JP2010065288A - 不良陰極板の選別排除方法及びそのシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】電着不良陰極板からは電着金属の剥ぎ取りを行うことなく系外へ排除し、正常な陰極板及び形状不良陰極板からは電着金属を剥ぎ取るが、その後、形状不良陰極板は系外へ排除して電気銅板回収システム全体の生産効率のアップを図ることが可能な不良陰極板の選別排除方法及びそのシステムを提供する。
【解決手段】電着不良陰極板1a及び形状不良陰極板1bの所定箇所にそれぞれ異なる色のマーキングを付し、カメラで撮影することにより検知手段によってそれを検知し、電着不良陰極板1aは第一の移載装置35aにより系外へ排除すると共に、正常陰極板及び形状不良陰極板1b電着金属2の剥ぎ取りを行い、第二の移載装置35bにより形状不良陰極板1bは系外へ排除すると共に、正常な陰極板1はロードアウトコンベア104に移載する。
【選択図】図2

Description

本発明は、不良陰極板の選別排除方法及びそのシステムに関し、さらに詳しくは、金属の電解精製においてコブの発生や電着不足などにより電着不良とされた電着不良陰極板及び陰極板の変形やプロテクタの異常により不良とされた形状不良陰極板を選別排除する不良陰極板の選別排除方法及びそのシステムに関する。
ISA方式によるパーマネントカソード(PC)を用いた金属の電解精製、例えば、銅の電解精製は、電解液が貯えられた電解槽中に多数のステンレス製の陰極板(パーマネントカソード板)と、粗銅を鋳込んだ陽極板(アノード板)とを交互に浸漬して通電することにより、陰極板の両面に電気銅を電着させることによって行なわれる。そして、陰極板表面に電着した電気銅は、剥取装置によって剥ぎ取られ製品とされる。具体的には、図1に示すように、陰極板1はステンレス製の板状材で、その両サイド部には合成樹脂製のプロクテクタ5が嵌め込まれると共に、上端部にはクロスバー4が設けられている。また、クロスバー4の下部には2つの窓部3、3が設けられており、この窓部3、3に図示しない電極板搬送装置のフックを掛止することにより電解槽への装入及び取り出し並びに搬送が行なわれるようになっている。ステンレス製の陰極板1は、丈夫で且つ繰り返し使用が可能であると共に、平面性が良いために電解精製時のショートが起きにくいという利点があることから近年広く採用されるに至っている。そして、電解精製が終了した陰極板1の両面には電気銅2が電着しており剥取装置によって剥ぎ取られた電気銅2は2枚一組として搬送装置によって運ばれ、平面性を確保するためのフラットプレス、さらに電気銅を波打ったような凹凸を付すためのコルゲーションが行われて製品として供されることとなる。
従来の電気銅板の回収システムとしては、例えば、特開2005−240146号(特許文献1)がある。この電気銅板回収システムは、電解製錬が終了し、表面に電気銅が析出したSUS板(陰極板)との合板が搬入される合板搬入部と、これら合板を洗浄する洗浄装置と、SUS板から電気銅板を引き剥がす剥取装置と、引き剥がし後のSUS板を回収するSUS搬出部と、剥取工程中に引き剥がしに失敗した不良品を摘出する不良品摘出部と、引き剥がし後の電気銅板を接合する接合装置と、接合された電気銅板を積載して保持する積載装置と、積層された電気銅板を梱包する梱包装置と、梱包後の電気銅板を回収する銅板搬出部とを含み、それぞれの装置又は搬入・搬出部の間には、搬送コンベアが設けられて構成されている。
上述した電気銅板回収システムの動作の概略を説明する。まず、合板搬入部に搬入された合板は、吊下された状態で洗浄装置まで搬送され、所定の枚数毎に同時に洗浄が行われる。洗浄された合板は搬送コンベアによってトラバースコンベアまで搬送され、トラバースコンベアによって合板の搬送方向を合板面に平行な方向(すなわちクロスバー4の軸方向)に偏向させた状態で1枚ずつ連続的に剥取装置まで搬送される。剥取装置が1枚ずつ合板を受け取るとSUS板から電気銅板を引き剥がし、SUS板及び電気銅板をそれぞれ搬送コンベアによって搬送する。搬送された電気銅板は梱包装置によって梱包され、銅板搬出部から回収される。
特開2005−240146号公報
