JP2010062936A - 無線lan通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】任意に配置された無線LANアクセスポイントの電波の干渉・衝突を防止して、最適な無線LAN通信システム環境を提供すること。
【解決手段】複数の無線端末機器がアクセスする無線LAN通信システムにおいて、無線LANアクセスポイントにイーサネット(登録商標)の配線を介して電力を供給する電源送信手段14と、認証された無線端末機器の識別情報を記憶する識別情報記憶手段62と、無線LANアクセスポイントへの無線端末機器のアクセス数及び通信状況を監視するアクセス監視手段64と、無線LANアクセスポイントが、無線端末機器から受信可能な端末機器を検知し記憶する信号強度監視手段66と、無線LANアクセスポイントの電波強度を制御する電波強度制御手段68と、無線LANアクセスポイントへの電力供給をオン・オフする電源制御手段70を有するネットワーク制御手段20を備えた無線LAN通信システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のアクセスポイントを有する無線LAN(Local Area Network)において、配置された前記複数のアクセスポイントの通信状態を監視することにより、電波の干渉を防止し、適正な無線通信状態を維持するための無線LAN通信システムに関する。
通信技術の発達により、オフィスでのネットワーク構築はビジネスに必須の要件となっており、ローカルエリアネットワークによりオフィス内の端末機器が結ばれ、外部通信回線とも接続してインターネットや電子メール等が利用されている。
ローカルエリアネットワークが利用できる環境とするためには、端末機器とイーサネット(登録商標)スイッチングハブを接続する必要があるが、有線のLANケーブルで各端末機器を接続すると多数のLANケーブルを配線しなければならず、環境構築が複雑になる。
この様な状況の下、無線技術の進歩による高速化やセキュリティ機能が充実したことにより、各端末機器への配線が不要な無線LANによるネットワークの導入が進んでいる。無線LANシステムは、無線LANアクセスポイントに無線機能を備えた端末機器がアクセスして社内イントラネットや外部サーバ等との接続を可能とするものである。無線LANネットワークの構築においては、各無線LANアクセスポイントのCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)が機能する電波到達範囲を考慮し、無線LANアクセスポイントをどの位置に配置するかが重要である。この範囲(セル)では各無線端末機器からのアクセス制御が機能し,通信が干渉することなく行われ,IEEE 802.11aであれば6Mビット/秒以上,IEEE 802.11bでは2Mビット/秒以上のスループットになる。
この様な適正なスループットを確保するためには、隣接する無線LANアクセスポイントの利用周波数を異なる周波数としたり、各無線LANアクセスポイントにアクセスする無線端末機器のアクセス数を制限したりするとともに、複数の無線LANアクセスポイントから発信する異なる周波数での電波の干渉や、同一周波数での電波の衝突を防止するために、各無線LANアクセスポイントの配置を適正に行うことが必要である。
この為には、オフィス内の構造的な要素である壁、天井、床、柱、仕切り、そして机の配置等を考慮して電波の反射、回折や透過などについて、その減衰特性と電波範囲を計算する方法が提案されている。
例えば、レイトトレーシング法と呼ばれる解析手法(例えば特許文献1参照)を改良して、無線LANアクセスポイントの電波到達範囲と無線LANアクセスポイントの設置数を決定するために、電波の伝播特性解析によりエラーレート分布と実効伝送速度を求める技術が提案されている(特許文献2)。さらに、電波伝搬障害物の電波透過率あるいは電波反射率も解析要素として取り入れ、電波の干渉も考慮した最小電波到達に達しない領域と電波が干渉する領域を表示する方法の提案もされている(例えば特許文献3参照)。
この様にして無線LANアクセスポイント配置の設計をしても、実際に電波がどう伝播するかは、最終的にはサイトサーベイ調査により、設計を基に配置した無線LANアクセスポイントからの電波強度を実測して確認、修正をする必要がある。そして、サイトサーベイを自動的に行い、二次元的な電界強度分布を自動で作成する提案もなされている(例えば特許文献4参照)。
