JP2010051590A - Golf club - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はゴルフクラブの改良、特に、ヘッドとシャフトを着脱可能としたゴルフクラブに関する。 The present invention relates to an improvement of a golf club, and more particularly to a golf club in which a head and a shaft are detachable.
従来、例えば特許文献1に開示されているように、ヘッドとシャフトを着脱可能としたゴルフクラブが知られている。この公知のゴルフクラブは、ヘッド本体に設けられるホーゼル部に断面形状が非円形のシャフト挿入孔を形成すると共に、シャフトの先端に前記シャフト挿入孔に対応するスペーサ部材を固着しておき、前記スペーサ部材をシャフト挿入孔に嵌入することで、ヘッドとシャフトを回り止め固定するようにしている。また、この特許文献1には、前記シャフト挿入孔の断面形状を多角形にしておき、同様に外周面が多角形に形成されたスペーサ部材の嵌合部を周方向にずらすことで、シャフトの回転方向の位置を変更し、これによりライ角やロフト角を変更可能にすることが開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、シャフト挿入孔を、例えば、断面八角形のような非円形部にし、ここに外周面が八角形に形成されたスペーサ部材を嵌入するため、両者の嵌合部の隙間や寸法のバラツキ等により、使用時にガタや遊びが生じることがあり、更には、嵌合部に食い込みが発生して、両者が固着して分離困難(シャフトとヘッドが取り外し困難)になる等の問題が生じてしまう。
However, in the technique disclosed in
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、シャフトとヘッドを着脱可能にできると共に、使用時に遊びやガタが発生したり、固着することを防止したゴルフクラブを提供することを目的とする。 The present invention has been made paying attention to the above-described problems, and provides a golf club in which a shaft and a head can be attached and detached, and play and play are prevented or stuck when used. Objective.
上記した目的を達成するために、本発明は、ヘッドのホーゼル部とシャフトのネック部とを着脱可能に嵌着するゴルフクラブであって、前記ホーゼル部とネック部とを抜け止めする抜け止め機構と、前記ホーゼル部とネック部との間で、両者の回り止めを果たす回り止め機構と、を有し、前記回り止め機構は、前記ホーゼル部とネック部のいずれか一方側の部材に設けられる傾斜面と、他方側の部材に設けられて前記傾斜面に当接する当接部とを備えており、前記シャフトの嵌着方向に押圧力を加えた状態で前記傾斜面に当接部を当接し、前記ホーゼル部とネック部とを回り止め固定したことを特徴とする。 In order to achieve the above-described object, the present invention provides a golf club in which a hosel portion of a head and a neck portion of a shaft are detachably fitted, and a retaining mechanism for retaining the hosel portion and the neck portion. An anti-rotation mechanism that prevents both the hosel part and the neck part from rotating between the hosel part and the neck part, and the anti-rotation mechanism is provided on one of the hosel part and the neck part. An inclined surface and an abutting portion that is provided on the other side member and abuts against the inclined surface. The hosel part and the neck part are fixed in contact with each other and fixed.
上記した構成のゴルフクラブでは、ヘッドとシャフトが着脱自在となっており、ヘッドとシャフトを装着状態、具体的にはシャフトの嵌着方向に押圧力を作用させると、ヘッドのホーゼル部とシャフトのネック部のいずれか一方側に設けられた傾斜面に対し、他方側に設けられた当接部が当接して、前記ホーゼル部とネック部とが回り止め固定される。この場合、嵌着方向に押圧力を作用させて、傾斜面に対して当接部を当接させることから、当接部分において、ガタ付きや遊びが防止された状態で回り止めが可能になると共に、両者の間での固着を防止することが可能となる。また、押圧力を弱めることで、傾斜面から当接部が離脱し易くすることが可能になるため、ヘッドとシャフトの取り外し作業が容易に行えるようになる。 In the golf club having the above-described configuration, the head and the shaft are detachable. When the pressing force is applied to the head and the shaft in the mounted state, specifically, in the fitting direction of the shaft, the hosel portion of the head and the shaft The abutting portion provided on the other side comes into contact with the inclined surface provided on one side of the neck portion, and the hosel portion and the neck portion are fixed and prevented from rotating. In this case, a pressing force is applied in the fitting direction so that the contact portion is brought into contact with the inclined surface, so that the contact portion can be prevented from rotating with play and play being prevented. At the same time, it is possible to prevent sticking between the two. Further, by weakening the pressing force, the contact portion can be easily separated from the inclined surface, so that the head and shaft can be easily detached.
本発明によれば、シャフトとヘッドが着脱可能なゴルフクラブにおいて、使用時に遊びやガタが発生したり、固着することが防止されるゴルフクラブが得られる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, in the golf club which can attach or detach a shaft and a head, the golf club by which a play, a play, or adhesion is prevented at the time of use is obtained.
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
図1から図6は、本発明に係るゴルフクラブの実施の形態を示す図であり、図1(a)はフェース部を正面とした図、図1(b)はトウ部を正面とした図、図2はヘッドの正面図、図3はヘッドのホーゼル部分を拡大した断面図、図4はヘッドとシャフトの接続部分の分解図、図5は、図4に示した傾斜面と当接部の当接状態を示した拡大断面図、そして、図6は、図5を矢印方向から見た側面図である。 FIG. 1 to FIG. 6 are views showing an embodiment of a golf club according to the present invention, FIG. 1 (a) is a view with the face portion in front, and FIG. 1 (b) is a view with the toe portion in front. 2 is a front view of the head, FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view of the hosel portion of the head, FIG. 4 is an exploded view of the connecting portion of the head and the shaft, and FIG. 5 is an inclined surface and contact portion shown in FIG. FIG. 6 is a side view of FIG. 5 as viewed from the direction of the arrow.
