JP2010055346A - ポインタ表示装置 - Google Patents

ポインタ表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010055346A
JP2010055346A JP2008219152A JP2008219152A JP2010055346A JP 2010055346 A JP2010055346 A JP 2010055346A JP 2008219152 A JP2008219152 A JP 2008219152A JP 2008219152 A JP2008219152 A JP 2008219152A JP 2010055346 A JP2010055346 A JP 2010055346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
luminance
vertical direction
display device
screen
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008219152A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Hirotsune
聡 廣常
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008219152A priority Critical patent/JP2010055346A/ja
Publication of JP2010055346A publication Critical patent/JP2010055346A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Projection Apparatus (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

【課題】面倒な設定や、光線の走査機構、順次発光等の大掛かりな機構を必要とせず、素早く安定した動作で容易にポインタを空間操作することのできるポインタ表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】スクリーン104上にポインタ106を生成するプロジェクタ102と、スクリーン104上に輝度傾斜を生成する赤外線投射器101と、スクリーン104上のスポット状エリア105の輝度を測定する輝度センサを搭載したリモコン103とから構成され、輝度センサの情報からスクリーン104上の座標値を得、ポインタ106をその位置に投射生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクタ等の投射型表示装置がスクリーン上に画像に重畳して投射するポインタを、リモコン等で空間操作することのできるポインタ表示装置に関するものである。
従来、プロジェクタ等の投射型表示装置によりスクリーン上に画像を表示する際に、表示画像の指示したい部分にポインタ等を表示させる場合が多い。
しかしながら、通常、レーザーポインタ等を用いてその位置を指示するのみであり、画像表示に合わせて操作入力を行うには、リモコンなどで画像に重畳したポインタの表示位置を変えるしかなく、リモコンの動きとポインタの動きが連動しないため、操作性が非常に悪かった。
このような場合の操作性を良くするための手段として、スクリーンに向けてリモコンを空間で動かすことにより、スクリーン上のポインタが連動するように操作する方法が考えられている。
つまり、あたかもリモコンで直接ポインタを動かすことができるように見えるため、操作性が改善される。
空間で操作することのできるポインタは、例えば、特許文献1のように、加速度センサや角速度センサを搭載し、そのセンサで使用者の動きを加速度センサで検出、加速度を2回積分して位置を計算し、それをスクリーン上の座標にマッピングして、カーソル(ポインタ)の位置を得、その位置にポインタを表示していた。
あるいは、特許文献2のように、赤外光走査器からの赤外光、または走査器の制御で順次発光する、投射スクリーン裏面に設けられた赤外発光器からの赤外光で、投射スクリーン上を走査し、表示画像上に指示した位置の投射スクリーンで反射された赤外光、または赤外発光器からの赤外光を指示受光器で受光し、当該指示位置の座標をこの指示受光器の受光信号と赤外光走査器または走査器の走査信号より検出し、ポインタをその位置に表示させていた。
特開2002−287890号公報 特開平5−281933号公報
しかしながら、上記特許文献1の例では、加速度センサの情報を2回積分してポインタの座標を得るので、基準となる開始点をその都度設定しなければならない。
また、積分処理で誤差が蓄積するため、リモコンを静止しているにもかかわらず、ポインタが意志に反して動いてしまうという問題点を有していた。
