JP2010059993A - 自動変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸長が短く噛合伝達効率の良い自動変速機を提供する。
【解決手段】第1と第2の2つのプラネタリギヤ5,6を備える。第1プラネタリギヤ5のリングギヤRfと第2プラネタリギヤ6のサンギヤSrとを連結して連結体Rf,Srが構成される。出力軸3に、第1プラネタリギヤ5のキャリアCfが第1ギヤ列G1を介して連結され、第2プラネタリギヤ6のキャリアCrが第2ギヤ列G2を介して連結される。第1プラネタリギヤ5のサンギヤSfと入力軸2とを連結する第1係合要素C1と、連結体Rf,Srと入力軸2とを連結する第2係合要素C2と、第2プラネタリギヤ6のリングギヤRrと入力軸2とを連結する第3係合要素C3と、第1プラネタリギヤ5のサンギヤSfを変速機ケースに固定する第4係合要素B1と、第2プラネタリギヤ6のリングギヤRrを変速機ケースに固定する第5係合要素B2とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力軸の回転を入力軸と同心に配置した複数のプラネタリギヤを介して複数段に変速して出力部材に伝達する自動変速機に関する。
従来、この種の自動変速機として、特許文献1により、入力軸と同心に配置した第1と第2と第3の3つのプラネタリギヤと5個の係合要素とを用いて、前進6段の変速を行うものが知られている。このものでは、第1プラネタリギヤをダブルピニオン型のものとして、そのサンギヤを入力軸に連結している。
また、第2プラネタリギヤと第3プラネタリギヤのサンギヤ、キャリア及びリングギアの一部を互いに連結することで複式プラネタリギヤを構成している。複式プラネタリギヤは、第3プラネタリギヤのサンギヤから成る第1回転要素と、第2プラネタリギヤのリングギヤと第3プラネタリギヤのリングギヤとを連結することで構成される第2回転要素と、第2プラネタリギヤのキャリアと第3プラネタリギヤのキャリアとを連結することで構成される第3回転要素と、第2プラネタリギヤのサンギヤから成る第4回転要素とを有する。これら第1乃至第4回転要素は、速度線図においてギヤ比に対応する間隔を存して順に並ぶ。そして、第1回転要素を第1プラネタリギヤのリングギヤに連結すると共に、第3回転要素を出力部材に連結している。
また、係合要素として、第4回転要素と入力軸とを連結する状態とこの連結を断つ状態とに切換自在な第1クラッチと、第2回転要素と入力軸とを連結する状態とこの連結を断つ状態とに切換自在な第2クラッチと、第1回転要素を変速機ケースに固定する状態とこの固定を解除する状態とに切換自在な第1ブレーキと、第2回転要素を変速機ケースに固定する状態とこの固定を解除する状態とに切換自在な第2ブレーキと、第1プラネタリギヤのキャリアを変速機ケースに固定する状態とこの固定を解除する状態とに切換自在な第3ブレーキとを備えている。
以上の構成によれば、第1クラッチと第2ブレーキとを係合することで1速段が確立され、第1クラッチと第1ブレーキとを係合することで2速段が確立され、第1クラッチと第3ブレーキとを係合することで3速段が確立され、第1クラッチと第2クラッチとを係合することで4速段が確立され、第2クラッチと第3ブレーキとを係合することで5速段が確立され、第2クラッチと第1ブレーキとを係合することで6速段が確立される。
特開2003−240068号公報(図1、図2)
上記従来例のものでは、軸方向に並ぶ3個のプラネタリギヤを用いるため、変速機の軸長が長くなる。また、3速段では3個全てのプラネタリギヤを介して動力伝達される状態になると共に、プラネタリギヤがロック状態になる変速段が4速段のみであって、噛合伝達効率が悪くなる不具合がある。