しかし、コブの発生や電着不足などにより電着不良とされた電着不良陰極板から剥取装置によって電気銅を剥ぎ取る場合、うまく剥ぎ取りが行われないだけでなく剥取装置にトラブルが発生する場合がある。一旦トラブルが発生するとトラバースコンベアを停止させてそれに対する対応をとらなければならず手間がかかるだけでなく、電気銅板の回収システム全体の作業効率の低下にもつながり、生産性が大幅にダウンする。また、剥ぎ取られた電気銅板も製品にならない。
また、パーマネントカソード法による電解精製では電気銅板が剥ぎ取られた陰極板は再使用に供されるが、陰極板が変形していたり、プロテクタの破損や剥がれなどの異常により不良とされた形状不良陰極板はそのままでは再使用ができないので正常な陰極板と区別することが必要となる。
そこで、本発明は、電解精製によって精製金属が電着した陰極板のうち、コブの発生や電着不足などにより電着不良とされた電着不良陰極板からは電着金属の剥ぎ取りを行うことなく系外へ排除し、正常な陰極板及び陰極板の変形やプロテクタの異常により不良とされた形状不良陰極板からは電着金属の剥ぎ取りを行い、その後、形状不良陰極板は系外へ排除することにより電気銅板回収システム全体の生産効率のアップを図ることが可能な不良陰極板の選別排除方法及びそのシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の本発明は、金属の電解精製においてコブの発生や電着不足などにより電着不良とされた電着不良陰極板及び陰極板の変形やプロテクタの異常により不良とされた形状不良陰極板を選別排除する不良陰極板の選別排除方法であって、電解精製が終了した多数の陰極板のうち電着不良陰極板の所定箇所には第一のマーキングを付し、形状不良陰極板の所定箇所には第一のマーキングと異なる色の第二のマーキングを付すマーキング工程と、ロードインコンベアによって搬送されてくる多数の陰極板について第一のマーキング又は第二のマーキングが付されるべき陰極板の所定箇所をカメラで撮影することによりマーキングの有無及びその色の違いを検知手段によって検知するマーキング検知工程と、検知工程により第一のマーキングが付されていることが検知された電着不良陰極板は第一の移載装置によって第一のリジェクトコンベアへ移載して排除すると共に、マーキングが付されていない正常陰極板及び第二のマーキングが付されていることが検知された形状不良陰極板は第一の移載装置によってトラバースコンベアに移載して電着金属の剥ぎ取りを行う剥取工程へ送る第一の選別工程と、電着金属の剥ぎ取りが終了し、トラバースコンベアによって搬送されてくる陰極板のうち、第二のマーキングが付された形状不良陰極板は第二の移載装置によって第二のリジェクトコンベアへ移載して排除すると共に、マーキングが付されていない正常陰極板はロードアウトコンベアに移載する第二の選別工程とを含み構成されてなることを特徴とする不良陰極板の選別排除方法を提供する。
上記課題を解決するために請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の不良陰極板の選別排除方法において、第一のマーキングは黄色であり、第二のマーキングは青色であり、第一のマーキング又は第二のマーキングは陰極板のクロスバーの一方側の端部近傍の表面に付すことを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項3に記載の本発明は、金属の電解精製においてコブの発生や電着不足などにより電着不良とされた電着不良陰極板及び陰極板の変形やプロテクタの異常により不良とされた形状不良陰極板を選別排除する不良陰極板の選別排除システムであって、電解精製が終了し、ロードインコンベアによって搬送されてくる多数の陰極板のうち電着不良陰極板の所定箇所に予め付された第一のマーキング又は形状不良陰極板の所定箇所に予め付された第一のマーキングと異なる色の第二のマーキングの有無及びその色の違いをカメラで撮影して検知するマーキング検知手段と、マーキング検知手段により第一のマーキングが付されていることが検知された電着不良陰極板は第一のリジェクトコンベアへ移載して排除すると共に、マーキングが付されていない正常陰極板及び第二のマーキングが付されていることが検知された形状不良陰極板をトラバースコンベアに移載して電着金属の剥ぎ取りを行う剥取手段へ送る第一の移載装置と、トラバースコンベアによって搬送されてくる電着金属の剥ぎ取りが終了した陰極板のうち、第二のマーキングが付された形状不良陰極板は第二のリジェクトコンベアへ移載して排除すると共に、マーキングが付されていない正常陰極板はロードアウトコンベアに移載する第二の移載装置とを含み構成されてなることを特徴とする不良陰極板の選別排除システムを提供する。
