JP2010061635A - ウェブページ組み込み型snsシステム及びそのsnsサーバー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来SNSシステムの機能を個々に任意選択してウェブページに組込む場合、同一サーバー装置内に両方を設置するしか方法が無かった。この制限を解消する。
【解決手段】SNSの各機能ごとに機能コードをつけてSNSシステムを構築し、SNS用のウェブサーバーの記憶装置に記憶する。SNSが提供する機能や情報を表示するウェブページにSNSサーバーから取得した情報をhtml形式に変換し表示する処理をクライアントサイドスクリプトとしてリンク又は記述し、任意の場所に表示したい機能コードを含むhtmlタグを埋め込む。閲覧者からウェブページにアクセスがあるとクライアントスクリプトが起動し、SNSサーバーへ、埋め込まれた機能コードを自動送信する。SNSシステムは受信した機能コードにマッチする情報を取り出して変数に格納し、その情報を適切なデータ形式に変換した後、閲覧者のユーザーエージェントにレスポンスする。
【選択図】図1

Description

この発明は、ウェブサーバー装置上で運用されている既存のウェブページに、別のSNSサーバー装置上で運用されているSNS(ソーシャルネットワーキングサービスの略。)の機能を組み込むことにより、SNSシステムを実現するものである。
従来、既に運用されているウェブページにSNSの機能を組み込もうとした場合、既存ウェブページ公開用のサーバー装置と同一装置内に、必要なソフトウェア及びSNSシステムプログラムをインストールするしか方法が無かった。他社サーバーから提供されるSNS機能をレンタル方式で利用するものについても同様に、同一サーバー装置内にあるウェブページでないと、既存ウェブページ内にSNSシステムプログラムの機能を個々に組み込むことは不可能だった。このような従来型のSNSシステムのことを、以下従来型SNSシステムと呼ぶ。従来型SNSシステムを開示する先行技術文献としては、例えば特許文献1が存在する。
特開2008−158792号公報
従来型SNSシステムでは、システムの分散管理が出来ないだけでなく、既存ウェブページの用途に合わせてSNS機能を組み込むことに制限が生じていた。本発明は、これらのハードウェア面での制限事項を取り払い、SNS機能を組み込むべきウェブページと、SNSとが互いに異なるサーバー装置上で運用されていたとしても、既存ウェブページ内に、SNS機能を組み込めるようにする、SNSシステム及びそのサーバー装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係るSNSシステムは、所定の記述言語で作成されたウェブページをネットワークに公開するウェブサーバー装置と、前記ウェブサーバー装置とは別のサーバー装置として構成され、前記ネットワークを介してSNSを提供するSNSサーバー装置と、を備え、前記ウェブサーバー装置の前記ウェブページには、前記ネットワークに接続されたクライアント端末のユーザーエージェントに読み込まれることにより、前記SNSサーバー装置と通信してSNS機能を前記ウェブページ上で利用可能とするためのクライアントサイドスクリプト又は当該クライアントサイドスクリプトへのリンクと、前記ウェブページ上で利用されるべきSNS機能を指定するタグ情報とが埋め込まれ、前記SNSサーバー装置は、前記ユーザーエージェントから前記クライアントサイドスクリプトを介して与えられる要求に対して、前記ウェブページに埋め込まれたタグ情報に対応するSNS機能を利用するために必要な情報を前記クライアントサイドスクリプトを介して前記ウェブページ上に表示させるためのレスポンスデータを生成して前記クライアントサイドスクリプトに送信するSNS提供手段として機能する、ウェブページ組み込み型SNSシステムとしたものである。
第1の態様のSNSシステムでは、ウェブページの閲覧者がクライアント端末のユーザーエージェントを利用してウェブサーバー装置のウェブページにアクセスすると、そのウェブページをクライアント端末上で表示するためのデータがウェブサーバー装置からクライアント端末に読み込まれる。その読み込まれるデータ内にはSNSサーバー装置と通信するためのクライアントサイドスクリプト又はそのリンクと、ウェブページ上で利用されるべきSNS機能を指定するタグ情報が埋め込まれているため、ユーザーエージェントがクライアントサイドスクリプトにタグ情報を渡してSNS機能を利用をSNSサーバー装置に要求すると、そのSNSサーバー装置から要求に応じたレスポンスデータが送られる。そのレスポンスデータがクライアントサイドスクリプトの処理を経てユーザーエージェントに渡されることにより、クライアント端末に表示されたウェブページ上でSNSサーバー装置が提供するSNS機能を利用することが可能となる。ウェブサーバー上のウェブページには、クライアントサイドスクリプト又はそのリンクとタグ情報とを所定の記述言語で記述するだけでよいため、ウェブサーバー装置にSNS機能を利用させるためのSNSサーバー装置と同等のソフトウェア(プログラムやデータ)を実装する必要がない。これにより、既存ウェブページ内に容易にSNS機能を組み込むことが可能となる。
第1の態様に係るSNSシステムにおいて、前記SNSサーバー装置は、前記ネットワークを介してアクセスしたクライアント端末からのタグ発行要求に応答して、前記ウェブページに埋め込むべきクライアントスクリプト、又は当該クライアントスクリプトへのリンク、又は前記タグ情報の少なくともいずれかを特定するためのレスポンスデータを生成して当該クライアント端末に送信するタグ発行手段としても機能してもよい。さらに、前記タグ発行手段は、前記ユーザーエージェントを介して前記クライアント端末の画面上に前記クライアントスクリプト、又は前記クライアントスクリプトへのリンク、又は前記タグ情報の少なくともいずれかを表示させるためのレスポンスデータを生成してもよい。これらの態様によれば、これによれば、SNSサーバー装置が提供するSNS機能を利用するためにウェブページ内に埋め込むべきスクリプト等をウェブページの開設者(運営者)が容易に把握することが可能となる。