また、特許文献2の例では、赤外光走査器からの赤外光、または走査器の制御で順次発光する投射スクリーン裏面の赤外発光器からの赤外光で投射スクリーン上を走査しなければならない。
そのため、光線の走査機構または順次発光の機構が必要で装置が大掛かりになり、大型化、重量増、コスト増、反応が遅いという問題点を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、面倒な設定や、光線の走査機構、順次発光等の大掛かりな機構を必要とせず、素早く安定した動作で容易にポインタを空間操作することのできるポインタ表示装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明のポインタ表示装置は、スクリーン上に画像と画像に重畳してポインタ像を投射生成するプロジェクタと、スクリーン上に輝度傾斜を投射生成する光線投射器と、スクリーン上のスポット状エリアの輝度を測定する輝度センサを搭載したリモコンとから構成され、リモコンは輝度センサの情報からスクリーン上の座標値を得、プロジェクタに送信し、プロジェクタは受信した座標値に基づいてスクリーン上の座標位置にポインタ像を投射生成するものである。
これにより、面倒な設定や、光線の走査機構、順次発光等の大掛かりな機構を必要としないため、小型、軽量、低コストで、素早い反応動作のポインタ表示装置を得ることができるという作用を有する。
本発明のポインタ表示装置によれば、面倒な設定や、光線の走査機構、順次発光等の大掛かりな機構を必要とせず、小型、軽量、低コストで、素早い反応動作のポインタ表示装置を得ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるポインタ表示装置の全体構成図である。
図において、101は赤外線投射部で、スクリーン104上に赤外線による輝度傾斜を生成する。102はスクリーン104上に画像を投射するプロジェクタ、103はプロジェクタ102に操作信号を送るリモコンで、これらによりポインタ表示装置を構成する。
105はスクリーン104上におけるスポット状の赤外線輝度測光エリア、106はスクリーン104上にプロジェクタ102により画像(図示せず)に重畳して投射生成されるポインタである。
図2は、赤外線投射部101の説明図で、図2(a)は概略構成図、図2(b)はスクリーン104上の水平方向の赤外線輝度分布グラフ、図2(c)はスクリーン104上の垂直方向の赤外線輝度分布グラフである。
図において、201は中心発光波長λ1の赤外線を発光する赤外線LED、202は水平方向に赤外線の輝度が直線的に増加する分布を作るための空間変調素子、203は空間変調素子202からの赤外線を投射する投射レンズで、204は水平方向の赤外線輝度分布を表している。
また、205は中心発光波長λ2の赤外線を発光する赤外線LED、206は垂直方向に赤外線の輝度が直線的に増加する分布を作るための空間変調素子、207は空間変調素子206からの赤外線を投射する投射レンズ、208は垂直方向の赤外線輝度分布を表している。
図3は、リモコン103の概略ブロック図で、301は、スクリーン104上の赤外線輝度測光エリア105の輝度を測定し、演算して座標値(x、y)を得るスクリーン輝度測光部、302は、プロジェクタ102に上記座標値(x、y)や、図示していないが、その他の操作信号等を無線信号に変換して送る無線変調・送信部である。
図4は、リモコン103のスクリーン輝度測光部301の概略構成図で、401はスクリーン104上の赤外線の反射光を受光する受光レンズ、402は受光した赤外線を分割するハーフミラー、403は波長λ1のみの光を通過させる波長フィルタ、404は波長フィルタ403を通過した赤外線の輝度を測定するフォトダイオード、405は分割された赤外線の一方を反射して進行方向を折り曲げる全反射ミラー、406は波長λ2のみの光を通過させる波長フィルタ、407は波長フィルタ406を通過した赤外線の輝度を測定するフォトダイオードである。
図5は、プロジェクタ102の概略構成図で、501は、リモコン103からの無線信号を受信し、座標値や操作信号等に変換する無線受信・復調部、502は、画像に重畳させて指定座標位置にポインタ像を表示するポインタ表示部である。503は照明光源であるランプユニット、504は入力された画像が表示される液晶パネル、505は、液晶パネル504上の画像をランプユニット503からの光で照明し、スクリーン104上に投射する投射レンズである。
以上のように構成された本実施の形態のポインタ表示装置について、まず、図1を用いて概略動作を説明する。
プロジェクタ102は、スクリーン104上に画像を投射表示しており、画像に重畳してポインタ106が表示されている。
赤外線投射部101は、輝度傾斜した赤外線を投射し、スクリーン104上で水平、垂直それぞれの方向に赤外線による単調増加の輝度傾斜を形成する。
スクリーン104上に表示された画像内でポインタ106を移動させたい位置を赤外線輝度測光エリア105として選択し、そのエリア内における赤外線の輝度傾斜のスクリーン104からの反射光をリモコン103で測光する。