本発明に係る不良陰極板の選別排除方法及びそのシステムによれば、コブの発生や電着不足などにより電着不良とされた電着不良陰極板をトラバースコンベアへの移載前に排除することとしたので、電着不良電極板が原因となる剥取装置におけるトラブルやトラバースコンベアにおける搬送トラブルを事前に防止することができ、それによって電気銅板の回収システム全体の生産効率のアップを図ることができるという効果がある。
また、本発明に係る不良陰極板の選別排除方法及びそのシステムによれば、陰極板の変形やプロテクタの異常により不良とされた形状不良陰極板について電着金属が剥ぎ取られた後で正常な陰極板と区別して選別排除することとしたので陰極板の再使用の際の選別の手間がなくなるという効果がある。
はじめに、本発明に係る不良陰極板の選別排除方法及びそのシステムが組み込まれた電着金属の回収システムの好ましい一実施形態として電気銅板の回収システムの概要について説明した後、本発明に係る不良陰極板の選別排除方法及びそのシステムの一実施形態について説明する。図2は電気銅板の回収システムの一実施形態の概要図である。
図2に示す電気銅板の回収システム100は、電解精製が終了し、その両表面に電気銅2が電着した多数の陰極板1を系内へ搬入するロードインコンベア101と、陰極板1の洗浄を行う洗浄装置102と、洗浄装置102によって洗浄された陰極板1のうちコブKの発生や電着不足などにより電着不良とされた電着不良陰極板1aを第一のリジェクトコンベア7に移載して系外に排除すると共に正常な陰極板1及び形状不良陰極板1bは姿勢を変えることなくその搬送方向をクロスバー4の長手方向と同じ方向に搬送するトラバースコンベア6とへ移載する第一の移載装置35aと、トラバースコンベア6によって搬送される正常な陰極板1及び形状不良陰極板1bから電気銅2を引き剥がす剥取装置103と、電気銅2が引き剥がされた後の陰極板1のうち形状不良陰極板1bは第二のリジェクトコンベア8へ移載して系外に排除すると共に正常な陰極板1はそれを回収するためのロードアウトコンベア104へ移載する第二の移載装置35bと、引き剥がされた板状の電気銅2を2枚1組に重ね合わせる重合装置107と、重ね合わされた電気銅2を搬送する電気銅板搬送装置106と、電気銅板搬送装置106によって搬送しながらフラットプレス及びコルゲーションを行うプレス装置108と、プレスが終わった電気銅2を所定の枚数ずつ積載して秤量し、ラベリング、結束、マーキング等を行った後梱包し、梱包後の電気銅2を回収する銅板搬出部109とを含んで構成されている。
次に、この電気銅板の回収システム100の動作の概要について説明する。まず、電解精製が終了した多数の陰極板1は図示しないクレーンによって吊り下げられた状態でロードインコンベア101に搬入される。搬入された多数の陰極板1は、ロードインコンベア101により陰極板1表面に対して垂直な方向に搬送されながら洗浄装置102まで運ばれて所定の枚数毎に同時に洗浄が行なわれる。洗浄された陰極板1のうちコブKの発生や電着不足などにより電着不良とされた電着不良陰極板1aは予めクロスバー4の所定位置に付されたマーキングM1に基づいて第一の移載装置35aによって第一のリジェクトコンベア7に移載されて系外に排除される。そして、それ以外の陰極板1は第一の移載装置35aによりトラバースコンベア6に移載され、今度は陰極板1の搬送方向を陰極板1の表面に対して平行な方向(すなわちクロスバー4の軸方向)に偏向して1枚ずつ連続的に剥取装置103へ向かって搬送される。
