JP2010063600A - 飾り熊手及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】飾り熊手を構成する飾り物である面が、輸送時や取り扱い時などに外力が加わっても容易には割れない十分な強度を有すると共に、使用後に左義長において焚き上げる際に、面を含む熊手全体が燃焼することによるダイオキシンの発生を低減し、製造から処分までの環境負荷を小さくくした飾り熊手を提供する。
【解決手段】飾り熊手(A)は、竹材で形成した熊手本体(1)と、熊手本体(1)に取り付けられている所要数の面飾り(3,4)を備えている。面飾り(3,4)は、木材料を粉砕機にかけて粉化して木粉をつくり、接着剤と水を所要割合で混合し、混合剤に木粉を所要割合で混合して練り、できた混練物を成形型に入れてプレス成形し、成形物を型から取り出して乾燥固化させ、成形物表面に絵付けをして得られたものである。
【選択図】図1
【解決手段】飾り熊手(A)は、竹材で形成した熊手本体(1)と、熊手本体(1)に取り付けられている所要数の面飾り(3,4)を備えている。面飾り(3,4)は、木材料を粉砕機にかけて粉化して木粉をつくり、接着剤と水を所要割合で混合し、混合剤に木粉を所要割合で混合して練り、できた混練物を成形型に入れてプレス成形し、成形物を型から取り出して乾燥固化させ、成形物表面に絵付けをして得られたものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、飾り熊手に関するものである。更に詳しくは、飾り熊手を構成する面(めん)が、輸送時や取り扱い時などに外力が加わっても容易には割れない十分な強度を有すると共に、使用後に左義長(さぎちょう)において焚き上げる際に、面を含む熊手全体が燃焼することによる有毒ガスやダイオキシンの発生を低減し、製造から処分までのトータルの環境負荷を小さくした飾り熊手に関する。
竹製の熊手に、おかめ、恵比寿、大黒天などの面及び模造小判、打ち出の小槌、千両箱など各種飾り物を飾り付けた飾り熊手は、年中の福徳をかきよせる縁起物として、例えば関東特有の祭礼である酉(とり)の市などで売られている。飾り熊手は、一般家庭においては「家内安全」を、商いにおいては「商売繁盛」を祈願して買い求められている(飾り熊手の一例としては、特許文献1参照)。
また、飾り熊手は、例えば門松や注連飾りなどと共に、小正月に行われる火祭り行事である左義長(地域によって呼び名は異なっており、例えば九州地方ではどんど焼きなどともいう)において焚き上げられることが多い。この焚き上げは、前記各種飾りによって迎え入れた歳神(としがみ)を焚き上げの炎と共に見送る意味があるとされている。
従来の飾り熊手は、各種飾り物をつくるのに材料としてプラスチック(合成樹脂)が多用されてきた。プラスチック製の飾り物は、比較的軽量で丈夫である。しかし、前記焚き上げは、野外において自然燃焼させて行われるので、燃焼温度が800℃程度と低い。このため、プラスチックを材料として用いると、焚き上げの際に有毒ガスやダイオキシンが多く発生することになり、製造から処分までのトータルの環境負荷が大きい。
そこで、近年における各種飾り物を付けた縁起物は、材料として、有毒ガスやダイオキシンの発生を押さえることができる紙や木材(特許文献1の段落番号〔0015〕の5〜6行目参照)あるいは焼物の素焼きなど、合成されたものでない自然物を材料としたものが主に用いられるようになってきた。
例えば紙を材料とした飾り物は、紙を張り合わせてつくるため、合わせ目から剥がれるように割れてしまう問題がある。特に、飾り物が大型になると、その傾向が顕著である。また、特許文献1には記載されていないが、飾り熊手において飾り物として使用される面の材料としては、プラスチックの他、前記のように燃えない素焼きなどの焼物も採用されている。
しかし、焼物の場合は、飾り熊手が重くなってしまうという問題があるだけでなく、脆いので輸送時や取り扱い時などに割れやすく、縁起物の材料としては不向きである。また、焼物は焚き上げを行った際に燃え残るので、処分に困る。
(本発明の目的)
本発明は、飾り熊手を構成する飾り物である面が、輸送時や取り扱い時などに外力が加わっても容易には割れない十分な強度を有すると共に、使用後に左義長において焚き上げる際に、面を含む熊手全体が燃焼することによるダイオキシンの発生を低減し、製造から処分までのトータルの環境負荷を小さくくした飾り熊手を提供することを目的とする。