リモコン103で測光した輝度データから、スクリーン104上の赤外線輝度測光エリア105の座標値(x、y)が容易に計算される。
得られた座標値は無線信号に変調され、無線でプロジェクタ102に伝送される。プロジェクタ102では、投射画像に重畳して、スクリーン104上の対応する座標の位置にポインタ106を表示する。
なお、赤外線投射部101は、プロジェクタ102と一体に構成されていてもよいし、別体でプロジェクタ102から分離可能にしてもよい。
赤外線投射部101をプロジェクタ102と一体に構成する場合は、赤外線投射部101の投射レンズ203は、プロジェクタ102の投射レンズ505にできるだけ近接させることが望ましい。離れていれば、スクリーン104との距離によっては画像と赤外線の投射範囲にずれを生じるためである。
逆に、赤外線投射部101をプロジェクタ102から分離可能に構成した場合は、スクリーン104との距離に合わせて投射範囲を自由に変えることができる。
次に、各部の動作について詳細に説明する。
図2の赤外線投射部101において、赤外線LED201が発光する赤外線光は、空間変調素子202により、水平方向には直線的に輝度が単調増加、垂直方向には一様な輝度傾斜分布となるように空間変調される。
一般の砲弾型の形状の赤外線LED1個そのままでは、スクリーン104上に同心円状の輝度分布が形成されるが、空間変調素子202で輝度分布を補正することにより、容易に水平方向には直線的に輝度が単調増加、垂直方向には一様な輝度分布とすることができる。
輝度を増やすために複数個のLEDを使用する場合は、その輝度分布に合わせて空間変調素子202で輝度分布を補正すればよい。
空間変調素子202は、印刷を施したガラスや液晶パネル等を用いることができる。
空間変調された輝度傾斜分布は、投射レンズ203でスクリーン104に拡大投影される。
スクリーン104上の波長λ1の赤外線の水平方向の輝度分布は、図2(b)で示される水平方向の赤外線輝度分布204のようになる。なお、垂直方向には一様な分布(図示せず)となる。
また、赤外線LED205が発光する赤外線光は、空間変調素子206により、垂直方向には直線的に輝度が単調増加、水平方向には一様な輝度傾斜分布となるように空間変調される。
空間変調素子206は空間変調素子202と同様、印刷を施したガラスや液晶パネル等を用いることができる。
空間変調された輝度傾斜分布は、投射レンズ207でスクリーン104に拡大投影される。
スクリーン104上の波長λ2の赤外線の垂直方向の輝度分布は、図2(c)で示される垂直方向の赤外線輝度分布208のようになる。なお、水平方向には一様な分布(図示せず)となる。
このように、スクリーン104上には、波長λ1の赤外線では水平方向に直線的に単調増加の輝度傾斜分布、波長λ2の赤外線では垂直方向に直線的に単調増加の輝度傾斜分布が形成される。
スクリーン104上に形成された赤外線の輝度傾斜分布は、リモコン103のスクリーン輝度測光部301で受光、座標計算され、測光エリアx座標、測光エリアy座標が得られる。
これらの座標値は無線変調・送信部302でエンコード、変調され、無線データとしてプロジェクタ102に伝送される。
プロジェクタ102のスクリーン輝度測光部301では以下の動作が行われる。
まず、スクリーン104上の赤外線輝度測光エリア105の、赤外線の反射光の輝度を受光レンズ401で集光する。
集光された赤外線は、ハーフミラー402で分割され、透過光は波長フィルタ(λ1)403で波長λ1の赤外線のみ通過し、フォトダイオード404に入り、電気信号として出力される。
このとき波長λ1の赤外線は、スクリーン104上では水平方向に直線的な単調増加の輝度傾斜分布を持つので、フォトダイオード404の出力から容易に水平位置(x)が計算される。
一方、ハーフミラー402での反射光は、全反射ミラー405で反射され、波長フィルタ(λ2)406で波長λ2の赤外線のみ通過し、フォトダイオード407に入り、電気信号として出力される。
このとき波長λ2の赤外線は、スクリーン104上では垂直方向に直線的な単調増加の輝度傾斜分布を持つので、フォトダイオード407の出力から容易に垂直位置(y)が計算される。
このように抽出された水平、垂直座標データは、無線変調・送信部302で無線データに変換後、リモコン103から送信され、プロジェクタ102で受信される。
プロジェクタ102では、水平、垂直座標無線データは無線受信・復調部501で受信、復調、デコードされ、ディジタルの水平、垂直座標データ(x、y)として出力される。
ポインタ表示部502で生成されたポインタ像が、液晶パネル504の表示画像に重畳して水平、垂直座標位置(x、y)に表示される。
液晶パネル504に表示されたポインタ像は、ランプユニット503からの可視光線と投射レンズ505により、スクリーン104上に投射表示された画像(図示せず)の指示位置(赤外線輝度測光エリア105)にポインタ106が投影される。
