JP2010074552A - 電子機器、電子機器の制御方法、操作装置、操作コマンド割り当て方法及び操作システム - Google Patents
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Abstract
【課題】容易且つ多様な操作方法をユーザに提供する。
【解決手段】リモコンRMが操作ボタン12の押下操作に応じた操作信号をテレビジョン受像機2に送信し、テレビジョン受像機2が当該操作信号を受信し、そのときのテレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離を用いて、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの位置関係を判別し、当該位置関係に基づいて、受信した当該操作信号を制御コマンドに変換し、当該制御コマンドに応じて各部を制御し各種処理を実行することにより、リモコンRMの操作ボタン12の数を増やしたりすることなく、リモコンRM側から、テレビジョン受像機2を、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの位置関係に基づいて操作することができ、かくして容易且つ多様な操作方法をユーザに提供することができる。
【選択図】図12
【解決手段】リモコンRMが操作ボタン12の押下操作に応じた操作信号をテレビジョン受像機2に送信し、テレビジョン受像機2が当該操作信号を受信し、そのときのテレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離を用いて、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの位置関係を判別し、当該位置関係に基づいて、受信した当該操作信号を制御コマンドに変換し、当該制御コマンドに応じて各部を制御し各種処理を実行することにより、リモコンRMの操作ボタン12の数を増やしたりすることなく、リモコンRM側から、テレビジョン受像機2を、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの位置関係に基づいて操作することができ、かくして容易且つ多様な操作方法をユーザに提供することができる。
【選択図】図12
Description
本発明は、電子機器、電子機器の制御方法、操作装置、操作コマンド割り当て方法及び操作システムに関し、例えば、リモートコントローラで電子機器を操作する際に適用して好適なものである。
一般的に、テレビジョン受像機やビデオテープレコーダ、音響再生装置などの電子機器は、リモートコントローラ(以下、リモコンとも呼ぶ。)により操作されるようになっている。
近年、これらの電子機器において、多くの機能を備えたものが増えている。そして、このような電子機器を操作するためには、リモコンの操作ボタンの数を増やすことが考えられる。しかし、リモコンの操作ボタンの数を多くするために、リモコンの筐体を大きくしたり操作ボタンのサイズを小さくしたりすると、リモコンが使いにくくなってしまう。
また、リモコンの操作ボタンの数を増やさずに、多くの機能を備えた電子機器を操作する方法として、例えば、電子機器の表示画面上にメニューを表示し、ユーザにリモコンを介してそのメニューを選択させることで、電子機器を操作する方法が考えられる。しかし、多くの機能を備えた電子機器では、ユーザに選択させるメニューの階層が多くなり、リモコンの操作ボタンを何度も押下させなければならず、この方法を用いてもリモコンの使いにくさは改善されない。
そこで、リモコンの操作ボタンを押下する操作だけではなく、リモコンの筐体を傾ける操作によっても電子機器を操作することができるような操作システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−111171公報
ところで、上述した操作システムは、リモコンの筐体の傾きといったリモコン側の状態のみに基づいて、リモコンで電子機器を操作するようになっている。
ここで、リモコンと電子機器との双方の状態であるリモコンと電子機器との位置関係に基づいて、リモコンで電子機器を操作することができれば、容易且つ多様な操作方法をユーザに提供することができると考えられる。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、容易且つ多様な操作方法をユーザに提供することができる電子機器、電子機器の制御方法、操作装置、操作コマンド割り当て方法及び操作システムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の電子機器においては、筐体と、当該筐体に設けられ外部の操作装置と通信可能で当該操作装置から当該操作装置への操作に応じた操作信号を受信する通信部と、当該通信部と当該操作装置との通信の結果に基づいて当該操作装置と当該筐体との位置関係を判別する位置関係判別部と、当該位置関係判別部により判別された当該位置関係に基づいて当該通信部により受信された当該操作信号を命令に変換する命令変換部と、当該命令変換部により変換された当該命令に応じて各部を制御する制御部とを設けるようにした。
また本発明の操作装置においては、筐体と、当該筐体に設けられた操作部と、当該筐体に設けられ外部の電子機器と通信可能な通信部と、当該電子機器と当該通信部との通信の結果に基づいて当該電子機器と当該筐体との位置関係を判別する位置関係判別部と、当該位置関係判別部により判別された当該位置関係に基づいて当該操作部への操作に対して操作コマンドを割り当てる操作コマンド割り当て部とを設けるようにした。
さらに本発明の操作システムにおいては、操作部と、電子機器と通信可能で当該操作部への操作に応じた操作信号を当該電子機器へ送信する操作装置側通信部とを有する操作装置と、筐体と、当該筐体に設けられ当該操作装置と通信可能で当該操作装置から当該操作信号を受信する電子機器側通信部と、当該電子機器側通信部と当該操作装置との通信の結果に基づいて当該操作装置と当該筐体との位置関係を判別する位置関係判別部と、当該位置関係判別部により判別された当該位置関係に基づいて当該電子機器側通信部により受信された当該操作信号を命令に変換する命令変換部と、当該命令変換部により変換された当該命令に応じて各部を制御する制御部とを有する電子機器とを設けるようにした。
こうすることにより、本発明は、操作装置の操作ボタンの数を増やしたりすることなく、操作装置側から、電子機器を、操作装置と電子機器との位置関係に基づいて操作することができる。
本発明によれば、操作装置の操作ボタンの数を増やしたりすることなく、操作装置側から、電子機器を、操作装置と電子機器との位置関係に基づいて操作することができ、かくして容易且つ多様な操作方法をユーザに提供することができる電子機器、電子機器の制御方法、操作装置、操作コマンド割り当て方法及び操作システムを実現することができる。
以下、図面について、本発明の実施の形態を詳述する。
(1)操作システムの構成
図1において、1は操作システムを示し、操作システム1は、リモコンRMとリモコンRMによって操作されるテレビジョン受像機2とから構成される。
図1において、1は操作システムを示し、操作システム1は、リモコンRMとリモコンRMによって操作されるテレビジョン受像機2とから構成される。
リモコンRMは、縦長扁平矩形状の筐体11を有する。筐体11には複数の赤外線送受信部RSがそれぞれ異なる位置に設けられている。そして、リモコンRMは、定期的に、赤外線送受信部RSを用いて筐体11の傾きを算出している。ここでいう筐体11の傾きとは、筐体11の地面に対する角度を示す。尚、傾きを算出する具体的な方法については、後述する。
また、リモコンRMは、ユーザにより操作ボタン12が押下されると、そのときの筐体11の傾きに基づいて筐体11の向きを判別する。ここでいう筐体11の向きとは、筐体11がどの方向をテレビジョン受像機2の方へ向けているかを示す。尚、向きを判別する具体的な方法についても、後述する。
そして、リモコンRMは、筐体11の向きと、押下された操作ボタン12とに基づいて、その押下操作に対して操作コマンドを割り当てる。
そして、リモコンRMは、この操作コマンドを、操作信号として、赤外線送受信部RSを介して、テレビジョン受像機2に送信する。
一方、テレビジョン受像機2は、ディスプレイ等が設けられた横長扁平矩形状の筐体21を有する。筐体21には複数の赤外線送受信部TSがそれぞれ異なる位置に設けられている。そして、テレビジョン受像機2は、複数の赤外線送受信部TSとリモコンRMとの間で通信し、この通信の結果をもとに、複数の赤外線送受信部TSのそれぞれとリモコンRMとの距離を計測する。
そして、テレビジョン受像機2は、リモコンRMより赤外線送受信部TSを介して操作信号を受信すると、その操作信号に対して復調処理、復号処理等を施して操作コマンドを得る。
そして、テレビジョン受像機2は、そのときのテレビジョン受像機2の複数の赤外線送受信部TSとリモコンRMとの距離に基づいて、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの位置関係を判別する。ここでいうテレビジョン受像機2とリモコンRMとの位置関係とは、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離及びテレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置を示す。尚、位置関係を判別する具体的な方法については、後述する。
そして、テレビジョン受像機2は、受信した操作コマンドとテレビジョン受像機2とリモコンRMとの位置関係とに基づいて、この操作コマンドを制御コマンドに変換する。ここで、制御コマンドとは、テレビジョン受像機2の各部を制御する為の命令である。
そして、テレビジョン受像機2は、この制御コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部を制御し、各種処理を実行する。
こうすることにより、操作システム1は、テレビジョン受像機2を、押下された操作ボタン12と、リモコンRMの向きと、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの位置関係とに基づいて、リモコンRM側からテレビジョン受像機2を操作することができる。
(2)リモートコントローラの構成
次に、テレビジョン受像機2を操作するリモコンRMの構成について説明する。
次に、テレビジョン受像機2を操作するリモコンRMの構成について説明する。
(2−1)リモートコントローラの外観構成
図2に、リモコンRMの外観構成を示す。リモコンRMの筐体11には、図2(A)に示すように、表側の面(これを表面とも呼ぶ)11Aの上端部に、操作ボタン12としての、電源キー12Aが設けられている。この電源キー12Aは、テレビジョン受像機2に対する電源オン/オフ操作に対応する。
図2に、リモコンRMの外観構成を示す。リモコンRMの筐体11には、図2(A)に示すように、表側の面(これを表面とも呼ぶ)11Aの上端部に、操作ボタン12としての、電源キー12Aが設けられている。この電源キー12Aは、テレビジョン受像機2に対する電源オン/オフ操作に対応する。
また電源キー12Aの下方には、操作ボタン12としての上キー12Bが設けられている。さらに上キー12Bの下方には下キー12Cが設けられ、上キー12B及び下キー12Cの左側には左キー12D、右側には右キー12Eが設けられている。これら上キー12B、下キー12C、左キー12D及び右キー12Eは、テレビジョン受像機1に対するカーソル操作やボリューム調整操作などに対応する。
さらに上キー12B及び下キー12C及び左キー12D及び右キー12Eに囲まれた箇所に、操作ボタン12としての決定キー12Fが設けられている。この決定キー12Fは、テレビジョン受像機1に対するメニュー画面などでの決定操作に対応する。
さらに下キー12Cの下方には、操作ボタン12としての、数字/アルファベットキー12Gが設けられている。この数字/アルファベットキー12Gは、テレビジョン受像機1に対するテレビジョン放送のチャンネル選択操作や数字入力操作及びアルファベット入力操作などに対応する。尚、この数字/アルファベットキー12Gの各キーには、数字とアルファベットとが、数字が上向き、アルファベットが右向きとなるように記されている。
また図2(B)に示すように、筐体11の裏側の面(これを裏面とも呼ぶ)11Bの上側面11C寄りに赤外線送受信部RS1、下側面11D寄りに赤外線送受信部RS2、左側面11E寄りに赤外線送受信部RS3、右側面11F寄りに赤外線送受信部RS4が設けられている。これら赤外線送受信部RS1〜RS4は、主に、筐体11の傾きを算出する際に用いられる。
さらに筐体11の上側面11Cの中央に赤外線送受信部RSu、右側面11Fの中央に赤外線送受信部RSrがそれぞれ設けられている。これら赤外線送受信部RSu及び赤外線送受信部RSrは、主に操作信号をテレビジョン受像機2に送信する際に用いられる。
尚、このリモコンRMは、ユーザから見て上キー12Bが上側、下キー12Cが下側、左キー12Dが左側、右キー12Eが右側となるように持たれた場合の向きを上向きとし、この上向きの場合を基準姿勢とする。この場合、数字/アルファベットキー12Gの各キーに記されている数字とアルファベットとのうちの数字が、ユーザから見て正しい向きとなる。