図1に示すゴルフクラブ1は、金属やFRPで構成されたシャフト11の先端側に、基準水平面(地面)Pに対して所定のライ角α、及び所定のロフト角βに設定されたヘッド50を止着して構成されている。なお、ここでの「ロフト角」は、いわゆる「リアルロフト」と言われるもので、具体的には、所定のライ角αに設定し、フェース角を0°としたときのロフト角である。シャフト11の先端側には、筒状のネック部12が被着して設けられており、このネック部12をヘッド50に設けられたホーゼル部51に嵌合させることで、シャフト11はヘッド50に取り付けられるようになっている。
A
この場合、シャフト11とネック部12は、別体として接着等によって接合されているが、ネック部12はシャフト11と共に一体形成しても良い。ネック部12をシャフト11と一体形成する場合には、ネック部12は、シャフト11に直接形成しても良く、例えばインサート成形によりネック部12をシャフトに一体的に形成しても良い。
In this case, the
また、前記シャフト11の基端には、天然ゴムや合成ゴムなどの柔軟性や軟質材料で構成されたグリップ13が取り付けられている。このグリップ13には、ゴルフクラブを構えた際に、下側の軸長方向に沿うようにバックラインが設けられている。通常、バックラインは、軸長方向に沿って膨出しており、シャフト11の特性(スイングバランス、撓み方向等)を考慮してバックラインが下側に位置するように、グリップ13はシャフト11に止着される。
A
なお、前記グリップ13は、シャフト11を回転したときに、360°どの位置でも同じ握持感が得られるように、肉厚、外形状が同じ真円となるように形成しておいても良い(ここでの真円とは、握持したときに違和感が生じ難いグリップ状態が得られる程度の精度であれば良く、このようなグリップは、一般的に「バックライン無し」と呼ばれる)。また、その硬度についても、円周方向で均一化しておくことで、シャフト11を回転したときに、どの位置でも同じ握持感覚が得られるようになる。
The
前記ヘッド50は、トウ部50a、ヒール部50b、クラウン部50c、及びソール部50dを有する。また、それらの前面側には、ボールを打球するフェース部50eが設けられ、フェース部50eと反対側には、バック部50fが設けられている。この場合、ヘッド50は、フェース部50eに止着されるフェース材以外については、例えば、チタン合金(Ti-6Al-4V,Ti-15V-3Cr-3Sn-3Al)、鉄系合金(17-4ph,SUS304)、或いは、Custum450(カーペンター社製)などを鋳造することで一体形成することが好ましく、その前面側にフェース部50eの打球面を構成するフェース材が止着される開口が形成されている。なお、ヘッド50は、それを構成する各部材を個別に形成しておき、夫々を溶着、接着等によって固定しても良い。
The
前記フェース部50eに止着されるフェース材としては、例えば、チタン合金(Ti-15V-3Cr-3Sn-3Al,Ti-6Al-4V,SP700,Ti-15V-6Cr-4Al,Ti-15Mo-5Zr-3Al)、鉄系合金(Custum455,465(カーペンター社製),18Ni-12Co-4.5Mo-1.5Ti-Fe)、或いは、Ti-30Nb-10Ta-5Zrなどを、所定の板形状となるように、プレス加工(更にミーリング加工しても良い)することで一体形成することが好ましく、そのように形成されたフェース材は、前記フェース部50eに形成された開口に嵌合し、接着、溶着、ロウ付けなどによって止着される。なお、フェース部50eについては、別部材となるフェース材を嵌合するのではなく、前記ヘッド50と共に一体形成しても良いし、フェース部50e全体が、ヘッド50とは別のフェース材で構成されていても良い。
Examples of the face material fixed to the
前記ヘッド50の内部には、シャフト11を取り付けるホーゼル部51が設けられている。ホーゼル部51は、ヘッドのクラウン部50cのフェース側でヒール側に形成される開口51aを有しており、その開口からソール側に延出する断面円形状で有底の嵌合穴51bを有している。この嵌合穴51b内には、前記シャフト11のネック部12が挿入され、ホーゼル部51とネック部12は、着脱可能に嵌着される。なお、ネック部12は、シャフト11に対して容易に交換することが可能である一方、ホーゼル部51については、ヘッドに対して容易に交換することはできないため、ホーゼル部を構成する部材については、ネック部を構成する部材よりも高強度、又は耐摩耗性の高い材料にするのが好ましい。
A
前記ヘッド50のホーゼル部51と、前記シャフト11のネック部12とは、以下の回り止め機構20によって、回り止めされた状態で嵌着されている。
The
本実施形態における回り止め機構20は、ホーゼル部51とネック部12の一方の部材であるネック部側に設けられる傾斜面21と、他方の部材であるホーゼル部側に設けられて、前記傾斜面21と当接する当接部55とを備えており、これらの傾斜面21及び当接部55は、ヘッド50とシャフト11の回り止めを果たす回り止め機能に加え、シャフト11とヘッド50との間でのガタ付きを防止するガタ付き防止機能を備えている。
The
具体的に、前記傾斜面21は、ネック部12を構成する本体の下面に、直径方向に形成された溝状の凹部21aの底部に形成されており、図4の矢印方向、及び図5に示すように、溝状の凹部21aを規定する一対の対向壁21bが、底部に移行するに連れて次第に幅狭となる形態として構成されている。なお、図5において、X1方向は、シャフト11のホーゼル部51に対する嵌着方向を示しており、本実施形態では、シャフトの軸心Xと一致している。前記傾斜面21は、嵌着方向X1に沿って所定角度、傾斜するように形成されている。
Specifically, the
また、傾斜面21と当接する当接部55は、ヘッド50のホーゼル部51に形成される嵌合穴51bに取着される回り止め部材55aに設けられている。具体的には、回り止め部材55aは、嵌合穴51bを閉塞する板状の部材として構成されており、その表面には、直径方向に沿うように直方体形状の突部55bが形成されている。この場合、前記傾斜面21に対して当接する当接部55は、突部55bの上端縁によって構成される。
Further, the
また、前記突部55bは、好ましくは、前記凹部21aの開口幅Wよりも僅かに狭い幅W1を備えており、突部55bが凹部21a内に入り込んだ際、上端縁となる当接部55は、傾斜面21に対して、図5及び図6に示すように、嵌着方向X1に対して直交する方向で線接触状態となって当接する。このため、上記した突部55bと凹部21aとの関係は、シャフト11ヘッド50を固定した状態(傾斜面が当接部に当接した状態)で、図5に示すように、嵌着方向X1と直交する方向の両サイドで所定の隙間Gが生じるようにしている。このように、傾斜面21と隙間Gの構成で、シャフトとヘッドの確実な回り止めと、固着防止を図ることが可能となる。
The
なお、上記したような隙間Gを設けることで、シャフトとヘッドの遊びが気になる場合は、両者の固着に影響しないゴム製のOリングを配設しても良い。 If the gap G as described above is provided and the play between the shaft and the head is concerned, a rubber O-ring that does not affect the fixation between the two may be provided.
