JP2010074269A - 人体通信ワイヤレス音声出力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】人体を伝送媒体として送信されてくる音声信号に基づく可聴音声を安定的に出力可能な人体通信ワイヤレス音声出力装置を提供する。
【解決手段】ヘッドフォン装置20は、音楽プレーヤから人体を介して送信されてくる音声信号を受信するための入力電極部20aと、入力電極部20aを介して受信した音声信号を可聴音声に変換して出力するヘッドフォン部2とを備えている。このうち、入力電極部20aが、ヘッドフォン部2を収納するハウジング3(ドーム部7)に突設されたイヤーフック部5のうち、装着状態で耳殻の付け根の溝部分に当接する面に設けられている。このため、イヤーフック部5のうちドーム部7と連結する部位に、ハウジング3と共にヘッドフォン部2の重さ分が重力方向に掛かり、入力電極部20aが耳殻の付け根の溝部分に付勢されるため、入力電極部20aと人体との接触が安定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、人体を伝送媒体として音声再生装置から送信されてくる音声信号を受信し、その受信した音声信号に基づいて生成した可聴音声を出力する人体通信ワイヤレス音声出力装置に関する。
従来より、携帯型の音声再生装置とヘッドフォン装置とから構成され、音声再生装置から赤外線や電波等による無線通信方式を用いて音声信号を送信し、ヘッドフォン装置が、音声再生装置から受信した音声信号に復調や増幅等の変換処理を施すことで生成した可聴音声を出力することにより、ケーブルを用いることなく音楽等をユーザの耳元に流すことが可能なワイヤレスヘッドフォンシステムが知られている。
ところで、この種のワイヤレスヘッドフォンシステムにおいて、赤外線による無線通信方式を用いた場合では、利用者の身体の一部や屋外における自然光等が障害となって光路が遮られ、音声再生装置からヘッドフォン装置に音声信号をうまく伝送できないことがあるという問題があった。また、電波による無線通信方式を用いた場合では、国毎の規制によって周波数の割り当てが困難であったり、通信範囲内に利用者が複数存在すると混信してしまったりする可能性があるという問題があった。
このため、ユーザの身体の一部を介して信号を伝送する方式(いわゆる人体通信方式)を採用することで、使用環境に関わらず且つケーブルを用いずに音声信号を伝送することが可能な人体通信ワイヤレスヘッドフォンシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。なお、人体通信方式とは、人体をそのほとんどが塩分を含んだ水からなる導電体(ケーブル)とみなし、人体の健康面に影響を及ぼさない程度の微弱電流(例えば、1mA以下)にて交流信号を伝送するものである。
特開2001−144662号公報
ところで、従来の人体通信ワイヤレスヘッドフォンシステムでは、ヘッドバンドとイヤーパッドとからなる所謂オーバーヘッド型のヘッドフォン装置が用いられており、音声再生装置から人体を介して送信されてくる音声信号(微弱電流)を受信するための入力電極がイヤーパッド位置に設けられている。
このように構成されたヘッドフォン装置では、イヤーパッドが、ヘッドバンドと連結する部位の弾性力で付勢されているだけであるため、入力電極と人体との接触が安定せず、音声信号を適切に受信できない場合があるという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するために、人体を伝送媒体として送信されてくる音声信号に基づく可聴音声を安定的に出力可能な人体通信ワイヤレス音声出力装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた発明である請求項1に記載の人体通信ワイヤレス音声出力装置は、入力電極部が、人体を伝送媒体として音声再生装置から送信されてくる音声信号を受信し、ヘッドフォン部が、入力電極部を介して受信した音声信号を可聴音声に変換して出力するように構成されている。
ここで、人体通信ワイヤレス音声出力装置は、人体における耳殻に掛かる湾曲形状のイヤーフック部が、ヘッドフォン部を収納するハウジングに延設されており、入力電極部が、このイヤーフック部のうち、装着状態で耳殻の付け根に少なくとも当接する箇所に設けられていることを要旨とする。なお、装着状態とは、イヤーフック部が耳殻に掛けられた状態をいう。
