JP2010055344A - 3次元表示装置および方法並びにプログラム - Google Patents

3次元表示装置および方法並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】3次元表示された画像にオブジェクトを表示する際に、オブジェクトを見やすくする。
【解決手段】撮影部21A,21Bが取得した第1および第2の画像G1,G2に、3次元処理部30が3次元処理を行って、モニタ20に3次元表示する。表示制御部28が第1および第2の画像G1,G2の視差量を算出する。視差量がしきい値Th1以上の場合には、表示される画像に重ねて表示されるオブジェクトに背景を付与し、視差量がしきい値Th1未満の場合には、オブジェクトの背景をなしとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の画像を立体視可能なように3次元表示する3次元表示装置および方法並びに3次元表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
複数の画像を組み合わせて3次元表示することにより、視差を利用して立体視できることが知られている。このような立体視は、同一の被写体を異なる位置から複数のカメラを用いて撮影することにより複数の画像を取得し、複数の画像に含まれる被写体の視差を利用して複数の画像を3次元表示することにより生成することができる。
具体的には、裸眼平衡法により立体視を実現する方式の場合、複数の画像を並べて配置して3次元表示を行うことができる。また、複数の画像の色を例えば赤と青のように異ならせて重ね合わせたり、複数の画像の偏光方向を異ならせて重ね合わせることにより、複数の画像を合成して3次元表示を行うことができる。この場合赤青メガネや偏光メガネ等の画像分離メガネを用いて、3次元表示された画像を目の自動焦点機能により融合視することにより、立体視を行うことができる(アナグリフ方式、偏光フィルタ方式)。
また、偏光メガネ等を使用しなくても、パララックスバリア方式およびレンチキュラー方式のように、複数の画像を立体視可能な3次元表示モニタに表示して立体視することも可能である。この場合、複数の画像を垂直方向に短冊状に切り取って交互に配置することにより、3次元表示が行われる。また、画像分離メガネを使用したり、光学素子を液晶に貼ることで左右の画像の光線方向を変えながら、左右の画像を交互に表示することにより、3次元表示を行う方式も提案されている(スキャンバックライト方式)。
また、このような3次元表示を行うための撮影を行う、複数の撮影部を有する複眼カメラが提案されている。このような複眼カメラは3次元表示モニタを備え、複数の撮影部が取得した画像から3次元表示用画像を生成し、生成した3次元表示用画像を3次元表示モニタに3次元表示することができる。
また、このような複眼カメラにおいては、撮影時にはF値およびシャッタ速度等の撮影条件、撮影枚数および撮影日時等の文字および数字からなるテキスト、テキストを囲む枠等の線、手ぶれ防止、フラッシュのオン/オフおよび人物モード等を表すためのアイコン、並びに絵文字等のオブジェクトが、3次元表示用画像に重ねて表示される。撮影者はこのようなオブジェクトを確認することにより、撮影日時、撮影枚数および撮影時の撮影条件等を認識することができる。
ここで、このようなオブジェクトを表示するに際し、オブジェクトの使用頻度および重要度等に基づいて、オブジェクトの立体感を変更する手法が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載された手法によれば、オブジェクトの立体感をその使用頻度および重要度等に応じて容易に変更することができる。
特開2005−49668号公報
ここで、オブジェクトを表示する場合には、できるだけ画像が大きく表示されるように、オブジェクトは小さくならざるを得ない。しかしながら、オブジェクトが小さいと、複数の画像間の視差が大きく、3次元表示された場合の立体感が大きくなると、オブジェクトの内容を確認しずらくなり、さらには画像の立体感もつかみにくくなる。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、3次元表示された画像に重ねて表示されるオブジェクトを見やすくすることを目的とする。
本発明による第1の3次元表示装置は、互いに異なる位置において撮影を行うことにより取得された複数の画像を3次元表示する表示手段と、
前記複数の画像に対して3次元表示のための3次元処理を行う3次元処理手段と、
前記3次元表示された画像に重ねてオブジェクトを表示するに際し、前記複数の画像間の視差量が所定のしきい値以上か否かを判定し、該判定が肯定された場合に前記オブジェクトに背景を付与し、該背景が付与されたオブジェクトを前記3次元表示された画像に重ねて表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
なお、本発明による第1の3次元表示装置においては、前記表示制御手段を、前記3次元表示される画像上における前記オブジェクトが表示される領域毎に視差量を算出し、前記領域毎に前記視差量が前記所定のしきい値以上か否かを判定し、該判定が肯定された領域についてのみ、前記オブジェクトに背景を付与する手段としてもよい。
また、本発明による3次元表示装置においては、前記表示手段の表示モードを3次元表示および2次元表示に切り替える切り替え手段をさらに備えるものとし、
