JP2010054621A - 波長変換光源 - Google Patents

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克明 曲
Tsutomu Yanagawa
勉 柳川
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修 忠永
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Abstract

【課題】複合共振を抑え、使用環境温度に対して、変換波長が線形に変化し、変換波長の制御を精度よく行う。
【解決手段】第1のレーザ光を発生する第1のレーザと、第2のレーザ光を発生する第2のレーザと、前記第1のレーザ光と前記第2のレーザ光とを入力し、差周波発生または和周波発生によりコヒーレント光を出力する非線形光学結晶とを含む波長変換光源において、前記第1のレーザは、第1の半導体レーザチップと、該第1の半導体レーザチップの素子長で決まる共振波長間隔よりも狭い反射帯域を有するファイバグレーティングとから構成され、前記第1の半導体レーザチップは、前記ファイバグレーティングと対向する端面に反射防止膜を有し、前記第1のレーザ光の光軸が前記反射防止膜の垂線に対して傾きを有している。
【選択図】図20

Description

本発明は、ガス計測に用いる波長変換光源に関し、より詳細には、単一な狭スペクトル線幅を有するレーザ光を出力する波長変換光源に関する。
近年、環境問題が大きくクローズアップされ環境ガスの計測が重要となっている。環境ガスの多くは、波長2μm以上の中赤外域に基本振動またはその低次の倍音の吸収線を有している。従って、中赤外域において高出力のコヒーレント光を発生する中赤外光光源の需要が高まっている。このような光源として、二次非線形光学効果の一種である擬似位相整合による第二高調波発生、和周波発生、差周波発生を利用した波長変換素子等の利用が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図1に、従来の擬似位相整合型の波長変換素子を用いた波長変換モジュールの構成を示す。波長変換モジュール10は、波長λAの励起光Aを出力する半導体レーザチップ11と、波長λBの信号光Bを出力する半導体レーザチップ12と、励起光Aと信号光Bとを合波して出力する光カプラ14と、合波された励起光Aと信号光Bとを入力し、波長λCの変換光Cを出力する非線形光学結晶からなる波長変換素子15とから構成されている。半導体レーザチップ11,12には、それぞれ駆動回路11a,12aと温度制御回路11b,12bとが接続されている。さらに、半導体レーザチップ11と光カプラとの間には、ファイバグレーティング13が挿入されている。後述するように、半導体レーザモジュール21は、半導体レーザチップ11、駆動回路11a、温度制御回路11bおよびファイバグレーティング13を含み、半導体レーザモジュール22は、半導体レーザチップ12、駆動回路12aおよび温度制御回路12bを含む。
変換光Cの強度は、励起光Aと信号光Bの強度の積に比例するので、励起光Aを一定強度にしておけば、信号光Bから変換光Cへ波長のみを変換することができる。例えば、λA=976nm、λB=1307nmのとき、和周波としてλC=559nmが得られる。また、λA=1064nm、λB=1567nmのとき、差周波としてλC=3310nmが得られる。従って、特定の波長を得るためには、励起光Aと信号光Bの波長を厳密に制御する必要がある。
また、図2に、差周波発生により3.31μm帯の中赤外光を得るために、波長変換を行う場合の位相整合曲線を示す。波長変換素子の位相整合帯域は、非常に狭いために、変換光を安定して出力させるためには、単一モードで発振する半導体レーザであることが望ましい。
1.55μm、1.31μmの波長は、光通信の分野で使われている長波長帯であり、半導体レーザチップとして、回折格子を内蔵し、単一波長で発振するDFBレーザダイオードを用いることができる。一方、0.94μm、0.98μm、1.03μm、1.06μm、0.77μm帯などの短波長帯の波長は、DFBレーザダイオードを作製するのは大変難しくかつ需要も少ないので高コストになり、半導体レーザチップとして通常多モード発振のレーザダイオードを用いている。そこで、特定の波長のみを一部反射するファイバグレーティング(FBG)を、半導体レーザチップの出力に接続し、出力光の一部を半導体レーザチップに再注入ことにより、発振波長をグレーティング波長で発振するように制御している。
