JP2010084724A - 電場応答性高分子膜を用いた多点係留型波力発電装置 - Google Patents

電場応答性高分子膜を用いた多点係留型波力発電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010084724A
JP2010084724A JP2008257191A JP2008257191A JP2010084724A JP 2010084724 A JP2010084724 A JP 2010084724A JP 2008257191 A JP2008257191 A JP 2008257191A JP 2008257191 A JP2008257191 A JP 2008257191A JP 2010084724 A JP2010084724 A JP 2010084724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric field
field responsive
floating body
power generation
wave power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008257191A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Yonemura
修治 米村
Mikio Wake
美紀夫 和氣
Masaki Chiba
正毅 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hyper Drive
HYPER DRIVE CORP
Original Assignee
Hyper Drive
HYPER DRIVE CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hyper Drive, HYPER DRIVE CORP filed Critical Hyper Drive
Priority to JP2008257191A priority Critical patent/JP2010084724A/ja
Publication of JP2010084724A publication Critical patent/JP2010084724A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/30Energy from the sea, e.g. using wave energy or salinity gradient

Landscapes

  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)

Abstract

【課題】波の周期に対応して装置の固有周期を変更可能な発電効率の高い波力発電装置を提供する。
【解決手段】海面の波により揺動するベース浮体110とベース浮体110に一端を連結した複数の電場応答性高分子膜130と電場応答性高分子膜130の他端と海底又は水中の構造物とを繋ぐ係留ロープ160とを有し、電場応答性高分子膜130とベース浮体110との連結個所が移動可能に構成されていることにより上記の課題を解決する。
【選択図】図3

