JP2010063360A - ケーブル用水切り処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】防水効果の向上が図れるケーブル用水切り処理方法を提供する。
【解決手段】複数本のケーブル11〜13が導入される防水対象物2のケーブル導入口から水が浸入しないように複数本のケーブル11〜13にケーブル用水切り具111〜119を取り付けて水切り処理を行うケーブル用水切り処理方法であって、防水対象物2のケーブル導入口付近において、複数本のケーブル11〜13に複数のリング状のケーブル用水切り具111〜119を多段構成でそれぞれ取り付け、各段のリング状のケーブル用水切り具111〜119を防水対象物2のケーブル導入口から等しい距離にかつ隣り同士が接触し合うように複数本のケーブル11〜13にそれぞれ取り付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケーブル用水切り処理方法に関し、特に、雨水などがケーブルを伝わってケーブル接続箱などのケーブル導入口から浸水することを防止するのに好適なケーブル用水切り処理方法に関する。
近年、インターネットの普及に伴い、光ケーブル(光ファイバ)を用いて高速かつ大容量の信号を家庭やオフィスなどへ伝送することができるFTTH(Fiber To The Home)が注目されている。光ケーブルを家庭やオフィスなどの建物まで敷設する方法としては、従来のメタル電話線と同様に架空線路を利用して多芯光ケーブルを敷設する方法が主流である。架空線路から建物までは、光ケーブル用クロージャ(光ケーブル接続箱)を介して1芯または2芯の光ドロップケーブルを接続することによって、多芯光ケーブルを分配している。
従来、このような光ケーブル用クロージャを電柱間に通された吊線に取り付けて使用する際には、図6(a)に示すように、光ケーブルは吊線150と平行に光ケーブル用クロージャ100(以下、「クロージャ100」と称する。)に導入される(すなわち、光ケーブルはクロージャ100のケーブル導入口に対して垂直にクロージャ100に導入される)。そのため、たとえば雨水が光ケーブルを伝わってクロージャ100内に侵入することを防止するために、クロージャ100のケーブル導入口に設けたグロメット105によってケーブル挿通孔を水密に封止するとともに、同図(b)に示すようにクロージャ100付近において水切り処理(光ケーブルをUの字に曲げたのちにクロージャ100に導入する処理)を行っている。
なお、下記の特許文献1には、配電線に取り付けて内蔵電極に分圧される電圧から配電線の電圧を求める配電線運転状態モニタリングセンサの降雨時の出力特性を安定させるために、センサ本体からの配電線の口出し部あるいは送信用光ファイバケーブルの引出し端近傍に、フードなどからなる水切り具を設け、その水切り具でセンサ表面と配電線表面との間あるいはセンサ表面と光ファイバケーブル表面との間にまたがって水膜が張らないようにして水膜を介しての表面の電気的導通をなくして、検出電圧に影響を及ぼすセンサ表面の電位変動を防止する配電線運転状態モニタリングセンサが開示されている。
また、下記の特許文献2には、電線または電話線や光ケーブルなどの通信線を溝ブロック内に多くの時間と手間を必要とすることなくワンタッチ操作にて迅速かつ確実に支持して電線などの配線工事を効率的に行うために、地中に連続して埋込むコンクリート製の溝ブロック内に支持部材を所定間隔に取り付け、支持部材の上縁または下縁には電線または通信線が挿通可能なスリーブ管が上下方向から嵌入される収納凹部を所望数個設けた、地中埋込みコンクリート製溝ブロックの電線などの支持装置が開示されている。
特開平5−215799号公報 登録実用新案第3048594号公報
しかしながら、上述した従来の水切り処理方法では、ゴム製のグロメット105の老朽化に伴うゴムの硬化やクロージャ100の数回に渡る開閉によりクロージャ100のケーブル導入口とグロメット105との間に隙間が生じたり、荒雨天時などにおいて光ケーブルが風に揺られてクロージャ100のケーブル導入口とグロメット105との間に隙間が生じたりすると、光ケーブルを伝わってきた雨水がクロージャ100内に侵入してしまい、以下に示すような問題を生じさせる。