また、本発明の第1の態様に係るSNSサーバー装置は、所定の記述言語で作成されたウェブページをネットワークに公開するウェブサーバー装置と組み合わされ、前記ネットワークを介して前記ウェブページ上でのSNS機能の利用を可能とするためのSNSサーバー装置であって、前記ネットワークを介して前記ウェブサーバーにアクセスしたクラインと端末のユーザーエージェントが、前記ウェブページに埋め込まれたクライアントサイドスクリプト又は当該クライアントサイドスクリプトへのリンクと、前記ウェブページ上で利用されるべきSNS機能を指定するタグ情報とを読み取り、前記クライアントサイドスクリプトを介して前記SNS機能の提供を要求した場合、当該要求に対して、前記ウェブページに埋め込まれたタグ情報に対応するSNS機能を利用するために必要な情報を前記クライアントサイドスクリプトを介して前記ウェブページ上に表示させるためのレスポンスデータを生成して前記クライアントサイドスクリプトに送信するSNS提供手段として機能するものである。これによれば、既存のウェブサーバー装置と組み合わせて本発明の第1の態様に係るSNSシステムを容易に構築することができる。
なお、第1の態様に係るSNSサーバー装置は、前記ネットワークを介してアクセスしたクライアント端末からのタグ発行要求に応答して、前記ウェブページに埋め込むべきクライアントスクリプト、又は当該クライアントスクリプトへのリンク、又は前記タグ情報の少なくともいずれかを特定するためのレスポンスデータを生成して当該クライアント端末に送信するタグ発行手段としてさらに機能してもよい。さらに、前記タグ発行手段は、前記ユーザーエージェントを介して前記クライアント端末の画面上に前記クライアントスクリプト、又は前記クライアントスクリプトへのリンク、又は前記タグ情報の少なくともいずれかを表示させるためのレスポンスデータを生成してもよい。
本発明の第2の態様に係るSNSシステムは、SNS機能を提供するSNSサーバー装置とは別のウェブサーバー装置上でネットワークに公開されているウェブページに、稼動しているSNSの各機能を、機能ごとに自由に呼び出して組み込めるよう、機能ごとに機能コードを割り当てたり、必要に応じて組み込み先ウェブサーバーにIDを割り当てて、SNSサーバー装置とは別のウェブサーバー装置上のウェブページ内に、SNSの各機能を機能ごとに自由に組み込み、必要な情報を、SNSサーバー装置とは別のウェブサーバー装置上のウェブページに表示する機能を設けたウェブページ組み込み型SNSシステムとしたものである。
また、本発明の第2の態様に係るSNSサーバー装置は、ウェブサーバー装置上で運用されているウェブページから、特定の機能コードが送信されてくると、その機能コードに該当する機能と、その機能に関連して記憶装置に格納されている情報とを拾い出し、呼び出し元のウェブページにリンク又は記述されているクライアントサイドスクリプトに、呼び出された機能の関連情報を、適したデータ形式の変数として受け渡す機能を備えた、ネットワークに接続されたSNSサーバー装置としたものである。
以上に説明したように、本発明によれば、SNS機能を提供するSNSサーバー装置と同一のサーバー装置内で公開されているウェブページに限らず、そのSNSサーバー装置とは別のウェブサーバー装置内で公開されているウェブページであっても、そのウェブページを閲覧した際に本発明のSNSサーバー装置から提供されるSNS機能をウェブページ上での利用に供することができる。また、ハードウェア的な制限事項を解消したことによって、従来不可能だった利用法や、二次的な新機能開発の可能性を拡大し、システムを分散管理するメリットを得ることが可能となる。
本発明の一形態に係るSNSシステムの全体構成と動作概要を示す図。 本発明の一実施例に係るSNSシステムの全体構成を示す図。 実施例に係るSNSサーバー装置の機能ブロック図。 ユーザーエージェントとしてのウェブブラウザ、クライアントサイドスクリプト、ウェブサーバーサイドプログラム及びSNSサーバーサイドプログラムの相互間の処理の流れを示すフローチャート。 図4に続くフローチャート。 図5に続くフローチャート。 ウェブサーバーによって公開されているウェブページの一例を示す図。 図7の状態からSNSサーバー装置にログインした際に表示されるページを示す図。 図8の状態からさらにSNSの特定の機能を呼び出した場合に表示されるページを示す図。 図9の状態で所定のクリック操作をした場合に表示されるページを示す図。 図10の状態でさらに所定のクリック操作をした場合に表示されるページを示す図。 クライアント端末からSNSサーバー装置を指定してアクセスした際に表示されるトップページの一例を示す図。 クライアント端末からSNSサーバー装置にアカウントを指定してアクセスした際に表示されるトップページの一例を示す図。 図12又は図13の状態からSNSサーバー装置内の特定のSNSサイトにログインした際に表示されるページを示す図。 図14の状態からSNS機能を利用するための必須タグの発行を要求する操作をした際に表示されるページを示す図。 図14の状態から他のSNS機能を利用するためのタグの発行を要求する操作をした際に表示されるページを示す図。 図14の状態からさらに他のSNS機能を利用するためのタグの発行を要求する操作をした際に表示されるページを示す図。 図14の状態からさらに異なるSNS機能を利用するためのタグの発行を要求する操作をした際に表示されるページを示す図。 ブラウザ画面上に表示されたタグを、ウェブページの編集画面上に貼り付ける作業のイメージを示す図。 タグ発行に関連する処理の流れを示すフローチャート。
次に、本発明の一形態に係るSNSシステム(以下、これを新SNSシステムと呼ぶことがある。)を説明する。本形態においては、既存のウェブサーバーで既に何からのウェブページが運用されていることを想定し、以下の要領でSNSサーバー装置を構築する。
新SNSシステムサーバー装置とは別のサーバー装置で既に公開され、運用されているウェブページのことを、以下、既存ウェブページと呼び、このウェブページを公開するためのウェブサーバー装置のことを、以下、既存ウェブサーバーと呼ぶ。
既存ウェブサーバーとは異なるウェブサーバー(以下、これをSNSサーバーと呼ぶことがある。)を設け、そのサーバーに新SNSシステムを構築するためのソフトウェアを実装する。具体的には、ネットワークに接続されたコンピューターの記憶装置(ハードディスクドライブ等)に、ウェブサーバーソフトウェアと、新SNSシステムの機能を実行するためのソフトウェア(コンパイラ、インタプリタ、他等)を実装するとともに、その新たなウェブサーバーには、利用者側から情報が送信された際に その情報を記録し管理するための情報記録エリア(データベースやファイル等)を設ける。新SNSシステムの機能を実現するためのプログラムのことを、以下、新SNSシステムプログラムと呼ぶ。新SNSシステムプログラムは、SNSとして利用者に提供する機能(ブログ、コミュニティ、知人招待、ユーザー同士のリンク情報等)及び管理機能を含んでおり、利用者に提供する機能を、機能ごとに呼び出せるよう構築されているものとする。
