JP2010060346A - ナビゲーション装置、および、地図の表示方法 - Google Patents

ナビゲーション装置、および、地図の表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】目標物となる施設と推奨経路との位置関係について、ユーザの把握を容易にする技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
本発明のナビゲーション装置100の演算処理部1は、地図上に推奨経路を表示して経路誘導を行う経路誘導部105と、推奨経路の左右で異なる特徴を有する画像を、地図上に表示する左右区分け画像処理部106と、を備える。左右区分け画像処理部106が表示する画像は、例えば、推奨経路の左側における地図領域が第1の色である特徴を有し、推奨経路の右側における地図領域が第1の色とは異なる第2の色である特徴を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ナビゲーション装置、および、地図の表示方法に関する。
一般的に、ナビゲーション装置は、現在地から目的地までの推奨経路や、目標となる施設などをディスプレイに表示して経路誘導を行う。
例えば、特許文献1には、推奨経路と、目標物となる施設とをディスプレイに表示して、経路誘導を行うナビゲーション装置について記載されている。
特開2007−24499号公報
このようなナビゲーション装置を利用して推奨経路を走行するユーザにとって、走行先で、目標物となる施設が、推奨経路の左側にあるのか右側にあるのか、通過前に予め知っておきたい場合がある。
しかし、走行先で、目標物となる施設が、推奨経路の左右どちら側にあるのかについて知るためには、ユーザが、ディスプレイに表示されている地図上の情報から総合的に判断しなければならない。そのため、推奨経路が直線的でない場合などには、進行方向を基準とすると、ユーザにとっては、目標物となる施設と推奨経路との位置関係について、把握が困難な場合がある。
本発明は、ナビゲーション装置において、目標物となる施設と推奨経路との位置関係について、ユーザの把握を容易にする技術を提供することを目的する。
上記課題を解決するための本願発明のナビゲーション装置は、地図上に推奨経路を表示して経路誘導を行う経路誘導手段と、前記推奨経路の左右で異なる特徴を有する画像を、前記地図上に表示する左右区分け手段と、を備える。
本発明のナビゲーション装置によれば、目標物となる施設と推奨経路との位置関係について、ユーザの把握を容易にすることができる。
以下、本発明の実施形態の一例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用されたナビゲーション装置100の概略構成図である。図示するように、ナビゲーション装置100は、演算処理部1と、ディスプレイ2と、記憶装置3と、音声入出力装置4(マイクロフォン41、スピーカ42)と、入力装置5と、車速センサ6と、ジャイロセンサ7と、GPS受信装置8と、FM多重放送受信装置9と、ビーコン受信装置10と、を備えている。なお、ナビゲーション装置100は、車両に載置される車載用ナビゲーション装置としてもよいし、携帯電話やPDAなどの携帯端末としてもよい。
演算処理部1は、様々な処理を行う中心的ユニットである。例えば、演算処理部1は、数値演算及び各デバイスを制御するといった様々な処理を実行するCPU(Central Processing Unit)21と、記憶装置3から読み出した地図データ、演算データなどを格納するRAM(Random Access Memory)22と、プログラムやデータを格納するROM(Read Only Memory)23と、各種ハードウェアを演算処理部1に接続するためのI/F(インタフェース)24と、を有する。そして、演算処理部1は、各デバイスをバス25で相互に接続した構成からなる。そして、後述する各機能部(102〜106)は、CPU21がRAM22などのメモリに読み出したプログラムを実行することで実現される。
例えば、演算処理部1は、各種センサ(6、7)やGPS受信装置8から出力される情報を基にして現在地を検出する。また、得られた現在地情報に基づいて、表示に必要な地図データを記憶装置3から読み出す。また、読み出した地図データをグラフィック展開し、そこに現在地を示すマークを重ねてディスプレイ2に表示する。また、記憶装置3に記憶されている地図データを用いて、ユーザから指示された出発地(現在地)と目的地とを結ぶ最適な経路(推奨経路)を探索する。また、音声入出力装置4のスピーカ42やディスプレイ2を用いてユーザを誘導する。また、誘導中などにおいて、ナビゲーション装置100の進行方向を基準として、推奨経路の左右で異なる特徴を有する画像を、ディスプレイ2に表示している地図の背景画像として表示する。以下では、この表示を「左右区分け表示」とよぶ。また、背景画像の詳細については、後述する。
