JP2010068222A - 顔検出制御装置、顔検出制御プログラムおよび顔検出制御方法 - Google Patents

顔検出制御装置、顔検出制御プログラムおよび顔検出制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】安定した顔検出の結果出力が可能な顔検出制御装置、顔検出制御プログラムおよび顔検出制御方法を提供すること。
【解決手段】デジタルカメラを構成する画像処理部15は、連続する画像を順次処理して顔を検出する顔検出制御部16を含む。この顔検出制御部16において、顔検出器162は、画像中の顔を検出する。出力スレッシュ設定部164は、顔検出器162による検出結果をもとに顔の出現状態を確定するための出現スレッシュaおよび顔の消失状態を確定するための消失スレッシュdを設定する。出力スレッシュ判定部165は、顔検出器162によって顔が検出された場合には出現スレッシュaに従って画像中に顔が出現したか否かを判定し、顔検出器162によって顔が検出されない場合には消失スレッシュdに従って画像中から顔が消失したか否かを判定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、顔検出制御装置、顔検出制御プログラムおよび顔検出制御方法に関するものである。
従来から、画像中に映る人物等の顔を検出する顔検出技術が知られている。かかる技術は、例えばテンプレートマッチング法によって画像中の顔の位置を検出し、目や鼻、口等の顔の特徴点の位置を検出するものであり、顔の大きさや向き等を検出することができる。また、デジタルカメラ等の撮像装置では、撮像素子に結像されている被写体像をリアルタイムに表示(ライブビュー)させて電子ファインダーとして用いているが、近年では、顔検出技術を適用してライブビュー画像中の顔を検出し、検出した顔を示す顔枠を表示するようにしたものが知られている。
一方で、動画中で動く被写体を追跡する技術が種々知られている。例えば特許文献1には、動画像中で変化する被写体の特徴点位置等の情報を蓄積しておき、被写体の追跡と認識とを一連の処理として行う技術が開示されている。この特許文献1の技術によれば、認識ミスを補完することができ、追跡性能を高めることができる。
特許第4086422号公報
ところで、従来の顔検出技術では、例えば顔が横や後ろを向いていると検出精度が低下する場合があった。このため、例えば顔の向きが変化すると顔検出の結果が不安定になる場合があり、顔検出結果に従ってライブビュー画像上に前述の顔枠を表示させると、顔枠の表示・非表示が繰り返されてちらつく等して見難い場合があった。なお、特許文献1を適用すれば、過去のフレームからの追跡によって被写体の認識(検出)ミスを補完することができ、安定した顔検出が実現できるが、予め認識(検出)対象の被写体の画像または画像特徴を登録しておかなければならなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、安定した顔検出の結果出力が可能な顔検出制御装置、顔検出制御プログラムおよび顔検出制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる顔検出制御装置は、連続する画像を順次処理して前記画像中の顔を検出する顔検出部と、前記顔検出部による検出結果をもとに、前記画像中における顔の出現状態を確定するための出現確定閾値および前記画像中における顔の消失状態を確定するための消失確定閾値を設定する閾値設定部と、前記顔検出部によって顔が検出された場合に、前記出現確定閾値に従って前記画像中に顔が出現したか否かを判定するとともに、前記顔検出部によって顔が検出されない場合に、前記消失確定閾値に従って前記画像中から顔が消失したか否かを判定する出現/消失判定部と、前記出現/消失判定部による判定結果を出力する結果出力部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる顔検出制御装置は、上記の発明において、前記顔検出部は、顔の大きさ、顔の回転角度、顔の傾きおよび顔の類似度の少なくともいずれか1つを検出結果として出力し、前記閾値設定部は、前記顔検出部によって検出された顔の大きさ、顔の回転角度、顔の傾きおよび顔の類似度のうちの1つまたは複数を用いて前記出現確定閾値および/または前記消失確定閾値を設定することを特徴とする。
また、本発明にかかる顔検出制御装置は、上記の発明において、前記顔検出部による検出結果をもとに、前記連続する画像間の顔の移動量を算出する移動量算出部を備え、前記閾値設定部は、前記移動量算出部によって算出された顔の移動量を加味して前記出現確定閾値および/または前記消失確定閾値を設定することを特徴とする。
また、本発明にかかる顔検出制御装置は、上記の発明において、前記移動量算出部は、前記連続する画像間の顔の変位を算出し、前記顔の類似度の値に応じた重み付けを行って前記顔の移動量を算出することを特徴とする。
また、本発明にかかる顔検出制御装置は、上記の発明において、前記閾値設定部は、前記移動量算出部によって算出された顔の移動量が所定の基準値未満の場合に、前記出現確定閾値を小さくまたは前記消失確定閾値を大きく設定することを特徴とする。
また、本発明にかかる顔検出制御装置は、上記の発明において、前記閾値設定部は、前記顔の回転角度をもとに、前記画像中の顔が正面向きの場合または前記正面向きに対して所定の回転角度範囲内を向いている場合に、前記出現確定閾値を小さくまたは前記消失確定閾値を大きく設定することを特徴とする。
また、本発明にかかる顔検出制御装置は、上記の発明において、前記閾値設定部は、前記顔の傾きをもとに、前記画像中の顔が前記画像の縦方向に対して傾きなしの場合または前記画像の縦方向に対して所定の傾き角度範囲内の場合に、前記出現確定閾値を小さくまたは前記消失確定閾値を大きく設定することを特徴とする。
また、本発明にかかる顔検出制御装置は、上記の発明において、前記閾値設定部は、前記顔検出部によって検出された顔の大きさが所定の基準値以下の場合に、前記出現確定閾値および/または前記消失確定閾値を大きく設定することを特徴とする。
また、本発明にかかる顔検出制御装置は、上記の発明において、前記出現/消失判定部は、前記顔検出部によって前記画像中から顔が検出された回数が前記出現確定閾値となった場合に前記画像中に顔が出現したと判定し、前記顔検出部によって前記画像中から顔が検出されない回数が前記消失確定閾値となった場合に前記画像中から顔が消失したと判定することを特徴とする。
また、本発明にかかる顔検出制御装置は、上記の発明において、前記閾値設定部は、前記顔検出部によって最初に顔が検出されたときの検出結果を用いて前記出現確定閾値を設定することを特徴とする。
また、本発明にかかる顔検出制御装置は、上記の発明において、前記閾値設定部は、前記出現/消失判定部が前記画像中に顔が出現したと判定したときの前記顔検出部による検出結果を用いて前記消失確定閾値を設定することを特徴とする。
また、本発明にかかる顔検出制御装置は、上記の発明において、前記閾値設定部は、所定の画像に対して前記顔検出部が行った顔の検出結果をもとに、前記出現確定閾値および前記消失確定閾値の双方の値を設定することを特徴とする。
また、本発明にかかる顔検出制御プログラムは、コンピュータに、連続する画像を順次処理して前記画像中の顔を検出する顔検出手順と、前記顔検出手順での検出結果をもとに、前記画像中における顔の出現状態を確定するための出現確定閾値および前記画像中における顔の消失状態を確定するための消失確定閾値を設定する閾値設定手順と、前記顔検出手順で顔が検出された場合に、前記出現確定閾値に従って前記画像中に顔が出現したか否かを判定するとともに、前記顔検出手順で顔が検出されない場合に、前記消失確定閾値に従って前記画像中から顔が消失したか否かを判定する出現/消失判定手順と、前記出現/消失判定手順での判定結果を出力する結果出力手順と、を実行させることを特徴とする。
また、本発明にかかる顔検出制御方法は、連続する画像を順次処理して前記画像中の顔を検出する顔検出工程と、前記顔検出工程での検出結果をもとに、前記画像中における顔の出現状態を確定するための出現確定閾値および前記画像中における顔の消失状態を確定するための消失確定閾値を設定する閾値設定工程と、前記顔検出工程で顔が検出された場合に、前記出現確定閾値に従って前記画像中に顔が出現したか否かを判定するとともに、前記顔検出工程で顔が検出されない場合に、前記消失確定閾値に従って前記画像中から顔が消失したか否かを判定する出現/消失判定工程と、前記出現/消失判定工程での判定結果を出力する結果出力工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、連続する画像中における顔の検出結果をもとに出現確定閾値および消失確定閾値を設定し、出現確定閾値に従って画像中に顔が出現したか否かを判定するとともに消失確定閾値に従って画像中から顔が消失したか否かを判定することができる。したがって、顔の検出結果を安定して出力可能な顔検出制御装置、顔検出制御プログラムおよび顔検出制御方法を実現することができる。
以下、図面を参照し、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。本実施の形態では、本発明の顔検出装置をデジタルカメラに適用した場合を例にとって説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
(実施の形態)