特開2001−94502号公報 特開2001−99880号公報 特開2004−30425号公報 特開2006−125951号公報
無線LANネットワークシステムは、有線LANケーブルを必要としない利点を有しているが、前述した様に無線LANアクセスポイントの配置は難しく、配置の最適設計とサイトサーベイが必要であり、専門業者による設定をしなければならないという問題がある。
本発明は、無線LAN環境を簡単に実現するためのシステムを提供するものであり、最適設計やサイトサーベイを不要とした無線LANシステムを目的としている。
本発明は、無線LANアクセスポイントの電波強度を調整し、又は、無線LANアクセスポイントの電源を切断することができる制御手段を設けることで課題を解決したものであり、以下に説明する。
(1) 複数の無線端末機器が無線による通信手段により無線LANアクセスポイントに接続され、当該無線LANアクセスポイントが、イーサネット(登録商標)スイッチングハブの配信手段に接続され、当該無線LANアクセスポイントと当該配信手段は、無線LAN制御手段に接続され、当該無線LAN制御手段は外部通信回線と接続される通信システムにおいて、前記無線LANアクセスポイントにイーサネット(登録商標)の配線を利用して電力を供給する電源送信手段と、前記無線LANアクセスポイントにイーサネット(登録商標)の配線を利用して電力を供給する電源送信手段と、認証された前記無線端末機器の識別情報を記憶する手段と、前記無線LANアクセスポイントへの前記無線端末機器のアクセス数及び通信状況を監視するアクセス監視手段と、前記無線LANアクセスポイントが、受信可能な前記無線端末機器を検知する手段と、前記無線端末機器からの無線信号強度を検知する信号強度検知手段と、前記無線LANアクセスポイントの電波強度を制御する電波強度制御手段と、前記無線LANアクセスポイントへの電力供給をオン・オフする電源制御手段と、を有するネットワーク制御手段、を備えた無線LANシステム。
(1)に記載の無線LANシステムによれば、無線端末機器が無線により無線LANアクセスポイントに接続され、LANケーブルによりイーサネット(登録商標)スイッチングハブの配信ユニットに接続され、制御手段により配信ルートを制御されている無線LANシステムにおいて、各無線LANアクセスポイントにおける無線端末機器の通信状況を監視し、複数の無線LANアクセスポイントからの電波が干渉・衝突が生じているときは、相互の無線LANアクセスポイントの電波強度を調節する制御をし、又は、イーサネット(登録商標)のLANケーブルを利用して無線LANアクセスポイントに供給されている電力をオフする機能を有するネットワーク制御手段を設けることにより、最適な無線環境を実現できる。
ネットワーク制御手段は、認証された無線端末機器の例えばMACアドレスを記憶しており、どの無線LANアクセスポイントからアクセスしても通信許可を行う機能を有している。イーサネット(登録商標)スイッチングハブの配信ユニットの各ポートでの入出力信号を監視しており、各無線端末機器の通信状況を示すログも記憶する。ネットワーク制御手段は、記憶している同一のMACアドレスであれば他のポートからのアクセスを許可するように制御し、同時に、各端末機器からのビーコン信号が受信可能な無線LANアクセスポイントを監視して、信号強度監視手段に設けられた監視テーブルに、各無線LANアクセスポイントがどの無線機器端末からアクセス可能かを検知して、無線端末機器の識別情報、例えばMACアドレスを記憶している。このため、1つの無線LANアクセスポイントが電源オフとなっても、他の無線LANアクセスポイントへのアクセスを可能とする制御をすることができる。
(2) 無線端末機器は、無線LANアクセスポイントが発信する信号強度を個別に検知するアクセスポイント信号検知手段と、前記アクセスポイント信号検知手段により個別に検知された信号強度を相互に比較して、最も信号の強い前記無線LANアクセスポイントに前記無線端末機器を接続する接続選択手段と、を備え、前記無線端末機器が、前記無線LANアクセスポイントとの通信のセキュリティ対策として設定するESSIDは、全て同一である、無線LANシステム。