環境ガス計測に用いるガス計測装置は、シャープでかつ隣接して表れるガスの吸収スペクトルを分析する必要がある。例えば、ガスの圧力によって変動する吸収スペクトル幅(以下、圧力幅という)を直接観測する場合、中赤外光光源は、半値幅0.8pm(250MHz)程度の擬似単一モードのスペクトル線幅を有していればよい。
図3に、従来の半導体レーザモジュールの構成を示す。半導体レーザモジュール21は、半導体レーザチップ31と、FBG35が形成された偏波保持ファイバ36とから構成されている。半導体レーザチップ31からの出射光は、レンズ32,33を介して、フェルール34に内包された偏波保持ファイバ36に結合される。半導体レーザチップ31は、ペルチェ素子37により一定の温度に保たれている。
半導体レーザチップ31は、1064nm帯のレーザ光を出射する。素子長は1200μmであり、共振波長間隔は124pmである。半導体レーザチップ31の端面反射率は、偏波保持ファイバ36と対向する端面の反射率をRf=0.1%とし、これに対向する端面の反射率をRb=90%とする。FBG35は、フェルール34とともに筐体内に設置されており、半導体レーザチップ31とFBG35との間隔は2cmである。FBG35の反射帯域は60pm、反射率は20%であり、半導体レーザチップ31の素子長で決まる共振波長間隔よりも狭い反射帯域を有する。これにより、半導体レーザチップ31の両端面間の反射によって規定される共振モードを1本だけ選択して、単一モードでの発振が可能となる。
図4に、従来の半導体レーザモジュールの出力スペクトルを示す。分解能10pmの光スペクトラムアナライザで評価すると、図4に示すように、中心波長λ=1064nmで半値幅約10pmの単一なスペクトルとして測定される。
図5に、出力スペクトルをエタロンで測定した結果を示す。半値幅約64MHz(0.24pm)の完全な単一モードのスペクトルとなっていることが電気的にも光学的にも観測できる。ファブリ・ペロー・エタロン(FSR=8GHz、フィネス=359)の分解能は、約23MHzとほぼ同程度のオーダであることから、実際の線幅はさらに狭いことも考えられる。
図6に、従来のガス計測装置の構成を示す。図3に示した半導体レーザモジュール21を用いたガス計測装置50の構成を示す。第2のレーザに相当する半導体レーザチップ12は、DFBレーザであり、波長を掃引することができる。第1のレーザに相当する半導体レーザモジュール21は、半導体レーザチップ11とFBG13とを組み合わせた構成となっている。非線形光学結晶からなる波長変換素子15の素子長は50mm、反転周期は28.4μm、変換効率は40%/Wである。
波長変換素子15から出射された変換光Cである中赤外光は、レンズ16でコリメート化され、励起光Aと信号光Bとをカットするフィルタ51を透過後、2つのパスに分岐される。一方のビームは、ガスの封入されていないレファレンスセル52を透過後に、受光器53で透過光強度が測定される。他方のビームは、メタンガス(9Torr、20cm)の封入されたガスセル54を透過後に、受光器55で透過光強度が測定される。2つの受光器53,55の測定結果は、演算装置で規格化演算される。なお、受光器53,55として、PbSe光導電素子を用いる。測定感度を向上するため、チョッパー56とロックインアンプ57とを組み合わせたロックイン検波を行なっている。
図7に、従来のガス計測装置50によって得られたメタンガスの吸収線スペクトルを示す。半導体レーザ12の発振波長を温度により掃引することで、波長を1pm刻みで1nm掃引する。20pm以下のスペクトル構造を、はっきりと分離して観測することができている。
特開2003−140214号公報 A. Ferrari, et al., "Subkilohertz Fluctuations and Mode Hopping in High-Power Grating-Stabilized 980-nm Pumps," IEEE J. of Lightwave Tech., Vol.20, pp.515-518, 2002/3. M. Achtenhagen., et al., "L-1 characteristics of fiber Bragg grating stabilized 980-nm pump lasers," IEEE J. Photonic Tech. Lett., vol.13, pp.415-417, 2001.
