JP2010054485A - 回転体のバランス調整方法、回転体及び該回転体を備えたモータ - Google Patents

回転体のバランス調整方法、回転体及び該回転体を備えたモータ Download PDF

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Abstract

【課題】熱変形によるしばり嵌めで組み立てられた回転体と被組立部材とで構成される回転体に経時的に発生する不釣合いを容易かつ正確に調整することが可能な、回転体のバランス調整方法、回転体、及び、これを備えたモータを提供する。
【解決手段】回転体1のしばり嵌めによって生じる変形の変形方向と回転軸5中心からの方向が対応するように、予めバランス調整位置9の軸回りの位置を設定し、 経時的なバランス調整を行う際には、バランス調整位置9で重量の調整を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ、発電機、スリーブなどに適用されて、回転軸を温度変形によりしばり嵌めして構成された回転体の不釣合いを修正する技術に関する。
モータ、発電機などの焼き嵌め部を有する回転体は、通常、軸対称構造として組み立てられる。しかしながら、このような回転体では、組み立て段階において周方向に均一となる締め付けを実施することは難しく、このため、僅かな軸の曲がり、不釣合いが発生する。
そして、このような不釣合いを是正するために、出荷段階においてチューニングを(初期バランス調整)行って、導入時に振動が最小となるようにしている。
この種の不釣合いを計測する装置としては、特許文献1に示される技術が知られている。この特許文献1に示される不釣合いの計測方法及びその装置では、試験体に連結される回転軸の回転軸線に対する角度を検出する角度センサと、試験体である複合回転体の回転軸線周りの回転運動に伴って回転軸に作用する周期的な不釣合い振動を検出する振動ピックアップとを有し、これら角度センサ及び振動ピックアップからの出力に基づき、各回転体の最大不釣合いの方角とその方角における不釣合い量を演算する。そして、この不釣合い量に基づき、回転軸の釣り合せ作業を行う。具体的には、図8及び図9に示すように、被組立部材となる電機子50が焼き嵌めされた回転軸51に、該回転軸51に作用する周期的な不釣合い振動を検出する振動分析器52の振動検出センサ52Aを配置し、この振動分析器52からの出力に基づき、演算手段53にて回転軸51の最大不釣合いの方角とその方角における不釣合い量を演算する。そして、この不釣合い量に基づき、回転軸の釣り合せ作業を行う。
特開平10−123001号公報
ところで、上述した回転体は運転時間の経過とともに不釣合いが増加してゆき,それに伴って製品自体の振動レベルも増加してゆく。この経時的な不釣合い増加は,焼き嵌めを行った時の応力状態から、微少なすべりなどにより徐々に応力状態が変化し,それに伴いロータの曲がり状態も変化して行くことが原因と考えられる。
このため、振動レベルが高くなり、許容レベルを満足しなくなった場合には,振動計測機器の計測に基づき、不釣合いを適切に修正する必要がある。また、上述した回転体について初期のロータ曲がりは焼き嵌め状態に依存し、また、該ロータの曲がり方向が一定では無いために、上記特許文献1に示される不釣合い計測装置により、定期的に釣り合せ作業を実施する必要がある。
しかしながら、上記特許文献1は、これら角度センサ及び振動ピックアップからの出力に基づき、各回転体の不釣合いの方向を見極めるなど、計測作業に手間と時間が掛かるという問題があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、熱変形によるしばり嵌めで組み立てられた回転軸と被組立部材とで構成される回転体に経時的に発生する不釣合いを容易かつ正確に調整することが可能な、回転体のバランス調整方法、回転体、及び、これを備えたモータを提供するものである。
上記課題を達成するためにこの発明は以下の手段を提案している。
すなわち、本発明は、回転軸に略円盤状の被組立部材を温度変形によるしばり嵌めして構成された回転体のバランス調整方法であって、前記回転体のしばり嵌めによって生じる変形の変形方向と前記回転軸中心からの方向が対応するように、予めバランス調整位置の軸回りの位置を設定し、経時的なバランス調整を行う際には、該バランス調整位置で重量の調整を行うことを特徴とする。
