JP2010051266A - モロヘイヤの収穫方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】茶用摘採機を用いて行うモロヘイヤの収穫方法において、より一層効率良く非生食用モロヘイヤを収穫できる新たな方法を提供する。
【解決手段】モロヘイヤの草丈が前回の収穫から新たに5cm〜25cm未満伸びる間隔をおいて、可搬式又は乗用式の茶用摘採機を用いて摘採し収穫する非生食用モロヘイヤの収穫方法を提案する。これにより、より一層効率良く非生食用モロヘイヤを収穫することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、モロヘイヤの収穫方法に関する。
モロヘイヤはシナノキ科の一年生草本で、栄養価が高い夏野菜として注目されており、葉に香りや味にくせがなく舌ざわりが良いため、新梢や若葉を刻んでスープや炒め物に入れるなど、いろいろな料理に利用されている。また、最近では、野菜飲料等の様々な加工品(すなわち非生食用)にも使われている。
ちなみに、モロヘイヤ生葉に含まれる成分は、(財)日本食品分析センターの日本食品標準成分表によれば、可食部100g当たり、カリウム920mg,カルシウム410mg,リン98mg,鉄2.7mg,βカロチンμg,ビタミンA換算6,015IU,ビタミンB1 0.72mg,ビタミンB2 4.95mgとされている。
モロヘイヤは、通常5月頃暖かくなってから種子を播き、本葉6〜7枚の苗に育てて畑に植え出し、草高が30cmぐらいに伸びた頃に収穫するのが一般的である。次々に分枝し、芽を伸ばしてくるので、1シーズンの間に繰り返し収穫することができる特徴を有している。
モロヘイヤの収穫は、従来、モロヘイヤの株から伸びている枝を1本もしくは数本ずつハサミやカマ等を使用して手作業で行っていた。しかし、前述のように1シーズンの間に繰り返し収穫作業を行うため、モロヘイヤの収穫を手作業で行っていたのでは、人件費が高くなり、特に加工用モロヘイヤとしてはコストがかかり過ぎてしまう。
そこで近年、摘採機を用いてモロヘイヤを収穫することが提案されている。例えば、茶用摘採機を用いてモロヘイヤを一定の高さで刈り取り、残った株から再生する葉や側枝を順次刈り取り収穫する方法が提案され、収穫時間を大幅に短縮できたことが報告されている(非特許文献1)。
伊東正智ら,2003,「自動収穫機を用いたモロヘイヤの刈り取り再生栽培」,園学雑72別1,03[野菜]:254.
本発明は、茶用摘採機を用いて行うモロヘイヤの収穫方法について研究を進め、特に飲料原料等の非生食用として利用するモロヘイヤをより一層効率良く収穫することができる新たな方法を提供せんとするものである。
本発明は、モロヘイヤの草丈が前回の収穫から新たに5cm〜25cm未満伸びる間隔をおいて、可搬式又は乗用式の茶用摘採機を用いて摘採し収穫することを特徴とする非生食用モロヘイヤの収穫方法を提案するものである。
茶用摘採機を用いてモロヘイヤを収穫する場合、モロヘイヤの草丈が前回の収穫から新たに5cm〜25cm未満(すなわち5cm以上25cm未満)に伸びる間隔をおいて収穫することで、茶用摘採機でスムースに刈り取ることができ、刈り残し量が極めて少なくなり、一定期間での収量を高めることができる。しかも、カルシウム等の栄養分の多い葉部をより多く収穫することができ、それでいて追肥後の硝酸値を抑えることができる。よって、本発明の収穫方法は、飲料原料等の非生食用モロヘイヤの収穫方法として特に好適である。
発明を実施するための形態
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明が下記実施形態に限定されるものではない。
[モロヘイヤの栽培方法]