前記表示制御手段を、前記表示モードが前記3次元表示に切り替えられた場合にのみ、前記視差量の算出、前記判定および前記オブジェクトへの背景の付与を行う手段としてもよい。
この場合、前記表示制御手段を、メニュー画面を前記表示手段に表示する手段とし、
前記切り替え手段を、前記メニュー画面が表示される場合には、前記表示モードを前記2次元表示に切り替える手段としてもよい。
メニュー画面とは、本発明による3次元表示装置および本発明による3次元表示装置を適用したカメラ等の機能を設定するために表示される画面であり、機能を設定するための各種メニューを表す文字を含む画面である。
本発明による第2の3次元表示装置は、互いに異なる位置において撮影を行うことにより取得された複数の画像を3次元表示する表示手段と、
前記複数の画像に対して3次元表示のための3次元処理を行う3次元処理手段と、
前記表示手段の表示モードを3次元表示および2次元表示に切り替える切り替え手段と、
前記3次元表示された画像に重ねてオブジェクトを表示するに際し、前記表示手段が前記3次元表示に切り替えられた場合にのみ、前記オブジェクトに背景を付与し、該背景が付与されたオブジェクトを前記3次元表示された画像に重ねて表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
なお、本発明による第2の3次元表示装置においては、前記表示制御手段を、メニュー画面を前記表示手段に表示する手段とし、
前記切り替え手段を、前記メニュー画面が表示される場合には、前記表示手段を前記2次元表示に切り替える手段としてもよい。
本発明による第1の3次元表示方法は、互いに異なる位置において撮影を行うことにより取得された複数の画像を3次元表示する表示手段と、
前記複数の画像に対して3次元表示のための3次元処理を行う3次元処理手段とを備えた3次元表示装置における3次元表示方法であって、
前記3次元表示された画像に重ねてオブジェクトを表示するに際し、前記複数の画像間の視差量が所定のしきい値以上か否かを判定し、
該判定が肯定された場合に前記オブジェクトに背景を付与し、
該背景が付与されたオブジェクトを前記3次元表示された画像に重ねて表示することを特徴とするものである。
本発明による第2の3次元表示方法は、互いに異なる位置において撮影を行うことにより取得された複数の画像を3次元表示する表示手段と、
前記複数の画像に対して3次元表示のための3次元処理を行う3次元処理手段と、
前記表示手段の表示モードを3次元表示および2次元表示に切り替える切り替え手段とを備えた3次元表示装置における3次元表示方法であって、
前記3次元表示された画像に重ねてオブジェクトを表示するに際し、前記表示手段が前記3次元表示に切り替えられた場合にのみ、前記オブジェクトに背景を付与し、
該背景が付与されたオブジェクトを前記3次元表示された画像に重ねて表示することを特徴とするものである。
なお、本発明による第1および第2の3次元表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
本発明による第1の3次元表示装置および方法によれば、3次元表示された画像に重ねてオブジェクトを表示するに際し、複数の画像間の視差量が所定のしきい値以上か否かが判定され、判定が肯定された場合にオブジェクトに背景が付与されて3次元表示された画像に重ねて表示される。このため、視差量が大きく3次元表示される画像の立体感が大きい場合にオブジェクトを見やすくすることができ、その結果、オブジェクトが見にくくなることにより3次元表示される画像の立体視が妨げられることを防止できる。
また、3次元表示される画像上におけるオブジェクトが表示される領域毎に視差量を算出し、領域毎に視差量が所定のしきい値以上か否かを判定し、判定が肯定された場合には、オブジェクトに背景を付与することにより、視差量が大きい領域に表示されるオブジェクトにのみ背景を付与することができるため、視差量が大きく3次元表示される画像の立体感が大きい領域に表示されるオブジェクトを見やすくすることができる。
また、表示手段が3次元表示に切り替えられた場合にのみ、視差量の算出、判定およびオブジェクトへの背景の付与を行うことにより、2次元表示を行う場合に不要な処理が行われてしまうことを防止できる。
また、メニュー画面を表示する際には、表示手段を2次元表示に切り替えることにより、メニュー画面を見やすくすることができる。
本発明による第2の3次元表示装置および方法によれば、3次元表示された画像に重ねてオブジェクトを表示するに際し、表示手段が3次元表示に切り替えられた場合にのみ、オブジェクトに背景が付与されて3次元表示された画像に重ねて表示される。このため、3次元表示が行われる場合にはオブジェクトを見やすくすることができ、その結果、オブジェクトが見にくくなることにより3次元表示される画像の立体視が妨げられることを防止できる。また、2次元表示を行う場合に不要な処理が行われてしまうことを防止できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態による3次元表示装置を適用した複眼カメラの内部構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように第1の実施形態による複眼カメラ1は、2つの撮影部21A,21B、撮影制御部22、画像処理部23、圧縮/伸長処理部24、フレームメモリ25、メディア制御部26、内部メモリ27、および表示制御部28を備える。
