JP2010069593A - 案内面指示装置及び作業補助アーム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で実現することができ、かつアームを動作させる案内面を簡単な操作で指示することが可能な案内面指示装置及びこれを用いた作業補助アームを提供する。
【解決手段】水平軸及び鉛直軸周りに回動自在にアーム手先13に取り付けられた操作桿16と、操作桿16の水平軸及び鉛直軸周りの回転角度を検出する角度検出器22a,22bと、角度検出器22a,22bにて検出された回転角度を用いて、操作桿16を含む案内面を規定する案内面情報を算出し、制御装置33に設定する案内面演算部36とを備えた。
【選択図】図5

Description

この発明は、アームの動作を任意の案内面内の軌道に拘束することができる案内面指示装置及びこれを用いた作業補助アームに関するものである。
従来、人間が直接操作することにより受動的に動作するような作業補助アームとして、例えば特許文献1に記載されるような技術があった。この文献に記載の作業補助アームでは、ロボットのN個ある関節間をN−1個の無段変速機で結合し、各無段変速機に対して適当な変速比を与えることで、人間がロボットを直接手で動かしたとき、ロボットが作業座標の所望の1次元の軌道に拘束されるように動作させることを特徴としている。この無段変速機は速度の比のみを結合し、変位に対しては拘束を与えない。即ち、速比を変化させても変位の関係は変化しない無段変速機である。
また、特許文献2には、ロボット等の位置決め機械に動作軌道を教示する位置教示装置が開示されている。この位置教示装置では、ロボット等の位置決め機械に動作方向を指示するために位置表示装置に表示されている直交座標系と、ロボット等の位置決め機械を動作させる際に使用する直交座標系とを、位置教示装置の姿勢に関わらず、常に平行になるようにしている。
さらに、特許文献3に記載の作業補助アームは、アームの関節にそれぞれ無段変速機を結合し、無段変速機の入力軸同士を差動機構により結合して、各無段変速機に対し適当な変速比を与えることで、人間がアームを直接手で動かしたとき、アームが所望の2次元の案内面に拘束されるように動作する。なお、特許文献3においても、無段変速機は、速度の比のみを結合し、変位に対しては拘束を与えない。
米国特許第5952796号公報 特開平1−112409号公報 特開2005−169536号公報
特許文献1の作業補助アームでは、ロボットに動作軌道を指示するために、ロボットの手先に力センサを取り付け、人が力センサに力を加えることで動作する方向を指示する。この構成では、作業者が誤って力センサに力を加えてしまう可能性があり、このような力が加わると、アームが意図しない方向に動作してしまう。また、力センサは高価であり、過大な力が加わると壊れやすいという問題点もある。
また、特許文献2の位置教示装置は、位置決め機械の動作方向を指示するジョイスティックの他に、位置教示装置自体の座標方向を指示できる機構を備えており、この機構によってジョイスティックで指示した動作方向を補正することができる。しかしながら、位置教示装置の座標方向を指示する機構を別途設ける構成では、部品点数の増加によって装置構成が複雑であるという課題がある。また、作業者がジョイスティックと座標方向を指示する機構との両方を操作しなければならず、操作が煩雑になるという課題があった。
なお、特許文献3は、アームの動きを検出するセンサ等を用いることなく、任意の面上に移動が可能な作業補助アームを開示するものであり、アーム手先を動作させる案内面を指示する手段については詳細な記述がない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、簡易な構成で実現することができ、かつアームを動作させる案内面を簡単な操作で指示することが可能な案内面指示装置及びこれを用いた作業補助アームを得ることを目的とする。
この発明に係る案内面指示装置は、案内面情報に基づいて前記案内面を特定し、当該案内面上の軌道にアーム手先の動作が拘束されるように作業補助アームを制御する制御装置に対して、前記案内面情報を設定する案内面指示装置において、水平軸及び鉛直軸周りに回動自在に前記アーム手先に取り付けられた操作桿と、前記操作桿の前記水平軸及び前記鉛直軸周りの回転角度を検出する角度検出部と、前記角度検出部にて検出された回転角度を用いて、前記操作桿を含む案内面を規定する案内面情報を算出し、前記制御装置に設定する案内面演算部とを備えるものである。
この発明によれば、アーム手先に設けた操作桿の水平軸及び鉛直軸周りの回転角度から操作桿を含む平面を案内面として指示するので、力センサを用いることなく、簡易な構成で、簡単な操作桿の回動操作によって操作桿を含む平面を案内面として直感的に指示することができるという効果がある。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による作業補助アームの構成を示す斜視図である。実施の形態1による作業補助アーム1は、平行リンク式の垂直多関節型ロボットアームであり、作業者Aによる重量物2の移動を補助する。図1において、作業補助アーム1は、枠体3、ベース4、第1アーム5、第2アーム6、下節7、後節8、軸9,10,11、アーム手先13、手首後端リンク14及び手首15を備えており、手首15には操作桿16が設けられている。
