JP2010051202A - 動物侵入防止装置および動物侵入防止方法 - Google Patents

動物侵入防止装置および動物侵入防止方法 Download PDF

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Seiji Nakagawa
誠司 中川
Fumi Kanbara
文 神原
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Abstract

【課題】排除対象である動物を効果的に排除することができる動物侵入防止装置および動物侵入防止方法を提供する。
【解決手段】所定エリア内に動物が侵入することを防止する動物侵入防止装置1であって、振動信号を生成する信号生成手段2と、骨導振動子31を介して前記振動信号に基づく機械的振動を骨導音として伝達する振動伝達手段3と、前記骨導振動子31が取り付けられる振動体4とを備える動物侵入防止装置1。
【選択図】図1

Description

本発明は、動物侵入防止装置および動物侵入防止方法に関する。
近年、熊などの野生動物が、人間の生息環境に侵入してくるという事例が多く報告されている。また、都市部においては、野良猫やカラス、ネズミ等の動物によるオフィスビルや一般家庭における配線の切断や、それに伴う火災や停電の発生等、動物による被害は深刻な社会問題となっており、特に食品を調理する飲食店、食品を加工する工場等は、動物が病原菌を媒介し食中毒等を引き起こす可能性があるため、衛生管理の面で動物を駆除することが重要視されている。
このような動物を排除・駆除する方法として、例えば、特許文献1に記載されているように、人間には知覚されないが動物には知覚可能な超音波を発生することで動物を排除する方法が知られている。このような方法は、発生させた超音波を、大気を介して動物に聴取させることにより動物等に不快感を与え、所定エリア内に侵入することを防止するというものである。
特開平7−107893号公報
しかしながら、上述のような方法は、発生させた超音波を、大気を介して動物に聴取させるものであり、超音波による動物排除効果が比較的広範囲にまで及ぶことになる。この結果、熊などの希少野生動物の生息域を無用に狭めてしまうおそれがあった。また、上述の超音波による動物排除効果は、排除対象である野生動物や有害動物ばかりでなく、人間によって飼育されているペットや家畜に対してまでも及ぶことになり、排除対象でない動物に対して不快感を与えるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、排除対象である動物を効果的に排除することができる動物侵入防止装置および動物侵入防止方法の提供を目的とする。
本発明の上記目的は、所定エリア内に動物が侵入することを防止する動物侵入防止装置であって、振動信号を生成する信号生成手段と、骨導振動子を介して前記振動信号に基づく機械的振動を骨導音として伝達する振動伝達手段と、前記骨導振動子が取り付けられる振動体とを備える動物侵入防止装置により達成される。
また、この 動物侵入防止装置において、所定エリア内の動物の存否を検知する動物検知センサと、前記動物検知センサにより動物が検知されたときに前記振動信号を生成するように前記信号生成手段を制御する制御装置とを更に備えることが好ましい。
また、前記信号生成手段は、前記振動信号の周波数を変更可能に形成されていることが好ましい。
また、本発明の上記目的は、所定エリア内に動物が侵入することを防止する動物侵入防止方法であって、振動信号を生成する信号生成ステップと、振動体に取り付けられた骨導振動子を介して前記振動信号に基づく機械的振動を骨導音として伝達する振動伝達ステッ
プとを備える動物侵入防止方法により達成される。
本発明によれば、排除対象である動物を効果的に排除することができる動物侵入防止装置および動物侵入防止方法を提供することができる。
以下、本発明に係る動物侵入防止装置について添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る動物侵入防止装置の概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る動物侵入防止装置1は、信号生成装置2と、振動伝達装置3と、振動体4と、電源5とを備えている。
信号生成装置2は、振動信号を生成する振動信号生成部21と、振動信号の周波数、振幅およびタイミング(位相)を調整可能な入力部22とを備えている。なお、振動信号生成部21は、信号生成装置2の内部に配置されている。振動信号の周波数は、種々の動物に対して良好な感音状態が得られるように、超音波領域である15〜300kHzの正弦波、矩形波、三角波や、これらの複合波であることが好ましい。また、上記の15〜300kHzの超音波を0.5〜10kHzの正弦波もしくは矩形波、三角波で振幅変調してもよい。したがって、入力部22は、上記周波数域の一部または全部を含む範囲で振動信号の周波数を調整可能であることが好ましい。入力部22は、例えば、周波数、振幅、位相をそれぞれ連続的に変化させることができるように、個別に調整可能なボリュームスイッチから構成することができる。
振動伝達装置3は、図2に示すように、振動信号に基づく機械的な振動を骨導音として伝達する骨導振動子31を備えている。また、振動伝達装置3は、骨導振動子31が収容された円筒状のケース32を備えている。
骨導振動子31は、ジンバル機構により、互いに直交する2軸の回りに揺動可能に支持されている。即ち、骨導振動子31は、振動面31aを露出させるように第1の枠体33に固定されており、第1の枠体33は、第1の支持軸34を介して第2の枠体35に揺動自在に支持されている。そして、第2の枠体35は、第1の支持軸34と直交する第2の支持軸36を介してケース32の内部に揺動自在に支持されている。骨導振動子31の振動面31aは、ケース32の開口からわずかに突出するように構成されている。