図1は、デジタルカメラ1の背面図である。図1に示すように、デジタルカメラ1は、カメラ本体2の上面に配設された撮影タイミングを指示するためのレリーズスイッチ(シャッタースイッチ)3、カメラ本体2の背面に配設された電源スイッチ4やメニュースイッチ5、上下左右の各方向スイッチ(上スイッチ、下スイッチ、左スイッチおよび右スイッチ)を有する十字キー6、操作内容を確定する等のためのOKスイッチ7、各種画面を表示する表示部19等を備えている。また、図示しないが、カメラ本体2の前面には、撮像レンズ101(図5参照)等が配設されており、この撮像レンズ101を通して入射する被写体像を撮像する撮像部12(図5を参照)をカメラ本体2の内部に備えている。
そして、電源スイッチ4を押下し、電源をONすると、デジタルカメラ1は撮影可能な状態(撮影モード)となる。この撮影モードでは、撮像レンズ101を通して入射する被写体像が1フレーム(例えば1/30秒)毎に出力され、ライブビュー画像として表示部19にリアルタイムに表示されるようになっている。そして、例えばレリーズスイッチ3の押下タイミングで電子的な撮影が行われ、撮影画像が生成される。
先ず、本実施の形態のデジタルカメラ1の機能の一つである顔検出機能の概要について説明する。本実施の形態のデジタルカメラ1は、画像中に映る人物等の顔を検出する顔検出器162(図6参照)を備えており、検出した顔を示す顔枠をライブビュー画像上に表示する処理を行う。具体的には、1フレーム毎に取り込まれるライブビュー画像を画像処理して顔検出を行う。そして、顔検出の結果をもとに、ライブビュー画像中における顔の出現状態を確定するための出現確定閾値としての出現スレッシュaを設定する(出現スレッシュ設定処理)。そして、この出現スレッシュaに従ってライブビュー画像中に顔が出現したか否かを判定し、顔枠の表示タイミングを制御する。
図2は、顔枠の出現原理を説明する図であり、N−4フレームからNフレームまでのフレーム毎に撮像部12から取り込まれ、その都度表示部19に更新表示される5枚のライブビュー画像(a)〜(e)の一例を模式的に示している。そして、図2(b)のN−3フレームについて行った顔検出の結果をもとに出現スレッシュaを設定する場合を示している。
出現スレッシュ設定処理では、図2(b)に示すように、ライブビュー画像について行った顔検出の結果から得られる顔の大きさ、顔の回転角度、顔の傾き、顔の移動量および顔の類似度(以下、これらを包括して適宜「顔情報」という。)をもとに、出現スレッシュaを設定する。この出現スレッシュ設定処理の詳細については後述するが、出現スレッシュaの値は、顔情報から安定した顔検出が想定される場合には小さく設定され、不安定な顔検出が想定されるような場合には大きく設定されるようになっている。ここで、顔の大きさは、顔として検出された領域の大きさである。顔の回転角度は、例えば正面向きの顔を基準とした顔の水平方向の回転角度(顔の向き)を表す。顔の傾きは、ライブビュー画像の縦方向に対する顔の傾きを表す。顔の移動量は、現フレーム(図2の例ではN−3フレーム)の顔の位置について前フレーム(図2の例ではN−4フレーム)との間で算出した顔の位置の移動量を表す。顔の類似度としては、例えば、顔検出器162が顔検出の結果として出力する信頼度の値を用いる。この信頼度は、検出した顔がどの程度の信頼度で顔であるかを示す値である。
そして、図2(b)に示すように、顔情報をもとに出現スレッシュaとして“2”が設定された場合には、2フレーム連続して顔が検出されたことを顔の出現確定条件として顔枠の表示タイミングを制御する。すなわち、N−2フレームで顔A11が検出され(図2(c))、続くN−1フレームでも顔A12が検出されると(図2(d))、顔の出現確定条件を満たす。このため、N−1フレームで顔枠Fの表示が開始される。また、図2の例では、続くNフレームにおいても顔A13が検出されており(図2(e))、顔枠Fの表示が継続されている。
このように、本実施の形態では、顔情報をもとに出現スレッシュaを設定する。そして、設定した出現スレッシュaに従ってライブビュー画像中に顔が出現したか否かを判定して顔枠の表示タイミングを制御することができる。すなわち、顔の出現確定条件を満たした場合にライブビュー画像上に顔枠を表示する。顔の出現確定条件を満たさない間は、ライブビュー画像から顔が検出された場合であっても、顔枠を表示しない。
さらに、デジタルカメラ1は、ライブビュー画像中から顔が検出されなかった場合に、表示していた顔枠の表示を消失(非表示)させる処理を行う。具体的には、顔検出の結果をもとに、ライブビュー画像中における顔の消失状態を確定するための消失確定閾値としての消失スレッシュdを設定する(消失スレッシュ設定処理)。そして、この消失スレッシュdに従ってライブビュー画像中から顔が消失したか否かを判定し、顔枠の消失タイミングを制御する。なお、本実施の形態では、前述のように制御される顔枠の表示タイミングで消失スレッシュdを設定することとする。すなわち、図2(d)で顔枠Fを表示したときに、消失スレッシュdの設定を行う。
図3は、顔枠の消失原理を説明する図であり、N−1フレームからN+3フレームまでの各フレーム毎に撮像部12から取り込まれ、その都度表示部19に更新表示される5枚のライブビュー画像(a)〜(e)の一例を模式的に示している。そして、図3(a)のN−1フレームについて行った顔検出の結果をもとに消失スレッシュdを設定する場合を示している。
消失スレッシュ設定処理では、図3(a)に示すように、ライブビュー画像について行った顔検出の結果から得られる顔情報をもとに、消失スレッシュdを設定する。この消失スレッシュ設定処理の詳細については後述するが、消失スレッシュdの値は、出現スレッシュ設定処理と同様にして、顔情報から安定した顔検出が想定される場合には小さく設定され、不安定な顔検出が想定されるような場合には大きく設定されるようになっている。
そして、図3(a)に示すように、顔情報をもとに消失スレッシュdとして“3”が設定された場合には、3フレーム連続して顔が検出されないことを顔の消失確定条件として顔枠の消失タイミングを制御する。例えば、図3(a),(b)では顔枠Fの表示は継続されており、図3(c)のように顔が検出されない場合(N+1フレーム)も、顔枠Fの表示は継続する。そして、顔の消失確定条件を満たすまで顔枠Fは表示されたままである(図3(d),(e))。図示しないが、3フレーム連続して顔が検出されず顔の消失確定条件を満たした場合には、ライブビュー画像中から顔が消失したと判定して顔枠Fが非表示となる。
このように、本実施の形態では、顔情報をもとに消失スレッシュdを設定する。そして、設定した消失スレッシュdに従ってライブビュー画像中から顔が消失したか否かを判定して顔枠の消失タイミングを制御することができる。すなわち、顔の消失確定条件を満たした場合にライブビュー画像上の顔枠を非表示とする。顔の消失確定条件を満たさない間は、ライブビュー画像から顔が検出されない場合であっても、顔枠を表示したままにする。
図4は、顔検出の結果、出現スレッシュa、消失スレッシュdおよび顔枠表示の一例をフレーム毎にテーブル化して示した図である。図4において、レコードR11の顔検出の結果は、顔が検出された場合を“○”、検出されない場合を“×”として示している。また、レコードR13では、出現スレッシュaの設定値と併せてその出現状態を示している。一方、レコードR15では、消失スレッシュdの設定値と併せてその消失状態を示している。そして、レコードR17の顔枠表示は、顔枠の表示を“ON”、非表示を“OFF”として示している。
図4に示すように、顔枠表示がOFFの状態で最初に顔が検出された際(フレーム1)、出現スレッシュ設定処理によって出現スレッシュaが設定される(例えばa=2)。一方、出現スレッシュaの設定時において消失スレッシュdが“0”にリセットされる。そして、出現スレッシュaに従ってライブビュー画像中に顔が出現したか否かを判定し、フレーム4,5と2フレーム連続して顔が検出されて出現確定条件を満たした時点で出現状態が確定し、顔枠が表示される(フレーム5)。一方、この出現状態の確定時において、消失スレッシュ設定処理によって消失スレッシュdが設定される(例えばd=3)。そして、消失スレッシュdに従ってライブビュー画像中から顔が消失したか否かを判定し、フレーム9,10,11と顔が検出されない状態が3フレーム連続して消失確定条件を満たした時点で消失状態が確定し、顔枠が非表示となる(フレーム11)。一方、この消失状態の確定時において出現スレッシュaが“0”にリセットされる。
その後は、同様の処理を繰り返す。すなわち、フレーム11で顔枠表示がOFFとなった後、次に顔が検出された際に(フレーム13)、出現スレッシュ設定処理によって出現スレッシュaが設定される(例えばa=1)。このとき消失スレッシュdがリセットされる。そして、出現スレッシュaに従ってライブビュー画像中に顔が出現したか否かを判定し、続いて顔が検出されたフレーム14で出現状態が確定して顔枠が表示される。またこのとき、消失スレッシュ設定処理によって消失スレッシュdが設定される(例えばd=4)。
図5は、このデジタルカメラ1のシステム構成を示すブロック図である。図5に示すように、デジタルカメラ1は、レンズ系ユニット10、駆動部11、撮像部12、A−AMP13、ADC14、画像処理部15、CPU17、ビデオエンコーダ18、表示部19、操作部20、一時記録部21、記録部22等を含む。そして、ADC14と、画像処理部15と、CPU17と、ビデオエンコーダ18と、一時記録部21と、記録部22とがバス23を介して接続され、データの入出力が可能に構成されている。