このように、リモコン103を赤外線輝度測光エリア105に向ける動作により、ポインタ106をその場所に移動させることができ、あたかもリモコン103で直接ポインタ106を移動できるように見えるため、操作性が改善される。
なお、本実施の形態では、赤外線を分割するために波長フィルタを用いたが、波長フィルタの代わりに偏光フィルタを用いるようにしても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2におけるポインタ表示装置の赤外線投射部の説明図である。実施の形態1と同じところは同一の番号を付与し、説明を省略する。実施の形態1と異なるところは、図1における赤外線投射部101を赤外線投射部601、図3におけるスクリーン輝度測光部301をスクリーン輝度測光部701とした点である。
図6において、赤外線投射部601は、赤外線LED201、205、空間変調素子202、206、投射レンズ203、207の他に、周波数f1の発振器602、周波数f2の発振器603を備えている。
図7は、スクリーン輝度測光部701の概略構成図で、702はスクリーン104上の赤外線の反射光を受光する受光レンズ、703は受光した赤外線の輝度を測定するフォトダイオード、704は受光した赤外線の周波数成分f1のみ通過させる帯域通過フィルタ、705は周波数成分f2のみ通過させる帯域通過フィルタである。
プロジェクタ102の概略構成は実施の形態1の図5と同様であるので省略する。
以上のように構成された本実施の形態のポインタ表示装置について、概略動作は実施の形態1と同様であるので省略する。
次に、各部の動作を詳細に説明する。
図6の赤外線投射部601において、発振器602によって周波数f1に変調された赤外線LED201が発光する赤外線光は、空間変調素子202により、水平方向には直線的に輝度が単調増加、垂直方向には一様な輝度傾斜分布となるように空間変調される。
空間変調された輝度傾斜分布は、投射レンズ203でスクリーン104に拡大投影される。
スクリーン104上に形成された変調周波数f1の赤外線の水平方向の輝度分布は、図6(b)で示される水平方向の赤外線輝度分布604のようになる。なお、垂直方向には一様な分布となる。
また、発振器603によって周波数f2に変調された赤外線LED205が発光する赤外線光は、空間変調素子206により、垂直方向には直線的に輝度が単調増加、水平方向には一様な輝度傾斜分布となるように空間変調される。
空間変調された輝度傾斜分布は、投射レンズ207でスクリーン104に拡大投影される。
スクリーン104上に形成された変調周波数f2の赤外線の垂直方向の輝度分布は、図6(c)で示される垂直方向の赤外線輝度分布605のようになる。なお、水平方向には一様な分布となる。
このように、スクリーン104上には、変調周波数f1の赤外線では水平方向に直線的に単調増加の輝度傾斜分布、変調周波数f2の赤外線では垂直方向に直線的に単調増加の輝度傾斜分布が形成される。
スクリーン104上に形成された赤外線の輝度傾斜分布は、リモコン103のスクリーン輝度測光部701で受光、座標計算され、測光エリアx座標、測光エリアy座標が得られる。
これらは無線変調・送信部302でエンコード、変調され、無線データとしてプロジェクタ102に伝送される。
プロジェクタ102のスクリーン輝度測光部701では以下の動作が行われる。
まず、スクリーン104上の赤外線輝度測光エリア105の赤外線の反射光の輝度を受光レンズ702で集光する。
集光された赤外線は、フォトダイオード703に入り電気信号に変換され、周波数f1の帯域通過フィルタ(BPF)704で変調周波数f1の信号のみ抽出される。
変調周波数f1の信号は、スクリーン104上に形成された水平方向の赤外線輝度分布604で示される水平方向の直線の輝度傾斜であるので、周波数f1の帯域通過フィルタ704の出力には測光エリアx座標、つまり水平位置が得られる。
一方、周波数f2の周波数成分は、周波数f2の帯域通過フィルタ705で変調周波数f2の信号のみ抽出される。
変調周波数f2の信号は、スクリーン104上に形成された垂直方向の赤外線輝度分布605で示される垂直方向の直線の輝度傾斜であるので、周波数f2の帯域通過フィルタ705の出力には測光エリアy座標、つまり垂直位置が得られる。
このように抽出された水平、垂直座標データは、無線変調・送信部302で無線データに変換後、リモコン103から送信され、プロジェクタ102で受信される。
プロジェクタ102では、実施の形態1と同様、水平、垂直座標無線データは無線受信・復調部501で受信、復調、デコードされ、ディジタルの水平、垂直座標データ(x、y)として出力される。
ポインタ表示部502で生成されたポインタ像が、液晶パネル504の表示画像に重畳して水平、垂直座標位置(x、y)に表示される。