励起用の半導体レーザモジュール21の発振モードは、半導体レーザチップ31とFBG35との間の距離で決まり、距離2cmのときモード間隔は30pmとなる。このモード間隔は、FBG35の反射帯域60pmより狭いため、2〜3本のモードが選択される可能性がある。FGB35を半導体レーザチップ31に近接して実装できれば、1本のモードのみを選択することができる。このとき、半導体レーザチップ31とFBG35とを安定的に光学結合するためには、作製トレランスを考慮してレンズを用いることが望ましい。
図8に、従来の半導体レーザチップの上面図を示す。半導体レーザチップ31は、直線リッジ導波路71と、FBGと対向する端面に形成された反射防止膜73と、これに対向する端面に形成された高反射膜72とを有している。上述した複数のモードが、半導体レーザチップ31の両端面間による共振モードと一致した条件で発振しやすくなる(発振閾値が低くなる)。そこで、半導体レーザチップ31の反射防止膜73の反射率を、例えば0.1%と十分に低めておくことで、実質的に単一モードで発振させることができると考えられていた。
ガス計測装置を使用する環境温度が変更した場合であっても、中赤外光波長が安定に一定波長を出射し、連続に波長可変できることが望ましい。第2のレーザからの信号光Bの波長は、半導体レーザチップ12の温度制御回路12bにより温度を一定にして動作させておけば、外気温に対しほとんど変化しないことがわかった。一方、FBG35を介した第1のレーザからの励起光Aの波長は、半導体レーザチップ11の温度制御回路11bにより温度調整、すなわちペルチェ素子37により半導体レーザチップ31の温度調整を行い、温度を一定にして動作させておいても、半導体レーザモジュール21の温度変化により発振波長が変化する。
図9に、従来の半導体レーザチップにおける発振波長の環境温度依存性を示す。半導体レーザモジュール21の筐体温度を変化させることにより、波長を約10pm/℃の割合で変化させることができる。しかしながら、波長変化は、線形に変化していないために制御性に欠いている。
励起光を発生する半導体レーザモジュール21の発振波長をλ1=1064nm、信号光を発生する半導体レーザモジュール22の発振波長をλ2=1567nmとすると、変換光の波長λ3は、
Figure 2010054621
で与えられ、λ3=3314nmとなる。使用する環境温度の変化による励起光波長シフトをΔλ1とすると、変換光である中赤外光の波長λ3のシフトΔλ3が生じる。式1から変換光の波長シフトΔλ3は、
Figure 2010054621
で与えられる。Δλ1=10pmとすればΔλ3=−97pmと見積もられる。変換光の波長は、約−97pm/℃(約2.6GHz/℃)で変化するが、線形かつ連続的な変化でない。従って、連続して波長可変動作を行うためには、個別に温度と波長に関する測定を行って、データマッピングを行う必要があるため、煩雑でコストアップとなってしまうという問題があった。
図10に、半導体レーザモジュール21の筐体の温度を一定に制御し、半導体レーザチップ31の温度をペルチェ素子37で変化させる。このとき、光出力強度が0.2mWとなる場合の波長λC(×印)と電流値IC(○印)の関係を示す。これは、擬似的にFBGから半導体レーザチップ31への反射量と位相を変化させることに対応しており、半導体レーザチップ31の特性の変化を調べることにより温度制御によって動作が安定するかをみていることになる。チップ温度の変化に対して、波長λCと電流値ICのどちらも周期的に変動するため、半導体レーザモジュール21からの出力波長を一定にするには、筐体の温度だけでなく、チップ温度も考慮して設定する必要がある。