可能になる。
この場合、前記AD変換部が、前記塵芥車が備えるエンジンのアイドリング時の振動周波数よりも高い前記所定の周波数で前記アナログデータをサンプリングして前記デジタルデータに変換するように構成されている。
かかる構成とすると、AD変換部が、塵芥車が備えるエンジンのアイドリング時の振動周波数よりも高い所定の周波数でアナログデータをサンプリングしてデジタルデータに変換するので、エンジンのアイドリング時に塵芥の重量を容易にかつ正確に計量することが可能な塵芥車重量計を安価に提供することが可能になる。
又、上記の場合、前記AD変換部が変換する前記デジタルデータを平均化する平均計算部を更に備え、前記平均計算部は、前記塵芥車が備えるエンジンのアイドリング時の振動周波数の周期よりも長い時間で前記デジタルデータを平均化するように構成されている。
かかる構成とすると、平均計算部が、塵芥車が備えるエンジンのアイドリング時の振動周波数の周期よりも長い時間で、デジタルデータを平均化するので、塵芥の重量を容易にかつより一層正確に計量することが可能な塵芥車重量計を安価に提供することが可能になる。
又、上記の場合、前記重量センサが出力する前記アナログデータにおける特定の周波数成分のみを選択的に通過させるフィルタを更に備え、前記フィルタは、前記塵芥車が備えるエンジンのアイドリング時の振動周波数成分を含む特定の前記アナログデータのみを選択的に通過させるように構成されている。
かかる構成とすると、フィルタが、塵芥車が備えるエンジンのアイドリング時の振動周波数成分を含む特定のアナログデータのみを選択的に通過させるので、アナログデータにおける不要な周波数成分に起因する悪影響を取り除くことが可能になる。
この場合、前記フィルタとして、ハイカットフィルタ、ローパスフィルタ、及び、バンドパスフィルタのうちの少なくとも何れかを備えている。
又、上記の場合、前記重量センサが出力する前記アナログデータの振幅を調整する利得調整部を更に備え、前記利得調整部は、前記重量センサが出力する前記アナログデータの振幅が前記AD変換部のビット分解能の2〜5ビット相当となるように該アナログデータの振幅を調整するように構成されている。
かかる構成とすると、重量センサが出力するアナログデータの振幅がAD変換部のビット分解能の2〜5ビット相当となるように調整され、つまり、重量センサの出力信号の振幅がAD変換部に対して最適な大きさの振幅に調整されるので、AD変換部におけるAD変換が好適に実行されるようになる。
本発明に係る塵芥車重量計によれば、塵芥車のエンジンの振動を積極的に利用することにより塵芥の重量を容易にかつ正確に計量することが可能な塵芥車重量計を安価に提供することが可能になるという効果を得ることができる。
本発明では、塵芥車のエンジンの振動を抑制するのではなく、そのエンジンの振動をディザ信号として積極的に利用して、そのエンジンの振動の周波数よりも十分に高い周波数でロードセルの出力信号をサンプリングする。そして、そのサンプリングしたデータをAD変換した後、このAD変換により得られたデジタルデータを平均化して利用する。これにより、AD変換部の見かけ上の分解能を向上させ、もって、塵芥の重量を容易にかつ正確に計量することを可能とする。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、本発明に係る塵芥車100及び塵芥車重量計100aの構成について説明する。
図1は、本発明に係る塵芥車及びそれが備える塵芥車重量計の構成を模式的に示す構成図であって、図1(a)は塵芥車の外観を示す側方図であり、図1(b)は塵芥車重量計の外観を示す構成図である。
図1(a)に示すように、本実施の形態に係る塵芥車100は、キャブ10と、シャーシ20と、塵芥収集躯体30と、を備えている。
