JP2010084567A - 流体噴射装置、および手術用器具 - Google Patents

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英揮 小島
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B17/3203Fluid jet cutting instruments

Abstract

【課題】ダイアフラムの耐久性を確保した流体噴射装置、および手術器具を提供する。
【解決手段】容積が変更可能な流体室501と、流体室501に連通する入口流路503
及び出口流路511と、出口流路511側に設けられた流体噴射開口部212と、流体室
501の容積変更手段として伸張または収縮する伸縮素子である圧電素子401及びダイ
アフラム400と、圧電素子401とダイアフラム400との間に配置された、ダイアフ
ラム400の剛性以上の剛性を有する剛性補助手段としての補助板411とを有し、ダイ
アフラム400は、ダイアフラム400の外周部を固定する外周固定手段により外周部を
固定され、該剛性補助手段は、圧電素子401に固着され、かつ、ダイアフラム400と
向かい合う面の中央部においてダイアフラム400と固着され、該剛性補助手段の外周部
は、ダイアフラム400と固着されていない。
【選択図】図2

Description

本発明は、流体を噴射する流体噴射装置、およびそれを用いた手術用器具に関する。
従来の流体噴射装置においては、容積変更手段として圧電素子とダイアフラムとを備え
、圧電素子の伸張または収縮による変形によってダイアフラムを変形させて流体室内の容
積を周期的に変化させる。これにより、流体室内が周期的に加圧される。そして、流体の
脈動が発生し、流体室から流動される流体の脈動が流体噴射開口部に伝わることで流体が
流体噴射開口部より噴射される(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−82202号公報
このような特許文献1では、ダイアフラムを変形させるために、圧電素子とダイアフラ
ムとを固定する部位とダイアフラムの周辺部を固定するための部位との間に隙間を設ける
必要がある。しかしながら、このような隙間は流体室内が加圧されたときには流体室の外
側(以下、「伸縮素子が配置される側」とも言う。)に対して変形してしまい流体室内の
圧力を低下させる原因となる。そのため、圧力が低下してしまうと流体を強く噴射するこ
とが困難となる。
また、このような流体室の圧力の低下を避けるために隙間を小さくすると、ダイアフラ
ムの変形時に隙間部分に応力が集中してダイアフラムが破損してしまう可能性がある。特
に、容積変更手段が圧電素子の場合、伸張または収縮の変形量が微小なため、ダイアフラ
ムが変形し易いように肉薄もしくはシート状のダイアフラムを用いるため、これらの問題
が非常に起き易い。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するように、以下の形態または適用例と
して実現される。
〔適用例1〕本適用例の流体噴射装置は、容積が変更可能な流体室と、前記流体室に連
通する入口流路及び出口流路と、前記出口流路側に設けられた流体噴射開口部と、前記流
体室の容積変更手段として伸張または収縮する伸縮素子及びダイアフラムと、前記伸縮素
子と前記ダイアフラムとの間に配置された、前記ダイアフラムの剛性以上の剛性を有する
剛性補助手段とを有し、前記ダイアフラムは、当該ダイアフラムの外周部を固定する外周
固定手段により前記外周部を固定され、前記剛性補助手段は、前記伸張素子に固着され、
かつ、前記ダイアフラムと向かい合う面の中央部において前記ダイアフラムと固着され、
前記剛性補助手段の外周部は、前記ダイアフラムと固着されていないことを特徴とする。
本適用例によれば、伸張素子とダイアフラムの間に剛性補助手段が配置されるため、流
体室内が加圧されたときに、ダイアフラムが流体室の外側に変形してしまうことを抑制で
きる。従って、流体室内の圧力を低下させることが抑制でき、流体を強く噴射することが
可能となる。また、流体室内の圧力を低下させる原因となるダイアフラムの外周部を固定
する外周固定手段と剛性補助手段の外周部との隙間を小さくしても、剛性補助手段の外周
部は、ダイアフラムと固着されていないため、ダイアフラムの変形時に隙間部分に応力が
集中することを緩和でき、ダイアフラムの耐久性を確保することが可能となり、また流体
を強く噴射することも可能となる。
〔適用例2〕また、上記適用例に記載の流体噴射装置であって、前記剛性補助手段と前