このため、設定条件が複雑となり、測定ガスの吸収ピーク波長に対して、中赤外光の波長を一定にまたは連続して可変することが複雑となるという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、複合共振を抑え、使用環境温度に対して、変換波長が線形に変化する波長変換光源を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、第1のレーザ光を発生する第1のレーザと、第2のレーザ光を発生する第2のレーザと、前記第1のレーザ光と前記第2のレーザ光とを入力し、差周波発生または和周波発生によりコヒーレント光を出力する非線形光学結晶とを含む波長変換光源において、前記第1のレーザは、第1の半導体レーザチップと、該第1の半導体レーザチップの素子長で決まる共振波長間隔よりも狭い反射帯域を有するファイバグレーティングとから構成され、前記第1の半導体レーザチップは、前記ファイバグレーティングと対向する端面に反射防止膜を有し、前記第1のレーザ光の光軸が前記反射防止膜の垂線に対して傾きを有していることを特徴とする。
前記反射防止膜の垂線に対する傾きは、好ましくは5°〜15°である。前記ファイバグレーティングの反射帯域は、好ましくは、前記第1の半導体レーザチップと前記ファイバグレーティングとの間の距離で決まる共振波長間隔の2倍以上である。前記ファイバグレーティングの反射率は、好ましくは、5%〜50%であり、かつ、前記ファイバグレーティングの長さは、2mm以上1cm以下である。前記第1の半導体レーザチップと前記ファイバグレーティングとの距離は、好ましくは2cm以下であり、前記ファイバグレーティングの帯域が100ppm以下である。
前記第1のレーザは、好ましくは、前記第1の半導体レーザチップの温度を可変する温度制御回路を備える。さらに、波長変換光源は、好ましくは、前記第1のレーザ光および前記第2のレーザ光を入力する光結合器と前記第1の半導体レーザチップとを接続する偏波保持ファイバと、該偏波保持ファイバのファイバ芯線を内挿するフェルールを備え、前記偏波保持ファイバは、前記第1の半導体レーザチップと対向する端面を含む前記ファイバ芯線の先端部に前記ファイバグレーティングが形成され、前記フェルールは、前記第1の半導体レーザチップを内蔵する半導体レーザモジュールの筐体に固定され、前記ファイバグレーティングが形成された先端部を内挿する。
波長変換光源は、一実施形態においては、前記第1のレーザ光の波長λAが930nm〜1130nmであり、前記第2のレーザ光の波長λBが1200nm〜1700nmである。
以上述べたように、本発明の波長可変光源によれば、複合共振を抑え、使用環境温度に対して、変換波長が線形に変化し、変換波長の制御を精度よく行うことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
半導体レーザモジュール21の発振メカニズムを、図3を参照して説明する。半導体レーザモジュール21は、半導体レーザチップ31の両端面間で起こる光の共振(図中の矢印a)と、半導体レーザチップ31とFBG35との間で起こる光の共振(図中の矢印b)とを含む複合共振器となっている。半導体レーザチップ31とFBG35との間で起こる光の共振は、上述したように両者の間隔で決まり、間隔2cmのときモード間隔は30pmとなる。このモード間隔は、FBG35の反射帯域60pmより狭いため、2〜3本のモードが選択される可能性がある。選択されたモードは、半導体レーザチップ31の両端面間で起こる光の共振と一致した条件により発振しやすくなる(発振閾値が低くなる)。
ここで、FBGの帯域WFと半導体レーザチップとFBGとの間隔で決まる共振波長間隔WCとの関係を説明する。図11は、FBGの帯域内に半導体レーザチップとFBGとの間の共振によるモードが1つ入る場合を示している。このような関係で用いることができれば、半導体レーザモジュールは、安定に単一波長で発振することができる。しかし、実用的にはレンズ結合を用いることにより、光学的に安定でかつ作製歩留りの高い方法を用いようとするとWCが長くなるので、図11に示した関係を満足することが難しい。
図12は、FBGの帯域内に半導体レーザチップとFBGとの間の共振によるモードが2つ入る場合を示している。WCが長くなり、WF内に半導体レーザチップとFBGとの間の共振によるモードが3つ入る(WF/WC=2)。この場合には、中央にあるモードm2が選択的に発振するが、半導体レーザチップとFBGとの間の共振によるモードの位置がわずかでもずれると、モードm2とモードm1またはm3の2つのモードが発振する。