(1)クロージャ100の内部の金物が腐食してしまう。
(2)光ケーブルと被覆との間に雨水が浸入して凍結すると、光信号の損失が増加して、最悪の場合には、光回線が不通となる。
本発明の目的は、防水効果の向上が図れるケーブル用水切り処理方法を提供することにある。
本発明の第1のケーブル用水切り処理方法は、複数本のケーブル(11〜13)が導入される防水対象物(2)のケーブル導入口から水が浸入しないように該複数本のケーブルにケーブル用水切り具を取り付けて水切り処理を行うケーブル用水切り処理方法であって、前記防水対象物のケーブル導入口付近において、前記複数本のケーブルに複数のリング状のケーブル用水切り具(111〜119)を多段構成でそれぞれ取り付け、各段の前記ケーブル用水切り具を、前記防水対象物のケーブル導入口から等しい距離に、かつ、隣り同士が接触し合うように、前記複数本のケーブルにそれぞれ取り付けることを特徴とする。
本発明の第2のケーブル用水切り処理方法は、複数本のケーブル(11〜13)が導入される防水対象物(2)のケーブル導入口から水が浸入しないように該複数本のケーブルにケーブル用水切り具を取り付けて水切り処理を行うケーブル用水切り処理方法であって、前記防水対象物のケーブル導入口付近において、一部が径方向に切断されたかつ切断部分を固定するための固定手段(251〜259)をそれぞれ備える複数のリング状のケーブル用水切り具(211〜219)を前記複数本のケーブルに多段構成でそれぞれ取り付け、各段の前記ケーブル用水切り具を、前記防水対象物のケーブル導入口から等しい距離に、かつ、隣り同士が接触し合うように、前記複数本のケーブルにそれぞれ取り付け、前記複数本のケーブルに取り付けられた前記複数のケーブル用水切り具の切断部分を前記固定手段で固定することを特徴とする。
本発明の第3のケーブル用水切り処理方法は、複数本のケーブル(11〜13)が導入される防水対象物(2)のケーブル導入口から水が浸入しないように該複数本のケーブルにケーブル用水切り具を取り付けて水切り処理を行うケーブル用水切り処理方法であって、前記防水対象物のケーブル導入口付近において、螺旋状のリング状のケーブル用水切り具(311)を、前記防水対象物のケーブル導入口から等しい距離に、かつ、隣り同士が接触し合うように、前記複数本のケーブルに1個ずつ取り付けることを特徴とする。
本発明の第4のケーブル用水切り処理方法は、複数本のケーブル(11〜13)が導入される防水対象物(2)のケーブル導入口から水が浸入しないように該複数本のケーブルにケーブル用水切り具を取り付けて水切り処理を行うケーブル用水切り処理方法であって、前記防水対象物のケーブル導入口付近において、螺旋状の本体部(421)および該本体部の周面上に形成されたヒレ(431)を備える螺旋状のケーブル用水切り具(411)を、前記防水対象物のケーブル導入口から等しい距離に、かつ、隣り同士が接触し合うように、前記複数本のケーブルに1個ずつ取り付けることを特徴とする。
本発明のケーブル用水切り処理方法は、以下に示す効果を奏する。
(1)防水対象物(たとえば、クロージャ)のケーブル導入口付近において複数本のケーブルにリング状のケーブル用水切り具を多段構成でそれぞれ取り付けることにより、たとえば荒雨天時などにおいてケーブルを伝わってくる雨水をケーブル用水切り具で止めて防水対象物内に浸入することを防止することができるので、防水効果を向上させることができるとともに、図6(b)に示したような水切り処理をなくすことができる。
(2)リング状のケーブル用水切り具の一部を切断し、切断部分をボルトなどの固定手段で固定することにより、ケーブルを切断することなくケーブル用水切り具を取り付けたり取り替えたりすることができる。
(3)リング状のケーブル用水切り具の代わりに螺旋状のケーブル用水切り具を用いることにより、ケーブルを切断することなく取り付けたり取り替えたりすることができる。