本発明は、飾り熊手を構成する飾り物である面が、輸送時や取り扱い時などに外力が加わっても容易には割れない十分な強度を有すると共に、使用後に左義長において焚き上げる際に、面を含む熊手全体が燃焼することによるダイオキシンの発生を低減し、製造から処分までのトータルの環境負荷を小さくくした飾り熊手を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
本発明は、
招福の縁起物である飾り熊手であって、
少なくとも、竹材で形成した熊手本体と熊手本体に取り付けられている所要数の面飾りとを備えており、
面飾りは、
接着剤と水を所要割合で混合した混合剤と木粉を混練して得られた木粉混練物を、成形型でプレス成形し乾燥固化して得られた成形物の表面に絵付けをしたものである、
飾り熊手である。
本発明は、
招福の縁起物である飾り熊手であって、
少なくとも、竹材で形成した熊手本体と熊手本体に取り付けられている所要数の面飾りとを備えており、
面飾りは、
接着剤と水を所要割合で混合した混合剤と木粉を混練して得られた木粉混練物を、成形型でプレス成形し乾燥固化して得られた成形物の表面に絵付けをしたものである、
飾り熊手である。
本発明は、前記飾り熊手において、
接着剤としてデンプン系接着剤を使用し、
デンプン系接着剤、水及び木粉の配合が、
デンプン系接着剤が25〜35重量%、水が5重量%、木粉が60〜70重量%である、
飾り熊手である。
接着剤としてデンプン系接着剤を使用し、
デンプン系接着剤、水及び木粉の配合が、
デンプン系接着剤が25〜35重量%、水が5重量%、木粉が60〜70重量%である、
飾り熊手である。
本発明は、前記飾り熊手において、
接着剤としてデンプン系接着剤及び酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤を使用し、
デンプン系接着剤、酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤、水及び木粉の配合が、
デンプン系接着剤が20〜30重量%、酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤が5〜15重量%、水が5重量%、木粉が60〜70重量%である、
飾り熊手である。
接着剤としてデンプン系接着剤及び酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤を使用し、
デンプン系接着剤、酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤、水及び木粉の配合が、
デンプン系接着剤が20〜30重量%、酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤が5〜15重量%、水が5重量%、木粉が60〜70重量%である、
飾り熊手である。
本発明は、
少なくとも、竹材で形成した熊手本体と熊手本体に取り付けられている所要数の面飾りとを備えた招福の縁起物である飾り熊手の製造方法であって、
木材料を粉砕機にかけて粉化して木粉をつくり、接着剤と水を所要割合で混合した混合剤に木粉を所要割合で混合して練り、できた混練物を成形型に入れてプレス成形した成形物を型から取り出して乾燥固化させ、成形物表面に絵付けをして面飾りをつくる工程を含む、
飾り熊手の製造方法である。
少なくとも、竹材で形成した熊手本体と熊手本体に取り付けられている所要数の面飾りとを備えた招福の縁起物である飾り熊手の製造方法であって、
木材料を粉砕機にかけて粉化して木粉をつくり、接着剤と水を所要割合で混合した混合剤に木粉を所要割合で混合して練り、できた混練物を成形型に入れてプレス成形した成形物を型から取り出して乾燥固化させ、成形物表面に絵付けをして面飾りをつくる工程を含む、
飾り熊手の製造方法である。
面飾りの種類としては、例えば、おかめ、ひょっとこ、恵比寿、大黒天などを象ったものであるが、これらに限定はされない。また、熊手本体には、面飾り以外にも各種飾り物を取り付けることができる。飾り物としては、例えば大判、小判、打ち出の小槌、千両箱、七福神を象ったもの、松葉や梅の花の造花あるいは祈願の内容を文字で表した札などがあげられるが、これらに限定されるものではない。
面飾りの材料となる木粉の木種は特に限定するものではないが、例えばスギ、ヒノキ、マツ、ツゲなどを使用することができる。また、材料として各木種の間伐材や廃材などを使用することもできる。