記ダイアフラムは層状の固着層を介して固着され、当該固着層は、略円盤状の形状である
ことを特徴とする。
本適用例によれば、変形抑制手段から受ける抗力を均一にダイアフラムに伝えることが
できる。従って、ダイアフラムの耐久性を確保することが可能となり、また流体を強く噴
射することも可能となる。
〔適用例3〕また、上記適用例に記載の流体噴射装置であって、前記ダイアフラムが前
記伸縮素子の伸張または収縮によって変形させられていない場合、前記剛性補助手段の外
周部は、前記剛性補助手段の最外周に向かって、当該ダイアフラムとの距離が離れていく
形状であることを特徴とする。
本適用例によれば、伸縮素子が伸縮させられていない状態から、伸縮素子が伸張し始め
たときにダイアフラムの変形と剛性補助手段の形状とがより一致する。従って、さらにダ
イアフラムの耐久性を確保することができ、また流体を強く噴射することも可能となる。
〔適用例4〕また、上記適用例に記載の流体噴射装置であって、前記ダイアフラムが前
記伸縮素子の伸張または収縮によって変形させられていない場合、前記剛性補助手段の外
周部の第1の位置における前記剛性補助手段と前記ダイアフラムとの距離は、前記第1の
位置よりも前記剛性補助手段の中央部に近い位置である、前記剛性補助手段の外周部の第
2の位置における前記剛性補助手段と前記ダイアフラムとの距離よりも長いことを特徴と
する。
本適用例によれば、剛性補助手段の外周部であって該剛性補助手段の中央部に近い位置
(第2の位置)より遠い位置(第1の位置)の方が、剛性補助手段とダイアフラムとの距
離が長い。これによりさらにダイアフラムの耐久性を確保することが可能となり、また流
体を強く噴射することも可能となる。
〔適用例5〕本適用例の手術用器具は、上述の流体噴射装置を有することを特徴とする
本適用例によれば、上述の流体噴射装置の利点を有する手術用器具を提供することが可
能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好まし
い種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。また、以下の説明で参
照する図は、図示の便宜上、部材ないし部分の縦横の縮尺は実際のものとは異なる模式図
である。
また、本発明による流体噴射装置は、インク等を用いた描画、細密な物体及び構造物の
洗浄、物体の切断や切除、手術用メス等様々に採用可能であるが、以下に説明する実施の
形態では、生体組織を切開または切除することに好適な流体噴射装置を例示して説明する
。従って、実施の形態にて用いる流体は、水、生理食塩水、薬液等である。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る流体噴射装置の概略構成を示す説明図である。図1
において、流体噴射装置1は、基本構成として流体を収容する流体容器10と、圧力発生
部としてのポンプ20と、ポンプ20から供給される流体を脈動流動する脈動発生部10
0と、から構成されている。
脈動発生部100には、細いパイプ状の接続流路管200が接続され、接続流路管20
0の先端部には流路が縮小されたノズル211が挿着されている。
この流体噴射装置1における流体の流動を簡単に説明する。流体容器10に収容された
流体は、接続チューブ15を介してポンプ20によって吸引され、一定の圧力で接続チュ
ーブ25を介して脈動発生部100に供給する。脈動発生部100には流体室501(図
2、参照)と、この流体室501の容積変更手段とを備えており、容積変更手段を駆動し
て脈動を発生させ、接続流路管200、ノズル211を通して流体を高速で噴射する。
次に、本実施形態による脈動発生部100の構造について説明する。図2は、本実施形
態に係る脈動発生部100の構造を示す断面図である。図2において、脈動発生部100
は、流体の脈動を発生させるために、流体室501の容積変更手段として圧電素子401
とダイアフラム400を含んで構成される。
まず、脈動発生部100は、上ケース500と下ケース301とをそれぞれ対向する面
において接合され、4本の固定螺子600(図示は一部省略)によって螺着されている。
下ケース301は、鍔部を有する筒状部材であって、一方の端部は底板311で密閉され
ている。この下ケース301の内部空間に圧電素子401が配設される。
伸縮素子である圧電素子401は、積層型圧電素子であってアクチュエータを構成する
。圧電素子401の一方の端部は補助板411を介してダイアフラム400に、他方の端
部は底板311の上面312に固着されている。補助板411は、円盤状の金属板からな