(4)螺旋状のケーブル用水切り具にヒレを設けることにより、雨水などが表面張力などでケーブル用水切り具の表面を伝わって防水対象物内に浸入することを防止することができるので、防水効果をさらに向上させることができる。
本発明の第1の実施例によるケーブル用水切り処理方法を説明するための図であり、(a)は第1のケーブル用水切り具111の正面図、(b)は第1のケーブル用水切り具111を第1の光ケーブル11に取り付けた状態を示す側面図、(c)は第1乃至第9のケーブル用水切り具111〜119を第1乃至第3の光ケーブル11〜13に取り付けた状態を示す側面図である。 本発明の第2の実施例によるケーブル用水切り処理方法を説明するための図であり、(a)は第1のケーブル用水切り具211の正面図、(b)は第1のケーブル用水切り具211を第1の光ケーブル11に取り付けた状態を示す側面図である。 本発明の第3の実施例によるケーブル用水切り処理方法を説明するための図である。 本発明の第4の実施例によるケーブル用水切り処理方法を説明するための図であり、(a)は第1のケーブル用水切り具411の正面図、(b)は第1のケーブル用水切り具411を第1の光ケーブル11に取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の参考例によるケーブル用水切り処理方法を説明するための図であり、(a)は第1のケーブル用水切り具511の正面図、(b)は第1のケーブル用水切り具511を第1の光ケーブル11に取り付けた状態を示す斜視図である。 従来のケーブル用水切り処理方法を説明するための図である。
防水効果の向上を図るという目的を、防水対象物のケーブル導入口付近において螺旋状のリング状のケーブル用水切り具を防水対象物のケーブル導入口から等しい距離にかつ隣り同士が接触し合うように複数本のケーブルに1個ずつ取り付けることにより実現した。
以下、本発明のケーブル用水切り処理方法の実施例について、図面を参照して説明する。
なお、以下では、光ケーブル用クロージャ2(以下、「クロージャ2」と称する。)の片側から外径12mmの第1乃至第3の光ケーブル11〜13を間隔30mmでクロージャ2内に導入する場合を例として説明する。
まず、本発明の第1の実施例によるケーブル用水切り処理方法について、図1を参照して説明する。
本実施例によるケーブル用水切り処理方法において使用される第1乃至第9のケーブル用水切り具111〜119は、第1のケーブル用水切り具111について図1(a),(b)に示すように、リング状の形状をしており、内径10mm、外径30mmおよび厚さ5mmのゴム製のものである。
本実施例によるケーブル用水切り処理方法では、図1(c)に示すように、クロージャ2のケーブル導入口付近において、1本の光ケーブルに対して複数のケーブル用水切り具が多段構成で取り付けられる。
すなわち、第1の光ケーブル11には第1乃至第3のケーブル用水切り具111〜113が所定の間隔をもって取り付けられ、第2の光ケーブル12には第4乃至第6のケーブル用水切り具114〜116が所定の間隔をもって取り付けられ、第3の光ケーブル13には第7乃至第9のケーブル用水切り具117〜119が所定の間隔をもって取り付けられる。
これにより、たとえば図1(c)図示右方向から第1の光ケーブル11の表面を伝わってクロージャ2の方に流れてくる雨水などを第3のケーブル用水切り具113、第2のケーブル用水切り具112および第1のケーブル用水切り具111の順番で止めることができるので、雨水などがクロージャ2内に浸入することを防止することができる。
図1(c)に示すように、各段のケーブル用水切り具は一列にかつ隣り同士が接触し合って複数本の光ケーブルにそれぞれ取り付けられる。
すなわち、1段目の第1、第4および第7のケーブル用水切り具111,114,117は一列に(すなわち、クロージャ2のケーブル導入口から等しい距離に)第1乃至第3の光ケーブル11〜13にそれぞれ取り付けられ、2段目の第2、第5および第8のケーブル用水切り具112,115,118は一列に(すなわち、第1、第4および第7のケーブル用水切り具111,114,117から等しい距離に)第1乃至第3の光ケーブル11〜13にそれぞれ取り付けられ、3段目の第3、第6および第9のケーブル用水切り具113,116,119は一列に(すなわち、第2、第5および第8のケーブル用水切り具112,115,118から等しい距離に)第1乃至第3の光ケーブル11〜13にそれぞれ取り付けられる。
