JP2010068117A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】測色するカラーチャートを構成する色情報を用いてカラーチャートの天地の判別をするカラーチャートを生成すること。
【解決手段】マネジメントPC102は、入力されたパッチの色情報を色ごとにグルーピングし、カラーチャートの測色方向を特定するための第1の特徴量と第2の特徴量を決定するために、前記グルーピングしたグループに応じて色情報の配列を規定する配列情報を取得し、前記グルーピングしたパッチの色情報と前記取得した配列情報とに従って、前記第1の特徴量となる第1の色情報と、前記第2の特徴量となる第2の色情報とを決定し、該決定した前記第1の色情報をカラーチャートの先頭位置から前記決定した順で配置し、前記第2の色情報をカラーチャートの末尾位置から前記決定した順の逆順で配置するように、前記パッチの色情報を用いてカラーチャートを生成する構成を特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、測色のための複数のパッチが配置されたカラーチャートを生成する情報処理装置の制御に関する。
カラーチャートの色を定量的に把握する方法として色情報取得装置(以下測色機とする)による測色が用いられる。
しかし、測色機による測色は人の手を介する部分が多く人為的な誤りが発生しやすいのが現状であり、これを防ぐ方法が求められている。
その1つとして、特許文献1のような、カラーチャートの行単位に測色する際に誤って予定した行と異なる行を測色した場合に、各行に埋め込まれた特異点から特徴量を算出し、正誤判定および正しい行の特定を行う色情報取得プログラムが開示されている。
また、測色機による測色データ取得誤りを防ぐという観点から、特許文献2のような、カラーチャートを構成する、隣り合うパッチの色差が所定値以上になるようにパッチの配列を変更するという画像処理システムも開示されている。
特開2005−341035号公報 特開2006−179991号公報
しかしながら、特許文献1に記載の色情報取得プログラムにおいては、行単位の測色誤りの判別と、予定した行と測色した行が異なる場合に対応する行の判別をすることが可能であるが、カラーチャートの天地を逆にして測色してしまった場合に対応することができない。
また、特許文献2に記載の画像処理システムにおいては、隣り合うパッチの色差を所定値以上にすることで測色時に隣り合う2つのパッチを1つのパッチとして誤って識別してしまうことを防ぐことは可能であるが、カラーチャートの天地を逆にして測色してしまった場合の誤認識に対応することができない。
また、測色時に設定情報(例えば、出力色空間の情報)を指定する必要があるが、ユーザが測色時の設定情報を誤って指定してしまう等の人為的ミスが頻発し、再測色等による測色時のタイムロスが発生していた。
そこで、本発明は、測色するカラーチャートを構成する色情報を用いてカラーチャートの天地の判別をするカラーチャートを生成することができる仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、測色のための複数のパッチが配置されたカラーチャートを生成する情報処理装置であって、前記カラーチャートを生成するために該カラーチャートに配列するパッチの色情報を入力する色情報入力手段と、前記色情報入力手段により入力された前記パッチの色情報を、所定の色ごとにグルーピングする第1のグルーピング手段と、前記カラーチャートの測色方向を特定するための第1の特徴量と第2の特徴量を決定するために、前記第1のグルーピング手段でグルーピングされたグループに応じて色情報の配列を規定する配列情報を取得する配列情報取得手段と、前記第1のグルーピング手段によりグルーピングされたパッチの色情報と前記配列情報取得手段により取得される配列情報とに従って、前記第1の特徴量となる第1の色情報と、前記第2の特徴量となる第2の色情報とを決定する色情報決定手段と、前記色情報決定手段により決定された前記第1の色情報をカラーチャート内の第1の箇所に、前記第2の色情報をカラーチャート内の第2の箇所に配置するように、前記パッチの色情報を用いてカラーチャートを生成するカラーチャート生成手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、測色するカラーチャートを構成する色情報を用いてカラーチャートの天地を判別可能なカラーチャートを生成することができる。
また、このように作成されたカラーチャートを用いて測色することにより、誤測色が軽減され、測色時のユーザにかかる負担、測色時のタイムロスを軽減することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
<システム構成の説明>
図1は、本発明の一実施形態を示す色情報取得システムの構成を概略的に示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態にかかる色情報取得システムは、マネジメントPC102と、プリンタ(カラープリンタ)103とが、LAN等のネットワーク104で接続された構成になっている。
この環境内で、プリンタ103は、マネジメントPC102からネットワーク104を経由して送られたプリントジョブを印刷出力する。
マネジメントPC102は、コンピュータ等の情報処理装置で構成される。また、マネジメントPC102は、様々なアプリケーションからプリンタドライバを介してプリントジョブを生成することが出来る。
マネジメントPC102は、USB、SCSI、RS232C等のケーブル105で測色器101と接続されており、測色器101の制御と、測色機101で得られた測色値の処理や測色結果の保存を行う。なお、マネジメントPC102と測色器101は、ネットワーク104を介して接続される構成であってもよい。
本実施形態においては、測色機101とマネジメントPC102を用いて説明しているが、それぞれ複数台であっても構わない。
なお、測色機101は、印刷物等の非測色物に光源を照射し、反射光を検出するセンサで読取られた分光感度を設定された1又は複数の色空間の値に変換して測色値として出力する。例えば、印刷物の分光感度を検出し、例えば、L*a*b*値、L*C*h値、XYZ値、CMYK値等(複数可)で出力する。
<ハードウェア構成の説明>
図2は、図1におけるマネジメントPCに適用可能な情報処理装置のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。
図2において、201はCPUであり、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
また、ROM202あるいは外部メモリ212には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、サーバ或いは各クライアントの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラムやデータ等が記憶されている。
RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、周辺機器インターフェース205は、キーボード209や不図示のマウス等のポインティングデバイスからの入力の制御、ディスプレイ211への表示の制御、測色機101からの入出力の制御、プリンタ103への入出力の制御を行う。なお、ディスプレイ211としてはCRTディスプレイでも液晶ディスプレイであっても他の表示方式のディスプレイでも構わない。
メモリコントローラ(MC)206は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピー(登録商標)ディスク(FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ212へのアクセスを制御する。
