JP2010074492A - 光伝送装置および光伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】光伝送システムにおいて、実際の障害箇所がどこであるかを特定できるようにする。
【解決手段】光伝送装置は、複数の光インターフェース、波長多重するマルチプレックス部、光信号を光伝送路に送信する出力アンプ、光伝送路から受信する光信号を増幅するプリアンプ、複数の光信号を複数の光インターフェースに出力するデマルチプレックス部、微弱な試験用光信号を装置内の各部に選択的に出力するダミー信号送信部、装置内の各部に配置され、光信号の状態をモニタする信号モニタ部、障害発生時の警報情報を記憶するログ記憶部、信号モニタ部がモニタする光信号の状態を定期的に確認して、異常時の警報情報をログ記憶部に記憶する制御部を設ける。制御部は、監視端末が出力する障害探索指令に応じて、ダミー信号送信部の試験用光信号を出力し、信号モニタ部で試験用光信号の受信を確認することでログ記憶部に記憶されている警報情報を検証する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光伝送装置および光伝送システムの障害発生箇所を特定する技術に関する。
近年、通信の高速化に伴い、波長多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)によって効率的な通信を行うWDM装置などの光伝送装置が普及している。このような光伝送装置では、通信断など伝送路に異常が発生した場合、ALS(Auto Laser Shutdown)制御が実行される。ALS制御は、異常経路に関連する伝送路の光アンプの出力を停止するもので、保守作業員がシステムを修復する際のレーザー光による事故を防止するために行われる。特に、DWDM(Dense WDM)装置のような高出力の光送信部を備えた伝送装置では、殆どの装置でALS制御が行われている。例えば、障害発生時に光アンプの出力をシャットダウンする様々な方法が検討されている(特許文献1参照)。
特開2002−335216号公報
ところが、光アンプの出力を停止したことに起因する通信断は、光伝送装置内の複数の監視箇所で伝送路の異常として検出され、それぞれの監視箇所から複数の警報が監視端末に送られてくるため、実際の障害箇所がどこであるかを特定することが難しいという問題があった。特に、複数の光伝送装置で構成される光伝送システムの場合は、送信側の光伝送装置だけでなく、ALS制御によって停止された受信側の光伝送装置からもALS制御に起因する警報が監視端末に送られてくるため、実際の障害箇所の特定には多大な時間と労力が必要であった。
本発明の目的は、光伝送装置および光伝送システムで障害が発生した場合に、実際の障害箇所を容易に特定できる光伝送装置および光伝送システムを提供することである。
本発明に係る光伝送装置は、複数の光インターフェースと、前記複数の光インターフェースから入力する複数の光信号を波長多重するマルチプレックス部と、前記マルチプレックス部で波長多重された波長多重光信号を光伝送路に送信する出力アンプと、前記光伝送路から受信する波長多重光信号を増幅するプリアンプと、前記プリアンプが出力する波長多重光信号を波長毎に分離した複数の光信号を前記複数の光インターフェースに出力するデマルチプレックス部と、微弱な試験用光信号を装置内の各部に選択的に出力するダミー信号送信部と、装置内の各部に配置され、光信号の状態をモニタする信号モニタ部と、障害発生時の警報情報を記憶するログ記憶部と、前記信号モニタ部がモニタする光信号の状態を定期的に確認して、異常時の警報情報を前記ログ記憶部に記憶する制御部とを設け、前記制御部は、外部に接続された監視用端末が出力する障害探索指令に応じて、前記ログ記憶部に記憶されている警報情報に基づいて前記ダミー信号送信部の試験用光信号を出力し、前記信号モニタ部で前記試験用光信号の受信を確認することで前記ログ記憶部に記憶されている警報情報を検証することを特徴とする。
また、より好ましくは、前記制御部は、前記ログ記憶部に記憶されている警報情報を検証して障害が検出できなかった場合は、時系列順に次の警報情報を検証することを特徴とする。
また、より好ましくは、前記ログ記憶部に記憶する警報情報は、警報発生日時と、警報発生場所と、警報種別とを含むことを特徴とする。
また、より好ましくは、前記制御部は、ALS動作を開始する所定時間前から前記ログ記憶部に記憶されている警報情報を検証することを特徴とする。