つまり、このように構成された人体通信ワイヤレス音声出力装置が、ユーザ(人体)に装着されると、イヤーフック部のうちハウジングと連結する部位に、ハウジングと共にヘッドフォン部の重さ分が重力方向に掛かり、入力電極がユーザの耳殻の付け根部分に付勢されるため、入力電極と人体との接触が安定し(つまり、接触インピーダンスが小さくなり)、音声信号を適切に受信することが可能となる。
したがって、本発明の人体通信ワイヤレス音声出力装置によれば、人体を伝送媒体として送信されてくる音声信号に基づく可聴音声を安定的に出力することができる。
なお、ヘッドフォン部は、いわゆる骨伝導ヘッドフォンのように、装着状態で耳殻の下方側にある下顎の方向に向けて可聴音声を出力する位置に設けられてもよいし、請求項2に記載のように、装着状態で人体における耳孔に向けて可聴音声を出力する位置に設けられてもよい。
また、本発明の人体通信ワイヤレス音声出力装置は、請求項3に記載のように、ハウジングに突設されたフック支持部が、イヤーフック部の一端を軸回りに回動可能に支持する支持機構と、装着状態でイヤーフック部とハウジングとにより耳殻を挟持する方向に、イヤーフック部を付勢する付勢機構とを有することが望ましい。
つまり、このように構成された人体通信ワイヤレス音声出力装置では、ハウジングが耳殻に対して押し付ける力(押圧力)を増加させることができ、ヘッドフォン部を耳殻に均一に密着させることができる。このため、ヘッドフォン部から出力される音声(可聴音声)をユーザの内耳に効率よく伝えることができることに加えて、入力電極と耳殻の付け根部分との接触をより安定させることができる。
ところで、本発明の人体通信ワイヤレス音声出力装置は、請求項4に記載のように、イヤーフック部が、非導電性の樹脂材料からなり、且つ、入力電極部が、イヤーフック部に形成された導電性薄膜からなることが望ましい。
この場合、イヤーフック部の加工(成型など)が容易であると共に、入力電極部として用いる導電体の量を削減することができ、従って、製造コストを抑制することができる。
また、入力電極部は、請求項5に記載のように、イヤーフック部の外周面のうち、装着状態で人体における頸部側、耳殻の付け根側、及び、耳殻のうち頸部に対向する側(以下、頸部対向側という)を全て覆う位置に設けられていることが望ましい。
この場合、装着状態において、入力電極部が耳殻の付け根部分に接触すると共に、頸部側または頸部対向側の少なくとも一方に接触することになり、入力電極部と人体との接触面積が広く確保されるため、接触インピーダンスをより小さくすることができる。
そして、請求項6に記載のように、イヤーフック部のうち、前記装着状態で前記人体に当接する面をフック当接面として、そのフック当接面には、複数の凹凸が形成されていることが望ましい。
この場合、装着状態でイヤーフック部と耳殻の付け根部分との摩擦抵抗が増加し、イヤーフック部が滑りにくくなる(即ち、ヘッドフォン部がずれにくくなる)ため、ユーザの装着感を向上させることができることに加えて、入力電極と人体との接触をさらに安定させることができる。また、ヘッドフォン部がずれにくくなることに加えて、入力電極部と人体との接触面積がより広く確保されるため、接触インピーダンスをさらに小さくすることができる。
ところで、入力電極部(導電体)と人体(電解質)との境界面を電流が横切る場合、電気二重層の形成により分極電圧(ノイズ)が発生してしまう場合があるという問題がある。このため、イヤーフック部には、請求項7に記載のように、入力電極部を覆う誘電性の絶縁フィルムが設けられていることが望ましい。
この場合、入力電極部と人体とが容量結合のみで結ばれることになり、伝送エラーを低減することができる。なお、入力電極部が金属製であっても、装着状態で人体に金属が直接触れることがないため、金属アレルギーをもったユーザにも対応することができる。
以下に、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
<ヘッドフォンシステムの構成>