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)207は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ211上での表示を可能としている。
また、CPU201は、ディスプレイ211上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するためのプログラムは、外部メモリ212に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
さらに、本発明に係わるプログラムが用いる各種データ及び各種テーブルは外部メモリ212に格納されており、これらについての詳細な説明は後述する。
<機能ブロック図の説明>
図3は、本実施形態に係わる測色機及び測色データの管理を行うマネージメントPC102の機能ブロック図である。
図3において、301は特徴量作成処理部であり、パッチの色値構成を示すパッチ色データ(以下「パッチ色データ」とする)を使って固有の特徴量(以下「特徴量」とする)を作成することが可能かどうかの判定を行う機能(後述する図10のS6−4等に相当)、及び特徴量を算出する機能(図10のS6−10等に相当)を有する。
302は追加パッチ処理部であり、特徴量作成処理部301で特徴量を作成することができないと判定された場合に、特徴量を作成することができるようにパッチ色データに特定の色値(パッチ色データの一つの色を構成するRGB値(もしくはCMYK値)を「色値」と呼ぶ)を追加する機能(図10のS6−8等に相当)を有する。
304はパッチ配列変更処理部であり、特徴量作成処理部301で作成した特徴量を作成することができるようにパッチ色データの並びを変更する機能(後述する図5のS5−14等に相当)、及び変更前後の規則表(以下「変換規則」とする)を作成する機能(図10のS6−11等に相当)を有する。
305はカラーチャート作成処理部であり、パッチ色データをもとにグループA´,グループB´,グループCの色値その構成する色値を画像化したカラーチャート(以下「カラーチャート」とする)を作成する機能(図5のS5−15等に相当)を有する。
306は測色機制御部であり、カラーチャートの測色を行う際に測色機101の制御を行う機能(図14のS7−3,S7−13等に相当)を有する。
307はカラーチャート判別処理部であり、測色機制御部306の測色結果として得られる測色データ(以下「測色データ」)から特徴量を算出する機能、及び前記算出された特徴量に対応するカラーチャートの判別を行う機能(図14のS7−4〜S7−12,S7−14,S7−15等に相当)を有する。
308は測色データ整形処理部であり、カラーチャート判別処理部307で判別されたカラーチャートに対応する変換規則を用いて、測色データの並びを変更する機能(図14のS7−16等に相当)を有する。
303はデータ記憶部であり、カラーチャートの縦横パッチ数、特徴量、ユーザがカラーチャートを識別するために付けるチャート名(以下「チャート名」とする)、変換規則、測色機で取得する測色値の種類(以下「出力色空間」とする)、カラーチャート及びパッチ色データを記憶する機能(図5のS5−17等に相当)を有する。
なお、特徴量作成処理部301、追加パッチ処理部302、パッチ配列変更処理部304、カラーチャート作成処理部305、測色機制御部306、カラーチャート判別処理部307、測色データ整形処理部308、データ記憶部303は、マネジメントPC102のCPU201が、外部メモリ212に記録されたプログラムをRAM202にロードして実行することにより実現される各機能部に相当する。
<システム全体の処理>
次に、本実施形態に係るシステム全体の動作の概要について説明する。
図4は、本実施形態に係るシステム全体の動作を示すフローチャートである。
図4のフローチャートに示すように、本システムは大きく測色チャート作成(S4−1)とチャート測色(S4−2)の2つの処理に分けられる。
なお、測色チャート作成(S4−1)とチャート測色(S4−2)は、マネジメントPC102のCPU201が、外部メモリ212に記録されたプログラムをRAM202にロードして実行することにより実現される。
各処理の詳細な流れは、ステップS4−1は、後述する図5に示す<測色チャート作成処理>で、ステップS4−2は、後述する図14に示す<チャート測色処理>で説明する。
<測色チャート作成処理>
図5は、図4のステップS4−1に示した測色チャート作成処理を説明するフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、マネジメントPC102のCPU201が、外部メモリ212に記録されたプログラムをRAM202にロードして実行することにより実現する。
まず、ステップS5−1において、CPU201は、図示しない画面をディスプレイ211上に表示して、KB209等を介したユーザからのパッチ色データ(以下「データA」とする)の入力を受け付け。そして、CPU201は、入力されたデータAをRAM203に記憶させる。ここで、パッチ色データについて説明する。
図6は、パッチ色データの一例を示す図である。
パッチ色データは、1401に示すRGB信号値、若しくは、1402に示すCMYK信号値等で構成されている。
なお、このパッチ色データの入力は、ユーザがUI(ユーザインタフェース)からパッチ色とする色データを入力しても、予めサンプルとして保持してある色データを指定してもよい。また、このパッチ色データを入力したタイミング(例えば入力順)で、パッチ色データの配置が確定される。
以下、図5のフローチャートの説明に戻る。
次に、ステップS5−2において、CPU201は、S5−1で入力されたデータAを構成する色値の総数(以下、このパッチ色データ(データA)の色値の総数を「総パッチ数」とする)をカウントし(以下「数A」とする)、RAM203に記憶させる。
次に、ステップS5−3において、CPU201は、図示しない画面をディスプレイ211上に表示して、KB209等を介したユーザからの用紙サイズ(以下、「用紙サイズA」とする)の入力を受け付ける。そして、CPU201は、入力された用紙サイズAをRAM203に記憶させる。
次に、ステップS5−4において、CPU201は、上記S5−3で入力された用紙サイズAから、用紙サイズに対応する最大パッチ数(以下「最大パッチ数N」とする)を取得する。そして、CPU201は、取得した最大パッチ数NをRAM203に記憶させる。なお、用紙サイズごとの最大パッチ数は、A4の場合は800といったように予め一意に決めておき、予め外部メモリ212に記憶されているものとするが、予め計算式を定義しておき、用紙サイズから算出するように構成してもよい。
次に、ステップS5−5において、CPU201は、数Aと最大パッチ数Nを比較して、数Aが最大パッチ数N以上であると判断した場合には、ステップS5−6において、ユーザにパッチ数が多すぎることを警告して(例えば、ディスプレイ211に警告メッセージを表示)、処理を終了させる(ステップS5−7)。
一方、上記S5−5において、CPU201は、数Aが最大パッチ数より小さいと判断した場合には、ステップS5−8において、数Aに基づいてチャートの縦横パッチ数(以下「縦横パッチ数XY」とする)を決定する。そして、CPU201は、決定した縦横パッチ数XYをRAM203に記憶させる。
図7は、チャートの縦横パッチ数決定表の一例を示す図である。
なお、縦横パッチ数は、図7に示すように総パッチ数に対応して予め一意に決めておき、外部メモリ212に記憶されているものとするが、予め計算式を定義しておき、総パッチ数から算出するように構成してもよい。
