JP2010061881A - ランプ - Google Patents

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洋一 佐藤
Tsuguo Sekiguchi
嗣夫 関口
Yasushi Sasai
泰 笹井
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Abstract

【課題】発光管や発光フィラメントを収容した内管を外管に対して同心状に支持するために内管の先端部に取り付けるスペーサが内管から放射される光を遮って、照度ムラや影が生じたり有効光の利用効率が低下することを防止・抑制すると同時に、そのスペーサが内管の先端部から外れ落ちたり、外れ落ちる方向へ移動することを防止する。
【解決手段】スペーサSの帯板部9、9…が、外管3の内面に圧接して外管先端方向へのスペーサSの移動を阻止すると共に、スペーサSの中心板部には外管3に対する内管2の径方向移動を抑制する円形穴8が成形されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、発光管あるいは発光フィラメントなどを収容する内管と、その内管を収容する外管とが、口金に対して同心状に取り付けられたランプに係り、特に、内管の先端部に、その内管を外管に対して同心状に支持する金属薄板製のスペーサが取り付けられたランプに関する。
発光管と、その発光管を収容する内管と、その内管を収容する外管とから成る三重管型のメタルハライドランプや、発光フィラメントを収容する内管と、その内管を収容する外管とから成る二重管型のハロゲンランプは、その製造過程において、口金とその口金に対して同心状に取り付ける内管および外管の基端部との間に、例えば100〜300℃程度の低温で硬化させることができ、1000〜2000℃の高温に耐えることができるスミセラム(朝日化学工業株式会社の商品名)等の低温硬化型のペースト状耐熱性接着剤を塗布充填し、その接着剤を硬化温度に加熱して内管と外管を口金に固定する加工を施すこととしているが、外管に収容された内管は、これを外部から口金と同心状に支持することができないため、その内管に外管をかぶせて、両管の基端部と口金との間に塗布充填されたペースト状の接着剤を低温加熱して硬化させる際に、内管が定位置からずれたり傾いたりして、ランプの配光性が損なわれる製品不良を生ずることがある。
そしてその位置ずれや傾きの度合いが一定以上大きくなると、ランプの配光性が損なわれるのみならず、ランプ点灯時に高熱を発する発光管や発光フィラメントを収容した内管と外管との間の間隔が局所的に狭まって、外管に過熱による変形や破損が生ずるおそれがある。
そこで、例えば図5および図6に示すように、内管52の先端部52aにその内管52を外管53に対して同心状に支持する金属薄板製のスペーサSを取り付けたランプが提案されている(特許文献1参照)。そのランプは、透光性セラミックで成る発光管51と、その発光管を収容する内管52と、その内管を収容する外管53とが、口金54に対して同心状に取り付けられた三重管型のメタルハライドランプであって、この種のランプは、一般に、内管52が石英ガラスで形成され、外管53が硬質ガラスもしくは石英ガラスで形成され、口金54は内管52と外管53を取り付ける部分がセラミック等の磁器体で形成されている。
内管52と外管53は、夫々その先端部52a、53aが球面状に形成された円筒管で成り、内管52は、その先端部52aの中央に、ランプの製造過程で内管52の内部を排気してその内部に不活性ガス等を封入するために使用された排気管(チップ管)55が突出しており、低温硬化型のペースト状耐熱性接着剤を用いて口金54に固定する基端部52bが、ピンチシールによって圧し潰された扁平形状を成している。
また、内管52と外管53を取り付ける口金54は、その外周に沿って、外管53の基端部53bを内側に嵌め付ける円筒状の周壁56が形成されると共に、その中央に、内管52の基端部52bを一対の柱状部58、58間に差し込んで内管52を直立状態に取り付ける支柱57が形成されている。
そして、スペーサSは、内管52の球面状をなす先端部52aの中央に突出した排気管55に接触しないような大きさの中央穴が設けられた円形リング状の中心板部59と、その中心板部59から等間隔で放射状に分岐して内管52の先端部52a側から基端部52b側に向かって長く延びるように形成された3本の帯板部61、61…とを具有し、これら帯板部61、61…の先端部分に、その先端を内側に向かって円弧状に突出するように湾曲させて内管52の外面に当接する円弧部62が形成されると共に、その先端に近い部分を外側に向かって半球状に膨出させて外管53の内面に当接する球面部63が形成された構成となっている。