塵芥車100のキャブ10は、運転者が着席する乗員室と、塵芥車100の動力源としてのエンジン(図示せず)と、このエンジンの回転軸の回転駆動力を変速させかつ車輪に伝達させるための変速手段等の構成要素と、を備えている。又、シャーシ20は、シャーシ20の本体としてのフレームと、このフレームにおいてエンジンの回転軸の回転駆動力を車輪に伝達させるための動力伝達手段と、エンジンの駆動用燃料を貯蔵するための燃料貯蔵手段等の構成要素と、を備えている。そして、乗員室に着席した運転者は、エンジン等の塵芥車100の構成要素を直接又は間接的に操作することで、塵芥車100の動作を適宜制御する。又、塵芥車100の塵芥収集躯体30には、家庭や会社等から排出された塵芥が収納される。
又、図1(a)に示すように、塵芥車100のシャーシ20と塵芥収集躯体30とは、第1,2ロードセルR1,R2(及び、図1(a)では図示しないが、第3,4ロードセルR3,R4)により相互に連結されている。具体的には、塵芥車100は、車載専用に開発された塵芥重量計量用の第1〜4ロードセルR1〜R4を、塵芥収集躯体30の下方の4隅の部分に備えている。そして、この4個の第1〜4ロードセルR1〜R4は、塵芥車100のシャーシ20に連結されている。これにより、塵芥車100の第1〜4ロードセルR1〜R4は、塵芥収集躯体30をその下方から支持している。
一方、図1(b)に示すように、本実施の形態に係る塵芥車重量計100aは、第1ロードセルR1と、第2ロードセルR2と、第3ロードセルR3と、第4ロードセルR4と、配線C1〜C4と、計量表示部付コントローラ40と、により構成されている。
第1〜4ロードセルR1〜R4は、例えば、荷重が加わった場合の変形量が予め判明している弾性変形体とひずみゲージとを組み合わせた荷重センサであって、その弾性変形体の変形によるひずみゲージの電気抵抗の変化を測定することにより、塵芥の重量を計量可能に構成されている。本実施の形態に係る第1〜4ロードセルR1〜R4は、塵芥収集躯体30の内部に収納する塵芥の最大収納量に合わせて、その最大計量可能重量が設定されている。そして、第1〜4ロードセルR1〜R4の出力端子(図示せず)と計量表示部付コントローラ40の入力端子(図示せず)とが、配線C1〜C4により電気的に接続されている。
又、計量表示部付コントローラ40は、収集した塵芥の重量を表示する重量表示部40iと、塵芥車重量計100aの動作を適宜制御するための入力操作を行う入力部40jと、を備えている。この入力部40jを介して、所定の入力操作が行われ、第1〜4ロードセルR1〜R4により塵芥の重量が計量されると、その塵芥の重量が重量表示部40iに表示される。
尚、図1(a)及び図1(b)に示す塵芥車100及び塵芥車重量計100aの外観上の構成は、従来の塵芥車及び塵芥車重量計の外観上の構成と同様である。
次に、本発明に係る塵芥車重量計100aの内部構成について説明する。
図2は、本発明に係る塵芥車重量計の内部構成を模式的に示すブロック図であって、図2(a)は計量表示部付コントローラの内部構成を示すブロック図であり、図2(b)は計量表示部付コントローラが備える各信号調整部の内部構成を示すブロック図である。
図2(a)に示すように、本実施の形態に係る計量表示部付コントローラ40は、第1〜4信号調整部40a〜40dと、マルチプレクサ40eと、AD変換部40fと、計算部40gと、重量表示部40iと、を備えている。ここで、図2(a)に示すように、本実施の形態に係る計量表示部付きコントローラ40において、マルチプレクサ40e,AD変換部40f,計算部40gは、ワンチップマイコン40hに設けられている。
第1〜4信号調整部40a〜40dは、それぞれ、第1〜4ロードセルR1〜R4の出力信号を、AD変換部40fのための適切な出力信号に調整する。
図2(b)を参照しながら、第1信号調整部40aを取り上げて詳細に説明すると、この第1信号調整部40aは、ハイカットフィルタ401と、信号増幅部402と、バンドパスフィルタ403及びローパスフィルタ404と、利得調整部405と、加算部406と、を備えている。