縦横パッチ数が決まったら、以下、特徴量を作成するための処理を行う。
まず、特徴量を作成するために使用することができる色値をデータAから選別する。特徴量を作成するために使用する色値は、既知の独立色空間において特徴があるものを使用する。本実施形態においては、図8に示すように、独立色空間(L*a*b*)の2軸を基準とする平面(a*b*平面)において、中心付近の数値(グループC)と、b軸を基軸にして絶対値がある閾値以上のもの(グループA´、グループB´)を用いている。即ち、CPU201は、入力された各パッチの色情報をL*a*b*空間内の値に変換し、該変換されたL*a*b*空間内のa*b*平面値でグルーピングする。
なお、他の既知の独立色空間(例えばXYZなど)を使用してもよい。
図8は、パッチデータ(データA)の色値の中から特徴量を作成するために使用する色値をグルーピングするイメージを示す図である。
ステップS5−9において、CPU201は、上記データAにグレー(白黒を含む)を示す色値(図8では「グループC」で示される)がある場合、その色値を取得し、RAM203に記憶させる。なお、グレーを示す色値としては、RGB信号の場合は、RGB等価の信号値、CMYK信号の場合はK単色があげられる。
次に、ステップS5−10において、CPU201は、グループA´やグループB´のような、ある閾値を超えたものを選別する。
まず、ステップS5−10において、CPU201は、データAをLUT1(CMYK若しくはRGB空間をLabなどの独立色空間に変換するための既知のルックアップテーブル)で変換することで独立色空間(Lab)のデータ(以下「データB」)を作成する。そして、CPU201は、作成されたデータBをRAM203に記憶させる。なお、LUT1でデータAを変換する際に使用する補間演算などは、既知のものでよいものとする。また、LUT1は、予め外部メモリ212に記憶されているものとする。
次に、ステップS5−11において、CPU201は、図8のように、上記データBをb*が正の値となる色値のグループ(以下「グループA」とする)と負の値となる色値のグループ(以下「グループB」とする)の2つのグループにわける。
さらに、ステップS5−12において、CPU201は、グループA、グループBの中で絶対値がある閾値を超えている色値を選別し、それぞれグループA´、グループB´とする。そして、CPU201は、選別されたグループA´、グループB´をRAM203に記憶させる。なお、閾値に関しては、予め適当な値(b=±40など)を決めておき、外部メモリ212に記憶しておくものとする。
次に、ステップS5−13において、CPU201は、特徴量作成処理を実行して、グループA´、グループB´、グループCの色値を使用して2つの特徴量(以下「特徴量A」,「特徴量B」という)を作成する。なお、CPU201は、作成した特徴量A/特徴量BをRAM203に記憶させる。
なお、S5−13の特徴量作成処理では、グループA´、グループB´、グループCの色値を用いて特徴量を作成するが、グループA´、グループB´、グループC´で特徴量が作成できない場合は、後述するパッチ追加処理(図13)も行う。
また、特徴量を作成するためにデータAの色値の並び替えが必要であれば、変換規則(以下「変換規則A」とする)も作成する。本実施形態では、変換規則には、後述する図12に示すような変更前後の位置情報を記載したデータを使用する。
なお、特徴量作成処理の詳細な処理手順に関しては、後述する図10に示す<特徴量作成処理>で説明する。
また、上記S5−13の特徴量作成処理で変換規則Aが作成されていた場合は、CPU201は、ステップS5−14において、パッチ配列変更処理部304を用いて、変換規則Aを元にデータAの色値の並び替えを行い、新しいパッチ色データ(以下「データC」とする)を作成する。そして、パッチ配列変更処理部304は、作成したデータCをRAM203に記憶させる。ただし、変換規則Aが作成されなかった場合は、CPU201は、データCを作成しないように制御する。
また、変換規則を用いてパッチ色データの並び替えを行ったイメージを後述する図12に示す。
次に、CPU201は、カラーチャート作成処理部305に、ステップS5−15の処理を実行させる。
ステップS5−15では、カラーチャート作成処理部305(即ち、CPU201)は、データC(若しくはデータA)の色値からカラーチャート(以下「カラーチャートA」とする)を作成する。なお、カラーチャート作成処理部305は、作成されたカラーチャートを外部メモリ212に記憶させる。
次に、ステップS5−16において、CPU201は、図示しない画面をディスプレイ211上に表示して、KB209等を介したユーザからのカラーチャートAに対応するチャート名(以下「チャート名A」とする)と出力色間(以下「出力色空間A」とする)の入力を受け付ける。そして、CPU201は、入力されたチャート名Aと出力色空間AをRAM203に記憶させる。
なお、チャート名に関してはユーザが自由に決めてよい。また、出力色空間に関しては、複数指定することも可能である。
次に、CPU201は、データ記憶部303に、ステップS5−17の処理を実行させる。
ステップS5−17では、データ記憶部303は、縦横パッチ数XY(図9の1301)、特徴量(特徴量A,特徴量B)(図9の1302)、チャート名(図9の1303)、変換規則A(図9の1304)、数A(図9の1305)、用紙サイズA(図9の1306)、出力色空間A(図9の1307)、カラーチャートA(図9の1308)、データA(図9の1309)を、外部メモリ212にデータベース(図9)として記憶させ、本フローチャートの処理を終了する。以下、図9の1301〜1309のひとまとまりのデータを総称してチャート情報という。
なお、図5に示す処理が終了した後、CPU201は、ユーザの出力指示に応じて、上記S5−15作成されたカラーチャートを、プリンタドライバを介して、プリンタ103より出力するように制御する。
ここで、本実施形態のデータベース(図9)について説明する。
図9は、本実施形態のデータベースとして記憶される情報のイメージを示す図である。
図9に示すように、データベースは、パッチ数(縦,横)、特徴量(天用(第1の配列情報),地用(第2の配列情報))、チャート名、パッチ位置変換規則、データ数、用紙サイズ、出力色空間、チャート画像データ、パッチ色データ等の項目で構成される。
<特徴量作成処理>
以下、図10を参照して、図5のS5−13に示した特徴量作成処理の詳細を説明する。なお、本実施形態では、縦横パッチ数が同一のものを一つのグループとし、特徴量は同一グループにおいては一意であるものとしている。
図10は、図5のS5−13に示した特徴量作成処理の詳細を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、マネジメントPC102のCPU201が、外部メモリ212に記録されたプログラムをRAM202にロードして実行することにより実現する。
まず、ステップS6−1において、CPU201は、グループA´、グループB´、グループC(以後「パッチグループA」と呼ぶ)の色値の数の合計をカウントする(以下「数B」とする)。そして、CPU201は、カウントした数BをRAM203に記憶させる。
次に、ステップS6−2において、CPU201は、外部メモリ212のデータベース(図9)に記憶されているチャート情報のうち、縦横パッチ数が縦横パッチ数XYと一致するチャート情報の特徴量をすべて取得(以下「特徴グループA」とする)し、その特徴量のグループに基づいてデータベースで使用されていない特徴量(配列情報)のグループ(配置パターン)(以下「特徴グループB」とする)を取得する(配列情報取得)。そして、CPU201は、取得した特徴グループBをRAM203に記憶させる。