また、1段目の第1、第4および第7のケーブル用水切り具111,114,117の隣り同士と2段目の第2、第5および第8のケーブル用水切り具112,115,118の隣り同士と3段目の第3、第6および第9のケーブル用水切り具113,116,119の隣り同士とが接触し合うように、第1乃至第9のケーブル用水切り具111〜119の外径(=30mm)は第1乃至第3の光ケーブル11〜13の間隔(=30mm)と等しくされている。
これにより、雨水などが第1、第4および第7のケーブル用水切り具111,114,117の間と第2、第5および第8のケーブル用水切り具112,115,118の間と第3、第6および第9のケーブル用水切り具113,116,119の間とを通ってクロージャ2に当らないようにすることができる。
なお、第1乃至第9のケーブル用水切り具111〜119の内径(=10mm)は、第1乃至第3の光ケーブル11〜13に取り付けた際に第1乃至第3の光ケーブル11〜13を締め付けることにより第1乃至第9のケーブル用水切り具111〜119の脱落や第1乃至第9のケーブル用水切り具111〜119と第1乃至第3の光ケーブル11〜13との間の隙間への雨水などの侵入を防止するように、第1乃至第3の光ケーブル11〜13の外径(12mm)よりも小さくされている。
次に、本発明の第2の実施例によるケーブル用水切り処理方法について、図2を参照して説明する。
上述した第1の実施例によるケーブル用水切り処理方法では、第1乃至第9のケーブル用水切り具111〜119がリング状であるため、既設の光ケーブルに取り付ける場合や光ケーブルに取り付けたのちに不良により取替えが必要になった場合には、光ケーブルを切断して取り付けたり取り替えたりする必要がある。
本実施例によるケーブル用水切り処理方法は、これを解決するためのものである。
本実施例によるケーブル用水切り処理方法は、一部が径方向に切断されたリング状のケーブル用水切り具(第1乃至第9のケーブル用水切り具211〜219)を使用する点で上述した第1の実施例によるケーブル用水切り処理方法と異なる。
すなわち、本実施例によるケーブル用水切り処理方法において使用される第1のケーブル用水切り具211は、図2(a),(b)に示すように、一部が径方向に切断されている点と、第1の光ケーブル11に取り付けられた第1のケーブル用水切り具211の切断部分を固定するための第1のボルト251(固定手段)を具備する点と、第1のボルト251と螺合する雌ねじ部が内周に設けられた孔が第1のケーブル用水切り具211の切断部分に形成されている点とで、上述した第1の実施例によるケーブル用水切り処理方法において使用される第1乃至第9のケーブル用水切り具111〜119と異なる。
第2乃至第9のケーブル用水切り具212〜219(不図示)も、第1のケーブル用水切り具211と同様に構成されている。
第1乃至第9のケーブル用水切り具211〜219は一部が径方向に切断されているので、既設の第1乃至第3の光ケーブル11〜13を切断することなく取り付けたり取り替えたりすることができる。
第1乃至第9のケーブル用水切り具211〜219の第1乃至第3の光ケーブル11〜13への取付け方法は、第1乃至第3の光ケーブル11〜13に取り付けられた第1乃至第9のケーブル用水切り具211〜219の切断部分を第1乃至第9のボルト251〜259(第2乃至第9のボルト252〜259は不図示)で固定するほかは、上述した第1の実施例によるケーブル用水切り処理方法において使用される第1乃至第9のケーブル用水切り具111〜119の第1乃至第3の光ケーブル11〜13への取付け方法と同様である(図1(c)参照)。