また、このリモコンRMは、ユーザから見て右キー12Eが上側、左キー12Dが下側、上キー12Bが左側、下キー12Cが右側となるように持たれた場合の向きを右向きとする。この場合、数字/アルファベットキー12Gの各キーに記されている数字とアルファベットとのうちのアルファベットが、ユーザから見て正しい向きとなる。
(2−2)リモートコントローラの内部構成
図3に、リモコンRMの内部構成を示す。リモコンRMは、制御部30を有し、この制御部30が、記憶部31に記憶されているプログラムによって、各種処理を実行し、各回路部を制御するようになされている。
図3に、リモコンRMの内部構成を示す。リモコンRMは、制御部30を有し、この制御部30が、記憶部31に記憶されているプログラムによって、各種処理を実行し、各回路部を制御するようになされている。
具体的に、制御部30は、図4に示すように、赤外線送受信部RS1が有する赤外線送信部S1を介して、赤外線信号を地面に向けて発射し、赤外線送受信部RS1が有する赤外線受信部R1を介して、地面に反射された赤外線信号を受信する。このとき、計測部ME1は、制御部30の制御のもと、赤外線送信部S1が赤外線信号を発射してから赤外線受信部R1が赤外線信号を受信するまでの時間を計測する。そして、計測部ME1は、制御部30の制御のもと、当該時間に赤外線信号の発射速度を乗じて2で割った値を、赤外線送受信部RS1の地面からの高さh1として算出する。
また、同様に、制御部30は、赤外線送受信部RS2が有する赤外線送信部S2を介して、赤外線信号を地面に向けて発射し、赤外線送受信部RS2が有する赤外線受信部R2を介して、地面に反射された赤外線信号を受信する。このとき、計測部ME2は、制御部30の制御のもと、赤外線送信部S2が赤外線信号を発射してから赤外線受信部R2が赤外線信号を受信するまでの時間を計測する。そして、計測部ME2は、制御部30の制御のもと、当該時間に赤外線信号の発射速度を乗じて2で割った値を、赤外線送受信部RS2の地面からの高さh2として算出する。
さらに、同様に、制御部30は、赤外線送受信部RS3が有する赤外線送信部S3を介して、赤外線信号を地面に向けて発射し、赤外線送受信部RS3が有する赤外線受信部R3を介して、地面に反射された赤外線信号を受信する。このとき、計測部ME3は、制御部30の制御のもと、赤外線送信部S3が赤外線信号を発射してから赤外線受信部R3が赤外線信号を受信するまでの時間を計測する。そして、計測部ME3は、制御部30の制御のもと、当該時間に赤外線信号の発射速度を乗じて2で割った値を、赤外線送受信部RS3の地面からの高さh3として算出する。
さらに、同様に、制御部30は、赤外線送受信部RS4が有する赤外線送信部S4を介して、赤外線信号を地面に向けて発射し、赤外線送受信部RS4が有する赤外線受信部R4を介して、地面に反射された赤外線信号を受信する。このとき、計測部ME4は、制御部30の制御のもと、赤外線送信部S4が赤外線信号を発射してから赤外線受信部R4が赤外線信号を受信するまでの時間を計測する。そして、計測部ME4は、制御部30の制御のもと、当該時間に赤外線信号の発射速度を乗じて2で割った値を、赤外線送受信部RS4の地面からの高さh4として算出する。
なお、計測部ME1及び計測部ME2及び計測部ME3及び計測部ME4を合わせて、計測部MERとも呼ぶ。
そして、制御部30は、図5(A)に示すように、赤外線送受信部RS1の地面からの高さh1と赤外線送受信部RS3の地面からの高さh3との差分と、筐体11の上下方向の長さx1とにより、地面に対する筐体11の上下の傾き角度αを算出する。具体的に、上下の傾き角度αは次式(1)により算出される上下の傾き角度αの正弦値により算出される。
sinα=(h1−h3)/x1……(1)
また、制御部30は、図5(B)に示すように、赤外線送受信部RS2の地面からの高さh2と赤外線送受信部RS4の地面からの高さh4との差分と、筐体11の左右方向の長さx2とにより、地面に対する筐体11の左右の傾き角度βを算出する。具体的に、左右の傾き角度βは次式(2)により算出される左右の傾き角度βの正弦値により算出される。
sinβ=(h2−h4)/x2……(2)
そして、制御部30は、上述した方法に従って算出した上下の傾き角度αと左右の傾き角度βとを、傾き計測情報として記憶部31に記憶する。
尚、この傾き計測情報を取得する処理は、リモコンRMが保持する内部時計(図示せず)に従って、制御部30により定期的(例えば、0.5秒ごと)に行われるようになされている。そして、制御部30は、記憶部31に傾き計測情報を記憶する際にそれまで記憶されていた傾き計測情報を削除することで、常に記憶部31に最新の傾き計測情報を記憶しておくようになされている。
また、制御部30は、赤外線送受信部RSを介して赤外線信号を発射したにもかかわらず、その後赤外線送受信部RSにおいて赤外線信号が受信されないなど、正常に傾き計測情報を取得できなかった場合は、それまで記憶されていた傾き計測情報の削除のみを行う。
そして、制御部30は、操作ボタン12がユーザにより押下されたことを認識すると、記憶部31より傾き計測情報を取得する。そして、制御部30は、この傾き計測情報である上下の傾き角度αと左右の傾き角度βとを用いて、筐体11の向きを判別する。
具体的に、制御部30は、図6(A)に示すように、上下の傾き角度αが0度よりも大きく、左右の傾き角度βがほぼ0度である場合、筐体11の上側がテレビジョン受像機2に向けられていると判別し、筐体11の向きを上向きであると判別する。一方、制御部30は、図6(B)に示すように、上下の傾き角度αがほぼ0度であり、左右の傾き角度βが0度よりも大きい場合、筐体11の右側がテレビジョン受像機2に向けられていると判別し、筐体11の向きを右向きであると判別する。このようにして、制御部30は、リモコンRMの筐体11の向きを判別する。
なお、傾き計測情報が正常に取得できず、記憶部31に傾き計測情報が記憶されていない場合は、制御部30は、記憶部31に記憶されているデフォルトの設定を用いる。デフォルトの設定として、リモコンRMの筐体11の向き(例えば、上向きとする。)が設定されているとする。
そして、制御部30は、押下された操作ボタン12と筐体11の向きとに基づいて、この押下操作に対する操作コマンドを割り当てる。そして、筐体11が上向きの場合は、制御部30は、その操作コマンドを赤外線送受信部RSuが有する赤外線送信部Suに送り、赤外線信号である操作信号に変換して、テレビジョン受像機2に送信する。一方、筐体11が右向きの場合は、制御部30は、その操作コマンドを赤外線送受信部RSrが有する赤外線送信部Srに送り、赤外線信号である操作信号に変換して、テレビジョン受像機2に送信する。
このようにして、リモコンRMは、押下された操作ボタン12と筐体11の向きとに基づいて、操作ボタン12の押下操作に対する操作コマンドを割り当てる。そして、リモコンRMは、この操作コマンドを操作信号に変換し、当該操作信号をテレビジョン受像機2へ送信する。
(3)テレビジョン受像機の構成
次に、リモコンRMによって操作されるテレビジョン受像機2の構成について説明する。
次に、リモコンRMによって操作されるテレビジョン受像機2の構成について説明する。
(3−1)テレビジョン受像機の外観構成
図7に、テレビジョン受像機2の外観構成を示す。図7(A)に示すようにテレビジョン受像機2は、横長扁平矩形状の筐体21と、この筐体21を支持する支持台22とを有している。
図7に、テレビジョン受像機2の外観構成を示す。図7(A)に示すようにテレビジョン受像機2は、横長扁平矩形状の筐体21と、この筐体21を支持する支持台22とを有している。
この支持台22は、筐体21との連結部分である連結部22Aが、図示しないモータにより回転することで、筐体21を左回り又は右回りに0度から360度の範囲で旋回させることができるようになっている。
また、筐体21には、その正面21Aに、横長のディスプレイ23が設けられている。尚、このディスプレイ23には、上下左右に余白が残るように表示領域23Aが設定されている。この表示領域23Aは、余白の分だけ、上下左右に移動できるようになっている。
さらに、筐体21の正面21Aには、左下隅と右下隅に、それぞれスピーカ24が設けられている。
さらに、筐体21の下面21Cの左隅に赤外線送受信部TShが、下面21Cの右隅に赤外線送受信部TSmが設けられている。
さらに、図7(B)に示すように、筐体21の下面21C中央の正面21A寄りの位置に赤外線送受信部TSfが、下面21C中央の背面21B寄りには、赤外線送受信部TSbが設けられている。
ちなみに、赤外線送受信部TSf及び赤外線送受信部TSb及び赤外線送受信部TSh及び赤外線送受信部TSmは、主に、当該赤外線送受信部とリモコンRMとの距離を計測する際に用いられる。また、赤外線信号送受信部TSfは、リモコンRMから送信されてきた操作信号を受信する際にも用いられる。
(3−2)テレビジョン受像機の内部構成
図8に、テレビジョン受像機2の内部構成を示す。このテレビジョン受像機2は、主にデジタル放送の受信再生機能を有している。
図8に、テレビジョン受像機2の内部構成を示す。このテレビジョン受像機2は、主にデジタル放送の受信再生機能を有している。
図8に示すように、テレビジョン受像機2は制御部40を有し、この制御部40が、記憶部41に記憶されているプログラムによって、各種処理を実行し、各回路部を制御するようになされている。
具体的に、テレビジョン受像機2は、制御部40の制御のもと、アンテナ42を介して受信したデジタル放送信号をチューナ43に入力する。チューナ43は、制御部40の制御のもと、デジタル放送信号から所定のチャンネル(例えばリモコンRMの操作を介してユーザに指定されたチャンネル)の放送信号を抽出する。さらにチューナ43は、この抽出した放送信号に対して復調処理、デスクランブル処理などを施すことにより放送チャンネルデータを得て、この放送チャンネルデータをデマルチプレクサ44に送出する。
デマルチプレクサ44は、放送チャンネルデータから映像データと音声データを分離して、これらをAV(Audio Video)デコーダ45に送出する。AVデコーダ45は、映像データ及び音声データのそれぞれをデコードすることにより、映像信号及び音声信号を得て、映像信号をGUI(Graphical User Interface)重畳器46を介してディスプレイ23に送出する一方で、音声信号をスピーカ24に送出する。このとき、GUI重畳器46は、映像信号に対してOSD(On Screen Display)などのグラフィック信号を重畳するようになされている。
この結果、テレビジョン受像機2のディスプレイ23からは、デジタル放送の番組映像などが出力され、スピーカ24からは番組音声が出力される。このようにして、テレビジョン受像機2は、デジタル放送を受信し、その番組映像及び番組音声を再生するようになされている。
また、テレビジョン受像機2は、電源がオンになっている間、定期的に、筐体21に設けられた複数の赤外線送受信部TSのそれぞれとリモコンRMとの距離を計測する。図9にその計測方法を示す。
尚、複数の赤外線送受信部TSのそれぞれは、図示しない複数の赤外線受信装置と複数の赤外線送信装置とで構成されており、あらゆる方向からの赤外線信号を受信でき、あらゆる方向に対して赤外線信号を送信できるようになっている。
具体的に、テレビジョン受像機2の制御部40は、赤外線送受信部TSfが有する赤外線送信部Sfを介して、赤外線信号としてテレビ計測信号をリモコンRMに送信する。このテレビ計測信号をリモコンRMの赤外線受信部Ruを介して受信すると、リモコンRMの制御部30は、リモコンRMの赤外線信号送信部Suを介して、赤外線信号としてリモコン計測信号をテレビジョン受像機2に送信する。そして、テレビジョン受像機2の制御部40は、このリモコン計測信号を赤外線送受信部TSfが有する赤外線受信部Rfを介して受信する。このとき、計測部MEfは、制御部40の制御のもと、赤外線送信部Sfがテレビ計測信号を送信してから赤外線受信部Rfがリモコン計測信号を受信するまでの時間を計測する。そして、計測部MEfは、制御部40の制御のもと、当該時間に赤外線信号の送信速度を乗じて2で割った値を、テレビジョン受像機2の赤外線送受信部TSfとリモコンRMの赤外線送受信部RSuとの距離afとして算出する。
また同様に、テレビジョン受像機2の制御部40は、赤外線送受信部TSbが有する赤外線送信部Sbを介して、赤外線信号としてテレビ計測信号をリモコンRMに送信する。このテレビ計測信号をリモコンRMの赤外線受信部Ruを介して受信すると、リモコンRMの制御部30は、リモコンRMの赤外線信号送信部Suを介して、赤外線信号としてリモコン計測信号をテレビジョン受像機2に送信する。そして、テレビジョン受像機2の制御部40は、このリモコン計測信号を赤外線送受信部TSbが有する赤外線受信部Rbを介して受信する。このとき、計測部MEbは、制御部40の制御のもと、赤外線送信部Sbがテレビ計測信号を送信してから赤外線受信部Rbがリモコン計測信号を受信するまでの時間を計測する。そして、計測部MEbは、制御部40の制御のもと、当該時間に赤外線信号の送信速度を乗じて2で割った値を、テレビジョン受像機2の赤外線送受信部TSbとリモコンRMの赤外線送受信部RSuとの距離abとして算出する。