レンズ系ユニット10は、撮像レンズ101や絞り103、シャッター105等を含み、駆動部11は、これらレンズ系ユニット10を構成する撮像レンズ101や絞り103、シャッター105に制御信号を出力して各部101,103,105を駆動する。
撮像部12は、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子で構成され、レンズ系ユニット10を通して入射する被写体像をフレーム単位で光電変換し、アナログ電気信号を出力する。撮像部12から出力されたアナログ電気信号は、A−AMP13でゲイン調整処理され、ADC14でデジタル電気信号にA/D変換処理されて、画像データとして出力される。この画像データは、一時記録部21に一時的に保持される。
画像処理部15は、ADC14から出力された画像データに対して各種の画像処理を施すとともに、記録用や表示用に適した画像データに変換する処理を行う。例えば、撮影画像の画像データを記録する際、あるいは記録されている画像データを表示する際等に、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式等に基づく画像データの圧縮処理や伸張処理を行う。この画像処理部15で画像処理された画像データは、記録部22に記録され、あるいはビデオエンコーダ18に出力されて表示部19に表示される。
CPU17は、操作部20からの操作信号等に応じて記録部22からカメラプログラムを読み出して実行し、デジタルカメラ1を構成する各部に対する指示やデータの転送等を行ってデジタルカメラ1の動作を統括的に制御する。例えば、駆動部11、A−AMP13、ADC14、画像処理部15、ビデオエンコーダ18等に制御信号を出力して各部11,13,14,15,18を駆動する。
ビデオエンコーダ18は、表示用に変換された画像データを表示部19に送出して表示させる。例えば撮影モードでは、1フレーム毎に撮像部12から取り込まれて画像処理部15によって画像処理された画像をフレーム単位で表示部19に切換表示させ、ライブビュー画像の表示を行う。一方、再生モードでは、記録部22から読み出されて画像処理部15よって画像処理された撮影画像を表示部19に表示させる。また、このビデオエンコーダ18は、図示しないビデオ信号出力端子に接続された外部機器に対し、必要に応じて表示用の画像データを出力する。これにより、例えば、撮影画像を例えばテレビ等の外部の表示装置に表示させるといったことができるようになっている。
表示部19は、撮影画像やライブビュー画像の他、デジタルカメラ1の各種設定情報等を表示するためのものであり、LCD(Liquid Crystal Display)やELディスプレイ(Electroluminescence Display)等の表示装置で実現される。
操作部20は、撮影の開始指示、撮影モードや再生モードといったモードの設定操作、撮影条件の設定操作等、ユーザによる各種操作を受け付けて操作信号をCPU17に通知するためのものであり、各種機能が割り当てられたボタンスイッチ等で実現される。この操作部20は、図1のレリーズスイッチ3、電源スイッチ4、メニュースイッチ5、十字キー6、およびOKスイッチ7を含む。
一時記録部21は、CPU17の作業用に用いられる。また、一時記録部21は、ADC14から出力される画像データの一時記録用等に使用され、1フレーム毎に撮像部12から取り込まれる画像(ライブビュー画像)の画像データや、撮影タイミングで撮像部12から取り込まれる画像(撮影画像)の画像データ等が一時的に記録される。この一時記録部21は、例えばDRAM等で実現される。
記録部22は、デジタルカメラ1を動作させ、このデジタルカメラ1が備える種々の機能を実現するための各種のカメラプログラムや、このカメラプログラムの実行中に使用されるデータ等を記録しておくためのものである。また、撮影された撮影画像の画像データを記録しておくためのものである。この記録部22は、更新記録可能なフラッシュメモリ等のROMやRAMといった各種ICメモリ、ハードディスク、デジタルカメラ1に着脱自在なメモリカードとその種類に応じた図示しない読み書き装置等によって実現され、必要に応じた記録装置を適宜採用して用いることができる。
続いて、画像処理部15の構成について説明する。図6は、画像処理部15の構成を示すブロック図である。図6に示すように、画像処理部15は、画像データを入力する画像データ入力部151と、画像データを保持する画像データ保持部152と、画像データに対してノイズの除去処理やY/C分離処理等の補正処理を施す画像補正部153と、画像データのフォーマットを変換する画像フォーマット変換部154と、画像データを出力する画像データ出力部155とを含む。また、画像処理部15は、顔検出制御部16と、表示画像生成部156とを含む。
この画像処理部15には、画像データ入力部151から1フレーム毎に画像データが入力される。入力された画像データは、画像データ保持部152に保持される。そして、画像処理部15を構成する各部は、画像データ保持部152を作業用メモリとして用いて画像データを処理し、画像データ出力部155から出力する。
顔検出制御部16は、顔検出情報取得部161と、顔検出部としての顔検出器162と、移動量算出部163と、閾値設定部としての出力スレッシュ設定部164と、出現/消失判定部としての出力スレッシュ判定部165とを含む。
顔検出情報取得部161は、画像データ保持部152に保持されたライブビュー画像の画像データを顔検出器162に出力する。そして、この顔検出器162による顔検出結果を取得するとともに、取得した顔検出結果を移動量算出部163に出力する。
顔検出器162は、顔検出情報取得部161から入力された画像データを処理して顔を検出し、顔検出結果を顔検出情報取得部161に出力する。例えば、顔検出器162は、テンプレートマッチング法によってライブビュー画像中の顔の位置を検出し、目や鼻、口等の顔の特徴点の位置を検出することによって、顔の大きさや向き等を検出する。ここで、顔検出結果には、顔の有無や顔の位置の他、顔情報を構成する顔の大きさや顔の回転角度、顔の傾き、顔の類似度が含まれる。
移動量算出部163は、顔検出情報取得部161から入力される顔検出結果をもとに顔の移動量を算出する。例えば、移動量算出部163は、直前のフレーム(前フレーム)について行った前回の顔検出結果を保持しておき、前フレームの顔検出結果と現フレームについて今回行った顔検出結果とをもとに顔の移動量を算出する。
図7は、移動量算出部163による顔の移動量の算出原理を説明する図である。移動量算出部163は、例えば、前フレームI21における顔の位置(例えばX座標)と現フレームI23における顔の位置(例えばX座標)との差分をフレームI21,I23間の顔の変位として算出する。そして、移動量算出部163は、算出したフレームI21,I23間の顔の変位に現フレームI23について得られた顔の類似度に応じた重み付けを行って顔の移動量を算出する。
例えば図7では、フレームI21,I23間の顔の変位に、現フレームI23について得られた顔の類似度を類似度最大値で除算して得た重み計数を重み付けすることによって、顔の移動量を算出している。ここで、類似度最大値は、顔の類似度として取り得る最大の値(例えば「1000」といった値)である。そして、移動量算出部163は、このようにして算出した値が予め設定される所定の基準値より大きい場合には、算出値を顔の移動量として出力する。一方、移動量算出部163は、算出値が基準値以下の場合には、顔の移動量を「0」として出力する。このように、移動量算出部163は、現フレームI23について得られた顔の類似度を加味して顔の移動量を算出するとともに、算出値が基準値以下の場合には顔の移動量を「0」として出力することによって、顔検出結果のばらつきや誤検出の影響を低減させている。なお、図7の例では、顔の位置としてX座標のみを用いて顔の移動量を算出することとしたが、Y座標や顔の大きさ等を加味して算出することとしてもよい。
出力スレッシュ設定部164は、出現スレッシュ設定処理を行い、顔検出器162による顔検出結果と移動量算出部163によって算出された顔の移動量とをもとに出現スレッシュaを設定する。さらに、出力スレッシュ設定部164は、消失スレッシュ設定処理を行い、顔検出器162による顔検出結果と移動量算出部163によって算出された顔の移動量とをもとに消失スレッシュdを設定する。
出力スレッシュ判定部165は、出力スレッシュ設定部164によって設定された出現スレッシュaに従ってライブビュー画像中に顔が出現したか否かの判定を行い、判定結果を表示画像生成部156に出力する。また、出力スレッシュ判定部165は、出力スレッシュ設定部164によって設定された消失スレッシュdに従ってライブビュー画像中から顔が消失したか否かの判定を行い、判定結果を表示画像生成部156に出力する。
表示画像生成部156は、出力スレッシュ判定部165によって顔の出現状態が確定された場合(ライブビュー画像中に顔が出現したと判定された場合)に顔枠の表示設定をONとし、ライブビュー画像上に検出した顔を示す顔枠を表示した表示画像を生成する。一方、表示画像生成部156は、出力スレッシュ判定部165によって顔の消失状態が確定された場合(ライブビュー画像中から顔が消失したと判定された場合)に顔枠の表示設定をOFFとし、顔枠を非表示として表示画像を生成する。