り、ダイアフラム400の剛性以上の剛性を有する。従って、補助板411は、ダイアフ
ラム400の剛性を補助するための剛性補助手段として機能する。なお、補助板411は
、ダイアフラム400以上の剛性とするために、ダイアフラム400よりもヤング率の大
きい材料を用いたり、ヤング率が小さくてもダイアフラム400よりも厚さを大きくした
りするとよい。つまり、補助板411は、ダイアフラム400よりもせん断力に対して変
形しにくくするとよい。
また、ダイアフラム400は、円盤状の金属薄板からなり、下ケース301の凹部30
3内において周縁部が凹部303の底面に密着固着されている。そして、圧電素子401
に駆動信号を入力することで、圧電素子401の伸張、収縮に伴いダイアフラム400を
介して流体室501の容積を変更する。なお、圧電素子401は、磁歪素子や静電アクチ
ュエータ等を利用しても構わない。
ダイアフラム400の上面には、中心部に開口部を有する環状の金属薄板からなる補強
板410が積層配設される。
上ケース500は、下ケース301と対向する面の中心部に凹部が形成され、この凹部
とダイアフラム400とに囲まれた空間が流体室501である。流体室501の略中央部
には出口流路511が穿設されている。
出口流路511は、流体室501から上ケース500の一方の端面から突設された出口
流路管510の端部まで貫通されている。出口流路511と流体室501の封止面505
との接続部は、流体抵抗を減ずるために滑らかに丸められている。
出口流路管510には接続流路管200が接続されている。接続流路管200には接続
流路201が穿設されており、接続流路201の直径は出口流路511の直径より大きい
。また、接続流路管200の管部の厚さは、流体の圧力脈動を吸収しない剛性を有する範
囲に形成されている。
接続流路管200の先端部には、ノズル211が挿着されている。このノズル211に
は流体噴射開口部212が穿設されている。流体噴射開口部212の直径は、接続流路2
01の直径より小さい。
上ケース500の側面には、ポンプ20から流体を供給する接続チューブ25を挿着す
る入口流路管502が突設されており、入口流路管502に入口流路側の接続流路504
が穿たれている。接続流路504は入口流路503に連通されている。入口流路503は
、流体室501の封止面505の周縁部に溝状に形成され、流体室501に連通している
上ケース500と下ケース301との接合面において、ダイアフラム400の外周方向
の離間した位置には、下ケース301側にパッキンボックス304、上ケース500側に
パッキンボックス506が形成されており、パッキンボックス304,506にて形成さ
れる空間にリング状のパッキン450が装着されている。
ここで、上ケース500と下ケース301とを組立てたとき、ダイアフラム400の周
縁部と補強板410の周縁部とは、上ケース500の封止面505の周縁部と下ケース3
01の凹部303の底面によって密接されている。この際、パッキン450は上ケース5
00と下ケース301によって押し圧されて、流体室501からの流体漏洩を防止してい
る。
続いて、ダイアフラム400及びその周辺部について図面を参照してさらに詳しく説明
する。図3は、図2の一部を拡大したダイアフラム400及びその周辺部の断面図である
。なお、説明に不要な部品は説明を分かり易くするために省略する。
ダイアフラム400は、円盤状の金属薄板からなり、下ケース301の凹部303内に
おいて周縁部が凹部303の底面で密着固着される。すなわち、下ケース301は、ダイ
アフラム400の外周部を固定する外周固定手段であり、下ケース301によって外周固
定部位400aが固定される。
また、ダイアフラム400と圧電素子401の間には、円盤状の金属板からなる補助板
411が配置され、圧電素子401と補助板411は接着剤により固着される。また、補
助板411は、接着剤による固着層420を介し、ダイアフラム400と向かい合う面の
中央部においてダイアフラム400の固着部位400bと固着される。このとき、補助板
411の外周部411aと、補助板411の外周部411aと対向するダイアフラム40
0の中間部400cとは固着されていない。
図4に補助板411側から見た固着層420とダイアフラム400の斜視図を示す。な
お、説明の為、補助板411や圧電素子401などは図4では不図示とする。図4におい
て、固着層420は円盤状であり、ダイアフラム400における固着層420と接する固
着部位400bは円形となる。従って、固着部位400bの同心円状に外周固定部位40
0aや補助板411を位置させることで、圧電素子401の伸張、収縮によってダイアフ