Description

本発明は、波力エネルギーを利用して発電を行う波力発電装置に関し、特に、電場応答性高分子( Electroactive Polymer )を用いて、波力エネルギーから電気エネルギーを取り出す波力発電装置に関するものである。
近年、石油などの化石燃料の枯渇と地球温暖化に象徴されるような環境問題が、深刻な課題として認識されるようになり、その解決策として風力や太陽エネルギーなどの環境に優しい自然エネルギーを利用した発電が注目を集めている。自然エネルギーを利用した発電の一つとして、潮汐、波、海流や海中の温度差などの海洋エネルギー活用に関する研究開発が国内外で盛んに実施されており、波力発電装置についても実証実験がスタートしている。
波力エネルギーから電気エネルギーを取り出す波力発電装置には、いくつかの方式が知られているが、現在の主流は、図1に簡略的に示すような振動水柱方式である。この振動水柱方式の波力発電装置1では、海面付近に係留された筒型形状の浮体2上に空気タービン3によって駆動される発電機4が設置されている。浮体2は、海中で図示はされていないバラストにより鉛直方向に浮遊状態に保持され、浮体2の浮力と発電機4やバラストなどが受ける重力との関係で、浮体2の頂部側に空気室5が形成される。そして、浮体2内の振動水柱6の往復動により発生する水面の昇降により、空気室5の内部と外部との間で空気流が発生する。この空気流により空気タービン3が駆動される。そして、この空気タービン3の駆動により発電機4が回転駆動され、振動水柱6の昇降運動に伴う波力エネルギーが、発電機4によって電気エネルギーに変換されて外部に取り出される(例えば、特許文献1参照。)。
一方、本発明者らは、発電機などの既存の発電手法では実現が難しい低周波数帯(例えば、0.3Hz)や非定周波振動(周期が定まっていない振動)、高負荷、高ストロークなどの条件下においても利用可能な発電装置として電場応答性高分子膜を用いた発電装置の開発に成功した(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−95569号公報 特開2008−141840号公報
前述したような、従来の振動水柱方式の波力発電装置は、波と振動水柱が同調することにより、波力エネルギーを最大限に吸収することができる。そのため、浮体を設計する場合に、浮体内の振動水柱の固有周期を設置海域の最多出現波周期に合わせることが必要になり、設計開発コスト上昇の原因になっていた。また、振動水柱が固有周期を有するため天候などによって随時変化する波力エネルギーに柔軟に対応することができず、発電効率の向上を妨げる原因になっていた。
そこで、本発明が解決しようとする技術的課題、すなわち、本発明の目的は、波の周期に対応して装置の固有周期を変更可能な発電効率の高い波力発電装置を提供することにある。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、エネルギー変換手段に電場応答性高分子膜を用い、これを浮体の揺動により伸張収縮させることにより波力エネルギーを電気エネルギーに変換するという新規な発電原理に基づく波力発電装置の開発に成功し、この波力発電装置が前記課題の解決にきわめて効果的であることを見出し、かかる知見に基づき本発明を完成するに到った。
まず、本請求項1に係る発明は、海面の波により揺動するベース浮体と該ベース浮体に一端を連結した複数の電場応答性高分子膜と該電場応答性高分子膜の他端と海底又は水中の構造物とを繋ぐ係留ロープとを有し前記電場応答性高分子膜の伸張収縮により電気エネルギーを発電する波力発電装置であって、前記電場応答性高分子膜とベース浮体との連結個所が移動可能に構成されていることによって、前記課題を解決するものである。
また、本請求項2に係る発明は、請求項1に係る波力発電装置において、前記係留ロープと海底又は水中の構造物との連結個所が移動可能に構成されていることによって、前記課題をさらに解決するものである。
そして、本請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に係る波力発電装置において、前記ベース浮体が複数の浮体モジュールから構成されているとともに隣接した浮体モジュールが電場応答性高分子膜によって連結されていることによって、前記課題をさらに解決するものである。
ここで、本発明における電場応答性高分子膜とは、米国のカリフォルニア州に本拠を構えるSRIインターナショナルで開発された新素材であって、アクリル系樹脂やシリコーン系樹脂などからなるゴム状の薄い高分子膜(誘電体)を伸び縮み可能な柔軟な電極で挟んだ構造をしており、EPAM(イーパム:Electroactive Polymer Artificial Muscle)という商品名で市販されているものである。