次に、デジタルカメラ1が行う処理手順について、図8を参照して説明する。なお、図8では、ライブビュー画像上の顔枠表示に関する処理に着目したデジタルカメラ1の処理手順を示している。
図8に示すように、先ず顔検出情報取得部161が、画像データ入力部151によって入力されて画像データ保持部152に保持された現フレームの画像データを顔検出器162に出力し、顔検出器162が顔検出処理を行う(ステップa1)。顔検出器162による顔検出結果は、顔検出情報取得部161に入力される。続いて、移動量算出部163が、現フレームについて行った顔検出結果を前フレームについて行った顔検出結果とをもとに現フレームと前フレームとの間の顔の移動量を算出する(ステップa3)。そして、出力スレッシュ設定部164が、出現スレッシュ設定処理を行う(ステップa5)。ここで、出現スレッシュaが設定される。
出現スレッシュ設定処理によって出現スレッシュaを設定したならば、続いて出力スレッシュ判定部165は、消失スレッシュdを“0”にリセットするとともに(ステップa7)、出現判定カウンタiを初期値“0”にリセットする(ステップa9)。そして、出力スレッシュ判定部165は、出現判定カウンタiを判定し、その値が出現スレッシュa未満の場合には(ステップa11:No)、ステップa13〜ステップa21の処理に移る。
すなわち先ず、顔検出情報取得部161が、ステップa1と同様の要領で画像データ入力部151によって新たに入力されて画像データ保持部152に保持された現フレームの画像データを顔検出器162に出力し、顔検出器162が顔検出処理を行う(ステップa13)。ここで、顔検出情報取得部161は、この顔検出処理の結果顔検出器162から入力された顔検出結果を出力スレッシュ判定部165に出力する。出力スレッシュ判定部165は、ステップa13での顔検出結果を判定し(ステップa15)、顔が検出された場合には出現判定カウンタiをインクリメントして更新する(ステップa17)。一方、出力スレッシュ判定部165は、顔が検出されなかった場合には、出現判定カウンタiを初期値“0”にリセットする(ステップa19)。ここで出現判定カウンタiをリセットするのは、フレーム毎に取り込まれるライブビュー画像から連続して顔が検出された回数が、出現スレッシュaを超えた時点でライブビュー画像上に顔枠を出現(表示)させるためである。続いて、終了操作が入力されなければ(ステップa21:No)、ステップa11に戻る。終了操作が入力された場合には(ステップa21:Yes)、本処理を終える。
そして、出力スレッシュ判定部165は、出現判定カウンタiの値が出現スレッシュa以上であれば(ステップa11:Yes)、ライブビュー画像中に顔が出現したと判定して顔の出現状態を確定する。これに応答し、表示画像生成部156が、結果出力部として顔枠表示をONにし、検出された顔を示す顔枠を表示した表示画像を生成する(ステップa23)。ここでの処理の結果、ライブビュー画像上に顔枠が表示される。
続いて、移動量算出部163が、現フレームについて行った顔検出結果を前フレームについて行った顔検出結果とをもとに現フレームと前フレームとの間の顔の移動量を算出する(ステップa25)。そして、出力スレッシュ設定部164が、消失スレッシュ設定処理を行う(ステップa27)。ここで、消失スレッシュdが設定される。
消失スレッシュ設定処理によって消失スレッシュdを設定したならば、続いて出力スレッシュ判定部165は、消失判定カウンタjを初期値“0”にリセットする(ステップa29)。そして、出力スレッシュ判定部165は、消失判定カウンタjを判定し、その値が消失スレッシュd未満の場合には(ステップa31:No)、ステップa33〜ステップa41の処理に移る。
すなわち、先ず、顔検出情報取得部161が、ステップa1と同様の要領で画像データ入力部151によって新たに入力されて画像データ保持部152に保持された現フレームの画像データを顔検出器162に出力し、顔検出器162が顔検出処理を行う(ステップa33)。このとき、顔検出情報取得部161は、この顔検出処理の結果顔検出器162から入力された顔検出結果を出力スレッシュ判定部165に出力する。出力スレッシュ判定部165は、ステップa33での顔検出結果を判定し(ステップa35)、顔が検出されなかった場合には消失判定カウンタjをインクリメントして更新する(ステップa37)。一方、出力スレッシュ判定部165は、顔が検出された場合には、消失判定カウンタjを初期値“0”にリセットする(ステップa39)。ここで消失判定カウンタjをリセットするのは、フレーム毎に取り込まれるライブビュー画像から連続して顔が検出されなかった回数が、消失スレッシュdを超えた時点でライブビュー画像上の顔枠を消失(非表示)させるためである。続いて、終了操作が入力されなければ(ステップa41:No)、ステップa31に戻る。終了操作が入力された場合には(ステップa41:Yes)、本処理を終える。
そして、出力スレッシュ判定部165は、消失判定カウンタjの値が消失スレッシュd以上であれば(ステップa31:Yes)、ライブビュー画像中から顔が消失したと判定して顔の消失状態を確定する。これに応答し、表示画像生成部156が、結果出力部として顔枠表示をOFFにし、検出された顔を示す顔枠を非表示として表示画像を生成する(ステップa43)。ここでの処理の結果、ライブビュー画像上での顔枠の表示が消失する。続いて、出力スレッシュ設定部164は、出現スレッシュaを“0”にリセットし(ステップa45)、その後ステップa47に移行する。
すなわち、ステップa47では、終了操作の有無を判定し、終了操作が入力されなければ(ステップa47:No)、ステップa1に戻る。終了操作が入力された場合には(ステップa47:Yes)、本処理を終える。
次に、出現スレッシュ設定処理および消失スレッシュ設定処理について説明する。図9は、出現スレッシュ設定処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。なお、図90では、ステップb3〜ステップb31の判定処理によって図9中に向かって右側に処理が分岐していく程顔枠が出現し難くなるように、出現スレッシュaに設定される値が大きくなる。また、図10は、消失スレッシュ設定処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。そして、図10では、ステップc3〜ステップc31の判定処理によって図10中に向かって右側に処理が分岐していく程顔枠が消失し難くなるように、消失スレッシュdに設定される値が大きくなる。
出現スレッシュ設定処理では、図9に示すように、出力スレッシュ設定部164は、先ず、図8のステップa1で検出された顔検出結果に含まれる顔の大きさ、顔の回転角度、顔の傾き、顔の類似度およびステップa3で算出された顔の移動量を顔情報として取得する(ステップb1)。
そして、出力スレッシュ設定部164は、顔の大きさが予め設定される所定の閾値以下か否かを判定し、閾値より大きければ(ステップb3:No)、ステップb5に移行する。閾値以下の場合には(ステップb3:Yes)、ステップb7に移行する。このように、出現スレッシュ設定処理では、顔のサイズが小さい場合には、顔検出が不安定となることを想定して出現スレッシュaの値を大きく設定するように処理を図9中の右側へと分岐させる。これに対し、顔がある程度大きければ出現スレッシュaの値を小さく設定し、レスポンス良く顔枠が表示されるようにする。
ステップb5では、出力スレッシュ設定部164は、顔の回転角度をもとにライブビュー画像中の顔が正面向きまたは正面向きを基準として所定の回転角度範囲内を向いているか否かを判定し、正面向きまたは所定の回転角度範囲内の場合には(ステップb5:Yes)、ステップb9に移行する。正面向きから所定の角度範囲外であれば(ステップb5:No)、ステップb11に移行する。また、ステップb7では、出力スレッシュ設定部164は、ステップb5と同様にして顔の回転角度を判定し、顔の回転角度が正面向きまたは所定の回転角度範囲内の場合には(ステップb7:Yes)、ステップb11に移行する。正面向きから所定の角度範囲外であれば(ステップb7:No)、ステップb13に移行する。このように、出現スレッシュ設定処理では、顔が正面から大きく外れた方向を向いている場合には、顔検出が不安定となることを想定して出現スレッシュaの値を大きく設定するように処理を図9中の右側へと分岐させる。これに対し、顔がほぼ正面を向いている場合には出現スレッシュaの値を小さく設定し、レスポンス良く顔枠が表示されるようにする。
ステップb9では、出力スレッシュ設定部164は、顔の傾きをもとにライブビュー画像中の顔がこのライブビュー画像の縦方向に対して傾きなしまたは傾きなしの状態を基準として所定の傾き角度範囲内か否かを判定し、傾きなしまたは所定の傾き角度範囲内の場合には(ステップb9:Yes)、ステップb15に移行する。傾きなしの状態を基準とした所定の傾き角度範囲外であれば(ステップb9:No)、ステップb17に移行する。また、ステップb11では、出力スレッシュ設定部164は、ステップb9と同様にして顔の傾きが傾きなしまたは傾きなしの状態を基準として所定の傾き角度範囲内か否かを判定し、傾きなしまたは所定の傾き角度範囲内の場合には(ステップb11:Yes)、ステップb17に移行する。傾きなしの状態を基準とした所定の傾き角度範囲外であれば(ステップb11:No)、ステップb19に移行する。また、ステップb13でも、出力スレッシュ設定部164は、ステップb9と同様にして傾きなしまたは傾きなしの状態を基準として所定の傾き角度範囲内か否かを判定し、傾きなしまたは所定の傾き角度範囲内の場合には(ステップb13:Yes)、ステップb19に移行する。傾きなしの状態を基準とした所定の傾き角度範囲外であれば(ステップb13:No)、ステップb21に移行する。このように、出現スレッシュ設定処理では、ライブビュー画像の縦方向に対して顔が大きく傾いている場合には、顔検出が不安定となることを想定して出現スレッシュaの値を大きく設定するように処理を図9中の右側へと分岐させる。これに対し、顔の傾きが小さい場合には出現スレッシュaの値を小さく設定し、レスポンス良く顔枠が表示されるようにする。