本発明に係る光伝送システムは、前記光伝送装置を複数台と、前記複数の光伝送装置のそれぞれに接続された監視用端末とで構成される光伝送システムにおいて、前記監視用端末は、前記複数の光伝送装置の制御部に障害探索指令を発行し、前記複数の光伝送装置の制御部は、他の光伝送装置と連携して前記ダミー信号送信部の試験用光信号を出力して、前記ログ記憶部に記憶されている警報情報を検証することを特徴とする。
本発明に係る光伝送装置および光伝送システムは、障害発生時に警報情報を記憶するログ記憶部を設け、ログ記憶部に記憶された警報情報に基づいて効率的にダミー信号を出力するので、実際の障害箇所を容易に特定することができる。
以下、本発明に係る光伝送装置および光伝送システムの実施形態について、図面を用いて詳しく説明する。
図1は、本実施形態に係る光伝送システム100の構成を示すブロック図である。光伝送システム100は、DWDM技術を用いて波長多重を行う光伝送システムで、図1では分かり易いように、光伝送装置101と光伝送装置102の2つの光伝送装置が光伝送路103,104を介して接続されている。また、光伝送装置101と光伝送装置102は、LAN105を介して監視装置106に接続されている。尚、本実施形態ではLAN105を介して監視装置106に接続したが、USBインターフェースなどのシリアル通信線を用いて接続するようにしても構わない。
次に、光伝送装置101の構成について説明する。尚、光伝送装置102は、光伝送装置101と同じ構成なので、ここでは、光伝送装置101についてのみ説明する。
光伝送装置101は、光インターフェース201a,201bおよび201cの3つの光インターフェース(光IF)と、3つの光IF201a,201bおよび201cから入力する3つの光信号を波長多重するマルチプレックス部(MUX部)202と、MUX部202で波長多重された波長多重光信号を光伝送路103に送信する出力アンプ203と、光伝送路104から受信する波長多重光信号を増幅するプリアンプ204と、プリアンプ204が出力する波長多重光信号を波長毎に分離した3つの光信号を3つの光IF201a,201bおよび201cに出力するデマルチプレックス部(DEMUX部)205と、微弱な試験用光信号を装置内の各経路に選択的に出力するダミー信号送信部206と、障害発生時の警報情報を記憶するログ記憶部207と、光伝送装置101を構成する各部内において光信号が正常か否かを定期的に検知して、異常時の警報情報をログ記憶部207に記憶する制御部208とで構成される。尚、本実施形態では、分かり易いように、3つの光IF201a,201bおよび201cから入力する光信号を波長多重する構成にしたが、実際には16波長や64波長などの波長多重に対応した数の光IFを有する。
また、光伝送装置101を構成する各部は、光信号が正常か否かをモニタする信号モニタ部(不図示)を有しており、制御部208は各部の信号モニタ部の状態を定期的にポーリング処理によって読み取る。尚、信号モニタ部は、モニタする光信号の有無などを示すレジスタのようなものである。また、図1では、各部から制御部208に対して点線矢印を描いてあるが、同図では主要部のみ描いてあり、例えば各部の入力側と出力側とに信号モニタ部を設けたり、各部を接続する経路部に信号モニタ部を設けても構わず、同図の点線矢印に限定されるものではない。
さらに、制御部208は、LANインターフェース(IF)209およびLAN105を介して監視端末106に接続されており、警報が発生した時に監視端末106に通報する。或いは、監視端末106から探索モード指令が発行されると、制御部208は障害発生箇所を特定する処理を開始し、特定された障害発生箇所を監視端末106に知らせる。そして、監視端末106に障害発生箇所が通報されると、保守作業員が現場に出動し、通報された障害発生箇所の回復を図る。
ここで、ダミー信号送信部206は、人体への影響が少ない微弱な試験用の光信号を出力する送信部で、光伝送装置101の各部に配線され、制御部208の指令によっていずれかの経路を選択して出力することができるようになっている。尚、図1では、ダミー信号送信部206から各部に対して試験用の光信号を出力するための点線矢印を描いてあるが、同図では主要部のみ描いてあり、例えば各部の入力側や出力側に試験用の光信号を入力したり、各部を接続する経路部に試験用の光信号を入力できるようにしても構わず、同図の点線矢印に限定されるものではない。