また同様に、テレビジョン受像機2の制御部40は、赤外線送受信部TShが有する赤外線送信部Shを介して、赤外線信号としてテレビ計測信号をリモコンRMに送信する。このテレビ計測信号をリモコンRMの赤外線受信部Ruを介して受信すると、リモコンRMの制御部30は、リモコンRMの赤外線信号送信部Suを介して、赤外線信号としてリモコン計測信号をテレビジョン受像機2に送信する。そして、テレビジョン受像機2の制御部40は、このリモコン計測信号を赤外線送受信部TShが有する赤外線受信部Rhを介して受信する。このとき、計測部MEhは、制御部40の制御のもと、赤外線送信部Shがテレビ計測信号を送信してから赤外線受信部Rhがリモコン計測信号を受信するまでの時間を計測する。そして、計測部MEhは、制御部40の制御のもと、当該時間に赤外線信号の送信速度を乗じて2で割った値を、テレビジョン受像機2の赤外線送受信部TShとリモコンRMの赤外線送受信部RSuとの距離ahとして算出する。
具体的に、テレビジョン受像機2の制御部40は、赤外線送受信部TSmが有する赤外線送信部Smを介して、赤外線信号としてテレビ計測信号をリモコンRMに送信する。このテレビ計測信号をリモコンRMの赤外線受信部Ruを介して受信すると、リモコンRMの制御部30は、リモコンRMの赤外線信号送信部Suを介して、赤外線信号としてリモコン計測信号をテレビジョン受像機2に送信する。そして、テレビジョン受像機2の制御部40は、このリモコン計測信号を赤外線送受信部TSmが有する赤外線受信部Rmを介して受信する。このとき、計測部MEmは、制御部40の制御のもと、赤外線送信部Smがテレビ計測信号を送信してから赤外線受信部Rmがリモコン計測信号を受信するまでの時間を計測する。そして、計測部MEmは、制御部40の制御のもと、当該時間に赤外線信号の送信速度を乗じて2で割った値を、テレビジョン受像機2の赤外線送受信部TSmとリモコンRMの赤外線送受信部RSuとの距離amとして算出する。
なお、テレビジョン受像機2の計測部MEf及び計測部MEb及び計測部MEh及び計測部MEmを合わせて、計測部METとも呼ぶ。
そして、制御部40は、上述した方法に従って算出したテレビジョン受像機2の赤外線送受信部TSのそれぞれとリモコンRMの赤外線送受信部RSuとの距離である距離af及び距離ab及び距離ah及び距離amを、距離計測情報として記憶部41に記憶する。
なお、この距離計測情報を取得する処理は、テレビジョン受像機2が保持する内部時計(図示せず)に従って、制御部40により定期的(例えば、0.5秒ごと)に行われるようになされている。そして、制御部40は、記憶部41に距離計測情報を記憶する際にそれまで記憶されていた距離計測情報を削除することで、常に記憶部41に最新の距離計測情報を記憶しておくようになされている。
また、制御部40は、赤外線送受信部TSを介してテレビ計測信号を送信したにもかかわらず、その後赤外線送受信部TSにおいてリモコン計測信号が受信されないなど、正常に距離計測情報を取得できなかった場合は、それまで記憶されていた距離計測情報の削除のみを行う。
また、制御部40は、テレビジョン受像機2の電源がオフにされる際には、記憶部41に記憶されている距離計測情報を削除するようになされている。
このように、テレビジョン受像機2は、電源がオンになっている間、定期的に、テレビジョン受像機2の赤外線送受信部TSとリモコンRMの赤外線送受信部RSuとの距離を計測するようになされている。
そして、制御部40は、リモコンRMより赤外線受信部Rfを介して操作信号を受信すると、その操作信号に対して復調処理、復号処理を施して操作コマンドを得る。そして、制御部40は、記憶部41より距離計測情報を取得する。
そして、制御部40は、この距離計測情報である距離af及び距離ab及び距離ah及び距離amの中から最も短い距離を選択する。そして、制御部40は、選択した距離が所定の距離(例えば2m)よりも短いか長いかどうかを判別する。当該距離が所定の距離より短い場合、制御部40は、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離が近距離であると判別する。一方、当該距離が所定の距離より長い場合、制御部40は、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離が遠距離であると判別する。
さらに、制御部40は、この距離計測情報である距離af及び距離ab及び距離am及び距離ahを用いて、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置を判別する。図9及び図10を用いて、距離af及び距離ab及び距離ah及び距離amの関係とそれに対する当該位置の判別方法を示す。
具体的に、制御部40は、距離afが距離amより短く、且つ距離afが距離ahより短く、且つ距離afが距離abより短い場合、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置は、テレビジョン受像機2の正面21A側の中央寄りである(これを正面中央とも呼ぶ。)と判別する。
また、制御部40は、距離afが距離amより短く、且つ距離afが距離ahより長く、且つ距離afが距離abより短い場合、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置は、テレビジョン受像機2の正面21A側の左寄りである(これを正面左とも呼ぶ。)と判別する。
また、制御部40は、距離afが距離amより長く、且つ距離afが距離ahより短く、且つ距離afが距離abより短い場合、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置は、テレビジョン受像機2の正面21A側の右寄りである(これを正面右とも呼ぶ。)と判別する。
また、制御部40は、距離afが距離abとほぼ同じであり、且つ距離ahが距離amより短い場合、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置は、テレビジョン受像機2の正面に対して左であると判別する。
また、制御部40は、距離afが距離abとほぼ同じであり、且つ距離ahが距離amより長い場合、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置は、テレビジョン受像機2の正面21Aに対して右であると判別する。
また、制御部40は、距離abが距離amより短く、且つ距離abが距離ahより短く、且つ距離abが距離afより短い場合、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置は、テレビジョン受像機2の背面21B側の中央寄り(これを背面中央とも呼ぶ。)であると判別する。
また、制御部40は、距離abが距離amより長く、且つ距離abが距離ahより短く、且つ距離abが距離afより短い場合、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置は、テレビジョン受像機2の背面21B側の左寄りである(これを背面左とも呼ぶ。)と判別する。
また、制御部40は、距離abが距離amより短く、且つ距離abが距離ahより長く、且つ距離abが距離afより短い場合、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置は、テレビジョン受像機2の背面21B側の右寄りである(これを背面右とも呼ぶ。)と判別する。
このような方法に従って、制御部40は、距離計測情報である距離af及び距離ab及び距離ah及び距離amを用いて、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置を判別する。
なお、テレビジョン受像機2の電源がスリープ状態であった場合や、距離計測情報を正常に取得できなかった場合など、記憶部41に距離計測情報が記憶されていない場合は、制御部40は、記憶部41に記憶されているデフォルトの設定を用いる。デフォルトの設定として、テレビジョン受像機とリモコンRMとの距離(例えば、近距離とする。)及びテレビジョン受像機に対するリモコンRMの位置(例えば、正面中央とする。)が設定されているとする。
そして、制御部40は、リモコンRMより受信した操作コマンドと、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離と、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置とに基づいて、この操作コマンドを制御コマンドに変換する。そして、制御部40は、その制御コマンドに従ってテレビジョン受像機2の各部を制御し、各種処理を実行する。
このようにして、テレビジョン受像機2は、リモコンRMから操作コマンドを受信し、受信した操作コマンドと、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの位置関係とに基づいて、操作される。
(4)リモコン側からのテレビジョン受像機の操作
次に、操作システム1における、リモコンRM側からのテレビジョン受像機2の操作について、さらに詳しく説明する。
次に、操作システム1における、リモコンRM側からのテレビジョン受像機2の操作について、さらに詳しく説明する。
まず、ユーザにより、例えば、数字/アルファベットキー12Gが押下されたとする。
このとき、リモコンRMの向きが上向きだったとすると、リモコンRMの制御部30は、記憶部31より取得した傾き計測情報からリモコンRMの向きが上向きであると判別する。
そして、制御部30は、数字/アルファベットキー12Gが押下されたこととリモコンRMの向きが上向きであることに基づいて、図11に示すように、この押下操作に対して数字入力という操作コマンドを割り当てる。
一方、このとき、リモコンRMの向きが右向きだったとすると、リモコンRMの制御部30は、記憶部31より取得した傾き計測情報からリモコンRMの向きが右向きであると判別する。
そして、制御部30は、数字/アルファベットキー12Gが押下されたこととリモコンRMの向きが右向きであることに基づいて、図11に示すように、この押下操作に対してアルファベット入力という操作コマンドを割り当てる。
そして、制御部30は、割り当てられた操作コマンドを赤外線送受信部RSに送り、赤外線信号である操作信号に変換して、テレビジョン受像機2に送信する。
テレビジョン受像機の制御部40は、リモコンRMより赤外線送受信部TSを介して操作信号を受信すると、その操作信号より、数字入力又はアルファベット入力という操作コマンドを得る。
そして、この場合、図11に示すように、制御部40は、数字入力又はアルファベット入力という操作コマンドをそのまま数字入力又はアルファベット入力という制御コマンドに変換する。
そして、制御部40は、当該制御コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部を制御し、文字を数字入力する又はアルファベット入力する処理を行う。
またユーザ操作により、例えば、上キー12B又は下キー12Cが押下されたとする。
このとき、リモコンRMの制御部30は、向きに関わらず、図11に示すように、上キー12Bの押下操作に対しては上入力、下キー12Cの押下操作に対しては下入力という操作コマンドを割り当てる。
そして、制御部30は、割り当てた操作コマンドを赤外線送受信部RSに送り、赤外線信号である操作信号に変換して、テレビジョン受像機2に送信する。
テレビジョン受像機の制御部40は、リモコンRMより赤外線送受信部TSを介して操作信号を受信すると、その操作信号より、上入力又は下入力という操作コマンドを得る。
そして、制御部40は、記憶部41より距離計測情報を取得し、この距離計測情報からテレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離を判別する。
例えば、このとき、制御部40は、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離が近距離であると判別したとする。
そして、このとき、操作コマンドが上入力であったとすると、制御部40は、図11に示すように、当該操作コマンドを、ディスプレイ23の表示領域23Aを上へ移動するという制御コマンドに変換する。
また、このとき、操作コマンドが下入力であったとすると、制御部40は、図11に示すように、当該操作コマンドを、表示領域23Aを下へ移動するという制御コマンドに変換する。
そして、制御部40は、当該制御コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部を制御し、表示領域23Aを上へ又は下へ移動する処理を行う。
一方、このとき、制御部40は、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離が遠距離であると判別したとする。
そして、このとき、操作コマンドが上入力であったとすると、制御部40は、図11に示すように、当該操作コマンドを、スピーカ24から出力される音のボリュームを上げるという制御コマンドに変換する。
また、このとき、操作コマンドが下入力であったとすると、制御部40は、図11に示すように、当該操作コマンドを、スピーカ24から出力される音のボリュームを下げるという制御コマンドに変換する。
そして、制御部40は、当該制御コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部を制御し、スピーカ24から出力される音のボリュームを上げる又は下げる処理を行う。
さらにユーザ操作により、例えば、左キー12D又は右キー12Eが押下されたとする。
このとき、リモコンRMの制御部30は、向きに関わらず、図11に示すように、左キー12Dの押下操作に対しては左入力、右キー12Eの押下操作に対しては右入力という操作コマンドを割り当てる。