枠体3は、図4を用いて後述する第1軸周りに回転又は回動自在にベース4上に取り付けられている。枠体3の片側の側面には、図4を用いて後述する第2軸周りに回動自在に第1アーム5の下端が取り付けられており、この反対側の側面には、図4を用いて後述する第3軸周りに下節7の一端が回動自在に取り付けられている。なお、図4を用いて後述するが、第2軸と第3軸は同軸であり、第1軸を鉛直軸と平行に置けば、第2軸と第3軸は鉛直軸と直交する。
第1アーム5の上端には軸11が取り付けられ、この軸11には第2アーム6の略中央部分が回動自在に取り付けられている。なお、軸11による第2アーム6の支持位置は、作業補助アーム1の各部の構成等に応じて中央部以外の部分であってもよい。また、下節7の他端には軸9が取り付けられ、この軸9には後節8の下端が回動自在に取り付けられている。後節8の上端には軸10が取り付けられ、この軸10には第2アーム6の後端が回動自在に取り付けられている。
第1アーム5と後節8並びに下節7と第2アーム6はそれぞれ平行であって、これらは平行リンクをなしている。第2アーム6の先端のアーム手先13には、平行リンクにより常に垂直姿勢を保つように、手首後端リンク14が取り付けられ、手首後端リンク14の下部には手首15が鉛直軸まわりに回転自在に取り付けられている。この手首15の下部に重量物2(ワーク)を把持するハンド(不図示)を取り付ける。
作業者Aは、操作桿16を用いた簡単な操作によって、案内面指示装置から指示された任意の面上に重量物2を移動させることができる。
図2は、図1中のアーム手先を拡大した斜視図である。また、図3は、図2中のアーム手先の内部構造を概略的に示す図であり、操作桿等を軸支する箱部19a及びこの箱部19aを軸支する箱部18の内部構成を破線で記載している。図2,3に示すように、操作桿16は、軸21bの一端に接続する箱部19bに取り付けられ、長手方向が軸21bに直交する。なお、箱部19bにはスイッチ(スイッチ部)20bが設けられる。
また、箱部19bは、軸21bを介して箱部19aに取り付けられており、軸21b周りに回動自在である。箱部19aは、スイッチ(スイッチ部)20aを設けた筐体であって、軸21aを介して箱部18に取り付けられており、軸21a周りに回動自在である。なお、軸21aと軸21bは直交する。
箱部19aを軸支する筐体である箱部18は、操作桿台17に取り付けられており、操作桿台17は手首後端リンク14に取り付けられる。前述したように、手首後端リンク14は、不図示の平行リンクによりアームの動作にかかわらず、姿勢を保持するよう支持されているので、操作桿台17は、地面に対して常に水平に支持される。即ち、軸21bは、地面に対して常に水平に支持され、軸21aは、地面に対して常に鉛直に支持される。
作業者が、軸21b(図2中の軸線b1)周りに操作桿16を回すことにより、箱部19(角度検出部)bが軸21b周りに回動し、軸21a(図2中の軸線a1)周りに操作桿16を回すことにより、箱部19aが軸21a周りに回動する。
箱部18の内部には角度検出器(角度検出部)22aが設けられており、図3に示すように、角度検出器22aは軸21aに取り付けられる。角度検出器22aは、軸21aを介して操作桿台17に対する箱部19aの回転角度を計測する。また、箱部19aの内部においても角度検出器22bが設けられ、この角度検出器22bによって箱部19aに対する箱部19bの回転角度が計測される。
図4は、図1中の作業補助アームの詳細構成及び実施の形態1による案内面指示装置を含む周辺機能部を示す図である。作業補助アーム1は、制御装置33によって駆動制御され、制御装置33は、案内面指示装置34から指示された案内面内にアームが拘束されるように動作させる。図4に示すように、作業補助アーム1は、図1で示した構成の他、上述した第1軸23a、第2軸23b、第3軸23cを有しており、これら3軸にそれぞれ対応して変速機(無段変速機)24a,24b,24c、ブレーキ25a,25b,25c、傘歯車26、傘歯車27、差動傘歯車28、差動傘歯車29、差動傘歯車30、キャリア30A、減速機31a,31b,31c及び回転角度検出器32a,32b,32cを備える。
減速機31aは枠体3に取り付けられ、減速機31aの出力軸がベース4に接続されている。また、変速機24aの入力軸は傘歯車26に、出力軸がブレーキ25a及び減速機31aにそれぞれ接続している。変速機24a、変速機24aの入力軸、出力軸、ブレーキ25a、減速機31a及び減速機31aの出力軸は、第1軸23aと同軸である。
