JP2010068982A - Body aid - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、前傾作業時の負担を軽減する身体補助具に関するものであり、特に、ユーザの腰部に掛かる負担を軽減する身体補助具に関する。 The present invention relates to a body assisting tool that reduces the burden during forward tilting work, and more particularly, to a body assisting tool that reduces the burden on the user's waist.
従来から、洗顔など立ち姿勢で前傾を保つ洗面作業時にユーザの腰への負担を軽減する身体補助具が知られている。この身体補助具としては、洗面台の下部のひざ位置付近にクッション材を設けてひざを曲げた状態で支持することで、ひざを曲げた状態での洗面作業を可能とし、ふくらはぎ、大腿部背面の筋肉が伸びて腰部に負担が掛かるのを防止するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
同様に、洗面台において、ユーザの下腹部付近から前方に延出してユーザの下腹部を支持可能なサポートバーを設けて、上記クッション材を設ける場合と同様に、腰部への負担を軽減させるものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
Similarly, in the washstand, a support bar that extends forward from near the user's lower abdomen and can support the user's lower abdomen is provided to reduce the burden on the waist as in the case of providing the cushion material. Is known (see, for example, Patent Document 2).
ところで近年、身体を剛体リンクモデルと呼ばれるモデルに近似して関節角度、関節モーメントおよび関節パワーなどを計算することが可能な三次元動作解析システムという検証方法が用いられている。この三次元動作解析システムは、人間の身体の体節を硬く変形しない剛体と仮定してこれらの体節が関節でつながっているものみなし、このリンクモデルに作用する床反力と重力とを加味して力学モデルを作成するというものであり、股関節への負担を推定することで、より正確に腰部関節への負担を検証することが可能となっている。 Recently, a verification method called a three-dimensional motion analysis system that can calculate a joint angle, a joint moment, a joint power, and the like by approximating a body to a model called a rigid link model has been used. This three-dimensional motion analysis system assumes that the segment of the human body is a rigid body that does not deform hard, and considers these segments to be connected by joints, taking into account the floor reaction force and gravity acting on this link model. Then, a dynamic model is created, and by estimating the burden on the hip joint, it is possible to verify the burden on the lumbar joint more accurately.
そして、この三次元動作解析システムによる検証の結果、上述した従来の身体補助具においては、膝や足首への負担軽減に対して一定の効果が認められるものの、腰部への負担軽減についてはあまり効果ないという検証結果が得られた。
また、従来の補助具においては、主にユーザの下腹部や膝などの下肢を支持するサポートバーやクッションなどで構成されるため、脱衣室や廊下洗濯室など狭い空間に設置されている作業台の場合、洗顔などの作業を行わない時に他の作業の邪魔になる場合が有る。
As a result of the verification by the three-dimensional motion analysis system, the conventional assistive device described above has a certain effect on reducing the burden on the knees and ankles, but is less effective on reducing the burden on the waist. The verification result that there was no was obtained.
In addition, since the conventional auxiliary tools are mainly composed of support bars and cushions that support the user's lower abdomen and lower limbs such as knees, a work table installed in a narrow space such as a dressing room or a corridor laundry room. In the case of the above, there are cases where other operations are obstructed when operations such as face washing are not performed.
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、前傾姿勢で立ち作業を行う際に、ユーザの腰部への負担をより効果的に軽減すると共に、作業時以外に他の作業の邪魔になるのを低減することができる身体補助具を提供するものである。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and when performing a standing work in a forward leaning posture, the burden on the user's lower back is more effectively reduced, and other work other than during work is obstructed. It is an object of the present invention to provide a body assisting device that can reduce the risk of becoming a person.