本発明は、以上の点に鑑み、軸長が短く噛合伝達効率の良い自動変速機を提供することをその課題としている。
上記目的を達成するため、本発明は、入力軸の回転を入力軸と同心に配置した複数のプラネタリギヤを介して複数段に変速して出力部材に伝達する自動変速機であって、第1プラネタリギヤと第2プラネタリギヤとを備え、第1プラネタリギヤのサンギヤ、キャリア、リングギヤから成る3個の要素を、速度線図におけるギヤ比に対応する間隔での並び順に夫々第1要素、第2要素及び第3要素とし、第2プラネタリギヤのサンギヤ、キャリア及びリングギヤから成る3個の要素を、速度線図におけるギヤ比に対応する間隔での並び順に夫々第4要素、第5要素及び第6要素として、第3要素と第4要素とを連結して連結体が構成され、入力軸に平行に配置した出力部材たる出力軸に、第2要素が第1ギヤ列を介して連結されると共に、第5要素が第1ギヤ列とは異なるギヤ比の第2ギヤ列を介して連結され、第1要素と入力軸とを連結する状態とこの連結を断つ状態とに切換自在な第1係合要素と、連結体と入力軸とを連結する状態とこの連結を断つ状態とに切換自在な第2係合要素と、第6要素と入力軸とを連結する状態とこの連結を断つ状態とに切換自在な第3係合要素と、第1要素を変速機ケースに固定する状態とこの固定を解除する状態とに切換自在な第4係合要素と、第6要素を変速機ケースに固定する状態とこの固定を解除する状態とに切換自在な第5係合要素とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、後述する実施形態の説明から明らかなように、前進6段の変速を行うことができる。そして、本発明では、プラネタリギヤとして軸方向に並ぶ第1と第2の2つのプラネタリギヤを用いるだけであるため、変速機の軸長を短縮できる。更に、5速段と6速段と後進段以外の変速段では第1と第2の両プラネタリギヤの片方のプラネタリギヤ単独での動力伝達が行われると共に、3速段と4速段との2つの変速段において夫々第1プラネタリギヤと第2プラネタリギヤとがロック状態になるため、噛合伝達効率は100%になり、全ての変速段のトータルの伝達効率が向上する。
また、本発明において、第3要素が第1プラネタリギヤのリングギヤであり、第4要素が第2プラネタリギヤのサンギヤである場合、第2プラネタリギヤを第1プラネタリギヤの径方向外側に配置し、第1プラネタリギヤのリングギヤと第2プラネタリギヤのサンギヤとを一体化して前記連結体を構成すれば、変速機の軸長を更に短縮することができる。
図1(a)は、本発明の自動変速機の第1実施形態を示している。この第1実施形態は、変速機ケース1内に回転自在に軸支した、図外のエンジン等の動力源に連結される入力軸2と、入力軸2と平行に配置した出力部材たる出力軸3とを備えている。出力軸3の回転は、出力軸3に固定の出力ギヤ3aに噛合するファイナルドリブンギヤ4aを固定したデファレンシャルギヤ4を介して車両の左右の駆動輪に伝達される。
また、変速機ケース1内には、第1プラネタリギヤ5と第2プラネタリギヤ6とが入力軸2と同心に配置されている。第1プラネタリギヤ5は、サンギヤSfと、リングギヤRfと、サンギヤSfとリングギヤRfとに噛合するピニオンPfを自転及び公転自在に支持するキャリアCfとから成るシングルピニオン型のプラネタリギヤで構成されている。