モロヘイヤの栽培方法、すなわち収穫するまでの栽培方法は特に限定するものではなく、一般的な栽培方法を採用すればよい。
例えば4月中旬から6月の間に直播もしくは育苗して苗を畑に定植し、適宜灌水、施肥しながら育成し、収穫すればよい。
但し、摘採機の規格に合うように、畝幅、条数、条間、株間、畝間など畑作り及び作付方法を調整するのが好ましい。例えば、茶用摘採機の摘採面(刃の部分)もしくは乗用式摘採機の場合の車幅は、約1m〜1.8m程度であるので、畝幅を1m〜1.5mとし、その中に播種・定植を行うのが好ましい。また、畝間については、乗用式摘採機を使用する場合はその車輪幅に合わせて極力狭くし、栽培面積を大きくするのが好ましい。かかる観点から、条数は2条〜4条、条間は20cm〜60cm、株間は10cm〜50cm、畝間は30cm〜70cmとするのが好ましい。
また、茶用摘採機による収穫では、収穫物に雑草が混入すると、後から雑草を選別除去することが困難であるため、予め土壌表面に除草用のマルチを敷設しておき、雑草の混入を防ぐようにするのが好ましい。
[モロヘイヤの収穫方法]
次に、茶用摘採機を用いてモロヘイヤを収穫する方法について説明する。
(茶用摘採機)
使用する茶用摘採機は、可搬式、乗用式のいずれのタイプの茶用摘採機であってもよい。
可搬式摘採機は、2人で摘採機の両端を持ち、摘採葉をモロヘイヤの頂上部に当てるようにして畝間を歩きながら摘採する摘採機である。収穫高さ及び長さは、人が摘採機を持ち上げる高さによって調整可能であるから、収穫者が適宜収穫高さ及び長さを調整することができる。
収穫物は、摘採機の後ろに取り付けた袋(1袋)に回収され、袋が一杯になった時点で取り替える必要ある。
他方、乗用摘採機は、自走する摘採機に乗って摘採することができる摘採機であり、収穫高さは、刃の高さの変更によって適宜調整可能である。
収穫物は、乗用摘採機の後部に取り付けられた6〜10袋(色々な種類あり)の袋若しくはコンテナに回収されるのが一般的であり、可搬式摘採機と比較すると、収穫物の運搬や袋替え作業などを軽減することができる。
茶用摘採機をモロヘイヤの収穫に使用する場合、例えば摘採刃の長さは1.2〜1.7mにするのが好ましい。
また、茶用摘採機による収穫の場合、モロヘイヤを茶の様に畝状に仕立て、一斉に収穫していく為、新葉が伸び過ぎると摘採機にうまく吸込まれなかったり、刈り取られた生葉が下に落下したりすることがある。そのため、収穫速度を遅めに調整することが好ましい。かかる観点から、収穫速度は時速1km〜3km程度とするのが好ましい。
(収穫開始時期)
収穫開始時期は、モロヘイヤの草高が30cm〜80cm、特に50cm〜70cmに達した時に収穫を開始するのが好ましい。これは、モロヘイヤの草高が30cm〜80cmに達した時に収穫を開始すれば、ある程度樹勢をつけ、株元の分枝も伸びた状態で1回目の収穫が出来、その後の生育を旺盛にする事が出来る。
なお、ここで言う「草高」とは、地表面から草(株)の一番高い所までの長さを示す。
(収穫間隔)
モロヘイヤは、刈り取り後の再生能力に優れているため、1シーズンの間に複数回の収穫をすることができる。この際、モロヘイヤの草丈が前回の収穫から新たに5cm〜25cm未満伸びる間隔をおいて、好ましくは新たに10cm〜20cm伸びる間隔をおいて摘採し収穫するのが好ましい。
なお、ここで言う「草丈」とは、茎が曲がっていれば真っ直ぐに直して純粋な草の長さを測定した値である。
モロヘイヤの草丈が前回の収穫から新たに5cm〜25cm未満伸びる間隔をおいて摘採し収穫するということは、新たに伸びた10cm〜20cmの草丈の茎及び葉を摘採し収穫することを意味する。茶用摘採機による収穫の場合、モロヘイヤを茶の様に畝状に仕立て、一斉に収穫していく為、新葉が伸び過ぎると摘採機にうまく吸込まれなかったり、刈り取られた生葉が下に落下したりすることがあるが、5cm〜25cm未満、特に10cm〜20cmの草丈であれば、茶用摘採機でスムースに刈り取ることができる。