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、作業台(例えば、実施の形態における洗面台2)に向かい前傾姿勢で立ち作業するユーザ(例えば、実施の形態におけるユーザY)の腰部への負担を軽減する身体補助具(例えば、実施の形態における身体補助具1)であって、前記作業台上方で支持されて垂下する可撓性を有した垂下部(例えば、実施の形態における垂下部6,6a,6b)を備えると共に、該垂下部を介して前記作業台の鉛直上方に配置されてユーザの少なくとも脇の下(例えば、実施の形態における脇の下Wl,Wr)を下方から支持可能な上肢支持部(例えば、実施の形態における上肢支持部7,7a,7b)を備えることを特徴とする。
In order to solve the above-described problem, the invention described in
請求項2に記載した発明は、前記上肢支持部を2つ設けたことを特徴とする。 The invention described in claim 2 is characterized in that two upper limb support portions are provided.
請求項3に記載した発明は、前記上肢支持部の高さ位置を調整する調整機構(例えば、実施の形態における長さ調整機構21,31,45、冶具50,60)を備えることを特徴とする。
The invention described in
請求項4に記載した発明は、前記調整機構が、前記垂下部の長さを調整する長さ調整部(例えば、実施の形態における長さ調整機構21,31,45)を備えることを特徴とする。
The invention described in
請求項5に記載した発明は、前記調整機構が、前記垂下部を前記天井又は前記壁で支持する冶具(例えば、実施の形態における冶具50,60)であり、該冶具は前記垂下部の支持位置をスライド変位可能に構成されてなることを特徴とする。
According to a fifth aspect of the present invention, the adjusting mechanism is a jig (for example, the
請求項6に記載した発明は、前記上肢支持部を上方に付勢する弾性部材(例えば、実施の形態におけるベルト108)を備えることを特徴とする。
The invention described in
請求項7に記載した発明は、前記上肢支持部は、帯状部(例えば、実施の形態におけるベルト8、ベルト108)を備えることを特徴とする。
The invention described in
請求項8に記載した発明は、前記上肢支持部は、棒状部(例えば、実施の形態におけるバー11)を備えることを特徴とする。
The invention described in
請求項1に記載した発明によれば、作業台の鉛直上方に配置される上肢支持部によってユーザの脇の下を下方から支持して、ユーザの腰部に掛かる上肢の荷重を上肢支持部へ分散させることができるため、下肢を支持する場合と比較してユーザの腰部に掛かる負担を軽減することができる。また、垂下部が作業台の上方に配置されていることで、作業台の周囲で他の作業を行う際に邪魔にならず、さらに可撓性を有しているため、例えば、壁などにフックを設けて引っ掛けておくことで、補助を必要としないユーザが作業台を利用する場合にも邪魔になることが無い。 According to the first aspect of the present invention, the arm of the user is supported from below by the upper limb support unit arranged vertically above the work table, and the load of the upper limb on the user's waist is distributed to the upper limb support unit. Therefore, the burden on the user's lower back can be reduced compared to the case of supporting the lower limbs. In addition, since the hanging part is arranged above the workbench, it does not get in the way when other work is performed around the workbench, and further has flexibility, for example, on a wall or the like. By providing and hooking the hook, even when a user who does not need assistance uses the work table, there is no obstacle.
請求項2に記載した発明によれば、2つの上肢支持部をそれぞれユーザの左右の脇の下に個別に回りこませて上肢を支持することができるため、ユーザの胸部の動きが自由になりより楽な姿勢で腰部の負担を軽減できる。 According to the second aspect of the present invention, the upper limbs can be supported by individually wrapping the two upper limb support portions under the left and right armpits of the user. Can reduce the burden on the lower back with a simple posture.