振動体4は、動物の侵入を防止したい所定エリア内に設置される物体であり、図1に示すように平面視矩形状の板状体である。この振動体4には、振動伝達装置3が取り付けられている。振動伝達装置3は、骨導振動子31の振動面31aが振動体4に当接するように取り付けられている。なお、複数の骨導振動装置を振動体4に取り付けるようにしてもよい。
電源5は、信号生成装置2の駆動に要する電力を供給するためのものであり、家庭用電源や充電器等を例示することができる。なお、動物侵入防止装置1を所望の位置に配置すること、或いは、動物侵入防止装置1の携帯性を考慮すると、電源5として携帯用の充電器を使用することが好ましい。
次に、上記動物侵入防止装置1の作動について説明する。まず、振動伝達装置3が取り付けられた振動体4を動物の侵入を防止したいエリア内に設置する。振動体4を設置する具体的な場所としては、野生動物の生息域と人間の生息域との境界に当たる場所や、カラスなどの害鳥が集まるゴミ廃棄所の周辺、猫が通り道とするブロック塀の上等を挙げるこ
とができる。また、犬や猫が侵入してくる庭先、庭池の周囲、ネズミが伝う雨樋の表面等を例示することができる。なお、野生動物の生息域と人間の生息域との境界に当たる場所に振動体4を設置する場合、地面の上に設置してもよいし、土中に埋設してもよい。同様に、ゴミ廃棄所の周辺に設置する場合においても、地面の上に設置してもよく、あるいは、地面を形成するコンクリート中に埋設させてもよい。
そして、信号生成装置2のスイッチをONにして、所定の周波数、振幅等を有する振動信号を生成し(信号生成ステップ)、振動伝達装置3に向けて出力する。排除対象が、犬の場合には50kHZ以上の周波数の振動信号を、猫の場合には60kHz以上の周波数の振動信号を、カラスの場合には8kHz以上の周波数の振動信号を生成することが好ましい。また、排除対象が、ネズミの場合には68kHZ以上の周波数の振動信号を、大型野生動物種の場合には10kHz以上の周波数の振動信号を、小型野生動物種の場合には60kHz以上の周波数の振動信号を生成することが好ましい。
振動伝達装置3は、入力された振動信号に基づく機械的振動を骨導音として骨導振動子31を振動させる。そして、骨導振動子31の振動は、骨導音として振動体4に伝達されることになる(振動伝達ステップ)。
ここで、所定エリア内に侵入してきた動物が振動体4に接触した場合、振動体4に伝達された骨導超音波振動は、動物の皮膚、骨を介して頭部内に音圧分布を形成し、不快な音を動物に聴取させることができる。骨導超音波は、振動体4や骨導振動子31に接触しない限り知覚されることはないので、動物が振動体4等に接近しただけでは不快感を与えるようなことはない。したがって、大気を介して動物に超音波を聴取させる従来の動物排除方法とは異なり、例えば、人間に飼育されているペットや家畜等の排除対象でない動物に対して、不快感を与えることを確実に防止して、排除対象の動物のみを効果的に排除することが可能になる。また、熊などの希少野生動物の生息域を無用に狭めるような事態を招くことを防止することもできる。
以上、本発明に係る動物侵入防止装置1の一実施形態について説明したが、本発明の具体的な構成は上記実施形態に限定されない。例えば、図3に示すように、動物検知センサ6と、制御装置7とを別途設けるような構成を採用することができる。動物検知センサ6は、動物の侵入を防止したい所定エリア内の動物の存否を検知するためのセンサであり、制御装置7に接続している。動物検知センサ6としては、例えば、超音波センサや赤外線センサ等を挙げることができる。超音波センサは、センサヘッドから超音波を発信し、対象物で反射してくる超音波をセンサヘッドで再度受信し、超音波の発信から受信までの時間を計測することで対象物の検知を行うセンサである。所定エリア内に動物が侵入した場合には、侵入した動物によって発信された超音波の発信から受信までの時間に変化が生じるため、動物の侵入が検知されることになる。また、赤外線センサは、投光器と受光器とを向かい合わせに配置し、この間の光の遮光から動物の侵入検知を行うものである。
制御装置7は、信号生成装置2に接続しており、動物検知センサ6により動物が検知されたときに、振動信号を生成するように信号生成装置2の駆動を制御する装置である。また、この制御装置7は、動物検知センサ6が検知した動物の侵入回数を計測するカウンター機能を備えてもよい。カウンター機能を備えることにより、動物浸入防止装置が設置される所定エリア内にどの程度の動物が侵入しているのかを確認することができる。
また、上記実施形態においては、振動体4を、図1に示すように平面視矩形状の板状体により形成しているが、このような構成に特に限定されない。例えば、振動体4を、図4に示すような植木鉢により構成してもよく、あるいは、庭池の周囲に配置される石等の天然物により構成してもよい。また、樋や塀等の構造物や、ブロック、タイルおよびコンク
リート等で形成された建材等により振動体4を構成してもよい。
また、上記実施形態において、動物誘因物質を収容可能な収容部を振動体4に設けるようにしてもよい。動物誘因物質としては、例えば、猫に対するマタタビや、カラスに対する残飯等を例示することができる。このような構成を採用することによって、動物誘因物質により積極的に動物を引き寄せた上で、骨導超音波による不快刺激を動物に対して与えることができる。この結果、所定エリア内に侵入すると不快刺激が与えられるという記憶を効率よく動物に与えることができ、動物が所定エリア内に侵入することを効果的に防止することができるようになる。
本発明の一実施形態に係る動物侵入防止装置を示す概略構成図である。 図1に示す動物浸入防止装置における振動伝達部の概略断面図である。 図1に示す動物浸入防止装置の変形例を示す概略構成図である。 図1に示す動物浸入防止装置の他の変形例を示す概略構成図である。
符号の説明
1 動物侵入防止装置
2 信号生成装置
21 振動信号生成部
22 入力部
3 振動伝達装置
31 骨導振動子
31a 振動面
4 振動体
5 電源
6 動物検知センサ
7 制御装置