なお、本実施形態では、特徴量は5桁の3進数を使用している(詳細は<特徴量算出>部分を参照)ので、特徴グループBは、5桁の3進数の全てから特徴グループAを除いたものとして求められる。
次に、ステップS6−3において、CPU201は、数Bが特徴量を作成するために必要なパッチ数を満たすかを否か判定する。本実施形態では、チャートの天地2つの特徴量を作成するため下記の(式1)を用いて判定する。
「数B≧1つの特徴量作成に必要なパッチ数×2 ・・・(式1)」
なお、特徴量作成処理部301は、この(式1)が成り立つ場合、数Bが特徴量を作成するために必要なパッチ数を満たすと判定し、一方、(式1)が成り立たない場合、数Bが特徴量を作成するために必要なパッチ数を満たしていないと判定する。
また、本実施形態では、1つの特徴量を作成するために必要なパッチ数は「5」とするが、「5」以外の数でもよい。
そして、上記S6−3において、数Bが特徴量を作成するために必要なパッチ数を満たすと判定した場合には(S6−3でYes)、CPU201は、特徴量作成処理部301にステップS6−4の処理を実行させる。
ステップS6−4では、特徴量作成処理部301は、パッチグループAの色値の組み合わせで特徴グループBに含まれる特徴量を天地2つ分作成することができるか判定する。
そして、上記S6−4で、特徴グループBに含まれる特徴量を天地2つ分作成することができると判定した場合には、特徴量作成処理部301は、ステップS6−10において、2つの特徴量(特徴量A、特量量B)を作成する(色情報決定)。詳細には、まず、特徴グループBに含まれる2つの特徴量(特徴量A、特徴量B)を作成することができるパッチグループAの色値の組み合わせとして第1の組合せ(第1の色情報),第2の組合せ(第2の色情報)を決定する。この際、第1の色情報を構成する色値の組合せは、特徴量A(配列情報)を構成するグループを示す数値の配列順に決定され、第2の色情報を構成する色値の組合せは、特徴量B(配列情報)を構成するグループを示す数値の配列順に決定される。さらに、上記第1の色情報から特徴量Aを作成し、上記第2の色情報から特徴量Bを作成し、ステップS6−11に処理を進める。なお、特徴量Aは、カラーチャートの先頭部分から算出される特徴量(以下「天用特徴量」とする)、特徴量Bは、カラーチャートの末尾部分から算出される特徴量(以下「地用特徴量」とする)である。特徴量A,特徴量Bの算出方法は、<特徴量算出処理(色情報決定処理)>で後述する。
図11は、カラーチャート内での天用特徴量と地用特徴量の配置イメージを示す図である。
一方、上記S6−3において、数Bが特徴量を作成するために必要なパッチ数を満たさないと判定した場合には(S6−3でNo)、特徴量作成処理部301は、ステップS6−5に処理を進める。
ステップS6−5では、CPU201は、縦横パッチ数XYと数Aを元に余剰パッチ(余白を埋めるための白パッチ)が存在するかどうか判定する。なお、余剰パッチが存在するかどうかの判断には、縦横パッチ数の縦のパッチ数を縦パッチ数、横のパッチ数を横パッチ数として下記の(式2)を用いる。
「縦パッチ数Y×横パッチ数X>数A ・・・(式2)」
なお、CPU201は、この(式2)が成り立つ場合、余剰パッチが存在すると判断し、一方、(式2)が成り立たない場合、余剰パッチが存在しないと判断する。
そして、上記S6−5において、余剰パッチが存在すると判定した場合には、特徴量作成処理部301は、CPU201が、追加パッチ処理部302に、ステップS6−8の処理を実行させる。
ステップS6−8では、追加パッチ処理部302は、データAに色値を追加する。なお、追加パッチ処理部302は、データAに色値を追加して作成したデータでRAM203に記憶されたデータAを更新する。
なお、S6−8のパッチ追加処理では、パッチの追加によって特徴量が作成可能かどうかも判断しており、作成可能である場合は、特徴量が作成可能であることを示すフラグ(以下「特徴量作成フラグ」とし、RAM203に保持される)をONにする。パッチの追加方法に関しては、後述する図13に示す<パッチ追加処理>で説明する。
次に、ステップS6−9において、CPU201は、特徴量作成フラグがONかどうかを判別する。そして、このS6−9において、特徴量作成フラグがONであると判定した場合には、CPU201は、ステップS6−10において、特徴量作成処理部301により、特徴量A,特徴量Bを作成させ、S6−11に処理を進める。
次に、ステップS6−11では、CPU201は、「天用特徴量」を構成する色値がデータAの一番先頭に配置され、「地用特徴量」を構成する色値がデータAの末尾に配置されるように、変換規則A(図12の1502)を作成する。そして、CPU201は、作成した変換規則AをRAM203に記憶させる。
詳細には、上述した図5のS5−1で入力された際に決定されたパッチの配置位置(変更前位置情報)と、天地に配置するパッチ(特徴量A,特徴量B)の位置情報に従って、再配置した際の変換規則を決定する。なお、図12に示す例は、天地に配置するパッチが変更前にあった位置には、そのパッチの後に(次に)配置されるパッチをつめて再配置させるように構成されている。
即ち、上記S6−11では、特徴量が天用特徴量となる所定数(本実施形態では「5」)の色情報の配列をカラーチャートの先頭位置から前記配列の順(S6−10で決定された順)に配置し、特徴量が地用特徴量となる所定数(本実施形態では「5」)の色情報の配列をカラーチャートの末尾位置から前記配列の逆順(S6−10で決定された順の逆順)に配置するように変化規則(変換テーブル)を生成する。
図12は、本実施形態の変換規則(変換テーブル)の一例を示す図である。
図12において、1502は変換規則であり、変換前位置情報1502a,変換後位置情報1502bから構成され、変換前位置情報1502aで示される位置のパッチ色データを、変換後位置情報1502bで示される位置に配置するように変換させるためのものである。なお、パッチ位置を示す情報は、パッチ位置情報1504に示すように定義されている。
この変換規則1502により、変換前のパッチ色データの配置1501は、変換後のパッチ色データの配置1503に変換される。
なお、変換前のパッチ色データの配置1501は、図5のS5−1で入力されたデータ(図6の1401,1402)に対応する。
以下、図10のフローチャートの説明に戻る。
一方、上記S6−5において余剰パッチが存在しないと判断された場合、若しくは、上記S6−9において特徴量作成フラグがOFFであと判定した場合には、CPU201は、ステップS6−6において、縦横パッチ数を変更する。
本実施形態では、縦横パッチ数の縦パッチ数と横パッチ数で少ないほうに「1」を加算する方法(なお、縦横同数の場合は横パッチ数に「1」を加算する)を採用しているが、これ以外の方法を用いて縦横パッチ数を変更してもよい。
次に、ステップS6−7において、CPU201は、上記S6−6の縦横パッチ数の変更によって発生した余剰パッチ(白パッチ)の増減を元に、RAM203に記憶されたグループCの値を更新する。なお、パッチの追加などによって、縦横パッチ数が変更された場合は、総パッチ数が変わるため、変更前のパッチの配置位置情報も変更される。パッチが追加された場合は、追加されたパッチはS5−1で入力された色データの後ろに追加されるものとし、追加されたパッチの変更前の位置情報は図12を例にとると、「21」からとなる。
上記S6−7の処理が終了すると、特徴量作成処理部301は、ステップS6−2に処理を戻し、特徴量が作成されるまで処理を繰り返すように制御する。
<特徴量算出処理>
次に、図10のステップS6−10で作成される特徴量の算出方法に関して説明する。