ディスプレイ2は、演算処理部1で生成されたグラフィックス情報を表示するユニットである。ディスプレイ2は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどで構成される。
記憶装置3は、CD−ROMやDVD−ROMやHDDやICカードといった記憶媒体で構成される。この記憶媒体には、例えば、地図データ310、施設情報400、音声データ、動画データ、等が記憶されている。
図2は、地図データ310の概略データ構造を示す図である。地図データ310は、地図上の区画された領域であるメッシュの識別コード(メッシュID)311ごとに、そのメッシュ領域に含まれている道路を構成する各リンクのリンクデータ320を含んでいる。
リンクデータ320は、リンクの識別コード(リンクID)321ごとに、リンクを構成する2つのノード(開始ノード、終了ノード)の座標情報322、リンクを含む道路の種別情報323、リンクの長さを示すリンク長情報324、リンク旅行時間325、2つのノードにそれぞれ接続するリンクの識別コード(接続リンクID)326、などを含んでいる。なお、ここでは、リンクを構成する2つのノードについて開始ノードと終了ノードとを区別することで、道路の上り方向と下り方向とを、それぞれ別のリンクとして管理することができる。
図3は、施設情報400の概略データ構造を示す図である。施設情報400は、施設の位置情報410ごとのレコード450からなる。各レコード450には、施設の位置情報410と、施設の名称420と、施設が属するジャンル430と、施設に関する詳細情報440と、が対応付けて格納されている。
位置情報410は、施設の位置を特定するデータであり、例えば、(**,**)といった地図(地図データ310)上における位置を示す座標データである。
名称420は、施設の名称を示すデータであり、例えば、施設名、地名、住所、交差点名、道路名等を表す文字列である。
ジャンル430は、施設が属するジャンルを示すデータであり、例えば、「飲食店」、「ガソリンスタンド」、「コンビニエンスストア」等のデータである。
詳細情報440は、施設に関する詳細情報であり、例えば、施設の説明、施設アイコンの格納場所を示す情報等を表す文字列である。
図1に戻り、音声入出力装置4は、音声入力装置としてマイクロフォン41と、音声出力装置としてスピーカ42と、を備える。マイクロフォン41は、ユーザやその他の搭乗者から発された音声などの、ナビゲーション装置100の外部の音声を取得する。スピーカ42は、演算処理部1で生成された音声信号を出力する。これらのマイクロフォン41とスピーカ42は、車両の所定の部位に、別個に配置されている。
入力装置5は、ユーザからの指示を受け付けるユニットである。入力装置5は、タッチパネル51と、ダイヤルスイッチ52と、その他のハードスイッチ(図示せず)であるスクロールキー、縮尺変更キーなどで構成される。
タッチパネル51は、ディスプレイ2の表示面に貼られた透過性のある操作パネルである。タッチパネル51は、ディスプレイ2に表示された画像のXY座標と対応したタッチ位置を特定し、タッチ位置を座標に変換して出力する。タッチパネル51は、感圧式または静電式の入力検出素子などにより構成される。
ダイヤルスイッチ52は、時計回り及び反時計回りに回転可能に構成され、所定の角度の回転ごとにパルス信号を発生し、演算処理部1に出力する。演算処理部1では、パルス信号の数から、ダイヤルスイッチ52の回転角度を求める。
車速センサ6、ジャイロセンサ7、及び、GPS受信装置8は、移動体(ナビゲーション装置100)の現在位置(自車位置)などを検出するために使用される。車速センサ6は、車速を算出するために用いる車速データを出力するセンサである。ジャイロセンサ7は、光ファイバジャイロや振動ジャイロ等で構成され、移動体の回転による角速度を検出するものである。GPS受信装置8は、GPS衛星からの信号を受信し、移動体とGPS衛星間の距離とその距離の変化率を3個以上の衛星に対して測定することで、移動体の現在位置や進行速度を測定する。
FM多重放送受信装置9は、FM多重放送局から送られてくるFM多重放送信号を受信する。FM多重放送には、VICS(Vehicle Information Communication System:登録商標)情報の概略現況交通情報、規制情報、SA/PA(サービスエリア/パーキングエリア)情報、駐車場情報、天気情報などのFM多重一般情報としてラジオ局が提供する文字情報などがある。
ビーコン受信装置10は、ビーコンから送られてくる渋滞情報、規制情報、SA/PA情報、駐車場情報などを受信する。