ハイカットフィルタ401は、AD変換前に第1ロードセルR1の出力信号に含まれる有害な高調波信号やノイズ信号を除去するために、第1ロードセルR1の出力信号における約50Hz以下の周波数の出力信号を通過させ、その出力信号における約50Hzよりも高い周波数の出力信号を阻止する。即ち、第1ロードセルR1の出力信号には、塵芥車100が備えるエンジンのアイドリング時の基本周波数である約50Hz以下の周波数の出力信号の他に、通常、塵芥の計量にとって有害となる高調波信号やノイズ信号が多く含まれている。ここで、本実施の形態におけるディザ信号(計量精度を向上させるために意図的に追加又は利用される信号)としては、塵芥車100が備えるエンジンのアイドリング時の基本周波数である約10〜50Hzの周波数の出力信号が利用可能である一方で、高調波信号やノイズ信号は、塵芥の重量の計量精度を悪化させる原因となる。そこで、本実施の形態では、AD変換の前に第1ロードセルR1の出力信号における約50Hz以下の周波数の出力信号を通過させ、それよりも高い周波数の出力信号を阻止するハイカットフィルタ401を配設することで、第1ロードセルR1の出力信号から有害な高調波信号やノイズ信号を除去する。
又、信号増幅部402は、第1ロードセルR1の出力信号が微弱であるため、ハイカットフィルタ401により約50Hzよりも高い周波数の出力信号が除去された第1ロードセルR1の出力信号を、計量表示部付コントローラ40において要求される所定の信号強度にまで増幅する。例えば、この信号増幅部402は、第1ロードセルR1の出力信号の電流を増幅する電流増幅器を備え、この電流増幅器により、第1ロードセルR1の出力信号を所定の信号強度にまで電流増幅する。
又、バンドパスフィルタ403は、AD変換部40fの見かけ上の分解能を適切に向上させるため、信号増幅部402により増幅された第1ロードセルR1の出力信号における所定の周波数範囲の出力信号のみを通過させる。このように、バンドパスフィルタ403により第1ロードセルR1の出力信号における所定の周波数範囲の出力信号のみを通過させるのは、次の理由による。即ち、塵芥車100が備えるエンジンのアイドリング時の周期的な振動信号の周波数にはディザ信号としての最適値があって、その周波数が著しく低い場合にはAD変換部40fが出力するデジタルデータが分散せず、その周波数が著しく高い場合には、AD変換部40fが出力するデジタルデータを平均化しても、そのAD変換部40fの見かけ上の分解能を適切に向上させることができない。ここで、塵芥車100が備えるエンジンのアイドリング時の周期的な振動信号の周波数は、それぞれの塵芥車によって異なるものであり、通常、一定の周波数とはならない。そこで、本実施の形態では、第1ロードセルR1の出力信号を信号増幅部402により増幅した後、その出力信号から所定の周波数範囲の出力信号のみをバンドパスフィルタ403により取り出す。これにより、塵芥車100が備えるエンジンのアイドリング時の周期的な振動信号から、ディザ信号として最適な振動信号のみを抽出する。
又、ローパスフィルタ404は、信号増幅部402により増幅された第1ロードセルR1の出力信号から塵芥の重量の出力信号である1Hz以下の直流信号成分のみを取り出すため、第1ロードセルR1の出力信号における1Hz以下の出力信号のみを選択的に通過させる。この際、ローパスフィルタ404は、1Hz以下の直流信号成分である第1ロードセルR1の出力信号を実質的に減衰させることなく通過させて、これを後述する加算部406に提供する。
又、利得調整部405は、バンドパスフィルタ403を通過した第1ロードセルR1の出力信号の振幅をAD変換に対して最適な大きさの振幅とするべく、その第1ロードセルR1の出力信号の振幅がAD変換のビット分解能の2〜5ビット相当となるように利得を調整する。尚、この利得調整部405は、手動により第1ロードセルR1の出力信号の振幅を調整するように構成してもよく、或いは、AD変換後のデジタルデータに基づき自動で第1ロードセルR1の出力信号の振幅が調整されるように構成してもよい。