ラム400が変形する際に、ダイアフラム400に不均等に応力が集中しないようにして
いる。なお、固着層420の厚さは、圧電素子401の伸張、収縮する変位量以下にして
いる。なお、補助板411がダイアフラム400を傷つけないようにエッジを丸くしてお
くと良い。
続いて、圧電素子401の伸張、収縮によってダイアフラム400が変形する様子につ
いて図面を参照してさらに詳しく説明する。図5は、ダイアフラム400が変形する様子
を示す説明図であり、図3と同じくダイアフラム400及びその周辺部の断面図である。
図5(a)は、圧電素子401に電圧が印加されていない状態である。
そして、図5(b)は、圧電素子401に印加する電圧を上げて、圧電素子401が伸
張してダイアフラム400が変形する状態である。
そして、図5(c)は、圧電素子401に印加する電圧をさらに上げて、圧電素子40
1がさらに伸張してダイアフラム400が変形する状態である。このとき、流体室501
は加圧され、ダイアフラム400の中間部位400cの部位で圧電素子401側に変形し
ようとするが、補助板411により変形が抑制される。
また、補助板411の外周部411aは、ダイアフラム400と固着されていない、つ
まり、中間部位400cによってダイアフラム400に集中的に加わる応力を緩和するこ
とができ、ダイアフラム400の耐久性を確保することが容易となっている。つまり、補
助板411と下ケース301との間の隙間を小さくすることで、中間部位400cが流体
室501の外側に変形することをさらに抑制できるが、ダイアフラム400に過度な応力
は発生しにくい。
そして、図5(d)は、圧電素子401に印加する電圧を下げて、圧電素子401が収
縮してダイアフラム400が変形する状態である。
そして、図5(e)は、圧電素子401に印加する電圧をさらに下げて、圧電素子40
1がさらに収縮してダイアフラム400が変形する状態である。
そして、図5(a)に戻り、図5(a)から図5(e)を繰り返すことで、脈動を発生
して、流体を噴射する。
従って、前述した実施形態1によれば、補助板411が配置されているため、流体室5
01内が加圧されたときに、中間部位400cが流体室501の外側に変形してしまうこ
とを抑制できる。従って、流体室501内の圧力が低下することを抑制でき、流体を強く
噴射することが可能となる。
また、ダイアフラム400が他の部位と固着されていない中間部位400cによってダ
イアフラム400に集中的に加わる応力を緩和することができ、ダイアフラム400の耐
久性を確保することが可能となり、また流体を強く噴射することも可能となる。
また、固着層420が円盤状であるため、ダイアフラム400に不均等に応力が集中し
ないようにすることができる。従って、ダイアフラム400の耐久性を確保することが可
能となり、また流体を強く噴射することも可能となる。
(実施形態2)
続いて、本発明の実施形態2に係る脈動発生部について図面を参照して説明する。実施
形態2において、補助板以外は、前述した実施形態1と同じ構造であるので説明を省略し
、同じ機能部位には実施形態1と同じ符号を附して説明する。図6は、圧電素子401に
は電圧が印加されず、圧電素子401が伸張または収縮していない状態のダイアフラム4
00及びその周辺部の断面図である。
ダイアフラム400と圧電素子401との間には、円盤状の金属板からなる補助板41
2が配置され、圧電素子401と補助板412は接着剤により固着される。また、補助板
412は、接着剤による固着層420を介し、ダイアフラム400と向かい合う面の中央
部においてダイアフラム400の固着部位400bと固着される。このとき、図6におい
て、圧電素子401には電圧が印加されていない状態であって、圧電素子401は伸張ま
たは収縮していない。そして、補助板412の外周部412aは、補助板412の最外周
に向かって、ダイアフラム400との距離が離れていく形状となっている。すなわち、補
助板412の外周部412aとダイアフラム400との距離は、補助板412の中央部に
近い位置としての第2の位置より、第2の位置よりも中央部から遠い位置としての第1の
位置の方が長い(離れている)。
続いて、圧電素子401の伸張、収縮によってダイアフラム400が変形する様子につ
いて図面を参照してさらに詳しく説明する。図7は、圧電素子401に電圧を印加して、
圧電素子401が伸張してダイアフラム400が変形する状態のダイアフラム400及び
その周辺部の断面図である。
図7において、ダイアフラム400の変形と補助板412の形状とが略一致している。
従って、ダイアフラム400が補助板412から受ける抗力をより均等にできる。なお、