特徴量の算出には、パッチグループAを構成するグループA´、グループB´、グループCの色値に対してそれぞれ、「0」、「1」、「2」という数字を割り当てる(数値化)。その数字とパッチの並びから3進数の数字を作成して、作成された数字を特徴量とする。1つのチャートに対して、天地2つの特徴量が作成される。なお、本実施形態では、各グループの色値に対して数値を割り当てているが、数値以外の記号等を割り当てるようにしてもよい。
ここで、図11のカラーチャートを例にとって説明する。
天用特徴量算出用パッチは、図中、左から(1),(13),(3),(8),(2)というふうに色値が並んでいる。これは、図8より(1),(2),(8)がグループA´、(13)がグループB´、(3)がグループCであるとわかるので、作成される特徴量は"01200"と算出される。
また、地用特徴量算出用パッチは、図中、右から(12),(10),(5),(7),(14)というふうに色値が並んでいる。これは、図8より(5),(7)がグループA´、(12),(14)がグループB´、(10)がグループCであるとわかるので、作成される特徴量は"12001"と算出される。
即ち、特徴量算出処理は、入力された色情報のグルーピング結果に基づいて、所定数(本実施形態では「5」)の色情報の配列に対応する特徴量として、各色情報の属するグループを示す情報(本実施形態では「0」,「1」,「2」)を前記各色情報の配列順に配列させた情報(本実施形態では3進数の数値)を算出する処理である。
<パッチ追加処理>
次に、図13を参照して、図10のステップS6−8に示したパッチ追加処理に関して詳細を説明する。
なお、パッチ追加処理は、データAに対して色値を追加することで、特徴量を作成することが出来るようにする処理である。追加する色値は、特徴量を作成するために使用することができるものであればどのような色値でもよいが、黄色(図8の(1))や青色(図8の(4))のように閾値から大きく離れた色を示す色値、若しくは白色(図8の(3))などを使うのが望ましい。
図13は、図10のステップS6−8に示したパッチ追加処理の詳細に関して説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、図3に示したパッチ追加処理部302により実行される。即ち、マネジメントPC102のCPU201が、外部メモリ212に記録されたプログラムをRAM202にロードして実行することにより実現するものである。
まず、ステップS9−1において、追加パッチ処理部302(即ち、CPU201)は、カラーチャートの余剰パッチ数(パッチ数W)を取得する。そして、追加パッチ処理部302は、パッチ数WをRAM203に記憶させる。なお、パッチ数Wは、下記の(式3)から算出することができる。
「パッチ数W=縦パッチ数X×横パッチ数Y−パッチ数N ・・・(式3)」
次に、ステップS9−2において、追加パッチ処理部302は、追加する色値の数(以下「パッチ数C」とする)を設定する。そして、追加パッチ処理部302は、設定したパッチ数CをRAM203に記憶させる。なお、図10のS6−3で特徴量を作成するために複数の色値が足りないと判断された場合は不足分の数が、それ以外の場合は「1」がパッチ数Cとして設定される。例えば、図10のS6−3で特徴量を作成するために色値が3つ足らないと判断された場合は、パッチ数Cは「3」となる。
次に、ステップS9−3において、追加パッチ処理部302は、特徴量作成処理で取得した特徴グループBの1つ目の特徴量を取り出す(以下「特徴量C」とする)。そして、追加パッチ処理部302は、取り出した特徴量CをRAM203に記憶させる。
次に、ステップS9−11において、追加パッチ処理部302は、作成可能な特徴量の数をカウントする変数を「数C」として、数Cに「0」を設定する。そして、追加パッチ処理部302は、設定した数CをRAM203に記憶させる。
次に、ステップS9−4において、追加パッチ処理部302は、パッチグループAに(1),(3),(4)の色(図8)を示す色値のいずれか(重複も可)をパッチ数C個分追加することで、上記S9−3で取り出した特徴量Aを作成することができるか判別する。
そして、上記S9−4において、特徴量Cを作成することが可能であると判別した場合には(S9−4でYes)、追加パッチ処理部302は、ステップS9−12において、数Cに「1」を加算する。
次に、ステップS9−13において、追加パッチ処理部302は、「数C=2」かどうか(つまり特徴量が2つ(天用,地用)作成できるかどうか)を判別する。
そして、上記S9−13において、「数C=2」(つまり特徴量が2つ作成できる)と判断した場合には、追加パッチ処理部302は、ステップS9−9において、特徴量作成フラグをONにして、本フローチャートの処理を終了する。
一方、S9−4において、特徴量Cを作成することができないと判別した場合、若しくは、上記S9−13で「数C=2」でないと判別した場合には、追加パッチ処理部302は、ステップS9−5に処理を進め、特徴グループBに未だ特徴量が存在するかどうかを判別する。
そして、上記9−5において、特徴グループBに特徴量があると判別した場合には、追加パッチ処理部302は、ステップS9−10において、「特徴量C」として特徴グループBから次の新しい特徴量を取得して、ステップS9−4に処理を戻す。
一方、上記9−5において、特徴グループBに特徴量がないと判別した場合には、追加パッチ処理部302は、ステップS9−6において、パッチ数Cに「1」を加算して追加する色値を増やす。
次に、ステップS9−7において、追加パッチ処理部302は、余剰パッチ数Wとパッチ数Cを比較して、さらに色値を追加することができるかどうかを判別する。なお、「余剰パッチ数W≧パッチ数C」の場合にさらに色値を追加することができると判別し、一方、「余剰パッチ数W<パッチ数C」の場合にもう色値を追加することができないと判別する。
そして、上記S9−7において、「余剰パッチ数W≧パッチ数C」(さらに色値を追加することができる)と判断した場合には(S9−7でYes)、追加パッチ処理部302は、ステップS9−3に処理を戻す。
一方、上記S9−7において、「余剰パッチ数W<パッチ数C」(もう色値を追加することができない)と判断した場合には(S9−7でNo)、追加パッチ処理部302は、ステップS9−8において、特徴量作成フラグをOFFにして、本パッチ追加処理を終了する。
以上の処理により、用紙に余計な情報(例えば、天地マーク等)を印字することなく、天と地にそれぞれ特徴量(天用特徴量、地用特徴量、及び、測色時の設定情報(例えば、出力色空間の情報))を有するパッチデータが配置された測色チャートを作成することができる。なお、この測色チャートに特有のチャート情報(天用特徴量,地用特徴量、及び、測色時の設定情報(例えば、出力色空間の情報))は、データベースに登録されるため、この測色チャートを後述するチャート測色処理で測色する際には、その測色結果から天地を判別して処理することが可能となる。また、チャート測色処理では、チャート情報に含まれる測色時の設定情報(例えば、出力色空間の情報)を用いて処理することも可能となる。
なお、上述のように、この測色チャートを印刷した用紙には、余計な情報(例えば、天地マーク等)が印刷されないため、用紙の印字領域をフル使用して、測色チャートを印刷することが可能となる。この結果、用紙に印刷可能なパッチ数を最大限に増やすことが可能となる。
<チャート測色処理>
図14は、図4のステップS4−2に示したチャート測色処理の詳細な処理の流れを説明するフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、マネジメントPC102のCPU201が、外部メモリ212に記録されたプログラムをRAM202にロードして実行することにより実現する。
ステップS7−1において、CPU201は、図示しない画面をディスプレイ211上に表示して、KB209等を介したユーザからのカラーチャートの縦横パッチ数(以下「横パッチ数X」,「縦パッチ数Y」とする)の入力を受け付ける。そして、CPU201は、入力された横パッチ数X,縦パッチ数YをRAM203に記憶させる。