図1は、本発明が適用されたヘッドフォンシステムの概略を示す模式図であり、図2は、このヘッドフォンシステムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、ヘッドフォンシステム1は、ユーザの身体の一部(即ち、人体)を伝送媒体として音声信号を送信する音声再生装置としての携帯型の音楽プレーヤ10と、音声再生装置(音楽プレーヤ10)から人体を介して送信されてくる音声信号を受信し、その受信した音声信号に基づいて生成した可聴音声を出力する人体通信ワイヤレス音声出力装置としてのヘッドフォン装置20とからなる。
なお、ヘッドフォンシステム1では、人体をそのほとんどが塩分を含んだ水からなる導電体(ケーブル)とみなし、音楽プレーヤ10及びヘッドフォン装置20が、ユーザの肌(皮膚)に直接または衣服等を介して間接に接触された状態で、人体の健康面に影響を及ぼさない程度の微弱電流(例えば、1mA以下)にて音声信号(交流信号)を伝送する。
<音楽プレーヤの構成>
このうち、音楽プレーヤ10は、図2に示すように、例えばフラッシュメモリ,CD,MD等の記憶媒体(図示せず)から音声データを読み出し、その読み出した音声データで搬送波を変調した信号(IF信号)を出力する信号発生器11と、所定の基準周波数からなる基準信号を発生する基準発振器12と、信号発生器11と基準発振器12とからの出力を混合することによりIF信号を周波数変換するミキサ13とを備える。
また、音楽プレーヤ10は、ミキサ13から出力された信号(RF信号;音声信号に相当)のうち所定の周波数帯に周波数変換された信号のみを選択的に通過させるバンドパスフィルタ(以下、BPFという)14と、BPF14を通過したRF信号を増幅する増幅回路15と、増幅回路15にて増幅されたRF信号を送信する出力電極部10aとを備える。なお、増幅回路15は、図示しないコンデンサを介して出力電極部10aに接続されている。
<ヘッドフォン装置の構成>
一方、ヘッドフォン装置20は、音楽プレーヤ10から人体を介して送信されてくるRF信号を受信する入力電極部20aと、入力電極部20aを介して受信したRF信号(音声信号)を可聴音声に変換して出力するヘッドフォン部2とを備えている。
即ち、ヘッドフォン部2は、入力電極部20aを介して受信した信号を増幅する増幅回路21と、増幅回路21からの出力のうち所定の周波数帯の信号(RF信号)のみを選択的に通過させるBPF22と、周波数変換用の高周波信号を発生する局部発信器23と、BPF22を通過したRF信号と局部発信器23からの出力とを混合することにより受信信号を周波数変換するミキサ24と、ミキサ24から出力された信号(IF信号)を増幅する増幅回路25と、増幅回路25にて増幅されたIF信号を音声データに復調する復調回路26と、復調回路26にて復調された音声データを可聴音声に変換して出力する音声出力器27とを備えている。
次に、図3(a),(b)は、ヘッドフォン装置20の概略を示す上面図及び側面図である。
図3(a)に示すように、ヘッドフォン装置20は、ヘッドフォン部2を収納するハウジング3と、ハウジング3に当接されてヘッドフォン部2(音声出力器27)から可聴音声が出力される(即ち、放音される)方向に配置されたスポンジ状(例えば、低反発ウレタン)のイヤーパッド4と、ハウジング3に延設されてユーザの耳殻に掛かる湾曲形状のイヤーフック部5とを備えている。
このうち、ハウジング3は、イヤーパッド4に当接されて放音用の小孔(又はスリット)が複数形成された当接部6と、当接部6に固着されてヘッドフォン部2を覆う略半球形状のドーム部7と、ドーム部7から突出した位置に設けられてイヤーフック部5を支持するフック支持部8とからなる。なお、図示を省略するが、ドーム部7の内側下方部分には、ヘッドフォン部2を嵌め込みにより取り付ける保持機構が形成されており、ハウジング3内部の重心位置が下方側となるように構成されている。
フック支持部8は、イヤーフック部5の一端とほぼ同径の挿入孔(不図示)が設けられ、イヤーフック部5の一端を軸回りに回動可能に支持する回動機構と、板バネ等の弾性部材(不図示)によって、装着状態でイヤーフック部5とイヤーパッド4(当接部6)とによりユーザの耳殻を挟持する方向(図3(b)参照)に、イヤーフック部5を付勢する付勢機構とを有する。
なお、装着状態とは、図4に示すように、イヤーフック部5を耳殻に掛けることによりヘッドフォン装置20がユーザに装着された状態をいう。また、フック支持部8には、入力電極部20aとヘッドフォン部2(受信器21)とを電気的に接続するための接続コード(不図示)が内包されている。