そして、制御部30は、割り当てた操作コマンドを赤外線送受信部RSに送り、赤外線信号である操作信号に変換して、テレビジョン受像機2に送信する。
テレビジョン受像機の制御部40は、リモコンRMより赤外線送受信部TSを介して操作信号を受信すると、その操作信号より、左入力又は右入力という操作コマンドを得る。
そして、制御部40は、記憶部41より距離計測情報を取得し、この距離計測情報からテレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置を判別する。
例えば、このとき、得られた操作コマンドが左入力であったとする。
そして、このとき、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置が正面中央であったと判別すると、制御部40は、図11に示すように、当該操作コマンドを、表示領域23Aを左に移動するという制御コマンドに変換する。そして、制御部40は、当該制御コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部を制御し、表示領域23Aを左に移動する処理を行う。
また、このとき、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置が正面左であったと判別すると、制御部40は、図11に示すように、当該操作コマンドを、テレビジョン受像機2の筐体21を左へ旋回するという制御コマンドに変換する。そして、制御部40は、当該制御コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部(図示しないモータなど)を制御し、テレビジョン受像機2の筐体21を左へ旋回する処理を行う。
また、このとき、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置が正面右であったと判別すると、制御部40は、図11に示すように、当該操作コマンドを、テレビジョン受像機2の筐体21を右へ旋回するという制御コマンドに変換する。そして、制御部40は、当該制御コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部を制御し、テレビジョン受像機2の筐体21を右へ旋回する処理を行う。
また、このとき、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置が左であったと判別すると、制御部40は、図11に示すように、当該操作コマンドを、テレビジョン受像機2の筐体21を左へ旋回するという制御コマンドに変換する。そして、制御部40は、当該制御コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部を制御し、テレビジョン受像機2の筐体21を左へ旋回する処理を行う。
また、このとき、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置が右であったと判別すると、制御部40は、図11に示すように、当該操作コマンドを、テレビジョン受像機2の筐体21を右へ旋回するという制御コマンドに変換する。そして、制御部40は、当該制御コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部を制御し、テレビジョン受像機2の筐体21を右へ旋回する処理を行う。
また、このとき、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置が背面中央であったと判別すると、制御部40は、図11に示すように、当該操作コマンドを、テレビジョン受像機2の筐体21を右へ旋回するという制御コマンドに変換する。そして、制御部40は、当該制御コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部を制御し、テレビジョン受像機2の筐体21を右へ旋回する処理を行う。
また、このとき、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置が背面左であったと判別すると、制御部40は、図11に示すように、当該操作コマンドを、テレビジョン受像機2の筐体21を左へ旋回するという制御コマンドに変換する。そして、制御部40は、当該制御コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部を制御し、テレビジョン受像機2の筐体21を左へ旋回する処理を行う。
また、このとき、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置が背面右であったと判別すると、制御部40は、図11に示すように、当該操作コマンドを、テレビジョン受像機2の筐体21を右へ旋回するという制御コマンドに変換する。そして、制御部40は、当該制御コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部を制御し、テレビジョン受像機2の筐体21を右へ旋回する処理を行う。
一方、このとき、得られた操作コマンドが右入力であったとする。
そして、このとき、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置が正面中央であったと判別すると、制御部40は、図11に示すように、当該操作コマンドを、表示領域23Aを右に移動するという制御コマンドに変換する。そして、制御部40は、当該制御コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部を制御し、表示領域23Aを右に移動する処理を行う。
また、このとき、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置が正面左であったと判別すると、制御部40は、図11に示すように、当該操作コマンドを、テレビジョン受像機2の筐体21を左へ旋回するという制御コマンドに変換する。そして、制御部40は、当該制御コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部を制御し、テレビジョン受像機2の筐体21を左へ旋回する処理を行う。
また、このとき、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置が正面右であったと判別すると、制御部40は、図11に示すように、当該操作コマンドを、テレビジョン受像機2の筐体21を右へ旋回するという制御コマンドに変換する。そして、制御部40は、当該制御コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部を制御し、テレビジョン受像機2の筐体21を右へ旋回する処理を行う。
また、このとき、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置が左であったと判別すると、制御部40は、図11に示すように、当該操作コマンドを、テレビジョン受像機2の筐体21を左へ旋回するという制御コマンドに変換する。そして、制御部40は、当該制御コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部を制御し、テレビジョン受像機2の筐体21を左へ旋回する処理を行う。
また、このとき、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置が右であったと判別すると、制御部40は、図11に示すように、当該操作コマンドを、テレビジョン受像機2の筐体21を右へ旋回するという制御コマンドに変換する。そして、制御部40は、当該制御コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部を制御し、テレビジョン受像機2の筐体21を右へ旋回する処理を行う。
また、このとき、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置が背面中央であったと判別すると、制御部40は、図11に示すように、当該操作コマンドを、テレビジョン受像機2の筐体21を右へ旋回するという制御コマンドに変換する。そして、制御部40は、当該制御コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部を制御し、テレビジョン受像機2の筐体21を右へ旋回する処理を行う。
また、このとき、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置が背面左であったと判別すると、制御部40は、図11に示すように、当該操作コマンドを、テレビジョン受像機2の筐体21を左へ旋回するという制御コマンドに変換する。そして、制御部40は、当該制御コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部を制御し、テレビジョン受像機2の筐体21を左へ旋回する処理を行う。
また、このとき、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置が背面右であったと判別すると、制御部40は、図11に示すように、当該操作コマンドを、テレビジョン受像機2の筐体21を右へ旋回するという制御コマンドに変換する。そして、制御部40は、当該制御コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部を制御し、テレビジョン受像機2の筐体21を右へ旋回する処理を行う。
このようにして、操作システム1は、押下されたリモコンRMの操作ボタン12と、リモコンRMの向きと、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離と、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置とに基づいて、テレビジョン受像機2を操作する。
(5)操作処理手順
次に、図12に示すシーケンスチャートを用いて、リモコンRM側からテレビジョン受像機2を操作するときの処理手順(これを操作処理手順とも呼ぶ)について、詳しく説明する。この操作処理手順RT1は、主としてリモコンRMの制御部30とテレビジョン受像機2の制御部40とが協働して実行する処理手順である。
次に、図12に示すシーケンスチャートを用いて、リモコンRM側からテレビジョン受像機2を操作するときの処理手順(これを操作処理手順とも呼ぶ)について、詳しく説明する。この操作処理手順RT1は、主としてリモコンRMの制御部30とテレビジョン受像機2の制御部40とが協働して実行する処理手順である。
リモコンRMの制御部30は、ユーザにより操作ボタン12が押下されたことを認識すると、操作処理手順RT1を開始すると共に、ステップSP1に移る。
ステップSP1において、リモコンRMの制御部30は、数字/アルファベットキー12Gが押下されたかどうかを判別する。
ここで、数字/アルファベットキー12Gが押下されたことにより、ステップSP1において肯定結果を得ると、リモコンRMの制御部30は、ステップSP2に移る。
ステップSP2において、リモコンRMの制御部30は、記憶部31に傾き計測情報が記憶されているかどうかを判別する。
ここで、傾き計測情報が記憶されていることにより、ステップSP2において肯定結果を得ると、リモコンRMの制御部30は、ステップSP3に移る。
ステップSP3において、リモコンRMの制御部30は、記憶部31より傾き計測情報を取得して、ステップSP4に移る。
ステップSP4において、リモコンRMの制御部30は、取得した傾き計測情報より、リモコンRMの向きを判別して、ステップSP6に移る。
一方、傾き計測情報が記憶されていないことにより、ステップSP2において否定結果を得ると、このことは、正常に傾き計測情報が取得できていないことを意味し、このとき、リモコンRMの制御部30は、ステップSP5に移る。
ステップSP5において、リモコンRMの制御部30は、記憶部31よりデフォルトで設定されているリモコンの向きを取得して、ステップSP6に移る。
また、一方、数字/アルファベットキー12Gが押下されていないことにより、ステップSP1において否定結果を得ると、リモコンRMの制御部30は、ステップSP6に移る。
ステップSP4又はステップSP5が完了した場合、又はステップSP1において否定結果が得られた場合、ステップSP6において、リモコンRMの制御部30は、押下された操作ボタン12とリモコンの向きとに基づいて、押下操作に対する操作コマンドを割り当てる。そして、このとき、リモコンRMの制御部30は、ステップSP7に移る。
ステップSP7において、リモコンRMの制御部30は、割り当てられた操作コマンドを赤外線送受信部RSに送り、操作信号に変換して、テレビジョン受像機2に送信する。
そして、テレビジョン受像機2の制御部40は、ステップSP11において、リモコンRMより送信された操作信号を、赤外線送受信部TSを介して受信し、操作信号より操作コマンドを得て、ステップSP12に移る。
ステップSP12において、テレビジョン受像機2の制御部40は、上入力又は下入力又は左入力又は右入力という操作コマンドが得られたかどうかを判別する。
ここで、上入力又は下入力又は左入力又は右入力という操作コマンドが得られたことによりステップSP12において肯定結果を得ると、このことは、リモコンRMの上キー12B又は下キー12C又は左キー12D又は右キー12Eが押下されたことを意味する。このとき、テレビジョン受像機2の制御部40は、ステップSP13に移る。