制御部208は、先に説明したように、光信号に異常があるか否かを定期的に各部の信号モニタ部に問い合わせるポーリングを行い、光伝送装置101内に障害が発生しているか否かを確認する。そして、制御部208が障害の発生を検知した場合は、従来技術で説明したALS制御を行う。ALS制御の例として、例えば制御部208がプリアンプ204の信号モニタ部をポーリングした時に、信号モニタ部がプリアンプ204の入力側でLOS(Loss Of Signal:信号断)を検出した場合、出力アンプ203の光出力を停止する。尚、本実施形態では、定期的に各部の信号モニタ部を読みに行くポーリング処理を行う場合について説明したが、例えばプリアンプ204の信号モニタ部と出力アンプ203とがハード的に接続されている光伝送装置の場合は、プリアンプ204で障害を検出した時に、直接、出力アンプ203の光出力を停止することができる。このように、ハードウェアでALS制御を行う場合は、障害箇所の特定がより難しくなるので、本実施形態で説明する障害箇所の特定方法が特に有効である。また、制御部208は、例えば上記の場合、不揮発性メモリなどで構成されるログ記憶部207にプリアンプ204の入力側でLOSが発生したという警報情報を記憶する。
以上が光伝送装置101の基本的な構成である。ここで、光伝送装置102は、光伝送装置101と全く同じ構成の光伝送装置である。例えば、光伝送装置101の光IF201a,201bおよび201cは、光伝送装置102の光IF301a,301bおよび301cにそれぞれ対応する。また、光伝送装置101のMUX部202,出力アンプ203,プリアンプ204,DEMUX部205,ダミー信号送信部206,ログ記憶部207および制御部208は、光伝送装置102のMUX部302,出力アンプ303,プリアンプ304,DEMUX部305,ダミー信号送信部306,ログ記憶部307および制御部308にそれぞれ対応する。尚、光伝送装置102の動作は、先に説明した光伝送装置101の動作と同じなので、重複する説明は省略する。
次に、ログ記憶部207に記憶される警報情報について説明する。警報情報は、少なくとも警報発生日時と、警報発生場所と、警報種別とで構成される。図2に、ログ記憶部207に記憶される警報情報の例を示す。
図2において、例えば、制御部208は、警報発生日時:2008年4月10日9時0分10秒、警報発生場所:MUX部202の出力側、警報種別:LOSである警報が発生したことをログ記憶部207に記憶する。尚、障害が回復した場合は、制御部208は、警報発生日時の代わりに警報回復日時:2008年4月10日9時0分15秒、警報発生場所の代わりに警報回復場所:MUX部202の出力側、警報種別:LOSである警報が回復したことをログ記憶部207に記憶する。
尚、図2では、分かり易いように、警報が回復した時に回復したことを示すログをログ記憶部207に記憶するようにしたが、警報が回復した場合は、ログ記憶部207に記憶された警報を削除するようにしても構わない。この場合は、ログ記憶部207には、回復していない警報情報だけが記憶されることになり、「発生」や「回復」のような状態を示す項目は不要である。
また、警報の種類には、図2に示したLOS以外に、LOF(Loss Of Frame:フレーム同期外れ)やAIS(Alarm Indication Signal:故障信号)などがあるが、いずれの場合でも先に説明したLOSの場合と同様に動作する。
ここで、障害発生時の光伝送システム100の様子について、図3を用いて説明する。図3(a)は、光伝送装置101と光伝送装置102とが光伝送路103,104を介して相互に接続された図1の光伝送システム100を示している。今、図3(b)に示すように、通信中に光伝送装置102の入力側で異常(LOSなど)が発生したとする。光伝送装置102は、この障害発生によってALS制御を開始し、図1に示した光伝送装置102の出力アンプ303が光伝送路104に出力する光信号を停止する。この結果、図3(c)に示すように、光伝送装置101の入力側でも異常を検出し、光伝送装置101が光伝送路103に出力する光信号を停止する。このようにして、連鎖的に光伝送装置101,102の各部で異常を検出して、光伝送システム全体の動作が停止することになる。
