JP2010078249A - 過熱水蒸気暖房機 - Google Patents

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Abstract

【課題】過熱水蒸気で暖房して二酸化炭が発生することなく、室内を適度な湿度に調整して暖房する過熱水蒸気暖房機を提供する。
【解決手段】貯水部13を有する複数の環状容器10を並設し、各環状容器10の内筒12の内部にシーズヒータ20を配置する。貯水部13に供給される水をシーズヒータ20で加熱し、貯水部13の上部の吐出孔16から過熱水蒸気Sを吐出し、その過熱水蒸気Sをシーズヒータ20の突出部20aによってさらに加熱する。各環状容器10の下部に配置した送風ファン25によりシーズヒータ20で加熱した温風と過熱水蒸気Sとを混合して送風ダクト23の送風路23aで混合し、さらに、上部送風ファン26から送風を温風と過熱水蒸気Sと混合させる。この上部送風ファン26からの送風によって、温風の単位容積中に含まれる過熱水蒸気Sの量を調整し、送風口31から外部(室内)に吹き出される温風の湿度を調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、過熱水蒸気によって暖房する過熱水蒸気暖房機に関する。
従来、暖房機として例えば特許文献1で示すようにタンクに供給される石油をバーナーで燃焼し、このバーナーで加熱された空気をファンで送風することによって暖房する石油ファンヒータや特許文献2で示すように電熱ヒータで加熱した空気をファンで送風することによって暖房する温風暖房機などが知られている。
特開2008−111603号公報 特開2001−263823号公報
このような、暖房機は、バーナーや電熱ヒータによって加熱した空気をファンによって室内に送風することから、空気が乾燥しやすいとともに、特に石油ファンヒータは石油を燃焼する際、二酸化炭素が発生することから、温室効果ガスなどの問題で二酸化炭素の排出量削減は世界的な対策であり、特に、野菜や果物といった農作物や花を温室栽培する温室ハウス用暖房機などの広いエリアの暖房用としては、多量の重油を燃焼させる暖房が主流であるから、ランニングコストの面からも問題があった。このような、課題に解決するために、本願出願人は、水をヒータで加熱して加熱水蒸気を発生させ、その過熱水蒸気で暖房する過熱水蒸気を特願2007−543637号で出願している。この過熱水蒸気暖房機は外筒と内筒とからなる環状容器と、この環状容器に供給される水を加熱して過熱水蒸気を発生させる螺旋状の加熱手段と、この加熱手段で過熱した温風と過熱水蒸気とを吹出口へ室内に吹き出すための送風手段を備えおり、ヒータで加熱して発生する過熱水蒸気によって暖房することから、環境に悪影響を与える二酸化炭素が発生せず、また、加熱水蒸気によって暖房することから、空気の乾燥をも防げるものの、先に出願した過熱水蒸気暖房機は加熱水蒸気を発生させる環状容器が単体であり、家庭用暖房機などに使用した場合、問題ないものの、例えば、野菜や果物などの農作物や花などを温室栽培する温室ハウス用暖房機として用いた場合、暖房能力がやや劣る面がある。このため、過熱水蒸気を発生させる複数の環状容器を並設させて暖房能力を高めることが考えられるが、環状容器の数を増やして並設させた場合、暖房能力が高まる反面、各環状容器から発生する加熱水蒸気量も増大し、温室ハウス内の湿度が高くなってしまう。このため、温室ハウスで育成する野菜や果物あるいは植物などにとって湿度が高くなり過ぎて育成する野菜や果物あるいは植物に根腐れなどの悪影響を与えことが懸念される。
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、二酸化炭素が発生することなく、優れた暖房効率を発揮できるとともに、暖房する室内の湿度を調整可能な過熱水蒸気暖房機を提供することを目的とする。
請求項1の過熱水蒸気暖房機は、水を貯水する水タンク部と、外筒と内筒とからなる環状容器と、前記外筒と内筒との間に形成された貯水部と、この貯水部と前記水タンク部とを連通して前記水タンク部から貯水部へと水を供給する接続パイプと、前記内筒の内側に配置して前記貯水部内の水を加熱して過熱水蒸気を発生させる螺旋状の加熱手段と、前記貯水部の上面を塞ぐ天板部に位置して前記過熱水蒸気を吐出する複数の吐出孔と、前記環状容器の下部に配置して前記加熱手段で過熱した温風と前記過熱水蒸気とを混合させて吹出口へと送風する第1の送風手段と、少なくとも前記送風口から室内に送風される過熱水蒸気量の調整する湿度調整手段を設けたことを特徴とする。