図2の下段に示す第1プラネタリギヤ5の速度線図(サンギヤ、キャリア、リングギヤの3個の要素の回転速度を直線で表すことができる図)を参照して、第1プラネタリギヤ5のサンギヤSf、キャリアCf及びリングギヤRfから成る3個の要素を、速度線図におけるギヤ比に対応する間隔での並び順に左側から夫々第1要素、第2要素及び第3要素とすると、第1要素はサンギヤSf、第2要素はキャリアCf、第3要素はリングギヤRfになる。ここで、サンギヤSfとキャリアCf間の間隔とキャリアCfとリングギヤRf間の間隔との比は、第1プラネタリギヤ5のギヤ比(リングギヤの歯数/サンギヤの歯数)をiとして、i:1に設定される。尚、速度線図において、下の横線と上の横線は夫々回転速度が「0」と「1」(入力軸2と同じ回転速度)であることを示している。
第2プラネタリギヤ6は、第1プラネタリギヤ5と同様に、サンギヤSrと、リングギヤRrと、サンギヤSrとリングギヤRrとに噛合するピニオンPrを自転及び公転自在に支持するキャリアCrとから成るシングルピニオン型のプラネタリギヤで構成されている。
図2の上段に示す第2プラネタリギヤ6の速度線図を参照して、第2プラネタリギヤ6のサンギヤSr、キャリアCr及びリングギヤRrから成る3個の要素を、速度線図におけるギヤ比に対応する間隔での並び順に左側から夫々第4要素、第5要素及び第6要素とすると、第4要素はサンギヤSr、第5要素はキャリアCr、第6要素はリングギヤRrになる。尚、サンギヤSrとキャリアCr間の間隔とキャリアCrとリングギヤRr間の間隔との比は、第2プラネタリギヤ6のギヤ比をjとして、j:1に設定される。
第1プラネタリギヤ5のリングギヤRf(第3要素)と第2プラネタリギヤ6のサンギヤSr(第4要素)とは互いに連結されて、連結体Rf,Srを構成している。また、第1プラネタリギヤ5のキャリアCf(第2要素)は、キャリアCfに固定の駆動ギヤG1aと、駆動ギヤG1aに噛合する出力軸3に固定の従動ギヤG1bとから成る第1ギヤ列G1を介して出力軸3に連結され、第2プラネタリギヤ6のキャリアCr(第5要素)は、キャリアCrに固定の駆動ギヤG2aと、駆動ギヤG2aに噛合する出力軸3に固定の従動ギヤG2bとから成る第2ギヤ列G2を介して出力軸3に連結されている。
ここで、第1ギヤ列G1のギヤ比(従動ギヤの歯数/駆動ギヤの歯数)をp、第2ギア列G2のギヤ比をqとして、p>qになっている。また、第1プラネタリギヤ5のキャリアCfと第2プラネタリギヤ6のキャリアCrは、両ギヤ列G1,G2を介して出力軸3で連結されることになる。そして、第2プラネタリギヤ6のキャリアCrは、第1プラネタリギヤ5のキャリアCfの回転速度のq/pの速度で回転する。
また、第1実施形態では、係合要素として、第1プラネタリギヤ5のサンギヤSf(第1要素)と入力軸2とを連結する状態とこの連結を断つ状態とに切換自在な第1係合要素たる第1クラッチC1と、連結体Rf,Sr(第3要素、第4要素)と入力軸2とを連結する状態とこの連結を断つ状態とに切換自在な第2係合要素たる第2クラッチC2と、第2プラネタリギヤ6のリングギヤRr(第6要素)と入力軸2とを連結する状態とこの連結を断つ状態とに切換自在な第3係合要素たる第3クラッチC3と、第1プラネタリギヤ5のサンギヤSf(第1要素)を変速機ケース1に固定する状態とこの固定を解除する状態とに切換自在な第4係合要素たる第1ブレーキB1と、第2プラネタリギヤ6のリングギヤRr(第6要素)を変速機ケース1に固定する状態とこの固定を解除する状態とに切換自在な第5係合要素たる第2ブレーキB2とを備えている。