ここで、図5は、ユーザの耳殻に対する入力電極部20aの位置を示す概略図であり、図6は、イヤーフック部5の一部形状を説明するための概略図である。
イヤーフック部5は、非導電性の樹脂材料からなり、一般的な耳殻の形に合わせた丸みを有し、ユーザの耳殻と頸部とが繋がっている箇所(即ち、耳殻の付け根)の溝部分X(図5(a)参照)に上方から差し込むようにして耳殻に担持される(図5(b)参照)ように形成されている。なお、図6に示すように、イヤーフック部5のうち、装着状態でユーザの耳殻及び頸部に当接する面(即ち、耳殻の付け根の溝部分Xに当接する面;以下、フック当接面という)5aには、耳殻の付け根の溝部分Xに沿って波状の凹凸が複数形成されている。
また、イヤーフック部5においてフック当接面5aを含む内側面には、メッキ処理することで形成された導電性薄膜からなる入力電極部20aが設けられている。なお、本実施形態の入力電極部20aは、図5(c)に示すように、イヤーフック部5の軸方向に沿った断面の縁部(即ち、外周面)のうち、装着状態でユーザの頸部側、耳殻の付け根側、及び、耳殻のうち頸部に対向する側を全て覆う位置(断面の周囲を下方側で3/4程度覆う領域)に設けられている。
さらに、イヤーフック部5には、入力電極部20aを覆う誘電性の絶縁フィルム5bが設けられている。なお、一般に導電体(入力電極部20a)と電解質(人体)との境界面を電流が横切る場合、電気二重層の形成により分極電圧(ノイズ)が発生するため、絶縁体(絶縁フィルム5b)を覆うことにより、入力電極部20aが人体との容量結合のみで結ばれ、伝送エラーを低減することが可能となる。
<本実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態のヘッドフォン装置20では、入力電極部20aが、ヘッドフォン部2を収納するハウジング3(ドーム部7)に突設されたイヤーフック部5のうち、装着状態で耳殻の付け根の溝部分Xに当接する面に設けられている。
つまり、このように構成されたヘッドフォン装置20が、ユーザ(人体)に装着されると、イヤーフック部5のうちドーム部7と連結する部位に、ハウジング3と共にヘッドフォン部2の重さ分が重力方向に掛かり、入力電極部20aが耳殻の付け根の溝部分Xに付勢されるため、入力電極部20aと人体との接触が安定し(つまり、接触インピーダンスが小さくなり)、音声信号を適切に受信することが可能となる。
したがって、本実施形態のヘッドフォン装置20によれば、人体を伝送媒体として送信されてくる音声信号に基づく可聴音声を安定的に出力することができる。
また、ヘッドフォン装置20では、ヘッドフォン部2が、ドーム部7の保持機構によってハウジング3内部の重心位置が下方側となるように取り付けられているため、装着状態で当該ヘッドフォン装置20の重心が低くなる。また、ユーザの耳殻はその上側部分が頸部に対して外側に若干傾いている。このため、装着状態において当該ヘッドフォン装置20の重心から外側方向に力が加わったとしてもイヤーフック部5が耳殻から外れにくくなり、ひいては入力電極部20aと人体との接触をより安定させることができる。
さらに、ヘッドフォン装置20では、入力電極部20aとヘッドフォン部2(受信器21)とを電気的に接続するための接続コードがフック支持部8に内包されているため、接続コードが当該ヘッドフォン装置20の外側に露出することがなく、外部からのノイズの受信を抑制すると共に、逆に外部へのデータ(信号)の放射を抑制することができる、ひいては耐ノイズ性やセキュリティ性を向上させることができる。また、接続コードの長さ(距離)を短くすることが可能となり、通信ロスを抑制することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態のフック当接面5aには、耳殻の付け根の溝部分Xに沿って波状の凹凸が複数形成されているが、これに限定されるものではなく、複数の突起が点状に形成されていてもよい。
なお、上記実施形態のヘッドフォン装置20は、入力電極部20aを覆う誘電性の絶縁フィルム5bが設けられているが、出力電極部10aも同様にして誘電性の絶縁フィルム5bで覆われていてもよい。