液晶パネル504に表示されたポインタ像は、ランプユニット503からの可視光線と投射レンズ505により、スクリーン104上の画像の指示位置(赤外線輝度測光エリア105)にポインタ106が投影される。
本実施の形態では、周波数f1、f2というように異なる周波数で識別をしているので、特性の揃った受光、発光デバイスをそれぞれ用意でき、受発光デバイスのバラツキの影響を受けにくい。
このように、実施の形態1と同様、リモコン103を赤外線輝度測光エリア105に向ける動作により、ポインタ106をその場所に移動させることができ、あたかもリモコン103で直接ポインタ106を移動できるように見えるため、操作性が改善される。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3におけるポインタ表示装置の赤外線投射部の説明図である。実施の形態1と同じところは同一の番号を付与し、説明を省略する。実施の形態1と異なるところは、図1における赤外線投射部101を赤外線投射部801、図3におけるスクリーン輝度測光部301をスクリーン輝度測光部901とした点である。
図8において、赤外線投射部801は、周波数f1の発振器802、赤外線LED803、水平方向に輝度が直線的に増加する分布804を作るための空間変調素子805、投射レンズ806、周波数f2の発振器807、赤外線LED808、水平方向に輝度が直線的に減少する分布809を作るための空間変調素子810、投射レンズ811、周波数f3の発振器812、赤外線LED813、垂直方向に輝度が直線的に増加する分布814を作るための空間変調素子815、投射レンズ816、周波数f4の発振器817、赤外線LED818、垂直方向に輝度が直線的に増加する分布819を作るための空間変調素子820、投射レンズ821を備えている。
図9は、スクリーン輝度測光部901の概略構成図で、902はスクリーン104上の赤外線の反射光を受光する受光レンズ、903は受光した赤外線の輝度を測定するフォトダイオード、904は受光した赤外線の周波数成分f1のみ通過させる帯域通過フィルタ、905は周波数成分f2のみ通過させる帯域通過フィルタ、906は周波数成分f3のみ通過させる帯域通過フィルタ、907は周波数成分f4のみ通過させる帯域通過フィルタ、908は周波数成分f1とf2を演算する演算器、909は周波数成分f3とf4を演算する演算器である。
プロジェクタ102の概略構成は、実施の形態1の図5と同様であるので省略する。
以上のように構成された本実施の形態のポインタ表示装置について、概略動作は実施の形態1と同様であるので省略する。
次に、各部の動作を詳細に説明する。
図8の赤外線投射部801において、発振器802によって周波数f1に変調された赤外線LED803が発光する赤外線光は、空間変調素子805により、水平方向には直線的に輝度が単調増加、垂直方向には一様な輝度傾斜分布となるように空間変調され、その特性は、図8(b)で示される水平方向の赤外線輝度分布グラフ804のようになる。なお、垂直方向には一様な分布となる。
発振器807によって周波数f2に変調された赤外線LED808が発光する赤外線光は、空間変調素子810により、水平方向には直線的に輝度が単調減少、垂直方向には一様な輝度傾斜分布となるように空間変調され、その特性は、図8(b)で示される水平方向の赤外線輝度分布グラフ809のようになる。なお、垂直方向には一様な分布となる。
発振器812によって周波数f3に変調された赤外線LED813が発光する赤外線光は、空間変調素子815により、垂直方向には直線的に輝度が単調増加、水平方向には一様な輝度分布となるように空間変調され、その特性は、図8(c)で示される垂直方向の赤外線輝度分布グラフ814のようになる。なお、水平方向には一様な分布となる。
発振器817によって周波数f4に変調された赤外線LED818が発光する赤外線光は、空間変調素子820により、垂直方向には直線的に輝度が単調減少、水平方向には一様な輝度分布となるように空間変調され、その特性は、図8(c)で示される垂直方向の赤外線輝度分布グラフ819のようになる。なお、水平方向には一様な分布となる。
空間変調された各輝度傾斜分布は、投射レンズ806、811、816、821で、それぞれスクリーン104に拡大投影される。
スクリーン104上に形成された赤外線の輝度傾斜分布は、リモコン103のスクリーン輝度測光部901で受光、座標計算され、測光エリアx座標、測光エリアy座標が得られる。
これらは無線変調・送信部302でエンコード、変調され、無線データとしてプロジェクタ102に伝送される。
プロジェクタ102のスクリーン輝度測光部901では以下の動作が行われる。
まず、スクリーン104上の赤外線輝度測光エリア105の赤外線の反射光の輝度を受光レンズ902で集光する。
集光された赤外線は、フォトダイオード903に入り電気信号に変換され、4個の帯域通過フィルタ(BPF)904−907に供給される。