第1実施形態においては、第2クラッチC2と第2ブレーキB2とを係合させると、第2プラネタリギヤ6のサンギヤSrの回転速度が「1」、第2プラネタリギヤ6のリングギヤRrの回転速度が「0」になり、第2プラネタリギヤ6の速度線が図2に「1st」で示す線になる。そして、第2プラネタリギヤ6のキャリアCrの回転速度は1/(j+1)になり、出力軸3が第2ギヤ列G2を介して1/{(j+1)q}の速度で回転して、1速段が確立される。
第2クラッチC2と第1ブレーキB1とを係合させると、第2プラネタリギヤ6のサンギヤSrの回転速度と第1プラネタリギヤ5のリングギヤRfの回転速度とが共に「1」になると共に、第1プラネタリギヤ5のサンギヤSfの回転速度が「0」になり、第1プラネタリギヤ5の速度線は図2に「2nd」で示す線になる。そして、第1プラネタリギヤ5のキャリアCfの回転速度はi/(i+1)、出力軸3がi/{(i+1)p}の速度で回転して、2速段が確立される。
第1クラッチC1と第2クラッチC2とを係合させると、第1プラネタリギヤ5のサンギヤSfの回転速度と第1プラネタリギヤ5のリングギヤRfの回転速度とが共に「1」になって、第1プラネタリギヤ5がロック状態になり、第1プラネタリギヤ5の速度線は図2に「3rd」で示す線になる。そして、第1プラネタリギヤ5のキャリアCfの回転速度は「1」になり、出力軸3が1/pの速度で回転して、3速段が確立される。
第2クラッチC2と第3クラッチC3とを係合させると、第2プラネタリギヤ6のサンギヤSrの回転速度と第2プラネタリギヤ6のリングギヤRrの回転速度とが共に「1」になって、第2プラネタリギヤ6がロック状態になり、第2プラネタリギヤ6の速度線は図2に「4th」で示す線になる。そして、第2プラネタリギヤ6のキャリアCrの回転速度は「1」になり、出力軸3が1/qの速度で回転して、4速段が確立される。
第1クラッチC1と第3クラッチC3とを係合させると、第1プラネタリギヤ5のサンギヤSfの回転速度と第2プラネタリギヤ6のリングギヤRrの回転速度とが共に「1」になると共に、第1プラネタリギヤ5のリングギヤRfと第2プラネタリギヤ6のサンギヤSrとが等速度で回転し、第2プラネタリギヤ6のキャリアCrが第1プラネタリギヤ5のキャリアCfのq/pの速度で回転して、第1プラネタリギヤ5と第2プラネタリギヤ6の速度線は図2に「5th」で示す線になる。そして、第1プラネタリギヤのキャリアCfの回転速度は(1−ij)p/{(i+1)p−(j+1)iq}、第2プラネタリギヤ6のキャリアCrの回転速度は(1−ij)q/{(i+1)p−(j+1)iq}になり、出力軸3が(1−ij)/{(i+1)p−(j+1)iq}の速度で回転して、5速段が確立される。
第3クラッチC3と第1ブレーキB1とを係合させると、第1プラネタリギヤ5のサンギヤSfの回転速度が「0」、第2プラネタリギヤ6のリングギヤRrの回転速度が「1」になると共に、第1プラネタリギヤ5のリングギヤRfと第2プラネタリギヤ6のサンギヤSrとが等速度で回転し、第2プラネタリギヤ6のキャリアCrが第1プラネタリギヤ5のキャリアCfのq/pの速度で回転して、第1プラネタリギヤ5と第2プラネタリギヤ6の速度線は図2に「6th」で示す線になる。そして、第1プラネタリギヤのキャリアCfの回転速度はijp/{(j+1)iq−(i+1)p}、第2プラネタリギヤ6のキャリアCrの回転速度はijq/{(j+1)iq−(i+1)p}になり、出力軸3がij/{(j+1)iq−(i+1)p}の速度で回転して、6速段が確立される。