図4は、演算処理部1の機能ブロック図である。図示するように、演算処理部1は、主制御部101と、入力受付部102と、表示処理部103と、現在位置算出部104と、経路誘導部105と、左右区分け画像処理部106と、を有する。
主制御部101は、演算処理部1の各部を統括して制御する処理を行う。
入力受付部102は、入力装置5に入力されたユーザからの要求を受け付け、その要求内容を解析する。入力受付部102は、解析結果に応じたデータを主制御部101に通知する。例えば、入力受付部102は、ナビゲーション装置100に、電源の供給、切断を指示する要求、上述した左右区分け表示の開始、終了を指示する要求、等を受け付け、主制御部101に通知する。また、入力受付部102は、ナビゲーション装置100が有する各種機能の設定に関する入力データを受け付け、主制御部101に通知する。
表示処理部103は、ディスプレイ2に、地図、推奨経路を示す(強調表示)する画像、目標物となる施設を示す施設アイコン、通常時の背景画像、左右区分け表示用の背景画像、等を表示させる。具体的には、表示処理部103は、ディスプレイ2に表示させるための描画コマンドを生成して通知する。なお、表示処理部103は、地図をディスプレイ2に表示させる際には、表示が要求された領域(例えば、ナビゲーション装置100の現在位置付近の領域)にある地図データを記憶装置3から抽出し、指定された縮尺、描画方式で、道路、その他の地図構造物、現在位置、目的地、推奨経路、背景画像、等を描画するように地図描画コマンドを生成する。また、表示処理部103は、ディスプレイ2に表示させた地図上に、自車両の現在位置を示すカーマークや各種設定画面などが表示させる。
現在位置算出部104は、ナビゲーション装置100の現在位置を算出する。具体的には、現在位置算出部104は、車速センサ6で出力された車速データに基づいて算出した移動体(ナビゲーション装置100)の進行速度、および、ジャイロセンサ7で検出した角速度データを各々積分した結果得られる距離データおよび角度データを用い、そのデータを時間軸で積分していくことにより、初期位置(X,Y)から移動後(自車走行後)の位置(X’,Y’)を定期的に演算する。また、演算結果を用いて、マップマッチ処理することにより、形状の相関が最も高い道路(リンク)上に現在位置を合わせ込む。また、定期的にGPS受信装置8の出力データを用いて現在位置を修正する。なお、移動体(ナビゲーション装置100)が停止しているときには、GPS受信装置8の出力データだけを用いて現在位置を求めてもよい。
経路誘導部105は、ダイクストラ法等を用いて、指定された2地点(現在地、目的地)間を結ぶ経路のコスト(例えば、総距離や総旅行時間)が最小となる経路を探索し、探索した経路(推奨経路)を用いて経路誘導を行う。このとき、経路誘導部105は、探索した推奨経路を構成する各リンクの識別コード(リンクID)321を、それぞれ対応付けてRAM22等のメモリに記憶しておく。また、経路誘導部105は、推奨経路の情報と、現在位置とを比較し、交差点等を通過する前に直進すべきか、右左折すべきかを、ディスプレイ2に表示させるとともに、音声入出力装置4のスピーカ42を用いて音声でユーザに知らせる。また、経路誘導部105は、ディスプレイ2に表示された地図の範囲に含まれている推奨経路を表示(強調表示)する。このとき、経路誘導部105は、移動体(車両)の現在位置を示すカーマークを推奨経路上(例えば、画面中心)に表示する。
左右区分け画像処理部106は、経路誘導部105がディスプレイ2に表示している推奨経路を基準とし、その左右で、異なる特徴を有する背景画像を表示(左右区分け表示)する。具体的には、左右区分け画像処理部106は、推奨経路の左側の全領域が第1の色(例えば、赤色)Aであり、推奨経路の右側の全領域が第2の色(例えば、青色)Bである背景画像を、ディスプレイ2に表示された地図に対応させて生成する。そして、左右区分け画像処理部106は、生成した背景画像を、ディスプレイ2に表示された地図の背景として表示する。また、左右区分け画像処理部106は、推奨経路の左右を異なる色で区分けするのではなく、異なるパターン(模様)で区分けしてもよい。この場合、生成する背景画像は、例えば、推奨経路の左側の全領域が第1のパターン(例えば、斜線パターン)Aであり、推奨経路の右側の全領域が第2のパターン(例えば、ストライプパターン)Bであってもよい。
次に、上記構成からなるナビゲーション装置100の特徴的な動作について説明する。図5は、ナビゲーション装置100の演算処理部1が行う左右区分け表示処理を示すフローチャートである。