図13は、FBGの帯域内に半導体レーザチップとFBGとの間の共振によるモードが3つ入る場合を示している。さらに、WCが長くなり、WF内に半導体レーザチップとFBGとの間の共振によるモードが4つ入る(WF/WC=3)。この場合には、中央にあるモードm2およびm3は同一条件となり、少なくとも単一で発振することは難しい。
図14に、従来の半導体レーザモジュールにおける閾値利得の位相依存性を示す。複合共振器として3つの反射点を有する半導体レーザであり、半導体レーザチップの両端面間で起こる光の共振と、半導体レーザチップとFBGとの間で起こる光の共振との位相差に対する閾値利得を表している。ここでは、非特許文献2に記載された式
Figure 2010054621
を用いて実効的な反射率Reffを求め、下式により閾値利得gthを求めた。
Figure 2010054621
ここで、半導体レーザチップ31の端面反射率Rf=0.1%(反射防止膜)、Rb=90%(高反射膜)、FBG35の反射率20%としている。Rextは、FBGの波長依存性を考慮しない場合の反射率であり、φは位相、Lcは半導体レーザチップ31の高反射膜とFBG35との間の距離である。横軸は位相量、縦軸は発振の起こりやすさ(閾値利得の変化)を示し、位相差に対して閾値利得が周期的に変化することが示されている。閾値利得はキャリア密度に比例し、キャリア密度の変化が屈折率変化に比例することが知られている。すなわち閾値利得の変化によって、屈折率が変動し、その発振波長を変えてしまうので、図10に示した周期的変動の原因になっていることがわかる。そこで、本発明においては、半導体レーザチップ31の両端面間で起こる光の共振を抑制して、閾値利得の変化を生じさせないようにする。
図15に、本発明の一実施形態にかかる半導体レーザモジュールの構成を示す。半導体レーザモジュール80は、半導体レーザチップ81が収容された筐体91と、FBG85が形成された偏波保持ファイバ86を収容する筐体92とから構成されている。半導体レーザチップ81からの出射光は、レンズ82,83を介して、フェルール84に内包された偏波保持ファイバ86に結合される。半導体レーザチップ81は、駆動回路81a(図示しない)により駆動され、温度制御回路81bであるペルチェ素子により一定の温度に保たれている。
偏波保持ファイバには、半導体レーザチップ81と対向する端面を含む先端部分にFBG85が形成されている。FBG85を内挿するフェルール84は、金属製の筐体92に納められ、筐体91に固定されている。このような構成により、環境温度の変化に対しても、追従性がよくFBG85が効果的に温調されるため、半導体レーザモジュール80の筐体温度を変化させることにより、波長を制御することができる。
半導体レーザチップ81は、1064nm帯のレーザ光を出射する。素子長は1200μmであり、共振波長間隔は124pmである。半導体レーザチップ81とFBG85との間の距離は2cmであり、モード間隔は30pmである。FBG85の反射帯域は60pm、反射率は20%である。ここで、半導体レーザチップ81の端面反射率Rb=90%とし、端面反射率Rfを下げることにより、半導体レーザチップ81の両端面間で起こる光の共振を抑制する。
図16に、半導体レーザチップ81の端面反射率Rf=0.1%〜0.0001%の場合における閾値利得の位相依存性を示す。端面反射率Rfを0.1%から0.0001%まで低減していくにつれ、光の共振が抑制されていることがわかる。
図17に、本発明の一実施形態にかかる半導体レーザチップの上面図を示す。半導体レーザチップ81は、直線リッジ導波路101と、FBGと対向する端面に形成された反射防止膜103と、これに対向する端面に形成された高反射膜102とを有している。反射防止膜103の反射率Rfを低減するために、本実施形態では、直線リッジ導波路101の光軸と、反射防止膜103の垂線とが、7度の傾斜を有するように作製した(図中のcの角度)。端面反射率Rfが0.01%以下とするには、cの角度を5〜15°とするとよい。より好ましくは、cの角度を6〜10°とするとよい。