本請求項1に係る波力発電装置によれば、海面の波により揺動するベース浮体とベース浮体に一端を連結した複数の電場応答性高分子膜と電場応答性高分子膜の他端と海底又は水中の構造物とを繋ぐ係留ロープとを有し電場応答性高分子膜の伸張収縮により電気エネルギーを発電する波力発電装置であって、電場応答性高分子膜とベース浮体との連結個所が移動可能に構成されていることによって、電場応答性高分子膜とベース浮体との連結個所を変えることにより装置の固有周期を変更することができるので、波の周期に対応させて装置の固有周期を変更して高い発電効率を実現することができる。
また、本請求項2の波力発電装置によれば、請求項1に係る波力発電装置において、係留ロープと海底又は水中の構造物との連結個所が移動可能に構成されていることによって、係留ロープと海底又は水中の構造物との連結個所を変えることにより装置の固有周期を変更することができるので、波の周期に対応させて装置の固有周期を変更して高い発電効率を実現することができる。
そして、本請求項3の波力発電装置によれば、請求項1又は請求項2に係る波力発電装置において、ベース浮体が複数の浮体モジュールから構成されているとともに隣接した浮体モジュールが電場応答性高分子膜によって連結されていることによって、個々の浮体モジュールによって波の動きを捉え、隣接した浮体モジュールを連結している電場応答性高分子膜が伸張収縮するので、浮体が受ける波力エネルギーを無駄なく電気エネルギーに変換することができる。
さらに、本発明の波力発電装置によれば、従来の振動水柱方式の波力発電装置のように発電機や空気タービンのような回転機構が存在しないため静粛性に優れており、省スペース、軽量化、メンテナンス負担の軽減という点においても優れている。
本発明の波力発電装置は、海面の波により揺動するベース浮体とベース浮体に一端を連結した複数の電場応答性高分子膜と電場応答性高分子膜の他端と海底又は水中の構造物とを繋ぐ係留ロープとを有し電場応答性高分子膜の伸張収縮により電気エネルギーを発電するものであって、電場応答性高分子膜とベース浮体との連結個所が移動可能に構成されていることによって、波の周期に対応して装置の固有周期を変更可能な発電効率の高い波力発電装置を実現するものであれば、その具体的な実施の態様は、如何なるものであっても何ら構わない。
まず、本発明の波力発電装置の発電要素となる電場応答性高分子膜が、発電する原理の概要について、図2に基づき説明する。
電場応答性高分子膜10は、2つの柔軟な電極10b、10cに挟まれたアクリル系樹脂やシリコーン系樹脂などの高分子膜10aで構成されている。従来、多用されていたアクチュエーション(駆動)モードでは、図2(a)に示すように電極間に電位差を与えると、静電力により高分子膜10aが厚さ方向に収縮し、その結果として、電場応答性高分子膜10が面方向に伸張し、アクチュエータとして機能する。
一方、発電モードでは、図2(b)に示すようにアクチュエーション(駆動)モードと逆の動き、すなわち、電場応答性高分子膜10に波力に由来する引張力を与えて、電場応答性高分子膜10を伸張させることにより発電する。
これらモードでは、電場応答性高分子膜10は、可変容量コンデンサーのように機能していると考えられる。電場応答性高分子膜10が伸張された際に発電の元となる微量の電荷を電場応答性高分子膜10に与える。この電荷は、電場応答性高分子膜10の高分子膜10aの表面上に現れる。そして、この膜が弛緩する際、電場応答性高分子膜10の弾性力が電場圧力に対抗して働き、その結果、電気エネルギーが増加する。ミクロ的には、高分子膜10aの弾性力により電荷を各電極10b、10cに向けて押し出し(収縮状態で高分子膜10aの厚さが増加)、また電極10b、10c上において各電荷間の距離が短くなる(収縮状態で高分子膜10aの平面領域が減少)。
このような電荷の変化が電圧差を増加させ、その結果、静電エネルギー量が増加し、電気エネルギーとして外部の負荷に供給可能になり、電場応答性高分子膜10が発電要素として機能する。
電場応答性高分子膜10から電気エネルギーを取り出す具体的回路構成については、前述した特許文献2において開示しているので、説明を割愛する。
以下、本発明の電場応答性高分子膜を用いた波力発電装置の一実施形態である実施例1について、図3及び図4に基づき説明する。
ここで、図3は、実施例1の波力発電装置の側面図であり、図4は、図3に示した波力発電装置の上面図である。