また、刈り残し量に関してみると、収穫時の草丈を5cm〜25cm未満、特に10cm〜20cmとすることで、刈り残し量を120kg/10a以下、好ましくは50kg/10a以下とすることができる。すなわち、収穫時の草丈が5cm〜25cm未満、特に10cm〜20cmであれば、草が立った状態であるため、茶用摘採機でスムースに刈り取ることができるのに対し、収穫時の草丈が25cm以上になると、草丈が長過ぎて茶用摘採機の摘採刃内に入りに難くなるばかりか、収穫時に茎が寝てしまって刃にかからないため、刈り残し量が多くなってしまう。
また、収穫したモロヘイヤ(葉部及び茎部を含む)に占める葉部の質量割合(「葉部率」という)に関してみると、収穫時の草丈を5cm〜25cm未満、特に10cm〜20cmとすることで、葉部率を65%以上、特に70%以上にすることができる。葉部は茎部よりも多くのカルシウムを含んでいるため、葉部率をこのように高めることができれば、カルシウム等の栄養分の含有量を高くすることができる。よって、カルシウムをより多く含有する飲食品の原料としての収穫に適している。このように、葉部率が高まる要因としては、一定期間内での収穫回数が多くなることで、枝の分枝が活性化されるためであると考えられる。
さらに追肥後は、収穫時の草丈を5cm〜25cm未満、特に10cm〜15cmとすることで、硝酸の含有量を下げることができ、硝酸濃度を1000ppm以下、特に900ppm以下に下げることができる。
硝酸イオンは、体内で発ガン性物質である亜硝酸 やニトロソアミンの生成に関与することが危惧されている成分であり、硝酸イオンの摂取は健康上好ましくないと言われているため、野菜飲料などの加工飲食品の原料から硝酸を低減することが好ましい。
モロヘイヤの草丈が前回の収穫から新たに5cm〜25cm未満伸びる間隔とは、日数に換算すると、概ね7日間隔〜9日間隔に相当し、新たに10cm〜20cm伸びる間隔とは7日間隔に相当する。
(本発明の用途)
本発明の収穫方法は、収穫したモロヘイヤの葉等を生のまま食べたり、調理に用いたりする生食用モロヘイヤのための収穫方法としてではなく、むしろ野菜飲料や果実飲料などに加えるモロヘイヤ組成物、或いは、野菜飲料の搾汁原料などの加工品に利用する非生食用モロヘイヤの収穫方法として優れている。
生食用では、収穫後の茎長さを揃えた形で綺麗に梱包する必要がある場合が多い。一方、加工用では直ぐに搾汁や乾燥等の加工を行う為、茎長さ等を揃える必要が無い。
茶用摘採機によって収穫すると、茎長さの異なるものが混在している状態で一斉に収穫されるため、この点から非生食用モロヘイヤの収穫方法に向いていると言える。また、茶用摘採機によって収穫すると、切り口を綺麗に揃えることが難しいが、非生食用ではこのような点は問題にならないため、この点からも非生食用に向いていると言える。
しかも、収穫作業時間を手作業に比べて1/7〜1/10程度も短縮することができ、人件費の低減によるコストダウンを図ることができるばかりか、短い丈のものも収穫することから、反収も増加し、この点でもコストダウンを図ることができ、コストダウンの要求が特に厳しい加工用モロヘイヤ原料の収穫方法として特に好ましい。
[収穫したモロヘイヤの用途]
本発明の方法で収穫したモロヘイヤは、生食用、すなわち収穫したモロヘイヤの葉等を生のまま食べたり、調理に用いたりすることも可能であるが、野菜飲料や果実飲料などに加えるモロヘイヤ組成物、或いは、野菜飲料の搾汁原料などの加工品として好ましく利用することができる。