ここで、図3(c)のように、光伝送システム100全体が停止した状態で実際の障害箇所を特定することは難しく、従来は保守作業員が光伝送装置101および光伝送装置102の各部に試験用の光信号を入力して各部の出力側に測定器を接続し、入力した光信号が出力側の測定器で確認する作業を人手で行っていた。これに対して本実施形態では、実際の障害箇所を自動的に特定することができる。
次に、本実施形態における障害箇所の特定処理について図4のフローチャートを用いて説明する。ここで、図4のフローチャートは、光伝送装置101の監視制御処理の流れを示したもので、主に制御部208によって実行される処理である。尚、光伝送装置102の監視制御処理についても、制御部306によって同様に実行される。以下、各処理について順番に説明する。
(ステップS101)制御部208は、前回のポーリング処理から所定時間が経過したか否かを判別する。所定時間が経過した場合はステップS102に進んで、光伝送装置101内の各部の信号状態をモニタするための次のポーリング処理を開始する。所定時間が経過していない場合は、所定時間が経過するまで待機する。
(ステップS102)制御部208は、光伝送装置101内の各部の信号状態を順番にモニタする。例えば、プリアンプ204の信号モニタ部の状態を読み出して、光信号が到来しているか否かを確認する。制御部208は、同様の確認処理を光伝送装置101内の各部(例えば、光IF201a,201bおよび201c,MUX部202,出力アンプ203,プリアンプ204,DEMUX部205など)に対して順番に行う。
(ステップS103)制御部208は、光伝送装置101内の各部においてLOSなどの障害が発生したか否かをステップS102の処理結果から判別する。障害が発生した場合はステップS104に進み、障害が発生していない場合はステップS101に戻って次のポーリング処理を待つ。
(ステップS104)制御部208は、光伝送装置101内のいずれかの場所で障害が発生している場合は、ALS制御を実行する。ここで、ALS制御は、先に説明したように、出力アンプ203の光信号の出力を停止する処理である。
(ステップS105)制御部208は、障害が発生した箇所の警報情報をログ記憶部207に記憶する。ここで、ログ記憶部207に記憶される警報情報は、図2で説明した通りである。
(ステップS106)制御部208は、ログ記憶部207に記憶された警報情報をLANIF209およびLAN105を介して監視端末106に出力する。
ここで、監視担当者は監視端末106のモニタを見て、障害の発生を知ることができる。従来は、この段階で保守作業者を現場に派遣して障害の復旧作業を行っていたが、本実施形態では、監視担当者は監視端末106から障害箇所を特定するための探索モード指令(障害箇所を特定する処理の開始指令)を各光伝送装置の各制御部にLAN105を介して発行する。
(ステップS107)制御部208は、監視端末106から探索モード指令が発行されたか否かを判別する。探索モード指令が発行された場合はステップS108に進んで障害箇所探索処理を開始する。探索モード指令が発行されていない場合はステップS101に戻って障害の監視処理を継続する。
(ステップS108)制御部208は、障害箇所探索処理を開始し、ログ記憶部207に記憶されている警報情報を順番に検証する。具体的には、警報情報が記憶されている警報発生場所にダミー信号送信部206で試験用の光信号を出力し、出力先の各部の信号モニタ部で試験用の光信号をモニタできるか否かを検証する。出力先の各部の信号モニタ部で試験用の光信号をモニタできた場合は、その警報情報はALS制御や二次的な障害発生に起因するものとして、当該警報発生場所の警報を回復させる。同様の処理は、光伝送装置101のALS制御に起因する警報が検出される光伝送装置102においても実行される。
ここで、障害箇所探索処理について具体的な例を挙げて説明する。図5は、光伝送システム100を構成する光伝送装置101のログ記憶部207と光伝送装置102のログ記憶部307とに記憶されている警報情報の一例を示している。図5(a)は光伝送装置101のログ記憶部207に記憶されている警報情報を示し、図5(b)は光伝送装置102のログ記憶部307に記憶されている警報情報を示している。尚、本実施形態では、図5に示した警報情報は5秒毎のポーリング処理によって記憶されたものとする。