本発明に係わる回転体のバランス調整方法によれば、回転体には、バランス調整位置を、温度変形によるしばり嵌めにより生じる変形の変形方向と回転軸中心からの方向が対応する軸回りの位置となるように設定している。ここで、回転体の経時的な不釣合いは、しばり嵌めによる変形方向と対応する方向に発生する。このため、経時的なバランス調整を行う際に、予め設定されたバランス調整位置にて重量調整をすることにより、経時的に発生する不釣合いを打ち消すことができる。その結果、従来必要であった、バランス調整位置及び方向を別途、振動分析器などで検出するなどの作業を省略化して、重量の大きさのみの調整を行えば良く、当該バランス調整を、容易、正確かつ短時間で行うことができる。
また、上記回転体のバランス調整方法において、前記回転体に軸回りに非対称とする非対称部を設けておくことがより好ましいとされる。
本発明の回転体のバランス調整方法によれば、回転体に非対称部を設けることで、回転体は、回転軸中心から非対称部に向かう方向と対応する方向を変形方向として変形する。このため、非対称部を設けた軸回りの位置に対応させてバランス調整位置の設定を行うことができる。
また、上記回転体のバランス調整方法において、前記回転体の初期バランス調整を行う際に、最適なバランスとするのに必要とされる重量の変化量よりも大きな変化量で調整を行っておくことが好ましいとされる。
本発明の回転体のバランス調整方法によれば、初期バランス調整で最適なバランスとするに必要とされる重量の変化量より大きな変化量で重量を設定しておくことで、経時的に不釣合いが生じる方向と反対方向にバランスを設定することができ、これにより該回転体に経時的に不釣合いが発生してメンテナンスを行う必要となるまでの期間を延長することができ、該回転体を長期に亙って安定的に運用することができる。
また、上記回転体のバランス調整方法において、前記経時的なバランス調整を行う際には、前記回転体の加速度計側または振動計測を行い、該計測によって得られた該回転体の加速度レベルまたは振動レベルに基づいて、前記バランス調整位置での重量の大きさを決定することが好ましいとされる。
本発明の回転体のバランス調整方法によれば、計測により、回転体に生じる振動の加速度レベルまたは振動レベルを得ることで、これらに基づいてバランスを調整するための重量を容易、正確かつ短時間に求めて、バランス調整を行うことができる。
また、本発明の回転体では、回転軸と、該回転軸に温度変形によるしばり嵌めして取り付けられた略円盤状の被組立部材とを備え、前記回転軸及び前記被組立部材との少なくとも一方には、しばり嵌めによって生じる変形の変形方向と前記回転軸中心からの方向が対応する軸回りの位置に、経時的に変化する全体のバランスを調整するように重量の調整が行われるバランス調整位置が設けられていることを特徴とする。
本発明の回転体によれば、回転軸または被組立部材の少なくとも一方には、バランス調整位置が、温度変形によるしばり嵌めにより生じる変形の変形方向と回転軸中心からの方向が対応する軸回りの位置に設けられている。ここで、回転体の経時的な不釣合いは、しばり嵌めによる変形方向と対応する方向に発生する。このため、経時的なバランス調整を行う際に、予め設定されたバランス調整位置にて重量調整をすることにより、経時的に発生する不釣合いを打ち消すことができる。その結果、従来必要であった、バランス調整位置及び方向を別途、振動分析器などで検出するなどの作業を省略化して、重量の大きさのみの調整を行えば良く、当該バランス調整を、容易、正確かつ短時間で行うことができる。
また、上記回転体において、前記回転軸または前記被組立部材が軸回りに非対称とする非対称部を有することが好ましとされる。
本発明の回転体によれば、回転軸または被組立部材に非対称部を有していることで、回転軸中心から非対称部に向かう方向と対応する方向に変形し不釣合いが発生する。このため、非対称部を設けた軸回りの位置に対応させてバランス調整位置の設定を行うことができる。
また、上記回転体において、前記回転軸または前記被組立部材の少なくとも一方には、前記初期バランス調整として、最適なバランスとするのに必要とされる重量の変化量よりも大きな変化量で調整が行われていることが好ましいとされる。