変調周波数f1の成分は、帯域通過フィルタ904で変調周波数f1の信号のみ抽出され、変調周波数f2の成分は、帯域通過フィルタ905で変調周波数f2の信号のみ抽出され、変調周波数f3の成分は、帯域通過フィルタ906で変調周波数f3の信号のみ抽出され、変調周波数f4の成分は、帯域通過フィルタ907で変調周波数f4の信号のみ抽出される。
変調周波数f1、f2の成分は、水平方向の赤外線輝度分布グラフ804、809でそれぞれ示されるように、単調増加、単調減少となっている。
したがって、帯域通過フィルタ904の出力を帯域通過フィルタ905の出力で除算すると、赤外線輝度測光エリア105の水平方向座標値に、非線形ではあるが一対一対応の値が得られる。
演算器908では、帯域通過フィルタ904の出力を帯域通過フィルタ905の出力で除算し、さらに非線形を補正して測光エリアx座標が得られる。
このような処理で測光エリアx座標を検出すると、スクリーンまでの距離やスクリーンの反射率のような輝度の絶対値の影響をキャンセルすることができる。
また、変調周波数f3、f4の成分は、垂直方向の赤外線輝度分布グラフ814、819でそれぞれ示されるように、単調増加、単調減少となっている。
したがって、帯域通過フィルタ906の出力を帯域通過フィルタ907の出力で除算すると、赤外線輝度測光エリア105の垂直方向座標値に、非線形ではあるが一対一対応の値が得られる。
演算器909では帯域通過フィルタ906の出力を帯域通過フィルタ907の出力で除算し、さらに非線形を補正して測光エリアy座標が得られる。
このような処理で測光エリアy座標を検出すると、スクリーンまでの距離やスクリーンの反射率のような輝度の絶対値の影響をキャンセルすることができる。
このように抽出された水平、垂直座標データは、無線変調・送信部302で無線データに変換後、リモコン103から送信され、プロジェクタ102で受信される。
プロジェクタ102では、実施の形態1と同様、水平、垂直座標無線データは無線受信・復調部501で受信、復調、デコードされ、ディジタルの水平、垂直座標データ(x、y)として出力される。
ポインタ表示部502で生成されたポインタ像が、液晶パネル504の表示画像に重畳して水平、垂直座標位置(x、y)に表示される。
液晶パネル504に表示されたポインタ像は、ランプユニット503からの可視光線と投射レンズ505により、スクリーン104上に投射表示された画像(図示せず)の指示位置(赤外線輝度測光エリア105)にポインタ106が投影される。
なお、本実施の形態では、水平方向の赤外線輝度分布グラフ804、809でそれぞれ示されるように、変調周波数f1、f2の成分を単調増加、単調減少の輝度傾斜分布を一対とし、垂直方向の赤外線輝度分布グラフ814、819でそれぞれ示されるように、変調周波数f3、f4の成分は、単調増加、単調減少の輝度傾斜分布を一対として、水平方向、垂直方向ともそれぞれ単調増加、単調減少の一対の輝度傾斜分布を利用したが、これを、水平方向または垂直方向のいずれか一方だけを、単調増加、単調減少の一対の輝度傾斜分布としてもよく、この場合、一方の方向は、他の方法、例えば、単調増加のみというようにしてもよい。
このように、リモコン103を赤外線輝度測光エリア105に向ける動作により、ポインタ106をその場所に移動させることができ、あたかもリモコン103で直接ポインタ106を移動できるように見えるため、操作性が改善される。
本発明にかかるポインタ表示装置は、スクリーン上に輝度傾斜を投射生成し、リモコンの輝度センサの情報からスクリーン上の座標値を得、プロジェクタに送信し、プロジェクタは座標値に基づいてスクリーン上の座標位置にポインタ像を投射生成するようにしたため、面倒な設定や、光線の走査機構、順次発光等の大掛かりな機構を必要とせず、小型、軽量、低コスト、素早い反応のポインタ表示を得ることができるようになるので、リモコンを使用してポインタ表示を行うプロジェクタ等の投射型表示装置に有用である。
本発明の実施の形態1におけるポインタ表示装置の全体構成図 本発明の実施の形態1におけるポインタ表示装置の赤外線投射部の説明図 本発明の実施の形態1におけるポインタ表示装置のリモコンの概略ブロック図 本発明の実施の形態1におけるポインタ表示装置のスクリーン輝度測光部の概略構成図 本発明の実施の形態1におけるプロジェクタの概略構成図 本発明の実施の形態2におけるポインタ表示装置の赤外線投射部の説明図 本発明の実施の形態2におけるポインタ表示装置のスクリーン輝度測光部の概略構成図 本発明の実施の形態3におけるポインタ表示装置の赤外線投射部の説明図 本発明の実施の形態3におけるポインタ表示装置のスクリーン輝度測光部の概略構成図
符号の説明
101、601、801 赤外線投射部
102 プロジェクタ
103 リモコン
104 スクリーン
105 赤外線輝度測光エリア
106 ポインタ
201、205、803、808、813、818 赤外線LED
202、206、805、810、815、820 空間変調素子
203、207、806、811、816、821 投射レンズ
204、604、804、809 水平方向の赤外線輝度分布