請求項2の過熱水蒸気暖房機は、前記環状容器から前記吹出口とへ送風案内する送風路を設けるとともに、前記湿度調整手段を構成する第2の送風手段を設け、この第2の送風手段から前記送風路に向けて送風し、この第2の送風手段の送風量に応じて前記過熱水蒸気の量を調整したことを特徴とする。
請求項3の過熱水蒸気暖房機は、前記環状容器を複数、並設して上下を開口した収納ケースの内に収納し、その収納ケースの上部開口部と前記吹出口とを連通して前記送風路を形成する送風ダクトと設けるとともに、送風ダクトに前記第2の送風手段を連設し、収納ケースの下部開口部には、前記第1の送風手段の通風ダクトを連設したことを特徴とする。
請求項4の過熱水蒸気暖房機は、前記水タンク部内に水位と連動するフロート手段を設けるとともに、前記水タンク部と水供給源とを接続する接続管を設け、この接続管の開閉弁を前記フロート手段で開閉制御したことを特徴とする。
請求項5の過熱水蒸気暖房機は、前記水タンク部と貯水部とを上下一対の接続パイプで連通し、その上下各接続パイプで前記水タンク部内の水を前記貯水部へと供給するとともに、前記上部側接続パイプの高さを前記フロート手段によって制御する前記水タンク部の下限水位とほぼ同一高さに設定したことを特徴とする。
請求項1の過熱水蒸気暖房機によれば、水を貯水する水タンク部と、外筒と内筒とからなる環状容器と、前記外筒と内筒との間に形成された貯水部と、この貯水部と前記水タンク部とを連通して前記水タンク部から貯水部へと水を供給する接続パイプと、前記内筒の内側に配置して前記貯水部内の水を加熱して過熱水蒸気を発生させる螺旋状の加熱手段と、前記貯水部の上面を塞ぐ天板部に位置して前記過熱水蒸気を吐出する複数の吐出孔と、前記環状容器の下部に配置して前記加熱手段で過熱した温風と前記過熱水蒸気とを混合させて吹出口へと送風する第1の送風手段と、少なくとも前記送風口から室内に送風される過熱水蒸気量の調整する湿度調整手段を設けたものであるから、湿度調整手段によって暖房する室内の湿度を調整することができ、例えば、温室ハウスの暖房用として用いた場合、温室ハウスで育成する野菜や果物あるいは植物にとって適正な湿度にコントロールすることができる。
請求項2の過熱水蒸気暖房機によれば、前記環状容器から前記吹出口とへ送風案内する送風路を設けるとともに、前記湿度調整手段を構成する第2の送風手段を設け、この第2の送風手段から前記送風路に向けて送風し、この第2の送風手段の送風量に応じて前記過熱水蒸気の量を調整したものであるから、第1の送風手段らの送風によって加熱手段で過熱した温風と加熱手段によって発生した過熱水蒸気とを送風路で混合し、さらに、第2の送風手段から送風される風量を調整することで、温風の単位容積中に含まれる過熱水蒸気量を調整することができ、これにより、送風口から外部(室内)に吹き出される温風の湿度調整が可能となる。
請求項3の過熱水蒸気暖房機によれば、前記環状容器を複数、並設して上下を開口した収納ケースの内に収納するとともに、その収納ケースの上部開口部と前記吹出口とを連通して前記送風路を形成する送風ダクトを設け、この送風ダクトに前記第2の送風手段を連設し、かつ、収納ケースの下部開口部には、前記第1の送風手段の通風ダクトを連設したものであるから、第1の送風手段からの送風が収納ケースを通って送風ダクトに送られ、送風ダクトの送風路で加熱手段によって過熱した温風と加熱手段によって発生した過熱水蒸気とが混合し、さらに、第2の送風手段から常温の風が送風ダクトの送風路に送風され、第2の送風手段から送風によって過熱水蒸気の温度が低下して過熱水蒸気量が減少し、送風口から外部(室内)に吹き出される温風の過熱水蒸気量を調整することで湿度も調整することができる。
請求項4の過熱水蒸気暖房機によれば、前記水タンク部内に水位と連動するフロート手段を設けるとともに、前記水タンク部と水供給源とを接続する接続管を設け、この接続管の開閉弁を前記フロート手段で開閉制御したものであるから、水の補給が自動化され、省力化を図ることができる。