ステップSP13において、テレビジョン受像機2の制御部40は、記憶部41に距離計測情報が記憶されているかどうかを判別する。
ここで、距離計測情報が記憶されていることによりステップSP13において肯定結果を得ると、テレビジョン受像機2の制御部40は、ステップSP14に移る。
ステップSP14において、テレビジョン受像機2の制御部40は、記憶部41より距離計測情報を取得し、ステップSP15に移る。
ステップSP15において、テレビジョン受像機2の制御部40は、取得した距離計測情報より、テレビジョン受像機とリモコンRMとの位置関係、すなわちテレビジョン受像機とリモコンRMとの距離又はテレビジョン受像機に対するリモコンRMの位置を判別する。このとき、テレビジョン受像機2の制御部40は、ステップSP17に移る。
一方、距離計測情報が記憶されていないことにより、ステップSP13で否定結果を得ると、このことは、テレビジョン受像機2の電源がスリープ状態であったこと、もしくは正常に距離計測情報が取得できていないことを意味する。このとき、テレビジョン受像機2の制御部40は、ステップSP16に移る。
ステップSP16において、テレビジョン受像機2の制御部40は、デフォルトで設定されているテレビジョン受像機とリモコンRMとの位置関係を記憶部41より取得して、ステップSP17に移る。
一方、上入力又は下入力又は左入力又は右入力という操作コマンドが得られなかったことによりステップSP12において否定結果を得ると、このことは、押下されたのは上キー12B又は下キー12C又は左キー12D又は右キー12Eではないことを意味する。このとき、テレビジョン受像機2の制御部40は、ステップSP17に移る。
ステップSP15又はステップSP16が完了した場合、又はステップSP12において否定結果が得られた場合、ステップSP17において、テレビジョン受像機2の制御部40は、受信した操作コマンドと、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの位置関係とに基づいて、当該操作コマンドを制御コマンドに変換し、ステップSP18に移る。
ステップSP18において、テレビジョン受像機2の制御部40は、当該制御コマンドに従ってテレビジョン受像機2の各部を制御し、各種処理を実行して、操作処理手順RT1を終了する。
このような操作処理手順RT1によって、リモコンRM側からテレビジョン受像機2を操作する。
(6)動作及び効果
以上の構成において、操作システム1のテレビジョン受像機2は、定期的に、筐体21の異なる位置に設けられた複数の赤外線送受信部TSとリモコンRMとの間で通信する。そして、テレビジョン受像機2は、この通信の結果をもとに、複数の赤外線送受信部TSのそれぞれとリモコンRMとの距離を計測する。
以上の構成において、操作システム1のテレビジョン受像機2は、定期的に、筐体21の異なる位置に設けられた複数の赤外線送受信部TSとリモコンRMとの間で通信する。そして、テレビジョン受像機2は、この通信の結果をもとに、複数の赤外線送受信部TSのそれぞれとリモコンRMとの距離を計測する。
そして、テレビジョン受像機2は、計測した距離を、自身(テレビジョン受像機2)とリモコンRMとの距離、及び自身に対するリモコンRMの位置を判別するための距離計測情報として記憶する。
一方、リモコンRMは、定期的に、筐体11の異なる位置に設けられた複数の赤外線送受信部RSから地面に向けて発射した赤外線信号の反射光を受信することで、地面からの高さを計測し、この計測結果からリモコンRMの傾きを算出する。
そして、リモコンRMは、この算出結果を、リモコンRMの向きを判別するための傾き計測情報として記憶する。
リモコンRMは、リモコンRMの操作ボタン12が押下されると、そのときの傾き計測情報から判別したリモコンRMの向きと、押下された操作ボタン12とに基づいて、その押下操作に対して操作コマンドを割り当てる。
そして、リモコンRMは、この操作コマンドを、操作信号として、テレビジョン受像機2に送信する。
テレビジョン受像機2は、操作信号を受信して操作コマンドを得る。そしてテレビジョン受像機2は、この操作コマンドと、距離計測情報から判別した自身とリモコンRMとの距離、及び自身に対するリモコンRMの位置に基づいて、操作コマンドを制御コマンドに変換する。
そしてテレビジョン受像機2は、この制御コマンドに従って、自身の各部を制御する。
このように、テレビジョン受像機2は、リモコンRMから送信された操作コマンドを、自身とリモコンRMとの距離と、自身に対するリモコンRMとの位置とに基づいて、制御コマンドに変換するようにした。
こうすることで、操作システム1は、テレビジョン受像機2を、リモコンRM側から、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの位置関係に基づいて、操作することができる。
またこの操作システム1では、リモコンRM側で、リモコンRMの向きと、押下された操作ボタン12とに基づいて、その押下操作に対して操作コマンドを割り当てるようにした。
こうすることで、操作システム1は、テレビジョン受像機2を、リモコンRM側から、リモコンRMの向きに基づいて、操作することもできる。
以上の構成によれば、リモコンRMは、リモコンRMの操作ボタン12が押下されると、その押下操作に対して操作コマンドを割り当て、その操作コマンドをテレビジョン受像機2に送信する。テレビジョン受像機2は、その操作コマンドを受信すると、そのときの自身の複数の赤外線送受信部TSとリモコンRMとの距離から、自身とリモコンRMとの位置関係を判別する。そして、テレビジョン受像機2は、自身とリモコンRMとの位置関係に基づいて、操作コマンドを制御コマンドに変換し、その制御コマンドに従って、自身の各部を制御するようにした。
こうすることにより、操作システム1は、リモコンRM側から、テレビジョン受像機2を、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの位置関係に基づいて操作することができ、かくして容易且つ多様な操作方法をユーザに提供することができる。
(7)他の実施の形態
(7−1)他の実施の形態1
尚、上述した実施の形態では、リモコンRMの向きと、リモコンRMとテレビジョン受像機2との距離と、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置とに基づいて、テレビジョン受像機2を操作するようにした。
(7−1)他の実施の形態1
尚、上述した実施の形態では、リモコンRMの向きと、リモコンRMとテレビジョン受像機2との距離と、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置とに基づいて、テレビジョン受像機2を操作するようにした。
これに限らず、リモコンRMの向き、リモコンRMとテレビジョン受像機2との距離、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置のいずれか、又はこれらの任意の組み合わせに基づいて、テレビジョン受像機2を操作するようにしてもよい。
例えば、リモコンRMの向きと、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離とに基づいて、テレビジョン受像機2を操作するようにしてもよい。
具体的に、リモコンRMは、上述した実施の形態と同様に、定期的に、リモコンRMの傾きを算出し、傾き計測情報として記憶する。また、テレビジョン受像機2も、上述した実施の形態と同様に、定期的に、複数の赤外線送受信部TSとリモコンRMとの距離を計測し、距離計測情報として記憶する。
リモコンRMの制御部30は、操作ボタン12が押下されると、取得した傾き計測情報よりリモコンRMの向きを判別する。そして、リモコンRMの制御部30は、操作ボタン12の押下操作に対して操作コマンドを割り当て、当該操作コマンドを操作信号として、赤外線送受信部RSを介して、テレビジョン受像機2に送信する。これと共に、リモコンRMの制御部30は、判別したリモコンRMの向きを示す情報(これを、向き情報とも呼ぶ。)も合わせて、赤外線送受信部RSを介して、テレビジョン受像機2に送信する。
テレビジョン受像機2の制御部40は、赤外線送受信部TSを介して、リモコンRMより送信された操作信号と向き情報とを受信し、操作コマンドとリモコンRMの向きとを得る。そして、テレビジョン受像機2の制御部40は、取得した距離計測情報よりテレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離を判別する。
そして、テレビジョン受像機2の制御部40は、受信した操作コマンドと、リモコンRMの向きと、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離に基づいて、この操作コマンドを制御コマンドに変換する。そして、テレビジョン受像機2の制御部40は、この制御コマンドに従って、各部を制御し、各種処理を行う。
例えば、操作コマンドは上入力であり、リモコンRMの右向きであり、自身とリモコンRMとの距離は近距離であるとすると、テレビジョン受像機2の制御部40は、この操作コマンドを、画面の明るさを明るくするという制御コマンドに変換する。そして、テレビジョン受像機2は、この制御コマンドに従って、画面の明るさを明るくする処理を行う。
このようにして、押下された操作ボタン12と、リモコンRMの向きと、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離に基づいて、テレビジョン受像機2を操作するようにしてもよい。
また、例えば、リモコンRMの向きと、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置とに基づいて、テレビジョン受像機2を操作するようにしてもよい。
(7−2)他の実施の形態2
また、上述した実施の形態では、リモコンRMに、赤外線送受信部RSの地面からの高さを計測する計測部MERを設けるようにした。そして、リモコンRMの制御部30が、当該計測結果からリモコンRMの傾きを算出し、当該算出結果を用いてリモコンの向きを判別するようにした。そして、リモコンRMの制御部30が、リモコンRMの向きに応じて、操作ボタン12の押下操作に対して、操作コマンドを割り当てるようにした。
また、上述した実施の形態では、リモコンRMに、赤外線送受信部RSの地面からの高さを計測する計測部MERを設けるようにした。そして、リモコンRMの制御部30が、当該計測結果からリモコンRMの傾きを算出し、当該算出結果を用いてリモコンの向きを判別するようにした。そして、リモコンRMの制御部30が、リモコンRMの向きに応じて、操作ボタン12の押下操作に対して、操作コマンドを割り当てるようにした。
これに限らず、リモコンRMとテレビジョン受像機2との距離と、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置とに基づいて、テレビジョン受像機2を操作するようにして、リモコンRMには計測部MERを設けないようにしてもよい。
具体的に、リモコンRMの制御部40は、操作ボタン12が押下されると、リモコンRMの向きに依らず、この押下操作に対して操作コマンドを割り当て、赤外線送受信部RSを介して、この操作コマンドをテレビジョン受像機2に送信するようにする。
こうすることにより、操作システム1は、リモコンRMの構成を簡易な構成にしながらも、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの位置関係に基づいて、テレビジョン受像機2を操作することができる。
(7−3)他の実施の形態3
さらに、上述した実施の形態では、テレビジョン受像機2の計測部METが、定期的に、テレビジョン受像機2の複数の赤外線送受信部TSのそれぞれとリモコンRMとの距離を算出するようにした。そして、テレビジョン受像機2の制御部40が、この算出結果から、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離と、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置とを判別するようにした。そして、テレビジョン受像機2の制御部40が、この判別結果に基づいて、リモコンRMより受信した操作コマンドを制御コマンドに変換するようにした。
さらに、上述した実施の形態では、テレビジョン受像機2の計測部METが、定期的に、テレビジョン受像機2の複数の赤外線送受信部TSのそれぞれとリモコンRMとの距離を算出するようにした。そして、テレビジョン受像機2の制御部40が、この算出結果から、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離と、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置とを判別するようにした。そして、テレビジョン受像機2の制御部40が、この判別結果に基づいて、リモコンRMより受信した操作コマンドを制御コマンドに変換するようにした。