本発明による新SNSシステムにおいては、ユーザーが利用する機能のほか、以下の動作仕様を満たすプログラム処理を実装する。
既存ウェブページに、SNSサーバーと通信を行うためのクライアントサイドスクリプトを記述(b)(例:Java(登録商標)ScriptやJscript、VBScript等)するか、もしくはクライアントサイドスクリプト外部ファイルのリンクを設ける。また、既存ウェブページ内の当SNSの機能を表示したい部分に、特定IDを持つhtmlタグ(以下、SNS機能埋め込み用タグと呼ぶ)を埋め込んで、記憶装置内のウェブページ公開用エリアに格納する。このとき既存ウェブページに記述又はリンクするクライアントサイドスクリプトのことを、以下、既存ウェブページ実装用クライアントサイドスクリプトと呼ぶ。
既存ウェブページ実装用クライアントサイドスクリプトと、SNS機能埋め込み用タグが、SNSサーバー内部の管理システムから発行されるように、SNS機能埋め込み用タグとクライアントサイドスクリプトファイルを自動生成する処理をプログラムしてこれをSNSサーバーの記憶装置内に格納する。既存ウェブページへSNSの機能を組み込んで利用する利用者は、生成されたSNS機能埋め込み用タグを、既存ウェブページに追記することで、SNSサーバーが提供する機能を、既存ウェブページ内に自由に埋め込むことができる。
既存ウェブページ実装用クライアントサイドスクリプトを実装した既存ウェブページをネットワーク経由で閲覧した場合、次のような処理を既存ウェブページ実装用クライアントサイドスクリプトファイル(SNSサーバーの管理機能から自動生成される)に書き出すように、SNSサーバーの管理プログラムを構成する。既存ウェブページ実装用クライアントサイドスクリプトファイルに記録すべき処理内容とは、以下のものである。
閲覧者のユーザーエージェントがhttpリクエストを送信することによって、閲覧者のユーザーエージェント上に既存ウェブサーバー上のhtmlがダウンロードされる。その際に、SNSサーバーと既存ウェブサーバーがhttp通信を開始し、既存ウェブページに、SNSサーバーから取得した情報を表示するよう命令するため、SNSサーバーから必要に応じて発行する、既存ウェブサーバーに割り当てられた個別ID(組み込み先ウェブサーバー毎に、必要に応じて一意に割り当てられた半角英数字のID。以下、既存サーバーIDと呼ぶ。)と、表示したいSNSの機能コード(SNSサーバー上で、SNSを構成しているコミュニティ、ブログなど、それぞれの機能に割り当てられたコード。半角英数字。以下、機能コードと呼ぶ。)をhttpリクエスト送信する処理である。この処理が記録されたクライアントサイドスクリプトを、既存ウェブページにリンク又は記述することを、以下、クライアントサイドスクリプト実装と呼び、クライアントサイドスクリプト実装を行った既存ウェブページのことを、以下、クライアントサイドスクリプト実装済みウェブページと呼ぶ。
既存ウェブページへのクライアントサイドスクリプト実装により、閲覧者が既存ウェブページを閲覧すると、既存ウェブサーバーからのhttpレスポンスが返され、閲覧者のユーザーエージェントに対して、画面表示用のhtml及び既存ウェブページ実装用クライアントサイドスクリプトのコピーが自動的にダウンロードされる。
SNSサーバー側では、httpリクエスト通信により組み込み先ウェブサーバーから送信される機能コードと既存サーバーIDから、表示すべき情報を判別したうえで、表示に必要な画面のパーツを変数(スカラー値または配列)として構成する。必要な画面のパーツを変数(スカラー値または配列)として構成した変数のことを、以下、画面表示パーツ格納変数と呼ぶ。
SNSサーバーでは、新たに構成された画面表示パーツ格納変数を、クライアント側にダウンロードされているクライアントサイドスクリプトで取得する際に最適なデータ形式に変換(クライアントサイドスクリプトで、操作するために利用しやすい形式にデータを変換)した後に、閲覧者側にダウンロードされているクライアントサイドスクリプト内のコールバック関数(クライアントサイドスクリプトで操作するために利用しやすい形式にデータ変換後、得られたデータを、画面に表示するためのhtmlタグやスタイルシートを適用した表示形式に変換するための処理。以下、コールバック関数と呼ぶ。)に引数として返す処理を行う。
閲覧者クライアントサイドスクリプト内のコールバック関数では、取得したデータを表示するイメージのタグを再構成する処理を行う。
再構成されたタグは、既存ウェブページ内の、先に付けた特定IDを持つhtmlタグ内に表示される。
以上のような一連の流れを実現するシステムを、SNSサーバー装置内のハードディスク等記憶媒体に格納し、利用者が入力する情報記録エリアを設け、必要となるソフトウェア(ウェブサーバー、コンパイラやインタプリタ、情報記録エリアとしてデータベースを用いた場合はデータベースソフトウェア。)を適宜組み合わせてインストールしてネットワーク上に当SNSサーバーを接続する。SNSの利用者は、SNSサーバー側から自動発行されるクライアントサイドスクリプトファイルを既存ウェブページのhtmlファイルにリンクまたは直接記述し、自動発行されるタグをhtmlファイルの好きな位置に組み込んでインターネット上に公開することで、簡単に既存ウェブページにSNS機能を組み込むことが可能となる。また、インターネットやイントラネット等のネットワークを利用した、システムの分散管理が可能となる。
以上の形態によれば、ハードウェア面での制限事項を取り払い、SNSのシステムが稼動しているサーバー装置と同一の装置内ではもちろんのこと、別のサーバー装置に保存され公開されているウェブサイトにも、別サーバー装置から提供されるSNSを機能ごとに自由に組み込んで連動させることができるようになる。
ハードウェア的な制限を回避ことによって、従来不可能だった利用法や、二次的に新機能開発の可能性を拡大し、システムを分散管理するメリットを得ることが出来るようになる。
ウェブページを保存して公開するためのサーバー装置と同じ装置内に、SNSのシステムを記憶させて動作させなければならないという制限が無くなるため、システムを搭載した装置を動作させる上での、設定上や構造上の自由度が増す。SNSの機能を組み込んだ既存ウェブページのメンテナンスにも、特別なSNSシステムの知識を必要とせず、容易になる。ビジネスにおいてはサービスの提供形態も様々なものが構築可能となる。