剥取装置103は、陰極板1を1枚ずつ受け取ると、陰極板1の両面から電気銅2が引き剥がし、陰極板1はトラバースコンベア6によってロードアウトコンベア104方向に送られる。そして、陰極板1の変形やプロテクタの異常により不良とされた形状不良陰極板1bは予めクロスバー4の所定位置に付されたマーキングM2に基づいて第二の移載装置35bによって第二のリジェクトコンベア8へ移載されて系外へ排除される。一方、正常な陰極板1は第二の移載装置35bによってロードアウトコンベア104へ移載されて再度電解精製に供せられる。陰極板1から引き剥がされた電気銅2は、重合装置107によって2枚1組に重ね合わせられると共に、少なくとも2箇所以上の位置で適当な方法にて接合を行い固定されて電気銅搬送装置106に移載される。2枚1組に重ね合された電気銅2は、電気銅搬送装置106によって搬送されつつプレス装置108によってフラットプレス及びコルゲーションが行われる。そして、プレスが終わった電気銅2は所定の枚数ずつ積載して秤量し、ラベリング、結束、マーキング等を行った後梱包され、銅板搬出部109から回収される。
さて、本発明に係る不良陰極板の選別排除システムは、上述のような構成及び動作を行なう電気銅板の回収システム100を機能させるものである。まず、電解精製が終了しロードインコンベア101によって搬入されてきた多数の陰極板1は作業員によりコブKの発生や電着不足などにより電着不良とされる電着不良陰極板1aと、陰極板の変形やプロテクタの異常により不良とされる形状不良陰極板1bの有無の確認が行われ、電着不良陰極板1aにはクロスバー4の一方側端部近傍に第一のマーキングとして黄色のマーキングM1が付される。また、形状不良陰極板1bには電着不良陰極板1aに付される色(黄色)とは異なる第二のマーキングとして青色のマーキングM2が付される。尚、陰極板1が電着不良陰極板1aであり且つ形状不良陰極板1bに該当する場合には両者共にマークしても良いが電着不良陰極板1aを示す黄色のマーキングM1を優先して付すことが好ましい。
ここで、陰極板1の良又は不良の判断は目視によって行い、陰極板1の表面に所定の高さのコブKが発生していたり、電気銅2の厚みが所定の厚みに至っていないものが不良と判断される。この場合の良又は不良の基準としては、陰極板1の表面に高さH(例えば10mm)以上の高さのコブKが1つでも発生しているか又は高さH(例えば10mm)以下でも陰極板1の表面全体に対して40%以上の面積でコブKが発生している場合、あるいは、電気銅2の厚みが5mm以下であるか等に基づいて行う。そして、電着不良陰極板1aの所定箇所、例えば、クロスバー4の一方側の端部付近、に第一のマーキングM1として黄色のマーキング1を付す。これに対して陰極板1やクロスバー4の変形、またはプロテクタの異常により不良とされた形状不良陰極板1bの場合には、クロスバー4の一方側の端部付近に第二のマーキングM2として青色のマーキングを付す。この場合の良又は不良の基準としては、陰極板1が厚み方向に±10mm以上湾曲しているか又はプロクテクタ5に破損や剥がれがないか等に基づいて行う。
洗浄装置102を通過した所定位置には搬送状態にある陰極板1のクロスバー4の端部近傍に付されたマーキングM1又はM2の有無及びその色の違いを検知する検知手段としてのカメラ31と、カメラ31によって撮影された画像を分析して陰極板1が正常なものであるか、或いは電着不良陰極板1a若しくは形状不良陰極板1bであるかをマーキング検知手段33によって検知し、その結果により第一の移載装置35aの動作を制御する制御装置27を備えている。
制御装置27は、図示されていないが汎用のコンピュータを構成する各種のデバイス、例えば、データを記憶するメモリ等の記憶装置、記憶装置に記録されたプログラムに基づいて各種の情報処理を行う中央処理装置、必要なデータの入力を行うキーボード等の入力装置、処理状況を画面に表示する表示装置、制御装置27との間でデータの送受信を行う通信装置を備えている。尚、これらのバイス類は公知であるためここでの説明は省略する。