減速機31bは、枠体3の側面に取り付けられ、減速機31bの出力軸が第1アーム5の下端に接続される。また、変速機24bの入力軸は差動傘歯車29に、出力軸がブレーキ25b及び減速機31bにそれぞれ接続している。変速機24b、変速機24bの入力軸、出力軸、ブレーキ25b、減速機31b及び減速機31bの出力軸は、第2軸23bと同軸である。
減速機31cは、枠体3の側面に取り付けられ、減速機31cの出力軸が下節7の一端に接続されている。変速機24cの入力軸は差動傘歯車30に、出力軸がブレーキ25c及び減速機24cにそれぞれ接続している。変速機24c、変速機24cの入力軸、出力軸、ブレーキ25c、減速機31c及び減速機31cの出力軸は、第3軸23cと同軸である。
差動傘歯車29と差動傘歯車30は、向かい合って差動傘歯車28と噛み合っている。差動傘歯車28はキャリア30Aに対して差動傘歯車の軸周りに回転自在に取り付けられている。即ち、差動傘歯車28、差動傘歯車29、差動傘歯車30及びキャリア30Aは差動歯車を構成している。キャリア30Aは、傘歯車27に取り付けられ、傘歯車27は枠体3の略中央に回転自在に取り付けられて、傘歯車26と噛み合っている。このような傘歯車26〜キャリア30Aにより、第1軸23a、第2軸23b及び第3軸23cを結合する差動機構が構成される。
ベース4に対する枠体3の第1軸23a周りの回転又は回転角度、枠体3に対する第1アーム5の第2軸23b周りの回転角度、枠体3に対する第3軸23c周りの下節7の回転角度は、回転角度検出器32a,32b,32cによってそれぞれ検出される。なお、枠体3に対する第3軸23c周りの下節7の回転角度は、第2アーム6の枠体3に対する回転角度に等しい。
また、第1アーム5、第2アーム6、下節7、後節8、軸9,10,11では、第1軸23a、第2軸23b、第3軸23cの変位量に基づいてその作業座標が決定されるアームを構成している。回転角度検出器32a,32b,32cは、第1軸23a、第2軸23b、第3軸23cのそれぞれの変位量として回転角度を検出し、例えばロータリーエンコーダ等を用いて構成される。
制御装置33は、案内面指示装置34から与えられた情報と、回転角度検出器32a,32b,32cで検出された変位量とに基づいて、第2アーム6に軸12を介して接続したアーム手先13の作業座標が、要求された自由度に拘束されるように変速機24a,24b,24cの変速比を制御する。案内面指示装置34から与えられる情報としては、案内面に立てた法線方向ベクトルvnを規定する情報が挙げられる。また、制御装置33は、ブレーキ25a,25b,25cを制御する。
なお、制御装置33は、上述の制御を記述した制御用プログラムをコンピュータのCPUに実行させてその動作を制御することによって、このコンピュータ上でソフトウエアとハードウエアとが協働した具体的な手段として実現することができる。
案内面指示装置34は、ユーザ(作業者)が所望する、アーム手先13の移動自由度を入力することにより、入力された自由度の案内面を制御装置33へ指示する。
図5は、図4中の案内面指示装置の構成及びその周辺機能部を示すブロック図である。図5において、案内面指示装置34は、角度情報取得部35及び案内面演算部36を備える。角度情報取得部35は、スイッチ20aが押下されたタイミングで、操作桿台17に対する箱部19aの回転角度を角度検出器22aから取得するとともに、箱部19aに対する箱部19bの回転角度を角度検出器22bから取得する。
案内面演算部36は、制御装置33から取得した第1軸23a周りの関節角度θ1と角度情報取得部35が取得した回転角度とを用いて、案内面の法線方向ベクトルvnを算出し、この法線ベクトルvnに関する情報を、ユーザ所望の自由度の情報として制御装置33へ出力する。
なお、角度情報取得部35及び案内面演算部36は、例えば本発明の趣旨に従う案内面指示用プログラムをコンピュータのCPUに実行させてその動作を制御することにより、このコンピュータ上でソフトウエアとハードウエアとが協働した具体的な手段として実現することができる。
次に動作について説明する。
ここでは、本発明における特徴的な処理である案内面の指示動作を説明する。作業者Aが重量物2を案内面内に沿って移動させるにあたり、先ず、作業者Aは、操作桿16を軸21a,21b周りに回動操作することによって、操作桿16を所望する案内面に沿う姿勢にする。
図6は、図2中の操作桿による操作の様子を示す図であり、図6(a)は図2中の矢印a方向からみた図であり、図6(b)は図2中の矢印b方向からみた図である。図6(a)に示すように、軸21b(軸線b1)と操作桿台17の長手方向とが平行な位置にある場合を基準としており、図6(a)に破線で示すように、操作桿16を用いて箱部19aを軸21a周りに回転させて生じた角度αを、操作桿台17に対する箱部19aの回転角度とする。
また、図6(b)に示すように、操作桿16が軸線a1と垂直な位置(操作桿16が水平な位置)にある場合を基準としており、図6(b)に破線で示すように、操作桿16を用いて箱部19bを軸21b周りに回動させて生じた角度βを、箱部19aに対する箱部19bの回転角度とする。なお、回転角度α,βは、軸21a,21bにそれぞれ接続された角度検出器22a,22bによって検出される。