補助板412がダイアフラム400を傷つけないようにエッジを丸くしておくと良い。
従って、前述した実施形態2によれば、補助板412の外周部412aは、補助板41
2の最外周に向かって、ダイアフラム400との距離が離れていく形状となっているため
、さらにダイアフラム400の耐久性を確保することが可能となり、また流体を強く噴射
することも可能となる。
尚、本実施形態では、補助板411,412の外周部がダイアフラムと固着されていな
いため、圧電素子401が収縮する場合には、補助板411,412がダイアフラム40
0の変形を抑制する効果は少ない。しかし、生体組織を切開または切除することを考えた
場合、圧電素子401を伸張して流体を強く噴射することが重要となるため、このような
構成であっても問題ない。また、実施の形態のように、脈動発生部100に流体を供給す
る圧力発生部としてのポンプ20を備える場合には、ポンプ20により流体室501内が
加圧された状態となるため、剛性補助手段の外周部がダイアフラム400と固着されてい
なくとも、補助板411,412によりダイアフラム400の変形を緩和することが可能
である。
本発明の実施形態1に係る流体噴射装置の概略構成を示す説明図。 本発明の実施形態1に係る脈動発生部の構造を示す断面図。 本発明の実施形態1に係るダイアフラム及びその周辺部を示す断面図。 本発明の実施形態1に係る固着層とダイアフラムの斜視図。 本発明の実施形態1に係るダイアフラムの変形の様子を示す説明図。 本発明の実施形態2に係る圧電素子に電圧を印加しない状態のダイアフラム及びその周辺部を示す断面図。 本発明の実施形態2に係る圧電素子に電圧を印加した状態のダイアフラム及びその周辺部を示す断面図。
符号の説明
1…流体噴射装置、15,25…接続チューブ、20…ポンプ、100…脈動発生部、
200…接続流路管、201…接続流路、211…ノズル、212…流体噴射開口部、3
01…下ケース、303…凹部、304,506…パッキンボックス、311…底面、3
12…上面、400…ダイアフラム、401…伸縮素子としての圧電素子、411,41
2…剛性補助手段としての補助板、420…固着層、450…パッキン、501…流体室
、502…入口流路管、503…入口流路、504…接続流路、505…封止面、510
…出口流路管、511…出口流路。

Claims (5)

  1. 容積が変更可能な流体室と、
    前記流体室に連通する入口流路及び出口流路と、
    前記出口流路側に設けられた流体噴射開口部と、
    前記流体室の容積変更手段として伸張または収縮する伸縮素子及びダイアフラムと、
    前記伸縮素子と前記ダイアフラムとの間に配置された、前記ダイアフラムの剛性以上の
    剛性を有する剛性補助手段とを有し、
    前記ダイアフラムは、当該ダイアフラムの外周部を固定する外周固定手段により前記外
    周部を固定され、
    前記剛性補助手段は、前記伸張素子に固着され、かつ、前記ダイアフラムと向かい合う
    面の中央部において前記ダイアフラムと固着され、
    前記剛性補助手段の外周部は、前記ダイアフラムと固着されていないことを特徴とする
    流体噴射装置。
  2. 請求項1に記載の流体噴射装置において、
    前記剛性補助手段と前記ダイアフラムは層状の固着層を介して固着され、当該固着層は
    、略円盤状の形状であることを特徴とする流体噴射装置。
  3. 請求項1に記載の流体噴射装置において、
    前記ダイアフラムが前記伸縮素子の伸張または収縮によって変形させられていない場合
    、前記剛性補助手段の外周部は、前記剛性補助手段の最外周に向かって、当該ダイアフラ
    ムとの距離が離れていく形状であることを特徴とする流体噴射装置。
  4. 請求項1に記載の流体噴射装置において、
    前記ダイアフラムが前記伸縮素子の伸張または収縮によって変形させられていない場合
    、前記剛性補助手段の外周部の第1の位置における前記剛性補助手段と前記ダイアフラム
    との距離は、前記第1の位置よりも前記剛性補助手段の中央部に近い位置である、前記剛
    性補助手段の外周部の第2の位置における前記剛性補助手段と前記ダイアフラムとの距離
    よりも長いことを特徴とする流体噴射装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の流体噴射装置を有することを特徴とする
    手術用器具。
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