請求項3に記載した発明によれば、上肢支持部の高さ位置を調整することができるため、複数のユーザで利用する場合に、個々のユーザの脇の下の位置に合わせることができる。
According to the invention described in
請求項4に記載した発明によれば、長さ調整部により垂下部の長さを調整することができるため、ユーザの体格に応じて容易に上肢支持部の高さ位置を調整することができる。
According to the invention described in
請求項5に記載した発明によれば、冶具により垂下部の位置を変位させることができるため、ユーザの体格に応じて上肢支持部の位置を最適な位置まで容易に変位させることができる。
According to the invention described in
請求項6に記載した発明によれば、弾性部材により上肢支持部を上方に付勢しつつその高さ位置を変位可能に構成できるため、例えば、弾性部材が最も縮んだ状態で上肢支持部の高さ位置を、直立姿勢のユーザの脇の下の高さ位置に設定する一方、弾性部材が最も伸びた状態で上肢支持部の高さ位置を前傾姿勢のユーザの脇の下の高さ位置に設定することで、直立姿勢から前傾姿勢、前傾姿勢から直立姿勢へとユーザの上肢の角度が移行している最中に当該上肢が上肢支持部によって上方に付勢されるため、ユーザの腰部に掛かる負担をさらに軽減することができる効果がある。
According to the invention described in
請求項7に記載した発明によれば、ユーザの上肢に接触する部分が帯状に形成されることで荷重が集中するのを防止してユーザの圧迫感を軽減することができる。 According to the seventh aspect of the present invention, the portion that contacts the user's upper limb is formed in a band shape, thereby preventing the load from being concentrated and reducing the user's feeling of pressure.
請求項8に記載した発明によれば、ユーザの上肢に接触する部分が棒状となるため、例えば、棒状の上肢支持部を水平となるように取り付けた場合、上肢への上肢支持部の着脱を容易に行うことができる。 According to the eighth aspect of the present invention, since the portion that contacts the user's upper limb has a rod shape, for example, when the rod-shaped upper limb support portion is attached to be horizontal, the upper limb support portion is attached to and detached from the upper limb. It can be done easily.
次に、この発明の第1の実施の形態における身体補助具について図面を参照しながら説明する。
図1および図2(a),(b)に示すように、この第1の実施の形態の身体補助具1は、洗面所の洗面台2における洗面、洗髪、整容、化粧、歯磨きなどにおいてユーザが立ち姿勢で且つ前傾する作業をサポートするものである。
そして、この身体補助具1は、主に洗面台2の鉛直上方に配置されており、その基部側が天井3に支持されている。天井3には、略円環状のフック4が取り付けられており、このフック4に一回り大きいリング部材5が係止された状態で設けられる。このリング部材5には、可撓性に富む帯状のベルト8が固定されている。
Next, a body support tool according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1 and FIGS. 2 (a) and 2 (b), the
The
ベルト8は一巻回されて構成されており、リング部材5に固定されて略鉛直下方に垂下するにつれて徐々に離間してなる垂下部6と、この垂下部6の下部において略弧状に折り返されてなる上肢支持部7とを備える。
The
上肢支持部7は、ユーザYが前傾となった際にユーザYの両脇の下Wl,Wrと胸部前面Mとを通ってユーザYの腰部から上の上肢Jを下方から支持可能な所定の高さ位置に配置される。天井3の下面、フック4およびベルト8は何れも、ユーザYが上肢支持部7に体重をかけた場合でも破損しない十分な対荷重(例えば、200kg程度)に設定されており、また、洗面台2の近傍の図示しない側壁にはフックが設けられ、このフックにベルト8の上肢支持部7近辺を引っ掛けることで、身体補助具1を必要としないユーザYが洗面台2を利用する際に、身体補助具1が邪魔にならないようになっている。
The upper
これにより、ユーザYは、洗面台2に向かって作業を行う際に、洗面台2の正面に立った状態でベルト8を手繰り寄せて両腕および頭をベルト8の一巻回された内側に通し、上肢支持部7を脇の下Wl,Wrから胸部前面Mに当接させた状態で前傾姿勢になることで、ユーザYの上肢Jが上肢支持部7によって下方から支持されることとなる。