図7は、実施の形態1による作業補助アームを動作させる案内面の例を示す斜視図であり、図7(a)はαが0度、βが30度の場合を示し、図7(b)はαが30度、βが30度の場合を示している。図7(a)及び図7(b)に示すように、上述した操作桿の回転操作により、箱部19bの両側から延びた操作桿16を含む平面が、アーム手先13を移動させる案内面Pとして決定される。
作業者Aは、このように操作桿16を所望の案内面に沿う姿勢に決定すると、箱部19aに設けたスイッチ20aを押下する。スイッチ20aが押下されると、案内面指示装置34の角度情報取得部35が、その押下タイミングで角度検出器22a,22bから回転角度α,βを取得する。
案内面演算部36は、角度情報取得部35を介して回転角度α,βを取得すると共に、回転角度検出器32aで検出された第1軸23a周りの関節角度θ1を制御装置33から取得し、これらの値を用いて下記式(1)に従って案内面Pの法線方向ベクトルvnを算出する。なお、下記式(1)の座標系は、図4に示すようにアームの前方をx軸方向とし、アームの左側をy軸方向とし、上方をz軸方向としている。得られた案内面の法線方向ベクトルvnは、作業者Aが所望する動作自由度の情報として案内面指示装置34から制御装置33へ出力される。
Figure 2010069593
制御装置33では、案内面指示装置34から取得した案内面の法線方向ベクトルvn、及び回転角度検出器32a,32b,31cで検出された第1軸23a、第2軸23b、第3軸23c周りの関節角度θ1,θ2,θ3を用いて、変速機24a,24b,24cの変速比を制御する。
制御装置33による変速機24a,24b,24cの制御の詳細を説明する。
先ず、第1軸23a、第2軸23b、第3軸23cの角速度をそれぞれω1,ω2,ω3とし、第1軸23a、第2軸23b、第3軸23cに対応する変速機24a,24b,24cの変速比をそれぞれk1,k2,k3、減速機31a,31b,31cの減速比をそれぞれkr1,kr2,kr3とする。また、傘歯車27に対する傘歯車26の変速比をkbとする。
第1軸23a、第2軸23b、第3軸23cの角速度ω1,ω2,ω3の間には、差動傘歯車28、差動傘歯車29、差動傘歯車30及びキャリア30Aから構成される差動歯車により下記式(1−1)が成り立つ。
kr1*k1*ω1/kb
=(kr2*k2*ω2+kr3*k3*ω3)/2 ・・・(1−1)
各軸の角速度の間に常に上記式(1−1)の関係が成り立つように作業補助アーム1は動作する。言い換えれば、上記式(1−1)の関係が成り立つ動きに関して作業補助アーム1は自由に動くことができ、それ以外の動きに対して作業補助アーム1は動くことができない。
次に、制御装置33における演算の内容である変速機24a,24b,24cの変速比k1,k2,k3の決め方について説明する。
作業座標として直交座標系を考えると、直交座標系でみたアーム手先13の座標x,y,zと、第1軸23a、第2軸23b、第3軸23cの関節角度θ1,θ2,θ3の間には下記式(1−2)、(1−3)が成り立つ。
Θ=ik[(x,y,z)] ・・・(1−2)
Θ=(θ1,θ2,θ3) ・・・(1−3)
ここでikは逆変換である。
関節の角速度ベクトルωと、直交座標系から見たアーム手先13の速度ベクトルvとの間には下記式(1−4)〜(1−6)が成り立つ。
v=J(Θ)・ω ・・・(1−4)
v=(vx,vy,vz) ・・・(1−5)
ω=(ω1,ω2,ω3) ・・・(1−6)
ここで、J(Θ)はヤコビ行列であり、関節の角度Θの関数である。また、vx,vy,vzはそれぞれ直交座標系のx,y,z方向の速度である。
案内面指示装置34で算出された案内面Pの法線方向ベクトルvnは、下記式(1−7)のような座標値で表される。なお、a,b,cは、それぞれ法線方向ベクトルvnの直交座標系のx,y,z方向成分である。
vn=(a,b,c) ・・・(1−7)
アーム手先13が案内面指示装置34から指示された案内面P内を動くとき、案内面Pの法線方向ベクトルvnと、直交座標系から見たアーム手先13の速度ベクトルvとは直交するので、2つのベクトルの内積は下記式(1−8)のように0になる。
vn・v=0 ・・・(1−8)
上記式(1−8)に上記式(1−4)を代入することにより、下記式(1−9)が得られる。
vn・J(Θ)・ω=0 ・・・(1−9)
従って、アーム手先13が案内面指示装置34から指示された案内面P内を動くためには、上記式(1−9)が常に成り立つように関節の角速度ベクトルωの係数を制御すればよい。上記式(1−9)を要素で書くと、下記式(1−10)のように表現できる。
n1*ω1+n2*ω2+n3*ω3=0 ・・・(1−10)
ここで、n1,n2,n3はvn・J(Θ)を展開して得られる。
上記式(1−1)と上記式(1−10)とよって下記式(1−11)が得られる。