そして、制御装置27には、図4に示すように、制御装置27を構成するコンピュータ内にカメラ31によって撮影された画像に基づいて上述したマーキング検知手段33の機能を発揮させるためのプログラムが搭載されており、制御装置27内に構成されたマーキング検知手段33によってマーキングM1、M2の有無及びそれが第一のマーキングM1又は第二のマーキングM2のいずれかであるかを検知する。そして、マーキング検知手段33によって第一のマーキングであるM1が検知された場合には制御装置27は第一の移載装置35aに対して制御信号を送り、該当する陰極板1をトラバースコンベア6には移載せずに排除用のリジェクトコンベア7側に移載するよう制御する。この第一の選別によって電着不良と判断された陰極板1は剥取装置103へ送られることなく系外へ排除される。
マーキング検知手段33によるマーキングの有無及び第一のマーキングM1と第二のマーキングM2の検知は、具体的にはカメラ31によって撮影されたクロスバー4の端部近傍の画像データにおけるコントラストの変化を検知することによって行われる。そのため、第一のマーキングM1及び第二のマーキングM2はクロスバー4と色調、明度、彩度をなるべく異にする色を付すのが好ましく、また第一のマーキングM1と第二のマーキングM2との差異もなるべく明確となる色が好ましい。そのような色調のマーキングを付すことにより撮影された画像上でのコントラストが明瞭となり識別の精度が向上するからである。好ましい色としては、例えば、黄色と青色、赤色と緑色等の組み合わせがある。具体的には、マーキング検知手段33はカメラ31で撮影された画像データから該当箇所のコントラストによって色の情報を数値化する機能を備えており、例えば、無着色(正常)の場合は「0」、電着不良の黄色の場合は「1」、形状不良の青色の場合は「2」のようにして数値化を図る。そして、正常な陰極板1の場合はマーキング検知手段33はその陰極板1に番号「0」を付与する。同様にしてマーキング検知手段33は、電着不良陰極板1aには「1」を付与し、形状不良陰極板1bには「2」を付与する。一方、制御装置27には「0」又は「2」が付された陰極板1、1bの場合はそれらをトラバースコンベア6に移載し、「1」が付された陰極板1aは第一のリジェクトコンベア7へ移載するように第一の移載装置35aを動作させる制御信号を送出するような制御プログラム設けられている。これにより、制御装置27は、その陰極板1が「1」の場合には、第一の移載装置35aに対して該当する陰極板1aをトラバースコンベア6には移載せずに排除用のリジェクトコンベア7側に移載するよう制御信号を送りその動作を制御する。一方、陰極板1が番号「0」又は「2」である場合には制御装置27は、第一の移載装置35aに対して該当する陰極板1、1bをトラバースコンベア6に移載して剥取装置103へ送るように制御信号を送りその動作を制御する。このようにして第一の選別によって電着不良と判断された陰極板1aは剥取装置103へ送られることなく系外へ排除される。尚、天候や昼夜の影響によるカメラ31の誤検知を防止するために照明を設置して撮影箇所の撮影条件が一定になるよう保持することが好ましい。
一方、剥取装置103による電気銅2の剥ぎ取りが行われた正常な陰極板1及び形状不良陰極板1bはトラバースコンベア6によってさらに搬送されるが、その搬送先には第二の移載装置35bが設置されており、この第二の移載装置35bによって第二のマーキングMが付された形状不良陰極板1bは第二のリジェクトコンベア8へ移載して排除すると共に、マーキングが付されていない正常な陰極板1はロードアウトコンベアへ移載するようになっている。第二の移載装置35bでの正常な陰極板1及び形状不良陰極板1bの振り分けは上述したような色情報の番号「0」又は「2」に基づいて制御装置27が制御信号を第二の移載装置35bに送ることによってその動作を制御することにより行われる。この第二の移載装置35bによる第二の選別によって形状不良陰極板1bが系外へ排除される。第二の移載装置35bの他の制御方法としては、例えば、マーキング検知手段33によって検知した情報に基づく制御装置27からの制御信号によって第一の移載装置35aが正常な陰極板1及び電着不良陰極板1aを何回移載したかをカウントし、その移載数に基づいて陰極板1の搬送の順番を把握することにより第二の移載装置35bの動作を制御することで順番に搬送されてくる正常な陰極板1と形状不良陰極板1bとを区別することができる。このようにして陰極板1の搬送コースが制御される。尚、黄色又は青色の着色がなされた陰極板1は矯正室内で電動サンダーにより色の消去が行われ、さらに不良部分の修理・湾曲した陰極板の矯正やプロテクタの交換などが行なわれる。