(2)に記載の発明によれば、(1)に記載の発明で説明したように、無線LANアクセスポイントがネットワーク制御手段により電源オフとなった場合でも、他の無線LANアクセスポイントの信号強度を検知して、最も信号の強い無線LANアクセスポイントにアクセスすることができる。本発明では、無線LANアクセウポイントへのアクセスが、ネットワーク制御手段により制御されているので、同一のESSIDを各無線端末機器に設定して、どの無線LANアクセスポイントへもアクセス可能としている。無線端末機器のアクセスする無線LANアクセスポイントが変わっても、認証はネットワーク制御手段によりされているから、識別情報としてのMACアドレスがネットワーク制御手段に記憶されている情報が一致すれば、他の無線LANアクセスポイントへのアクセスが可能である。
(3) ネットワーク制御手段は、無線端末機器のアクセスが、あらかじめ定められた時間内に複数のアクセスポイント間で切り替わっていることを、アクセス監視手段が検知した場合には、前記ネットワーク制御手段により、一方の無線アクセスポイントが発する電波強度を低下させる電波強度制御手段、をさらに備えた無線LANシステム。
(3)に記載の発明によれば、無線端末機器のアクセスする無線LANアクセスポイントがあらかじめ定められた時間に切り替わっていることをアクセス監視手段により検知された場合は、相互の無線LANアクセスポイントから発信される電波の強度が同レベルである時であり、この様な場合は電波が干渉・衝突しているものとして、電波強度制御手段により一方の無線LANアクセスポイントの信号強度を低下させる制御を行う。この制御により、電波の干渉・衝突のない無線LAN環境が維持される。
(4) (3)において、ネットワーク制御手段は、無線LANアクセスポイントの電波強度をあらかじめ定められた電波強度まで下げても、無線端末機器のアクセスが複数の無線LANアクセスポイント間で切り替わっているときは、一方の無線LANアクセスポイントへの電力供給を停止する手段を、さらに備えた無線LANシステム。
(4)に記載の発明によれば、無線LANアクセスポイントの電波強度をあらかじめ定められた電波強度まで下げても、無線端末機器のアクセスが複数の無線LANアクセスポイント間で切り替わっているときは、電波強度の調整だけでは電波の干渉・衝突が防止できないレベルであるから、一方の無線LANアクセポイントへの電力供給を停止して電源をオフとし、電波の干渉・衝突を防止する。
(5) (4)において、ネットワーク制御手段は、無線LANアクセスポイントへの電力供給を停止する場合に、当該無線LANアクセスポイントへアクセスしている無線端末機器が、アクセス監視手段により他の無線LANアクセスポイントへのアクセスが可能であることを検知してから、前記無線LANアクセスポイントへの電力供給を停止する手段を、さらに備えた無線LANシステム。
(5)に記載の発明によれば、無線LANアクセスポイントへの電力供給を停止する場合に、信号強度監視テーブルを参照して、電力の供給を停止する無線LANアクセスポイントへアクセスしている無線端末機器が、他の無線LANアクセスポイントへのアクセスが可能であるかどうかを判断し、他の無線LANアクセスポイントへのアクセスが可能であることを確認してから無線LANアクセスポイントの電源をオフとするので、無線端末機器がアクセス不能となることは無い。
(6) ネットワーク制御手段は、無線LANアクセスポイントから一定時間アクセスが無い場合は、無線無線LANアクセスポイントへの電力供給を停止する機能、をさらに備えた無線LANシステム。
(6)に記載の発明によれば、無線LANアクセポイントからのアクセスが一定時間以上無いときは、前期無線LANアクセスポイントへの電力供給を停止し、電源をオフとする。一定時間以上、端末機器からのアクセスが無いのは、無線LANアクセスポイントの障害として、電源を切断する。
(7) ネットワーク制御手段は、無線LANアクセスポイントの電波強度を制御する手段により電波の状態が変化しないときは、前記無線LANアクセスポイントへの電力供給を停止する機能、をさらに備えた無線LANシステム。