なお、第1乃至第9のケーブル用水切り具211〜219の切断部分は、図2(b)に示すように、雨水などが伝わりにくい第1乃至第3の光ケーブル11〜13の上にくるように取り付けられる。これにより、第1乃至第9のケーブル用水切り具211〜219の切断部分を雨水などが通ってしまうことを防止することができる。
また、第1乃至第9のボルト251〜259を用いて第1乃至第9のケーブル用水切り具211〜219の切断部分を固定するので、第1乃至第3の光ケーブル11〜13よりも外径が多少大きい光ケーブルにも取り付けることができる。
次に、本発明の第3の実施例によるケーブル用水切り処理方法について、図3を参照して説明する。
上述した第1および第2の実施例によるケーブル用水切り処理方法では、1本の光ケーブルに3つのケーブル用水切り具を多段構成で取り付ける必要があるため(図1(c)参照)、ケーブル用水切り具の取付け作業に時間を要する。
本実施例によるケーブル用水切り処理方法は、これを解決するためのものである。
本実施例によるケーブル用水切り処理方法は、螺旋状の形状を有するケーブル用水切り具(第1乃至第3のケーブル用水切り具311〜313)を使用する点と、各光ケーブルには1個のケーブル用水切り具しか取り付けられない(すなわち、第1乃至第3の光ケーブル11〜13には第1乃至第3のケーブル用水切り具311〜313がそれぞれ取り付けられる)点とで、上述した第1および第2の実施例によるケーブル用水切り処理方法と異なる。
すなわち、本実施例によるケーブル用水切り処理方法において使用される第1のケーブル用水切り具311は、図3に示すように、螺旋状の形状を有する点と、第1の光ケーブル11には第1のケーブル用水切り具311しか取り付けられない点とで、上述した第1および第2の実施例によるケーブル用水切り処理方法において使用される第1のケーブル用水切り具111,211と異なる。
第2および第3のケーブル用水切り具312,313(不図示)も、第1のケーブル用水切り具311と同様に構成されている。
なお、第1乃至第3のケーブル用水切り具311〜313は、たとえば、内径6mm(第1の光ケーブル11の外径(=12mm)の1/2)、外径10mmとする。
第1乃至第3のケーブル用水切り具311〜313は螺旋状の形状を有するので、以下に示す効果を奏する。
(1)一端から巻き付けるようにして第1乃至第3の光ケーブル11〜13に取り付けることができるため、取付け作業が容易である。
(2)既設の第1乃至第3の光ケーブル11〜13を切断することなく取り付けたり取り替えたりすることができる。
(3)1個で図1(c)に示した多段構成と同様の防水効果を得ることができる。
(4)一端から巻き付けるようにして第1乃至第3の光ケーブル11〜13に取り付けるので、第1乃至第3の光ケーブル11〜13よりも外径が多少大きい光ケーブルにも取り付けることができる。
また、第1乃至第3のケーブル用水切り具311〜313を以下のように変形してもよい。
(A)第1乃至第3のケーブル用水切り具311〜313の内部に鋼心の第1乃至第3のバネ(不図示)を周方向に沿って入れることにより、第1乃至第3の光ケーブル11〜13に巻き付けたときの締付け力を大きくする。
(B)第1乃至第3のケーブル用水切り具311〜313の巻き数を増やすことにより、防水効果を高める。巻き数を増やすことにより、第1乃至第3のケーブル用水切り具311〜313が第1乃至第3の光ケーブル11〜13から脱落することをより防止することもできる。
(C)巻き数の多いケーブル用水切り具を作成し、これを必要な長さに切ったものを第1乃至第3のケーブル用水切り具311〜313として使用することにより、多様な光ケーブルに対応させることができる(たとえば、外径の大きい光ケーブルには巻き数を多くした第1乃至第3のケーブル用水切り具311〜313を取り付ける。)。
次に、本発明の第4の実施例によるケーブル用水切り処理方法について、図4を参照して説明する。
上述した第3の実施例によるケーブル用水切り処理方法では、第1乃至第3のケーブル用水切り具311〜313は螺旋状の形状を有するため、表面張力などにより雨水などが第1乃至第3のケーブル用水切り具311〜313の表面を伝わってクロージャ2(図1(c)参照)内に侵入する場合が考えられる。