請求項5の過熱水蒸気暖房機によれば、前記水タンク部と貯水部とを上下一対の接続パイプで連通し、その上下各接続パイプで前記水タンク部内の水を前記貯水部へと供給するとともに、前記上部側接続パイプの高さを前記フロート手段によって制御する前記水タンク部の下限水位とほぼ同一高さに設定したことにより、トラブルなどによって水タンクの水が下限水位レベルより下がったとしても、環状容器の貯水部の空間と水タンクの空間とが上部側の接続パイプを介して連通し、貯水部と水タンクとが等圧となるため、貯水部内の水位を一定に保つことができる。
以下、本発明の過熱水蒸気暖房機の一実施例について添付図面を参照して説明する。
図3に示すように、過熱水蒸気暖房機1は、水Wを貯水する水タンク部2と、この水タンク部2から供給される水Wを受ける環状容器10と、この環状容器10内に供給された水Wを加熱して過熱水蒸気Sを発生させる加熱手段としてのシーズヒータ20と、このシーズヒータ20で発生した過熱水蒸気Sを室内に送風するための後述する第1及び第2の送風手段を主要構成部品とし、これら主要構成部品を筺体30内に組み込む。この筺体30は、図1に示すように、縦長のほぼ直方体であり、その側面上部に送風口31が形成され、正面には各種スイッチ32a、表示パネル32bを備えた操作パネル32が配置されている。
前記環状容器10は、図6などに示すように、外筒11と内筒12との二重管構造を成し、その外筒11と内筒12の上面と下面を塞いで外筒11と内筒12との間の空間部に貯水部13を形成している。本実施例においては、6個の環状容器10が並設され、これら各環状容器10の貯水部13と前記水タンク部2とが上下の接続パイプ14,15によって接続されている。この上下の接続パイプ14,15は、上部接続パイプ14が下部の接続パイプ15より径小に形成されるとともに、その径小な上部接続パイプ14が貯水部13の上部側に、径大な上部の接続パイプ15が貯水部13の下部側に接続され、これら上下の接続パイプ14,15によって水タンク部2の水Wが各環状容器10の貯水部13に供給される。前記水タンク部2には、図5に示すように、水道などの水供給源と接続する接続管3が連結され、その接続管3の開閉弁4をタンク部3内の水位によって連動するフロート手段5で開閉する。すなわち、図5に示すように、開閉弁4とフロート手段5とがリンク機構6で連結され、水タンク部2内の上限水位レベルL1では開閉弁4がフロート手段4によって閉じ、水タンク部2内の水Wを環状容器10へと供給して水位W1が下限水位レベルLまで下がるとフロート手段4によって開閉弁4が開いて水供給源(水道など)から水タンク部2内へと水が供給されるようになっている。また、前記フロート手段4によって制御される水タンク2内の下限水位レベルLは前記上部側の接続パイプ14とほぼ同じであり、水タンク2内の水Wが下限水位レベルLより下がったとしても、各環状容器10の貯水部13の空間と水タンク2内の空間とが上部側の接続パイプ14を介して連通し、貯水部13と水タンク2とが等圧となるため、貯水部13内の水位が一定に保たれる。
図6などで示すように、前記環状容器10の内筒12の内部には前記シーズヒータ20がそれぞれ配置されている。このシーズヒータ20は前記内筒12の内周面に接するように、内筒12の下端部から内筒12の上部に突出するように、螺旋状に巻き回して形成されている。このシーズヒータ20によって、環状容器10全体を内筒12の内側から加熱することによって、前記外筒11と内筒12の間に形成された貯水部13に供給された水Wを加熱して過熱水蒸気Sを発生させ、その過熱水蒸気Sを前記貯水部13の上部に形成された複数の吐出孔16から吐出している。この吐出孔16は、図7に示すように、貯水部13の上部を塞ぐ天板13aに等間隔毎に円環状に配置されて形成されており、その各吐出孔16から吐出する過熱水蒸気Sは、前記内筒12の上端部から突出するシーズヒータ20の突出部20aによってさらに加熱され、本実施例では、シーズヒータ20の突出部20aによって過熱水蒸気Sはほぼ200℃前後まで昇温される。