(7)に記載の発明によれば、無線LANアクセスポイントの電波強度を制御する手段により電波の状態が変化しないときは、無線LANアクセスポイントへの電力供給を停止する機能をネットワーク制御手段が備えることで、無線LANアクセスポイントがネットワーク制御手段により制御できない場合は、無線LANアクセスポイントの障害として、電源をオフとするものである。
上述した機能は、ネットワーク制御手段による無線アクセスポイントの電波強度制御を基本仕様とする無線LAN通信システムに、不正な無線LANアクセスポイントが接続された場合のセキュリティ手段としても機能する。
(8) (4)、(5)、(6)及び(7)に記載した発明において、ネットワーク制御手段は、無線LANアクセスポイントへの電力供給を停止した場合は、管理者へアラートを送信する機能、をさらに備えた無線LANシステム。
(8)に記載の発明によれば、ネットワーク制御手段により、無線LANアクセスポイントへの電力供給を停止し、無線LANアクセスポイントの電源をオフとした場合は、管理者にアラートを送信する。管理者は、無線LANアクセスポイントの点検を行い、障害の場合や不正な無線LANアクセスポイントが接続されているときは、修理或いは交換を行う。
本発明によれば、イーサネット(登録商標)スイチングハブにLANケーブルを介した電力供給手段及び無線LANアクセスポイントの監視・制御手段としてのネットワーク制御手段を備えることにより、無線LANアクセスポイントの配置がユーザに委ねられ任意の位置に置かれたとしても信頼性の高い無線LANシステムを構築するとともに、無線LANアクセスポイントの障害や不正機器を発見して復旧することができ、適正な無線LAN環境の構築が簡単にできる効果を有する。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
図1は、本発明の構成を示す図である。図2は、無線端末機器の無線通信部の構成を示している。図3は、監視テーブルの記録例である。
図1において、イーサネット(登録商標)スイッチングハブ10には、無線LAN制御手段12、電源送信手段14及び配信手段16が設けられている。配信手段16の各ポートには、無線LANアクセスポイントA30、無線LANアクセスポイントB32及び無線LANアクセスポイントC34がLANケーブルで接続されている。各無線LANアクセスポイントへは、複数の無線端末機器40〜51が、無線でアクセスすることができる。各無線LANアクセスポイントへは、最大4台の無線端末機器がアクセスする設計としている。無線LANアクセスポイントでは、各無線端末機器の通信がタイムシェアリングで行われるため、多くの無線端末機器をアクセス可能とすると通信速度の低下を招くからである。ネットワーク制御手段20は、電源送信手段14からの各無線LANアクセスポイントへの電力供給を制御し、配信手段16での各ポートにおける通信信号を監視して、無線LANアクセスポイントの発する電波強度の制御を行う。
ネットワーク制御手段20の構成は、認証された無線端末機器の識別情報記憶手段62、各無線LANアクセスポイントでの無線端末機器のアクセス状況を監視するアクセス監視手段64、各無線LANアクセスポイントが各無線端末機器の信号を検知してそれぞれの無線LANアクセスポイントが受信できる無線端末機器を監視し、監視テーブル72に受信可能な無線端末機器を記憶する機能を有する信号強度監視手段66、各無線LANアクセスポイントの電波強度を制御する電波強度制御手段68及び中央演算装置(CPU)60から成っている。
図2では、無線端末機器80の本体部100に設けられている通信部90を説明する構成図である。通信部90は、アンテナ91と無線通信部92を介して信号の送受信が信号送受信部により行われる。さらに、各無線LANアクセスポイントからの電波強度を監視し、どの無線LANアクセスポイントへアクセスするかを選択するために、無線通信部から、電波受信部を介して電波の強度を測定する電波強度測定部がある。そして、無線LANアクセスポイントからの電波強度を測定した結果から、チャネル選択処理部において、最も電波強度の強い無線LANアクセスポイントへアクセスする選択して無線通信部を制御する。