また、前記突部55bは、その上端面と凹部21aの底部との間に空隙Sが生じるように形成されている。さらに、突部55bと凹部21aとの関係に関しても、嵌着方向X1において、ネック部12と回り止め部材55aとの間で所定の隙間G1が生じるように構成されていることが好ましい。すなわち、嵌着方向X1において、ネック部とホーゼル部は、直接、面接触するのではなく、空隙Sや隙間G1が生じるように構成されていることが好ましい。このように、空隙Sや隙間G1の存在により、ゴルフクラブを繰り返し使用することで傾斜面21や当接部55が磨耗しても、回り止め性能を長期間維持することが可能となる。
The
上記したホーゼル部51とネック部12は、抜け止め機構30によって抜け止めされるようになっており、シャフト11とヘッド50は、抜け止め機構30、及び上記した回り止め機構20によって、抜け止めされた状態で回り止め固定される。
The
本実施形態の抜け止め機構30は、ネック部12の上方延出部12aの外周面を囲繞して回転自在に配設される抜け止め部材31を備えており、この抜け止め部材31の外周には、雄ネジ部32が形成されている。また、抜け止め機構30は、ホーゼル部51の開口51aの窪み51dから内側に沿って形成される雌ネジ部33を備えており、ネック部12をホーゼル部51の嵌合穴51bに挿入して、雄ネジ部32を雌ネジ部33に螺合させることで、ヘッド50とシャフト11は抜け止めされた状態となる。なお、抜け止め部材31の上方側には、ストッパ部材36が取着されており、抜け止め部材31が上方に抜けないように構成されている。
The retaining
上記した抜け止め機構30によれば、ネック部12をホーゼル部51の嵌合穴51bに挿入し、抜け止め部材31を回転操作して雄ネジ部32を雌ネジ部33に締め付けてゆくことで、ネック部12に設けられている傾斜面21は、図5において、嵌着方向X1に移動する。そして、傾斜面21は、ホーゼル部51側に設けられている突部55bの当接部55に対して、締め付けした際に発生する押圧力によって押圧される(図5は、締め付け固定状態における傾斜面21と当接部55との当接関係を示している)。そして、この状態では、ホーゼル部51とネック部12とが回り止め固定されると共に、嵌着方向X1に押圧力が作用して傾斜面21に対して当接部55が当接していることから、当接部分において、ガタ付きや遊びが防止された状態で回り止めがなされる。
According to the above-described
この場合、雄ネジ部32と雌ネジ部33の締め付け回転方向を、打球時にヘッドが回転する方向と逆向きに設定しておくことで、使用時に緩みやガタ付きが生じることが防止される。
In this case, the tightening rotation direction of the
また、上記したように、雄ネジ部32を締め付けることで、傾斜面21は当接部55に線接触状態で当接するようになる。すなわち、嵌着時において、当接部55と傾斜面21の当接部分以外は、上記したように隙間G,G1及び空隙Sが生じるように構成しているため、シャフト11を取り外す際に雄ネジ部32を緩める(押圧力を開放する)と、ヘッド50(ホーゼル部の突部55b)とシャフト11(ネック部側の凹部21a)は、回転方向に遊びが存在するようになり、これにより両者の固着を確実に防止でき、容易に取り外し作業を行えるようになる。すなわち、嵌着方向に対する押圧力を弱めることで、当接部55から傾斜面21が離脱するため、シャフト11とヘッド50の取り外し作業が容易に行えるようになる。
Further, as described above, by tightening the
また、前記当接部55に磨耗等が発生しても、傾斜面21に対する当接位置が、その傾斜面に沿って変化するだけであり、更には、傾斜面21や当接部55を規定するネック部12や回り止め部材55aに寸法のバラツキ等があっても、傾斜面21に沿って当接位置が変化するだけであり、結果として、使用時にガタや遊びが生じることが防止される。このため、シャフトとヘッドの着脱操作性に優れ、長期間に亘る耐久性と操作性に優れたゴルフクラブとすることができる。
Even if the
前記当接部55(回り止め部材55a)については、特性に応じて、例えば、以下の材料を用いることが可能である。電食防止の観点からすると、当接部は、ネック部12と同質もしくは同系の材料にするのが良く、両者をチタン、チタン合金、アルミ、アルミ合金を用いることが可能である。また、耐摩耗性や錆を防止する観点からすると、当接部は、ステンレスやセラミックスを用いることが可能である。さらに、軽量化を図る観点からすると、当接部は、アルミ、アルミ合金、チタン、チタン合金、更には、耐摩耗性のある硬質樹脂(例えば、ガラスやカーボンを強化繊維とした繊維強化樹脂)等を用いることが可能である。また、上記した材料で構成される当接部55については、更に、その表面が磨耗し難いようにRを形成しておくことが望ましい。
For the abutment portion 55 (
なお、上記した構成において、傾斜面21と当接部55との当接関係は、雄ネジ部32を締め付けて行き、傾斜面21が当接部55に当接した状態から、更に雄ネジ部32を締め付けてシャフトの嵌着方向X1に押圧力を加えた際、その押圧力による嵌着方向X1の移動量が1.0mm未満、好ましくは、0.5mm以下、又は0.3mm以下となるようにすることが望ましい(実質0mmにすることが最も望ましい)。具体的には、トルク30Kg・cm、好ましくは60Kg・cmの力でガタや回転が生じない固定力が生じるように構成されていることが望ましい。
In the above-described configuration, the contact relationship between the
このように、移動量が小さくなるように構成することで、両者が固着することを確実に防止することが可能となり、更には、繰り返し着脱操作をしても、ガタ付きが発生しない状態に固定することが可能となる。 In this way, by configuring the movement amount to be small, it is possible to reliably prevent both of them from sticking together, and furthermore, it is fixed in a state in which rattling does not occur even if repeated attachment / detachment operations are performed. It becomes possible to do.