n1=−kr1*k1/kb
n2=kr2*k2/2
n3=kr3*k3/2 ・・・(1−11)
kr1,kr2,kr3,kbは定数なので、上記式(1−11)が成り立つように微少時間間隔で変速比k1,k2,k3を制御することにより、アーム手先13が、案内面指示装置34から指示された案内面P内を動く。
なお、作業者Aがスイッチ20bを押下すると、その押下された旨を伝える信号が、制御装置33へ伝えられる。これにより、制御装置33は、第1軸23a、第2軸23b、第3軸23cを保持していたブレーキ25a,25b,25cを解除する。このとき、作業者Aがさらに操作桿16に力を加えると、アーム手先13は、案内面指示装置34から指示された案内面Pに沿って動作する。つまり、案内面Pを指示するために必要な回転角度α,βは、作業者Aがスイッチ20aを押下したタイミングでのみ、角度情報取得部35によって取得されるので、作業者Aが、軸21a,21a周りに操作桿16を操作しても、アーム手先13の案内面Pに沿った動作は続行される。
上述の操作、即ち案内面Pを指示して動作させて移動した後、移動先で別な案内面を指示して動作させて移動させる操作を繰り返すことにより、一つの平面内だけでなく、複数の案内面が組み合わされた複雑な形状の案内面を指示することも可能である。
以上のように、この実施の形態1によれば、水平軸及び鉛直軸周りに回動自在にアーム手先13に取り付けられた操作桿16と、操作桿16の水平軸及び鉛直軸周りの回転角度を検出する角度検出器22a,22bと、角度検出器22a,22bにて検出された回転角度を用いて、操作桿16を含む案内面を規定する案内面情報を算出し、制御装置33に設定する案内面演算部36とを備えたので、高価で壊れやすい力センサを用いることなく、簡易な構成で、簡単な操作桿16の回動操作によって操作桿16を含む平面を案内面として直感的に指示することができる。
なお、操作桿16、角度検出器22a,22bの代わりに、回転角度α,βを検出可能なジョイスティックを用いてもよい。
さらに、案内面指示装置34を構成するコンピュータに標準装備されたキーボード等の入力装置を用いて、案内面の法線方向ベクトルvnの値を入力できるようにしてもよい。この場合、作業者Aが操作桿16で決定した案内面を、入力装置を介して入力した正確な数値で補正することも可能である。また、回転角度α,βから上記式(1)で算出された案内面の法線方向ベクトルvnと、正確な数値でキーボードなどから入力された案内面の法線方向ベクトルvnのうち、直前に入力されたものが優先されるようにしても良い。
さらに、上記実施の形態1では、スイッチ20bを押下すると、第1軸23a、第2軸23b、第3軸23cを保持するブレーキ25a,25b,25cが解除される構成を示したが、スイッチ20a,20bとして、押下によってオンオフされる単純なスイッチではなく、いわゆるスリーポジションのデッドマンスイッチを利用してもよい。
実施の形態2.
この実施の形態2では、上記実施の形態1で示したアーム手先にレーザポインタを取り付けることにより、操作性を向上させた作業補助アームについて述べる。
図8は、この発明の実施の形態2による作業補助アームにおけるアーム手先の拡大図である。なお、図8において、図2と同一若しくはこれに対応する構成要素には、同一符号を付して説明を省略する。レーザポインタ41は、操作桿16の長手方向と平行にレーザビーム42を発射するように箱部19bに取り付けられ、箱部19bあるいは操作桿16自体に設けた不図示のスイッチを押下することによってレーザビーム42を発射する。
操作桿16を軸21a,21b周りに回動させると、この操作桿16の動きに合わせて、レーザポインタ41は、操作桿16の長手方向とレーザビーム42とが常に平行になるように動作する。なお、図8では、便宜的にレーザビーム42を描いているが、通常は、ビーム自体は見えず、ビームが物体に当たったところで光点が光るのが見える。
次にレーザポインタ41を用いた操作について説明する。
作業者は、操作桿16を傾けて所望の案内面を設定するにあたり、設定した案内面に沿ってアーム手先13を移動させると、アーム手先13がどの辺りへ移動するのかが移動前にわかっていると設定しやすい。
そこで、この実施の形態2では、作業者が操作桿16を傾けて所望の案内面を設定する際、スイッチ(不図示)を押下してレーザポインタ41からレーザビーム42を発射させる。これにより、レーザビーム42の延長上の壁や床などに光点が当たって光るので、作業者は、その光点を目安にしてアーム手先13がどの辺りへ移動するのかの見当を付けることができる。
以上のように、この実施の形態2によれば、操作桿16の動きに合わせて水平軸及び鉛直軸周りに回動自在にアーム手先13に取り付けられたレーザポインタ41を備えたので、操作桿16の傾きによって案内面を指示するにあたり、案内面に沿ってどのあたりにアーム手先13が移動するかをレーザビーム42の光点で予め見当をつけることができる。これにより、操作性を格段に向上させることができる。
実施の形態3.