図3は、各無線LANアクセスポイントにおける、アクセス可能な無線端末機器及びアクセス中の無線端末機器を記録している監視テーブル110である。アクセス可能な無線端末機器は、ネットワーク制御手段20における信号強度監視手段66により信号強度が監視され、アクセス可能かどうかの判断がされる。監視テーブル110の無線LANアクセスポイント欄120には、各無線LANアクセスポイントが記載され、それぞれの無線LANアクセスポイントに対してアクセス可能と判断した場合は、アクセス可能無線端末機器欄130に、無線端末機器の識別情報を記録する。また、各無線LANアクセスポイントにアクセスしている無線端末機器は、アクセス中無線端末機器欄140に、識別情報を記録する。無線LANアクセスポイントAについて説明すると、アクセス可能な無線端末機器は、MA1、MA3、MA5、MA8、MA11、MA12であり、実際にアクセスしている無線端末機器は、MA1とMA3である。
ユーザが構築する無線LAN環境は、室内でのオフィスが一般的であり、机を並べて複数の人が無線端末機器を使用することになる。通常、無線LANアクセスポイントが発する電波は、40〜50mの距離であり、多数の無線端末機器がオフィス環境で使用されると、本実施例のように1台の無線LANアクセスポイントにアクセス可能な無線端末機器を4台に制限すると、全ての無線LAN端末機器が複数の無線LANアクセスポイントにアクセス可能な範囲となる。そうすると、無線LANアクセスポイントは、近接して設置されることになり、電波の干渉・衝突が生じやすい環境で無線端末機器の使用しなければならなくなる。しかしながら、無線LANアクセスポイント配置の最適配置設計をし、サイトサーベイ調査をするにはコストがかかる。
そこで、本発明による無線LANシステムでは、ユーザが任意に無線LANアクセスポイントを設置しても、無線LANアクセスポイントの電波強度を最適制御して、適正な無線LAN環境を提供することを目的としたものであり、上記無線LANシステム構成の最適制御方法について以下に述べる。
図1に示した実施例では、無線端末機器は無線端末機器(1)40から、無線端末機器(12)51の12台とし、無線LANアクセスポイントは、無線LANアクセスポイントA30、無線LANアクセスポイントB32及び無線LANアクセスポイントC34の3台が、イーサネット(登録商標)スイッチングハブ10の配信手段16に設けられたポートにLANケーブルで接続されている。各無線端末機器からのパケットは、無線LAN制御手段12により所定の通信回線に配信される。電源送信手段14は、LANケーブルを通して各無線LANアクセスポイントに電力が供給され、ネットワーク制御手段20にある電源制御手段70によりオン・オフ制御が可能である。
各無線端末機器からは、ビーコン信号が発信され、無線LANアクセスポイントとの信号の送受信が行われている。無線端末機器は、どの無線LANアクセスポイントにもアクセス可能とするため、あらかじめ全ての無線LANアクセスポイントには同一のESSID(Extended Service Set Identifier)を設定する。また、ビーコン信号には各無線端末機器の識別情報とし、例えばMACアドレスを含み、別途認証手段により認証された無線端末機器の識別情報が、ネットワーク制御手段における識別情報記憶手段に記憶される。識別情報記憶手段では、認証されていない無線端末機器のアクセスを拒否する機能も有している。認証された無線端末機器が信号を送信すると、同一のESSIDが設定されているため、いずれの無線LANアクセスポイントでも信号強度が受信可能なレベルであれば、どの無線端末機器からのアクセスも受けることができる。そして、この受信可能状態は、ネットワーク制御手段に設けられている信号強度監視手段により検知され、信号強度監視テーブルに、各無線LANアクセスポイントの受信可能な無線端末機器の識別情報が記憶される。
図4は、本発明のネットワーク制御手段による制御のフローチャートである。各無線LANアクセスポイントでのアクセス状況の監視は、各無線LANアクセスポイントが接続されたポートでの信号の送受信状態を監視することにより行われ(S200)、どの無線端末機器がどの無線LANアクセスポイントにアクセスして通信しているかの状態をアクセス監視手段64で監視し、結果を監視テーブル72に記録する(S210)。アクセス監視手段64では、所定のアクセス数を超えた場合の無線端末機器からのアクセスを拒否するよう制御される(S230)。