本実施例によるケーブル用水切り処理方法は、これを解決するためのものである。
すなわち、本実施例によるケーブル用水切り処理方法において使用される第1のケーブル用水切り具411は、図4(a),(b)に示すように、螺旋状の第1の本体部421および第1の本体部421の周面上に形成された第1のヒレ431を備える点で、上述した第3の実施例によるケーブル用水切り処理方法において使用される第1のケーブル用水切り具311と異なる。
なお、図4(a)に示すように、第1のケーブル用水切り具411の第1の本体部421は、たとえば、内径6mm(第1の光ケーブル11の外径(=12mm)の1/2)、外径12mmとする。また、第1のヒレ431の外周は、たとえば、32mmとする。
第2および第3のケーブル用水切り具412,413(不図示)も、第1のケーブル用水切り具411と同様に構成されている。
なお、互いに隣り合う第1および第2の光ケーブル11,12の間隔は30mmであるため(図1(c)参照)、第1および第2のケーブル用水切り具411,412を第1および第2の光ケーブル11,12に一列に取り付けると第1および第2のヒレ431,432が接触し合うが、第1および第2のヒレ431,432の厚さは薄いため、接触し合っても防水効果に影響を及ぼすことはない。
第1乃至第3のケーブル用水切り具411〜413は螺旋状の形状を有するので、上述した第3の実施例によるケーブル用水切り処理方法において使用される第1乃至第3のケーブル用水切り具311〜313と同様の効果(上記(1)から(4)参照)を得ることができる。
また、第1乃至第3のケーブル用水切り具411〜413を上述した第3の実施例によるケーブル用水切り処理方法において使用される第1乃至第3のケーブル用水切り具311〜313と同様に変形してもよい(上記(A)から(C)参照)。
次に、本発明の参考例によるケーブル用水切り処理方法について、図5を参照して説明する。
上述した第4の実施例によるケーブル用水切り処理方法では、表面張力などにより雨水などが第1乃至第3のヒレ431〜433の表面を伝わってクロージャ2(図1(c)参照)内に侵入する場合が考えられる。
本参考例によるケーブル用水切り処理方法は、これを解決するためのものである。
すなわち、本参考例によるケーブル用水切り処理方法において使用される第1のケーブル用水切り具511は、図5(a),(b)に示すように、螺旋状の第1の本体部521および第1の本体部521の周面上に形成された第1のヒレ531が波状の形状とされている(すなわち、第1のヒレ531の表面は、平面ではなく、第1の光ケーブル11の軸方向から見て凹凸が周方向に交互に繰り返す面となっている。)点で、上述した第4の実施例によるケーブル用水切り処理方法において使用される第1のケーブル用水切り具411と異なる。
なお、第1のヒレ531は、凸部および凹部が第1のケーブル用水切り具511の中心から径方向に放射状に広がる凹凸が周方向に等間隔に交互に形成されることにより、波状の形状とされている。
第2および第3のケーブル用水切り具512,513(不図示)も、第1のケーブル用水切り具511と同様に構成されている。
第1乃至第3のケーブル用水切り具511〜513の第1乃至第3のヒレ531〜533は波状の形状とされているので、表面張力などにより雨水などが第1乃至第3のヒレ531〜533の表面を伝わってクロージャ2(図1(c)参照)内に侵入することを防止することができる。
また、第1乃至第3のケーブル用水切り具511〜513は螺旋状の形状を有するので、上述した第3の実施例によるケーブル用水切り処理方法において使用される第1乃至第3のケーブル用水切り具311〜313と同様の効果(上記(1)から(4)参照)を得ることができる。
さらに、第1乃至第3のケーブル用水切り具511〜513を上述した第3の実施例によるケーブル用水切り処理方法において使用される第1乃至第3のケーブル用水切り具311〜313と同様に変形してもよい(上記(A)から(C)参照)。