又、加算部406は、利得調整部405からの出力信号と、ローパスフィルタ404を通過した第1ロードセルR1の出力信号と、を加算する。そして、この加算部406は、加算された利得調整部405からとローパスフィルタ404からとの出力信号を、AD変換用の出力信号として後述するマルチプレクサ40eに提供する。
尚、本実施の形態において、第2〜4信号調整部40b〜40dの内部構成と、上述した第1信号調整部40aの内部構成とは同様である。
一方、図2(a)に示すように、本実施の形態に係る計量表示部付コントローラ40は、マルチプレクサ40eを備えている。このマルチプレクサ40eは、例えば、所定のアナログスイッチにより構成され、第1〜4信号調整部40a〜40dの出力信号から1つの出力信号を選択して、これを後述するAD変換部40fに出力する。具体的には、このマルチプレクサ40eは、第1〜4信号調整部40a〜40dの出力信号を単独のAD変換部40fにより受けるために、第1〜4信号調整部40a〜40dの出力信号を時分割で自動的に順次切り替えてAD変換部40fに提供する。或いは、このマルチプレクサ40eは、第1〜4信号調整部40a〜40dのそれぞれの出力信号を1つの出力信号とするべく混合してAD変換部40fに提供する。
又、AD変換部40fは、マルチプレクサ40eが出力するアナログデータをそれに対応するデジタルデータに変換する。本実施の形態では、AD変換部40fは、マルチプレクサ40eの出力信号に含まれるディザ信号を検出して、この検出したディザ信号の周波数(塵芥車100が備えるエンジンのアイドリング時の振動周波数)よりも十分に高い周波数でマルチプレクサ40eが出力するアナログデータをサンプリングする。そして、そのサンプリングしたアナログデータをそれに対応するデジタルデータに変換する。
又、計算部40g(CPU)は、AD変換部40fが出力する時系列デジタルデータを平滑化(平均化)する。例えば、計算部40gは、AD変換部40fが出力するn個の時系列デジタルデータの単純移動平均値を計算する。ここで、計算部40gは、塵芥車100が備えるエンジンのアイドリング時の振動周波数の周期よりも長い時間で、時系列デジタルデータを平滑化(平均化)するように構成されている。尚、この計算部40gは、AD変換部40fが出力する時系列デジタルデータの単純移動平均値に限らず、その加重移動平均値や指数平滑移動平均値等を計算してもよい。
又、この計算部40gは、移動平均計算を実行した結果に基づき、塵芥車100が備える塵芥収集躯体30の内部に収納した塵芥の重量を計算する。この際、この計算部40gでは、予め計量された塵芥収集躯体30の重量が、塵芥収集躯体30と塵芥との合計の重量から差し引かれる。これにより、塵芥車重量計100aでは、塵芥収集躯体30と塵芥との合計の重量から塵芥収集躯体30の重量が差し引かれた、塵芥収集躯体30の内部に収納された塵芥の正味の重量が計算される。
又、重量表示部40iは、計算部40gの出力信号に基づき、塵芥車100が備える塵芥収集躯体30の内部に収納した塵芥の重量を数値により表示する。ここで、本実施の形態では、この塵芥の重量は、所定の表示装置によって数値により揮発的に表示されてもよく、或いは、所定の印字装置によって数値により不揮発的に表示されてもよい。
尚、図1(b)に示すように、本実施の形態に係る計量表示部付コントローラ40は、入力部40jを備えている。この入力部40jは、本実施の形態では、図1(b)に示すように、複数のタッチスイッチにより構成されている。この入力部40jにより、塵芥車100の運転者は、塵芥車重量計100aの操作に係る所定の入力操作を実行する。
次に、本発明に係る塵芥車重量計100aの動作について説明する。
図1(a)及び図1(b)に示すように、本実施の形態に係る塵芥車重量計100aは、シャーシ20と塵芥収集躯体30との間に配設された4個の塵芥重量測定用の第1〜4ロードセルR1〜R4と、この塵芥重量測定用の第1〜4ロードセルR1〜R4の出力信号を用いて塵芥の重量を計量して表示する計量表示部付コントローラ40と、を備えている。