図18に、半導体レーザモジュール80の筐体の温度を一定に制御し、半導体レーザチップ81の温度をペルチェ素子で変化させる。このとき、光出力強度が0.2mWとなる場合の波長λC(×印)と電流値IC(○印)の関係を示す。図10の結果と比較すると、電流値の周期的な変動が抑制されていることがわかる。また、波長λCの変動は、鋸歯状の振舞をすることがわかる。
この現象は、半導体レーザチップ81の温度上昇に伴う屈折率の変動が発振波長を線形に変化させ、FBG85の帯域を外れると元に戻り、再び線形に変化する挙動を繰り返すからである。すなわち、モード跳びが起こるまでの間は、安定に単一波長で発振することがわかる。このことから、複合共振器を構成する半導体レーザモジュール80においては、一方の共振による温度変動が支配的になるようにして、上述した複合共振による影響を回避することが可能となる。すなわち、FBG85から半導体レーザチップ81への反射量と位相が変化しても、半導体レーザチップ81の特性変化が小さいことから、擾乱によっても動作が安定であることを示している。
図19に、本発明の一実施形態にかかる半導体レーザチップにおける発振波長の環境温度依存性を示す。半導体レーザチップ81の温度をペルチェ素子で一定にし、半導体レーザモジュール80の筐体温度を変化させると、波長は約8pm/℃の割合で線形に変化する。従って、環境温度により容易に発振波長を制御することができる。これにより、半導体レーザモジュール80の筐体の温調機能を用いて、励起光の波長を単一モードで連続的に可変することができ、変換波長を線形に精度よく可変することができる。図6に示したガス計測装置に、半導体レーザモジュール80を用いて、励起光の波長を変化させることにより、図7と同様に、中赤外光の波長スキャニングを連続的にかつ広範に行うことができる。
図20に、本発明の一実施形態にかかる擬似位相整合型の波長変換素子を用いた波長変換モジュールの構成を示す。波長変換モジュール100は、波長λAの励起光A(第1のレーザ光)を出力する半導体レーザモジュール80と、波長λBの信号光B(第2のレーザ光)を出力する半導体レーザモジュール22と、励起光Aと信号光Bとを合波して出力する光カプラ14と、合波された励起光Aと信号光Bとを入力し、波長λCの変換光Cを出力する非線形光学結晶からなる波長変換素子15とから構成されている。
半導体レーザモジュール80は、図15に示したように、図17に示した半導体レーザチップ81、駆動回路81a、温度制御回路81bおよびファイバグレーティング85を含み、半導体レーザモジュール22は、半導体レーザチップ12、駆動回路12aおよび温度制御回路12bを含む。
図15に示した半導体レーザモジュールにおいて、レーザダイオード81の端面反射率Rf=0.1%とし、FBG85は、長さ6mm、反射帯域65pm、反射率25%とする。このとき、WF/WC=2.17となり、図11に示した関係を満足する。半導体レーザモジュール80の筐体温度を変化させると、図19に示した特性と同様に、単一モードで発振し、線形に波長変化させることができる。
図15に示した半導体レーザモジュールにおいて、長さ4mm、反射帯域90pm、反射率10%のFBG85を用いた。このとき、WF/WC=3である。図13に示したように、従来の半導体レーザチップ(図8)を用いた場合には、単一モードで発振することは難しい。しかしながら、本実施形態にかかる半導体レーザチップ(図17)を用いると、単一モードで発振し、モジュール80の筐体温度を変化させると、図19に示した特性と同様に、線形に波長変化させることができる。
これは、半導体レーザチップの反射防止膜の端面反射率Rfが十分に小さいこと、半導体レーザチップの利得帯域にわずかな波長依存性があることから、単一モードで発振していると考えられる。
図15に示した半導体レーザモジュールにおいて、FBG85として、長さ6mm、反射帯域70pm、反射率40%のFBG85を用いた。このとき、WF/WC=2.33である。半導体レーザモジュール80の筐体温度を変化させると、図19に示した特性と同様に、単一モードで発振し、線形に波長変化させることができる。