これに限らず、リモコンRM側で、テレビジョン受像機2の複数の赤外線送受信部TSのそれぞれとリモコンRMとの距離を算出するようにしてもよい。また、リモコンRM側で、当該算出結果からテレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離と、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置とを判別するようにしてもよい。そしてリモコンRMが、当該判別結果に基づいて、操作ボタン12の押下操作に対して、操作コマンドを割り当てるようにしてもよい。
具体的に、リモコンRMの制御部30は、赤外線送受信部RSを介して、定期的に、テレビジョン受像機2の筐体21に設けられた複数の赤外線送受信部TSと通信する。そして、リモコンRMの計測部MERは、この通信結果に基づいて、テレビジョン受像機2の複数の赤外線送受信部TSのそれぞれとリモコンRMとの距離を算出する。そして、リモコンRMの制御部30は、この算出結果を距離計測情報として記憶部31に記憶する。
また、リモコンRMの計測部MERは、定期的にリモコンRMの傾きを算出する。そして、リモコンRMの制御部40は、この算出結果を傾き計測情報として記憶部31に記憶する。
そして、リモコンRMの制御部30は、操作ボタン12が押下されると、距離計測情報を記憶部31より取得し、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離と、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置とを判別する。さらに、リモコンRMの制御部30は、記憶部31より傾き計測情報を取得し、リモコンRMの向きを判別する。
そして、リモコンRMの制御部30は、押下された操作ボタン12と、テレビジョン受像機2と自身(リモコンRM)との距離と、テレビジョン受像機2に対する自身の位置と、自身の向きとに基づいて、操作ボタン12の押下操作に対して操作コマンドを割り当てる。そして、リモコンRMの制御部30は、赤外線送受信部RSを介して、この操作コマンドをテレビジョン受像機2に送信する。
テレビジョン受像機2の制御部40は、赤外線送受信部TSを介して、当該操作コマンドを受信すると、当該操作コマンドに従って、テレビジョン受像機2の各部を制御し、各種処理を実行するようにする。
(7−4)他の実施の形態4
さらに、上述した実施の形態では、各赤外線送受信部TSとリモコンRMとの距離を、各赤外線送受信部TSがリモコンRMへ赤外線信号を送信して、リモコンRMから返信された赤外線信号を受信するまでの時間を用いて算出した。
さらに、上述した実施の形態では、各赤外線送受信部TSとリモコンRMとの距離を、各赤外線送受信部TSがリモコンRMへ赤外線信号を送信して、リモコンRMから返信された赤外線信号を受信するまでの時間を用いて算出した。
これに限らず、各赤外線送受信部TSとリモコンRMとの距離を、リモコンRMから赤外線信号が送信された時刻と、任意の赤外線送受信部TSが赤外線信号を受信した時刻との差分を用いて、テレビジョン受像機2の計測部METが算出するようにしてもよい。
具体的に、図13に示すように、テレビジョン受像機2は、あらかじめテレビジョン受像機2の内部時計とリモコンRMの内部時計の同期をとっておく。そしてリモコンRMからテレビジョン受像機2に赤外線信号を送信する際に、その送信時刻を示す送信時刻情報も合わせてテレビジョン受像機2に送信させるようにする。テレビジョン受像機2の計測部METは、任意の赤外線送受信部TSがリモコンRMから送信された赤外線信号を受信した受信時刻と、この赤外線信号と共に受信した送信時刻情報が示す送信時刻との差分を算出する。そして計測部METは、その差分に赤外線信号の送信速度を乗じることで、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離を算出する。
(7−5)他の実施の形態5
さらに、上述した実施の形態では、リモコンRMが、筐体11の異なる位置に設けられた複数の赤外線送受信部RSと地面との高さを計測することで、リモコンRMの傾きを算出するようにした。
さらに、上述した実施の形態では、リモコンRMが、筐体11の異なる位置に設けられた複数の赤外線送受信部RSと地面との高さを計測することで、リモコンRMの傾きを算出するようにした。
これに限らず、テレビジョン受像機2の計測部METが、テレビジョン受像機2の各赤外線送受信部TSとリモコンRMの各赤外線送受信部RSとの距離を計測し、当該計測結果に基づいて制御部40がリモコンRMの傾きを算出するようにしてもよい。
具体的には、図14(A)に示すように、リモコンRMの筐体11の裏面11Bの上端部に赤外線送受信部RSf、下端部に赤外線送受信部RSbを設けるようにする。この赤外線送受信部RSf及び赤外線送受信部RSbは、筐体11の上側に向かって赤外線信号を送信するようになされている。その他のリモコンRMの構成は上述した実施の形態と同様とする。
また、図14(B)に示すようにテレビジョン受像機2の筐体21の上面の中央に赤外線送受信部TSuを設けるようにする。その他のテレビジョン受像機2の構成は上述した実施の形態と同様とする。従って、筐体21の下面21C中央には赤外線送受信部TSfが設けられている。
そして、テレビジョン受像機2は、赤外線送受信部TSuを介して、赤外線信号としてテレビ計測信号を送信する。リモコンRMは、赤外線送受信部RSfを介してこのテレビ計測信号を受信すると、テレビジョン受像機2へ赤外線信号としてリモコン計測信号を送信する。テレビジョン受像機2は、赤外線送受信部TSuを介して、このリモコン計測信号を受信すると、テレビ計測信号を送信してからこのリモコン計測信号を受信するまでの時間を計測部METで計測する。そして、テレビジョン受像機2の計測部METは、当該時間に赤外線信号の送信速度を乗じて2で割った値をテレビジョン受像機2の赤外線送受信部TSuとリモコンRMの赤外線送受信部RSfとの距離uf(これを距離ufとも呼ぶ。)として算出する。
また、テレビジョン受像機2の計測部METは、上述した方法と同様に、テレビジョン受像機2の赤外線送受信部TSfとリモコンRMの赤外線送受信部RSfとの距離ff(これを距離ffとも呼ぶ。)を算出する。
さらに、テレビジョン受像機2の計測部METは、上述した方法と同様に、テレビジョン受像機2の赤外線送受信部TSuとリモコンRMの赤外線送受信部RSbとの距離ub(これを距離ubとも呼ぶ。)を算出する。
さらに、テレビジョン受像機2の計測部METは、上述した方法と同様に、テレビジョン受像機2の赤外線送受信部TSfとリモコンRMの赤外線送受信部RSbとの距離fb(これを距離fbとも呼ぶ。)を算出する。
そして、テレビジョン受像機2の制御部40は、算出した距離uf及び距離ffを用いて、図15に示すように、リモコンRMの赤外線送受信部RSf及び赤外線送受信部TSu及び赤外線送受信部TSfを頂点とする三角形における高さを距離df1として算出する。この距離df1は、赤外線送受信部TSu及び赤外線送受信部TSfを結んだ直線を底辺とした場合の三角形の高さである。
また、テレビジョン受像機2の制御部40は、算出した距離ub及び距離fbを用いて、図15に示すように、リモコンRMの赤外線送受信部RSu及び赤外線送受信部TSu及び赤外線送受信部TSfを頂点とする三角形における高さを距離db1として算出する。この距離db1は、赤外線送受信部TSu及び赤外線送受信部TSfを結んだ直線を底辺とした場合の三角形の高さである。
そして、テレビジョン受像機2の制御部40は、距離df1と距離db1の差分と、リモコンRMの筐体11の上下方向の長さx1とにより、リモコンRMの筐体11の上下の傾き角度αを算出する。具体的に、上下の傾き角度αは次式(3)により算出される上下の傾き角度αの余弦値により算出される。
cosα=(db1−df1)/x1……(3)
ここでは、リモコンRMの上下の傾き角度αを算出する方法について述べたが、同様にして、左右の傾き角度βも算出するようにしてもよい。この場合、筐体11の裏面11Bの左側面11E寄りに赤外線送受信部RSh(図示せず)、右側面11F寄りに赤外線送受信部RSm(図示せず)を設けるようにする。この赤外線送受信部RSh及び赤外線送受信部RSmは、筐体11の右側に向かって赤外線信号を送信するようになされている。
左右の傾き角度βは、傾き角度αの算出方法と同様に、リモコンRMの赤外線送受信部RSh及び赤外線送受信部RSmとテレビジョン受像機2の赤外線送受信部TSu及びTSfとの距離に基づいて算出される。
(7−6)他の実施の形態6
さらに、上述した実施の形態では、リモコンRMが、筐体11の傾きに基づいてリモコンRMの向きを判別するようにした。
さらに、上述した実施の形態では、リモコンRMが、筐体11の傾きに基づいてリモコンRMの向きを判別するようにした。
これに限らず、テレビジョン受像機2が、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの角度を算出し、当該算出結果からリモコンRMの向きを判別するようにしてもよい。
具体的には、リモコンRMの赤外線送受信部RSの構成は他の実施の形態5と同様とし、その他の構成は上述した実施の形態と同様とする。従って、リモコンRMの筐体11の裏面11Bには、上端部に赤外線送受信部RSf、下端部に赤外線送受信部RSbを設けられている。また、テレビジョン受像機2の筐体21の下面11Cの左隅に赤外線送受信部TSh、右隅に赤外線送受信部TSmが設けられている。
そして、テレビジョン受像機2の計測部METは、上述した方法と同様に、テレビジョン受像機2の赤外線送受信部TShとリモコンRMの赤外線送受信部RSfとの距離hf(これを距離hfとも呼ぶ。)を算出する。
さらに、テレビジョン受像機2の計測部METは、上述した方法と同様に、テレビジョン受像機2の赤外線送受信部TSmとリモコンRMの赤外線送受信部RSfとの距離fm(これを距離fmとも呼ぶ。)を算出する。
さらに、テレビジョン受像機2の計測部METは、上述した方法と同様に、テレビジョン受像機2の赤外線送受信部TShとリモコンRMの赤外線送受信部RSbとの距離hb(これを距離hbとも呼ぶ。)を算出する。
さらに、テレビジョン受像機2の計測部METは、上述した方法と同様に、テレビジョン受像機2の赤外線送受信部TSmとリモコンRMの赤外線送受信部RSbとの距離mb(これを距離mbとも呼ぶ。)を算出する。
そして、テレビジョン受像機2の制御部40は、算出した距離hf及び距離mfを用いて、図16に示すように、リモコンRMの赤外線送受信部RSf及び赤外線送受信部TSm及び赤外線送受信部TShを頂点とする三角形における高さを距離df2として算出する。この距離df2は、赤外線送受信部TSh及び赤外線送受信部TSmを結んだ直線を底辺とした場合の三角形の高さである。
また、テレビジョン受像機2の制御部40は、算出した距離hb及び距離mbを用いて、図16に示すように、リモコンRMの赤外線送受信部RSb及び赤外線送受信部TSm及び赤外線送受信部TShを頂点とする三角形における高さを距離db2として算出する。この距離db2は、赤外線送受信部TSh及び赤外線送受信部TSmを結んだ直線を底辺とした場合の三角形の高さである。
そして、テレビジョン受像機2の制御部40は、距離df2と距離db2の差分と、リモコンRMの筐体11の上下方向の長さx1とにより、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの角度を角度γとして算出する。具体的に、角度γは次式(4)により算出される角度γの余弦値により算出される。
cosγ=(db2−df2)/x1……(4)
そして、テレビジョン受像機2の制御部40は、例えば角度γが45度未満である場合、リモコンRMの向きを上向きであると判別し、角度γが45度以上である場合、リモコンRMの向きを右向きであると判別する。
(7−7)他の実施の形態7
さらに、上述した実施の形態では、図10に示すように、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置を、テレビジョン受像機2に設けられた各赤外線送受信部TSとリモコンRMとの距離を用いて判別するようにした。
さらに、上述した実施の形態では、図10に示すように、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置を、テレビジョン受像機2に設けられた各赤外線送受信部TSとリモコンRMとの距離を用いて判別するようにした。
これに限らず、テレビジョン受像機2が、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置を、テレビジョン受像機2の異なる位置に設けられた複数の赤外線送受信部に対して入射した赤外線信号の方向を用いて判別するようにしてもよい。
具体的に、図17に示すように、テレビジョン受像機2の筐体21には、例えばPSD(Position Sensitive Detector)センサなど、赤外線信号が入射した方向を検出することができるセンサを持った赤外線送受信部PSh及び赤外線送受信部PSmを設ける。赤外線送受信部PShは筐体21の下面21Cの左隅に、赤外線送受信部PSmは筐体21の下面21Cの右隅に、それぞれ設けるようにする。
リモコンRMは、赤外線送受信部RSuを介して、リモコン計測信号として、赤外線信号をテレビジョン受像機2に送信する。この赤外線信号をテレビジョン受像機2の赤外線送受信部PShが受信すると、この赤外線送受信部PShは、この赤外線信号が入射した方向を検出する。すなわち赤外線送受信部PShは、この方向を、図18に示すように、テレビジョン受像機2の筐体21の正面21Aに対する角度θh(これを角度θhとも呼ぶ。)として検出する。