As a result, when the user Y works toward the washstand 2, the
ここで、ユーザYの腰部への負担は、三次元動作解析システムによる股関節の関節モーメントにより検証することができる。図3は従来の補助具を使用しない場合の洗面動作中の関節モーメントの時間変化を示し、図4は、この第1の実施の形態の身体補助具1を用いた場合の洗面動作中の股関節の関節モーメントの時間変化を示したものである。なお、図3,4において、実線が右股関節の関節モーメント、破線が左股関節の関節モーメントであり、洗面台の上縁の高さとしては標準的な高さ範囲である75cm程度に設定した場合である。また、横軸の経過時間(時間)[%]は、洗面作業の開始から終了までの時間を100[%]としている。
Here, the burden on the waist of the user Y can be verified by the joint moment of the hip joint by the three-dimensional motion analysis system. FIG. 3 shows the time change of the joint moment during the washing operation when the conventional assisting tool is not used, and FIG. 4 shows the hip joint during the washing operation when using the
この図3,4の場合、横軸の経過時間(時間)20[%]付近で前傾を開始し、経過時間(時間)80[%]で直立状態への姿勢復帰を開始している。図3に示す身体補助具1を用いない場合の関節モーメントに対して図4に示す身体補助具1を用いる場合の関節モーメントは、前傾開始時にそのピークが低く、また、前傾を完了して姿勢保持となってから著しく軽減され、姿勢復帰時に再度上昇する。この検証の結果、姿勢保持時の左右股関節への負担は、身体補助具1を使用しない場合よりも使用する場合の方が77%程度低減することが明らかになった。
In the case of FIGS. 3 and 4, the forward tilt is started near the elapsed time (time) 20 [%] on the horizontal axis, and the posture return to the upright state is started at the elapsed time (time) 80 [%]. The joint moment in the case of using the
したがって、上述した第1の実施の形態によれば、洗面台2の鉛直上方に配置される上肢支持部7によってユーザYの脇の下Wl,Wrを下方から支持して、ユーザYの腰部に掛かる負担を上肢支持部7へ分散させることができるため、下肢を支持する場合と比較してユーザYの腰部に掛かる負担を大幅に軽減することができる。
Therefore, according to the first embodiment described above, the arm Y supporting the arm Y of the user Y from the lower side by the upper
また、垂下部6が洗面台2の上方に配置されていることで、洗面台2の周囲で他の作業を行う際に邪魔にならず、さらにベルト8が可撓性に富むため、図示しない側壁などにフックを設けて引っ掛けておくことで、補助を必要としないユーザYが洗面台2を利用したり、洗面台2の周囲で作業を行う場合にも邪魔になることが無い。
さらに、ベルト8により上肢支持部7が帯状に形成されているため、紐状に形成される場合と比較して荷重が集中するのを防止してユーザYの圧迫感を軽減することができる。
Further, since the hanging
Furthermore, since the upper
なお、上述した第1の実施の形態では、一巻回されベルト8によって垂下部6および上肢支持部7が形成されている場合について説明したが、これに限られるものではなく、例えば第1変形例として、図5,6に示すように、垂下部6をロープ10とし、上肢支持部7をロープ10の下端に両端部がそれぞれ接続された略円柱状のバー11としても良い。この場合、バー11の外径が大きいほどユーザYの胸部前面Mに掛かる荷重が分散されてユーザYの圧迫感を除去できる。
また、同様に第2変形例として、図7,8に示すように垂下部6をロープ10とし、さらに上肢支持部7のみを可撓性を有した帯状のベルト8で構成するようにしても良い。
In the above-described first embodiment, the case where the hanging
Similarly, as a second modified example, as shown in FIGS. 7 and 8, the hanging