図2は撮影部21A,21Bの構成を示す図である。図2に示すように、撮影部21A,21Bは、レンズ10A,10B、絞り11A,11B、シャッタ12A,12B、CCD13A,13B、アナログフロントエンド(AFE)14A,14BおよびA/D変換部15A,15Bをそれぞれ備える。
レンズ10A,10Bは、被写体に焦点を合わせるためのフォーカスレンズ、ズーム機能を実現するためのズームレンズ等の複数の機能別レンズにより構成され、撮影制御部22が行うAF処理により得られる合焦データおよび不図示のズームレバーを操作することにより得られるズームデータに基づいて、不図示のレンズ駆動部によりその位置が調整される。
絞り11A,11Bは、撮影制御部22が行うAE処理により得られる絞り値データに基づいて、不図示の絞り駆動部により絞り径の調整が行われる。
シャッタ12A,12Bはメカニカルシャッタであり、不図示のシャッタ駆動部により、AE処理により得られるシャッタスピードに応じて駆動される。
CCD13A,13Bは、多数の受光素子を2次元的に配列した光電面を有しており、被写体光がこの光電面に結像して光電変換されてアナログ撮像信号が取得される。また、CCD13A,13Bの前面にはR,G,B各色のフィルタが規則的に配列されたカラーフィルタが配設されている。
AFE14A,14Bは、CCD13A,13Bから出力されるアナログ撮像信号に対して、アナログ撮像信号のノイズを除去する処理、およびアナログ撮像信号のゲインを調節する処理(以下アナログ処理とする)を施す。
A/D変換部15A,15Bは、AFE14A,14Bによりアナログ処理が施されたアナログ撮像信号をデジタル信号に変換する。なお、撮影部21Aにより取得されるデジタルの画像データにより表される画像を第1の画像G1、撮影部21Bにより取得される画像データにより表される画像を第2の画像G2とする。
撮影制御部22は、不図示のAF処理部およびAE処理部からなる。AF処理部は入出力部34に含まれるレリーズボタンの半押し操作により撮影部21A,21Bが取得したプレ画像に基づいて合焦領域を決定するとともにレンズ10A,10Bの焦点位置を決定し、撮影部21A,21Bに出力する。AE処理部は、プレ画像に基づいて絞り値とシャッタ速度とを決定し、撮影部21A,21Bに出力する。
ここで、AF処理による焦点位置の検出方式としては、例えば、所望とする被写体にピントが合った状態では画像のコントラストが高くなるという特徴を利用して合焦位置を検出するパッシブ方式が考えられる。より具体的には、プレ画像を複数のAF領域に分割し、各AF領域内の画像に対してハイパスフィルタによるフィルタリング処理を施して、AF領域毎にAF評価値を算出し、最も評価が高い、すなわちフィルタによる出力値が最も高いAF領域に対応する位置を合焦位置として検出する。
また、撮影制御部22は、レリーズボタンの全押し操作により、撮影部21A,21Bに対して第1および第2の画像G1,G2の本画像を取得させる本撮影の指示を行う。なお、レリーズボタンが操作される前は、撮影制御部22は、撮影部21Aに対して撮影範囲を確認させるための、第1および第2の画像G1,G2よりも画素数が少ないスルー画像を、所定時間間隔(例えば1/30秒間隔)にて順次取得させる指示を行う。
画像処理部23は、撮影部21A,21Bが取得した第1および第2の画像G1,G2のデジタルの画像データに対して、ホワイトバランスを調整する処理、階調補正、シャープネス補正、および色補正等の画像処理を施す。なお、画像処理部23における処理後の第1および第2の画像についても、処理前の参照符号G1,G2を用いるものとする。
圧縮/伸長処理部24は、画像処理部23によって処理が施され、後述するように3次元表示のために第1および第2の画像G1,G2の本画像から生成された3次元表示用画像を表す画像データに対して、例えば、JPEG等の圧縮形式で圧縮処理を行い、3次元表示を行うための3次元画像ファイルを生成する。この3次元画像ファイルは、第1および第2の画像G1,G2の画像データおよび3次元表示用画像の画像データを含むものとなる。また、この画像ファイルには、Exifフォーマット等に基づいて、撮影日時等の付帯情報が格納されたタグが付与される。
フレームメモリ25は、撮影部21A,21Bが取得した第1および第2の画像G1,G2を表す画像データに対して、前述の画像処理部23が行う処理を含む各種処理を行う際に使用する作業用メモリである。
メディア制御部26は、記録メディア29にアクセスして3次元画像ファイル等の書き込みと読み込みの制御を行う。
内部メモリ27は、複眼カメラ1において設定される各種定数、およびCPU33が実行するプログラム等を記憶する。
表示制御部28は、撮影時においてフレームメモリ25に格納された第1および第2の画像G1,G2をモニタ20に2次元表示させたり、記録メディア29に記録されている第1および第2の画像G1,G2をモニタ20に2次元表示させたりする。また、表示制御部28は、後述するように3次元処理が行われた第1および第2の画像G1,G2をモニタ20に3次元表示したり、記録メディア29に記録されている3次元画像ファイルをモニタ20に3次元表示することも可能である。なお、2次元表示と3次元表示との切り替えは自動で行ってもよく、後述する入出力部34を用いての撮影者からの指示により行ってもよい。ここで、3次元表示が行われている場合、レリーズボタンが押下されるまでは、第1および第2の画像G1,G2のスルー画像がモニタ20に3次元表示される。
なお、表示モードが3次元表示に切り替えられた場合には、後述するように第1および第2の画像G1,G2の双方が表示に用いられ、2次元表示に切り替えられた場合は第1および第2の画像G1,G2のいずれか一方が表示に用いられる。本実施形態においては、第1の画像G1を2次元表示に用いるものとする。