次に、本発明に係る不良陰極板の選別排除方法の好ましい一実施形態について、上述の不良陰極板の選別排除システムの動作と共に説明する。はじめに、電解精製が終了しロードインコンベア101に搬送されてきた多数の陰極板1を作業員が目視によりコブKの発生や電着不足などにより電着状態が不良とされる電着不良陰極板1aと、陰極板の変形やプロテクタの異常により不良とされる形状不良陰極板1bの有無の検査が行われ、電着不良陰極板1aにはクロスバー4の一方側端部近傍に第一のマーキングとして黄色のマーキングM1が、形状不良陰極板1bには第二のマーキングとして青色のマーキングM2が付される。(ステップS1)。
マーキング作業が終了した多数の陰極板1は、ロードインコンベアによって搬送されつつ洗浄装置102による洗浄が行われた後、検知手段であるカメラ31によりクロスバー4の端部近傍部分の撮影が行われ(ステップS2)、マーキングM1、M2の有無及びその色の違いを検知する(ステップS3)。検知は、制御装置27を構成するコンピュータ内に搭載されたプログラムによって構成されたマーキング検知手段33によりカメラ31によって撮影された画像を解析することによって行われる。これによりマーキングM1、M2の有無及びそれが第一のマーキングM1であるか第二のマーキングM2のいずれかであるかが判定される。マーキング検知手段33によって第一のマーキングであるM1が検知された場合には制御装置27は第一の移載装置35aに対して制御信号を送り、該当する電着不良陰極板1aをトラバースコンベア6には移載せずに排除用のリジェクトコンベア7側に移載するように動作させる(ステップS4)。この第一の選別工程によって電着不良と判断された電着不良陰極板1aは剥取装置103へ送られることなく系外へ排除される。尚、系外へ排除された電着不良陰極板1aは手動での電気銅2の剥ぎ取りが行われ、不良の電気銅2は冷材として再利用されると共に、陰極板1は電解精製に再使用される。
検知手段33によっていずれのマーキングM1、M2も付されていない正常な陰極板1又は第二のマーキングM2が付されている形状不良陰極板1bであることが検知された場合には、制御装置27は第一の移載装置35aへ制御信号を送出し、第一の移載装置35aはその制御信号に基づいて正常な陰極板1又は形状不良陰極板1bをトラバースコンベア6に移載(ステップS5)して電気銅2の剥ぎ取りを行う剥取装置103へ送る。そして、電気銅2の剥ぎ取りが終了してトラバースコンベア6によって搬送されてくる陰極板1が正常な陰極板1であるか第二のマーキングM2が付された形状不良陰極板1bであるかの選別が行われ(ステップS6)、第二のマーキングM2が付された形状不良陰極板1bは制御装置27からの制御信号に基づき第二の移載装置35bによって第二のリジェクトコンベア8へ移載して排除する(ステップS7)と共に、マーキングM2が付されていない正常な陰極板1はロードアウトコンベア104に移載される(ステップS8)。第二の選別工程によって分類された正常な陰極板1は再び電解精製に供されることとなり、一方、形状不良陰極板1bは歪みや湾曲を修正し又はプロテクタ5を交換することによって再び電解精製に供されることとなる。
このように、本発明に係る不良陰極板の選別排除方法及びそのシステムによれば、電着不良電極板1aが原因となる剥取装置103におけるトラブルやトラバースコンベア6における搬送トラブルを事前に防止することができ、また、陰極板1の再使用の際の選別の手間がなくなることから電気銅板の回収システム全体の生産効率のアップを図ることができる。
以上のように、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能であることはいうまでもない。
パーマネントカソードの全体構成を示す斜視図である。 電気銅の回収システムの一実施形態の概要図である。 本発明に係る不良陰極板の選別排除システムの検知手段の一実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る不良陰極板の選別排除システムの第一及び第二の移載装置の一実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る不良陰極板の選別排除方法の一実施形態のフローチャートである。