ここで、FBG85の反射率50%とすると、図20に示したように、レーザダイオード81の電流−光出力特性において、モード飛び時に生じるキンク特性が非常に大きくなるため、FBGの反射率を高くすることができない。また、FBG85の反射率5%以下とすると、反射率が低すぎてキャビティとして機能しない。従って、FBG85の長さは2mm以上であって1cm以下であれば反射率が5%〜50%となり、単一モードで線形に波長を可変することができる。より好ましくは、FBG85の反射率が10%〜30%となるように、長さを3mm〜1cm以下とする。
一方、半導体レーザチップとFBGとをコンパクトに集積化した半導体レーザモジュールとするためには、筐体として一般的に用いられている14ピンバタフライモジュール内に実装することが望ましい。このとき、筐体の大きさの制約から、半導体レーザチップとFBGとの距離は2cm以下でなければならない。
図6に示したガス計測装置においてはメタンガスの検出を例にしたが、同様にエチレン、エタン、ホルムアルデヒドなどの炭素化合物ガスの吸収線を測定することもできる。そこで、図15に示した半導体レーザモジュールを第1のレーザとし、波長λ1=1065±25nmとし、第2のレーザの波長λ2=1565±35nmとすることにより、これらのガスの吸収線スペクトルを観測することができる。
また、半導体レーザモジュールの波長の組合せを変えて、波長λA=930nm〜1130nmに、波長λB=1200nm〜1700nmとし、図1に示した波長変換モジュールの波長変換素子15として、例えば、ニオブ酸リチウムを用いる。このとき、ニオブ酸リチウムの透明領域である0.35〜5μmの波長帯において、任意の波長の変換光を発生させることができる。
(その他の応用例)
本実施形態の半導体レーザモジュールでは、半導体レーザチップとFBGとを、2枚のレンズを用いて結合している。しかし、レンズの枚数やレンズを使わない結合方法、例えば、先球ファイバ、V溝などを用いた結合方法によっても実現可能であることは言うまでもない。
本実施形態の第2のレーザとして、DFBレーザを示したが、DFBアレイ集積化光源、外部の回折格子からの光帰還を利用する外部共振器型可変波長光源を用いても同様の効果が得られることは言うまでもない。
半導体レーザモジュールの実装は、14ピンバタフライパッケージに関して記述したが、mini−dilパッケージ、TO−CANにマウントする場合も同様である。このとき、半導体レーザチップとFBGとの距離を2cmよりも短くすることは言うまでもない。
従来の擬似位相整合型の波長変換素子を用いた波長変換モジュールの構成を示す図である。 差周波発生により波長変換を行う場合の位相整合曲線を示す図である。 従来の半導体レーザモジュールの構成を示す図である。 従来の半導体レーザモジュールの出力スペクトルを示す図である。 出力スペクトルをエタロンで測定した結果を示す図である。 従来のガス計測装置の構成を示す図である。 従来のガス計測装置によって得られたメタンガスの吸収線スペクトルを示す図である。 従来の半導体レーザチップの上面図である。 従来の半導体レーザチップにおける発振波長の環境温度依存性を示す図である。 従来の半導体レーザモジュールにおける光出力強度が0.2mWとなる場合の波長λCと電流値ICのチップ温度依存性を示す図である。 FBGの帯域内に半導体レーザチップとFBGとの間の共振によるモードが1つ入る場合を示す図である。 FBGの帯域内に半導体レーザチップとFBGとの間の共振によるモードが2つ入る場合を示す図である。 FBGの帯域内に半導体レーザチップとFBGとの間の共振によるモードが3つ入る場合を示す図である。 従来の半導体レーザモジュールにおける閾値利得の位相依存性を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる半導体レーザモジュールの構成を示す図である。 端面反射率Rf=0.1%〜0.0001%の場合における閾値利得の位相依存性を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる半導体レーザチップの上面図である。 本発明の一実施形態にかかる半導体レーザモジュールにおける光出力強度が0.2mWとなる場合の波長λCと電流値ICのチップ温度依存性を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる半導体レーザチップにおける発振波長の環境温度依存性を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる擬似位相整合型の波長変換素子を用いた波長変換モジュールの構成を示す図である。 FBG反射率が高い場合の半導体レーザにおける電流−光出力の関係を示す図である。