この実施の形態3では、上記実施の形態1の構成において、案内面を設定する手段としてジョイスティックを採用し、アーム手先の地面に対する姿勢(地面に平行な姿勢)を保持する機構を付加している。
図9は、この発明の実施の形態3による作業補助アームの姿勢保持機構の構成を示す図であり、図9(a)は側面からみた図であり、図9(b)はアーム手先の上面図である。なお、図9において、内部構成を視認可能とするためにアーム手先13A及びアームの一部を透明に記載している。
実施の形態3によるアーム手先13Aには、ハンドル16Aを有する箱部18が操作桿台17上に設けられており、この箱部18上にジョイスティック43が取り付けられる。ジョイスティック43は、操作レバー(操作レバー部)43aを取り付けたベース44から構成される。なお、図示は省略したが、箱部18には、上記実施の形態1と同様に機能するスイッチ20a,20bが取り付けられているものとする。また、上記実施の形態1では、操作桿16を操作してアームを動かしたが、この実施の形態3では、ハンドル16Aでアームを動かす。
軸21aの一端は、ジョイスティック43を搭載する箱部18に取り付けられており、軸21aの他端には、タイミングプーリ45aが取り付けられている。タイミングプーリ45aと傘歯車48とは、軸47によって同軸に接続されている。また、タイミングプーリ45bとタイミングプーリ45aとの間では、タイミングベルト46を介して回転力が伝達される。
第2アーム6に設けられたタイミングプーリ49aは、傘歯車48と噛み合っている。タイミングプーリ49bは軸11と同軸に設けられており、タイミングプーリ49aとタイミングプーリ49bとの間では、タイミングベルト50を介して回転力が伝達される。さらに、タイミングプーリ49cは第2軸23b及び第3軸23cと同軸に設けられており、タイミングプーリ49b,49cの間では、タイミングベルト51を介して回転力が伝達される。
傘歯車52は、第1軸23aに対して平行にベース4に取り付けられた軸53と同軸に接続しており、タイミングプーリ49cと噛み合っている。これにより、枠体3の上部構造体が第1軸23a周りに回転すると、その回転力が傘歯車53からタイミングプーリ49cへ伝達され、最終的にジョイスティック43に伝達されて、その回転角度分だけジョイスティック43の操作レバー43aが回転する。
図10は、図9中のジョイスティックの構成の一例を示す斜視図である。図10において、操作レバー43aはベース44に取り付けられており、軸54及び軸57の2軸周りに回動自在である。また、枠55は軸54周りに回動自在にベース44に取り付けられている。枠59も同様に軸57周りに回動自在にベース44に取り付けられている。なお、軸54と軸57は直交している。枠55にはスリット56が、枠59にはスリット58がそれぞれ切られており、操作レバー43aは、スリット56,58を通るように取り付けられている。
上記構成において、操作レバー43aを傾けると、操作レバー43aは、スリット56かスリット58に沿って滑るので、操作レバー43aの傾きに応じて枠55が軸54周りに、枠59が軸57周りに回動する。ベース44内には、不図示の角度検出器が軸54,57のそれぞれに取り付けられており、枠55,59の角度を検出する。これら角度検出器によって、操作レバー43aの軸54周りと軸57周りの傾きの角度、即ち操作レバー43aの水平面に対する傾斜角度が検出される。
なお、通常のジョイスティックでは、操作レバーを傾けた後で手を離すと、リターンスプリングと呼ばれるばねの作用により傾きが中立点(図10に示す操作レバーの姿勢)に戻るが、ジョイスティック43では、操作レバー43aを傾けると、その姿勢を保持する構造になっている。例えば、リターンスプリングを設けず、スリット56,58にブラシ状に繊維を植毛しておき(不図示)、傾けた操作レバー43aがスリット56又はスリット58のブラシに引っ掛かることによって、操作レバー43aから手を離しても、その姿勢を保つように構成する。
枠体3の上部構造体が第1軸23a周りに角度θ1だけ回転した場合、箱部18及びジョイスティック43は、軸21a周りに角度−θ1だけ回転する。上記実施の形態1で示したように、操作桿台17は、地面に対して常に水平に支持されており、軸21aは、地面に対して常に鉛直に支持されている。このため、ジョイスティック43及び箱部18の地面に対する姿勢(地面に平行な姿勢)は、アームの動作に拘わらず、保持される。従って、図4で示した座標系と図10に示す座標系は常に一致する(なお、アームの前方をx軸方向とし、アームの左側をy軸方向とし、上方をz軸方向としている)。
図11は、この発明の実施の形態3による案内面指示装置の構成及びその周辺機能部を示すブロック図である。図11において、実施の形態3による案内面演算部36aは、角度情報取得部35が取得した回転角度を用いて、案内面の法線方向ベクトルvnを算出し、この法線ベクトルvnに関する情報を、ユーザ所望の自由度の情報として制御装置33へ出力する。なお、角度検出器22a,22bは、枠55,59を軸支する軸54,57にそれぞれ取り付けられ、これら軸54,57の回転角度(操作レバー43aの水平面に対する傾斜角度)を検出する。