次に、ステップS7−2において、CPU201は、図示しない画面をディスプレイ211上に表示して、KB209等を介したユーザからの測色条件(測色機で測色する際に必要な光源情報等)の入力を受け付け。そして、CPU201は、入力された測色条件をRAM203に記憶させる。
次に、CPU201は、測色機制御処理部306に、ステップS7−3の処理を実行させる。
ステップS7−3では、測色機制御処理部306は、カラーチャートをプリンタで出力した印刷物(以下「出力チャート」とする)の測色を開始する。なお、測色機制御処理部306は、測色で取得した数値をその都度RAM203に記憶していく。
次に、CPU201は、カラーチャート判別処理部307に、ステップS7−4〜S7−12,S7−14,S7−15の処理を実行させる。
ステップS7−4では、カラーチャート判別処理部307(即ち、CPU201)は、上記S7−3で測色されてRAM203に記憶された出力チャートの先頭5パッチまでを用いて特徴量を算出する(以下、算出された特徴量を「特徴量D」とする)。なお、特徴量の算出方法については、前述した<特徴量算出処理>と同じ方法を用いる。
次に、ステップS7−5において、カラーチャート判別処理部307は、外部メモリ212のデータベースのチャート情報から、縦横パッチ数が横パッチ数X、縦パッチ数Yと一致し、なおかつ天用特徴量と特徴量Dが一致するチャート情報が存在するかどうかを判定する。
そして、上記S7−5において、外部メモリ212のデータベースのチャート情報から、縦横パッチ数が横パッチ数X、縦パッチ数Yと一致し、なおかつ天用特徴量と特徴量Dが一致するチャート情報が存在する(S7−5でYes)と判定した場合には、カラーチャート判別処理部307は、ステップS7−9に処理を進める。
ステップS7−9では、カラーチャート判別処理部307は、出力チャートを測色機にセットする際の天地が合っていることを示すので、天地が逆転していることを示すフラグ(以下「天地逆転フラグ」とする)をOFFに、ステップS7−10に処理を進める。
一方、上記S7−5において、外部メモリ212のデータベースのチャート情報から、縦横パッチ数が横パッチ数X、縦パッチ数Yと一致し、なおかつ天用特徴量と特徴量Dが一致するチャート情報が存在しない(S7−5でNo)と判定した場合には、カラーチャート判別処理部307は、ステップS7−6に処理を進める。
次に、ステップS7−6において、カラーチャート判別処理部307は、外部メモリ212のデータベースのチャート情報から、縦横パッチ数が横パッチ数X、縦パッチ数Yと一致し、なおかつ地用特徴量と特徴量Dが一致するチャート情報が存在するかどうかを判定する。
そして、上記S7−6において、外部メモリ212のデータベースのチャート情報から、縦横パッチ数が横パッチ数X、縦パッチ数Yと一致し、なおかつ地用特徴量と特徴量Dが一致するチャート情報が存在しない(S7−6でNo)と判定した場合には、使用している出力チャートに対応するチャート情報がデータベースにないことを意味するので、カラーチャート判別処理部307は、ステップS7−7において、その旨を警告表示でユーザに知らせ、本チャート測色処理を中止する。
一方、上記S7−6において、外部メモリ212のデータベースのチャート情報から、縦横パッチ数が横パッチ数X、縦パッチ数Yと一致し、なおかつ地用特徴量と特徴量Dが一致するチャート情報が存在する(S7−6でYes)と判定した場合には、カラーチャート判別処理部307は、ステップS7−8に処理を進める。
ステップS7−8では、カラーチャート判別処理部307は、出力チャートを測色機にセットする際に天地を誤って置いていることを意味するので、天地逆転フラグをONに、ステップS7−10に処理を進める。
次に、ステップS7−10では、カラーチャート判別処理部307は、上記S7−5又はS7−6で一致したチャート情報から、出力色空間(以下「出力色空間B」)を取得する。そして、カラーチャート判別処理部307は、取得した出力色空間BをRAM203に記憶させる。
次に、ステップS7−11において、カラーチャート判別処理部307は、RAM203に記憶されている既に測色したパッチの測色結果を、出力色空間Bの形式に変更して更新する。
次に、ステップS7−12において、カラーチャート判別処理部307は、出力色空間Bを測色結果として得るようにし、測色機制御処理部306は、最後のパッチまで測色を継続する。
そして、最後まで測色が終わったら、測色機制御処理部306は、測色を完了する(ステップS7−13)。なお、CPU201は、RAM203に記憶された全ての測色データを、測色データAとして外部メモリ212に記憶させる。
次に、ステップS7−14において、カラーチャート判別処理部307は、測色データAの末尾の5パッチを使用して、特徴量(以下「特徴量E」とする)を算出する。
次に、ステップS7−15において、カラーチャート判別処理部307は、特徴量Eが上記S7−5若しくはS7−6で一致したチャート情報に対して、天地逆転フラグがONの場合は天用特徴量、天地逆転フラグがOFFの場合は地用特徴量が一致するか判定する。
そして、上記S7−15において、特徴量Eが上記S7−5若しくはS7−6で一致したチャート情報に対して、天地逆転フラグがONの場合は天用特徴量、天地逆転フラグがOFFの場合は地用特徴量が一致しない(S7−15でNo)と判断した場合には、選択したチャート情報と測色したカラーチャートが対応していなかったことを示すので、カラーチャート判別処理部307は、ステップS7−7において、ユーザにその旨を警告し(例えばディスプレイ211に警告メッセージを表示し)、本チャート測色処理を終了する。
一方、上記S7−15において、特徴量Eが上記S7−5若しくはS7−6で一致したチャート情報に対して、天地逆転フラグがONの場合は天用特徴量、天地逆転フラグがOFFの場合は地用特徴量が一致する(S7−15でYes)と判断した場合には、カラーチャート判別処理部307は、測色データ整形処理部308に、ステップS7−16の処理を実行させる。
ステップS7−16では、測色データ整形処理部308は、測色データ整形処理(図15)を実行して、測色データAを整形する。
なお、測色データ整形処理(図15)では、天地逆転フラグがONの場合は測色データAの天地の並び替えを行い、また、変換規則がある場合は変換規則に基づいて並び替えを行う。そして、測色データ整形処理が完了したデータは、測色データ整形処理部308が整形した測色データとして外部メモリ212に記憶させる。
以上、図14のフローチャートで示したように、測色機101により測色された各パッチの色情報を上述したa*b*平面値でグルーピングし、カラーチャート内の先頭から測色機101で順次測色された所定数(本実施形態では「5」)の色情報の配列から各色情報の属するグループを示す情報(本実施形態では「0」,「1」,「2」)を前記各色情報の配列順に配列させた情報を天用特徴量として算出する。また、カラーチャートの末尾の所定数(本実施形態では「5」)前から前記末尾まで測色機101で順次測色された所定数の色情報の配列から地用特徴量を算出する。さらに、上記のように算出された天用特徴量と地用特徴量の組と、予めデータベースに記憶される特徴量の組とを比較して、測色機101によるカラーチャートの測色方向を判別する。そして、この判別結果に基づいて測色機101の測色結果を測色順又は逆順に並べ替えを行う。さらに、上記判別結果に基づいて並べ替えられた前記測色結果を、予めデータベースに記憶される変換テーブルに基づいて並べ変える(測色データ整形処理)。
以下、図15を参照して、図14のステップS7−11に示した測色データ整形処理の詳細について説明する。
<測色データ整形処理>