さて、塵芥車100の停車時、そのエンジンのアイドリング時における第1〜4ロードセルR1〜R4の出力信号は、塵芥収集躯体30と塵芥との合計重量と、エンジンのアイドリング運転による周期的な振動と、が合成された出力信号となる。
図3は、塵芥車が備えるエンジンのアイドリング運転による周期的な振動の経時的な変位と第1〜4ロードセルの出力信号の経時的な変化とを模式的に示すグラフであって、図3(a)は塵芥車のエンジンが停止している場合の第1〜4ロードセルの出力信号の経時的な変化を示し、図3(b)は塵芥車のエンジンのアイドリング運転による周期的な振動の経時的な変位を示し、図3(c)は塵芥車のエンジンがアイドリング運転している場合の第1〜4ロードセルの出力信号の経時的な変化を示している。
図3(a)の直線aとして示すように、塵芥車100のエンジンが停止している場合には、第1〜4ロードセルR1〜R4の出力信号は、ロードセル出力Psで経時的に安定して推移する。この場合、第1〜4ロードセルR1〜R4の出力信号の周波数fpは、塵芥車100のエンジンが停止しているため、周波数fp=0となる。
一方、図3(b)の曲線bとして示すように、塵芥車100のエンジンがアイドリング運転している場合には、塵芥車100のエンジンは、例えば、変位中心Ds、最大変位Dh、最小変位Dl、変位量ΔD、振動周期Tdとなるように、周期的に振動する。この場合、塵芥車100のエンジンのアイドリング運転による周期的な振動の周波数fdは、その振動周期Tdの逆数としてfd=1/Tdと表される。
従って、図3(c)の曲線cとして示すように、塵芥車100の停車時、そのエンジンのアイドリング運転中における第1〜4ロードセルR1〜R4の出力信号は、塵芥収集躯体30と塵芥との合計重量とエンジンのアイドリング運転による周期的な振動とが合成された出力信号となる。具体的には、図3(c)の曲線cとして示すように、塵芥車100のエンジンがアイドリング運転している場合には、第1〜4ロードセルR1〜R4の出力信号は、例えば、出力中心Ps、最大出力Ph、最小出力Pl、出力変位量ΔP、振動周期Tpとなるように、周期的に変化する。この場合、塵芥収集躯体30及び塵芥等の慣性抵抗を無視すれば、第1〜4ロードセルR1〜R4の出力信号のエンジンのアイドリング運転による周期的な変化の周波数fpは、振動周期Tpの逆数としてfp=1/Tpと表される。ここで、振動周期Tdは振動周期Tpと等しく、よって、周波数fdは周波数fpと等しい。
そこで、本発明では、塵芥収集躯体30と塵芥との合計重量とエンジンのアイドリング運転による周期的な振動とが合成された第1〜4ロードセルR1〜R4の周波数fpの出力信号を、AD変換の際のディザ信号としても利用する。
図4は、第1〜4ロードセルの出力信号と、従来のAD変換部のサンプリング値(取得値)と、の関係を模式的に示す相関図であって、図4(a)は第1〜4ロードセルの出力信号の経時変化を示し、図4(b)はAD変換部が取得するサンプリング値(取得値)の経時変化を示している。
図4(a)の曲線aとして示すように、塵芥車100が備えるエンジンがアイドリング運転を行っている際に、塵芥収集躯体30の内部に塵芥を収納すると、第1〜4ロードセルR1〜R4の出力信号は、塵芥車100のエンジンが周期的に振動するため、そのエンジンの周期的な振動の影響を受けて、図4(a)ではロードセル出力約2.3からロードセル出力約4.3の間で周期的に変化する。
この場合、図4(b)の点で示すように、従来の塵芥車重量計100aのAD変換部40fは、予め設定されたサンプリング周期により、例えば、塵芥車100が備えるエンジンのアイドリング時の振動周期よりも長い間隔となる時刻0,1,2,3,4,5において第1〜4ロードセルR1〜R4の出力信号をサンプリングする。この際、塵芥車重量計100aのAD変換部40fは、その量子化のステップにおいてサンプリングした値を離散化する。そのため、図4(b)に示すように、塵芥車重量計100aのAD変換部40fが経時的に取得する取得値は、全て3となる。従って、塵芥車重量計100aの計量表示部付コントローラ40が備える計算部40gは、塵芥車重量計100aのAD変換部40fが経時的に取得した取得値の平均値を3と計算する。つまり、塵芥車重量計100aの計量表示部付コントローラ40が備える計算部40gは、塵芥車100の塵芥収集躯体30の内部に収納された塵芥の重量を3と計算する。よって、従来の塵芥車100では、塵芥車重量計100aの計量表示部付コントローラ40が備える重量表示部40iには3という数字が表示される。