さらに、上述した第1の実施の形態では一巻回されたベルト8を1つだけ用いて身体補助具1を構成する場合について説明したが、この構成に限られるものではなく、例えば第3変形例として、図9,10に示すように、一巻回されたベルト8をそれぞれ同一のリング5に2つ固定して、垂下部6a,6bと上肢支持部7a,7bとを設けるようにしても良い。これにより、一巻回された2つのベルト8にそれぞれ右腕および左腕を通して上肢支持部7a,7bをそれぞれ脇の下Wl,Wrに配置させることで、上肢支持部7a,7bによって個別に脇の下Wl,Wrを下方から支持して上肢Jを支持することができる。
Furthermore, although the case where the
また、第2変形例と同様に、第4変形例として図11,12に示すように、垂下部6a,6bをロープ10とし上肢支持部7a,7bを円柱状のバー11としてよく、また、図示は省略するが、第3変形例のように垂下部6a,6bをロープ10、上肢支持部7a,7bを帯状のベルト8で形成するようにしても良い。
Similarly to the second modified example, as shown in FIGS. 11 and 12 as the fourth modified example, the hanging
次に、この発明の第2の実施の形態における身体保持具について図面を参照しながら説明する。なお、この第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態の構成に上肢支持部7の高さ位置を調整するためにベルト8の長さを調整する長さ調整機構を加えたものであるため、同一部分に同一符号を付して長さ調整機構についてのみ説明する。
Next, a body holder according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In the second embodiment, a length adjusting mechanism that adjusts the length of the
この第2の実施の形態の身体保持具1には、図13に示すように、ユーザYが手の届く位置の垂下部6に着脱機構17が介装されて設けられている。この着脱機構17はタング15およびタング15のボタン20の操作により着脱されるプレート16を備えて構成されている。この着脱機構17のプレート16の基部22には、並列に配置された一対のスリット18,19を備えた長さ調整機構21が設けられ、ベルト8の端部をスリット18,19に順次貫通させて折り返すことでベルト長を自在に調整しつつ固定可能になっている。これにより、垂下部6の長さ調整が可能になり、この結果、上肢支持部7の高さ調整が可能となる。
As shown in FIG. 13, the
なお、長さ調整機構21としてはベルト8の長さ調整が可能であると共に固定可能な構成であれば上述したものに限られるものではない。例えば、図14に示すような長さ調整機構31を用いることができる。この長さ調整機構31は、枠体32と、この枠体32に揺動自在に軸支された揺動部材33とを備え、揺動部材33の一端部34が枠体32を押圧するように付勢され、揺動部材33の一端部34と枠体32との間にベルト8が挟持される。また、この長さ調整機構31は、揺動部材33の付勢方向に抗して揺動部材33の他端部35を押圧して一端部34と枠体32との間を広げるとベルト8がスライド可能な状態となる。
The
さらに、図15に示すように、ベルト8の一端にその長手方向に沿って金具40で補強された複数の孔41を設けるとともに、ベルト8の他端に係止棒42を備えたバックル44を設けて、一方のベルト8の所望の孔41にバックル44に係止棒42を挿入して係止することでベルト8の長さを調整可能な長さ調整機構45を用いても良い。
Further, as shown in FIG. 15, a plurality of
次に、上述した第2の実施の形態の他の態様について図面を参照しながら説明する。
図16は垂下部6を天井3に支持するための冶具50を示している。この冶具50は、図示しないビスなどの締結部材を介して天井3に固定される台部51と、この台部51に一体的に結合され台部51から鉛直下方に伸びて内周面に雌ネジが形成されたパイプ部52と、このパイプ部52に螺合可能な雄ネジ54が形成されたインナーロッド55と、このインナーロッド55の下部に結合された円環状のリング56とを備えて形成されている。リング56には、上述した第1の実施の形態の垂下部6の基部側が挿通されるようになっている。このように構成された冶具50を設けることで、リング56を回転させるだけでインナーロッド55がパイプ部52から出没可能となるため、リング56の高さ位置を変更して上肢支持部7の高さ位置を容易に変更することが可能となる。なお、台部51にインナーロッド55を設け、パイプ部52にリング56を結合するようにしても良い。
Next, another aspect of the second embodiment described above will be described with reference to the drawings.