また、前記環状容器10は、上下を開口した直方体の金属製の収納ケース22の内に収納配置されている。この収納ケース22の上部には収納ケース22の内部と前記送風口31とを連通する送風ダクト23が設けられ、他方、収納ケース22の下部には前記第1の送風手段としての送風ファン25(以下、下部送風ファンと称す)の通風ダクト24が設けられている。また、前記送風ダクト23の送風路23aには前記第2の送風手段たる送風ファン26(以下、上部送風ファンと称す)が組み付けられており、下部送風ファン25からの送風は環状容器10の内部を通って送風口31に連通する送風ダクト23に案内される。この時、シーズヒータ20で加熱した温風と過熱水蒸気Sとが送風ダクト23の送風路23aで混合し、さらに、送風路23aに上部送風ファン26からの送風が合流する。このように上部送風ファン26から常温の送風をシーズヒータ20で加熱した温風と過熱水蒸気Sに混合させることによって、温風の温度が低下し、温風の単位容積中に含まれる過熱水蒸気Sの量も低下する。すなわち、過熱水蒸気Sの量は温風の温度と比例して温風の温度が上がると過熱水蒸気Sの量が増加し、温風の温度が下がると過熱水蒸気Sの量は減少する。なお、上部の送風路23a内には最終的に送風口31から送風する温風の温度を調整するための調整用ヒータ28が設けられている。
以上のように構成される本実施例の動作について説明する。先ず、水供給源、例えば水道の蛇口(図示せず)を開いて操作パネル32の電源をオンすると、水道から供給される水Wは接続管3を介して水タンク部3内に供給される。水タンク部3内の水Wは上下の接続パイプ14,15を通って各環状容器10の貯水部13に供給され、タンク部3内に供給される水Wが上限水位レベルL1に達すると、フロート手段4によって開閉弁4が閉じタンク部3内への水Wの供給が止まる。上下の接続パイプ14,15によって各環状容器10の貯水部13に供給される水Wは環状容器10の内筒12の内部に設けたシーズヒータ20によって加熱されて水蒸気となる。この水蒸気は前記貯水部13の上部に形成された吐出孔16から吐出され、前記内筒12の上端部から突出するシーズヒータ20の突出部20aによってさらに200℃前後まで加熱され、過熱水蒸気Sとなる。
各環状容器10の下部に配置した下部送風ファン25からの送風は、通風ダクト24の通風路24aから各環状容器10の内筒12の内部を通って送風ダクト23の送風路23aに送風され、シーズヒータ20で加熱した温風と過熱水蒸気Sとが送風ダクト23の送風路23aで混合し、さらに、上部送風ファン26から送風路23aに送風される。このように上部送風ファン26から常温の送風をシーズヒータ20で加熱した温風と過熱水蒸気Sと混合させることによって、温風の単位容積中に含まれる過熱水蒸気Sの量も低下するから、送風口31から外部(室内)に吹き出される温風の湿度も低下する。このように、上部送風ファン26からの送風によって、送風口31から外部(室内)に吹き出される温風の単位容積中に含まれる過熱水蒸気Sの量を調整して暖房する室内の湿度を調整することが可能となり、本実施例では、シーズヒータ20の突出部20aによって過熱水蒸気Sは200℃で前後まで昇温され、過熱水蒸気Sの湿度は50%前後であるが、上部送風ファン26及び送風路23a内に設けた調整用のヒータ28によって80〜100℃の温風を送風するとともに、湿度を30〜40%前後に調整して外部(室内)に送風している。なお、湿度を調整する上部送風ファン26は予め湿度が30〜40%となるような風量を送風する送風ファンを用いているが、上部送風ファン26の風量をスイッチなどによって段階的あるいは連続的に変更し、上部送風ファン26の風量を可変することによって湿度をコントロールするようにしてもよい。
各環状容器10の貯水部13を加熱して過熱水蒸気Sを発生させることによって、水タンク部2内の水Wが環状容器10へと供給され、水タンク部2内の水位W1が下がるが、水位W1と連動して昇降するフロート手段4によって開閉弁4が開いて水タンク部2内への水Wの給水を自動化できる。また、水タンク2内の下限水位レベルLは上部側の接続パイプ14と同一同さであり、仮に水タンク2内の水Wが下限水位レベルLより下がったとしても、各環状容器10の貯水部13の空間と水タンク2内の空間とが上部側の接続パイプ14を介して連通し、貯水部13と水タンク2とが等圧となるため、貯水部13内の水位が一定に保たれる。水タンク2内の水Wが無くなると、過熱水蒸気暖房機1の電源が自動的の切断し、シーズヒータ20による空焚きを防止することができる。