測色データ整形処理では、外部メモリ212に記憶された測色データAに対して処理を行う。
図15は、図14のステップS7−16に示した測色データ整形処理の詳細を説明するフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、図3に示した測色データ整形処理部308により実行される。即ち、マネジメントPC102のCPU201が、外部メモリ212に記録されたプログラムをRAM202にロードして実行することにより実現される。
まず、ステップS8−1において、測色データ整形処理部308(即ち、CPU201)は、外部メモリ212に記憶された測色データAを取得しRAM203に記憶させる。
次に、ステップS8−2において、測色データ整形処理部308は、天地逆転フラグがOFFであるかどうかを判定する。そして、天地逆転フラグがOFFでなかった(天地逆転フラグがONであった)(S8−2でNo)と判断した場合には、測色データ整形処理部308は、ステップS8−3に処理を進める。
ステップS8−3では、測色データ整形処理部308は、RAM203の測色データAの並びを逆転してRAM203に上書きし、ステップS8−4に処理を進める。
一方、天地逆転フラグがOFFであった(S8−2でYes)と判断した場合には、測色データ整形処理部308は、そのままステップS8−4に処理を進める。
次に、ステップS8−4において、測色データ整形処理部308は、上記図14のS7−5若しくはS7−6で一致したチャート情報の変換規則(以下「変換規則B」とする)をデータ記憶部303(データベース)から取得する。
次に、ステップS8−5において、測色データ整形処理部308は、変換規則Bに基づいて、RAM203に記憶された測色データAの並びを変更する(以下「測色データC」とする)。この際、特徴量作成のために追加した色値のデータは削除する。そして、測色データ整形処理部308は、変換した測色データCを外部メモリ212に測色データAとして記憶させ、本フローチャートの処理を終了する。
以上の処理により、天と地にそれぞれ特徴量(天用特徴量、地用特徴量)を有するパッチデータが配置された測色チャートを測色して、データベースに登録されているチャート情報(その測色チャートに特有の天用特徴量,地用特徴量を含む)と比較して、該測色チャートの天地を判別して処理することができるので、ユーザがカラーチャートの天地を逆にして測色してしまう等の人為的ミスを防ぎ、再測色等による測色時のタイムロスを軽減することができる。
また、データベースに登録されているチャート情報から測色時の設定情報(例えば、出力色空間の情報)を読み出して、測色処理を実行するので、ユーザが測色時の設定情報を誤って指定してしまう等の人為的ミスも防ぎ、再測色等による測色時のタイムロスを軽減することができる。例えば、出力色空間として、L*a*b*とL*C*hを設定する必要があったのに、ユーザが誤って、XYZやCMYK等を設定してしまい、出力値が異なる色空間の値となってしまうといったユーザによる人為的ミスを防止することができる。
このように、測色時のユーザにかかる負担、例えば、ユーザがチャートの天地を目視で判別する負担や、測色結果を出力する出力色空間の設定負担等を、軽減することができるユーザフレンドリな測色環境を提供することができる。
なお、本実施形態では、測色チャート作成処理(図4のS4−1)と、チャート測色処理(図4のS4−2)の両方を、マネジメントPC102で実行する構成を説明した。しかし、測色チャート作成処理(図4のS4−1)と、チャート測色処理(図4のS4−2)を、異なる装置で実行するように構成してもよい。その場合、データベース(図9)は、双方の装置からアクセス可能に構成する。
なお、上記実施形態では、カラーチャートの天用のパッチ(カラーチャートの先頭から所定数(例えば5個)のパッチ)の属するグループに対応する数値をカラーチャートの配置順に並べて構成した値を天用特徴量とし、また、地用のパッチ(カラーチャートの末尾から所定数(例えば5個)のパッチ)の属するグループに対応する数値をカラーチャートの配置順の逆順に並べて構成した値を地用特徴量とする構成について説明した。しかし、天用特徴量、地用特徴量に限定されるものではない。
なお、上述の各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
以下、図16に示すメモリマップを参照して本発明に係る情報処理装置としてマネジメントPC102を機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体の構成について説明する。
図16は、本発明に係る情報処理装置としてマネジメントPC102を機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体(記憶媒体)のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記録媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、インストールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図4,図5,図10,図6,図13,図14,図15に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記録媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記録媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
本発明の一実施形態を示す色情報取得システムの構成を概略的に示すブロック図である。 図1におけるマネジメントPCに適用可能な情報処理装置のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。 本実施形態に係わる測色機及び測色データの管理を行うマネージメントPC102の機能ブロック図である。 本実施形態に係るシステム全体の動作を示すフローチャートである。 図4のステップS4−1に示した測色チャート作成処理を説明するフローチャートである。 パッチ色データの一例を示す図である。 チャートの縦横パッチ数決定表の一例を示す図である。 パッチデータ(データA)の色値の中から特徴量を作成するために使用する色値をグルーピングするイメージを示す図である。 本実施形態のデータベースとして記憶される情報のイメージを示す図である。 図5のS5−13に示した特徴量作成処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 カラーチャート内での天用特徴量と地用特徴量の配置イメージを示す図である。 本実施形態の変換規則の一例を示す図である。 図10のステップS6−8に示したパッチ追加処理の詳細に関して説明するためのフローチャートである。 図4のステップS4−2に示したチャート測色処理の詳細な処理の流れを説明するフローチャートである。 図14のステップS7−16に示した測色データ整形処理の詳細を説明するフローチャートである。 本発明に係る情報処理装置としてマネジメントPC102を機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体(記憶媒体)のメモリマップを説明する図である。
符号の説明
101 測色機
102 マネジメントPC
103 プリンタ
104 ネットワーク
201 CPU
202 ROM
203 RAM
212 外部メモリ
301 特徴量作成処理部
302 追加パッチ処理部
303 データ記憶部
304 パッチ配列変更処理部
305 カラーチャート作成処理部
306 測色機制御部
307 カラーチャート判別処理部
308 測色データ整形処理部

Claims (12)