また、表示制御部28は、画像がモニタ20に3次元表示または2次元表示されている場合に、オブジェクトを画像に重ねて表示する。ここで、オブジェクトとしては、F値およびシャッタ速度等の撮影条件、撮影枚数および撮影日時等の文字および数字からなるテキスト、テキストを囲む枠等の線、手ぶれ防止、フラッシュのオン/オフおよび人物モード等を表すためのアイコン、並びに絵文字等が用いられる。なお、オブジェクトのデータは内部メモリ27に記憶されている。
図3は画像にオブジェクトが表示された状態を示す図である。なお、ここでは第1および第2の画像G1,G2の一方にオブジェクトが表示された状態を示す。図3に示すように、画像には左上隅にフラッシュの発光を示すアイコンが、右上隅に今までの撮影枚数が、左下隅にF値およびシャッタ速度が、右下隅に撮影日を表す文字が画像に重ねて表示される。
なお、表示されるオブジェクトとしては、図3に示すものに限定されるものではなく、AF処理ができない場合に警告を行うための文字、顔検出を行う場合のアイコン、手ぶれ防止処理を行う場合のアイコン、マクロ撮影を行う場合のアイコン等を用いることができる。
また、本実施形態による複眼カメラ1は3次元処理部30を備える。3次元処理部30は、第1および第2の画像G1,G2をモニタ20に3次元表示させるために、第1および第2の画像G1,G2に3次元処理を行う。なお、第1および第2の画像G1,G2にオブジェクトが表示される場合には、オブジェクトが表示された第1および第2の画像G1,G2に3次元処理を行う。
ここで、本実施形態における3次元表示としては、公知の任意の方式を用いることができる。例えば、第1および第2の画像G1,G2を並べて表示して裸眼平衡法により立体視を行う方式、またはモニタ20にレンチキュラーレンズを貼り付け、モニタ20の表示面の所定位置に画像G1,G2を表示することにより、左右の目に第1および第2の画像G1,G2を入射させて3次元表示を実現するレンチキュラー方式を用いることができる。さらに、モニタ20のバックライトの光路を光学的に左右の目に対応するように交互に分離し、モニタ20の表示面に第1および第2の画像G1,G2をバックライトの左右への分離にあわせて交互に表示することにより、3次元表示を実現するスキャンバックライト方式等を用いることができる。
3次元処理部30は、3次元表示の方式に応じた3次元処理を第1および第2の画像G1,G2に対して行う。例えば、3次元表示の方式が裸眼平衡法によるものである場合、第1および第2の画像G1,G2を左右に並べた3次元表示用画像を生成することにより3次元処理を行う。また、3次元表示の方式がレンチキュラー方式の場合には、第1および第2の画像G1,G2を垂直方向に短冊状に切り取って交互に配置した3次元表示用画像を生成することにより3次元処理を行う。また、3次元表示の方式がスキャンバックライト方式の場合には、第1および第2の画像G1,G2を、モニタ20のバックライトの左右への分離にあわせて交互にモニタ20に出力する3次元処理を行う。なお、以降の説明では、第1および第2の画像G1,G2を並べる方式を第1の方式、それ以外の方式を第2の方式と称する。
なお、モニタ20は3次元処理部30が行う3次元処理の方式に応じた加工がなされている。例えば、3次元表示の方式がレンチキュラー方式の場合には、モニタ20の表示面にレンチキュラーレンズが取り付けられており、スキャンバックライト方式の場合には、左右の画像の光線方向を変えるための光学素子がモニタ20の表示面に取り付けられている。
ここで、3次元表示を行う場合には、モニタ20に表示される画像にオブジェクトが重ねられるが、上述したようにオブジェクトは画像の隅に小さく表示されるため、とくに第1および第2の画像G1,G2の視差量が大きく、立体感が大きくなる場合、オブジェクトが見にくくなってしまう。
第1の実施形態においては、表示制御部28が第1および第2の画像G1,G2の視差量を算出し、視差量をしきい値Th1と比較し、視差量がしきい値Th1以上の場合に、オブジェクトに背景を付与するようにしてものである。なお、この処理の詳細については後述する。
CPU33は、レリーズボタンおよびズームレバー等を含む入出力部34からの信号に応じて複眼カメラ1の各部を制御する。
データバス35は、複眼カメラ1を構成する各部およびCPU33に接続されており、複眼カメラ1における各種データおよび各種情報のやり取りを行う。
次いで、第1の実施形態において行われる処理について説明する。図4および図5は第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。なお、ここでは第1および第2の画像G1,G2のスルー画像を第1の方式により3次元表示する場合の処理について説明する。複眼カメラ1が撮影モードに切り替えられるまたは撮影モードの状態において電源がオンとされることによりCPU33が処理を開始し、モニタ20の表示モードが3次元表示に切り替えられているか否かを判定する(ステップST1)。ステップST1が肯定されると、表示制御部28が、撮影部21A,21Bが取得した第1および第2の画像G1,G2の視差量を算出する(ステップST2)。
図6は視差量の算出を説明するための図である。図6に示すように表示制御部28は、第1の画像G1の中央の画素O1を基準とする所定範囲の領域A1を切り出し、領域A1をテンプレートとして第2の画像G2とのテンプレートマッチングを行い、第2の画像G2上において領域A1に対応する領域A2を抽出する。そして、第2の画像G2の中央の画素O2と、領域A2の中央の画素O2′との水平方向における画素数の差の絶対値Δxを視差量として算出する。