次に動作について説明する。
作業者が重量物を案内面内に沿って移動させるにあたり、先ず、作業者は、ジョイスティック43の操作レバー43aを操作することにより、操作レバー43aが所望の案内面における法線方向ベクトルに平行な姿勢となるように傾けてスイッチ20aを押下する。
角度情報取得部35は、スイッチ20aが押下されると、その押下タイミングで角度検出器22a,22bから回転角度を取得する。ここで、操作レバー43aの中立点(図10での姿勢)からX軸(軸54)周りの右ねじ方向の回転角度をαとし、Y軸(軸57)周りの右ねじ方向の回転角度をβとする。角度検出器22aは、操作レバー43aを中立点から操作したことにより生じた回転角度αを検出し、角度検出器22bは回転角度βを検出する。
案内面演算部36aは、角度情報取得部35を介して操作レバー43aの回転角度α,βを取得すると、下記式(2)に従って案内面の法線方向ベクトルvnを算出する。得られた案内面の法線方向ベクトルvnは、作業者が所望する動作自由度の情報として案内面指示装置34から制御装置33へ出力される。以降の処理は、上記実施の形態1と同様である。
Figure 2010069593
この実施の形態3では、上記実施の形態1のように操作桿16で案内面を設定するのではなく、ジョイスティック43の操作レバー43aが案内面の法線方向ベクトルvnに沿うように傾きを操作することによって案内面を設定する。従って、作業者は、操作レバー43aの傾きを見れば、現在の案内面の傾きを知ることができる。
以上のように、この実施の形態3によれば、水平面に対して傾斜可能にアーム手先13Aに取り付けられたジョイスティック43の操作レバー43aと、操作レバー43aの水平面に対する傾斜角を検出する角度検出器22a,22bと、角度検出器22a,22bにて検出された傾斜角度を用いて、操作レバー43aが法線方向に沿う案内面を規定する案内面情報を算出し、制御装置33に設定する案内面演算部36aとを備え、操作レバー43aを地面に対して水平な姿勢に保持する機構を設けた。このように構成することにより、高価で壊れやすい力センサを用いることなく、簡易な構成で、簡単な操作レバー43aの傾き操作によって操作レバー43aが法線方向に沿う平面を案内面として直感的に指示することができる。
なお、上記実施の形態3では、姿勢保持のための伝達機構として、タイミングベルトとタイミングプーリ、傘歯車を使った構成を示したが、他の歯車やチェーン、フレキシブルシャフトなどを用いて構成してもよい。
また、例えば図12に示すアーム手先13Bのように、伝達機構を用いず、モータ60の駆動軸を軸21aと同軸に接続し、モータ60の回転力によってジョイスティック43及び箱部18の地面に対する姿勢を設定するように構成しても構わない。なお、この構成の場合、枠体3の上部構造が第1軸23a周りに角度θ1だけ回転したとき、モータ60によって、ジョイスティック43及び箱部18を角度−θ1だけ回転するように制御すればよい。
さらに、上記実施の形態3では、操作レバー43aの姿勢を保持するための機構として、リターンスプリングを使わず、操作レバー43aを滑らせる枠55,59のスリット56,58にブラシ状の植毛を設け、操作レバー43aとブラシとの摩擦により姿勢を保持する例を示したが、ブラシなどでなく、ゴムなど摩擦の大きい材料で押さえて姿勢を保持するようにしてもよい。
なお、上記実施の形態1〜3では、案内面指示装置34を制御装置33と別個に設ける構成例を示したが、制御装置33の一つの機能部として実現してもよい。
また、上記実施の形態1〜3では、案内面情報として案内面の法線方向ベクトルvnを算出する例を示したが、案内面を規定する情報であれば法線方向ベクトルvnに限定されるものではない。
この発明の実施の形態1による作業補助アームの構成を示す斜視図である。 図1中のアーム手先を拡大した斜視図である。 図2中のアーム手先の内部構造を概略的に示す図である。 図1中の作業補助アームの詳細構成及び実施の形態1による案内面指示装置を含む周辺機能部を示す図である。 図4中の案内面指示装置の構成及びその周辺機能部を示すブロック図である。 図2中の操作桿による操作の様子を示す図である。 実施の形態1による作業補助アームを動作させる案内面の例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2による作業補助アームにおけるアーム手先の拡大図である。 この発明の実施の形態3による作業補助アームの姿勢保持機構の構成を示す図である。 図9中のジョイスティックの構成の一例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3による案内面指示装置の構成及びその周辺機能部を示すブロック図である。 実施の形態3によるアーム手先の一例を示す図である。
符号の説明