次に、図1に基づいて本形態のSNSシステムのより具体的な構成を説明する。
・全体構成と動作概要
図1に、この発明の一形態に係るネットワーク全体の動作概要を示す。
・既存ウェブサーバーのハードウェア構成
組み込み先の既存ウェブページを公開しているサーバー1は、ネットワークに接続したコンピューターであり、ウェブサーバーソフトウェア内で指定した記憶装置内の特定範囲がネットワークに公開されていること以外、特に条件を要しない。
・本発明によるSNSサーバーのハードウェア構成
SNSサーバー2は、ネットワークに接続したコンピューターであり、ウェブサーバーソフトウェア内で指定した記憶装置内の特定範囲がネットワークに公開されていること以外、特に条件を要しない。
・新SNSシステムを組み込むことができる、既存ウェブサーバーのソフトウェア構成
ウェブサーバーソフトウェアが実装されており、ウェブサーバーソフトウェアで指定した記憶装置内の特定範囲がネットワークに公開されていること以外、特に条件を要しない。新SNSシステムを組み込む既存ウェブページには、新SNSシステムの管理システムから生成されるクライアントサイドスクリプトを記述または外部ファイルとしてリンクすることが要件となる。既存ウェブページのhtmlの中で、新SNSシステムの機能を表示したい部分に、機能ID付きのhtmlタグを記述する。
・本発明によるSNSサーバーのソフトウェア構成
SNSサーバー2は、ネットワークに接続されたコンピューターの記憶装置(ハードディスクドライブ等)に、ウェブサーバーソフトウェアと、新SNSシステムの機能を実行するためのソフトウェア(コンパイラ、インタプリタ、他等)を実装し、利用者側から情報が送信された際に記録し管理するための情報記録エリア(データベースやファイル等)を設けたものであることを要する。このサーバー2の記憶装置に、新SNSシステムの管理システムを格納してネットワークに公開する。
閲覧者または運営者(管理者)が、ネットワーク経由でSNSサーバー2の記憶エリアに新たな情報を投稿する際には、クライアントマシン3のユーザーエージェント上に表示されているhtmlフォームやクライアントサイドスクリプトを通じて、当SNSサーバー2に直接データをPOSTリクエスト(又はGETリクエスト)して情報を送信するものとする。
閲覧者(クライアント3)のユーザーエージェントから、既存ウェブページ(SNS組み込み先サーバー1)のURLへのアクセスが発生することを、ウェブページ表示リクエストとする(図1のステップS1)。
既存ウェブページ(SNS組み込み先サーバー1)へ、閲覧者(クライアント3)のユーザーエージェントからhttpレスポンスがあり、アクセス先のhtmlデータとそれにリンクされているファイルがある場合はそのファイル、そしてサーバーサイドスクリプトがユーザーエージェントへダウンロードされることを、ウェブページ表示レスポンスとする(図1のステップS2)。
本発明によるSNSサーバー2が発行した既存サーバーID、機能コードを判断し、情報記録エリア(データベースやファイル等)から必要データを取得するためのリクエストのことを、SNS機能表示リクエストとする(図1のステップS3)。
データを返却するために、本発明によるSNSサーバー2上で管理システムが、プログラムによって、変数(スカラー値や配列等)に表示値を取得することを、SNS機能ごと表示項目他情報取得とする(図1のステップS4)。
本発明によるSNSサーバー2が、変数(スカラー値や配列等)を適切なデータ形式に変換した後にレスポンスとして返却し、クライアント3のユーザーエージェントのコールバック関数に渡すことを、SNS機能表示用データレスポンスとする(図1のステップS5)。
ユーザーエージェントにダウンロードされているクライアントサイドスクリプトが、SNS機能表示用データレスポンス時に引数として取得したデータ形式から、表示に必要なデータを取得してhtml形式のデータを生成し、画面描画に必要なタグとして、指定エリア内に表示することを、SNS機能表示とする(図1のステップS6)。
次に、図2〜図20を参照して本発明をさらに具体化した一実施例に係るSNSシステムを説明する。図2に示したように、本実施例では、既存ウェブサーバー(以下、ウェブサーバーと略称することがある。)11、SNSサーバー12及びクライアント端末としての複数のパーソナルコンピュータ(以下、PCと呼ぶ。)13…がインターネット等の適当なネットワーク10を介して相互に接続されている。ウェブサーバー11は、SNS機能の組み込み先となる既存ウェブページを公開しているサーバーである。ウェブサーバー11は、ウェブページをネット上で公開する機能を有していれば足りる。ウェブページの記述言語は一例としてhtmlである。PC13は、既存ウェブページの運営者(又は開設者)及びその既存ウェブページの閲覧者が操作する端末装置であり、その記憶装置には、既存ウェブページの閲覧等に使用するためのウェブブラウザといったユーザーエージェントが予めインストールされている。
SNSサーバー12は、本発明に係るSNS機能を提供するプログラム及びデータがインストールされたサーバーである。SNSサーバー12は、SNSの利用者に関する各種の情報を格納したユーザデータベース14を含んでいる。図3に示したように、SNSサーバー12に実装されたプログラムを実行することにより、SNSサーバー12上には、システム管理部15及びデータベース操作部16が論理的装置として構成される。システム管理部15は、PC13のユーザーエージェントからのリクエストを処理し、レスポンスを送信する。データベース操作部16は、システム管理部15からの問い合わせに応じてユーザデータベース14を操作し、問い合わせ結果をシステム管理部15に返す。