演算処理部1の主制御部101は、入力受付部102を介して推奨経路を表示する処理(例えば、経路誘導処理や、推奨経路に沿って地図をスクロールさせる処理、など)を開始する指示を受け付けると、左右区分け表示処理を開始する。例えば、推奨経路を表示する処理の開始を指示するためのボタンを、メニュー画面(図示せず)に表示しておき、そのボタンにタッチする操作がなされたときに、左右区分け表示処理を開始する。
左右区分け表示処理を開始後、経路誘導部105は、推奨経路を地図上に表示(強調表示)する(ステップS101)。
具体的には、まず、現在位置算出部104が、現在位置を算出する。そして、経路誘導部105は、現在位置算出部104が算出した現在位置と、ユーザに指定された目的地と、の間を結ぶ経路のコストが最小となる経路(推奨経路)を探索する。そして、探索した経路(推奨経路)を構成するリンクのリンクID321を、RAM22に記憶する。
また、表示処理部103は、現在位置算出部104が算出した現在位置付近の地図の地図データ310を記憶装置3から読み出し、ディスプレイ2に地図を表示する。このとき、表示処理部103は、ディスプレイ2に表示している地図上に表示すべき施設を、施設情報400から検索し、検索した施設の施設アイコンを地図上に表示する。ここで、表示すべき施設の検索方法としては、例えば、表示している地図の範囲に含まれる位置情報410を施設情報400から検索し、該当する位置情報410に対応付けられている施設の名称420を抽出すればよい。
そして、経路誘導部105は、RAM22に記憶した推奨経路(リンク)のうち、ディスプレイ2に表示されている地図の範囲内の推奨経路(リンク)を、地図に重ね合わせて表示(強調表示)する。
図6は、推奨経路を地図上に表示したときの画面表示例を示す図である。図示するように、地図画面800には、自車位置付近の地図と、自車位置を示すカーマーク20と、推奨経路(太線)と、目標物となる施設Aの位置を示す施設アイコンと、左右区分け表示の開始を指示する左右区分け表示ボタン810と、が同一地図上に表示される。このとき、ドライバー(ユーザ)は、施設A(例えば、コンビニエンスストア)を目標物として覚えておくことで、施設Aを道路の左側に見ながら、施設Aの付近を通過したときに、推奨経路に従って正しく走行していることを確認することができる。しかし、図示するような表示では、施設Aが推奨経路の左側にあるのか、右側にあるのか、ドライバー(ユーザ)が容易に覚えることができない場合がある。そのため、実際には、推奨経路から逸れている(施設Aを道路の右側に見ながら、施設Aの付近を通過している)にもかかわらず、ドライバーはそのことに気がつかないことがある。
このような場合に、上述した左右区分け表示を行えば、施設Aが推奨経路の左側にあるのか、右側にあるのか、ドライバー(ユーザ)が容易に覚えることができるようになる。
そこで、表示処理部103は、経路誘導中、その左右区分け表示の開始を指示するための表示ボタン810を、地図画面800上に表示している。
図5に戻り、入力受付部102は、左右区分け表示を開始する指示を受け付ける(表示ボタン810がタッチされる)まで待機し(ステップS102;No)、指示された場合に(ステップS102;Yes)、その旨を主制御部101に通知する。
左右区分け表示の開始を指示されると、主制御部101は、推奨経路を更新する(ステップS103)。具体的には、表示処理部103、現在位置算出部104、及び、経路誘導部105が、それぞれ、ステップS101で行った処理と同様の処理を行う(ただし、推奨経路を探索する処理は行わなくてもよい)ことによって、ディスプレイ2に表示している推奨経路を更新する。
続いて、左右区分け画像処理部106は、推奨経路の左右で異なる特徴を有する背景画像(左右区分け画像)を生成する(ステップS104)。具体的には、ステップS103において経路誘導部105が更新した推奨経路の左右で、異なる特徴を有する背景画像(左右区分け画像)を生成する。なお、左右区分け画像処理部106は、各種センサ(6、7、8)からのデータに基づいて、移動体(自車両)の進行方向を特定し、特定した進行方向を前方(基準)として、推奨経路の左右を区別するようにしてもよい。
そして、左右区分け画像処理部106は、ステップS105で生成した左右区分け画像を、背景画像として地図上に表示する(ステップS105)。
図7は、左右区分け画像を背景画像として地図上に表示したときの画面表示例を示す図である。図示するように、地図画面800には、推奨経路の左側の全領域が第1の色(例えば、赤色)Aであり、推奨経路の右側の全領域が第2の色(例えば、青色)Bである左右区分け画像が、背景画像として表示される。
これにより、施設Aの背景が第1の色Aであれば、ドライバー(ユーザ)は、施設Aが推奨経路の左側に位置していることを即座に把握することができ、施設Aの背景が第2の色Bであれば、施設Aが推奨経路の右側に位置していることを即座に把握することができる。その結果、ドライバー(ユーザ)は、目標物となる施設Aが、進行方向を基準として推奨経路の左側にあるのか右側にあるのか、通過前に容易に知ることができる。