また、同様に、この赤外線信号をテレビジョン受像機2の赤外線送受信部PSmが受信すると、赤外線送受信部PSmは、この赤外線信号が入射した方向を検出する。すなわち赤外線送受信部PSmは、この方向を、図18に示すように、テレビジョン受像機2の筐体21の正面21Aに対する角度θm(これを角度θmとも呼ぶ。)として検出する。
そして、テレビジョン受像機2の制御部40は、角度θh及び角度θmを用いてテレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置を判別する。図18及び図19に、角度θh及び角度θmの条件とそれに対する当該位置の判別方法を示す。
具体的に、テレビジョン受像機2の制御部40は、角度θhが0度以上90度以下であり、且つ角度θmが0度以上90度以下である場合、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置は、正面中央であると判別する。
また、テレビジョン受像機2の制御部40は、角度θhが90度より大きく180度未満であり、且つ角度θmが90度より大きい場合、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置は、正面左であると判別する。
また、テレビジョン受像機2の制御部40は、角度θhが90度より大きく、且つ角度θmが90度より大きく180度未満である場合、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置は、正面右であると判別する。
また、テレビジョン受像機2の制御部40は、角度θhがほぼ0度であり、且つ角度θmがほぼ180度である場合、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置は、右であると判別する。
また、テレビジョン受像機2の制御部40は、角度θhがほぼ180度であり、且つ角度θmが0度である場合、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置は、左であると判別する。
また、テレビジョン受像機2の制御部40は、角度θhがマイナス90度以上0度以下であり、且つ角度θmがマイナス90度以上0度以下である場合、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置は、背面中央であると判別する。
また、テレビジョン受像機2の制御部40は、角度θhがマイナス180度以上マイナス90度以下であり、且つ角度θmがマイナス90度以上0度以下である場合、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置は、背面左であると判別する。
また、テレビジョン受像機2の制御部40は、角度θhがマイナス90度以上0度以下であり、且つ角度θmがマイナス180度以上マイナス90度以下である場合、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置は、背面右であると判別する。
このような方法により、テレビジョン受像機2の制御部40は、赤外線送受信部PSh及び赤外線送受信部PSmに対して入射した赤外線信号の方向を示す角度θh及び角度θmを用いて、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置を判別する。
(7−8)他の実施の形態8
さらに、上述した実施の形態では、リモコンRMが、リモコンRMの向きに基づいて操作コマンドを割り当て、当該操作コマンドをテレビジョン受像機2に送信するようにした。
さらに、上述した実施の形態では、リモコンRMが、リモコンRMの向きに基づいて操作コマンドを割り当て、当該操作コマンドをテレビジョン受像機2に送信するようにした。
これに限らず、リモコンRMが、リモコンRMの傾きに基づいて割り当てた操作コマンドをテレビジョン受像機2に送信し、テレビジョン受像機2の操作を行うようにしてもよい。例えば、リモコンRMが、リモコンRMの傾きに基づいて、テレビジョン受像機2のメニュー画面に表示されるカーソルを上下に移動させる操作を行うような操作コマンドを送信するようにしてもよい。
(7−9)他の実施の形態9
さらに、上述した実施の形態では、テレビジョン受像機2が、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置に応じて、リモコンRMから送信された操作コマンドを制御コマンドに変換するようにした。
さらに、上述した実施の形態では、テレビジョン受像機2が、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置に応じて、リモコンRMから送信された操作コマンドを制御コマンドに変換するようにした。
これに限らず、テレビジョン受像機2が、上述した他の実施の形態6のようにして、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの角度を算出し、この角度に応じて操作コマンドを制御コマンドに変換するようにしてもよい。例えば、テレビジョン受像機2の制御部40が、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの角度に応じて、テレビジョン受像機2のメニュー画面においてカーソルを左右に移動させる処理を行うようにしてもよい。
(7−10)他の実施の形態10
さらに、上述した実施の形態では、リモコンRMとテレビジョン受像機2との位置関係に基づいて、リモコンRM側でテレビジョン受像機2を操作できるようにした。これに限らず、リモコンRMと複数の電子機器との位置関係に基づいて、リモコンRMで複数の電子機器を操作するようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、リモコンRMとテレビジョン受像機2との位置関係に基づいて、リモコンRM側でテレビジョン受像機2を操作できるようにした。これに限らず、リモコンRMと複数の電子機器との位置関係に基づいて、リモコンRMで複数の電子機器を操作するようにしてもよい。
この場合、操作システム(図示せず)を、例えば、リモコンRM、テレビジョン受像機2及び音響再生装置(図示せず)で構成する。この音響再生装置には、リモコンRMとの間で赤外線信号を送受信する1つの赤外線送受信部(図示せず)が設けられているとする。さらに、この音響再生装置には、リモコンRMより送信された赤外線信号である操作信号から操作コマンドを得て、当該操作コマンドに応じて各部を制御する制御部(図示せず)が設けられているとする。
まず、リモコンRMの計測部MERが、定期的にリモコンRMとテレビジョン受像機2との距離及びリモコンRMと音響再生装置との距離を計測する。
具体的に、リモコンRMの計測部MERが、赤外線送受信部RSより赤外線信号をテレビジョン受像機2及び音響再生装置に送信する。
テレビジョン受像機2は、赤外線送受信部TSを介してリモコンRMから赤外線信号を受信すると、赤外線送受信部TSより赤外線信号をリモコンRMに送信する。リモコンRMの計測部MERは、赤外線信号をテレビジョン受像機2に送信してから当該テレビジョン受像機から赤外線信号が返信されてくるまでの時間を計測する。そして計測部MERは、この計測した時間に対して赤外線信号の送信速度を乗じて2で割った値を、リモコンRMとテレビジョン受像機2との距離として算出し、記憶する。
音響再生装置も、赤外線送受信部を介してリモコンRMから赤外線信号を受信すると、赤外線送受信部より赤外線信号をリモコンRMに送信する。リモコンRMの計測部MERは、赤外線信号を音響再生装置に送信してから当該音響再生装置から赤外線信号が返信されてくるまでの時間を計測する。そして計測部MERは、この計測した時間に対して赤外線信号の送信速度を乗じて2で割った値を、リモコンRMと音響再生装置との距離として算出し、記憶する。
そして、リモコンRMの制御部30は、操作ボタン12が押下されたことを認識すると、記憶しておいたリモコンRMとテレビジョン受像機2との距離と、リモコンRMと音響再生装置との距離とを比較し、どちらの電子機器がリモコンRMに近いかを判別する。例えば、ここでは、音響再生装置の方がリモコンRMに近いと判別したとする。
この場合、リモコンRMの制御部30は、操作ボタン12の押下操作に対して、音響再生装置に対応する操作コマンドを割り当て、この操作コマンドを操作信号として、音響再生装置に送信する。音響再生装置は、赤外線送受信部を介してこの操作信号を受信して操作コマンドを得て、この操作コマンドに従って音響再生装置の各部を制御し、各種処理を実行する。
このように、リモコンRM及びテレビジョン受像機2及び音響再生装置で構成される操作システムが、リモコンRMとテレビジョン受像機2との距離及びリモコンRMと音響再生装置との距離を算出し、リモコンRMに近い方の電子機器を操作する。
このような操作システムによれば、リモコンRMと複数の電子機器との位置関係に基づいて当該電子機器を操作することができ、一段と多様な当該電子機器の操作方法をユーザに提供することができる。
(7−11)他の実施の形態11
さらに、上述した実施の形態では、リモコンRMの向きに基づいてテレビジョン受像機2を操作できるようにした。これに限らず、リモコンRMの向きに基づいて、複数の電子機器を操作するようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、リモコンRMの向きに基づいてテレビジョン受像機2を操作できるようにした。これに限らず、リモコンRMの向きに基づいて、複数の電子機器を操作するようにしてもよい。
この場合、操作システム(図示せず)を、例えば、リモコンRM、テレビジョン受像機2及びビデオテープレコーダ(図示せず)で構成する。このビデオテープレコーダには、テレビジョン受像機2と同様に、リモコンRMとの間で赤外線信号を送受信する赤外線送受信部(図示せず)が設けられているとする。さらに、このビデオテープレコーダには、リモコンRMより送信された赤外線信号である操作信号から操作コマンドを得て、当該操作コマンドに応じて各部を制御する制御部(図示せず)が設けられているとする。
リモコンRMの制御部30は、ユーザによりリモコンRMの操作ボタン12が押下されると、傾き計測情報を取得し、この傾き計測情報からリモコンRMの向きを判別する。
このとき判別されたリモコンRMの向きが上向きだった場合、リモコンRMの制御部30は、テレビジョン受像機2に対応する操作コマンドを割り当て、この操作コマンドを、操作信号としてテレビジョン受像機2に送信する。そして、テレビジョン受像機2は、赤外線送受信部TSを介してこの操作信号を受信し、操作コマンドを得て、この操作コマンドに従ってテレビジョン受像機2の各部を制御し、各種処理を実行する。
一方、このとき判別されたリモコンRMの向きが右向きだった場合、リモコンRMは、ビデオテープレコーダに対応する操作コマンドを割り当て、この操作コマンドを操作信号としてビデオテープレコーダに送信する。そして、ビデオテープレコーダは、赤外線送受信部を介してこの操作信号を受信し、操作コマンドを得て、この操作コマンドに従ってビデオテープレコーダの各部を制御し、各種処理を実行するようにする。
このように、リモコンRM及びテレビジョン受像機2及びビデオテープレコーダで構成される操作システムは、リモコンRMの操作ボタン12が押下されると、リモコンRMの向きに基づいて、テレビジョン受像機2又はビデオテープレコーダを操作する。
このような操作システムによれば、リモコンRMの向きを変えることで、テレビジョン受像機2の操作と、ビデオテープレコーダの操作とを切り替えることができる。かくしてこの操作システムでは、1台のリモコンRMで、複数の電子機器を操作することができる。
(7−12)他の実施の形態12
さらに、上述した実施の形態では、リモコンRMでテレビジョン受像機2を操作できるようにした。これに限らず、リモコンRMで同時に複数の電子機器を操作するようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、リモコンRMでテレビジョン受像機2を操作できるようにした。これに限らず、リモコンRMで同時に複数の電子機器を操作するようにしてもよい。
この場合、他の実施の形態11と同様に、操作システム(図示せず)を、リモコンRM、テレビジョン受像機2及びビデオテープレコーダで構成する。
リモコンRMは、例えば、リモコンRMの電源ボタン12Aが押下されたことを認識すると、赤外線送受信部RSを介して、テレビジョン受像機2に、電源をオンにするという操作コマンドを赤外線信号であるテレビ操作信号として送信する。それと同時に、リモコンRMは、赤外線送受信部RSを介して、ビデオテープレコーダに、電源をオンにするという操作コマンドを赤外線信号であるビデオ操作信号として送信する。
テレビジョン受像機2は、リモコンRMより赤外線送受信部TSを介してテレビ操作信号を受信すると、このテレビ操作信号に対して復調等の処理を行って、電源をオンにするという操作コマンドを得て、この操作コマンドに従って、電源をオンにする処理を実行する。
一方、ビデオテープレコーダは、リモコンRMより赤外線送受信部を介してビデオ操作信号を受信すると、このビデオ操作信号に対して復調等の処理を行って、電源をオンにするという操作コマンドを得て、この操作コマンドに従って、電源をオンにする処理を実行する。