1 作業補助アーム、2 重量物、3 枠体、4 ベース、5 第1アーム、6 第2アーム、7 下節、8 後節、9,10,11,12,21a,21b,47,53,54,57 軸、13,13A,13B アーム手先、14 手首後端リンク、15 手首、16 操作桿、16A ハンドル、17 操作桿台、18,19a,19b 箱部、22a,22b 角度検出器(角度検出部)、23a 第1軸、23b 第2軸、23c 第3軸、24a,24b,24c 変速機、25a,25b,25c ブレーキ、26,27,48,52 傘歯車、28,29,30 差動傘歯車、30A キャリア、31a,31b,31c 減速機、32a,32b,32c 回転角度検出器、33 制御装置、34 案内面指示装置、35 角度情報取得部、36,36a 案内面演算部、41 レーザポインタ、42 レーザビーム、43 ジョイスティック、43a 操作レバー(操作レバー部)、44 ベース、45a,45b,49a〜49c タイミングプーリ、46,50,51 タイミングベルト、55,59 枠、56,58 スリット、60 モータ。

Claims (8)

  1. 案内面情報に基づいて前記案内面を特定し、当該案内面上の軌道にアーム手先の動作が拘束されるように作業補助アームを制御する制御装置に対して、前記案内面情報を設定する案内面指示装置において、
    水平軸及び鉛直軸周りに回動自在に前記アーム手先に取り付けられた操作桿と、
    前記操作桿の前記水平軸及び前記鉛直軸周りの回転角度を検出する角度検出部と、
    前記角度検出部にて検出された回転角度を用いて、前記操作桿を含む案内面を規定する案内面情報を算出し、前記制御装置に設定する案内面演算部とを備えたことを特徴とする案内面指示装置。
  2. 操作桿の動きに合わせて水平軸及び鉛直軸周りに回動自在にアーム手先に取り付けられたレーザポインタを備えたことを特徴とする請求項1記載の案内面指示装置。
  3. 案内面情報に基づいて前記案内面を特定し、当該案内面上の軌道にアーム手先の動作が拘束されるように作業補助アームを制御する制御装置に対して、前記案内面情報を設定する案内面指示装置において、
    水平面に対して傾斜可能に前記アーム手先に取り付けられた操作レバー部と、
    前記操作レバー部の前記水平面に対する傾斜角を検出する角度検出部と、
    前記角度検出部にて検出された傾斜角度を用いて、前記操作レバー部が法線方向に沿う案内面を規定する案内面情報を算出し、前記制御装置に設定する案内面演算部とを備えたことを特徴とする案内面指示装置。
  4. 操作レバー部を地面に対して水平な姿勢に保持する機構を備えたことを特徴とする請求項3記載の案内面指示装置。
  5. アーム手先に取り付けられ、外部からの操作入力を受け付けるスイッチ部と、
    前記スイッチ部で外部から操作入力されるタイミングに応じて、角度検出部で検出された回転角度を取得して案内面演算部に設定する角度情報取得部とを備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の案内面指示装置。
  6. 案内面演算部は、角度検出部で検出された角度から規定される平面の法線方向ベクトルを、案内面情報として算出することを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の案内面指示装置。
  7. 複数の軸の変位量に基づいて、アーム手先の作業座標が決定されるアームと、
    前記複数の軸の変位量をそれぞれ検出する変位検出装置と、
    前記複数の軸を結合する差動機構と、
    前記複数の軸上にそれぞれ設けられた変速機と、
    案内面情報と、前記変位検出装置にて検出された変位量とに基づき、前記アーム手先の作業座標が前記案内面上に拘束されるよう前記変速機の変速比を制御する制御装置と、
    前記制御装置に前記案内面情報を設定する請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の案内面指示装置とを備えた作業補助アーム。
  8. 案内面演算部は、角度検出部で検出された角度から規定される平面の法線方向ベクトルを、案内面情報として算出し、
    制御装置は、前記案内面演算部により設定された案内面の法線方向ベクトルと、アームの各関節の軸の現在の回転角度におけるヤコビ行列と、各関節の軸の角速度ベクトルの内積が0となるよう変速比を制御することを特徴とする請求項7記載の作業補助アーム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014117783A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Kawasaki Heavy Ind Ltd ロボットのハンドガイドシステムおよびハンドガイド装置
JP2019150895A (ja) * 2018-02-28 2019-09-12 株式会社東芝 マニピュレータシステム、制御装置、制御方法、およびプログラム
KR102304366B1 (ko) * 2020-08-04 2021-09-23 네이버랩스 주식회사 햅틱 인터페이스 장치 및 이를 구비하는 로봇 시스템

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