本発明の回転体によれば、初期バランス調整で、最適なバランスとするのに必要とされる重量の変化量より大きな変化量で重量を設定しておくことで、経時的に不釣合いが生じる方向と反対方向にバランスを設定することができ、これにより該回転体に経時的に不釣合いが発生してメンテナンスを行う必要となるまでの期間を延長することができ、長期に亙って安定的に運用することができる。
また、上記回転体において、前記回転軸の加速度計側または振動計測を行う検出手段と、該検出手段での計測によって得られた前記回転体の加速度レベルまたは振動レベルに基づいて、前記バランス調整位置にて調整する重量の大きさを決定する演算を行う演算手段とを有することが好ましいとされる。
本発明の回転体によれば、計測により、回転軸に生じる振動の加速度レベルまたは振動レベルを得ることで、これらに基づいてバランスを調整するための重量を容易、正確かつ短時間に求めて、バランス調整を行うことができる。
また、本発明のモータでは、回転体の回転軸に、被組立部材として回転子を設け、該回転子の外側には、前記回転体と同軸となるように固定子を配置したことを特徴とする。
本発明によれば、回転体の被組立部材として回転子を設け、該回転子の外側に該回転体と同軸となるように固定子を設けることによりモータを構成するようにしたので、上述したようなバランス調整位置での重量調整により、該モータのメンテナンスを従来よりも、容易、正確かつ短時間で行うことができる。
本発明の回転体のバランス調整方法によれば、回転軸からの方向が回転体の変形方向と対応する軸回りの位置をバランス調整位置として重量の調整を行うので、熱変形によるしばり嵌めで組み立てられた回転軸と被組立部材とで構成される回転体に経時的に発生する不釣合いを容易かつ正確に調整することができる。
本発明の回転体によれば、回転軸からの方向が変形方向と対応する軸回りの位置をバランス調整位置として重量の調整を行うことが可能であるので、熱変形によるしばり嵌めで組み立てられた回転軸と被組立部材とに経時的に発生する不釣合いを容易かつ正確に調整することができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1実施形態に係わる回転体のバランス調整方法、及び該バランス調整方法を適用した回転体について、図1〜図3を参照して説明する。図1及び図2に符号1で示される回転体は、例えば、モータの内部の回転体として適用されるものであり、ケーシング2の開口部に軸受3及び軸受4を介して回転自在に支持されたロータ5(回転軸)と、ケーシング2内でかつ軸受3及び軸受4間に位置するロータ5の周面に設けられた回転子である電機子6(被組立部材)と、から構成されている。
電機子6は、鋼板がロール状に複数積層されてなる積層鋼板に、極数に応じた電機子巻線が巻かれることで構成され、かつ全体形状が略円盤状に形成された被組立部材であって、非対称部8を形成するキー8Aが、廻り止め部材として介在されることで、該ロータ5の周面に固定されている。この電機子6は、キー8Aを介在させた後、加熱及び冷却による温度変形を利用した焼き嵌め(しばり嵌め)によって、ロータ5の外周面に固定されている。
該キー8Aは、電機子6の内周面に形成された凹部6Aと、ロータ5の外周面に形成されたキー溝5Aに嵌め合わされることで、電機子6をロータ5の周方向に沿う位置に固定している。また、該キー8Aは、ロータ5の軸回りに1箇所配置した非対称な状態とされ、これによってロータ5及び電機子6は、熱変化に応じて軸直角方向となる所定の変形方向Pに変形する。すなわち、非対称部8を構成するキー8A、キー溝5A及び凹部6Aにより、ロータ5及び電機子6は、ロータ5の中心軸(イ)から非対称部8に向かう方向と対応する略180度異なる変形方向Pに熱変形によって変形する。そして、ロータ5及び電機子6で構成される回転体1は、当該変形方向Pと対応する位置で初期バランス調整が行われ、製品として出荷される。より具体的には、本実施形態では、中心軸(イ)からの方向が変形方向Pと反対側となる位置、すなわち非対称部8と中心軸(イ)回りの位置が略一致する初期バランス位置13において、カウンターウエイト12を設置して重量を付加することにより全体のバランス調整が図られている。なお、初期バランス調整しては、上記初期バランス位置13と中心軸(イ)回りに反対側の位置を初期バランス位置として重量を減じることにより行うものとしても良い。