第1クラッチC1と第2ブレーキB2とを係合させると、第1プラネタリギヤ5のサンギヤSfの回転速度が「1」、第2プラネタリギヤ6のリングギヤRrの回転速度が「0」になると共に、第1プラネタリギヤ5のリングギヤRfと第2プラネタリギヤ6のサンギヤSrとが等速度で回転し、第2プラネタリギヤ6のキャリアCrが第1プラネタリギヤ5のキャリアCfのq/pの速度で回転して、第1プラネタリギヤ5と第2プラネタリギヤ6の速度線は図2に「Rvs」で示す線になる。そして、第1プラネタリギヤのキャリアCfの回転速度はp/{(i+1)p−(j+1)iq}、第2プラネタリギヤ6のキャリアCrの回転速度はq/{(i+1)p−(j+1)iq}になり、出力軸3が1/{(i+1)p−(j+1)iq}の速度で回転して、後進段が確立される。
尚、図2中の点線で示す速度線は、第1と第2の両プラネタリギヤ5,6のうち動力伝達する一方のプラネタリギヤに追従して他方のプラネタリギヤの各要素が回転することを表している。
図1(b)は、上述した各変速段とクラッチC1,C2,C3、ブレーキB1,B2の係合状態との関係を纏めて表示した図であり、「○」は係合を表している。また、図1(b)は、第1プラネタリギヤ5のギヤ比iを2.55、第2プラネタリギヤ6のギヤ比jを2.55、第1ギヤ列G1のギヤ比pを1.42、第2ギヤ列G2のギヤ比qを1.00とした場合における各変速段のギヤレシオ(入力軸2の回転速度/出力軸3の回転速度)も示している。これによれば、公比(各変速段間のギヤレシオの比)が適切になると共に、レシオレンジ(一速レシオ/6速レシオ)も適切になる。
また、第1実施形態によれば、プラネタリギヤとして第1と第2の2つのプラネタリギヤ5,6を用いるだけであるため、3つのプラネタリギヤを用いる上記従来例のものに比し、変速機の軸長を短縮できる。更に、5速段と6速段と後進段以外の変速段では第1と第2の両プラネタリギヤ5,6の片方のプラネタリギヤ単独での動力伝達が行われると共に、3速段と4速段とにおいて夫々第1プラネタリギヤ5と第2プラネタリギヤ6とがロック状態になるため、噛合伝達効率は100%になり、全ての変速段のトータルの伝達効率が向上する。
尚、第1実施形態では、第1と第2の各プラネタリギヤ5,6をシングルピニオン型のプラネタリギヤで構成したが、ダブルピニオン型のプラネタリギヤで第1プラネタリギヤ5や第2プラネタリギヤ6を構成することも可能である。第1プラネタリギヤ5をダブルピニオン型のプラネタリギヤで構成した場合、サンギヤとキャリアとの一方が第1要素、リングギヤが第2要素、サンギヤとキャリアとの他方が第3要素になる。また、第2プラネタリギヤ6をダブルピニオン型のプラネタリギヤで構成した場合、サンギヤとキャリアとの一方が第4要素、リングギヤが第5要素、サンギヤとキャリアとの他方が第6要素になる。
また、第1実施形態では、入力軸2の周りに、一端側から順に、第1クラッチC1と、第1ブレーキB1と、第1ギヤ列G1と、第1プラネタリギヤ5と、第2ギヤ列G2と、第2プラネタリギヤ6及び第2ブレーキB2と、第3クラッチC3と、第2クラッチC2とを配置したが、これに限定されない。例えば、図3に示す第2実施形態の如く、第1ブレーキB1と第2ブレーキB2との間に、第1プラネタリギヤ5と第1ギヤ列G1と第2ギヤ列G2とを配置してもよい。また、図4に示す第3実施形態の如く、第1ブレーキB1と第2ブレーキB2との間に、第1ギヤ列G1と、第2ギヤ列G2と、第1プラネタリギヤ5とを配置してもよい。
また、図5に示す第4実施形態の如く、第2プラネタリギヤ6を第1プラネタリギヤ5の径方向外側に配置して、第1プラネタリギヤ5のリングギヤRfと第2プラネタリギヤ6のサンギヤSrとを一体化することにより連結体Rf,Srを構成し、複式プラネタリギヤとすることも可能である。これにより、第1実施形態のものと比較して変速機の軸長を更に短縮できる。