図5(a)において、2008/9/1の12:00:15にプリアンプ204の入力側でLOSが発生している。また、同一日時に光IF201(201aから201cを含む)の入力側でもLOSが発生している。さらに、その5秒後の2008/9/1の12:00:20にDMUX部205の入力側でもLOSが発生している。尚、ポーリング処理の間隔や各部の信号モニタ部の状態を読み出す順番などによって、必ずしもログ記憶部207やログ記憶部307に記憶された日時の早いログが先に発生したとは限らない。
一方、図5(b)において、2008/9/1の12:01:25にプリアンプ304の入力側でLOSが発生している。また、その5秒後の2008/9/1の12:01:30にDMUX部305の入力側でもLOSが発生している。さらに、その5秒後の2008/9/1の12:01:35に光IF301(301aから301cを含む)の入力側でもLOSが発生している。
ここで、図5で例示した警報発生場所を光伝送システム100のブロック図に示すと図6のようになる。尚、図6は図1に示した光伝送システム100と同じブロック図で、図5で例示した警報発生場所は、「場所A」から「場所J」で図6上に示してある。例えば、光伝送装置101のプリアンプ204の入力側の警報発生場所は「場所A」で、DEMUX部205の入力側の警報発生場所は「場所B」で、光IF201a,201bおよび201cはそれぞれ「場所C」,「場所D」および「場所E」で示してある。同様に、光伝送装置102のプリアンプ304の入力側の警報発生場所は「場所F」で、DEMUX部305の入力側の警報発生場所は「場所G」で、光IF301a,301bおよび301cはそれぞれ「場所H」,「場所I」および「場所J」で示してある。
例えば、図4のステップS108では、図5に例示した光伝送装置101のログ記憶部207および光伝送装置102のログ記憶部307に記憶されている警報情報を順番に検証する。具体的には、図5(a)の2008/9/1の12:00:15にプリアンプ204の入力側で発生したLOSを検証する場合(図6の「場所A」)、制御部208はLANIF209,LAN105およびLANIF309を介して光伝送装置102の制御部306に対して、ダミー信号送信部308から試験用の光信号を出力アンプ303から出力するよう要求する。そして、制御部208は、プリアンプ204の信号モニタ部で試験用の光信号が受信されるか否かを確認する。この結果、プリアンプ204の信号モニタ部で試験用の光信号が受信された場合は「場所A」の障害は回復したと判断し、図7(a)に示すように、例えば2008/9/1の12:03:30にプリアンプ204の入力側のLOSは回復したことを記憶する。尚、試験用の光信号が受信されなかった場合は「場所A」に障害があると判断する。
同様に、図5(a)の2008/9/1の12:00:15に光IF201(201aから201cを含む)の入力側で発生したLOSを検証する(図6の「場所C」,「場所D」および「場所E」)。この場合は、制御部208は、ダミー信号送信部208から試験用の光信号を光IF201a,201bおよび201cの入力側に出力するよう要求する。そして、制御部208は、光IF201a,201bおよび201cのそれぞれの信号モニタ部で試験用の光信号が受信されるか否かを確認する。この結果、試験用の光信号が受信された場合は「場所C」,「場所D」および「場所E」の障害は回復したと判断し、図7(a)に示すように、例えば2008/9/1の12:03:55に光IF201a,201bおよび201cの入力側のLOSは回復したことを記憶する。
同様の検証処理は、光伝送装置102側の制御部308においても実行される。光伝送装置102側の制御部308は、図5(b)のログ記憶部307に記憶されている警報情報を順番に検証する。例えば、図5(b)の2008/9/1の12:01:25にプリアンプ304の入力側で発生したLOSを検証する場合(図6の「場所F」)、制御部308はLANIF309,LAN105およびLANIF209を介して光伝送装置101の制御部206に対して、ダミー信号送信部208から試験用の光信号を出力アンプ203から出力するよう要求する。そして、制御部308は、プリアンプ304の信号モニタ部で試験用の光信号が受信されるか否かを確認する。この結果、プリアンプ304の信号モニタ部で試験用の光信号が受信された場合は「場所F」の障害は回復したと判断し、図7(b)に示すように、例えば2008/9/1の12:03:15にプリアンプ304の入力側のLOSは回復したことを記憶する。尚、試験用の光信号が受信されなかった場合は「場所F」に障害があると判断する。