符号の説明
M1 第一のマーキング
M2 第二のマーキング
K コブ
1 陰極板
1a 電着不良陰極板
1b 形状不良陰極板
2 電気銅
3 窓部
4 クロスバー
5 プロテクタ
6 トラバースコンベア
7 第一のリジェクトコンベア
8 第二のリジェクトコンベア
27 制御装置
33 マーキング検知手段
35a 第一の移載装置
35b 第二の移載装置
101 ロードインコンベア
104 ロードアウトコンベア

Claims (3)

  1. 金属の電解精製においてコブの発生や電着不足などにより電着不良とされた電着不良陰極板及び陰極板の変形やプロテクタの異常により不良とされた形状不良陰極板を選別排除する不良陰極板の選別排除方法であって、
    電解精製が終了した多数の陰極板のうち前記電着不良陰極板の所定箇所には第一のマーキングを付し、前記形状不良陰極板の所定箇所には第一のマーキングと異なる色の第二のマーキングを付すマーキング工程と、
    ロードインコンベアによって搬送されてくる多数の陰極板について前記第一のマーキング又は第二のマーキングが付されるべき陰極板の所定箇所をカメラで撮影することによりマーキングの有無及びその色の違いを検知手段によって検知するマーキング検知工程と、
    前記検知工程により第一のマーキングが付されていることが検知された前記電着不良陰極板は第一の移載装置によって第一のリジェクトコンベアへ移載して排除すると共に、マーキングが付されていない正常陰極板及び第二のマーキングが付されていることが検知された前記形状不良陰極板は前記第一の移載装置によってトラバースコンベアに移載して電着金属の剥ぎ取りを行う剥取工程へ送る第一の選別工程と、
    電着金属の剥ぎ取りが終了し、前記トラバースコンベアによって搬送されてくる陰極板のうち、前記第二のマーキングが付された形状不良陰極板は第二の移載装置によって第二のリジェクトコンベアへ移載して排除すると共に、マーキングが付されていない正常陰極板はロードアウトコンベアに移載する第二の選別工程と、
    を含み構成されてなることを特徴とする不良陰極板の選別排除方法。
  2. 請求項1に記載の不良陰極板の選別排除方法において、
    前記第一のマーキングは黄色であり、前記第二のマーキングは青色であり、前記第一のマーキング又は前記第二のマーキングは前記陰極板のクロスバーの一方側の端部近傍の表面に付すことを特徴とする不良陰極板の選別排除方法。
  3. 金属の電解精製においてコブの発生や電着不足などにより電着不良とされた電着不良陰極板及び陰極板の変形やプロテクタの異常により不良とされた形状不良陰極板を選別排除する不良陰極板の選別排除システムであって、
    電解精製が終了し、ロードインコンベアによって搬送されてくる多数の陰極板のうち前記電着不良陰極板の所定箇所に予め付された第一のマーキング又は前記形状不良陰極板の所定箇所に予め付された第一のマーキングと異なる色の第二のマーキングの有無及びその色の違いをカメラで撮影して検知するマーキング検知手段と、
    前記マーキング検知手段により第一のマーキングが付されていることが検知された前記電着不良陰極板は第一のリジェクトコンベアへ移載して排除すると共に、マーキングが付されていない正常陰極板及び第二のマーキングが付されていることが検知された前記形状不良陰極板をトラバースコンベアに移載して電着金属の剥ぎ取りを行う剥取手段へ送る第一の移載装置と、
    前記トラバースコンベアによって搬送されてくる電着金属の剥ぎ取りが終了した陰極板のうち、前記第二のマーキングが付された形状不良陰極板は第二のリジェクトコンベアへ移載して排除すると共に、マーキングが付されていない正常陰極板はロードアウトコンベアに移載する第二の移載装置と、
    を含み構成されてなることを特徴とする不良陰極板の選別排除システム。
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