以上のように本実施例においては、6個の環状容器10を並設して温室ハウス用暖房機として暖房能力を高めるとともに、過熱水蒸気で暖房することで、燃料として重油や石油を使用しないクリーンな暖房性能を備えるとともに、ランニングコストも大幅に低下することができる。また、温室ハウス用暖房機用として6個の環状容器10を並設して暖房能力を高めると、過熱水蒸気Sの量が増加して温室ハウス内の湿度が高くなってしまうが、上部送風ファン26を設け、この上部送風ファン26からの送風をシーズヒータ20で加熱した温風と過熱水蒸気Sに混合させることによって、過熱水蒸気Sの量を調整して暖房対象である温室ハウスの湿度を調整することができ、温室ハウスで育成する野菜や果物あるいは植物に適した湿度となるように室内の湿度管理も可能である。また、水タンク部2内にフロート手段5を設け、このフロート手段5によって水タンク部2と水道などの水供給源とを接続する接続管3の開閉弁4を開閉制御することができ、水の補給が自動化され、省力化を図ることができるとともに、水切れによる空焚も防止することができる。
以上、本発明の一実施例について詳述したが、本発明は前記一実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施例が可能である。例えば、前記実施例では6個の環状容器を並設した例を示したが、環状容器の数は適宜選定すればよい。また、環状容器への水の供給方法なども前記実施例に限定されるものではない。さらに、前記実施例では、湿度調整手段として上部送風ファン26を用いた例を示したが、シーズヒータ20の温度を制御して過熱水蒸気Sの量を調整するようにしてもよい。
本発明の一実施例を示す過熱水蒸気暖房機の斜視図である。 同上、過熱水蒸気暖房機の断面図である。 同上、図2のA−A線断面図である。 同上、図2のB−B線断面図である。 同上、水タンク部分の断面図である。 同上、環状容器部分の断面図である。 同上、環状容器の一部を切り欠いた平面図である。
符号の説明
1 過熱水蒸気暖房機
2 水タンク部
3 接続管
4 開閉弁
5 フロート手段
10 環状容器
11 外筒
12 内筒
13 貯水部
13a 天板
14,15 接続パイプ
16 吐出孔
20 シーズヒータ(加熱手段)
20a 突出部
22 収納ケース
23 送風ダクト
23a 送風路
24 通風ダクト
25 第2の送風手段としての送風ファン(湿度調整手段)
26 第1の送風手段としての送風ファン
W 水
L 水位
L1 下限水位

Claims (5)

  1. 水を貯水する水タンク部と、外筒と内筒とからなる環状容器と、前記外筒と内筒との間に形成された貯水部と、この貯水部と前記水タンク部とを連通して前記水タンク部から貯水部へと水を供給する接続パイプと、前記内筒の内側に配置して前記貯水部内の水を加熱して過熱水蒸気を発生させる螺旋状の加熱手段と、前記貯水部の上面を塞ぐ天板部に位置して前記過熱水蒸気を吐出する複数の吐出孔と、前記環状容器の下部に配置して前記加熱手段で過熱した温風と前記過熱水蒸気とを混合させて吹出口へと送風する第1の送風手段と、少なくとも前記送風口から室内に送風される過熱水蒸気量の調整する湿度調整手段を設けたことを特徴とする過熱水蒸気暖房機。
  2. 前記環状容器から前記吹出口とへ送風案内する送風路を設けるとともに、前記湿度調整手段を構成する第2の送風手段を設け、この第2の送風手段から前記送風路に向けて送風し、この第2の送風手段の送風量に応じて前記過熱水蒸気の量を調整したことを特徴とする請求項1記載の過熱水蒸気暖房機。
  3. 前記環状容器を複数、並設して上下を開口した収納ケースの内に収納するとともに、その収納ケースの上部開口部と前記吹出口とを連通して前記送風路を形成する送風ダクトを設け、この送風ダクトに前記第2の送風手段を連設し、かつ、収納ケースの下部開口部には、前記第1の送風手段の通風ダクトを連設したことを特徴とする請求項1又は2記載の過熱水蒸気暖房機。
  4. 前記水タンク部内に水位と連動するフロート手段を設けるとともに、前記水タンク部と水供給源とを接続する接続管を設け、この接続管の開閉弁を前記フロート手段で開閉制御したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の過熱水蒸気暖房機。
  5. 前記水タンク部と貯水部とを上下一対の接続パイプで連通し、その上下各接続パイプで前記水タンク部内の水を前記貯水部へと供給するとともに、前記上部側接続パイプの高さを前記フロート手段によって制御する前記水タンク部の下限水位とほぼ同一高さに設定したことを特徴とする請求項4記載の過熱水蒸気暖房機。
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