同様に、制御部308は、図5(b)のログ記憶部307に記憶されている次の警報情報を検証する。例えば、図5(b)の2008/9/1の12:01:30にDEMUX部305の入力側で発生したLOSを検証する場合(図6の「場所G」)、制御部308はダミー信号送信部308から試験用の光信号をプリアンプ304から出力させ、DEMUX部305の信号モニタ部で試験用の光信号が受信されるか否かを確認する。この結果、DEMUX部305の信号モニタ部で試験用の光信号が受信された場合は「場所G」の障害は回復したと判断し、図7(b)に示すように、例えば2008/9/1の12:03:45にDEMUX部305の入力側のLOSは回復したことを記憶する。
同様に、制御部308は、図5(b)の2008/9/1の12:01:35に光IF301(301aから301cを含む)の入力側で発生したLOSを検証する(図6の「場所H」,「場所I」および「場所J」)。この場合は、制御部308は、ダミー信号送信部308から試験用の光信号を光IF301a,301bおよび301cの入力側に出力させる。そして、制御部308は、光IF301a,301bおよび301cのそれぞれの信号モニタ部で試験用の光信号が受信されるか否かを確認する。この結果、試験用の光信号が受信された場合は「場所H」,「場所I」および「場所J」の障害は回復したと判断し、図7(b)に示すように、例えば2008/9/1の12:04:15に光IF301a,301bおよび301cの入力側のLOSは回復したことを記憶する。
以上で、ステップS108の処理を終了する。ここで、ステップS108の処理終了後に、光伝送装置101のログ記憶部207および光伝送装置102のログ記憶部307に記憶されている警報情報は、本実施形態の例では図7(a)および図7(b)に示すようになっている。
(ステップS109)制御部208は、ログ記憶部207に記憶されている警報情報を確認して、障害箇所を特定し、LANIF209およびLAN105を介して監視端末106に出力する。尚、同様の処理は、制御部308においても実行される。
ここで、障害箇所の特定方法は、先に説明した図7の場合、図7(b)の光伝送装置102側のログ記憶部307においては、全ての障害発生箇所で回復状態になっているので、光伝送装置102側に実際の障害は発生していないことがわかる。ところが、図7(a)の光伝送装置101側のログ記憶部207においては、DEMUX部205以外のプリアンプ204の入力側のLOSおよび光IF201aから201cの入力側のLOSは回復状態になっているが、DEMUX部205の入力側のLOSは回復していないことがわかる。そこで、制御部208は、実際の障害箇所はDEMUX部205の入力側(図6の「場所B」)であると特定する。そして、制御部208は、実際の障害箇所がDEMUX部205の入力側であることをLANIF209およびLAN105を介して監視端末106に出力する。
このように、本実施形態では、監視端末106から探索モード指令が発行されると、各光伝送装置101,102の制御部208,308は障害発生箇所を特定する処理を開始し、特定された障害発生箇所を監視端末106に知らせる。そして、監視端末106に障害発生箇所が通報されると、保守作業員が現場に出動し、先に特定された障害発生箇所の回復を図ることができる。特に、本実施形態では、障害発生箇所が自動的に特定されることによって、保守作業員はどの光伝送装置のどこを修理すれば良いのかを事前に知ることができるので、従来のように、試験用の光信号が受信できるか否かを測定しながら障害箇所を特定する作業が不要になり、迅速に効率よく障害を回復することができる。
尚、本実施形態では、ログ記憶部207およびログ記憶部307に記憶されている警報情報を時系列順に検証するようにしたが、例えばALS動作を開始する所定時間前からの警報情報を検証するようにしても構わない。これは、障害発生によってALS動作を開始するまでの間に、先に他の場所で障害を検出して時間的に先に警報情報をログ記憶部に記憶する可能性があり、ALS動作を開始する所定時間前からの警報情報を検証することによって漏れなく確実に障害箇所を特定することができる。
また、本実施形態では、光伝送装置101および光伝送装置102のそれぞれにログ記憶部207およびログ記憶部307を設けて、それぞれの装置における警報情報を記憶するようにしたが、光伝送装置のそれぞれにログ記憶部を配置する代わりに、監視端末106に複数の光伝送装置の警報情報を集約して記憶する総合ログ記憶部を設けても構わない。この場合は、各光伝送装置の制御部はLAN105を経由して監視端末107の総合ログ記憶部に記憶されている警報情報を読み出して、本実施形態と同様の検証を行うことによって実現できる。