また、アクセス監視手段64では、同一の無線端末機器が、一定の時間に切り替わっていることを監視しているが(S240)、短時間に切り替わっているときは、無線LANアクセスポイントからの電波干渉や衝突が生じている可能性が強い。このため、例えば60秒間で異なる無線LANアクセスポイントから同一の無線端末機器のアクセスが複数回あった場合は、一方の無線LANアクセスポイントの電波強度を、ネットワーク制御手段20に設けられた電波強度制御手段68により低下させる(S250)。例えば、無線端末機器(1)40のアクセスが、最初に無線LANアクセスポイントA30にアクセスしていたが、次に無線LANアクセスポイントB32に切り替わり、さらに無線LANアクセスポイントA30に、短時間に切り替わっている場合は、無線LANアクセスポイントAと無線LANアクセスポイントBからの電波が干渉している可能性が強い。無線端末機器はどの無線LANアクセスポイントにもアクセス可能となるシステムの設計であり、そうした現象をネットワーク制御手段により制御することで最適な無線LANシステム環境を構築することが本発明の特徴であり、例えば、この現象が60秒間に2回行われた場合に、電波強度制御手段68により、無線LANアクセスポイントB32の電波強度を低下させる制御を行う。電波強度の低下制御により、アクセス監視手段64において、無線LANアクセスポイントA30にアクセスしている無線端末機器(1)40のアクセスが、60秒の間に無線LANアクセスポイントA30から無線LANアクセスポイントB32に切り替わらないように制御する。
無線LANアクセスポイントB32の電波強度を最低限度まで低下させても、無線端末機器(1)40のアクセスが無線LANアクセスポイントB32と切り替わってしまう場合は(S260)、電源制御手段70により、電源送信手段14からの無線LANアクセスポイントB32への電力供給を停止させる制御を行う(S290)。この場合、ネットワーク制御手段20は、無線LANアクセスポイントB32にアクセスしている他の無線端末機器が、無線LANアクセスポイントA30又は無線LANアクセスポイントC34にアクセス可能かどうかを、信号強度監視手段66の監視テーブル72を参照して調べ、他の無線LANアクセスポイントへのアクセスが可能であることを確認してから(S270)、無線LANアクセスポイントB32への電力供給を停止する。いずれの無線LANアクセスポイントも停止できない場合は、無線LANアクセスポイントB32の停止ができる状態となるまで、無線端末機器(1)40の無線LANアクセスポイントB32へのアクセスを停止させる(S280)。通信速度の低下となるものの、電波の干渉・衝突を防止した無線通信を可能とする環境を維持することができる。
これまでに述べた制御は、具体的にはSNMP(Simple Network Management Protocol)により行う。SNMPは、RFC1157で提唱されているネットワーク管理プロトコルであり、ネットワーク制御手段20を管理する側と管理され側の機能を備えるため、SNMPマネージャとSNMPエージェントをインストールする。管理情報領域であるMIB(Managemennt Information Base)情報は、イーサネット(登録商標)スイッチングハブ10の各ポートでの入出力信号から取得する。これにより、各無線LANアクセスポイントの通信状況が監視できる。即ち、各無線LANアクセスポイントにアクセス可能な無線端末機情報、無線端末機器の識別情報、アクセスしている無線端末機器、無線端末からのパケット容量、通信時間等である。これらのMIB情報を取得することにより、ネットワーク制御手段の実際の制御が行われることになる。
以上、本発明の実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明の無線LANシステムの全体構成を示す図である。 無線端末機器で、無線LANアクセスポイントを選択処理する無線通信部の構成を示す図である。 信号強度監視手段及びアクセス監視手段により検知されたアクセス状況を記録する監視テーブルを示す図である。 無線LANアクセスポイントをネットワーク制御手段により制御する本発明のフローチャートを示す図である。
符号の説明
10 イーサネット(登録商標)スイッチングハブ
12 電源送信手段
14 無線LAN制御手段