SNSサーバー12の外部記憶装置(一例としてハードディスクアレイ)17には、SNS機能を提供するためのブロックパーツデータ18及びタグデータ19が格納されている。ブロックパーツデータ18は、例えば、コミュニティ、友人(知人)招待といったSNSの各種の機能をPC13のウェブブラウザ画面上に表示させるための機能ごとのデータの集合である。例えば、SNSサーバー12が提供する標準サービスとして用意されているスタイルシート等のデータがブロックパーツデータ18に含まれている。タグデータ19は、SNS機能に対応した画面をPC13のウェブブラウザ上に表示させるために既存ウェブページに組み込むべき機能ごとのhtmlタグの集合である。タグデータ19には、SNSサーバー12が提供するSNS機能を利用したい運営者が既存ウェブページに必ず組み込むべき必須タグと、運営者が任意に選択して組み込んでよい任意タグとが含まれている。必須タグは、既存ウェブページを閲覧した際にPC13のユーザーエージェントに自動的にダウンロードされて実行されるクライアントサイドスクリプトを含んでいる。以下では、ウェブサーバー11上で特定の運営者が公開している既存ウェブページに必須タグ及び運営者が選択した適宜の任意タグが埋め込まれているものとする。また、PC13のユーザーエージェントには、それらのタグに応じてスクリプトを実行し、あるいはSNSサーバー12にリクエストを送信し、レスポンスを処理する環境が用意されているものとする。
図4〜図6はPC13にて既存ウェブページを閲覧するときのPC13のウェブブラウザ(図ではWebブラウザと表記。)、PC13にダウンロードされたクライアントスクリプト、ウェブサーバー11のプログラム(Webサーバーサイドプログラム)、及びSNSサーバー12のプログラム(SNSサーバーサイドプログラム)の相互間の処理を示している。また、図7〜図11は、図4〜図6の処理が実行されるときのPC13のブラウザ画面の一例である。以下、これらの図を参照して、本実施例のSNSシステムの動作を説明する。
PC13のユーザー(既存ウェブページの運営者又はそれ以外のいずれでもよい。)がウェブブラウザを立ち上げ、既存ウェブページのURLを指定してその閲覧を要求すると、まずウェブブラウザがその要求を解析してウェブサーバー11にアクセス要求を送信する(ステップS11)。これを受けて、ウェブサーバー11のウェブサーバーサイドプログラムがアクセス要求を解析し(ステップS12)、要求に対するレスポンスとして、指定されたURLに対応するhtmlを送信する(ステップS13)。ここで送信されるhtmlには、SNSサーバー12にログインしてSNS機能を利用可能とするためのスクリプトが埋め込まれている。そのスクリプトがPC13にダウンロードされることのより、クライアントスクリプトとして機能する。
ウェブサーバー11からのレスポンス送信を受けて、PC13のユーザーエージェントはhtmlを解析する(ステップS14)。ユーザーエージェントは、html解析の結果としてまずスクリプトのメイン処理を呼び出す(ステップS15)。これにより、クライアントサイドスクリプトがメイン処理を実行し、SNSサーバー12に対してログインフォームを表示するためのデータの送信を要求する(ステップS16)。その要求には、SNSの機能を判別するための機能コードとウェブサーバー11を特定するIDとが含まれている。
ステップS16の要求を受けて、SNSサーバー12のSNSサーバーサイドプログラムはログインフォーム表示用のデータを生成する(ステップS17)。この際、SNSサーバーサイドプログラムは、上述した形態で説明したように、機能コードと既存ウェブサーバー11のIDから、表示すべき情報がログインフォームであることを判別し、ブロックパーツデータ18からログインフォーム表示用のデータを取得してこれをレスポンスに適した変数として構成し、これをクライアントサイドスクリプトのコールバック関数に渡すべき引数に変換する。次に、SNSサーバーサイドプログラムは、ログインフォーム表示用データとして、ステップS17で生成した引数をクライアントサイドスクリプトに送信する(ステップS18)。引数が渡されたクライアントサイドスクリプトは、取得した引数をコールバック関数で処理して、ログインフォームを表示するためのタグを再構成することにより、ログインフォーム表示用データを処理する(ステップS19)。ここで生成されたデータがウェブブラウザに渡されることによりPC13のブラウザ画面にログインフォームを含んだウェブーページが表示される(ステップS20)。
上述した一連の処理によりPC13に表示されるブラウザ画面の初期ページの一例を図7に示す。図示の初期ページ100には、プロフィールセクション100a、日記セクション100bといったウェブサーバー11の機能に基づくセクションに加えて、SNSサーバー12が提供するSNS機能を利用するためのログインフォーム100cが表示されている。プロフィールセクション100a、日記セクション100b等は、ウェブサーバー11から提供されたhtmlに従って表示される要素であるが、ログインフォーム100cは図4のステップS15〜S20の処理により、SNSサーバー12から提供されたデータに基づいて表示される。つまり、初期ページ100には、ウェブサーバー11とSNSサーバー12との連携によって構成されている。
図7のログインフォーム100cに対して、ユーザーがメールアドレス及びパスワードを入力してログインボタン100dをクリックすると、図5の処理が開始される。なお、この場合、メールアドレスはユーザーごとにユニークに割り当てられたIDとして機能する。この処理では、まずウェブブラウザがログインボタンのクリックに対応してログイン要求をクライアントサイドスクリプトに渡す(ステップS31)。クライアントサイドスクリプトは、ログイン要求を受けて、ログイン後のウェブブラウザ画面で利用可能とするSNS機能を指定する機能コード、及びユーザーのメールアドレス及びパスワードの入力値を添えて、SNSサーバー12にログイン要求をリクエストとして送信する(ステップS32)。機能コードは、ウェブサーバー11からウェブブラウザに取り込まれたhtmlに埋め込みタグで指定されている。
ステップS32のリクエストを受けて、SNSサーバサイドプログラムは、メールアドレス及びパスワードがユーザデータベース14に登録されているか否かを問い合わせ(ステップS33)、その問い合わせ結果に応じてレスポンスデータを生成する(ステップS34)。すなわち、入力されたメールアドレス及びパスワードの対がユーザデータベース14に登録されていれば、ログイン後に表示すべきデータを生成し、登録されていなければエラーメッセージを表示させるためのデータを生成する。ログイン後に表示すべきデータは、ステップS32のリクエストに含まれている機能コードに対応したブロックパーツを含む。
続いて、SNSサーバーサイドプログラムは、ステップS34で生成されたレスポンスデータをクライアントサイドスクリプトに対して送信する(ステップS35)。クライアントサイドスクリプトは、送られたレスポンスデータをウェブブラウザ画面上に表示させるべく処理する(ステップS36)。ここで処理されたデータがウェブブラウザに渡されることによりPC13のブラウザ画面にログイン後のウェブページ、又はエラーメッセージが表示される(ステップS37)。