尚、第4実施形態においては、入力軸2の一端側から順に、第1クラッチC1と、第1ブレーキB1と、第1ギヤ列G1と、第2ギヤ列G2と、第1,第2プラネタリギヤ5,6及び第2ブレーキB2と、第3クラッチC3と、第2クラッチC2とを配置しているが、これに限定されるものではない。例えば、図6に示す第5実施形態の如く、第1クラッチC1を入力軸2の他端側に配置してもよい。
また、上記実施形態はFF車用の自動変速機であるが、出力軸3にプロペラシャフトを連結すれば、FR車用の自動変速機とすることもできる。
(a)本発明変速機の第1実施形態のスケルトン図、(b)各変速段での各係合要素の係合状態を纏めて示した図。 第1実施形態の第1プラネタリギヤと第2プラネタリギヤの速度線図。 本発明変速機の第2実施形態のスケルトン図。 本発明変速機の第3実施形態のスケルトン図。 本発明変速機の第4実施形態のスケルトン図。 本発明変速機の第5実施形態のスケルトン図。
符号の説明
1…変速機ケース、2…入力軸、3…出力軸、5…第1プラネタリギヤ、Sf…第1プラネタリギヤのサンギヤ(第1要素)、Cf…第1プラネタリギヤのキャリア(第2要素)、Rf…第1プラネタリギヤのリングギヤ(第3要素)、6…第2プラネタリギヤ、Sr…第2プラネタリギヤのサンギヤ(第4要素)、Cr…第2プラネタリギヤのキャリア(第5要素)、Rr…第2プラネタリギヤのリングギヤ(第6要素)、G1…第1ギヤ列、G2…第2ギヤ列、C1…第1クラッチ(第1係合要素)、C2…第2クラッチ(第2係合要素)、C3…第3クラッチ(第3係合要素)、B1…第1ブレーキ(第4係合要素)、B2…第2ブレーキ(第5係合要素)。

Claims (2)

  1. 入力軸の回転を入力軸と同心に配置した複数のプラネタリギヤを介して複数段に変速して出力部材に伝達する自動変速機であって、
    第1プラネタリギヤと第2プラネタリギヤとを備え、
    第1プラネタリギヤのサンギヤ、キャリア、リングギヤから成る3個の要素を、速度線図におけるギヤ比に対応する間隔での並び順に夫々第1要素、第2要素及び第3要素とし、第2プラネタリギヤのサンギヤ、キャリア及びリングギヤから成る3個の要素を、速度線図におけるギヤ比に対応する間隔での並び順に夫々第4要素、第5要素及び第6要素として、
    第3要素と第4要素とを連結して連結体が構成され、入力軸に平行に配置した出力部材たる出力軸に、第2要素が第1ギヤ列を介して連結されると共に、第5要素が第1ギヤ列とは異なるギヤ比の第2ギヤ列を介して連結され、
    第1要素と入力軸とを連結する状態とこの連結を断つ状態とに切換自在な第1係合要素と、
    連結体と入力軸とを連結する状態とこの連結を断つ状態とに切換自在な第2係合要素と、
    第6要素と入力軸とを連結する状態とこの連結を断つ状態とに切換自在な第3係合要素と、
    第1要素を変速機ケースに固定する状態とこの固定を解除する状態とに切換自在な第4係合要素と、
    第6要素を変速機ケースに固定する状態とこの固定を解除する状態とに切換自在な第5係合要素とを備えることを特徴とする自動変速機。
  2. 前記第3要素は前記第1プラネタリギヤのリングギヤであり、前記第4要素は前記第2プラネタリギヤのサンギヤであり、第2プラネタリギヤが第1プラネタリギヤの径方向外側に配置され、第1プラネタリギヤのリングギヤと第2プラネタリギヤのサンギヤとを一体化して前記連結体が構成されることを特徴とする請求項1記載の自動変速機。
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