ステップb15では、出力スレッシュ設定部164は、顔の移動量が予め設定される所定の閾値未満か否かを判定し、閾値未満の場合には(ステップb15:Yes)、ステップb23に移行する。閾値以上であれば(ステップb15:No)、ステップb25に移行する。また、ステップb17では、出力スレッシュ設定部164は、ステップb15と同様にして顔の移動量が所定の閾値未満か否かを判定し、閾値未満の場合には(ステップb17:Yes)、ステップb25に移行する。閾値以上であれば(ステップb17:No)、ステップb27に移行する。また、ステップb19でも、出力スレッシュ設定部164は、ステップb15と同様にして顔の移動量が所定の閾値未満か否かを判定し、閾値未満の場合には(ステップb19:Yes)、ステップb27に移行する。閾値以上であれば(ステップb19:No)、ステップb29に移行する。さらに、ステップb21でも、出力スレッシュ設定部164は、ステップb15と同様にして顔の移動量が所定の閾値未満か否かを判定し、閾値未満の場合には(ステップb21:Yes)、ステップb29に移行する。閾値以上であれば(ステップb21:No)、ステップb31に移行する。このように、出現スレッシュ設定処理では、顔の移動量が大きい場合には、出現スレッシュaの値を大きく設定するように処理を図9中の右側へと分岐させる。これに対し、顔の移動量が小さくほぼ静止しているような場合には出現スレッシュaの値を小さく設定し、動きのないあるいは動きの小さい顔に対してはレスポンス良く顔枠が表示されるようにする。
ステップb23では、出力スレッシュ設定部164は、顔の類似度が所定の閾値以上か否かを判定し、閾値以上の場合には(ステップb23:Yes)、ステップb33に移行する。閾値未満であれば(ステップb23:No)、ステップb35に移行する。また、ステップb25では、出力スレッシュ設定部164は、ステップb23と同様にして顔の類似度が所定の閾値以上か否かを判定し、閾値以上の場合には(ステップb25:Yes)、ステップb35に移行する。閾値未満であれば(ステップb25:No)、ステップb37に移行する。また、ステップb27でも、出力スレッシュ設定部164は、ステップb23と同様にして顔の移動量が所定の閾値以上か否かを判定し、閾値以上の場合には(ステップb27:Yes)、ステップb37に移行する。閾値未満であれば(ステップb27:No)、ステップb39に移行する。また、ステップb29でも、出力スレッシュ設定部164は、ステップb23と同様にして顔の移動量が所定の閾値以上か否かを判定し、閾値以上の場合には(ステップb29:Yes)、ステップb39に移行する。閾値未満であれば(ステップb29:No)、ステップb41に移行する。さらに、ステップb31でも、出力スレッシュ設定部164は、ステップb23と同様にして顔の移動量が所定の閾値以上か否かを判定し、閾値以上の場合には(ステップb31:Yes)、ステップb41に移行する。閾値未満であれば(ステップb31:No)、ステップb43に移行する。このように、出現スレッシュ設定処理では、顔の類似度が低い場合には顔検出が不安定となることを想定して出現スレッシュaの値を大きく設定するように処理を図9中の右側へと分岐させる。これに対し、顔の類似度が高ければ出現スレッシュaの値を小さく設定し、レスポンス良く顔枠が表示されるようにする。
そして、出力スレッシュ設定部164は、ステップb33では出現スレッシュaを“1”に設定する。同様にして、ステップb35では、出力スレッシュ設定部164は、出現スレッシュaを“1”に設定する。また、ステップb37では、出力スレッシュ設定部164は、出現スレッシュaを“2”に設定する。同様にして、ステップb39では、出力スレッシュ設定部164は、出現スレッシュaを“2”に設定する。また、ステップb41では、出力スレッシュ設定部164は、出現スレッシュaを“3”に設定する。同様にして、ステップb43では、出力スレッシュ設定部164は、出現スレッシュaを“3”に設定する。
そして、ステップb33、ステップb35、ステップb37、ステップb39、ステップb41またはステップb43で出現スレッシュaを設定したならば図8のステップa5にリターンし、その後ステップa7に移行する。
一方、消失スレッシュ設定処理では、図10に示すように、出力スレッシュ設定部164は、先ず、直前の顔検出処理の結果得られた顔の大きさ、顔の回転角度、顔の傾き、顔の類似度および図8ステップa25で算出された顔の移動量を顔情報として取得する(ステップc1)。
そして、出力スレッシュ設定部164は、顔の大きさが予め設定される所定の閾値以下か否かを判定し、閾値より大きければ(ステップc3:No)、ステップc5に移行する。閾値以下の場合には(ステップc3:Yes)、ステップc7に移行する。このように、消失スレッシュ設定処理では、顔のサイズが小さい場合には消失スレッシュdの値を大きく設定して顔枠を消失し難くする。一方、顔がある程度大きければ消失スレッシュdの値を小さく設定し、レスポンス良く顔枠が消失されるようにする。
ステップc5では、出力スレッシュ設定部164は、顔の回転角度をもとにライブビュー画像中の顔が正面向きまたは正面向きを基準として所定の回転角度範囲内を向いているか否かを判定し、正面向きまたは所定の回転角度範囲外の場合には(ステップc5:No)、ステップc9に移行する。正面向きから所定の角度範囲内であれば(ステップc5:Yes)、ステップc11に移行する。また、ステップc7では、出力スレッシュ設定部164は、ステップc5と同様にして顔の回転角度を判定し、顔の回転角度が正面向きまたは所定の回転角度範囲外の場合には(ステップc7:No)、ステップc11に移行する。正面向きから所定の角度範囲内であれば(ステップc7:Yes)、ステップc13に移行する。このように、消失スレッシュ設定処理では、顔が正面から大きく外れた方向を向いている場合には消失スレッシュdの値を小さく設定し、レスポンス良く顔枠が消失されるようにする。一方、顔がほぼ正面を向いていれば消失スレッシュdの値を大きく設定して顔枠を消失し難くする。
ステップc9では、出力スレッシュ設定部164は、顔の傾きをもとにライブビュー画像中の顔がこのライブビュー画像の縦方向に対して傾きなしまたは傾きなしの状態を基準として所定の傾き角度範囲内か否かを判定し、傾きなしまたは所定の傾き角度範囲外の場合には(ステップc9:No)、ステップc15に移行する。傾きなしの状態を基準とした所定の傾き角度範囲内であれば(ステップc9:Yes)、ステップc17に移行する。また、ステップc11では、出力スレッシュ設定部164は、ステップc9と同様にして顔の傾きが傾きなしまたは傾きなしの状態を基準として所定の傾き角度範囲内か否かを判定し、傾きなしまたは所定の傾き角度範囲外の場合には(ステップc11:No)、ステップc17に移行する。傾きなしの状態を基準とした所定の傾き角度範囲内であれば(ステップc11:Yes)、ステップc19に移行する。また、ステップc13でも、出力スレッシュ設定部164は、ステップc9と同様にして傾きなしまたは傾きなしの状態を基準として所定の傾き角度範囲内か否かを判定し、傾きなしまたは所定の傾き角度範囲外の場合には(ステップc13:No)、ステップc19に移行する。傾きなしの状態を基準とした所定の傾き角度範囲内であれば(ステップc13:Yes)、ステップc21に移行する。このように、消失スレッシュ設定処理では、ライブビュー画像の縦方向に対して顔が大きく傾いている場合には消失スレッシュdの値を小さく設定し、レスポンス良く顔枠が消失されるようにする。一方、顔の傾きが小さければ消失スレッシュdの値を大きく設定して顔枠を消失し難くする。
ステップc15では、出力スレッシュ設定部164は、顔の移動量が予め設定される所定の閾値未満か否かを判定し、閾値以上の場合には(ステップc15:No)、ステップc23に移行する。閾値未満であれば(ステップc15:Yes)、ステップc25に移行する。また、ステップc17では、出力スレッシュ設定部164は、ステップc15と同様にして顔の移動量が所定の閾値未満か否かを判定し、閾値以上の場合には(ステップc17:No)、ステップc25に移行する。閾値未満であれば(ステップc17:Yes)、ステップc27に移行する。また、ステップc19でも、出力スレッシュ設定部164は、ステップc15と同様にして顔の移動量が所定の閾値未満か否かを判定し、閾値以上の場合には(ステップc19:No)、ステップc27に移行する。閾値未満であれば(ステップc19:Yes)、ステップc29に移行する。さらに、ステップc21でも、出力スレッシュ設定部164は、ステップc15と同様にして顔の移動量が所定の閾値未満か否かを判定し、閾値以上の場合には(ステップc21:No)、ステップc29に移行する。閾値未満であれば(ステップc21:Yes)、ステップc31に移行する。このように、消失スレッシュ設定処理では、顔の移動量が小さくほぼ静止しているような場合には消失スレッシュdの値を大きく設定して顔枠を消失し難くする。一方、顔の移動量が大きい場合には消失スレッシュdの値を小さく設定し、レスポンス良く顔枠が消失されるようにする。