図7の初期ページ100からログインに成功した場合に表示されるページの一例を図8に示す。そのログイン後のページ101では、初期ページ100に表示されていたプロフィールセクション100a、日記セクション100bが引き続き表示されるとともに、SNSサーバー12から送られたデータに基づく表示として、SNSサイトにログインした状態であることを示すログイン状態表示セクション101a、SNS利用者に対する各種のお知らせが掲載されたお知らせセクション101b、友人からの紹介文を表示する紹介文セクション101c、参加コミュニティの一覧を示すコミュニティセクション101d、SNSの利用者(友人)の一覧を示す友人セクション101e、及び友人を招待するための招待ボタン101fが表示されている。これらのセクション等は、いずれもウェブサーバー11からPC13にダウンロードされたhtmlに埋め込まれたタグによって指定された位置に表示される。なお、以下では、SNSサーバー12から提供されるSNS機能に対応した表示領域をSNSセクションと呼ぶことがある。
図8のログイン後のページ101において、SNSセクション内でユーザーが何らかのクリッカブルアイテムをクリックした場合、図6の処理が開始される。図6の処理では、まず、ウェブブラウザがSNSセクション内でクリックされたアイテム等に対応してhtml内に貼り付けられているタグを読み取り、そのタグに対応するクライアントサイドスクリプトのクリックイベント処理を呼び出す(ステップS41)。クライアントサイドスクリプトは、呼び出されたクリックイベント処理を実行し、ウェブブラウザが読み取ったタグにて指定されているSNS機能コードを取得し、そのSNS機能コードを添えてSNSサーバー12にリクエストを送信する(ステップS42)。そのリクエストは、クリック後のSNSセクションの表示に必要なデータを要求するものである。
ステップS42のリクエストを受けて、SNSサーバサイドプログラムは、リクエストに応じた処理を実行する(ステップS43)。例えば、SNSサーバーサイドプログラムは、クリック後のSNSセクションに表示すべきコンテンツを機能コードから判別し、ブロックパーツデータ18から必要な情報を取得し、あるいは必要に応じてユーザデータベース14に問い合わせて必要な情報を取得する。続いて、SNSサーバーサイドプログラムは、取得した情報に基づいてウェブブラウザのSNSセクションに表示させるべきデータをレスポンスデータとして生成する(ステップS44)。その後、SNSサーバーサイドプログラムは、ステップS44で生成されたレスポンスデータをクライアントサイドスクリプトに対して送信する(ステップS45)。クライアントサイドスクリプトは、送られたレスポンスデータをウェブブラウザ画面上に表示させるべく処理する(ステップS46)。ここで処理されたデータがウェブブラウザに渡されることによりPC13のブラウザ画面のSNSセクションの表示が、クリック操作に対応した状態へと更新される(ステップS47)。以上に説明した一連の処理を実行することにより、SNSサーバー装置はSNS提供手段として機能する。
図9は、図8のページ101にて招待ボタン101fがクリックされた場合に、上記の処理を経て表示されるページ102を示している。このページ102では、SNS機能の一つである友人を招待するための招待セクション102aが新たに表示される。招待セクション102aは、図5のログイン処理の完了後に表示される図8のページ101に対応したhtml内にタグとして貼り付けられており、招待ボタン101fのクリックに対応して図6の処理が実行されることにより、そのタグで指定された位置に新たに表示される。ユーザーが招待セクション102a内に必要事項、例えば、招待したい友人のメールアドレス、招待したユーザーの姓名、招待する友人へのメッセージなどを入力して内容確認ボタン102bをクリックすると、そのクリックイベントに応じて図6の処理が実行されて図10に示すページ103が表示され、そのページ103内には、入力内容確認用のセクション103aがSNSサーバー12から提供された機能の一つとして表示される。さらに、セクション103a内の送信ボタン103bをユーザーがクリックすると、そのクリックイベントに応じた図6の処理が実行されて図11に示すページ104が表示され、そのページ104内には招待完了メッセージを表示したセクション104aが表示される。なお、このとき、SNSサーバーサイドプログラムは、招待された友人のメールアドレスに対して招待したユーザーの姓名、メッセージなどを含んだ電子メールを送信する処理を実行する。
以上に説明したように、本実施例のSNSシステムでは、SNS機能を呼び出すためのスクリプト及びタグが既存ウェブページを記述したhtmlに埋め込まれ、それらのスクリプトやタグがPC13のウェブブラウザに読み込まれ、スクリプトが実行され、あるいはそのスクリプトがタグに従ってリクエストを送信することによって、ウェブブラウザがクライアントサイドスクリプトを介してSNSサーバーサイドプログラムと適宜にデータを交換し、それによりSNSサーバー12が提供するSNS機能をPC13のウェブページ上で適宜に利用することが可能となる。すなわち、ウェブサーバー11においては、そのサーバー11上で公開されている既存ウェブページのhtmlにSNSサーバー12のSNS機能を利用するためのスクリプトを記述しておけば足り、SNS機能を実現するためのソフトウェア(SNSサーバーサイドプログラムやそのプログラムで利用するデータ)を実装する必要がない。
本実施例のSNSシステムにおいては、既存ウェブページの運営者(開設者)がPC13を利用してSNSサーバー12にアクセスすることにより、既存ウェブページに貼り付けるべきhtmlタグを取得できる機能も実装されている。以下、この機能を図12〜図20を参照して説明する。