そして表示制御部28は、視差量Δxがしきい値Th1以上であるか否かを判定する(ステップST3)。ここで、しきい値Th1としては、第1および第2の画像G1,G2の水平方向の画素数の3%程度の値を用いることができる。ステップST3が肯定されると、表示制御部28は、第1および第2の画像G1,G2に重ねて表示するための、背景付きのオブジェクトを作成する(ステップST4)。一方、ステップST3が否定されると、表示制御部28は、第1および第2の画像G1,G2に重ねて表示するための、背景なしのオブジェクトを作成する(ステップST5)。次いで、3次元処理部30が、第1および第2の画像G1,G2を並べる3次元処理を行うことにより3次元表示用画像を生成し(ステップST6)、表示制御部28が、3次元表示用画像に含まれる第1および第2の画像G1,G2に作成されたオブジェクトを重ねて、オブジェクトが重ねられた3次元表示用画像を作成し(オブジェクト付き3次元表示用画像作成、ステップST7)、オブジェクトが重ねられた3次元表示用画像をモニタ20に3次元表示する(ステップST8)。
図7は背景付きのオブジェクトが重ねられた3次元表示用画像を示す図である。図7に示すように、3次元表示用画像に含まれる第1および第2の画像G1,G2には、それぞれ左上隅にフラッシュの発光を示すアイコンが、右上隅に今までの撮影枚数が、左下隅にF値およびシャッタ速度が、右下隅に撮影日を表す文字が背景付きの白抜き表示とされて3次元表示用画像に重ねられる。
図8は背景なしのオブジェクトが重ねられた3次元表示用画像を示す図である。図8に示すように、3次元表示用画像に含まれる第1および第2の画像G1,G2には、それぞれ左上隅にフラッシュの発光を示すアイコンが、右上隅に今までの撮影枚数が、左下隅にF値およびシャッタ速度が、右下隅に撮影日を表す文字が3次元表示用画像に重ねられる。
なお、各オブジェクトは、視差量Δxに対応する視差を持って第1および第2の画像G1,G2にそれぞれ重ねられるため、オブジェクトが重ねられた3次元表示用画像を3次元表示すると、画像とともにオブジェクトも立体視することができる。一方、視差量Δxを持たないように、オブジェクトを第1および第2の画像G1,G2にそれぞれ重ねるようにしてもよい。この場合、画像のみが立体視され、オブジェクトは立体視されないこととなる。
また、第1および第2の画像G1,G2を第2の方式により3次元処理した場合、生成された3次元表示用画像に、図7および図8と同様にオブジェクトが重ねられる。この場合、オブジェクトには視差を持たせることができないため、オブジェクトが重ねられた3次元表示用画像を3次元表示しても、オブジェクトは立体視されないこととなる。
次いでCPU33は、メニュー画面の表示の指示が入出力部34からなされたか否かを判定し(ステップST9)、ステップST9が肯定されると、表示制御部28は表示モードを2次元表示に切り替え(ステップST10)、第1の画像G1にメニュー画面を重ねて表示する(ステップST11)。ステップST9が否定されると、リターンする。
図9はメニュー画面が表示された状態を示す図である。図9に示すように、モニタ20には第1の画像G1が2次元表示されるとともに、これにメニュー画面M1が重ねて表示されている。
なお、ステップST11に続いて、CPU33はメニュー画面表示終了の指示が入出力部34からなされたか否かの監視を開始し(ステップST12)、ステップST12が肯定されると、表示制御部28は表示モードを3次元表示に切り替え(ステップST13)、リターンする。
なお、ステップST1が否定されると、表示制御部28は、第1画像G1に表示するための背景なしのオブジェクトを作成する(ステップST14)。さらに表示制御部28は、第1の画像G1に作成されたオブジェクトを重ねて、オブジェクトが重ねられた2次元表示用画像を作成する(オブジェクト付き2次元表示用画像作成、ステップST15)。そして、表示制御部28は、オブジェクト付き2次元表示用画像をモニタ20に2次元表示し(ステップST16)、リターンする。
なお、CPU33はレリーズボタンが全押し操作されると、第1および第2の画像G1,G2の本画像を取得し、3次元処理部30が第1および第2の画像G1,G2から3次元表示用画像を生成し、圧縮/伸張処理部24が第1および第2の画像G1,G2並びに3次元表示用画像の画像データからなる3次元画像ファイルを生成し、メディア制御部26が3次元画像ファイルを記録メディア29に記録する処理を行う。
このように、第1の実施形態においては、3次元表示された画像にオブジェクトを重ねて表示するに際し、複数の画像間の視差量Δxがしきい値Th1以上の場合には、オブジェクトに背景を付与して3次元表示するようにしたため、視差量Δxが大きく3次元表示される画像の立体感が大きい場合にもオブジェクトを見やすくすることができるとともに、オブジェクトが見にくくなることにより3次元表示される画像の立体視が妨げられることを防止できる。
また、表示モードが3次元表示に切り替えられた場合にのみ、視差量の算出、判定およびオブジェクトへの背景の付与を行うことにより、2次元表示を行う場合には、不要な処理が行われてしまうことを防止できる。
また、メニュー画面を表示する場合には、表示モードを2次元表示に切り替えることにより、メニュー画面を見やすくすることができる。