また、上記した構成において、傾斜面21は、シャフト11とヘッド50の固定時において、ネック部12とホーゼル部51との間で固着が確実に防止され、かつ長期間に亘ってガタ付きや遊びが生じないように、軸方向(嵌着方向X1)に対して3度以上、及び軸方向と直交する方向に対しても3度以上傾斜するように形成されていれば良い。なお、実際には、傾斜面21は、軸方向(嵌着方向X1)に対して75度から15度の範囲、より好ましくは、70度から30度の範囲となるように形成されていれば良い。
Further, in the above-described configuration, the
このような傾斜面21の傾斜角度と、当接部55との当接関係によって、上記した押圧力による嵌着方向X1の移動量を、実質0mmにすることが可能となり、両者の固着を完全に防止することが可能となる。
By such an inclination angle of the
上記した傾斜面21については、図5に示すように直線状に構成したが、部分的に湾曲していたり、或いは、全体として、湾曲した面によって構成されていても良い。
The
また、上記した実施形態では、傾斜面21と当接部55は、嵌着方向X1と直交する方向に線接触する状態で当接させたが、両者の当接状態については、適宜変形することが可能である。
Further, in the above-described embodiment, the
例えば、図7に示すように、突部55bが凹部21a内に嵌入されるような構成であっても良い。この場合、当接部55Aは、凹部21aの内面によって規定される傾斜面21Aと同様の傾斜角度を備えており、両者が面接触した状態で嵌入される。
For example, as shown in FIG. 7, the
このような構成であっても、嵌着方向X1に押圧力が作用して傾斜面21Aに対して当接部55Aが当接していることから、当接部分において、ガタ付きや遊びが防止された状態で回り止めがなされる。また、雄ネジ部32を緩める(押圧力を開放する)ことで、ネック部12は、その傾斜面21Aによって、嵌着方向X1と反対方向に容易に離脱できるため、取り外し作業時において、固着が生じることもない。
Even in such a configuration, since the pressing force acts in the fitting direction X1 and the contact portion 55A is in contact with the
また、上記した実施形態では、回り止め機構20が備えるガタ付き防止機能は、ホーゼル部側(ホーゼル部51に設けられる回り止め部材55a)に当接部55を設け、ネック部側(ネック部12を構成する本体)に傾斜面21を設けることで構成したが、図8に示すように、ホーゼル部側(ホーゼル部51に設けられる回り止め部材55a)に傾斜面21Bを設けておき、ネック部12側に、当接部55Bを設けても良い。この場合、両者の当接関係は、図8に示すように、隙間が生じるように線接触させたり、或いは図7に示すように面接触させても良い。
Further, in the above-described embodiment, the anti-rattle function provided in the
更に、上記した傾斜面と当接部の当接関係は、一例を示したに過ぎず、傾斜面の構成、及び当接部の構成や両者の当接状態については、適宜変形することが可能である。例えば、傾斜面と当接部については、両者の当接状態が面接触、線接触、又は複数の点接触、更には、これらの組み合わせで構成することが可能である。また、両者の当接領域は、嵌着方向X1の軸心から離れた外側寄り(例えば、ネック部12の半径の1/2より外側)に存在するように構成するのが好ましい。このように、傾斜面と当接部の当接領域を外側寄りにすることで、回り止め性能を向上することが可能となる。 Furthermore, the contact relationship between the inclined surface and the contact portion described above is merely an example, and the configuration of the inclined surface, the configuration of the contact portion, and the contact state between the two can be appropriately modified. It is. For example, with respect to the inclined surface and the abutting portion, the abutting state of both can be constituted by surface contact, line contact, or a plurality of point contacts, or a combination thereof. Further, it is preferable that the contact area between the two be present on the outer side away from the axial center in the fitting direction X1 (for example, outside the half of the radius of the neck portion 12). As described above, by making the contact area between the inclined surface and the contact portion closer to the outside, it is possible to improve the anti-rotation performance.
また、上記した当接部と傾斜面を形成する部材については、当接部を構成する部材の方を高強度、又は耐摩耗性の高い材料にすることが好ましい。このように構成することで、回り止め性能を長期に亘って維持することが可能となる。 Moreover, about the member which forms an above-mentioned contact part and an inclined surface, it is preferable to make the direction of the member which comprises a contact part into a material with high intensity | strength or high abrasion resistance. By comprising in this way, it becomes possible to maintain anti-rotation performance over a long period of time.