図12は、運営者がPC13のウェブブラウザを立ち上げてSNSサーバー12にアクセスしたときにブラウザ画面上に表示されるページの一例である。図12は、SNSサーバー12にアクセスした際に表示されるトップページ200を示している。トップページ200では、SNSサーバー12上で運営されているSNSを示す一覧セクション200aと、SNSを新規に申し込む際の入口となる申し込みボタン200bと、ログインフォーム200cとが表示されている。ログインフォーム200cには、SNS運営者ごとにユニークに割り当てられたSNSアカウント及びログインIDと、ログインIDに対応付けてユーザデータベース14に登録されているパスワードの入力欄が設けられている。SNS運営者がこれらの事項を正しく入力してログインボタン200dをクリックすることにより、SNSサーバー12上でSNSアカウントと対応付けて運営されているSNSサイトを利用することが可能となる。なお、SNSサーバー12のトップページではなく、特定の運営者によるSNSサイトを指定してSNSサーバー12にアクセスした際には、図12のトップページ200に代えて、図13の個別トップページ201が表示される。その個別トップページ201でもログインフォーム201a及びログインボタン201bが表示されるが、そこではログインIDとパスワードとの入力欄のみが設けられ、SNSアカウントの入力は不要である。
運営者がログインフォームに必要事項を入力してログインに成功すると、図14に示すSNS初期メニュー202がブラウザ画面上に表示される。SNS初期メニュー202では、運営者が利用可能な各種の機能が一覧表示される。運営者が「BLOCK管理」(図中に矢印Aで示す。)をクリックした場合、ブラウザ画面には図15に示すブロック管理ページ203が表示される。そのブロック管理ページ203から、ウェブサーバー11の既存ウェブページに貼り付けるべきタグを取得することが可能となる。ブロック管理ページ203では、SNS機能を選択するメニュー203a、メニュー203a内で選択された機能を利用するためのタグを表示するタグ表示セクション203bが表示されている。メニュー203aには、SNSサーバー12が提供するSNS機能が、適宜のグループに分けて表示されている。図示例では、「必須タグ」、「マイページ関連」、「プロフィール関連」、「友人関連」といったグループがメニュー203aに表示されている。
図15は、メニュー203a内の「必須タグ」(図中に矢印Bで示す。)がクリックされたときのタグ表示セクション203bの状態を示している。必須タグは、既存ウェブページを記述するhtmlに必ず記述すべきタグである。本実施例では、htmlのヘッダ部内(<head>〜</head>)に必ず貼り付けるべきヘッダ部外部ファイルリンク指定タグを表示するヘッダ部タグエリア203c、及びログインフォームを表示させるためにhtmlに必ず貼り付けるべきログインフォームタグを表示するログインフォームタグエリア203dがタグ表示セクション203bに含まれている。ヘッダ部タグエリア203cのタグは、既存ウェブページの閲覧開始時にユーザーエージェントにダウンロードされ、クライアントサイドスクリプトをPC13上に実装するために必要なタグである、例えば、リンク先の外部サーバーを特定するURL情報、スクリプトのタイプを指定する情報等がヘッダ部タグエリア203cに表示される。なお、ログインフォーム表示用タグは、既存ウェブページ内でログインフォームを貼り付けたい位置を指定してhtmlに貼り付ければよい。なお、ログインフォームエリア203dにはプレビューボタン203eが表示されている。プレビューボタン203eをクリックすると、エリア203d内のタグによって実現される画面イメージが表示される。
図16は、メニュー203aから「マイページ関連」(図中に矢印Cで示す。)がクリックされたときのタグ表示セクション203bの状態を示している。この場合は、「マイページ関連」のグループに纏められているSNS機能として、友人サムネールを表示する機能を利用するためにhtmlに貼り付けるべきタグ、参加コミュニティのサムネールを表示する機能を利用するためにhtmlに貼り付けるべきタグ、お知らせ一覧を表示する機能を利用するためにhtmlに貼り付けるべきタグがそれぞれ表示されている。また、セクション203bには、タグごとにプレビューボタン203dが表示されている。以下、同様に、図17はメニュー203aから「友人関連」(図中に矢印Dで示す。)がクリックされたときのタグ表示セクション203bの状態を、図18はメニュー203aから「友人招待関連」(図中に矢印Eで示す。)がクリックされたときのタグ表示セクション203bの状態をそれぞれ示している。このように、ブロック管理ページ203では、メニュー203aから選択された機能グループに応じて、各SNS機能を利用するためにhtmlに貼り付けるべきタグがタグ表示セクション203bに選択的に表示される。
以上のように、本実施例のSNSシステムによれば、既存ウェブページの運営者がSNSサーバー12にログインして、ブロック管理を選択し、自らの既存ウェブページにて利用したいSNS機能をメニュー203aから選択することにより、そのSNS機能を実装するために必要なタグをタグ表示エリア203bに表示させてこれを取得することが可能である。そのため、図19に示すように、タグ表示エリア203bに表示されたタグ(図中にハッチングを付して示す。)を既存ウェブページの編集画面300のhtmlにおける適宜の位置に貼り付けることにより、SNS機能をSNSサーバー12から呼び出すためのタグが埋め込まれたhtmlを作成することができる。そのタグが埋め込まれたhtmlは、ウェブサーバー11に格納され、閲覧者のアクセス要求に応じてPC13のユーザーエージェントに読み込まれる。これにより、図4〜6に示した手順に従って、PC13のブラウザ画面上でSNS機能を利用することが可能となる。
図20は、PC13を利用してSNSサーバー12にアクセスすることにより、既存ウェブページに貼り付けるべきhtmlタグを取得する際のPC13のウェブブラウザ(図ではWebブラウザと表記。)とSNSサーバー12のプログラム(SNSサーバーサイドプログラム)との間の処理を示している。なお、図20の処理は、SNSサーバー12へのログインが完了した後の処理であり、その際のウェブブラウザの画面には、図15〜図18に例示したようなメニュー203a及びタグ表示セクション203bが表示されている。ユーザーがメニュー203aからSNS機能のグループを選択すると図20の処理が開始される。ウェブブラウザは、そのクリックされた機能グループに対応するタグの発行(つまり、タグ表示セクション203bへのタグの表示)をSNSサーバーサイドプログラムに要求する(ステップS101)。