208、605、814、819 垂直方向の赤外線輝度分布
301、701、901 スクリーン輝度測光部
302 無線変調・送信部
401、702、902 受光レンズ
402 ハーフミラー
403、406 波長フィルタ
404、407、703、903 フォトダイオード
405 全反射ミラー
501 無線受信・復調部
502 ポインタ表示部
503 ランプユニット
504 液晶パネル
505 投射レンズ
602、603、802、807、812、817 発振器
704、705、904、905、906、907 帯域通過フィルタ
908、909 演算器

Claims (14)

  1. スクリーン上に画像と前記画像に重畳してポインタ像を投射生成するプロジェクタと、
    前記スクリーン上に光線投射により輝度傾斜を生成する光線投射器と、
    前記スクリーン上のスポット状エリアの輝度を測定する輝度センサを有するリモコンとを備え、
    前記リモコンは、前記輝度センサの情報から前記スクリーン上の座標値を得、前記プロジェクタに送信し、
    前記プロジェクタは、前記座標値に基づいて前記スクリーン上の座標位置に前記ポインタ像を投射生成することを特徴とするポインタ表示装置。
  2. 前記光線投射器の発する光線は赤外線であることを特徴とする請求項1記載のポインタ表示装置。
  3. 前記光線投射器は、前記スクリーン上に水平、垂直方向にそれぞれ独立した輝度傾斜を生成することを特徴とする請求項1記載のポインタ表示装置。
  4. 前記水平方向に独立した輝度傾斜は、水平方向には直線的に単調増加、垂直方向には一様な分布の輝度傾斜分布、前記垂直方向に独立した輝度傾斜は、垂直方向には直線的に単調増加、水平方向には一様な分布の輝度傾斜分布であることを特徴とする請求項3記載のポインタ表示装置。
  5. 前記水平、垂直方向に独立した輝度傾斜は、それぞれ異なる波長の光線、または異なる偏光の光線を用いることを特徴とする請求項3記載のポインタ表示装置。
  6. 前記水平、垂直方向に独立した輝度傾斜は、光線をそれぞれ変調し、その変調周波数が異なるものであることを特徴とする請求項3記載のポインタ表示装置。
  7. 前記光線投射器は、水平方向または垂直方向のいずれか一方に一対の輝度傾斜を形成することを特徴とする請求項1記載のポインタ表示装置。
  8. 前記水平方向に一対の輝度傾斜は、水平方向には直線的に単調増加、垂直方向には一様な分布の輝度傾斜分布と、水平方向には直線的に単調減少、垂直方向には一様な分布の輝度傾斜分布とが一対になっており、前記垂直方向に一対の輝度傾斜は、垂直方向には直線的に単調増加、水平方向には一様な分布の輝度傾斜分布と、垂直方向には直線的に単調減少、水平方向には一様な分布の輝度傾斜分布とが一対になっていることを特徴とする請求項7記載のポインタ表示装置。
  9. 前記水平方向に一対の輝度傾斜と、前記垂直方向に一対の輝度傾斜は、それぞれ異なる波長の光線または異なる偏光の光線を用いることを特徴とする請求項7記載のポインタ表示装置。
  10. 前記水平方向に一対の輝度傾斜と、前記垂直方向に一対の輝度傾斜は、光線をそれぞれ変調し、その変調周波数が異なることを特徴とする請求項7記載のポインタ表示装置。
  11. 前記光線投射器は、水平方向、垂直方向の双方にそれぞれ一対の輝度傾斜を形成することを特徴とする請求項1記載のポインタ表示装置。
  12. 前記水平方向に一対の輝度傾斜は、水平方向には直線的に単調増加、垂直方向には一様な分布の輝度傾斜分布と、水平方向には直線的に単調減少、垂直方向には一様な分布の輝度傾斜分布とが一対になっており、前記垂直方向に一対の輝度傾斜は、垂直方向には直線的に単調増加、水平方向には一様な分布の輝度傾斜分布と、垂直方向には直線的に単調減少、水平方向には一様な分布の輝度傾斜分布とが一対になっていることを特徴とする請求項11記載のポインタ表示装置。
  13. 前記水平方向、垂直方向の双方にそれぞれ一対の輝度傾斜は、それぞれ異なる波長の光線のみ、または異なる偏光の光線のみ、または異なる波長の光線と異なる偏光の光線の組み合わせのいずれかを用いることを特徴とする請求項11記載のポインタ表示装置。
  14. 前記水平方向、垂直方向の双方にそれぞれ一対の輝度傾斜は、光線をそれぞれ変調し、その変調周波数が異なることを特徴とする請求項11記載のポインタ表示装置。
JP2008219152A 2008-08-28 2008-08-28 ポインタ表示装置 Pending JP2010055346A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008219152A JP2010055346A (ja) 2008-08-28 2008-08-28 ポインタ表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008219152A JP2010055346A (ja) 2008-08-28 2008-08-28 ポインタ表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010055346A true JP2010055346A (ja) 2010-03-11