同じく面飾りの材料である接着剤としては、例えばデンプン系接着剤等の天然系接着剤をあげることができる。デンプン系接着剤としては、例えばタピオカ澱粉糊(キャッサバ)、トウモロコシ澱粉(コーンスターチ)、小麦粉澱粉、米澱粉、豆類澱粉、馬鈴薯澱粉等を使用することができる。また、木粉の結着力をより高めて面飾りの強度を上げるために、酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤(例えば木工用接着剤)等の樹脂系接着剤を併せて使用することもできる。
接着剤は、燃焼温度がそれ程高くない自然燃焼下においても有毒ガスやダイオキシンが発生しにくいものであれば、デンプン系接着剤以外の接着剤、例えば塩素を含まない非塩素系樹脂接着剤等を採用することができる。
接着剤は、燃焼温度がそれ程高くない自然燃焼下においても有毒ガスやダイオキシンが発生しにくいものであれば、デンプン系接着剤以外の接着剤、例えば塩素を含まない非塩素系樹脂接着剤等を採用することができる。
(作用)
本発明に係る飾り熊手の作用を説明する。なお、ここでは、説明で使用する各構成要件に、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与するが、この符号は、特許請求の範囲の各請求項に記載した符号と同様に、あくまで内容の理解を容易にするためであって、各構成要件の意味を上記各部に限定するものではない。
本発明に係る飾り熊手の作用を説明する。なお、ここでは、説明で使用する各構成要件に、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与するが、この符号は、特許請求の範囲の各請求項に記載した符号と同様に、あくまで内容の理解を容易にするためであって、各構成要件の意味を上記各部に限定するものではない。
飾り熊手を構成している面飾り(3,4)は、木粉を主材とし、接着剤を結着剤として成形されたものであるので、接着剤が硬化した後の剛性や硬度に優れており、面飾り(3,4)の強度向上に寄与できる。
また、飾り熊手は、使用後は左義長において焚き上げられる。飾り熊手を構成している熊手本体(1)は自然物である竹材で形成されているので、焚き上げにおいて燃焼する際に有毒ガスやダイオキシンが多く発生することはない。
また、飾り熊手は、使用後は左義長において焚き上げられる。飾り熊手を構成している熊手本体(1)は自然物である竹材で形成されているので、焚き上げにおいて燃焼する際に有毒ガスやダイオキシンが多く発生することはない。
また、同じく飾り熊手を構成している面飾り(3,4)は、木粉を主材とし、接着剤を結着剤として成形されたものであるので、熊手本体(1)と同様に大部分が自然物または天然物であり、燃焼する際に有毒ガスやダイオキシンが多く発生することはない。
このように、本発明に係る飾り熊手は、面飾りを含む熊手全体が燃焼することによる有毒ガスやダイオキシンの発生を低減することができるので、製造から処分までのトータルの環境負荷を小さくすることができる。
このように、本発明に係る飾り熊手は、面飾りを含む熊手全体が燃焼することによる有毒ガスやダイオキシンの発生を低減することができるので、製造から処分までのトータルの環境負荷を小さくすることができる。
本発明は、飾り熊手を構成する飾り物である面飾りは、木粉を主材とし、接着剤を結着剤として成形されたものであるので、輸送時や取り扱い時などに外力が加わっても容易には割れない十分な強度を有する。
また、飾り熊手は、使用後に左義長において焚き上げる際に、面飾りを含む熊手全体が燃焼することによる有毒ガスやダイオキシンの発生が低減されており、製造から処分までのトータルの環境負荷を小さくできる。
本発明を図面に示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
図1は本発明に係る飾り熊手の一実施の形態を示す斜視図、
図2は飾り熊手を構成する恵比寿の面飾りの一部斜視縦断面説明図である。
図1は本発明に係る飾り熊手の一実施の形態を示す斜視図、
図2は飾り熊手を構成する恵比寿の面飾りの一部斜視縦断面説明図である。
飾り熊手Aは、竹でつくられた熊手本体1を備えている。熊手本体1の扇形部分の背部には、各種飾り物が取り付けられている。
飾り物は、祈願お守り札2、恵比寿の面飾り3、大黒天の面飾り4、梅の花飾り5、松葉飾り6、笹飾り7、小判飾り8及び大入り札9で構成されている。
飾り物は、祈願お守り札2、恵比寿の面飾り3、大黒天の面飾り4、梅の花飾り5、松葉飾り6、笹飾り7、小判飾り8及び大入り札9で構成されている。