そして、図5のように、スペーサSが取り付けられた内管52に外管53をかぶせると、スペーサSの帯板部61、61…の先端部分が、図6の如く内管52の円筒状外周部と外管53の円筒状内周部との間に挟まって変形し、その間に一定の間隔が確保されることにより、内管52が外管53に対して同心状に支持される。また変形した帯板部が元の形状に戻ろうとする時のバネ力によってスペーサSと内管52および外管53との接触点に摩擦力を生じランプ軸方向へのスペーサSのずれを防いでいる。
これにより、ランプの製造過程で、内管52に外管53をかぶせて、内管52の基端部52bと外管53の基端部53bをペースト状の耐熱性接着剤で口金54に固定する加工を行う際に、内管52が位置ずれや傾きを生ずることが防止される。
しかしながら、スペーサSは、図示のように、3本の帯板部61、61…が内管52の先端部52aから基端部52b側へ向かって長く延びた構成となっているため、それら帯板部61,61…が、内管53に収容された発光管51から放射される光を遮って、照度ムラや影を生じさせると同時に有効光の利用効率を著しく低下させるという欠点がある。
なお、この欠点を解消せんとして、帯板部61、61…の長さを短縮させ、内管52の外周部と外管53の内周部との間に挟まってその間に一定の間隔を確保する帯板部61の先端部分を内管52の先端部52a付近まで後退させた構成にすると、内管52の先端部52aが球面状を成している場合には、その先端部52a付近は、内管52の外周部と外管53の内周部との間の間隔が内管52の先端に向かって拡大するので、その間に挟まった帯板部61の先端部分が抜け出し易いため、その帯板部61の先端部分が、ランプの輸送運搬の際に生ずる振動や衝撃などによって、内管52の外周部と外管53の内周部との間から抜け出て、内管52を外管53に支持することができなくなると同時に、ランプの外観・体裁が著しく損なわれて重大な品質クレームを生ずるおそれがある。
また、帯板部61の抜け出しを防止しようとして、その先端部分に形成された円弧部62と球面部63を夫々内管52の外面と外管53の内面に対して強く圧接させるような構成にすると、内管52に外管53をかぶせる際に、その外管53の内面と、内管2に取り付けられたスペーサSの帯板部61、61…との間に強い摩擦力が生ずるため、外管53をかぶせる作業を円滑に行うことができないほか、外管53の内面に品質クレーム要因となる擦り傷等が生じるおそれがある。
意匠登録第1318637号公報
本発明は、内管の先端部に取り付けられて内管を外管に対して同心状に支持するスペーサの帯板部が内管から放射される光を遮って照度ムラや影が生じたり有効光の利用効率が低下したりすることを防止・抑制すると同時に、スペーサが、内管の先端部から外れ落ちるなどして、内管を外管に対して同心状に支持することができなくなる不具合の発生を防止することを技術的課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、発光管あるいは発光フィラメントなどを収容する内管と、その内管を収容する外管とが、口金に対して同心状に取り付けられると共に、内管の先端部に、その内管を外管に対して同心状に支持する金属薄板製のスペーサが取り付けられたランプにおいて、前記スペーサが、内管の先端部中央に突出した排気管を穴に挿し通して内管の先端部中央に突出した排気管を挿し通してスペーサに対する内管の径方向移動を抑制するための中央穴を有する中心板部と、その中心板部から放射状に分岐するように形成された3本以上の帯板部とを具有し、その帯板部が、外管先端方向へスペーサが移動しない程度の圧力をもって前記外管の内面に当接すると共に、それぞれの帯板部はスペーサを外管に対して同心状に支持する曲げ形状に成形されていることを特徴とする。
本発明によれば、外管の先端部に取り付けられてスペーサ自体を外管に対して同心状に支持するスペーサの帯板部が、外管先端付近の円筒部内面のみに圧接して外管先端方向へのスペーサの移動が阻止される。すなわち、外管内面とスペーサとの摩擦力はスペーサ自体を移動させない程度の大きさであれば良く、外管に傷をつけない程度の圧接力であってもスペーサは外管先端方向へ移動することがない。
したがって、スペーサは、内管の先端部から外れ落ちるおそれがなく、また帯板部は外管先端部のみに存在するため、内管から放射される光がスペーサの帯板部で遮られて照度ムラや影が生じたり有効光の利用効率が低下したりすることを防止・抑制することができると同時に、内管にスペーサが固定された外管をかぶせる作業を円滑に行うことができ、内管にかぶせる外管の内面に品質クレーム要因となる擦り傷が生ずることを防止することができる。