Family

ID=42071199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008219152A Pending JP2010055346A (ja) 2008-08-28 2008-08-28 ポインタ表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010055346A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014062959A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Casio Comput Co Ltd 表示制御装置、表示装置、投影装置、ポインタ装置及びシステム
US9817472B2 (en) 2012-11-05 2017-11-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Display apparatus and control method thereof

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014062959A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Casio Comput Co Ltd 表示制御装置、表示装置、投影装置、ポインタ装置及びシステム
US9817472B2 (en) 2012-11-05 2017-11-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Display apparatus and control method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10114475B2 (en) Position detection system and control method of position detection system
JP6387644B2 (ja) 位置検出装置、位置検出システム、及び、位置検出方法
US11016582B2 (en) Position detecting device, position detecting system, and controlling method of position detecting device
US9992466B2 (en) Projector with calibration using a plurality of images
US9753580B2 (en) Position detecting device, position detecting system, and controlling method of position detecting device
JP2015158887A5 (ja)
US20150035995A1 (en) Projector and projector control method
JP2001075735A (ja) 座標入力装置及びその方法、コンピュータ可読メモリ
JP2015158885A5 (ja)
EP2916201B1 (en) Position detecting device and position detecting method
JP2014170149A (ja) プロジェクタ
CN101542550A (zh) 遥控指向技术
JP6935713B2 (ja) 位置検出装置、位置検出システム及び位置検出装置の制御方法
JP2010055346A (ja) ポインタ表示装置
JP2001075737A (ja) 座標入力装置及びその方法、コンピュータ可読メモリ
JP6569259B2 (ja) 位置検出装置、表示装置、位置検出方法、及び、表示方法
US20120268371A1 (en) Image Projection Device
JP4758667B2 (ja) ポインタ遠隔制御装置
US20150185323A1 (en) Projector
JP6291912B2 (ja) 位置検出装置、及び、位置検出方法
JP2020071573A (ja) 表示装置、表示システム、及び表示方法
JP6291911B2 (ja) 位置検出装置、及び、位置検出方法
JP2022153981A (ja) 指示体の検出方法及びプロジェクションシステム
CN110573831A (zh) 光截面传感器和用于操作光截面传感器的方法
JP2014120010A (ja) 入力装置及び画像表示装置