尚、本発明は、その精神またはその主要な特徴から逸脱することなく他の多様な形で実施することができる。そのため、上述した実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明は、特許請求の範囲によって示されるものであって、本発明は明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内である。
本実施形態に係る光伝送システム100の構成を示すブロック図である。 ログ記憶の一例を示す説明図である。 障害発生の流れを示す説明図である。 監視制御処理を示すフローチャートである。 ログ記憶部207およびログ記憶部307に記憶される警報情報の一例を示す説明図である。 障害発生場所を示す光伝送システム100のブロック図である。 検証処理後のログ記憶部207およびログ記憶部307に記憶される警報情報の一例を示す説明図である。
符号の説明
100・・・光伝送システム
101,102・・・光伝送装置
103,104・・・光伝送路
105・・・LAN
106・・・監視装置
201a,201b,201c・・・光IF
301a,301b,301c・・・光IF
202,302・・・MUX部
203,303・・・出力アンプ
204,304・・・プリアンプ
205,305・・・DEMUX部
206,306・・・ダミー信号送信部
207,307・・・ログ記憶部
208,308・・・制御部
209,309・・・LANIF

Claims (5)

  1. 複数の光インターフェースと、
    前記複数の光インターフェースから入力する複数の光信号を波長多重するマルチプレックス部と、
    前記マルチプレックス部で波長多重された波長多重光信号を光伝送路に送信する出力アンプと、
    前記光伝送路から受信する波長多重光信号を増幅するプリアンプと、
    前記プリアンプが出力する波長多重光信号を波長毎に分離した複数の光信号を前記複数の光インターフェースに出力するデマルチプレックス部と、
    微弱な試験用光信号を装置内の各部に選択的に出力するダミー信号送信部と、
    装置内の各部に配置され、光信号の状態をモニタする信号モニタ部と、
    障害発生時の警報情報を記憶するログ記憶部と、
    前記信号モニタ部がモニタする光信号の状態を定期的に確認して、異常時の警報情報を前記ログ記憶部に記憶する制御部とを設け、
    前記制御部は、外部に接続された監視用端末が出力する障害探索指令に応じて、前記ログ記憶部に記憶されている警報情報に基づいて前記ダミー信号送信部の試験用光信号を出力し、前記信号モニタ部で前記試験用光信号の受信を確認することで前記ログ記憶部に記憶されている警報情報を検証することを特徴とする光伝送装置。
  2. 請求項1に記載の光伝送装置において、
    前記制御部は、前記ログ記憶部に記憶されている警報情報を検証して障害が検出できなかった場合は、時系列順に次の警報情報を検証することを特徴とする光伝送装置。
  3. 請求項1または2に記載の光伝送装置において、
    前記ログ記憶部に記憶する警報情報は、警報発生日時と、警報発生場所と、警報種別とを含むことを特徴とする光伝送装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の光伝送装置において、
    前記制御部は、ALS動作を開始する所定時間前から前記ログ記憶部に記憶されている警報情報を検証することを特徴とする光伝送装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の光伝送装置を複数台と、前記複数の光伝送装置のそれぞれに接続された監視用端末とで構成される光伝送システムにおいて、
    前記監視用端末は、前記複数の光伝送装置の制御部に障害探索指令を発行し、
    前記複数の光伝送装置の制御部は、他の光伝送装置と連携して前記ダミー信号送信部の試験用光信号を出力して、前記ログ記憶部に記憶されている警報情報を検証する
    ことを特徴とする光伝送システム。
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