上記した実施形態における回り止め機構20は、溝状の凹部21aを直径方向に沿って形成しており、シャフト11の回転方向に対しては、傾斜面21及び当接部55を、180度の間隔で二方向に形成したが、例えば、図9に示すように、略120度間隔で三方向に凹部21dを形成し、ここに上記した実施形態と同様な傾斜面21Dを形成すると共に、この凹部21dに入り込む突部に上記した実施形態と同様な当接部を形成しておいても良い。或いは、図10に示すように、略90度間隔で四方向に凹部21eを形成し、ここに上記した実施形態と同様な傾斜面21Eを形成すると共に、この凹部21eに入り込む突部に上記した実施形態と同様な当接部を形成しておいても良い。
The
このように、周方向に沿って、多数の傾斜面及び当接部を設けることで、シャフト11の回転方向のガタ付きを、より確実に防止することが可能となる。
Thus, by providing a large number of inclined surfaces and contact portions along the circumferential direction, it is possible to more reliably prevent the
また、上記した実施形態では、シャフト11とヘッド50は、直接、着脱できるように構成したが、調整体を介在させて両者を着脱できるように構成しても良い。このような調整体は、例えば、シャフト11の長さ、或いは、ヘッド50のロフト角やフェース角等の各種設定値を変更可能にするものであり、このような調整体をネック部12とホーゼル部51との間に介在させることで、上記した設定値が異なるゴルフクラブを構築することが可能となる。また、このような調整体を複数、準備しておき、これをネック部12及びホーゼル部51に対して着脱可能にすることで、容易にゴルフクラブの各種設定値を変更することが可能となる。
In the above-described embodiment, the
なお、調整体については、ネック部とホーゼル部とは別の部材として構成され、これがネック部とホーゼル部との間に介在されることとなるが、本発明では、このような両者の間に介在される「調整体」については、ネック部とホーゼル部のいずれか一方側の部材を構成するものとして定義する。このため、調整体には、上記したような傾斜面、又は当接部が設けら、それに対応して、他方側の部材には、そのような傾斜面に当接する当接部、又は当接部が当接する傾斜面が設けられることとなる。もちろん、このような調整体は、予めシャフト側(ネック部)に固定されていても良いし、ヘッド側(ホーゼル部)に固定されたものであっても良い。 In addition, about an adjustment body, it is comprised as a member different from a neck part and a hosel part, and this will be interposed between a neck part and a hosel part, but in this invention, between such both The intervening “adjustment body” is defined as constituting a member on either the neck portion or the hosel portion. For this reason, the adjustment body is provided with the inclined surface or the contact portion as described above, and correspondingly, the other member is contacted with the inclined surface or the contact portion. An inclined surface with which the part abuts is provided. Of course, such an adjustment body may be fixed to the shaft side (neck portion) in advance, or may be fixed to the head side (hosel portion).
図11及び図12は、本発明の第2の実施形態を示す図であり、図11はヘッドのホーゼル部分を拡大した断面図、図12はヘッドとシャフトの接続部分の分解図である。 11 and 12 are views showing a second embodiment of the present invention. FIG. 11 is an enlarged cross-sectional view of a hosel portion of the head, and FIG. 12 is an exploded view of a connection portion between the head and the shaft.
この実施形態では、ネック部12ホーゼル部51との間に、略筒状に構成された調整体(角度調整体)40を介在するようにしている。この角度調整体40は、シャフトのネック部12及びヘッド50のホーゼル部51から分離できる部材(交換可能な部材)となっており、シャフト11の先端に装着された状態、或いは、それ単体でホーゼル部51の嵌合穴51bに対して嵌合されるようになっている。
In this embodiment, an adjustment body (angle adjustment body) 40 configured in a substantially cylindrical shape is interposed between the
上記した角度調整体40は、シャフト11のネック部12とヘッド50のホーゼル部51との間に介在され、シャフト11の軸線Xと、ホーゼル部51の軸線X2との間の角度を調整する機能を有する。
The
具体的に、角度調整体40は、ホーゼル部の嵌合穴51bに嵌入される円筒部40aと、クラウン部50cに当て付けられるように、円筒部40aよりも径が大きい大径部40bとを備えている。そして、角度調整体40の円筒部40aは、それを開口51aから嵌合穴51bに嵌合した際、ホーゼル部51の軸線X2と、円筒部40aの軸線X3との間で角度設定(調整角度θと称する)できる外形状を有している。
Specifically, the
この場合、角度調整体40の円筒部40a内には、シャフト11のネック部12が挿入される嵌着穴40cが形成されており、嵌着穴40cにシャフト11のネック部12を挿入して固定すると、シャフト11の軸線Xと角度調整体40(円筒部40a)の軸線X3が一致するようになっている。すなわち、後述するように、大径部40bの内面に形成された雌ネジ41に、ネック部12に設けられた雄ネジ12Aを螺合することで、シャフト11と角度調整体40は、シャフト11の軸線Xと角度調整体40の軸線X3が一致するように嵌着され、かつ分離可能となっている(これにより、角度調整体40は、ネック部側の部材となる)。
In this case, a fitting hole 40c into which the
上述したように、ホーゼル部51に、角度調整体40を介在してシャフト11を取り付けると、シャフト11の軸線Xは、ホーゼル部51の軸線X2との間で、前記調整角度θが生じる。
As described above, when the