16 配信手段
20 ネットワーク制御手段
30、32、34 無線LANアクセスポイント
40〜51、80 無線端末機器
60 CPU
62 識別情報記憶手段
64 アクセス監視手段
66 信号強度監視手段
68 電波強度監視手段
70 電源制御手段
72 監視テーブル
90 無線端末機器の通信部
110 監視テーブル

Claims (8)

  1. 複数の無線端末機器が無線による通信手段により無線LANアクセスポイントに接続され、当該無線LANアクセスポイントが、イーサネット(登録商標)スイッチングハブの配信手段に接続され、当該無線LANアクセスポイントと当該配信手段は、無線LAN制御手段に接続され、当該無線LAN制御手段は外部通信回線と接続される通信システムにおいて、
    前記無線LANアクセスポイントにイーサネット(登録商標)の配線を利用して電力を供給する電源送信手段と、
    前記無線LANアクセスポイントにイーサネット(登録商標)の配線を利用して電力を供給する電源送信手段と、
    認証された前記無線端末機器の識別情報を記憶する手段と、
    前記無線LANアクセスポイントへの前記無線端末機器のアクセス数及び通信状況を監視するアクセス監視手段と、
    前記無線LANアクセスポイントが、受信可能な前記無線端末機器を検知する手段と、
    前記無線端末機器からの無線信号強度を検知する信号強度検知手段と、
    前記無線LANアクセスポイントの電波強度を制御する電波強度制御手段と、
    前記無線LANアクセスポイントへの電力供給をオン・オフする電源制御手段と、
    を有するネットワーク制御手段、
    を備えた無線LANシステム。
  2. 無線端末機器は、
    無線LANアクセスポイントが発信する信号強度を個別に検知するアクセスポイント信号検知手段と、
    前記アクセスポイント信号検知手段により個別に検知された信号強度を相互に比較して、最も信号の強い前記無線LANアクセスポイントに前記無線端末機器を接続する接続選択手段と、
    を備え、
    前記無線端末機器が、前記無線LANアクセスポイントとの通信のセキュリティ対策として設定するESSIDは、全て同一である、
    無線LANシステム。
  3. ネットワーク制御手段は、
    無線端末機器のアクセスが、あらかじめ定められた時間内に複数のアクセスポイント間で切り替わっていることを、アクセス監視手段が検知した場合には、前記ネットワーク制御手段により、一方の無線アクセスポイントが発する電波強度を低下させる電波強度制御手段、
    をさらに備えた無線LANシステム。
  4. 請求項3において、ネットワーク制御手段は、
    無線LANアクセスポイントの電波強度をあらかじめ定められた電波強度まで下げても改善しない場合は、当該無線LANアクセスポイントへの電力供給を停止する手段を、
    さらに備えた無線LANシステム。
  5. 請求項4において、ネットワーク制御手段は、
    無線LANアクセスポイントへの電力供給を停止する場合に、当該無線LANアクセスポイントへアクセスしている無線端末機器が、アクセス監視手段により他の無線LANアクセスポイントへのアクセスが可能であることを検知してから、前記無線LANアクセスポイントへの電力供給を停止する手段を、
    さらに備えた無線LANシステム。
  6. ネットワーク制御手段は、
    無線LANアクセスポイントから一定時間アクセスが無い場合は、
    前記無線LANアクセスポイントへの電力供給を停止する機能、
    をさらに備えた無線LANシステム。
  7. ネットワーク制御手段は、
    無線LANアクセスポイントの電波強度を制御する手段により電波の状態が変化しないときは、
    前記無線LANアクセスポイントへの電力供給を停止する機能、
    をさらに備えた無線LANシステム。
  8. 請求項4、請求項5、請求項6及び請求項7において、
    ネットワーク制御手段は、無線LANアクセスポイントへの電力供給を停止した場合は、
    管理者へアラートを送信する機能、
    をさらに備えた無線LANシステム。
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