本発明に係るランプの最良の実施形態は、発光管や発光フィラメントなどを収容する内管と、その内管を収容する外管とが、口金に対して同心状に取り付けられると共に、内管の排気管位置に、金属薄板製のスペーサが設けられており、そのスペーサは、その素材となるステンレス薄板等の金属薄板の打抜き成形により、内管の先端部中央に突出した排気管を挿し通してスペーサに対する内管の径方向移動を抑制するための円形穴を有する中心板部と、その中心板部から等間隔で放射状に分岐するように形成された3本乃至4本の帯板部とを具有する展開形状に打ち抜かれ、それら帯板部が、プレス成形により、外管先端付近の円筒状内面に当接して外管先端方向へのスペーサの移動を阻止すると共に、スペーサ自体を外管に対して同心状に支持する曲げ形状に成形されている。
なお、帯板部の曲げ形状は、その中間部分が外管先端部の内面に当接して外管先端方向へのスペーサの移動を阻止すると共に、その先端部分が外管内面に圧接してスペーサ自体を外管に対して同心状に支持する形状であっても良い。帯板部の端部は内管の先端部付近にあり、少なくとも発光管の透光性部分または発光フィラメントからランプ軸に垂直な方向に放射される光を遮蔽することは無い。
図1は本発明に係るランプの一例を一部断面で示す全体図、図2(a)はそのランプの要部を拡大して示す断面図、図2(b)はそのランプに用いるスペーサの平面図である。
本例のランプは、透光性セラミックで成る発光管1と、発光管1を収容する内管2と、内管2を収容する外管3とが、口金4に対して同心状に取り付けられた三重管型のメタルハライドランプであって、内管2は、先端部2aが球面状に形成された石英ガラス製の円筒管で成り、外管3は、先端部3aが平面状に形成された硬質ガラス製の円筒管で成り、口金4は、内管2の基端部2bと外管3の基端部3bを取り付ける部分がセラミックで形成されている。
また、内管2は、その先端部2aの中央に排気管5が突出し、その排気管5の内部に発光管1から突出しているリード線の先端を収めて発光管1と内管2とを同軸上に位置合わせしている。口金4の中央に形成された支柱6に低温硬化型のペースト状耐熱性接着剤で固定される内管2の基端部2bはピンチシールにより圧潰されて扁平形状を成している。そして、内管2の排気管5を通すように、その内管2を外管3に対して同心状に支持する板厚0.2mmの金属薄板製スペーサSが設けられている。
スペーサSは、環状をなす中心板部7と、その中心板部7から90°間隔で放射状に分岐するように形成された巾2mmで4本の帯板部9、9…とを具有し、これら帯板部9、9…は、その先端部分に設けられた半球状の凸部9xが、外管3の円筒部3bの内面に圧接して外管先端方向へのスペーサSの移動を阻止すると共に、スペーサSを外管3に対して同心状に支持する曲げ形状に成形されている。
本ランプを組み立てる際には、スペーサSを外管先端部の所定位置まで押し込むと、スペーサSの帯板部9、9…の先端部分9xが外管3の円筒部3aに圧接することによって外管先端方向へのスペーサSの移動がない状態で外管3に対してスペーサが同心状に固定される。その後、内管2に外管3をかぶせると、スペーサSの中心板部7に穿設された円形穴8に内管2の先端部2a中央に突出する排気管5が挿し通され、スペーサSに対する内管2の径方向移動を抑制する。円形穴8の寸法は、排気管5に挿し通すことができて且つ内管2の径方向移動を効果的に抑制できるように、図2(a) に示す排気管5と中心穴8との隙間h1は内管2外面と外管3内面との隙間h2より十分小さく設定する。例えば中心穴径を排気管5の最大設計寸法より0.1〜0.5mm大きく設定するのがよい。
なおスペーサSの材質を焼入れ鋼とすると、ガラスと焼入れ鋼との動摩擦係数は約0.7であり、静止摩擦係数は当然それより大きい。本実施例に示すスペーサSの重量は約0.7グラムであるから、例えばスペーサSの外管3内面に対する圧接力が10gf以上になるように設計すれば落下衝撃などで10Gの加速度がランプに加わってもスペーサSがセットされた位置から動くことは無い。スペーサSの材質が硬度1/2H(「ハンカタ」)のSUS304板であってもほぼ同じ設計方法でよい。
したがって排気管5と中心穴8との隙間h1を内管2外面と外管3内面との隙間h2より十分小さく設定しているため、内管2と外管3を低温硬化型のペースト状耐熱性接着剤で口金4に固定する際に内管2が傾いても排気管5がスペーサSに設けられた円形穴8の内周面に接触してそれ以上の傾きが抑制され、内管2が位置ずれや傾きを生じてランプの配光性が損なわれるなどの製品不良が発生することが確実に防止されるので、内管2と外管3との間の間隔が局所的に狭まって、外管3に過熱による変形や破損が生ずるおそれも解消され、ランプの品質および信頼性が著しく向上する。