また、地図画面800には、推奨経路の左側の全領域が第1のパターン(例えば、斜線パターン)Aであり、推奨経路の右側の全領域が第2のパターン(例えば、ストライプパターン)Bである左右区分け画像が、背景画像として表示されてもよい。
また、図示するように、地図画面800には、左右区分け表示の終了を指示する左右区分け終了ボタン820が設けられる。
図5に戻り、主制御部101は、ディスプレイ2に表示している地図(推奨経路を含む)を、更新するタイミングか否か判別する(ステップS106)。例えば、主制御部101は、前回に表示している地図を更新してから、移動体(自車両)が所定の距離(例えば、30m)だけ移動した場合に、地図を更新するタイミングと判定する。
主制御部101は、地図を更新するタイミングと判定した場合には(ステップS106;Yes)、処理をステップS107に移行する。一方、地図を更新するタイミングではないと判定した場合には(ステップS106;No)、処理をステップS103に戻して、ディスプレイ2に表示している地図(推奨経路)を更新する。
ステップS107に移行して、入力受付部102は、左右区分け表示を終了する指示を受け付ける(終了ボタン820がタッチされる)と(ステップS107;Yes)、その旨を主制御部101に通知する。この通知を受けた主制御部101は、左右区分け表示を終了して、処理をステップS101に戻す。
一方、入力受付部102は、所定時間、左右区分け表示を終了する指示を受け付けなかった場合(ステップS107;No)、処理をステップS106に戻す。
以上の処理を、演算処理部1が行うことにより、左右区分け表示を行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形、応用が可能である。
例えば、左右区分け画像処理部106が背景画像として表示する左右区分け画像は、図7に示した画像に限定されない。
図8は、図7に示した左右区分け画像とは別の画像を背景画像として地図上に表示したときの画面表示例を示す図である。図示するように、地図画面800には、推奨経路の左側における推奨経路付近の一部領域が第1の色(例えば、赤色)Aであり、推奨経路の右側における推奨経路付近の一部領域が第2の色(例えば、青色)Bである左右区分け画像が、背景画像として表示されてもよい。
また、地図画面800には、推奨経路の左側における推奨経路付近の一部領域が第1のパターン(例えば、斜線パターン)Aであり、推奨経路の右側における推奨経路付近の一部領域が第2のパターン(例えば、ストライプパターン)Bである左右区分け画像が、背景画像として表示されてもよい。
また、推奨経路が、途中、一周するような、複雑な経路となる場合に、推奨経路の左側とも右側ともなり得る領域が存在することがある。
図9は、推奨経路が複雑な経路となる場合の特別な左右区分け画像を、背景画像として地図上に表示したときの画面表示例を示す図である。図示するように、推奨経路の左側とも右側ともなり得る領域については、例えば、左右区分け画像処理部106は、推奨経路の左側における推奨経路付近の領域(第1の色Aの領域)と、推奨経路の右側における推奨経路付近の領域(第2の色Bの領域)と、をそれぞれ狭めて表示する。
これにより、推奨経路の左側とも右側ともなり得る領域において、推奨経路の左側の領域であるか、右側の領域であるかが、明確に区別される。その結果、ドライバー(ユーザ)は、推奨経路が複雑な経路であっても、目標物となる施設Aが、進行方向を基準として推奨経路の左側にあるのか右側にあるのか、通過前に容易に知ることができる。
また、上記実施形態では、左右区分け画像処理部106は、経路誘導部105が探索した推奨経路の左右で異なる特徴を有する画像を、地図の背景画像として表示している。しかし、本発明は、これに限定されない。例えば、左右区分け画像処理部106は、現在位置(自車両)が位置する道路(例えば、幹線道路)の左右で異なる特徴を有する画像を、地図の背景画像として表示してもよい。
この場合、具体的には、現在位置算出部104が、現在位置(自車両)を算出し、算出した現在位置がどの道路上にあるのかをマップマッチ処理によって判定する。ここで、左右区分け画像処理部106は、現在位置(自車両)があると判定された道路を基準に、左右で異なる特徴を有する画像を、地図の背景画像として表示する。
本発明の一実施形態が適用されたナビゲーション装置の概略構成図である。 地図データの構成例を示す図である。 施設情報の構成例を示す図である。 演算処理部の機能構成を示す図である。 左右区分け表示処理のフロー図である。 推奨経路の画面表示例である。 左右区分け画像の画面表示例である。 推奨経路付近の一部領域のみ区分けする左右区分け画像の画面表示例である。 推奨経路が特別な場合における左右区分け画像の画面表示例である。