飾り物において、祈願お守り札2、梅の花飾り5、笹飾り7、小判飾り8及び大入り札9は紙製である。また、松葉飾り6は、一部が合成樹脂でつくられているが、使用されている合成樹脂はごく僅かな量である。
また、飾り物において、恵比寿の面飾り3と大黒天の面飾り4は、いずれも同じ方法でつくられている。恵比寿の面飾り3と大黒天の面飾り4の製造方法は次のとおりである。
〔面飾り3、4の製造方法の実施例1〕
(1)木材料であるツゲ材を粉砕機に二度がけして粉化し、きめの細かい木粉をつくる。
(2)デンプン系接着剤であるタピオカ澱粉糊と水を、タピオカ澱粉糊が30重量%、水が5重量%となる割合で混合し混合剤をつくる。
(3)混合剤と木粉を、木粉が65重量%となる割合で混合して練る。
(1)木材料であるツゲ材を粉砕機に二度がけして粉化し、きめの細かい木粉をつくる。
(2)デンプン系接着剤であるタピオカ澱粉糊と水を、タピオカ澱粉糊が30重量%、水が5重量%となる割合で混合し混合剤をつくる。
(3)混合剤と木粉を、木粉が65重量%となる割合で混合して練る。
(4)混練物を成形型に入れてプレス成形する。
(5)成形物を型から取り出して乾燥固化させ、成形時に形成されるバリなど不要な部分を削るなどして取り除き、形を整える。
(6)成形物の表面に恵比寿または大黒天の顔の絵付けを行う。
(5)成形物を型から取り出して乾燥固化させ、成形時に形成されるバリなど不要な部分を削るなどして取り除き、形を整える。
(6)成形物の表面に恵比寿または大黒天の顔の絵付けを行う。
(作用)
本実施の形態に係る飾り熊手Aの作用を図1、図2を参照して説明する。
飾り熊手Aを構成している恵比寿の面飾り3と大黒天の面飾り4は、前記したように木粉を主材とし、デンプン系接着剤であるタピオカ澱粉糊を結着剤として成形されたものであり、接着剤が硬化した後の剛性や硬度に優れている。これにより、各面飾り3、4は、輸送時や取り扱い時などに外力が加わっても容易には割れない十分な強度を有する。
本実施の形態に係る飾り熊手Aの作用を図1、図2を参照して説明する。
飾り熊手Aを構成している恵比寿の面飾り3と大黒天の面飾り4は、前記したように木粉を主材とし、デンプン系接着剤であるタピオカ澱粉糊を結着剤として成形されたものであり、接着剤が硬化した後の剛性や硬度に優れている。これにより、各面飾り3、4は、輸送時や取り扱い時などに外力が加わっても容易には割れない十分な強度を有する。
飾り熊手Aが、使用後に左義長において焚き上げられる際には、熊手本体1、祈願お守り札2、梅の花飾り5、松葉飾り6、笹飾り7、小判飾り8及び大入り札9と共に恵比寿の面飾り3及び大黒天の面飾り4が燃焼する。この焚き上げは、野外において自然燃焼させて行われるので、燃焼温度が800℃程度と低い。しかしながら、飾り熊手Aを構成している熊手本体1及び各種飾り物は、大部分が自然物、天然物またはそれらを加工したもので形成されているので、燃焼する際に有毒ガスやダイオキシンが多く発生することはない。
なお、特に、面飾り3及び面飾り4に結着剤として含まれているタピオカ澱粉糊は、通常条件下においては安定性が高く、反応性も認められず、さらには有害性も認められないので、焚き上げによって処分するものの材料として好適である。これにより、飾り熊手Aは、製造から処分までのトータルの環境負荷を小さくすることができる。
恵比寿の面飾り3と大黒天の面飾り4の製造方法の他の例は次のとおりである。
〔面飾り3、4の製造方法の実施例2〕
(1)木材料であるツゲ材を粉砕機に二度がけして粉化し、きめの細かい木粉をつくる。
(2)デンプン系接着剤であるタピオカ澱粉糊、酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤である木工用ボンドE−300(ダイヤ糊工業株式会社)及び水を、タピオカ澱粉糊が25重量%、木工用ボンドE−300が10重量%、水が5重量%となる割合で混合し混合剤をつくる。
(3)混合剤と木粉を、木粉が60重量%となる割合で混合して練る。
〔面飾り3、4の製造方法の実施例2〕
(1)木材料であるツゲ材を粉砕機に二度がけして粉化し、きめの細かい木粉をつくる。
(2)デンプン系接着剤であるタピオカ澱粉糊、酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤である木工用ボンドE−300(ダイヤ糊工業株式会社)及び水を、タピオカ澱粉糊が25重量%、木工用ボンドE−300が10重量%、水が5重量%となる割合で混合し混合剤をつくる。