例えば、上記の収穫方法により得られたモロヘイヤを原料とし、乾燥工程、搾汁工程、凍結工程、粉砕工程、切断工程、粉末化工程、濃縮工程からなる群から選ばれる1又は2以上の工程を経て非生食用モロヘイヤ組成物を得、この非生食用モロヘイヤ組成物を添加して飲食品を調製することができる。
ここでは先ず、飲料や食品に配合するのに適した非生食用モロヘイヤ組成物としてのモロヘイヤ搾汁液の好ましい製造方法について説明する。
収穫したモロヘイヤを、熱水または蒸気にてブランチングをした後、冷却、水切りし、適宜グレーダーやミル等を用いて破砕を行ない、デカンターやフィルタープレス等を用いて搾汁するようにしてモロヘイヤ搾汁液を得ることができる。
また、飲料や食品に配合するのに適した非生食用モロヘイヤ組成物としてのモロヘイヤエキスの製造方法としては公知の方法を用いることができる。例えば、特開平09−000228、特開平10−191922、特開2000−228962に記載された方法を用いることができる。
このようにして得られたモロヘイヤ搾汁液およびモロヘイヤエキスは、他の飲料原料或いは食品原料と混合して飲料や食品を調製することができる。
(用語の説明)
なお、本明細書において「X〜Y」(X,Yは任意の数字)と表現した場合、特にことわらない限り「X以上Y以下」の意と共に、「好ましくはXより大きい」及び「好ましくはYより小さい」の意を包含する。また、その際のX及びYは、四捨五入を考慮した数値である。
また、「X以上」或いは「Y以下」(X,Yは任意の数字)と表現する場合、特にことわらない限り、「好ましくはXより大きい」或いは「好ましくはYより小さい」の意を包含する。また、その際のX及びYは、四捨五入を考慮した数値である。
次に、実施例及び比較例に基づいて本発明について説明するが、本発明が以下に示す実施例に限定されるものではない。
静岡県内にて、2000年6月1日にハウス内に、モロヘイヤを播種した後、2条植えで定植した(条数:2条、条間:60cm、株間:30cm、畝間:30cm)。7月25日に摘芯し、120cm×22mm×2畦を1処理区として、8月1日(草高40cm〜60cm)から10月5日までの間、7日毎又は10日毎に茶用可搬式摘採機(製品名:カワサキ技研株式会社 V115、摘採幅 約130cm、刃の長さ105cm、摘採速度 約1km/時)を用いて刈り取り高さを約30cmで収穫した。灌水は随時行った。
なお、8月下旬からは生育が鈍化したため、新葉が前回摘採面より15cm以上伸長した後収穫することとし、生育が停止するまで調査を行った。
1畦毎の収量(葉と茎を含む)、刈り残し量、生葉サンプルの葉部率(葉と茎の重量比率)、生葉サンプル中の硝酸、水溶性シュウ酸およびカルシウムの含有量(濃度)、糖度の測定を行い、2畦の平均値をその処理区の測定結果として算出した。硝酸及び水溶性シュウ酸はイオンクロマトグラフ法で、カルシウムは原子吸光法で、糖度はBrix計で検出を行った。
なお、収穫に当たっては、摘採機を使って一度に2回の摘採を行い、1回目の摘採で得られた収穫量を「収量」として反収を算出し、2回目の摘採で得られた収穫量を「刈り残し量」とした。
Figure 2010051266
Figure 2010051266
この結果、収穫回数は7日毎の処理区では計7回(収穫延日数49日)、10日毎の処理区では計5回(収穫延日数50日)となった。
新葉の長さ、すなわち前回の収穫から新たに伸びた草丈は、7日毎の処理区では10cm〜25cm、10日毎の処理区では25cm〜35cmであった。
収穫1回当たりの平均収量は10日毎の処理区の方が25%程度多かったが、収穫期間の合計収量では7日毎の処理区が4285.2kg/反、10日毎の処理区が3875.4kg/反で、7日毎の処理区の方が明らかに多収であった。これは、7日毎の方が刈り残し量が少ないためである。