符号の説明
1・・・演算処理部、2・・・ディスプレイ、3・・・記憶装置、4・・・音声入出力装置、5・・・入力装置、6・・・車速センサ、7・・・ジャイロセンサ、8・・・GPS受信装置、9・・・FM多重放送受信装置、10・・・ビーコン受信装置、21・・・CPU、22・・・RAM、23・・・ROM、24・・・I/F、41・・・マイクロフォン、42・・・スピーカ、100・・・ナビゲーション装置、101・・・主制御部、102・・・入力受付部、103・・・表示処理部、104・・・現在位置算出部、105・・・経路誘導部、106・・・左右区分け画像処理部、310・・・地図データ、400・・・施設情報、800・・・地図画面、810・・・左右区分け表示ボタン、820・・・終了ボタン

Claims (8)

  1. ナビゲーション装置であって、
    地図上に推奨経路を表示して経路誘導を行う経路誘導手段と、
    前記推奨経路の左右で異なる特徴を有する画像を、前記地図上に表示する左右区分け手段と、
    を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 請求項1に記載のナビゲーション装置であって、
    前記左右区分け手段は、
    前記推奨経路の左側における地図領域が第1の色である特徴を有し、前記推奨経路の右側における地図領域が前記第1の色とは異なる第2の色である特徴を有する画像を、前記地図上に表示する、
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 請求項1に記載のナビゲーション装置であって、
    前記左右区分け手段は、
    前記推奨経路の左側における地図領域が第1のパターンである特徴を有し、前記推奨経路の右側における地図領域が前記第1のパターンとは異なる第2のパターンである特徴を有する画像を、前記地図上に表示する、
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  4. 請求項1に記載のナビゲーション装置であって、
    前記左右区分け手段は、
    前記推奨経路の左側における該推奨経路付近の領域が第1の色である特徴を有し、前記推奨経路の右側における該推奨経路付近の領域が前記第1の色とは異なる第2の色である特徴を有する画像を、前記地図上に表示する、
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  5. 請求項1に記載のナビゲーション装置であって、
    前記左右区分け手段は、
    前記推奨経路の左側における該推奨経路付近の領域が第1のパターンである特徴を有し、前記推奨経路の右側における該推奨経路付近の領域が前記第1のパターンとは異なる第2のパターンである特徴を有する画像を、前記地図上に表示する、
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  6. 請求項4又は5に記載のナビゲーション装置であって、
    前記左右区分け手段は、
    前記推奨経路の左側とも右側ともなり得る領域については、前記推奨経路の左側における該推奨経路付近の領域と、前記推奨経路の右側における該推奨経路付近の領域と、をそれぞれ狭めることにより、前記推奨経路のどちら側の領域かを区別する画像を、前記地図上に表示する、
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  7. ナビゲーション装置における地図の表示方法であって、
    前記ナビゲーション装置は、制御部を有し、
    前記制御部が、
    地図上に推奨経路を表示して経路誘導を行う経路誘導ステップと、
    当該ナビゲーション装置の進行方向を基準として、前記推奨経路の左右で異なる特徴を有する画像を、前記地図上に表示する左右区分けステップと、
    を行うことを特徴とする地図の表示方法。
  8. ナビゲーション装置であって、
    自車位置を検出する自車位置検出手段と、
    地図を表示する表示手段と、
    前記自車位置検出手段が検出した自車位置がどの道路上にあるのかを判定するマップマッチング手段と、
    前記マップマッチング手段により自車位置があると判定された道路を基準に、左右で異なる特徴を有する画像を、前記地図上に表示する左右区分け手段と、
    を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
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