まず、実施例1の波力発電装置100の構造について、図3及び図4を参照して説明する。実施例1の波力発電装置100は、海面の波により揺動するベース浮体110とベース浮体110に一端を連結した複数の電場応答性高分子膜130と電場応答性高分子膜130の他端と海底又は水中の構造物とを繋ぐ係留ロープ160とを有しており、ベース浮体110が揺動することにより電場応答性高分子膜130が伸張収縮し電気エネルギーを発電する。
波力発電装置100は、図3及び図4に示すように、ベース浮体110の2個所に電場応答性高分子膜130が連結されており、この電場応答性高分子膜130の先端が係留ロープ160を介して海底又は水中の構造物に固設された係留ベース板170に連結されている。電場応答性高分子膜130は、その一端がベース浮体110に垂設した複数の連結フック122、124、126の一つに連結リング180を介して連結されている。そして、連結リング180を連結する連結フック122、124、126を変えることにより、ベース浮体110の揺動範囲を変えることができるので、波力発電装置100の固有周期を変えることができる。したがって、波の周期に波力発電装置100の固有周期を合わせることができるため、効率の高い発電が実現できる。なお、本実施例においては、電場応答性高分子膜130は、伸張収縮運動をガイドするための円筒状ガイド部材140の中に納められているが、電場応答性高分子130の外表面(電極面)を主材料のエラストマーでコーティングして電場応答性高分子膜130の防水性を高めることによって、円筒状ガイド部材140を用いることなく電場応答性高分子膜130を直接海中に垂らして使用することも可能である。
さらに、図示はされていないが、係留ベース板170と係留ロープ160との連結を係留ベース170上に垂設した複数の連結フックの一つに連結リングを介して係留ロープ160の一端を連結する構造とすることにより、連結リングを連結する連結フックを変えることにより、ベース浮体110の揺動範囲を変えることができるので、波力発電装置100の固有周期を変えることができる。そして、前述したベース浮体110と電場応答性高分子膜130との連結個所の変更と係留ベース170と係留ロープ160との連結個所の変更とを組み合わせることにより、波力発電装置100の固有周期をより細かく変更することが可能になる。
また、ベース浮体110と電場応答性高分子膜130との連結は、前述のように連結リング180を用いて手動で連結個所を動かすものであっても構わないが、ベース浮体110側にボールねじを設けて、このボールねじに螺合させたナットに電場応答性高分子膜130の一端を固定して、サーボモータでボールねじを正逆回転させることにより自動で連結個所を動かすものであっても構わない。この場合、波の周期をセンサで検知し、波の周期に対応させてサーボモータの回転を制御させることによって、波の周期の変化に波力発電装置100の固有周期を自動で対応させることができ、より一層、効率の高い発電が実現できる。
次に、本発明の電場応答性高分子膜を用いた波力発電装置の別の実施形態である実施例2について、図5及び図6に基づき説明する。
実施例2の波力発電装置200は、前述した実施例1の波力発電装置100と基本的な装置構成は同一であるので、対応する部材に付した符号の100番台を200番台に書き換えることにより、その説明を省略する。
波力発電装置200は、図5及び図6に示すように、ベース浮体210の4個所に電場応答性高分子膜230が連結されており、この電場応答性高分子膜230の先端が係留ロープ260を介して海底又は水中の構造物に固設された係留ベース板270に連結されている。ベース浮体210と電場応答性高分子膜230とは、ベース浮体210に垂設した複数の連結フック222、224、226の一つに連結リング280を介して連結されている。そして、連結リング280を連結する連結フック222、224、226を変えることにより、ベース浮体210の揺動範囲を変えることができるので、波力発電装置200の固有周期を変えることができる。したがって、波の周期に波力発電装置200の固有周期を合わせることができるため、効率の高い発電が実現できる。
さらに、図示はされていないが、係留ベース板270と係留ロープ260との連結を係留ベース270上に垂設した複数の連結フックの一つに連結リングを介して係留ロープ260の一端を連結する構造とすることにより、連結リングを連結する連結フックを変えることにより、ベース浮体210の揺動範囲を変えることができるので、波力発電装置200の固有周期を変えることができる。そして、前述したベース浮体210と電場応答性高分子膜230との連結個所の変更と係留ベース270と係留ロープ260との連結個所の変更とを組み合わせることにより、波力発電装置200の固有周期をより細かく変更することが可能になる。