このように、この操作システムでは、リモコンRMの電源ボタン12Aの押下に応じて、テレビジョン受像機2及びビデオテープレコーダの電源がオンにされる。
このような操作システムによれば、リモコンRMに対する1回の操作で、複数の電子機器を同時に操作することができる。
(7−13)他の実施の形態13
さらに、上述した実施の形態では、リモコンRMが、複数の赤外線送受信部RSを用いて得られる地面との高さをもとに、リモコンRMの傾きを算出するようにした。
さらに、上述した実施の形態では、リモコンRMが、複数の赤外線送受信部RSを用いて得られる地面との高さをもとに、リモコンRMの傾きを算出するようにした。
これに限らず、例えばジャイロセンサなどを用いてリモコンRMの傾きを検出するようにしてもよいし、この他種々の装置や方法を用いてリモコンRMの傾きを検出するようにしてもよい。
また上述した実施の形態では、リモコンRMが、算出した傾きに基づいてリモコンRMの向きを判別するようにした。これに限らず、この他種々の装置や方法を用いてリモコンRMの向きを判別するようにしてもよい。
さらに上述した実施の形態では、テレビジョン受像機2が、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離を、筐体21の異なる位置に設けられた複数の赤外線送受信部TSでリモコンRMと通信した結果に基づいて判別するようにした。
これに限らず、この他種々の装置や方法を用いてテレビジョン受像機2とリモコンRMとの距離を判別するようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、テレビジョン受像機2が、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置を、複数の赤外線送受信部TSでリモコンRMと通信した結果から算出したリモコンとの距離に基づいて判別するようにした。
これに限らず、この他種々の装置や方法を用いてテレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置を判別するようにしてもよい。
(7−14)他の実施の形態14
さらに上述した実施の形態では、リモコンRMに対する操作に対して、図11に示すような操作コマンド及び制御コマンドを割り当てるようにした。
さらに上述した実施の形態では、リモコンRMに対する操作に対して、図11に示すような操作コマンド及び制御コマンドを割り当てるようにした。
これに限らず、操作された操作ボタン12、リモコンRMの向き、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの位置関係についての様々な条件に基づいて、様々な操作コマンド及び制御コマンドを割り当てるようにしてもよい。
ただし、この場合に割り当てることのできる操作コマンド及び制御コマンドは、少なくともテレビジョン受像機2が有する機能に対応するものである。また、操作された操作ボタン12、リモコンRMの向き、テレビジョン受像機2とリモコンRMとの位置関係についての様々な条件に基づいて、どの操作コマンド及び制御コマンドを割り当てるのかを、ユーザが任意に設定できるようにしてもよい。
(7−15)他の実施の形態15
さらに、上述した実施の形態では、操作システムとしての操作システム1に、電子機器としてのテレビジョン受像機2と、操作装置としてのリモコンRMを設けるようにした。
さらに、上述した実施の形態では、操作システムとしての操作システム1に、電子機器としてのテレビジョン受像機2と、操作装置としてのリモコンRMを設けるようにした。
これに限らず、外部の操作装置によって操作される電子機器であれば、他の種々の電子機器に本発明を適用するようにしてもよい。例えば、ビデオテープレコーダ、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダ、音響再生装置等の電子機器に本発明を適用するようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、電子機器としてのテレビジョン受像機2に、筐体としての筐体21と、通信部及び計測信号送受信部及び電子機器側通信部としての赤外線送受信部TSと、位置関係判別部としての計測部METとを設けるようにした。また、電子機器としてのテレビジョン受像機2に、位置関係判別部及び命令変換部及び制御部としての制御部40とを設けるようにした。
これに限らず、同様の機能を有していれば、これらを他の種々のハードウェア又はソフトウェアで実現するようにしてもよい。例えば、位置関係判別部及び命令変換部及び制御部のそれぞれを個別のハードウェアで実現するようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、操作装置としてのリモコンRMに、操作部としての操作ボタン12と、通信部及び操作装置側通信部としての赤外線送受信部RSと、位置関係判別部としての計測部MERとを設けるようにした。また、操作装置としてのリモコンRMに、位置関係判別部及び操作コマンド割り当て部としての制御部30を設けるようにした。
これに限らず、同様の機能を有していれば、これらを他の種々のハードウェア又はソフトウェアで実現するようにしてもよい。例えば、位置関係判別部及び操作コマンド割り当て部のそれぞれを個別のハードウェアで実現するようにしてもよい。
(7−16)他の実施の形態16
さらに、本発明は、上述した実施の形態とここまで説明した他の実施の形態1乃至15とに限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した実施の形態とここまで説明した他の実施の形態1乃至15の一部または全部を任意に組み合わせた形態、もしくは一部を抽出した形態も適用範囲とする。
さらに、本発明は、上述した実施の形態とここまで説明した他の実施の形態1乃至15とに限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した実施の形態とここまで説明した他の実施の形態1乃至15の一部または全部を任意に組み合わせた形態、もしくは一部を抽出した形態も適用範囲とする。
例えば、向きを判別する機能を持たない一般的なリモコンと、上述した実施の形態のテレビジョン受像機2とでなる操作システムや、リモコンRMと、位置関係を判別する機能を持たない一般的なテレビジョン受像機とでなる操作システムに適用してもよい。
また、テレビジョン受像機2が、リモコンRMとテレビジョン受像機2との距離と、テレビジョン受像機2に対するリモコンRMの位置とのうちのどちらか一方を算出する操作システムに適用してもよい。
さらに上述した実施の形態と他の実施の形態8及び9を組み合わせるようにしてもよい。このようにすれば、リモコンRMの傾きとリモコンRMの位置関係とに基づいて、リモコンRMからテレビジョン受像機2を操作することができ、さらにユーザに多様な操作方法を提供することができる。
本発明は、例えば、リモートコントローラで操作される電子機器において、広く有効利用することができる。
1……操作システム、RM……リモコン、20……テレビジョン受像機、11、21……筐体、12……操作ボタン、RS、TS……赤外線送受信部、MER、MET……計測部、30、40……制御部、31、41……記憶部、RT1……操作処理手順。
Claims (10)
- 筐体と、
上記筐体に設けられ、外部の操作装置と通信可能で、当該操作装置から当該操作装置への操作に応じた操作信号を受信する通信部と、
上記通信部と上記操作装置との通信の結果に基づいて上記操作装置と上記筐体との位置関係を判別する位置関係判別部と、
上記位置関係判別部により判別された上記位置関係に基づいて上記通信部により受信された上記操作信号を命令に変換する命令変換部と、
上記命令変換部により変換された上記命令に応じて各部を制御する制御部と
を具える電子機器。 - 上記位置関係判別部により判別された上記位置関係は、
上記筐体に対する上記操作装置の位置である
請求項1に記載の電子機器。 - 上記通信部は、
上記筐体の異なる位置に設けられた、上記操作装置との間で計測信号を送受信する複数の計測信号送受信部を有し、
上記位置関係判別部は、
上記複数の計測信号送受信部と上記操作装置との間で上記計測信号が送受信されたときの当該送受信にかかった時間を計測し、計測した上記時間を用いて上記複数の計測信号通信部のそれぞれと上記操作装置との距離を算出し、算出した上記距離に基づいて、上記操作装置と上記筐体との位置関係を判別する
請求項2に記載の電子機器。 - 上記位置関係判別部により判別された上記位置関係は、
上記筐体と上記操作装置との距離である
請求項1に記載の電子機器。 - 上記通信部は、
上記操作装置から当該操作装置により計測された当該操作装置の向きを示す向き情報と、上記操作信号とを受信し、
上記命令変換部は、
上記向き情報により示される上記操作装置の向きと、上記位置関係判別部により判別された上記位置関係とに基づいて、上記通信部により受信された上記操作信号を上記命令に変換する
請求項1に記載の電子機器。 - 電子機器の筐体に設けられた、外部の操作装置と通信可能な通信部が、当該操作装置から当該操作装置への操作に応じた操作信号を受信し、
上記通信部と上記操作装置との通信の結果に基づいて上記操作装置と上記電子機器の筐体との位置関係を位置関係判別部が判別し、
上記位置関係判別部により判別された上記位置関係に基づいて上記通信部により受信された上記操作信号を命令変換部が命令に変換し、
上記命令変換部により変換された上記命令に応じて制御部が上記電子機器の各部を制御する
電子機器の制御方法。 - 筐体と、
上記筐体に設けられた操作部と、
上記筐体に設けられ、外部の電子機器と通信可能な通信部と、
上記電子機器と上記通信部との通信の結果に基づいて当該電子機器と上記筐体との位置関係を判別する位置関係判別部と、
上記位置関係判別部により判別された上記位置関係に基づいて上記操作部への操作に対して操作コマンドを割り当てる操作コマンド割り当て部と
を具え、
上記通信部は、
上記操作コマンド割り当て部により割り当てられた上記操作コマンドを操作信号として、上記電子機器に送信する
操作装置。 - 上記位置関係判別部は、
複数の上記電子機器と上記通信部との通信の結果に基づいて当該複数の電子機器と上記筐体との位置関係を判別し、
上記操作コマンド割り当て部は、
上記位置関係判別部により判別された上記位置関係に基づいて上記複数の電子機器の中から上記操作信号を送信すべき電子機器を選択し、当該上記操作部への操作に対して選択した電子機器に対応する操作コマンドを割り当て、
上記通信部は、
上記操作コマンド割り当て部により割り当てられた操作コマンドを操作信号として、当該操作コマンド割り当て部により選択された上記電子機器に送信する
請求項7に記載の操作装置。 - 外部の電子機器と通信可能で操作装置の筐体に設けられた通信部と当該電子機器との通信の結果に基づいて、当該電子機器と当該筐体との位置関係を位置関係判別部が判別し、
上記位置関係判別部により判別された上記位置関係に基づいて、上記筐体に設けられた操作部への操作に対して操作コマンド割り当て部が操作コマンドを割り当て、
上記操作コマンド割り当て部により割り当てられた上記操作コマンドを操作信号として、上記通信部が上記電子機器に送信する
操作コマンド割り当て方法。 - 操作部と、
電子機器と通信可能で、上記操作部への操作に応じた操作信号を当該電子機器へ送信する操作装置側通信部と
を有する操作装置と、
筐体と、
上記筐体に設けられ、上記操作装置と通信可能で、当該操作装置から上記操作信号を受信する電子機器側通信部と、
上記電子機器側通信部と上記操作装置との通信の結果に基づいて上記操作装置と上記筐体との位置関係を判別する位置関係判別部と、
上記位置関係判別部により判別された上記位置関係に基づいて上記電子機器側通信部により受信された上記操作信号を命令に変換する命令変換部と、
上記命令変換部により変換された上記命令に応じて各部を制御する制御部と
を有する電子機器と
を具える操作システム。
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JP2008239938A JP2010074552A (ja) | 2008-09-18 | 2008-09-18 | 電子機器、電子機器の制御方法、操作装置、操作コマンド割り当て方法及び操作システム |
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WO2013132850A1 (ja) * | 2012-03-06 | 2013-09-12 | パナソニック株式会社 | 電気機器、電気機器の制御方法及びサーバ装置 |
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JP2008099194A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Nec Access Technica Ltd | 位置検出装置、電子機器用向き制御システム、電子機器装置、向き制御方法及び制御プログラム |
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- 2008-09-18 JP JP2008239938A patent/JP2010074552A/ja active Pending
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