次いで、本発明の第2の実施形態について説明する。上記第1の実施形態においては、第1の画像G1の中心を基準とする領域に基づいて算出した視差量Δxに応じてオブジェクトに背景を付与するか否かを決定しているが、第2の実施形態においては、第1の画像G1を複数の領域に分割し、分割した領域毎に視差量を算出し、領域毎に表示するオブジェクトに背景を付与するか否かを決定するようにしてものである。なお、第2の実施形態による複眼カメラの構成は、第1の実施形態による複眼カメラの構成と同一であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
次いで、第2の実施形態において行われる処理について説明する。図10は第2の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。なお、ここでは第1および第2の画像G1,G2のスルー画像を第1の方式により3次元表示する場合の処理について説明する。また、表示モードは3次元表示に切り替えられているものとする。まず、表示制御部28が、撮影部21A,21Bが取得した第1および第2の画像G1,G2の領域毎の視差量を算出する(ステップST21)。
図11は領域毎の視差量の算出を説明するための図である。図11に示すように本実施形態においては、第1の画像G1を4個の領域B1〜B4に分割し、上記第1の実施形態と同様に、各領域をテンプレートとして第2の画像G2とのテンプレートマッチングを行うことにより、すべての領域B1〜B4についての視差量Δx1〜Δx4を算出する。
そして、表示制御部28は判断の対象となる領域を最初の領域に設定し(i=1,ステップST22)、判断対象の領域の視差量Δxiがしきい値Th1以上であるか否かを判定する(ステップST23)。ステップST23が肯定されると、表示制御部28は、判断対象の領域に表示するための背景付きのオブジェクトを作成する(ステップS24)。一方、ステップST24が否定されると、表示制御部28は、判断対象の領域に表示するための背景なしのオブジェクトを作成する(ステップST25)。次いで、すべての領域についての判断を終了したか否かを判定し(ステップST26)、ステップST26が否定されると、判断対象の領域を次の領域に変更し(i=i+1,ステップST27)、ステップST23に戻り、ステップST23以降の処理を繰り返す。
ステップST26が肯定されると、表示制御部28は、3次元処理により作成された3次元表示用画像に含まれる第1および第2の画像G1,G2に作成されたオブジェクトを重ねて、オブジェクトが重ねられた3次元表示用画像を作成する(オブジェクト付き3次元表示用画像作成、ステップST28)。なお、以降は第1の実施形態におけるステップST8以降と同様の処理が行われるため、説明を省略する。
図12はオブジェクトが重ねられた3次元表示用画像を示す図である。なお、ここでは領域B1,B3の視差量Δx1,Δx3がしきい値Th1以上であってものとする。図12に示すように、領域B1,B3には背景付きの白抜き文字が表示され、領域B2,B4には背景なしの文字が表示されている。
このように、第2の実施形態においては、オブジェクトが表示される領域毎に視差量を算出し、領域毎に視差量がTh1以上か否かを判定し、判定が肯定された場合には、オブジェクトに背景を付与するようにしたため、視差量が大きい領域に表示されるオブジェクトにのみ背景を付与することができ、その結果、視差量が大きく3次元表示される画像の立体感が大きい領域に表示されるオブジェクトを見やすくすることができる。
次いで、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態においては、視差量を算出することなく、表示モードが3次元表示に切り替えられた場合に、オブジェクトに背景を付与して表示するようにした点が第1の実施形態と異なる。なお、第3の実施形態による複眼カメラの構成は、第1の実施形態による複眼カメラの構成と同一であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
次いで、第3の実施形態において行われる処理について説明する。図13は第3の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。なお、ここでは第1および第2の画像のスルー画像を第1の方式により3次元表示する場合の処理について説明する。複眼カメラ1が撮影モードに切り替えられるまたは撮影モードの状態において電源がオンとされることによりCPU33が処理を開始し、モニタ20の表示モードが3次元表示に切り替えられているか否かを判定する(ステップST31)。ステップST31が肯定されると、表示制御部28は、第1および第2の画像G1,G2に表示するための背景付きのオブジェクトを作成する(ステップST32)。次いで、3次元処理部30が、第1および第2の画像G1,G2を並べる3次元処理を行うことにより3次元表示用画像を生成し(ステップST33)、表示制御部28が、3次元表示用画像に含まれる第1および第2の画像G1,G2に作成されたオブジェクトを重ねて、オブジェクトが重ねられた3次元表示用画像を作成し(オブジェクト付き3次元表示用画像作成、ステップST34)、オブジェクトが重ねられた3次元表示用画像をモニタ20に3次元表示する(ステップST35)。
次いでCPU33は、メニュー画面の表示の指示が入出力部34からなされたか否かを判定し(ステップST36)、ステップST36が肯定されると、表示制御部28は表示モードを2次元表示に切り替え(ステップST37)、第1の画像G1にメニュー画面を重ねて表示する(ステップST38)。ステップST36が否定されると、リターンする。