このような、従来の塵芥車の場合と比べて、本発明に係る塵芥車100では、以下のようにして塵芥収集躯体30の内部に収納した塵芥の重量が正確に求められる。
図5は、第1〜4ロードセルの出力信号と、本発明に係るAD変換部のサンプリング値(取得値)と、の関係を模式的に示す相関図であって、図4(a)は第1〜4ロードセルの出力信号の経時変化を示し、図4(b)はAD変換部が取得するサンプリング値(取得値)の経時変化を示している。
図4(a)の場合と同様、図5(a)の曲線aとして示すように、塵芥車100が備えるエンジンがアイドリング運転を行っている際に、塵芥収集躯体30の内部に塵芥を収納すると、第1〜4ロードセルR1〜R4の出力信号は、塵芥車100のエンジンが周期的に振動するため、そのエンジンの周期的な振動の影響を受けて、図5(a)ではロードセル出力2.3からロードセル出力4.3の間で周期的に変化する。
これに対して、本実施の形態では、図5(b)の点で示すように、塵芥車重量計100aのAD変換部40fは、塵芥収集躯体30と塵芥との合計重量とエンジンのアイドリング運転による周期的な振動とが合成された第1〜4ロードセルR1〜R4の出力信号をAD変換の際のディザ信号として利用して、アナログデータのサンプリングを行う。
より具体的に説明すれば、図5(b)の点で示すように、塵芥車重量計100aのAD変換部40fは、塵芥車100が備えるエンジンのアイドリング時の振動周期よりも短い間隔となる時刻0,0.25,0.5,0.75,1という0.25間隔で、第1〜4ロードセルR1〜R4の出力信号をサンプリングする。このサンプリングの間隔は、ディザ信号の周期よりも短い間隔である。そして、塵芥車重量計100aのAD変換部40fは、その量子化のステップにおいてサンプリングした値を離散化する。そのため、図5(b)に示すように、塵芥車重量計100aのAD変換部40fが経時的に取得する取得値は、2,3,4のうちの何れかの離散化された値となる。このように、本実施の形態では、AD変換部40fの入力信号は、塵芥収集躯体30と塵芥との合計重量とエンジンアイドリング回転による周期的な振動とが合成されたものとなるので、エンジンアイドリング回転による周期的な振動信号の周期がAD変換部40fのサンプリングタイムよりも大きい場合には、AD変換部40fの出力信号は周期的に上下分散を繰り返すことになる。そこで、この分散したデジタルデータを、エンジンアイドリング回転による周期的な振動信号の1周期分以上に渡って平均化すると、AD変換器40fの見かけ上の分解能よりも高い分解能の出力信号を得ることができる。従って、本発明によれば、塵芥車重量計100aの計量表示部付コントローラ40が備える計算部40gは、塵芥車重量計100aのAD変換部40fが経時的に取得した取得値の平均値を3.2と計算する。つまり、塵芥車重量計100aの計量表示部付コントローラ40が備える計算部40gは、塵芥車100の塵芥収集躯体30の内部に収納された塵芥の重量を3.2と計算する。よって、本発明によれば、塵芥車100の塵芥車重量計100aの計量表示部付コントローラ40が備える重量表示部40iには、3.2という数字が表示される。つまり、本発明によれば、従来の塵芥車重量計の場合と比べて、塵芥収集躯体30の内部に収納した塵芥の重量を容易にかつ正確に高分解能で計量することが可能になる。