Claims (4)

  1. 所定エリア内に動物が侵入することを防止する動物侵入防止装置であって、
    振動信号を生成する信号生成手段と、
    骨導振動子を介して前記振動信号に基づく機械的振動を骨導音として伝達する振動伝達手段と、
    前記骨導振動子が取り付けられる振動体とを備える動物侵入防止装置。
  2. 所定エリア内の動物の存否を検知する動物検知センサと、前記動物検知センサにより動物が検知されたときに前記振動信号を生成するように前記信号生成手段を制御する制御装置とを更に備える動物侵入防止装置。
  3. 前記信号生成手段は、前記振動信号の周波数を変更可能に形成されている請求項1又は2に記載の動物侵入防止装置。
  4. 所定エリア内に動物が侵入することを防止する動物侵入防止方法であって、
    振動信号を生成する信号生成ステップと、
    振動体に取り付けられた骨導振動子を介して前記振動信号に基づく機械的振動を骨導音として伝達する振動伝達ステップとを備える動物侵入防止方法。



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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012165498A (ja) * 2011-02-03 2012-08-30 Denso Corp 非接触充電システム
KR101494079B1 (ko) 2013-05-03 2015-02-17 강완배 대지매립형 동물퇴치용 진동장치
US9184633B2 (en) 2011-02-03 2015-11-10 Denso Corporation Non-contact power supply control device, non-contact power supply system, and non-contact power charge system
KR200490264Y1 (ko) * 2019-03-14 2019-10-23 주식회사 이음 모기 퇴치기

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