従って、角度調整体40の外形状、具体的には、その円筒部40aの形状によって、シャフト11の軸線Xと、ホーゼル部51の軸線X2との間の角度を変更することが可能となる。この場合、両者の角度(調整角度θ)が変わること、換言すれば、単に、シャフト11とヘッド50との間に介在されている角度調整体40を取り外して、別の構成の角度調整体を介在することで、同一のシャフト11とヘッド50でありながら、ヘッド50のロフト角やフェース角、或いはライ角を変更することが可能となる。すなわち、角度調整体40をヘッド50のホーゼル部51やシャフト11のネック部12から外して、単に他の角度調整体と交換操作するだけで、ロフト角、フェース角、ライ角等を所望な状態に変更することができるようになり、そのような角度調整体を多数、準備しておくことで、簡単に、ロフト角やライ角等を所望なものに変更できるゴルフクラブが得られる。
Therefore, the angle between the axis X of the
前記ネック部12は、上記した実施形態と同様、シャフト11の先端の外周に被せられた構成となっている。このネック部12は、上方側に一体形成された補強管12dを有しており、補強管12dの上端には、径方向に突出するリング(ストッパ)12eが形成されている。そして、この補強管12dには、シャフト11及びネック部12に対して回転自在で、軸方向に沿って摺動可能なネジ部(雄ネジ)12Aが配設されている。
The
この雄ネジ12Aは、ネック部12を角度調整体40の嵌着穴40cに挿入し、角度調整体40の大径部40bに形成された雌ネジ41に螺合することで、シャフト11(ネック部12)を角度調整体40に抜け止め固定するよう機能する。雄ネジ12Aを雌ネジ41に対して締め付けて行くと、ネック部12の上端面(押圧面)12fを押えて、ネック部12は抜け止め固定される。すなわち、角度調整体40とシャフト11とは、大径部40bの内面に形成された雌ネジ41にネック部12に設けられた雄ネジ12Aを螺合することで、嵌着、分離可能となっている。
This
なお、雄ネジ12Aの頭部12Bと雌ネジ41との間に、ワッシャ(ゴム製のOリング、座金、ワッシャ等)34を介在しておくことが好ましい。
A washer (rubber O-ring, washer, washer, etc.) 34 is preferably interposed between the head 12B of the
また、上記したシャフト11のネック部12と角度調整体40については、回り止めされた状態で固定されるようになっている。本実施形態では、ネック部12の下方側外面に形成される切欠部12hと、角度調整体40の嵌着穴40cの内面に形成され、切欠部12hに対応する形状の突部40hとを備えており、これにより、シャフト11と角度調整体40とは、上記した雄ネジ12Aと雌ネジ41との螺合関係によって、着脱自在であると共に、切欠部12hと突部40hとの係合関係により、回り止めされた状態で固定される。なお、ネック部12と角度調整体40については、両者が回り止めできるようになっていれば良く、その構成については、適宜変形することが可能である。
Further, the
上記した構成において、ネック部12と角度調整体40の材料は、高強度かつ低比重の材料が好ましく、例えば、チタン系合金(Ti-6Al-4V,Ti-15V-3Cr-3Sn-3Al,純チタン)、アルミ系合金(6061,7075)が特に好ましい。或いは、鉄系合金(SUS630,SUS341)などを用いても良い。また、電触を防止するために、ホーゼル部51、角度調整体40、ネック部12は、同系金属が好ましい。例えば、ヘッド本体がチタン合金の場合、ホーゼル部51は本体と一体成形し、角度調整体40、及びネック部12は、チタン系合金(例えば、Ti-15V-3Cr-3Sn-3Al)で作成するのが良い。この場合、同系金属が使用できなければ、部品表面をコーティングすることで電触を防止しても良い。
In the configuration described above, the material of the
そして、前記ホーゼル部51と、シャフト11が取着された角度調整体40は、以下の回り止め機構20Aによって、回り止めされた状態で嵌着されている。この場合、回り止め機構20Aは、角度調整体40の円筒部40aの外面に形成される切欠部40dと、ホーゼル部51の嵌合穴51bの内面に形成され、切欠部40dに対応する形状の突部51fと、によって構成されている。
The
この突部51fと切欠部40dは、両者が回り止めできる形状となっていれば良く、例えば、切欠部40dは、円筒部40aの下方側に中実部40eを形成しておき、この中実部40eの周方向の一部を直径方向に沿って切欠いたスリ割りとすることで構成することが可能である。
The protruding
そして、このようなスリ割り構造の切欠部40dは、上記した実施形態と同様、ガタ付き防止機能を備えている。このようなガタ付き防止機能は、例えば、切欠部40dの上面に、傾斜面21Fを形成し、かつ、ホーゼル部51の嵌合穴51bの内面に形成された前記突部51fの上面に、傾斜面21Fと当接する当接部55Fを形成することで構成可能である。或いは、切欠部40dの表面を、そのまま傾斜面として構成し、かつ突部51fを、そのような傾斜面と当接する当接部として構成しても良い。
And the
このような傾斜面21Fと当接部55Fとを備えた回り止め機構20Aにより、上述した実施形態と同様、ホーゼル部51と角度調整体40の嵌合操作、及び抜き出し操作がし易くなり、かつ両者を嵌合した際に、両者の間で回転が防止され、遊びやガタ付きが防止された嵌着状態となる。
The
なお、上記した回り止め機構20Aは、適宜変形することが可能である。例えば、上記したスリ割り部分(切欠部40d)を、中実部40eの周面の両サイドに形成しても良いし、中実部40eの下面側に、上述した実施形態と同様な凹溝を形成しても良い。或いは、角度調整体40の外周面を凹凸形状や多角形状にしたり、中実部40eの周方向の一部に、軸方向に延出する凹溝を形成しておいても良い。更には、嵌合穴51bの内面、及び角度調整体40の外面の両方に凹溝を形成してキー溝にすると共に、このキー溝にキーを挿入して回り止めするようにしても良い。
Note that the above-described
そして、このような構成において、一方側となる角度調整体40又はホーゼル部51に、嵌着方向に対して傾斜する傾斜面を形成し、かつ、他方側となるホーゼル部51又は角度調整体40に、そのような傾斜面と当接する当接部を設けておけば良い。
And in such a structure, the
このように、傾斜面と当接部を設けておくことで、ホーゼル部51とネック部12との間に調整体(角度調整体40)を介在させるような構成であっても、シャフト11ヘッド50の着脱操作時に、角度調整体部分で固着が発生したり、ガタ付きが生じることを防止することが可能となる。
Thus, even if it is the structure which interposes an adjustment body (angle adjustment body 40) between the
また、本実施形態では、ネック部12とホーゼル部51との間で抜け止めを果たす抜け止め機構30Aについては、シャフト11のネック部12に角度調整体40を装着した状態で構成される。すなわち、角度調整体40の中実部40eの下面に雌ネジ部40gを形成しておき、ホーゼル部51の底部51gに形成された貫通孔51hを介してヘッド50のソール側から雄ネジ60を螺合することで、角度調整体40、すなわち、ネック部12をホーゼル部51に対して抜け止め可能としている。
In the present embodiment, the retaining