以上、本発明では、塵芥車100の停車時、エンジンがアイドリング中における第1〜4ロードセルR1〜R4の出力信号には、塵芥による重量信号に加えて、エンジンの回転による周期的な振動が含まれているので、この周期的な振動をAD変換の際にディザ信号として積極的に利用する。これにより、ワンチップマイコン40hを交換することなく、塵芥収集躯体30の内部に収納した塵芥の重量を容易にかつ正確に高分解能で計量することが可能になる。又、これと共に、エンジンの周期的な振動をディザ信号として利用することで、第1〜4ロードセルR1〜R4自体にもディザをかけたことになり、ヒステリシス誤差が減少するだけでなく、第1〜4ロードセルR1〜R4の見かけ上の分解能をも向上させることが可能になる。
尚、本実施の形態に係る塵芥車重量計100aを構成する場合には、第1〜4ロードセルR1〜R4には特性のばらつきがあるので、塵芥車重量計100aの組み立て後に、基準質量の錘を塵芥収集躯体30に乗せて重量表示の校正を行う。ここで、本実施の形態では、この校正の際にも、塵芥車100のエンジンをアイドリング回転させて、エンジンのアイドリング回転によるディザ効果を利用する。しかし、塵芥収集躯体30に乗せる基準質量の錘は硬いので、エンジンの振動により塵芥収集躯体30と一体になって振動するが、塵芥は柔らかいので、エンジンの振動には追従しない。その結果、塵芥車重量計100aの校正時と塵芥の重量を測定する時とでは、エンジンの振動信号の大きさが異なってしまうため、塵芥車重量計100aを正確に校正できなくなることがある。そこで、本発明を実施する際には、基準質量の錘の下にバネ或いはゴム等の振動吸収素材を置いて校正する。これにより、塵芥車重量計100aの校正時と塵芥の重量測定時とのエンジンの振動信号の大きさを一致させて、塵芥車重量計100aを正確に校正できるようにする。
又、本発明の実施の形態では、塵芥車重量計100aの計量表示部付コントローラ40が、第1〜4信号調整部40a〜40d、マルチプレクサ40e、AD変換部40f、計算部40g、重量表示部40i、及び入力部40jを備え、第1〜4信号調整部40a〜40dのそれぞれが、ハイカットフィルタ401、信号増幅部402、バンドパスフィルタ403及びローパスフィルタ404、利得調整部405、及び加算部406を備える構成を例示したが、このような構成に限定されることはない。即ち、本発明の実施の際には、塵芥車重量計100aの計量表示部付コントローラ40が、塵芥車100のエンジンの振動をディザ信号として利用する構成を備えていればよい。かかる構成とすれば、本実施の形態の場合と同様の効果を得ることができる。
本発明に係る塵芥車重量計は、塵芥車のエンジンの振動を積極的に利用することにより塵芥の重量を容易にかつ正確に計量することが可能な塵芥車重量計として、産業上の利用可能性を十分に備えている。
図1は、本発明に係る塵芥車及びそれが備える塵芥車重量計の構成を模式的に示す構成図であって、図1(a)は塵芥車の外観を示す側方図であり、図1(b)は塵芥車重量計の外観を示す構成図である。 図2は、本発明に係る塵芥車重量計の内部構成を模式的に示すブロック図であって、図2(a)は計量表示部付コントローラの内部構成を示すブロック図であり、図2(b)は計量表示部付コントローラが備える各信号調整部の内部構成を示すブロック図である。 図3は、塵芥車が備えるエンジンのアイドリング運転による周期的な振動の経時的な変位と第1〜4ロードセルの出力信号の経時的な変化とを模式的に示すグラフであって、図3(a)は塵芥車のエンジンが停止している場合の第1〜4ロードセルの出力信号の経時的な変化を示し、図3(b)は塵芥車のエンジンのアイドリング運転による周期的な振動の経時的な変位を示し、図3(c)は塵芥車のエンジンがアイドリング運転している場合の第1〜4ロードセルの出力信号の経時的な変化を示している。 図4は、第1〜4ロードセルの出力信号と、従来のAD変換部のサンプリング値(取得値)と、の関係を模式的に示す相関図であって、図4(a)は第1〜4ロードセルの出力信号の経時変化を示し、図4(b)はAD変換部が取得するサンプリング値(取得値)の経時変化を示している。 図5は、第1〜4ロードセルの出力信号と、本発明に係るAD変換部のサンプリング値(取得値)と、の関係を模式的に示す相関図であって、図4(a)は第1〜4ロードセルの出力信号の経時変化を示し、図4(b)はAD変換部が取得するサンプリング値(取得値)の経時変化を示している。 図6は、従来の塵芥車重量計の構成を模式的に示すブロック図である。