また、スペーサSは、帯板部9、9…の凸部分9xが外管3の円筒部3bの内面のみに圧接しているため、図示の如く外管3と内管2との隙間が広くなっている内管先端部2a近くに位置することができ、スペーサSの帯板部9、9…が内管2から放射される光を遮って照度ムラや影が生じることや、有効光の利用効率が低下することを防止・抑制することができる。
また、スペーサSは、その帯板部9、9…にそれぞれ2箇所の凸部9xを設けている。このように構成すると、通常は帯板部先端に近い方すなわち図1において下側の凸部のみが外管3の内面に圧接することによって、外管3の先端方向への移動が阻止しているが、内管2が傾き、中心板部7の円形穴8が押されて一方の帯板部9が外管内面に近づく方向へわずかに変形した場合、図1において上側の凸部9xも外管内面に接触し、帯板部がそれ以上曲がりにくくなる。また、それぞれの帯板部端部に2箇所以上の凸部が設けられているために、スペーサSを外管内に押し込む工程で曲がりにくくなり、スペーサSの中心板部は、ランプ軸に対して常にほぼ垂直となる。
また、内管2は発光管1のリード線を排気管5の内部に納めて発光管1を内管2に対して同軸上に保持しているので、外管3に対して内管2の排気管5で同軸合わせをすることにより発光管と外管とを同軸合わせできる。
また、スペーサSは、その素材となるステンレス薄板等の金属薄板を中心板部7と帯板部9、9…を具有する展開形状に打ち抜く打抜き成形と、帯板部9、9…を図示のような曲げ形状に成形するプレス成形によって、簡易に量産することができるので、その製造コストが嵩むこともない。
図3は本発明に係るランプの他の例を示す部分拡大断面図であって、本例のランプが実施例1のランプと相違するのは、スペーサSの帯板部9、9…の曲げ形状と、外管3の先端部3aがやや球面状を成している点であり、その他の構成は、図1および図2に示す実施例1のランプと共通している。
図3に示すスペーサSは、帯板部9、9…の中間部分9yが、外管3の軸方向に沿って緩やかな弧状の斜面を成す外管3の先端部3aの内面に当接して外管先端方向へのスペーサSの移動を阻止すると共に、その帯板部9、9…の凸部9xが、外管3の円筒部3b内面に圧接することで、外管3に対してスペーサ自体を同心状に支持する曲げ形状に成形されている。図3において、一点鎖線L−Lより上の部分が球面状をなす先端部3aであり、L−Lより下の部分が円筒部3bである。またスペーサSの中心板部7には実施例1と同様の円形穴8が設けられており、内管2の先端部2a中央に突出した排気管5を円形穴8に挿し通すことで排気管5の径方向への動きを抑制することができる。なお、スペーサSの帯板部折り曲げ形状は、図示の如き山折り形状に限らず、円弧形状等であっても良い。
スペーサSは、その帯板部9、9…の中間部分9yが外管3の球面状をなす先端部3aの内面に当接することによって、外管先端方向への移動が阻止されるので、帯板部9、9…の先端部分9yを外管3の内面に対して強く圧接させる構成にしなくとも、その中心板部7の円形穴8が排気管5から抜け出ることはない。
したがって、実施例2の発明によれば、例えばランプ運搬中にランプ軸方向に100Gを超える加速が生じたとしても、外管が破損しない限り中心板部7の円形穴8が排気管5から抜け出ることを確実に防止することができる。また帯板部9、9…の先端部分9yの外管3の内面に対する押し付け力を弱めに設定することができるため、外管内面に擦り傷を生じさせることも無い。
図4は本発明に係るランプの他の例を示す部分拡大断面図であって、本例のランプが実施例2のランプと相違するのは、スペーサS3の帯板部9、9…の曲げ形状と、外管3の先端部3aがほぼ平面状を成している点、および内管2の先端部2aがほぼ平面状を成している点であり、その他の構成は、図3に示す実施例2のランプと共通している。
本例に示すスペーサSの帯板部9、9…は、その中間部分9yが、内管2から放射される有効光を遮らない内管2の先端部2a乃至その先端部2a付近で、内管2の外周部と外管3の内周部との間に挟まって、内管2を外管3に対して同心状に支持すると共に、その先端部分9yが、外管3の軸方向に沿って弧状の斜面を成す外管3の先端部3aの内面に当接して外管先端方向へのスペーサSの移動を阻止する曲げ形状に成形されている。