一方、ステップST38に続いて、CPU33は、メニュー画面表示終了の指示が入出力部34からなされたか否かの監視を開始し(ステップST39)、ステップST39が肯定されると、表示制御部28は表示モードを3次元表示に切り替え(ステップST40)、リターンする。
なお、ステップST31が否定されると、表示制御部28は、第1画像G1用の背景なしのオブジェクトを作成する(ステップST41)。さらに表示制御部28は、第1の画像G1に作成されたオブジェクトを重ねて、オブジェクトが重ねられた2次元表示用画像を作成する(ステップST42)。そして、表示制御部28は、2次元表示用画像をモニタ20に2次元表示し(ステップST43)、リターンする。
このように、第3の実施形態においては、表示モードが3次元表示に切り替えられた場合にのみ、オブジェクトに背景を付与するようにしたため、3次元表示が行われる場合にはオブジェクトを見やすくすることができるとともに、オブジェクトが見にくくなることにより3次元表示される画像の立体視が妨げられることを防止できる。また、2次元表示を行う場合には、不要な処理が行われてしまうことを防止できる。
なお、上記実施形態においては、メニュー画面の表示指示がなされた場合に、表示モードを2次元表示に切り替えているが、3次元表示のままメニュー画面を表示するようにしてもよい。この場合、メニュー画面も3次元表示することにより、撮影者はメニュー画面を立体視することができる。
また、上記第1の実施形態においては、第1の画像G1の中心の画素を基準とした領域の視差量Δxを算出しているが、例えば、AF処理により得られる第1の画像G1の合焦領域とこの合焦領域に対応する第2の画像における領域との視差量を算出するようにしてもよい。また、複眼カメラ1に顔等の特定の被写体を検出する機能を設けた場合、検出した被写体の領域内の視差量を算出するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、本撮影が行われる前の第1および第2の画像G1,G2のスルー画像を3次元表示する場合について説明しているが、本撮影の直後の第1および第2の画像G1,G2を3次元表示する場合、および記録メディア29に記録された第1および第2の画像G1,G2を確認のために3次元表示する場合にオブジェクトを表示するに際しても、視差量に応じてオブジェクトへの背景の有無を決定するようにしてもよい。なお、記録メディア29に第1および第2の画像G1,G2を記録する際に、第1および第2の画像G1,G2の視差量を記録してもよい。この場合において、記録メディア29に記録された第1および第2の画像G1,G2を表示する場合には、視差量を算出することなく、記録された視差量を用いて、オブジェクトに対する背景付与の有無を決定するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、複眼カメラ1に2つの撮影部21A,21Bを設け、2つの画像G1,G2を用いて3次元表示を行っているが、3以上の撮影部を設け、3以上の画像を用いて3次元表示を行う場合にも本発明を適用することができる。
また、上記実施形態においては、本発明による3次元表示装置を複眼カメラ1に適用しているが、表示制御部28,3次元処理部30およびモニタ20を備えた3次元表示装置を単独で提供するようにしてもよい。この場合、同一の被写体を異なる複数の位置において撮影することにより取得した複数の画像が3次元表示装置に入力され、上記第1から第3の実施形態と同様に、複数の画像間の視差量を用いて、表示されるオブジェクトへの背景付与の有無が決定される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、コンピュータを、上記の表示制御部28および3次元処理部30に対応する手段として機能させ、図4,5,10,13に示すような処理を行わせるプログラムも、本発明の実施形態の1つである。また、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も、本発明の実施形態の1つである。
本発明の第1の実施形態による3次元表示装置を適用した複眼カメラの内部構成を示す概略ブロック図 撮影部の構成を示す図 画像にオブジェクトが表示された状態を示す図 第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャート(その1) 第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャート(その2) 視差量の算出を説明するための図 背景付きのオブジェクトが重ねられた3次元表示用画像を示す図 背景なしのオブジェクトが重ねられた3次元表示用画像を示す図 メニュー画面が表示された状態を示す図 第2の実施形態において行われる処理を示すフローチャート(その1) 領域毎の視差量の算出を説明するための図 オブジェクトが重ねられた3次元表示用画像を示す図 第3の実施形態において行われる処理を示すフローチャート(その1)
符号の説明
1 複眼カメラ
21A,21B 撮影部
22 撮影制御部
30 3次元処理部

Claims (10)

  1. 互いに異なる位置において撮影を行うことにより取得された複数の画像を3次元表示する表示手段と、
    前記複数の画像に対して3次元表示のための3次元処理を行う3次元処理手段と、