また、波力発電装置200は、係留ロープ260の本数が4本であるので、実施例1の波力発電装置100に比べて、約2倍の発電を行うことが可能になる。また、ベース浮体210が4方向に引っ張られているため、ベース浮体210を上下方向の動きに対してだけでなく、前後左右の動きに対しても安定して係留することが可能になる。
次に、本発明の電場応答性高分子膜を用いた波力発電装置の別の実施形態である実施例3について、図7乃至図10に基づき説明する。
実施例3の波力発電装置300は、前述した実施例1の波力発電装置100と基本的な装置構成は同一であるので、対応する部材に付した符号の100番台を300番台に書き換えることにより、その説明を省略する。
波力発電装置300は、図7及び図8に示すように、ベース浮体310が複数の浮体モジュール312から構成されているとともに隣接した浮体モジュール312が電場応答性高分子膜352を主構成要素とする発電モジュール350によって連結されている。
ここで、図9に基づいて、発電モジュール350の構造と機能について説明する。発電モジュール350は、曲げ及び伸び縮み可能な弾性体354の両側面に複数枚の電場応答性高分子膜352を貼り付け、両端面に剛性のエンドプレート356を固着した構造をしている。したがって、2枚のエンドプレート356に引張力Fsを加えることによって電場応答性高分子膜352が伸張して電気エネルギーが発生する。また、発電モジュール350に曲げ力Frを加えると曲げ方向と逆側に位置する電場応答性高分子膜352が伸張して電気エネルギーを発生する。
このような構造の発電モジュール350で隣接する浮体モジュール312を連結すると、図10に示すように、波のうねりで浮体モジュール312が上下し、隣接する浮体モジュール312間に装着した発電モジュール350に曲げ力が働き、発電モジュール350の上側又は下側に位置する電場応答性高分子352が伸張し電気エネルギーを発生する。なお、図9に示した発電モジュール350の例では、直方体形状の弾性体354を用いているが、弾性体354の形状は円柱状とすることによって、円柱状の浮体に効率的に設置することができる。
以上のように、実施例3の波力発電装置300は、ベース浮体310を係留する電場応答性高分子膜330だけでなくベース浮体310を構成する複数の浮体モジュール312を連結する発電モジュール350によっても電気エネルギーを発生するので、波力エネルギーを効率よく電気エネルギーに変換することが可能になる。また、ベース浮体310が大きくなるのに応じて浮体モジュール312の数を増やし、発電モジュール350の数を増やすことによって、より大きな電気エネルギーを得ることができる。
本発明の波力発電装置は、簡単な構成で、メンテナンスもほとんど必要なく、さまざまな海域及びさまざまな気象条件に対応して固有周期を調整して利用可能である発電装置を提供するものであるのみならず、既存の太陽光発電装置の発電効率の落ちる悪天候のときには、波の高いことが多いため太陽光発電装置と併用したときの補完性にも優れており、地球温暖化の原因である二酸化炭素などの温室効果ガスの発生が皆無であるため、その産業上の利用可能性は、きわめて高い。
従来の振動水柱方式の波力発電装置の概念図。 電場応答性高分子膜の動作原理を説明する概念図。 実施例1の波力発電装置の側面図。 図3に示した波力発電装置の上面図。 実施例2の波力発電装置の側面図。 図5に示した波力発電装置の上面図。 実施例3の波力発電装置の側面図。 図7に示した波力発電装置の上面図。 実施例3の波力発電装置に装着される発電モジュールの構造を説明する組立図。 実施例3の波力発電装置の動作を説明する側面図。
符号の説明
1 ・・・ 波力発電装置
2 ・・・ 浮体
3 ・・・ 空気タービン
4 ・・・ 発電機
5 ・・・ 空気室
6 ・・・ 振動水柱
10 ・・・ 電場応答性高分子膜
10a ・・・ (電場応答性高分子膜の)高分子膜
10b、10c ・・・ (電場応答性高分子膜の)電極
100、200、300 ・・・ 波力発電装置
110、210、310 ・・・ ベース浮体
120、220、320 ・・・ 連結フック
130、230、330、352 ・・・ 電場応答性高分子膜
140、240、340 ・・・ 円筒状ガイド部材
160、260、360 ・・・ 係留ロープ
170、270、370 ・・・ 係留ベース
180、280、380 ・・・ 連結リング
350 ・・・ 発電モジュール
354 ・・・ 弾性体
356 ・・・ エンドプレート