符号の説明
10、100 波長変換モジュール
11、12、31、81 半導体レーザチップ
11a、12a、81a 駆動回路
11b、12b、81b 温度制御回路
13、35、85 ファイバグレーティング(FBG)
14 光カプラ
15 波長変換素子
16、32、33、82、83 レンズ
21、22、80 半導体レーザモジュール
34、84 フェルール
36、86 偏波保持ファイバ
37、88 ペルチェ素子
50 ガス計測装置
51 フィルタ
52 レファレンスセル
53、55 受光器
54 ガスセル
56 チョッパー
57 ロックインアンプ
71、101 直線リッジ導波路
72、102 高反射膜
73、103 反射防止膜
91、93 筐体

Claims (8)

  1. 第1のレーザ光を発生する第1のレーザと、第2のレーザ光を発生する第2のレーザと、前記第1のレーザ光と前記第2のレーザ光とを入力し、差周波発生または和周波発生によりコヒーレント光を出力する非線形光学結晶とを含む波長変換光源において、
    前記第1のレーザは、第1の半導体レーザチップと、該第1の半導体レーザチップの素子長で決まる共振波長間隔よりも狭い反射帯域を有するファイバグレーティングとから構成され、
    前記第1の半導体レーザチップは、前記ファイバグレーティングと対向する端面に反射防止膜を有し、前記第1のレーザ光の光軸が前記反射防止膜の垂線に対して傾きを有していることを特徴とする波長変換光源。
  2. 前記反射防止膜の垂線に対する傾きは、5°〜15°であることを特徴とする請求項1に記載の波長変換光源。
  3. 前記ファイバグレーティングの反射帯域は、前記第1の半導体レーザチップと前記ファイバグレーティングとの間の距離で決まる共振波長間隔の2倍以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の波長変換光源。
  4. 前記ファイバグレーティングの反射率は、5%〜50%であり、かつ、前記ファイバグレーティングの長さが2mm以上1cm以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の波長変換光源。
  5. 前記第1の半導体レーザチップと前記ファイバグレーティングとの距離が2cm以下であり、前記ファイバグレーティングの帯域が100ppm以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の波長変換光源。
  6. 前記第1のレーザは、前記第1の半導体レーザチップの温度を可変する温度制御回路を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の波長変換光源。
  7. 前記第1のレーザ光および前記第2のレーザ光を入力する光結合器と前記第1の半導体レーザチップとを接続する偏波保持ファイバと、該偏波保持ファイバのファイバ芯線を内挿するフェルールを備え、
    前記偏波保持ファイバは、前記第1の半導体レーザチップと対向する端面を含む前記ファイバ芯線の先端部に前記ファイバグレーティングが形成され、
    前記フェルールは、前記第1の半導体レーザチップを内蔵する半導体レーザモジュールの筐体に固定され、前記ファイバグレーティングが形成された先端部を内挿することを特徴とする請求項6に記載の波長変換光源。
  8. 前記第1のレーザ光の波長λAが930nm〜1130nmであり、前記第2のレーザ光の波長λBが1200nm〜1700nmであることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の波長変換光源。
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