すなわち、図4のスペーサSは、帯板部9、9…の中間部分9yが、外管3の先端部3a内面に当接するように逆U字形の湾曲形状に成形されており、外管先端方向へのスペーサSの移動を阻止するようになっていると共に、帯板部9、9…の凸部9xが外管3の円筒部3b内面に圧接することで、外管3に対してスペーサ自体を同心状に支持する曲げ形状に成形されている。またスペーサSの中心板部7には実施例1と同様の円形穴8が設けられており、内管2の先端部2a中央に突出した排気管5を円形穴8に挿し通すことで排気管5の径方向への動きを抑制することができる。
したがって、スペーサSは、その帯板部9、9…の先端部分9yを外管3の内面に対して強く圧接させる構成にしなくとも、その中心板部7の円形穴8が排気管5から抜け出ることはない。また、スペーサSが内管2から放射される光を遮って照度ムラや影が生じたり有効光の利用効率が低下することも防止・抑制される。
以上のように、本発明によれば、外管が破損しない限り中心板部7の円形穴8が排気管5から抜け出ることを確実に防止することができる。また帯板部9、9…の先端部分9yの外管3の内面に対する押し付け力を弱めに設定することができるため、外管内面に擦り傷を生じさせることも無い。また排気管5を基準として外管3と内管2とを同軸合わせしているため、発光管リードを排気管内部に挿入して発光管の位置決めを行なっているランプであれば、同時に外管3と発光管1とを同軸に合わせていることになる。
なお、実施例のスペーサS〜Sは、4本の帯板部9、9…を有するが、少なくとも3本有すれば、内管2を外管3に対して同心状に支持することが可能であるから、本発明は4本に限らず、3本以上であれば良い。また、スペーサS〜Sの素材となる金属薄板の材質(硬さ、剛性)およびその板厚や、帯板部9、9…の板幅等は、その帯板部9、9…で内管2を外管3に対して同心状に支持する際に加わる負荷に応じて適宜選定すれば良い。
本発明は、発光管とその発光管を収容する内管とその内管を収容する外管とから成る三重管型のメタルハライドランプや、発光フィラメントを収容する内管とその内管を収容する外管とから成る二重管型のハロゲンランプ等の品質・信頼性の向上に資するものである。
本発明に係るランプの一例を示す全体図 図1のランプの部分拡大断面図とそのランプに用いるスペーサの平面図 本発明に係るランプの他の例を示す部分拡大断面図 本発明に係るランプの他の例を示す部分拡大断面図 従来のランプを示す斜視図 図5のランプの部分拡大断面図
符号の説明
1…発光管
2…内管
3…外管
4…口金
5…排気管
〜S…スペーサ
7…中心板部
8…円形穴
9…帯板部
9x…帯板部の凸部
9y…帯板部の中間部

Claims (4)

  1. 発光管あるいは発光フィラメントなどを収容する内管と、
    その内管を収容する外管とが、
    口金に対して同心状に取り付けられると共に、
    内管の先端部に、その内管を外管に対して同心状に支持する金属薄板製のスペーサが設けられたランプにおいて、
    前記スペーサが、
    内管の先端部中央に突出した排気管が挿し通されてスペーサに対する内管の径方向移動を抑制するための円形穴を有する中心板部と、
    その中心板部から放射状に分岐するように形成された3本以上の帯板部とを具有し、
    その帯板部が、外管先端方向へスペーサが移動しない程度の力をもって前記外管の内面に圧接すると共に、
    それぞれの帯板部は、スペーサを外管に対して同心状に支持する曲げ形状に成形されていることを特徴とするランプ。
  2. 前記それぞれの帯板部は、
    その帯板部先端部に2箇所以上形成された凸部が前記外管内面に圧接するような形状に成形されている請求項1記載のランプ。
  3. 前記帯板部が、その中間部分が前記外管先端部の内面に当接して外管先端方向へのスペーサの移動を阻止すると共に、その先端部分が前記外管の円筒部内面に当接することによって前記内管を外管に対して同心状に支持する曲げ形状に成形されている請求項1から請求項2のいずれかに記載のランプ。
  4. 前記発光管あるいは発光フィラメントを前記内管内に位置固定する支柱の先端部が内管の排気管部内に挿入されていることによって、その発光管あるいは発光フィラメントを内管と同心に位置合わせしている請求項1から請求項3のいずれかに記載のランプ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012026268A1 (ja) * 2010-08-26 2012-03-01 岩崎電気株式会社 ランプ
JP2016076382A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 岩崎電気株式会社 片口金ランプ

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