そして、経時的に発生する不釣合いを重量調整によって調整するバランス調整位置9が、当該変形方向Pと対応して、本実施形態では、中心軸(イ)からの方向が変形方向Pと中心軸(イ)回りに略180度反対方向となる位置、すなわち非対称部8と中心軸(イ)回りに一致する位置に設けられている。その結果、経時的な不釣合いに対しては、不釣合い計測装置等によりバランス位置を調べることなく、バランス調整位置9において重量を調整するのみで、回転体1の全体のバランス調整を行うことができる。なお、バランス調整位置9についても、重量の加減が異なるのみで、中心軸(イ)からの方向が変形方向Pと略一致する位置に設定するものとしても良い。すなわちバランス調整位置9としては、中心軸(イ)からの方向が変形方向Pに対して中心軸(イ)回りに上記のように0度や180度の方向となるように、変形方向Pに対応する位置に設定される。
また、本実施形態では、バランス調整位置9は、特にロータ5の端部に設けられたカップリング10に設定されている。このカップリング10は、ハウジング2の外部に突出したロータ5の端部に設けられて、被駆動体11と連結するためのものである。そして、このようなバランス調整位置9がハウジング2の外部のカップリング10に設けられることによって、バランス調整時に回転体1を分解することなく、容易にバランス調整を行うことが可能となる。
一方、電機子6と対向するケーシング2の内周面には、磁石からなる固定子12が設けられている。また、ケーシング2内の側部には、電機子6に給電して、固定子12間に形成された磁界内にてロータ5に回転力を発生させる整流子が設けられているが、図面では省略されている。そして、上述した回転体1に、固定子12、カップリング10及び整流子(図示略)が加わることで、モータ100が構成されている。
なお、本実施形態では、キー8A、キー溝5A及び凹部6Aにより構成される非対称部8は、ロータ5と電機子6との間に設けたが、これらロータ5または電機子6のいずれか一方に設けるようにしても良い。
次に、本実施形態に係わる回転体1のバランス調整方法について、図3に基づいて説明する。図3は、不釣合い量及びその方向を表わすグラフであり、複数の実施例が示されている。
図3において符号M1で示す複数の黒丸のように、焼き嵌めを導入して回転体1を組み立ててモータ100として出荷する時には、初期バランス調整が行われ、不釣合い量が許容値以下となるように設定されている。具体的には、初期バランス位置13において、重量調整を行うことで、焼き嵌めによる熱変形によって生じた不釣合いが解消され、不釣合い量が、図3に示す同心円の内、最も内側の円内となるように設定されている。なお、初期バランス調整は、バランス調整位置9と同じ位置で行っても良い。
一方、モータ100の運転を開始した後には、経時的な変化により、回転体1には変形が生じることとなる。この際、回転体1は、非対称部8によって変形方向Pに変形する。このため、図3において符号A、B、Cで示す白抜き三角のように、運転を開始してから1年後には、変形方向Pに沿って大きく不釣合いが生じるようになる。
そして、運転開始後のメンテナンス作業においては、図1に示すように、変形方向Pと対応して設定されたバランス調整位置9で重量の調整を行うのみで、先の変形から生じる不釣合いに対するバランスの調整を行うことができる。その結果、従来のような、バランス調整位置9を測定機器で検出するなどの作業を省略化することができ、当該バランス調整を、容易かつ正確に短時間で行うことができる。
なお、バランス調整位置9にてロータ5の重量バランスの調整を行う作業は、例えば、ロータ5に対して直接的に重量を増加させるなどの処理を行っても良い。しかしながら、ロータ5においてケーシング2の外側に位置するカップリング10にバランス調整位置9を設定し調整することで、ケーシング2を取り外すなどの手間が必要なくバランス調整を行うことができる。さらに、バランス調整位置9と対応する位置をカップリング10における固定位置とし、該固定位置で使用するボルト、ワッシャの重量を変更することによって調整するものとしても良い。このようにすることで、重量を増加させるための部材を新たに用意する必要がなく、また、これを固定するための構造を必要とすることもなく、部品点数を最小限にすることができる。また、ロータ5のバランスを調整する作業は、バランス調整位置9に加えて、軸回りに±90°の異なる位置をバランス調整位置として行っても良い。このようにすることで、変形方向Pへの変形成分とともに、変形方向Pに直交する変形成分によって生じる不釣合いに対してもバランス調整を行うことができる。さらには、バランス調整位置9に変えて、バランス調整位置9の180度反対側の位置をバランス調整位置としても良い。この場合には、バランス調整位置9での重量を重くし、あるいは、軽くするのに変えて、重量を軽くし、あるいは、重くするように調整すれば良い。