  1. 測色のための複数のパッチが配置されたカラーチャートを生成する情報処理装置であって、
    前記カラーチャートを生成するために該カラーチャートに配列するパッチの色情報を入力する色情報入力手段と、
    前記色情報入力手段により入力された前記パッチの色情報を、所定の色ごとにグルーピングする第1のグルーピング手段と、
    前記カラーチャートの測色方向を特定するための第1の特徴量と第2の特徴量を決定するために、前記第1のグルーピング手段でグルーピングされたグループに応じて色情報の配列を規定する配列情報を取得する配列情報取得手段と、
    前記第1のグルーピング手段によりグルーピングされたパッチの色情報と前記配列情報取得手段により取得される配列情報とに従って、前記第1の特徴量となる第1の色情報と、前記第2の特徴量となる第2の色情報とを決定する色情報決定手段と、
    前記色情報決定手段により決定された前記第1の色情報をカラーチャート内の第1の箇所に、前記第2の色情報をカラーチャート内の第2の箇所に配置するように、前記パッチの色情報を用いてカラーチャートを生成するカラーチャート生成手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記カラーチャート生成手段は、前記第1の色情報をカラーチャートの先頭位置から前記色情報決定手段で決定された順で配置し、前記第2の色情報をカラーチャートの末尾位置から前記色情報決定手段で決定された順の逆順で配置することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記配列情報は、前記グループを示す情報を数値化し、前記色情報の属するグループを示す数値が配列されることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記カラーチャート生成手段は、前記第1の色情報をカラーチャート内の第1の箇所に配置し、前記第2の色情報をカラーチャート内の第2の箇所に配置するべく、前記色情報入力手段で入力されたパッチの色情報の配置を変換する変換テーブルを作成し、該作成した変換テーブルに基づいて前記パッチの色情報を再配置してカラーチャートを生成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記配列情報は、前記第1の色情報を決定するための第1の配列情報と前記第2の色情報を決定するための第2の配列情報とで構成され、
    前記色情報決定手段で決定する際に用いる、前記第1の配列情報と前記第2の配列情報との組を記憶する記憶手段を有し、
    前記配列情報取得手段は、前記記憶手段に記憶されていない前記第1の配列情報と前記第2の配列情報の組みを決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記記憶手段は、前記変換テーブルを、前記第1の配列情報と前記第2の配列情報の組に紐付けて記憶することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記色情報決定手段は、前記パッチの色情報から、前記第1の色情報と前記第2の色情報とを決定できない場合には、前記パッチの色情報に色情報を追加して、前記第1の色情報と前記第2の色情報とを決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記カラーチャートを測色機で測色する際の設定情報を入力する測色設定情報入力手段を備え、
    前記記憶手段は、前記測色設定情報入力手段で入力された設定情報を、前記第1の配置情報と前記第2の配置情報との組に紐付けて記憶することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記第1のグルーピング手段は、前記色情報入力手段により入力された前記パッチの色情報をL*a*b*空間内の値に変換し、該変換されたL*a*b*空間内の値でグルーピングすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記カラーチャート生成手段で生成されたカラーチャートを、測色機を用いて測色させる測色機制御手段と、
    前記測色機により測色された前記パッチの色情報をグルーピングする第2のグルーピング手段と、
    前記カラーチャート内の第1の箇所から前記測色機で順次測色された所定数の色情報から各色情報の属するグループと、前記カラーチャート内の前記第2の箇所から前記測色機で順次測色された所定数の色情報から各色情報の属するグループとに応じて、色情報の配列を決定する配列情報決定手段と、
    前記配列情報決定手段により決定された前記配列情報と、予め記憶される前記色情報の配列を規定する配列情報とを比較して、前記測色機による前記カラーチャートの測色方向を判別する判別手段と、
    前記判別手段による判別結果に基づいて前記測色結果を測色順又は逆順に並べ替えを行う測色結果整形手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 測色のための複数のパッチが配置されたカラーチャートを生成する情報処理装置の制御方法であって、
    色情報入力手段により、前記カラーチャートを生成するために該カラーチャートに配列するパッチの色情報を入力するための色情報入力ステップと、
    グルーピング手段が、前記色情報入力ステップにより入力された前記パッチの色情報を、所定の色ごとにグルーピングするグルーピングステップと、
    配列情報取得手段が、前記カラーチャートの測色方向を特定するための第1の特徴量と第2の特徴量を決定するために、前記グルーピングステップでグルーピングされたグループに応じて色情報の配列を規定する配列情報を取得する配列情報取得ステップと、
    色情報決定手段が、前記グルーピングステップによりグルーピングされたパッチの色情報と前記配列情報取得ステップにより取得される配列情報とに従って、前記第1の特徴量となる第1の色情報と、前記第2の特徴量となる第2の色情報とを決定する色情報決定ステップと、
    カラーチャート生成手段が、前記色情報決定ステップにより決定された前記第1の色情報をカラーチャート内の第1の箇所に、前記第2の色情報をカラーチャート内の第2の箇所に配置するように、前記パッチの色情報を用いてカラーチャートを生成するカラーチャート生成ステップと、
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. 測色のための複数のパッチが配置されたカラーチャートを生成する情報処理装置を、
    前記カラーチャートを生成するために該カラーチャートに配列するパッチの色情報を入力する色情報入力手段と、
    前記色情報入力手段により入力された前記パッチの色情報を、所定の色ごとにグルーピングする第1のグルーピング手段と、
    前記カラーチャートの測色方向を特定するための第1の特徴量と第2の特徴量を決定するために、前記第1のグルーピング手段でグルーピングされたグループに応じて色情報の配列を規定する配列情報を取得する配列情報取得手段と、
    前記第1のグルーピング手段によりグルーピングされたパッチの色情報と前記配列情報取得手段により取得される配列情報とに従って、前記第1の特徴量となる第1の色情報と、前記第2の特徴量となる第2の色情報とを決定する色情報決定手段と、
    前記色情報決定手段により決定された前記第1の色情報をカラーチャート内の第1の箇所に、前記第2の色情報をカラーチャート内の第2の箇所に配置するように、前記パッチの色情報を用いてカラーチャートを生成するカラーチャート生成手段として機能させるためのプログラム。
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