本実施形態では、上記した抜け止め機構30Aが設置できるよう、ヘッド50のソール部50dからヒール部50bに移行する領域に、前記ホーゼル部51と対応して凹所62が形成されており、この凹所62の部分から雄ネジ60を螺入、螺退することでホーゼル部51とネック部12の抜け止めを果たしている。この場合、実際の着脱方法は、雄ネジ60の頭部60aに溝(+溝、−溝)を形成し、一般的なドライバを用いて行うようにしても良い。或いは、雄ネジ60の頭部60aの形状を六角や四角形状にして、固定力を向上し、かつ繰り返しの使用に耐えられるようにしておくことが好ましい。
In the present embodiment, a
なお、上記した抜け止め機構30Aは、ホーゼル部51と角度調整体40とネック部12を同時に固定するよう構成することもできる。このように構成することで、図11に示したネック部12と角度調整体40を固定するためのネジ部材や角度調整体40の大径部40b(雌ネジ41を含む)が不要となり、全体の軽量化が可能となって、ゴルフクラブの慣性モーメント等の質量分布設計自由度が拡大すると共に、ネック部のデザインの自由度が拡大する。更に、角度調整の時間も短縮することができる。
The above-described
上記した構成のゴルフクラブは、シャフト11、ヘッド50及び角度調整体40が分離可能となっているため、例えば、以下のように構成することが可能となる。
The golf club having the above-described configuration can be configured as follows, for example, because the
角度調整体40を複数個準備しておき、その内訳を、ホーゼル部51の中心軸線X2に対し、シャフト11の軸心Xの方向が同じ方向(0度)となる基準調整体と、前記ホーゼル部51の中心軸線X2に対し、シャフト11の軸心Xとの角度が所定の角度θを持つような有角度調整体を多数準備することで、プレーヤが有角度調整体を嵌着した製品を使用するとき、基準調整体を嵌着して基準となる製品状態と常に比較することができるようになる。この結果、自分のロフト角やフェース角等が適したゴルフクラブを選択するに際し、より正確な比較や判断が可能となり、プレーヤの満足度を高めることが可能となる。
A plurality of
また、上述したゴルフクラブでは、シャフト11とヘッド50を、それぞれ1つとし、角度調整体40を別のものに変更可能に構成したが、それ以外にも、シャフトの基本性能、例えば、硬さ、重量、長さ等の性能の内、少なくとも一つ、又はそれ以上の性能が異なるシャフトを複数本有する構成であっても良い。この場合、基本性能が異なる夫々のシャフトは、一つ以上の角度調整体に対して着脱自在にしても良いし、各シャフトに同一構成又は異なる構成の角度調整体を装着しておき、これをヘッド50のホーゼル部51に対して着脱自在に構成しても良い。
Further, in the above-described golf club, the
このような構成によれば、異なる性能のシャフトを、同一構造のヘッドに対して着脱自在にすることができ、様々な仕様のシャフトをプレーヤの好みに応じて使用することも可能となる。もちろん、この際、シャフトの変更と共に、角度調整体を変更することで、ロフト角やライ角等を変更することも可能である。 According to such a configuration, shafts having different performances can be attached to and detached from the head having the same structure, and shafts with various specifications can be used according to the player's preference. Of course, at this time, it is also possible to change the loft angle, the lie angle, etc. by changing the angle adjusting body together with the change of the shaft.
なお、上記したように、シャフトを複数本準備する構成では、複数の角度調整体の内、少なくとも一つはいずれかのシャフト先端部に固着しておいても良い。 As described above, in the configuration in which a plurality of shafts are prepared, at least one of the plurality of angle adjusting bodies may be fixed to one of the shaft tip portions.
このような構成では、使用する頻度の高い条件のシャフト等、プレーヤの要望に則した使用の仕方が可能となり、プレーヤの満足度を高めることが可能となる。 In such a configuration, it is possible to use the shaft according to the player's request, such as a shaft under a frequently used condition, and the satisfaction of the player can be increased.
また、シャフト11のみならず、ヘッド50の基本性能、例えば、大きさ、重量、重心位置等のヘッド性能の内、少なくとも一つ、又はそれ以上の性能が異なるヘッドを複数個有する構成であっても良い。この場合、基本性能が異なる夫々のヘッドは、一つ以上の角度調整体に対して着脱自在にしても良いし、各ヘッドに同一構成又は異なる構成の角度調整体を装着しておき、これをシャフト11のネック部12に対して着脱自在に構成しても良い。
Further, not only the
このような構成によれば、異なる性能のヘッドを、同一構造のシャフトに対して着脱自在にすることができ、様々な仕様のヘッドをプレーヤの好みに応じて使用することも可能となる。もちろん、この際、ヘッドの変更と共に、角度調整体を変更することで、ロフト角やライ角等を変更することも可能である。 According to such a configuration, heads having different performances can be attached to and detached from the shaft having the same structure, and heads with various specifications can be used according to the preference of the player. Of course, at this time, it is also possible to change the loft angle, the lie angle, etc. by changing the angle adjusting body together with the change of the head.
また、このような構成においても、複数の角度調整体の内、少なくとも一つはいずれかのヘッドに固着しておいても良い。 Also in such a configuration, at least one of the plurality of angle adjusting bodies may be fixed to one of the heads.