符号の説明
10 キャブ
20 シャーシ
30 塵芥収集躯体
40 計量表示部付コントローラ
40a 第1信号調整部
40b 第2信号調整部
40c 第3信号調整部
40d 第4信号調整部
40e マルチプレクサ
40f AD変換部
40g 計算部
40h ワンチップマイコン
40i 重量表示部
40j 入力部
401 ハイカットフィルタ
402 信号増幅部
403 バンドパスフィルタ
404 ローパスフィルタ
405 利得調整部
406 加算部
100 塵芥車
100a 塵芥車重量計
101 計量表示部付コントローラ
101a ハイカットフィルタ
101b 利得調整部
101c マルチプレクサ
101d AD変換部
101e 計算部
101f ワンチップマイコン
101g 重量表示部
C1〜C4 配線
R1〜R4 第1〜4ロードセル

Claims (6)

  1. 塵芥の重量に応じたアナログデータを出力する重量センサと、
    前記重量センサが出力する前記アナログデータを所定の周波数でサンプリングして該アナログデータに応じたデジタルデータに変換するAD変換部と、
    前記AD変換部が変換する前記デジタルデータに基づき前記塵芥の重量を計算する重量計算部と、
    を備える塵芥車の塵芥車重量計であって、
    前記塵芥車重量計は、前記AD変換部が少なくとも前記塵芥車が備えるエンジンの振動周波数よりも高い前記所定の周波数で前記アナログデータをサンプリングして前記デジタルデータに変換するように構成されている、塵芥車重量計。
  2. 前記AD変換部が、前記塵芥車が備えるエンジンのアイドリング時の振動周波数よりも高い前記所定の周波数で前記アナログデータをサンプリングして前記デジタルデータに変換するように構成されている、請求項1記載の塵芥車重量計。
  3. 前記AD変換部が変換する前記デジタルデータを平均化する平均計算部を更に備え、
    前記平均計算部は、前記塵芥車が備えるエンジンのアイドリング時の振動周波数の周期よりも長い時間で前記デジタルデータを平均化するように構成されている、請求項1記載の塵芥車重量計。
  4. 前記重量センサが出力する前記アナログデータにおける特定の周波数成分のみを選択的に通過させるフィルタを更に備え、
    前記フィルタは、前記塵芥車が備えるエンジンのアイドリング時の振動周波数成分を含む特定の前記アナログデータのみを選択的に通過させるように構成されている、請求項1記載の塵芥車重量計。
  5. 前記フィルタとして、ハイカットフィルタ、ローパスフィルタ、及び、バンドパスフィルタのうちの少なくとも何れかを備えている、請求項4記載の塵芥車重量計。
  6. 前記重量センサが出力する前記アナログデータの振幅を調整する利得調整部を更に備え、
    前記利得調整部は、前記重量センサが出力する前記アナログデータの振幅が前記AD変換部のビット分解能の2〜5ビット相当となるように該アナログデータの振幅を調整するように構成されている、請求項1記載の塵芥車重量計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102718009A (zh) * 2012-06-15 2012-10-10 浙江南洋传感器制造有限公司 一种用于垃圾车的称重模块
CN107218988A (zh) * 2017-06-22 2017-09-29 中山天业智能装备科技有限公司 一种快速高精度的称重仪及其检测方法

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