この点については、7日毎に収穫すると、収穫時の草丈が10cm〜25cmとなり、草が立った状態で摘採することができるため、茶用摘採機でスムースに刈り取ることができるのに対し、10日毎に収穫すると、収穫時の草丈が概ね25cm以上になり、草丈が長過ぎて茶用摘採機の摘採刃内に入りに難くなるばかりか、収穫時に茎が寝てしまって刃にかからないため、刈り残し量が多くなってしまうものと考えられる。
葉部率は、7日毎の処理区の方が平均で約23%高く、収穫間隔の短い方が葉部率が高くなる傾向が認められた。すなわち、7日毎の収穫によって茎よりも栄養分の高い葉を多く含む“芽数型”となり、同一収穫期間で比較すると10日毎の収穫よりも収量が増加することが判明した。
この点については、一定期間内での収穫回数を多くすることで、枝の分枝が活性化されるためであると考えられる。
成分含有量については、生葉中の硝酸濃度が追肥後に増加傾向が認められ、特に7日毎の処理区においては顕著な増加傾向が認められた。その後も10日毎の処理区より、7日毎の処理区の方が硝酸濃度は高い水準で推移した。他方、シュウ酸量および糖度には大きな差異は認められなかった。
上記試験並びに上記試験以外の試験経験から、総合的にみると、収穫間隔が短い方が柔らかくて良質の収穫物が得られるものと考えられ、7日〜9日、中でも7日の収穫間隔が好ましいと考えられる。言い換えれば、モロヘイヤの草丈が前回の収穫から新たに5cm〜25cm未満伸びる間隔、中でも新たに10cm〜20cm伸びる間隔をおいて摘採し収穫するのが好ましいと考えられる。
モロヘイヤの草丈が前回の収穫から新たに5cm〜25cm未満伸びる間隔、中でも新たに10cm〜20cm伸びる間隔をおいて摘採し収穫することで、前記のように、刈り残し量を減らすことができ、一定期間内の反収を高めることができる。そればかりか、カルシウム等の栄養分の含有割合が高い葉部の割合を高めることができる。しかも、硝酸濃度を低く抑えることができるため、特に野菜飲料などの加工飲食品の原料として用いるモロヘイヤの収穫に適していると考えられる。
収穫間隔7日、10日毎に、収穫月日とその際の葉部率(%)を示したグラフである。 収穫間隔7日、10日毎に、収穫月日とその際の硝酸値(ppm)を示したグラフである。

Claims (7)

  1. モロヘイヤの草丈が前回の収穫から新たに5cm〜25cm未満伸びる間隔をおいて、可搬式又は乗用式の茶用摘採機を用いて摘採し収穫することを特徴とする非生食用モロヘイヤの収穫方法。
  2. 7日間隔で摘採し収穫することを特徴とする請求項1記載の非生食用モロヘイヤの収穫方法。
  3. 刈り残し量が120kg/10a以下となることを特徴とする請求項1又は2に記載の非生食用モロヘイヤの収穫方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の非生食用モロヘイヤの収穫方法により得られたモロヘイヤを原料としてなる非生食用モロヘイヤ組成物。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の非生食用モロヘイヤの収穫方法により得られたモロヘイヤを原料とし、乾燥工程、搾汁工程、凍結工程、粉砕工程、切断工程、粉末化工程、濃縮工程からなる群から選ばれる1又は2以上の工程を経て得られる非生食用モロヘイヤ組成物。
  6. 請求項4又は5記載の非生食用モロヘイヤ組成物を添加してなる組成を備えた飲食品。
  7. 飲食品が野菜飲料又は果実飲料であることを特徴とする請求項6に載の飲食品。
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