ステップc23では、出力スレッシュ設定部164は、顔の類似度が予め設定される所定の閾値以上か否かを判定し、閾値以上の場合には(ステップc23:Yes)、ステップc33に移行する。閾値未満であれば(ステップc23:No)、ステップc35に移行する。また、ステップc25では、出力スレッシュ設定部164は、ステップc23と同様にして顔の類似度が所定の閾値以上か否かを判定し、閾値以上の場合には(ステップc25:Yes)、ステップc35に移行する。閾値未満であれば(ステップc25:No)、ステップc37に移行する。また、ステップc27でも、出力スレッシュ設定部164は、ステップc23と同様にして顔の移動量が所定の閾値以上か否かを判定し、閾値以上の場合には(ステップc27:Yes)、ステップc37に移行する。閾値未満であれば(ステップc27:No)、ステップc39に移行する。また、ステップc29でも、出力スレッシュ設定部164は、ステップc23と同様にして顔の移動量が所定の閾値以上か否かを判定し、閾値以上の場合には(ステップc29:Yes)、ステップc39に移行する。閾値未満であれば(ステップc29:No)、ステップc41に移行する。さらに、ステップc31でも、出力スレッシュ設定部164は、ステップc23と同様にして顔の移動量が所定の閾値以上か否かを判定し、閾値以上の場合には(ステップc31:Yes)、ステップc41に移行する。閾値未満であれば(ステップc31:No)、ステップc43に移行する。このように、消失スレッシュ設定処理では、顔の類似度が低い場合には消失スレッシュdの値を大きく設定して顔枠を消失し難くする。一方、顔の類似度が高ければ消失スレッシュdの値を小さく設定し、レスポンス良く顔枠が消失されるようにする。
そして、出力スレッシュ設定部164は、ステップc33では消失スレッシュdを“1”に設定する。また、ステップc35では、出力スレッシュ設定部164は、消失スレッシュdを“2”に設定する。同様にして、ステップc37では、出力スレッシュ設定部164は、消失スレッシュdを“2”に設定する。また、ステップc39では、出力スレッシュ設定部164は、消失スレッシュdを“3”に設定する。同様にして、ステップc41では、出力スレッシュ設定部164は、消失スレッシュdを“3”に設定する。また、ステップc43では、出力スレッシュ設定部164は、消失スレッシュdを“4”に設定する。
そして、ステップc33、ステップc35、ステップc37、ステップc39、ステップc41またはステップc43で消失スレッシュdを設定したならば図8ステップa27にリターンし、その後ステップa29に移行する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、顔検出器162による顔検出結果をもとに出現スレッシュaおよび消失スレッシュdを設定する。そして、顔検出器162によってライブビュー画像中から顔が検出された場合には、設定した出現スレッシュaに従ってライブビュー画像中に顔が出現したか否かを判定する。一方、顔検出器162によってライブビュー画像中から顔が検出されなかった場合には、設定した消失スレッシュdに従ってライブビュー画像中から顔が消失したか否かを判定する。したがって、顔検出器162による顔検出結果のばらつきの影響を低減してライブビュー画像中に顔が出現したか否かの判定やライブビュー画像中から顔が消失したか否かの判定を安定して行うことができるので、安定した顔検出の結果出力が可能となる。そして、本実施の形態では、この顔検出の結果出力を用い、顔が出現したと判定された場合にはライブビュー画像上に顔枠を表示させ、顔が消失したと判定された場合にはライブビュー画像上の顔枠を非表示とすることができる。したがって、安定した見易い顔枠の表示が実現でき、顔枠の表示・非表示が繰り返されてちらつく等の不具合を防止することができる。
また、顔検出結果から得られる顔の大きさ、顔の回転角度、顔の傾き、顔の移動量および顔の類似度を組み合わせて用いることによって、出現スレッシュaおよび消失スレッシュdを適切に設定することができる。例えば、前後のフレーム間で取得される顔検出結果にばらつきが生じ易く不安定な顔検出が想定される場合には出現スレッシュaおよび消失スレッシュdを大きく設定することができる。一方、安定した顔検出が想定される場合にはこれらの値を小さく設定することができる。
なお、顔の消失確定条件を満たさないフレームでライブビュー画像から顔が検出されなかった場合(図3(c)のような場合)には、前回位置に顔枠を表示することとしてもよい。あるいは、過去の顔枠の表示位置をもとに今回の顔枠の表示位置を補完するようにしてもよい。
以上、この発明の好適な実施の形態について説明したが、この発明は、上記したものに限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、上記した実施の形態では、全フレームを対象として顔の出現/消失を判定する場合について説明したが、所定のサンプリング周期で行うようにしてもよい。図11は、変形例におけるサンプリング周期を説明する図である。図11に示すように、本変形例では、ライブビュー画像を所定の間隔でサンプリングする。このとき、顔情報を構成する顔の移動量は、例えば前回サンプリングしたライブビュー画像I31と今回サンプリングしたライブビュー画像I33との間で算出するようにしてもよい。
図12は、ライブビュー画像の表示フレームレートと顔枠表示制御の処理レートとの対応関係の一例を示す図である。図12に示す例では、ライブビュー画像の表示フレームレートが高フレームレートの場合(例えば300f/s)の顔枠表示制御を100f/sで行うこととし、通常の表示フレームレートの場合(例えば60f/s)の顔枠表示制御を60f/sで行うこととしている。このようにすれば、例えば高フレームレートの場合の顔の出現/消失判定の処理レートを低下させることができるので、ライブビュー画像の表示フレームレートによらずに安定した顔検出結果の出力が実現できる。したがって、安定した見易い顔枠の表示が実現できる。ここで、サンプリング周期については、予め表示フレームレートに応じて固定値として設定してもよいし、例えばユーザが指定した値を設定できるように構成してもよい。
図13は、本変形例のデジタルカメラの画像処理部15bの構成を示すブロック図である。本変形例のデジタルカメラは、図5に示したデジタルカメラ1の構成において、画像処理部15に換えて図13の画像処理部15bを備えた構成で実現できる。なお、図13において、図6と同様の構成要素には同一の符号を付している。
図13に示すように、本変形例の画像処理部15bは、画像データ入力部151と、画像データ保持部152bと、画像補正部153と、画像フォーマット変換部154と、画像データ出力部155と、顔検出制御部16bと、表示画像生成部156とを含み、顔検出制御部16bは、顔検出情報取得部161bと、顔検出器162と、移動量算出部163bと、出力スレッシュ設定部164bと、出力スレッシュ判定部165bと、サンプリング周期制御部166bとを含む。
そして、サンプリング周期制御部166bは、画像データ保持部152bと、顔検出制御部16bを構成する顔検出情報取得部161b、移動量算出部163b、出力スレッシュ設定部164bおよび出力スレッシュ判定部165bを制御して所定のサンプリング周期で各部の処理を同期させる。
また、移動量算出部163bは、顔検出器162が検出するフレーム毎の顔検出結果をもとに、サンプルリング周期毎の顔の移動量を算出する。先ず、移動量算出部163bは、上記した実施の形態で図7を参照して説明したように、隣接するフレーム間の顔の移動量を算出する。具体的には、移動量算出部163bは、前フレームにおける顔の位置と現フレームにおける顔の位置との差分をフレーム間の顔の変位として算出し、算出したフレーム間の顔の変位に、現フレームについて得られた顔の類似度に応じた重み付けを行って顔の移動量を算出する。そして、移動量算出部163bは、算出した顔の移動量をサンプリング周期毎に積算し、積算値を現サンプリング周期における顔の移動量として出力する。なお、本変形例の出現スレッシュ設定処理および消失スレッシュ設定処理では、このようにして移動量算出部163bがサンプリング周期毎に算出した顔の移動量を閾値処理し、予め設定される所定の閾値未満か否かを判定することによって、出現スレッシュaや消失スレッシュdを設定する。
次に、本変形例のデジタルカメラが行う処理手順について、図14および図15を参照して説明する。なお、図14および図15では、ライブビュー画像上の顔枠表示に関する処理に着目したデジタルカメラが行う処理手順を示している。
本変形例では、先ずサンプリング周期制御部166bが、サンプリングカウンタkをリセットするとともに(ステップd1)、サンプリング周期pを設定する(ステップd3)。上記したようにこのサンプリング周期pの値は、適宜の値を設定することができる。
続いて、顔検出情報取得部161bが、画像データ入力部151によって入力されて画像データ保持部152bに保持された現フレームの画像データを顔検出器162に出力し、顔検出器162が顔検出処理を行う(ステップd5)。顔検出器162による顔検出結果は、顔検出情報取得部161bに入力される。