以上詳細に説明したように本実施形態に係わる回転体1のバランス調整方法、及び該バランス調整方法を適用した回転体1では、温度変形によるしばり嵌めで、中心軸(イ)から軸回りの所定位置に向かう軸直角方向となる変形方向Pに変形が生じ、初期状態においてはこれにより生じる不釣合いを初期バランス位置13における重量調整で解消している。また、この初期バランス位置13と対応する中心軸(イ)回りの位置に経時的な不釣合いを調整するバランス調整位置9を設定している。このため、経時的な不釣合いが生じた場合に、バランス調整位置9にて重量調整をすることにより経時的に発生した不釣合いを打ち消すことができる。その結果、従来必要であった、バランス調整位置及び方向を別途、振動分析器などで検出するなどの作業を省略化して、重量の大きさのみの調整を行えば良く、当該バランス調整を、容易、正確かつ短時間で行うことができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2実施形態に係わる回転体20のバランス調整方法、及び該バランス調整方法を適用した回転体20について、図4及び図5を参照して説明する。第2実施形態に示される回転体のバランス調整方法が、第1実施形態のバランス調整方法と異なるのは、図4(A)及び図4(B)に示すように、初期バランス調整を行うに際して初期バランス位置22に設けるカウンターウエイト21の重量を、ロータ5の不釣合いを長期的に予測した重量に設定する点である。なお、変形方向Pと、非対称部8、初期バランス位置22、バランス調整位置9のそれぞれとの関係は、第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
カウンターウエイト21は、焼き嵌め導入時において、変形方向Pに生じる不釣合いを是正するために配置され、第1の実施形態の初期バランス調整後のような符号M2で示す黒丸のように許容値内に収まるように必要最小限の重量を変化させるだけでなく、不釣合量がゼロとなる最適なバランスとするのに必要な重量の変化量より大きな変化量の重量で調整して、図5に符号M3で示す白丸の位置に不釣合い量が移行するようにしている。
すなわち、通常は、カウンターウエイト21は、導入時において、非対称部8によって中心軸(イ)の反対側に生じる不釣合い(図5に符号M2で示す黒丸)を是正するために設けられるものであるが、本実施形態では、長期間に亙り使用した場合に、図5に符号23A〜23Cで示す白抜き三角のように、軸方向直角の変形が軸回りの変形方向Pに生じることを予想して、初期バランス位置22で必要とされる重量の変化量よりも大きな変化量で回転体20の初期バランス調整を予め行っておくことを特徴とする。より具体的には、回転体20は、温度変形によるしばり嵌めでロータ5の軸回りに非対称部8を形成することで、ロータ5の中心軸(イ)を挟んで非対称部8の反対側に位置する変形方向Pに、ロータ5の変形を経時的に発生させるように、予め設定がなされている。そして更に、このような非対称部8の反対側で生じるロータ5の変形が経時的に増大することを予め予測して(図4に符号23、図5に符号23A〜23Cで示す)、該変形を調整する初期バランス位置22内に設置されるカウンターウエイト21の重量を、必要とされる重量より重くなるように定めるものである。
以上詳細に説明したように第2実施形態に係わる回転体20のバランス調整方法、及び該バランス調整方法を適用した回転体20では、初期バランス調整で初期バランス位置22に設置するカウンターウエイト21の重量を、最適なバランスとするのに必要とされる重量の変化量より大きな変化量に設定しておくことで、符号23A〜23Cで示されるように、経時的に変形が生じる変形方向Pと反対方向となる位置にバランスを調整することができ、これにより該回転体20に変形方向Pに不釣合いが発生してメンテナンスを行う必要となるまでの期間を延長することができ、該回転体1を長期に亙って安定的に運用することができる。