    前記3次元表示された画像に重ねてオブジェクトを表示するに際し、前記複数の画像間の視差量が所定のしきい値以上か否かを判定し、該判定が肯定された場合に前記オブジェクトに背景を付与し、該背景が付与されたオブジェクトを前記3次元表示された画像に重ねて表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする3次元表示装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記3次元表示される画像上における前記オブジェクトが表示される領域毎に視差量を算出し、前記領域毎に前記視差量が前記所定のしきい値以上か否かを判定し、該判定が肯定された領域についてのみ、前記オブジェクトに背景を付与する手段であることを特徴とする請求項1記載の3次元表示装置。
  3. 前記表示手段の表示モードを3次元表示および2次元表示に切り替える切り替え手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記表示モードが前記3次元表示に切り替えられた場合にのみ、前記視差量の算出、前記判定および前記オブジェクトへの背景の付与を行う手段であることを特徴とする請求項1または2記載の3次元表示装置。
  4. 前記表示制御手段は、メニュー画面を前記表示手段に表示する手段であり、
    前記切り替え手段は、前記メニュー画面が表示される場合には、前記表示モードを前記2次元表示に切り替える手段であることを特徴とする請求項3記載の3次元表示装置。
  5. 互いに異なる位置において撮影を行うことにより取得された複数の画像を3次元表示する表示手段と、
    前記複数の画像に対して3次元表示のための3次元処理を行う3次元処理手段と、
    前記表示手段の表示モードを3次元表示および2次元表示に切り替える切り替え手段と、
    前記3次元表示された画像にオブジェクトを表示するに際し、前記表示手段が前記3次元表示に切り替えられた場合にのみ、前記オブジェクトに背景を付与し、該背景が付与されたオブジェクトを前記3次元表示された画像に重ねて表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする3次元表示装置。
  6. 前記表示制御手段は、メニュー画面を前記表示手段に表示する手段であり、
    前記切り替え手段は、前記メニュー画面が表示される場合には、前記表示手段を前記2次元表示に切り替える手段であることを特徴とする請求項5記載の3次元表示装置。
  7. 互いに異なる位置において撮影を行うことにより取得された複数の画像を3次元表示する表示手段と、
    前記複数の画像に対して3次元表示のための3次元処理を行う3次元処理手段とを備えた3次元表示装置における3次元表示方法であって、
    前記3次元表示された画像に重ねてオブジェクトを表示するに際し、前記複数の画像間の視差量が所定のしきい値以上か否かを判定し、
    該判定が肯定された場合に前記オブジェクトに背景を付与し、
    該背景が付与されたオブジェクトを前記3次元表示された画像に重ねて表示することを特徴とする3次元表示方法。
  8. 互いに異なる位置において撮影を行うことにより取得された複数の画像を3次元表示する表示手段と、
    前記複数の画像に対して3次元表示のための3次元処理を行う3次元処理手段と、
    前記表示手段の表示モードを3次元表示および2次元表示に切り替える切り替え手段とを備えた3次元表示装置における3次元表示方法であって、
    前記3次元表示された画像に重ねてオブジェクトを表示するに際し、前記表示手段が前記3次元表示に切り替えられた場合にのみ、前記オブジェクトに背景を付与し、
    該背景が付与されたオブジェクトを前記3次元表示された画像に重ねて表示することを特徴とする3次元表示方法。
  9. 互いに異なる位置において撮影を行うことにより取得された複数の画像を3次元表示する表示手段と、
    前記複数の画像に対して3次元表示のための3次元処理を行う3次元処理手段とを備えた3次元表示装置における3次元表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記3次元表示された画像に重ねてオブジェクトを表示するに際し、前記複数の画像間の視差量が所定のしきい値以上か否かを判定する手順と、
    該判定が肯定された場合に前記オブジェクトに背景を付与する手順と、
    該背景が付与されたオブジェクトを前記3次元表示された画像に重ねて表示する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 互いに異なる位置において撮影を行うことにより取得された複数の画像を3次元表示する表示手段と、
    前記複数の画像に対して3次元表示のための3次元処理を行う3次元処理手段と、
    前記表示手段の表示モードを3次元表示および2次元表示に切り替える切り替え手段とを備えた3次元表示装置における3次元表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記3次元表示された画像に重ねてオブジェクトを表示するに際し、前記表示手段が前記3次元表示に切り替えられた場合にのみ、前記オブジェクトに背景を付与する手順と、
    該背景が付与されたオブジェクトを前記3次元表示された画像に重ねて表示する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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