このような構成では、使用する頻度の高い条件のヘッド等、プレーヤの要望に則した使用の仕方が可能となり、プレーヤの満足度を高めることが可能となる。 With such a configuration, it is possible to use the head according to the player's request, such as a head with a high frequency of use, and the satisfaction of the player can be increased.
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。 As mentioned above, although embodiment of this invention was described, this invention is not limited to above-described embodiment, It can change variously.
本発明における回り止め機構は、シャフトのネック部をヘッドのホーゼル部に嵌着する際、嵌着方向に移動が規制されるような傾斜面、及び当接部の当接関係となっていれば良く、その当接状態については、適宜変形することが可能である。この場合、傾斜面は、当接部が磨耗したり作成誤差が生じていても、当接部が当接した際にその表面に沿ってずれることが可能となっているような面であれば良く、例えば、全体としてテーパ状になっていたり、当接部が当接領域のみが部分的に傾斜しているような構成であっても良い。 The rotation preventing mechanism according to the present invention has an abutting relationship between the abutting portion and an inclined surface that restricts movement in the fitting direction when the neck portion of the shaft is fitted to the hosel portion of the head. The contact state can be appropriately modified. In this case, the inclined surface is a surface that can be displaced along the surface when the contact portion abuts even if the contact portion is worn or a production error occurs. For example, the configuration may be such that the entirety is tapered, or only the contact area of the contact portion is partially inclined.
また、上述した第1の実施形態で示した構成(隙間G,G1、空隙S、及び構成材料など)については、図7から図10に示した変形例、及び第2の実施形態の構成に適用することが可能である。 Moreover, about the structure (gap G, G1, the space | gap S, a structural material, etc.) shown by 1st Embodiment mentioned above, it is the structure of the modification shown in FIGS. 7-10, and 2nd Embodiment. It is possible to apply.
また、ホーゼル部とネック部とを抜け止めする抜け止め機構については、ホーゼル部51の上側からネジ止め(第1の実施形態)したり、ソール側からネジ止め(第2の実施形態)したが、例えば、図13に示すように、ヘッド50のヒール部50b側に設置しても良い。
The retaining mechanism for retaining the hosel part and the neck part is screwed from the upper side of the hosel part 51 (first embodiment) or screwed from the sole side (second embodiment). For example, as shown in FIG. 13, the
この抜け止め機構30Bは、ヒール部50bに凹所を形成しておき、ヒール部側からネジ70をホーゼル部51及び角度調整体40に螺入することで、ホーゼル部51及びネック部12の抜け止めを行っている。
The retaining mechanism 30B has a recess formed in the
この場合、上記したネジ70については、例えば、ヒール部の上方側(図のP1で示す位置)とし、ホーゼル部51とネック部12を固定するようにしても良い。この位置に設定すると、ホーゼル部51と角度調整体40とネック部12を同時に固定できるので、ネック部12と角度調整体40を固定するためのネジ部材や雌ネジ部が不要となり、全体の軽量化が可能になると共に、デザインの自由度が拡大する。更に、角度調整の時間が短縮できる。
In this case, the above-described
以上のように、抜け止め機構を設置する位置については、適宜変形することが可能である。また、抜け止め機構については、上記したネジ止め以外にも、ピン止めしたり、キーを挿入することで着脱できるように構成しても良い。 As described above, the position where the retaining mechanism is installed can be appropriately changed. Further, the retaining mechanism may be configured to be detachable by pinning or inserting a key in addition to the above-described screwing.
また、図13に示す実施形態では、シャフト11(ネック部12)を角度調整体40に着脱可能とするネジ部材38をカップ状にして内側に雌ネジ部38aを形成しており、この雌ネジ部38aを、角度調整体40の円筒部40aの上方側に形成した雄ネジ部42に螺合させている。そして、ネック部12の上端面(押圧面)12fに、カップ状のネジ部材38の裏面が押圧することで、ネック部12は抜け止め固定される。
Further, in the embodiment shown in FIG. 13, a
このように、ネック部12を角度調整体40に着脱する構造についても適宜変形することが可能である。
As described above, the structure in which the
1 ゴルフクラブ
11 シャフト
12 ネック部
20 回り止め機構
21 傾斜面
30 抜け止め機構
50 ヘッド
51 ホーゼル部
55 当接部
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記ホーゼル部とネック部とを抜け止めする抜け止め機構と、
前記ホーゼル部とネック部との間で、両者の回り止めを果たす回り止め機構と、
を有し、
前記回り止め機構は、前記ホーゼル部とネック部のいずれか一方側の部材に設けられる傾斜面と、他方側の部材に設けられて前記傾斜面に当接する当接部とを備えており、
前記シャフトの嵌着方向に押圧力を加えた状態で前記傾斜面に当接部を当接し、前記ホーゼル部とネック部とを回り止め固定したことを特徴とするゴルフクラブ。 A golf club in which a hosel part of a head and a neck part of a shaft are detachably fitted,
A retaining mechanism for retaining the hosel part and the neck part;
Between the hosel part and the neck part, a detent mechanism that performs detent of both,
Have
The anti-rotation mechanism includes an inclined surface provided on a member on one side of the hosel part and a neck part, and an abutting part provided on the member on the other side and contacting the inclined surface,
A golf club characterized in that a contact portion is brought into contact with the inclined surface in a state where a pressing force is applied in a fitting direction of the shaft, and the hosel portion and the neck portion are fixed to prevent rotation.
前記調整体を介在することで、ゴルフクラブの各種設定値を変更可能としたことを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブ。 Between the hosel part and the neck part, while constituting the member on the one side, an adjustment body having the inclined surface or the contact part is interposed,
The golf club according to claim 1, wherein various setting values of the golf club can be changed by interposing the adjusting body.
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