なお、本実施形態では、中心軸(イ)からの方向が変形方向Pと中心軸(イ)回りに反対側となる位置を初期バランス位置22としてカウンターウエイト21を設けるものとしたが、これに限るものではない。このように中心軸(イ)からの方向が変形方向Pと中心軸(イ)回りに反対側となる位置で重量を重くして初期バランス調整を行える場合には、第1の実施形態同様に、中心軸(イ)からの方向が変形方向Pと中心軸(イ)回りに略一致する位置で重量を軽くしても良く、この場合には、必要な重量よりも軽くするように初期バランス調整を行えば良い。また、初期バランス調整を行う位置は、変形方向Pと軸回りに対応する位置であれば、経時的な変化に伴ってバランス調整を行うためのバランス調整位置と軸方向に異なる位置でも良いし、同じ位置としても良い。
(第3の実施形態)
本発明の第3実施形態に係わる回転体30のバランス調整方法、及び該バランス調整方法を適用した回転体30について、図6及び図7を参照して説明する。第3実施形態に示される回転体のバランス調整方法が、先の実施形態のバランス調整方法と異なるのは、図6及び図7に示すように、ロータ5の近傍に、該ロータ5の加速度を検出する検出手段である加速度センサ31、または該ロータ5の振動を検出する振動検出センサ32と、バランス調整に必要な重量の大きさを演算する演算手段33とを配置し、これら加速度センサ31または振動検出センサ32から出力される検出信号に基づいて、変形方向Pに対応したバランス調整位置9でのバランス調整を行うようにした点である。
加速度センサ31または振動検出センサ32の検出信号は、符号33で示す演算手段に入力される。そして、この演算手段33では、検出手段が加速度センサ31である場合には、該加速度センサ31で検出したロータ5の加速度レベルに対応する影響係数を掛け合わせることで、バランス調整位置9でのバランス調整重量を決定する。同様に、検出手段が振動検出センサ32である場合には、該振動検出センサ32で検出したロータ5の振動レベルに対応する影響係数を掛け合わせることで、バランス調整位置9でのバランス調整重量を決定する。なお、該演算手段33に設定される影響係数は、不釣合いが生じていることによって発生している振動により検出される加速度レベルまたは振動レベルと、当該不釣合いに対してバランス調整を行うために必要な重量の大きさとの関係を表わす係数である。そして、影響係数は、加速度レベルまたは振動レベルと、不釣合いを解消するのに必要な重量との相関関係を予め調べておくことにより決定されている。
以上詳細に説明したように第3実施形態に係わる回転体30のバランス調整方法、及び該バランス調整方法を適用した回転体30では、バランス調整時には、回転体30の加速度計側または振動計測を行い、該計測によって得られた該回転体の加速度レベルまたは振動レベルに基づいて、前記バランス調整位置9にて重量の大きさを決定するようにした。そして、計測により、回転体30に生じる振動の加速度レベルまたは振動レベルを得ることで、これらに基づいてバランスを調整するための重量を容易、正確かつ短時間に求めて、バランス調整を行うことが可能となる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、上記各実施形態では、回転体1、20、30には、非対称部8を設け、非対称部8と対応する軸回りの位置を初期バランス位置とし、また、予めバランス調整位置として設定するものとしたが、非対称部8がない構成としても良い。このような構成でも、様々な要因によって所定の変形方向Pに変形して発生している初期の不釣合いを解消するように所定の初期バランス位置で初期バランス調整は行われ、また、対応する軸回りの位置に予めバランス調整位置を設定しておくことで、経時的な不釣合いに対して容易、正確かつ短時間にバランス調整を行うことができる。また、回転体1、20、30のロータ5には、被組立部材として電機子6からなる回転子を設け、該回転子の外側には、ロータ5と同軸となるように磁石からなる固定子12を配置したが、これに限定されず、ロータ5に回転子となる磁石を設け、該回転子の外側でかつケーシング2の内側に電機子を固定することでモータを構成しても良い。また、上記実施形態の回転体1及び回転体1のバランス調整方法は、モータの回転体に適用されるものに限られず、様々な回転機における回転体に適用可能なものである。