以上では、第1および第2の実施例によるケーブル用水切り処理方法において各段のケーブル用水切り具を一列にかつ隣り同士が接触し合うように複数本の光ケーブルにそれぞれ取り付けたが、その必要は必ずしもなく、たとえば各段のケーブル用水切り具が重なり合うように互い違いに複数本の光ケーブルにそれぞれ取り付けてもよい。
さらに、光ケーブルを例として説明したが、屋外から屋内に引き込まれる電気ケーブル、電話ケーブル、テレビケーブル、有線ケーブル、メタルケーブルおよび引込み用ドロップケーブルに対しても使用することができる。
さらにまた、防水対象物としてクロージャのようなケーブル接続箱を例として説明したが、建物引込み箇所においても本発明のケーブル用水切り具およびケーブル用水切り処理方法を使用することができる。
以上説明したように、本発明のケーブル用水切り処理方法は、たとえば雨水などがケーブルを伝わってケーブル接続箱のケーブル導入口から浸水することを防止するのに利用することができる。
1〜13 光ケーブル
2 クロージャ
111〜119,211,311,411,511 ケーブル用水切り具
251 ボルト
421,521 本体部
431,531 ヒレ

Claims (4)

  1. 複数本のケーブル(11〜13)が導入される防水対象物(2)のケーブル導入口から水が浸入しないように該複数本のケーブルにケーブル用水切り具を取り付けて水切り処理を行うケーブル用水切り処理方法であって、
    前記防水対象物のケーブル導入口付近において、前記複数本のケーブルに複数のリング状のケーブル用水切り具(111〜119)を多段構成でそれぞれ取り付け、
    各段の前記ケーブル用水切り具を、前記防水対象物のケーブル導入口から等しい距離に、かつ、隣り同士が接触し合うように、前記複数本のケーブルにそれぞれ取り付ける、
    ことを特徴とする、ケーブル用水切り処理方法。
  2. 複数本のケーブル(11〜13)が導入される防水対象物(2)のケーブル導入口から水が浸入しないように該複数本のケーブルにケーブル用水切り具を取り付けて水切り処理を行うケーブル用水切り処理方法であって、
    前記防水対象物のケーブル導入口付近において、一部が径方向に切断されたかつ切断部分を固定するための固定手段(251〜259)をそれぞれ備える複数のリング状のケーブル用水切り具(211〜219)を前記複数本のケーブルに多段構成でそれぞれ取り付け、
    各段の前記ケーブル用水切り具を、前記防水対象物のケーブル導入口から等しい距離に、かつ、隣り同士が接触し合うように、前記複数本のケーブルにそれぞれ取り付け、
    前記複数本のケーブルに取り付けられた前記複数のケーブル用水切り具の切断部分を前記固定手段で固定する、
    ことを特徴とする、ケーブル用水切り処理方法。
  3. 複数本のケーブル(11〜13)が導入される防水対象物(2)のケーブル導入口から水が浸入しないように該複数本のケーブルにケーブル用水切り具を取り付けて水切り処理を行うケーブル用水切り処理方法であって、
    前記防水対象物のケーブル導入口付近において、螺旋状のリング状のケーブル用水切り具(311)を、前記防水対象物のケーブル導入口から等しい距離に、かつ、隣り同士が接触し合うように、前記複数本のケーブルに1個ずつ取り付ける、
    ことを特徴とする、ケーブル用水切り処理方法。
  4. 複数本のケーブル(11〜13)が導入される防水対象物(2)のケーブル導入口から水が浸入しないように該複数本のケーブルにケーブル用水切り具を取り付けて水切り処理を行うケーブル用水切り処理方法であって、
    前記防水対象物のケーブル導入口付近において、螺旋状の本体部(421)および該本体部の周面上に形成されたヒレ(431)を備える螺旋状のケーブル用水切り具(411)を、前記防水対象物のケーブル導入口から等しい距離に、かつ、隣り同士が接触し合うように、前記複数本のケーブルに1個ずつ取り付ける、
    ことを特徴とする、ケーブル用水切り処理方法。
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