また、上記実施形態のヘッドフォン装置20は、フック支持部8の付勢機構によって、装着状態でイヤーフック部5とイヤーパッド4とによりユーザの耳殻を挟持する方向に、イヤーフック部5を付勢するように構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、フック支持部8の付勢機構の換わりに、耳殻の下方側にある下顎の方向にイヤーパッド4を付勢するための付勢部を設けることで、いわゆる骨伝導として可聴音声を内耳に直接伝えるようにしてもよい。
ところで、上記実施形態のヘッドフォンシステム1では、音声再生装置として音楽プレーヤ10を例示したが、これに限定されるものではなく、例えばAM/FMラジオや携帯電話等を音声再生装置としてもよい。
また、上記実施形態のヘッドフォンシステム1は、音楽プレーヤ10にてデジタル変調された音声信号を、ヘッドフォン装置20で復調するように構成されているが、これら変調・復調の方法は限定されるものではない。例えば、音楽プレーヤ10にてアナログ変調された音声信号を、ヘッドフォン装置20で復調するように構成されてもよい。なお、ヘッドフォン装置20側で増幅回路を増設してもよい。
本発明が適用されたヘッドフォンシステム1の概略を示す模式図。 ヘッドフォンシステム1の構成を示すブロック図。 ヘッドフォン装置20の概略を示す上面図及び側面図。 装着状態を説明するための模式図。 ユーザの耳殻に対する入力電極部20aの位置を示す概略図。 イヤーフック部5の一部形状を説明するための概略図。
符号の説明
1…ヘッドフォンシステム、2…ヘッドフォン部、3…ハウジング、4…イヤーパッド、5…イヤーフック部、5a…フック当接面、5b…絶縁フィルム、6…当接部、7…ドーム部、8…フック支持部、10…音楽プレーヤ、10a…出力電極部、11…信号発生器、20…ヘッドフォン装置、20a…入力電極部、27…音声出力器。

Claims (7)

  1. 人体を伝送媒体として音声再生装置から送信されてくる音声信号を受信する入力電極部と、
    前記入力電極部を介して受信した音声信号を可聴音声に変換して出力するヘッドフォン部と、
    前記ヘッドフォン部を収納するハウジングに延設され、前記人体における耳殻に掛かる湾曲形状のイヤーフック部と、
    を備えた人体通信ワイヤレス音声出力装置であって、
    前記イヤーフック部が前記耳殻に掛けられた状態を装着状態として、
    前記入力電極部は、前記イヤーフック部のうち、前記装着状態で前記耳殻の付け根に少なくとも当接する箇所に設けられていることを特徴とする人体通信ワイヤレス音声出力装置。
  2. 前記ヘッドフォン部は、前記装着状態で前記人体における耳孔に向けて前記可聴音声を出力する位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の人体通信ワイヤレス音声出力装置。
  3. 前記ハウジングに突設され、前記イヤーフック部の一端を軸回りに回動可能に支持するフック支持部を備え、
    前記フック支持部は、前記装着状態で前記イヤーフック部と前記ハウジングとにより前記耳殻を挟持する方向に、前記イヤーフック部を付勢する付勢機構を有することを特徴とする請求項2に記載の人体通信ワイヤレス音声出力装置。
  4. 前記イヤーフック部は、非導電性の樹脂材料からなり、
    前記入力電極部は、前記イヤーフック部に形成された導電性薄膜からなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の人体通信ワイヤレス音声出力装置。
  5. 前記入力電極部は、前記イヤーフック部の外周面のうち、前記装着状態で前記人体における頸部側、前記耳殻の付け根側、及び、前記耳殻のうち該頸部に対向する側を全て覆う位置に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の人体通信ワイヤレス音声出力装置。
  6. 前記イヤーフック部のうち、前記装着状態で前記人体に当接する面をフック当接面として、
    該フック当接面には、複数の凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の人体通信ワイヤレス音声出力装置。
  7. 前記イヤーフック部には、前記入力電極部を覆う誘電性の絶縁フィルムが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の人体通信ワイヤレス音声出力装置。
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