FIG. 16 shows a
また、上述した冶具50の変形例として、例えば、図17に示すような冶具60を採用することもできる。この図17の冶具60には、パイプ部52が設けられており、このパイプ部52内に径方向内側に向かって付勢される爪部57が設けられている。この爪部57は水平上面58を備えており、ボタンBを操作することでパイプ部52の径方向外側に変位させることが可能になっている。一方、冶具60のインナーロッド55の上部外周には、前記爪部57の水平上面58に当接して下方向への変位が規制される水平下面59が所定間隔で形成されている。さらに、各水平下面59の間には径方向外側下方に傾斜する傾斜面61が形成されており、インナーロッド55をパイプ部52に挿入した際に、上方へのスライドを常時許容しつつ、下方へのスライドのみボタンBを操作が必要な方式になっている。なお、爪部57を変位させる機構としては上述したボタンBに限られるものではなく、例えば、レバー等であっても良い。
Further, as a modification of the
なお、上述した第2の実施の形態の他の態様においては台部51にパイプ部52の基部を一体的に結合する場合について説明したが、この構成に限られるものではなく、例えば、台部51を、天井3に貫通状態で取り付けるとともに、台部51に上下方向に沿って貫通する孔を設け、この孔にネジ式又は爪式でスライド固定可能なインナーロッド55を取り付けるようにしても良い。これにより、天井裏を有効利用でき、上述したパイプ部52が天井3から下方に突出しないので、天井3と洗面台2との距離が短い場合に好適である。
In addition, in the other aspect of 2nd Embodiment mentioned above, although the case where the base part of the
また、図17に示す冶具60の変形例として、例えば、インナーロッド55にその長手方向に沿う位置決め孔を複数形成し、これら位置決め孔に挿抜可能な突起をパイプ部52や台部51に設け、さらに、突起を位置決め孔から抜くためのボタンやレバーを設けてもよい。これにより、インナーロッド55を下方向へスライドさせる場合だけではなく、上方向へスライドさせるときも位置決め孔から突起を抜くためのボタンやレバーの操作を行うこととなるが、インナーロッド55の形状を単純化することができる。
As a modification of the
さらに、冶具50,60の台部51とパイプ部52とを一体的に結合する場合について説明したが、台部51に対して着脱自在にパイプ部52を設けても良い。なお、着脱の機構としては種々の方式を採用することができる。このように構成することで、補助を必要としないユーザYが洗面作業を行う際に、パイプ部52を取り外すことで身体補助具1が邪魔になるのを防止することができる。
そして、上肢支持部7の高さ位置を調整する構成としては、上述した構成に限られるものではなく、シリンダによる油圧式やモータを用いた電動式など種々の構成を用いることができる。
Furthermore, although the case where the
And as a structure which adjusts the height position of the upper
したがって、上述した第2の実施の形態によれば、長さ調整機構21,31,45によって垂下部6の長さを調整することができるため、ユーザYの体格に応じて容易に上肢支持部7の高さ位置を調整することができる。さらに、冶具50,60により垂下部6の上下方向の支持位置を調整する場合も、ユーザYの体格に応じて容易に上肢支持部7の高さ位置を調整することができる。
Therefore, according to the second embodiment described above, the length of the drooping
次に、この発明の第3の実施の形態における身体補助具101について図18を参照しながら説明する。なお、この第3の実施の形態の身体補助具101は上述した第1、第2の実施の形態の構成に弾性部材を設けたものであるため、同一部分に同一符号を付して説明する。
図18に示すように、身体補助具101は主に帯状のベルト108により構成され、第1の実施の形態の身体補助具1と同様に、洗面台2の鉛直上方の天井3のフック4にリング部材5を介して吊り下げられている。
上記ベルト108は、伸縮可能なゴムなどの弾性部材により形成されている。ベルト108は、垂下部6および上肢支持部7より構成され、主に垂下部6の伸縮によって上肢支持部7の上下方向の高さ位置が変位可能となっている。そして、この上肢支持部7の高さ位置は、ベルト108が最も収縮しているときにユーザが前傾姿勢になる前の略直立状態で脇の下Wl,Wrの高さ位置(図18中、二点鎖線で示す)と略同一となるように設定される一方、ベルト108が最も伸長したときに、作業のために前傾姿勢となったユーザYの脇の下Wl,Wrの高さ位置となるように設定される。
Next, a body support tool 101 according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In addition, since the body assistance tool 101 of this 3rd Embodiment provided the elastic member in the structure of 1st, 2nd Embodiment mentioned above, it attaches | subjects and demonstrates the same code | symbol to the same part. .