Claims (3)

  1. 海面の波により揺動するベース浮体と該ベース浮体に一端を連結した複数の電場応答性高分子膜と該電場応答性高分子膜の他端と海底又は水中の構造物とを繋ぐ係留ロープとを有し前記電場応答性高分子膜の伸張収縮により電気エネルギーを発電する波力発電装置であって、
    前記電場応答性高分子膜とベース浮体との連結個所が移動可能に構成されていることを特徴とする波力発電装置。
  2. 前記係留ロープと海底又は水中の構造物との連結個所が移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の波力発電装置。
  3. 前記ベース浮体が複数の浮体モジュールから構成されているとともに隣接した浮体モジュールが電場応答性高分子膜によって連結されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の波力発電装置。
JP2008257191A 2008-10-02 2008-10-02 電場応答性高分子膜を用いた多点係留型波力発電装置 Withdrawn JP2010084724A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008257191A JP2010084724A (ja) 2008-10-02 2008-10-02 電場応答性高分子膜を用いた多点係留型波力発電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008257191A JP2010084724A (ja) 2008-10-02 2008-10-02 電場応答性高分子膜を用いた多点係留型波力発電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010084724A true JP2010084724A (ja) 2010-04-15

Family

ID=42248919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008257191A Withdrawn JP2010084724A (ja) 2008-10-02 2008-10-02 電場応答性高分子膜を用いた多点係留型波力発電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010084724A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012237264A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Hiroshima Univ 発電装置、及び発電デバイス
JP2014507602A (ja) * 2011-03-14 2014-03-27 ドルベ,ジャン−バプティスト 流体エネルギー発電機
CN105464892A (zh) * 2014-09-24 2016-04-06 无锡津天阳激光电子有限公司 一种五杆四浮球海浪发电机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014507602A (ja) * 2011-03-14 2014-03-27 ドルベ,ジャン−バプティスト 流体エネルギー発電機
JP2012237264A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Hiroshima Univ 発電装置、及び発電デバイス
CN105464892A (zh) * 2014-09-24 2016-04-06 无锡津天阳激光电子有限公司 一种五杆四浮球海浪发电机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Moretti et al. A review of dielectric elastomer generator systems
US7557456B2 (en) Wave powered generation using electroactive polymers
US7538445B2 (en) Wave powered generation
CN106555727B (zh) 一种海洋波浪能压电发电装置及其工作方式
JP5179370B2 (ja) 波エネルギー回収システム
US8987928B2 (en) Linear dual EAP generator
AR003860A1 (es) Un metodo y un aparato para generar energia electrica usando la fuerza de las olas.
JP4677553B2 (ja) 流力振動を利用した圧電セラミックによる発電方法及び装置
GB2467663A (en) Water wave-based energy transfer system
Chiba et al. Innovative power generator using dielectric elastomers (creating the foundations of an environmentally sustainable society)
Chiba et al. Elastomer transducers
US20100007147A1 (en) Apparatus for converting wave motion into mechanical energy
KR20160006081A (ko) 파랑 에너지를 이용한 시소 타입의 자가 발전 시스템
Chiba et al. Current status and future prospects of electric generators using electroactive polymer artificial muscle
JP2010084724A (ja) 電場応答性高分子膜を用いた多点係留型波力発電装置
JP2012503131A (ja) 海洋波力エネルギを変換する装置
JP2010275906A (ja) 電場応答性高分子膜を用いた波力発電装置
JPH06280732A (ja) 圧電素子撓曲型波力発電装置
JP2010077923A (ja) 電場応答性高分子膜を用いた波力発電装置
WO2008156606A2 (en) Thin film piezoelectric wave power generation system
KR101048881B1 (ko) 파력 발전 장치
JP2008245483A (ja) 圧電発電装置
KR101542537B1 (ko) 발전장치
JP2011106434A (ja) 海洋エネルギー発電デバイス及びこれを用いた蓄電装置
TWI590578B (zh) Piezoelectric pumping device

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20111206