本発明の第1の実施形態に係るモータの側断面図である。 図1に示すモータの回転体を切断線II−IIに沿って切断した正断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るモータにおいて、焼き嵌め導入時及び運転開始1年後の回転体のバランス状態を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係るモータの回転体の正断面図であって、(A)は焼き嵌め導入時のおける不釣合い量とカウンターウエイトとの関係を表わすグラフ、(B)は運転開始1年後の不釣合い量とカウンターウエイトとの関係を表わすグラフである。 本発明の第2の実施形態に係るモータにおいて、焼き嵌め導入時及び運転開始1年後の回転体のバランス状態を示すグラフである。 本発明の第3の実施形態に係るモータの側断面図である。 図6に示すモータの回転体を切断線III−IIIに沿って切断した正断面図である。 従来の技術を説明するための回転体の側断面図である。 図7をIV−IV線に沿って切断した正断面図である。
符号の説明
1 回転体
5 ロータ(回転軸)
6 電機子
8 非対称部
9 バランス調整位置
12 固定子
20 回転体
22 バランス調整位置
30 回転体
31 加速度センサ(検出手段)
32 振動検出センサ(検出手段)
33 演算手段
100 モータ
P 変形方向

Claims (9)

  1. 回転軸に略円盤状の被組立部材を温度変形によるしばり嵌めして構成された回転体のバランス調整方法であって、
    前記回転体のしばり嵌めによって生じる変形の変形方向と前記回転軸中心からの方向が対応するように、予めバランス調整位置の軸回りの位置を設定し、
    経時的なバランス調整を行う際には、該バランス調整位置で重量の調整を行うことを特徴とする回転体のバランス調整方法。
  2. 前記回転体に軸回りに非対称とする非対称部を設けておくことを特徴とする請求項1に記載の回転体のバランス調整方法。
  3. 前記回転体の初期バランス調整を行う際に、最適なバランスとするのに必要とされる重量の変化量よりも大きな変化量で調整を行っておくことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転体のバランス調整方法。
  4. 前記経時的なバランス調整を行う際には、前記回転体の加速度計側または振動計測を行い、該計測によって得られた該回転体の加速度レベルまたは振動レベルに基づいて、前記バランス調整位置での重量の大きさを決定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転体のバランス調整方法。
  5. 回転軸と、該回転軸に温度変形によるしばり嵌めして取り付けられた略円盤状の被組立部材とを備え、
    前記回転軸及び前記被組立部材との少なくとも一方には、しばり嵌めによって生じる変形の変形方向と前記回転軸中心からの方向が対応する軸回りの位置に、経時的に変化する全体のバランスを調整するように重量の調整が行われるバランス調整位置が設けられていることを特徴とする回転体。
  6. 前記回転軸または前記被組立部材が軸回りに非対称とする非対称部を有することを特徴とする請求項5に記載の回転体。
  7. 前記回転軸または前記被組立部材の少なくとも一方には、前記初期バランス調整として、最適なバランスとするのに必要とされる重量の変化量よりも大きな変化量で調整が行われていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の回転体。
  8. 前記回転軸の加速度計側または振動計測を行う検出手段と、該検出手段での計測によって得られた前記回転体の加速度レベルまたは振動レベルに基づいて、前記バランス調整位置にて調整する重量の大きさを決定する演算を行う演算手段とを有することを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の回転体。
  9. 請求項5から請求項8のいずれか1項に記載の回転体の回転軸には、被組立部材として回転子が設けられてなり、該回転子の外側には、前記回転体と同軸となるように固定子が配置されていることを特徴とするモータ。
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