(3)混合剤と木粉を、木粉が60重量%となる割合で混合して練る。
(4)混練物を成形型に入れてプレス成形する。
(5)成形物を型から取り出して乾燥固化させ、成形時に形成されるバリなど不要な部分を削るなどして取り除き、形を整える。
(6)成形物の表面に恵比寿または大黒天の顔の絵付けを行う。
(5)成形物を型から取り出して乾燥固化させ、成形時に形成されるバリなど不要な部分を削るなどして取り除き、形を整える。
(6)成形物の表面に恵比寿または大黒天の顔の絵付けを行う。
なお、このようにしてつくった恵比寿の面飾り3と大黒天の面飾り4を備えた飾り熊手の作用については、前記実施例1でつくった恵比寿の面飾り3と大黒天の面飾り4を備えた飾り熊手Aとほぼ同様であるが、各面飾り3、4の強度については酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤を混合したことにより、さらに向上している。
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
A 飾り熊手
1 熊手本体
2 祈願お守り札
3 恵比寿の面飾り
4 大黒天の面飾り
5 梅の花飾り
6 松葉飾り
7 笹飾り
8 小判飾り
9 大入り札
1 熊手本体
2 祈願お守り札
3 恵比寿の面飾り
4 大黒天の面飾り
5 梅の花飾り
6 松葉飾り
7 笹飾り
8 小判飾り
9 大入り札
Claims (4)
- 招福の縁起物である飾り熊手であって、
少なくとも、竹材で形成した熊手本体(1)と熊手本体(1)に取り付けられている所要数の面飾り(3,4)とを備えており、
面飾り(3,4)は、
接着剤と水を所要割合で混合した混合剤と木粉を混練して得られた木粉混練物を、成形型でプレス成形し乾燥固化して得られた成形物の表面に絵付けをしたものである、
飾り熊手。 - 接着剤としてデンプン系接着剤を使用し、
デンプン系接着剤、水及び木粉の配合が、
デンプン系接着剤が25〜35重量%、水が5重量%、木粉が60〜70重量%である、
請求項1記載の飾り熊手。 - 接着剤としてデンプン系接着剤及び酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤を使用し、
デンプン系接着剤、酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤、水及び木粉の配合が、
デンプン系接着剤が20〜30重量%、酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤が5〜15重量%、水が5重量%、木粉が60〜70重量%である、
請求項1記載の飾り熊手。 - 少なくとも、竹材で形成した熊手本体(1)と熊手本体(1)に取り付けられている所要数の面飾り(3,4)とを備えた招福の縁起物である飾り熊手の製造方法であって、
木材料を粉砕機にかけて粉化して木粉をつくり、接着剤と水を所要割合で混合した混合剤に木粉を所要割合で混合して練り、できた混練物を成形型に入れてプレス成形した成形物を型から取り出して乾燥固化させ、成形物表面に絵付けをして面飾り(3,4)をつくる工程を含む、
飾り熊手の製造方法。
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPH06225950A (ja) * | 1993-02-03 | 1994-08-16 | Satoshi Takigawa | ゴルフ用テイ |
JP3052005U (ja) * | 1998-03-03 | 1998-09-11 | 中興化成工業株式会社 | 縁起物用熊手 |
JP2008502517A (ja) * | 2004-06-11 | 2008-01-31 | ジーパック テクノロジー(エス) ピーティーイー リミテッド | 高強度成形品の成形方法 |
-
2008
- 2008-09-10 JP JP2008231993A patent/JP2010063600A/ja active Pending
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JP2008502517A (ja) * | 2004-06-11 | 2008-01-31 | ジーパック テクノロジー(エス) ピーティーイー リミテッド | 高強度成形品の成形方法 |
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