そして、サンプリング周期制御部166bが、サンプリングを行うか否かを判定する。すなわち、k%p==0の場合には(ステップd7:Yes)、サンプリングを行うこととしてステップd11に移行する。一方サンプリング周期制御部166bは、k%p==0でなければ(ステップd7:No)、現フレームのライブビュー画像のサンプリングを行わずにサンプリングカウンタkをインクリメントして更新し(ステップd9)、ステップd5に戻る。
そして、ステップd11では、移動量算出部163bが、現フレームについて行った顔検出結果を前フレームについて行った顔検出結果とをもとに現フレームと前フレームとの間の顔の移動量を算出する(ステップd11)。そして、出力スレッシュ設定部164bが、出現スレッシュ設定処理を行う(ステップd13)。この出現スレッシュ設定処理は、図9に示して説明した処理手順と同様にして行われ、出現スレッシュaが設定される。
出現スレッシュ設定処理によって出現スレッシュaを設定したならば、続いて出力スレッシュ判定部165bは、消失スレッシュdを“0”にリセットするとともに(ステップd15)、出現判定カウンタiを初期値“0”にリセットする(ステップd17)。また、サンプリング周期制御部166bが、サンプリングカウンタkをインクリメントして更新し(ステップd19)、ステップd21に移行する。
すなわち、ステップd21では、出力スレッシュ判定部165bが出現判定カウンタiを判定し、その値が出現スレッシュa未満の場合には(ステップd21:No)、ステップd23〜ステップd35の処理に移る。
すなわち先ず、顔検出情報取得部161bが、ステップd5と同様の要領で画像データ入力部151によって新たに入力されて画像データ保持部152bに保持された現フレームの画像データを顔検出器162に出力し、顔検出器162が顔検出処理を行う(ステップd23)。ここで、顔検出情報取得部161bは、この顔検出処理の結果顔検出器162から入力された顔検出結果を出力スレッシュ判定部165bに出力する。
続いて、サンプリング周期制御部166bが、サンプリングを行うか否かを判定する。すなわち、k%p==0の場合には(ステップd25:Yes)、サンプリングを行うこととしてステップd27に移行する。一方、k%p==0でなければ(ステップd25:No)、現フレームのライブビュー画像のサンプリングを行わなずにステップd33に移行する。
そして、ステップd27では、出力スレッシュ判定部165bが、ステップd25での顔検出結果を判定し、顔が検出された場合には出現判定カウンタiをインクリメントして更新する(ステップd29)。その後、ステップd33に移行する。一方、出力スレッシュ判定部165bは、顔が検出されなかった場合には、出現判定カウンタiを初期値“0”にリセットする(ステップd31)。その後、ステップd33に移行する。
そして、ステップd33では、サンプリング周期制御部166bが、サンプリングカウンタkをインクリメントして更新する。続いて、終了操作が入力されなければ(ステップd35:No)、ステップd21に戻る。終了操作が入力された場合には(ステップd35:Yes)、本処理を終える。
そして、出力スレッシュ判定部165bは、出現判定カウンタiの値が出現スレッシュa以上であれば(ステップd21:Yes)、ライブビュー画像中に顔が出現したと判定して顔の出現状態を確定する。これに応答して表示画像生成部156が、顔枠表示をONにして検出された顔を示す顔枠を表示した表示画像を生成する(ステップd37)。ここでの処理の結果、ライブビュー画像上に顔枠が表示される。
続いて、図15に示すように、移動量算出部163bが、現フレームについて行った顔検出結果を前フレームについて行った顔検出結果とをもとに現フレームと前フレームとの間の顔の移動量を算出する(ステップd39)。そして、出力スレッシュ設定部164bが、消失スレッシュ設定処理を行う(ステップd41)。この消失スレッシュ設定処理は、図10に示して説明した処理手順と同様にして行われ、消失スレッシュdが設定される。
消失スレッシュ設定処理によって消失スレッシュdを設定したならば、続いて出力スレッシュ判定部165bは、消失判定カウンタjを初期値“0”にリセットする(ステップd43)。そして、出力スレッシュ判定部165bは、消失判定カウンタjを判定し、その値が消失スレッシュd未満の場合には(ステップd45:No)、ステップd47〜ステップd59の処理に移る。
すなわち先ず、顔検出情報取得部161bが、図14のステップd5と同様の要領で画像データ入力部151によって新たに入力されて画像データ保持部152bに保持された現フレームの画像データを顔検出器162に出力し、顔検出器162が顔検出処理を行う(ステップd47)。このとき、顔検出情報取得部161bは、この顔検出処理の結果顔検出器162から入力された顔検出結果を出力スレッシュ判定部165bに出力する。
続いて、サンプリング周期制御部166bが、サンプリングを行うか否かを判定する。すなわち、k%p==0の場合には(ステップd49:Yes)、サンプリングを行うこととしてステップd51に移行する。一方、k%p==0でなければ(ステップd49:No)、現フレームのライブビュー画像のサンプリングを行わなずにステップd57に移行する。
そして、ステップd51では、出力スレッシュ判定部165bが、ステップd49での顔検出結果を判定し、顔が検出されなかった場合には消失判定カウンタjをインクリメントして更新する(ステップd53)。その後、ステップd57に移行する。一方、出力スレッシュ判定部165bは、顔が検出された場合には、消失判定カウンタjを初期値“0”にリセットする(ステップd55)。その後、ステップd57に移行する。
そして、ステップd57では、サンプリング周期制御部166bがサンプリングカウンタkをインクリメントして更新する。続いて、終了操作が入力されなければ(ステップd59:No)、ステップd45に戻る。終了操作が入力された場合には(ステップd59:Yes)、本処理を終える。
そして、出力スレッシュ判定部165bは、消失判定カウンタjの値が消失スレッシュd以上であれば(ステップd45:Yes)、ライブビュー画像中から顔が消失したと判定して顔の消失状態を確定する。これに応答して表示画像生成部156が、顔枠表示をOFFにして検出された顔を示す顔枠を非表示として表示画像を生成する(ステップd61)。続いて、出力スレッシュ設定部164bは、出現スレッシュaを“0”にリセットし(ステップd63)、その後ステップd65に移行する。
すなわち、ステップd65では、終了操作の有無を判定し、終了操作が入力されなければ(ステップd65:No)、図14のステップd5に戻る。終了操作が入力された場合には(ステップd65:Yes)、本処理を終える。
本変形例によれば、所定のサンプリング周期で顔の出現/消失を判定することができるので、より安定した顔検出結果の出力が行える。なお、本変形例では、顔検出処理についてはフレーム毎に行うこととしたが、サンプリング周期で行うようにしてもよい。すなわち、図14にでは、ステップd5において顔検出処理を行うこととしたが、ステップd7でk%p==0と判定した後に顔検出処理を行うようにしてもよい。同様に、ステップd23で顔検出処理を行うこととしたが、ステップd25でk%p==0と判定した後に顔検出処理を行うようにしてもよい。あるいは、図15のステップd47で顔検出処理を行うこととしたが、ステップd49でk%p==0と判定した後に顔検出処理を行うようにしてもよい。
また、上記した実施の形態では、出現スレッシュaの設定時に消失スレッシュdをリセットし、顔の出現状態が確定した時点で消失スレッシュdを設定し、顔の消失状態が確定した時点で出現スレッシュaをリセットすることとしたが、出現スレッシュaおよび消失スレッシュdを設定およびリセットするタイミングはこれに限定されるものではなく、適宜設定することができる。例えば、出現スレッシュaおよび消失スレッシュdを同時に設定し、同時にリセットするようにしてもよい。例えば、顔枠表示がOFFの状態で最初に顔が検出された際に、出現スレッシュ設定処理によって出現スレッシュaを設定するとともに消失スレッシュ設定処理を行って消失スレッシュdを設定するようにしてもよい。そして、顔の消失状態が確定した時点で出現スレッシュaおよび消失スレッシュdをリセットするようにしてもよい。
また、上記した実施の形態では、ライブビュー画像中から連続して顔が検出された回数が出現スレッシュaと一致したことを顔の出現確定条件としてライブビュー画像中に顔が出現したか否かを判定することとし、ライブビュー画像中から連続して顔が検出された回数が消失スレッシュdと一致したことを顔の消失確定条件としてライブビュー画像中から顔が消失したか否かを判定することとした。これに対し、連続して顔が検出された回数ではなく、m回行った顔検出のうち、n回の顔検出で顔が検出されたことを顔の出現確定条件として顔の出現を判定するようにしてもよい。ここで、m>nであり、nは出現スレッシュaの値である。mとnとの対応関係は例えば予め設定しておく。同様にして、m回行った顔検出のうち、n回の顔検出で顔が検出されないことを顔の消失確定条件として顔の消失を判定するようにしてもよい。この場合においても、m>nであり、nは消失スレッシュdの値である。