As shown in FIG. 18, the body assisting tool 101 is mainly composed of a belt-
The
したがって、上述した第3の実施の形態によれば、直立姿勢から前傾姿勢、前傾姿勢から直立姿勢へとユーザYの上肢Jの角度が移行する途中、弾性部材からなるベルト108により上肢Jが上方に付勢されるため、例えば、図4に示す関節モーメントの第1ピークおよび第2ピークの極大値をそれぞれ低減することができ、この結果、ユーザYの腰部に掛かる負担をさらに軽減することができる。また、作業中にユーザYの上肢Jが細かく上下動する場合にも上肢支持部7が上肢Jの動きに追従して支持可能であるため、より確実に腰部の負担軽減を図ることができる。
Therefore, according to the third embodiment described above, while the angle of the upper limb J of the user Y is shifted from the upright posture to the forward leaning posture and from the forward leaning posture to the upright posture, the upper limb J is formed by the
なお、上述した第3の実施の形態においては、ベルト108を弾性部材により構成する場合について説明したが、天井3と上肢支持部7との間に上下方向に伸縮する弾性部材を設けて上肢支持部7の高さ位置が弾性部材の伸縮により変位可能な構成であれば上述した構成に限られるものではなく、例えば、垂下部6のみを弾性部材としたり、リング5とフック4との間に弾性部材を介装するなどの構成としてもよい。また、弾性部材はゴムに限られるものではなく、コイルバネや板バネ等を用いても良い。
In the above-described third embodiment, the case where the
また、上述した第1〜3の実施の形態では、洗面台2を一例に説明したが、作業台は洗面台2に限られるものではなく、ユーザYが前傾姿勢で立ち作業するような作業台、例えば、台所の流し台であってもよく、例えば、流し台の上方に身体補助具1を設置して食器洗いの作業時に用いることができる。また、洗面台2における作業は洗面作業に限られるものではなく、洗髪など種々作業であってもよい。
そして、身体補助具1が天井3に支持される場合について説明したが、作業台上方に位置する側壁に支持するようにしもよい。側壁への支持方法としては、単一の側壁に直接的に支持させたり、例えば、間接的な支持方法として、対向又は隣接する側壁同士に支線や支持棒などを渡し、これら支線や支持棒などを介して身体補助具1を支持させるようにしてもよい。
In the first to third embodiments described above, the wash basin 2 has been described as an example. However, the work table is not limited to the wash basin 2, and the work in which the user Y stands in a forward leaning posture. It may be a table, for example, a kitchen sink. For example, the
And although the case where the
2 洗面台
Y ユーザ
1 身体補助具
6,6a,6b 垂下部
Wl,Wr 脇の下
7,7a,7b 上肢支持部
8 ベルト(帯状部)
11 バー(棒状部)
21,31,45 長さ調整機構(調整機構、長さ調整部)
50,60 冶具(調整機構)
108 ベルト(帯状部、弾性部材)
2
11 bar (bar-shaped part)
21, 31, 45 Length adjustment mechanism (adjustment mechanism, length adjustment unit)
50, 60 Jig (adjustment mechanism)
108 Belt (band-like part, elastic member)
Claims (8)
前記作業台上方で支持されて垂下する可撓性を有した垂下部を備えると共に、該垂下部を介して前記作業台の鉛直上方に配置されてユーザの少なくとも脇の下を下方から支持可能な上肢支持部を備えることを特徴とする身体補助具。 A body support tool that reduces the burden on the user's lower back while standing in front of the work table,
An upper limb support that includes a flexible hanging portion that is supported above the workbench and that hangs down, and that is disposed vertically above the workbench through the drooping portion to support at least the armpit of the user from below. A body support device comprising a part.
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- 2008-09-18 JP JP2008239060A patent/JP2010068982A/en active Pending
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