これを受けて、SNSサーバーサイドプログラムは、発行が要求されたタグを図3のタグデータ19から読み取り(ステップS102)、読み取ったタグをウェブブラウザのタグ表示セクション203bに表示させるためのデータをレスポンスデータとして生成する(ステップS103)。その後、SNSサーバーサイドプログラムは、生成されたレスポンスデータをウェブブラウザに対して送信する(ステップS104)。ウェブブラウザは、送られたレスポンスデータをウェブブラウザ画面上に表示させるべく処理し(ステップS105)、その後、タグ表示セクション203bの表示内容をメニュー203aのクリック操作に対応した状態へと更新する(ステップS106)。メニュー203aからの機能グループの選択に応じて上記の処理が繰り返されることにより、閲覧者は自らのウェブページ内に取り込みたいSNS機能に対応したタグを取得することができる。これらの処理を実行することにより、SNSサーバー装置はタグ発行手段として機能する。
本発明は以上の実施例に限定されず、適宜の変更が可能である。例えばウェブページの記述言語はhtmlに限らず、xml等の他の記述言語に置き換え可能である。SNSサーバー装置がデータベースを直接操作する例に限らず、SNSサーバー装置とは別にデーベース管理用のサーバー装置するといったハードウェア構成の変更も可能である。上記の実施例では既存ウェブサーバーのウェブページ内にクライアントサイドスクリプトを記述したが、クライアントサイドスクリプトを外部ファイルとし、そのスクリプトへのリンクをウェブページに記述してもよい。タグ発行はクライアント端末上で表示させる態様に限定されず、クライアント端末に返されたタグ情報をウェブページに自動的に貼り付ける処理を実現するためのソフトウェアをクライアント端末に実装してもよい。
1 既存ウェブページを公開しているウェブサーバー装置
2 SNSサーバー装置
3 クライント端末
10 ネットワーク
11 既存ウェブページを公開しているウェブサーバー装置
12 SNSサーバー装置
13 クライアント端末としてのパーソナルコンピュータ
14 ユーザデータベース

Claims (8)

  1. 所定の記述言語で作成されたウェブページをネットワークに公開するウェブサーバー装置と、
    前記ウェブサーバー装置とは別のサーバー装置として構成され、前記ネットワークを介してSNSを提供するSNSサーバー装置と、を備え、
    前記ウェブサーバー装置の前記ウェブページには、前記ネットワークに接続されたクライアント端末のユーザーエージェントに読み込まれることにより、前記SNSサーバー装置と通信してSNS機能を前記ウェブページ上で利用可能とするためのクライアントサイドスクリプト又は当該クライアントサイドスクリプトへのリンクと、前記ウェブページ上で利用されるべきSNS機能を指定するタグ情報とが埋め込まれ、
    前記SNSサーバー装置は、前記ユーザーエージェントから前記クライアントサイドスクリプトを介して与えられる要求に対して、前記ウェブページに埋め込まれたタグ情報に対応するSNS機能を利用するために必要な情報を前記クライアントサイドスクリプトを介して前記ウェブページ上に表示させるためのレスポンスデータを生成して前記クライアントサイドスクリプトに送信するSNS提供手段として機能する、ウェブページ組み込み型SNSシステム。
  2. 前記SNSサーバー装置は、前記ネットワークを介してアクセスしたクライアント端末からのタグ発行要求に応答して、前記ウェブページに埋め込むべきクライアントスクリプト、又は当該クライアントスクリプトへのリンク、又は前記タグ情報の少なくともいずれかを特定するためのレスポンスデータを生成して当該クライアント端末に送信するタグ発行手段としても機能する請求項1に記載のSNSシステム。
  3. 前記タグ発行手段は、前記ユーザーエージェントを介して前記クライアント端末の画面上に前記クライアントスクリプト、又は前記クライアントスクリプトへのリンク、又は前記タグ情報の少なくともいずれかを表示させるためのレスポンスデータを生成する請求項2に記載のSNSシステム。
  4. 所定の記述言語で作成されたウェブページをネットワークに公開するウェブサーバー装置と組み合わされ、前記ネットワークを介して前記ウェブページ上でのSNS機能の利用を可能とするためのSNSサーバー装置であって、
    前記ネットワークを介して前記ウェブサーバーにアクセスしたクラインと端末のユーザーエージェントが、前記ウェブページに埋め込まれたクライアントサイドスクリプト又は当該クライアントサイドスクリプトへのリンクと、前記ウェブページ上で利用されるべきSNS機能を指定するタグ情報とを読み取り、前記クライアントサイドスクリプトを介して前記SNS機能の提供を要求した場合、当該要求に対して、前記ウェブページに埋め込まれたタグ情報に対応するSNS機能を利用するために必要な情報を前記クライアントサイドスクリプトを介して前記ウェブページ上に表示させるためのレスポンスデータを生成して前記クライアントサイドスクリプトに送信するSNS提供手段として機能するSNSサーバー装置。
  5. 前記ネットワークを介してアクセスしたクライアント端末からのタグ発行要求に応答して、前記ウェブページに埋め込むべきクライアントスクリプト、又は当該クライアントスクリプトへのリンク、又は前記タグ情報の少なくともいずれかを特定するためのレスポンスデータを生成して当該クライアント端末に送信するタグ発行手段としても機能する請求項4に記載のSNSサーバー装置。
  6. 前記タグ発行手段は、前記ユーザーエージェントを介して前記クライアント端末の画面上に前記クライアントスクリプト、又は前記クライアントスクリプトへのリンク、又は前記タグ情報の少なくともいずれかを表示させるためのレスポンスデータを生成する請求項5に記載のSNSサーバー装置。
  7. SNS機能を提供するSNSサーバー装置とは別のウェブサーバー装置上でネットワークに公開されているウェブページに、稼動しているSNSの各機能を、機能ごとに自由に呼び出して組み込めるよう、機能ごとに機能コードを割り当てたり、必要に応じて組み込み先ウェブサーバーにIDを割り当てて、SNSサーバー装置とは別のウェブサーバー装置上のウェブページ内に、SNSの各機能を機能ごとに自由に組み込み、必要な情報を、SNSサーバー装置とは別のウェブサーバー装置上のウェブページに表示する機能を設けたウェブページ組み込み型SNSシステム。
  8. ウェブサーバー装置上で運用されているウェブページから、特定の機能コードが送信されてくると、その機能コードに該当する機能と、その機能に関連して記憶装置に格納されている情報とを拾い出し、呼び出し元のウェブページにリンク又は記述されているクライアントサイドスクリプトに、呼び出された機能の関連情報を、適したデータ形式の変数として受け渡す機能を備えた、ネットワークに接続されたSNSサーバー装置。
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