また、上記した実施の形態では、顔の大きさ、顔の回転角度、顔の傾き、顔の移動量および顔の類似度を組み合わせて用い、出現スレッシュaおよび消失スレッシュdを設定する場合について説明したが、これらの値を設定する際に用いる顔情報の組み合わせはこれに限定されない。例えば、例示した顔情報のうちのいずれか1つを用いて出現スレッシュaおよび消失スレッシュdを設定することとしてもよい。また、これらの中から2つ以上を適宜選出して組み合わせることとしてもよい。
また、顔検出制御部16を含む画像処理部15等をハードウェアで実現する構成について説明したが、所定のプログラムを実行することによってソフトウェアとして実現することとしてもよい。例えば、この顔検出制御部16を含む画像処理部15の構成を、CPU17が所定のプログラム(顔検出制御プログラム)を実行することによって実現する構成とすることもできる。この場合には、例えば、図8〜図10に示した処理の一部または全部を実現するための顔検出制御プログラムを記録部22に記録しておく。そして、CPU17が、この顔検出制御プログラムを読み出して実行することによって顔検出制御部16または顔検出制御部16を含む画像処理部15の構成を実現するようにしてもよい。
また、上記した実施の形態では、顔の出現判定および消失判定の結果を顔枠の表示・非表示に用い、出現スレッシュaに従ってライブビュー画像中に顔が出現したと判定した場合にライブビュー画像上に顔枠を表示し、消失スレッシュdに従ってライブビュー画像中から顔が消失したと判定した場合の顔枠を非表示とする場合について説明したが、これに限定されない。すなわち、顔の出現判定および消失判定の結果は、露出やフォーカスの制御、画像処理に利用することができ、顔検出の結果出力が安定するのでこれらの処理精度を向上させることができる。
また、上記した実施の形態では、本発明の顔検出制御装置をデジタルカメラに適用した例について説明したが、適用対象はデジタルカメラに限定されず、携帯電話機に付属のカメラやPC付属のカメラに適用してもよい。また、パソコン等を用いて人物等の顔が映る動画を再生する場合に適用することもできる。
デジタルカメラの背面図である。 顔枠の出現原理を説明する図である。 顔枠の消失原理を説明する図である。 顔検出の結果、出現スレッシュ、消失スレッシュおよび顔枠表示の一例を示す図である。 デジタルカメラのシステム構成を示すブロック図である。 画像処理部の構成を示すブロック図である。 移動量算出部による顔の移動量の算出原理を説明する図である。 デジタルカメラが行う処理手順の一例を示すフローチャートである。 出現スレッシュ設定処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 消失スレッシュ設定処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 変形例におけるサンプリング周期を説明する図である。 ライブビュー画像の表示フレームレートと顔枠表示制御の処理レートとの対応関係の一例を示す図である。 変形例における画像処理部の構成を示すブロック図である。 変形例のデジタルカメラが行う処理手順の一例を示すフローチャートである。 変形例のデジタルカメラが行う処理手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 カメラ本体
3 レリーズスイッチ
5 メニュースイッチ
6 十字キー
7 OKスイッチ
10 レンズ系ユニット
101 撮像レンズ
103 絞り
105 シャッター
11 駆動部
12 撮像部
13 A−AMP
14 ADC
15,15b 画像処理部
151 画像データ入力部
152,152b 画像データ保持部
153 画像補正部
154 画像フォーマット変換部
155 画像データ出力部
156 表示画像生成部
16,16b 顔検出制御部
161,161b 顔検出情報取得部
162 顔検出器
163,163b 移動量算出部
164,164b 出力スレッシュ設定部
165,165b 出力スレッシュ判定部
166b サンプリング周期制御部
17 CPU
18 ビデオエンコーダ
19 表示部
20 操作部
21 一時記録部
22 記録部
23 バス

Claims (14)

  1. 連続する画像を順次処理して前記画像中の顔を検出する顔検出部と、
    前記顔検出部による検出結果をもとに、前記画像中における顔の出現状態を確定するための出現確定閾値および前記画像中における顔の消失状態を確定するための消失確定閾値を設定する閾値設定部と、
    前記顔検出部によって顔が検出された場合に前記出現確定閾値に従って前記画像中に顔が出現したか否かを判定するとともに、前記顔検出部によって顔が検出されない場合に前記消失確定閾値に従って前記画像中から顔が消失したか否かを判定する出現/消失判定部と、
    前記出現/消失判定部による判定結果を出力する結果出力部と、
    を備えることを特徴とする顔検出制御装置。
  2. 前記顔検出部は、顔の大きさ、顔の回転角度、顔の傾きおよび顔の類似度の少なくともいずれか1つを検出結果として出力し、
    前記閾値設定部は、前記顔検出部によって検出された顔の大きさ、顔の回転角度、顔の傾きおよび顔の類似度のうちの1つまたは複数を用いて前記出現確定閾値および/または前記消失確定閾値を設定することを特徴とする請求項1に記載の顔検出制御装置。
  3. 前記顔検出部による検出結果をもとに、前記連続する画像間の顔の移動量を算出する移動量算出部を備え、
    前記閾値設定部は、前記移動量算出部によって算出された顔の移動量を加味して前記出現確定閾値および/または前記消失確定閾値を設定することを特徴とする請求項2に記載の顔検出制御装置。
  4. 前記移動量算出部は、前記連続する画像間の顔の変位を算出し、前記顔の類似度の値に応じた重み付けを行って前記顔の移動量を算出することを特徴とする請求項3に記載の顔検出制御装置。
  5. 前記閾値設定部は、前記移動量算出部によって算出された顔の移動量が所定の基準値未満の場合に、前記出現確定閾値を小さくまたは前記消失確定閾値を大きく設定することを特徴とする請求項3に記載の顔検出制御装置。
  6. 前記閾値設定部は、前記顔の回転角度をもとに、前記画像中の顔が正面向きの場合または前記正面向きに対して所定の回転角度範囲内を向いている場合に、前記出現確定閾値を小さくまたは前記消失確定閾値を大きく設定することを特徴とする請求項2に記載の顔検出制御装置。
  7. 前記閾値設定部は、前記顔の傾きをもとに、前記画像中の顔が前記画像の縦方向に対して傾きなしの場合または前記画像の縦方向に対して所定の傾き角度範囲内の場合に、前記出現確定閾値を小さくまたは前記消失確定閾値を大きく設定することを特徴とする請求項2に記載の顔検出制御装置。
  8. 前記閾値設定部は、前記顔検出部によって検出された顔の大きさが所定の基準値以下の場合に、前記出現確定閾値および/または前記消失確定閾値を大きく設定することを特徴とする請求項2に記載の顔検出制御装置。
  9. 前記出現/消失判定部は、前記顔検出部によって前記画像中から顔が検出された回数が前記出現確定閾値となった場合に前記画像中に顔が出現したと判定し、前記顔検出部によって前記画像中から顔が検出されない回数が前記消失確定閾値となった場合に前記画像中から顔が消失したと判定することを特徴とする請求項1に記載の顔検出制御装置。
  10. 前記閾値設定部は、前記顔検出部によって最初に顔が検出されたときの検出結果を用いて前記出現確定閾値を設定することを特徴とする請求項1に記載の顔検出制御装置。
  11. 前記閾値設定部は、前記出現/消失判定部が前記画像中に顔が出現したと判定したときの前記顔検出部による検出結果を用いて前記消失確定閾値を設定することを特徴とする請求項1に記載の顔検出制御装置。
  12. 前記閾値設定部は、所定の画像に対して前記顔検出部が行った顔の検出結果をもとに、前記出現確定閾値および前記消失確定閾値の双方の値を設定することを特徴とする請求項1に記載の顔検出制御装置。
  13. コンピュータに、
    連続する画像を順次処理して前記画像中の顔を検出する顔検出手順と、
    前記顔検出手順での検出結果をもとに、前記画像中における顔の出現状態を確定するための出現確定閾値および前記画像中における顔の消失状態を確定するための消失確定閾値を設定する閾値設定手順と、
    前記顔検出手順で顔が検出された場合に、前記出現確定閾値に従って前記画像中に顔が出現したか否かを判定するとともに、前記顔検出手順で顔が検出されない場合に、前記消失確定閾値に従って前記画像中から顔が消失したか否かを判定する出現/消失判定手順と、
    前記出現/消失判定手順での判定結果を出力する結果出力手順と、
    を実行させることを特徴とする顔検出制御プログラム。
  14. 連続する画像を順次処理して前記画像中の顔を検出する顔検出工程と、
    前記顔検出工程での検出結果をもとに、前記画像中における顔の出現状態を確定するための出現確定閾値および前記画像中における顔の消失状態を確定するための消失確定閾値を設定する閾値設定工程と、
    前記顔検出工程で顔が検出された場合に、前記出現確定閾値に従って前記画像中に顔が出現したか否かを判定するとともに、前記顔検出工程で顔が検出されない場合に、前記消失確定閾値に従って前記画像中から顔が消失したか否かを判定する出現/消失判定工程と、
    前記出現/消失判定工程での判定結果を出力する結果出力工程と、
    を含むことを特徴とする顔検出制御方法。
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