JP2010049640A - 情報処理装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハードディスクドライブに接続された変換回路を備える情報処理装置において、起動時間の短縮を図る。
【解決手段】第1のハードディスクドライブをマスターとしたときに、第1のハードディスクドライブに接続されているスレーブに相当する第2のハードディスクドライブが存在するか否かを、第1制御信号が第1所定時間内に第1論理レベルになるか否かで判断するとともに、第2論理レベルである場合には第1所定時間が経過するまで第1制御信号の変化を監視して立ち上げ処理の進行を停止するが、第1論理レベルであることを検出した場合には第1所定時間が経過する前であっても立ち上げ処理を進行する変換回路と、第2のハードディスクドライブが存在するか否かに拘わらず第1のハードディスクドライブを立ち上げる際に生成される第2制御信号に基づいて、第1所定時間内に前記第1制御信号を第1論理レベルにする信号制御回路とを備えて構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及びその制御方法に関し、特に、ハードディスクドライブに接続された変換回路を備える情報処理装置及びその制御方法に関する。
情報処理装置で使用されるハードディスクドライブのインターフェースは、これまでのATAインターフェースから、シリアルATAインターフェースに移行してきている(例えば、特開2008−15856号公報参照)。インターフェースがATAインターフェースである情報処理装置で、シリアルATAインターフェースのハードディスクドライブを使用する際には、情報処理装置のATAインターフェースと、ハードディスクドライブのシリアルATAインターフェースとの間に、ATA/シリアルATA変換回路を挿入することにより、シリアルATAインターフェースのハードディスクドライブの使用を可能にするという手法が用いれることがある。
この場合、ATA/シリアルATA変換回路は、このATA/シリアルATA変換回路に接続されているハードディスクドライブが、ATA規格におけるマスター(デバイス0)のみであるのか、マスターのみならずスレーブ(デバイス1)も接続されているのかを、起動時にシステム的に調べる機能を持っていることがある。また、ATA/シリアルATA変換回路は、スレーブ(デバイス1)からのPDIAG信号を見て、スレーブ(デバイス1)の自己診断が終了したことを、自動的に調べる機能を持っていることがある。
しかし、マスター(デバイス0)にスレーブ(デバイス1)が接続され得ない構造の情報処理装置であっても、このようなATA/シリアルATA変換回路を使用している場合、ATA/シリアルATA変換回路が、これらの機能を実現するために、スレーブ(デバイス1)からの出力されるべき制御信号を、所定のタイムアウト時間が経過するまで待つことになり、情報処理装置の起動に必要な時間が長くなってしまう。このため、ユーザがこの情報処理装置を直ちに使用したいにもかかわらず、起動時にユーザを待たせてしまうという問題が生ずる。
このような問題は、ATA/シリアルATA変換回路に限らず、異なる仕様のインターフェースの変換を行うインターフェース変換回路や、ハードディスクドライブに接続される様々な種類の変換回路を備える情報処理装置では、同様に生じ得る。
特開2008−15856号公報
そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、ハードディスクドライブに接続された変換回路を備える情報処理装置において、起動時間の短縮を図ることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理装置は、
第1のハードディスクドライブと、
前記第1のハードディスクドライブに接続された変換回路であって、前記第1のハードディスクドライブをマスターとしたときに、スレーブに相当する第2のハードディスクドライブが存在するか否かを、第1制御信号が第1所定時間内に第1論理レベルになるか否かで判断するとともに、前記第1制御信号が第2論理レベルである場合には前記第1所定時間が経過するまで前記第1制御信号の変化を監視して立ち上げ処理の進行を停止するが、前記第1制御信号が前記第1論理レベルであることを検出した場合には前記第1所定時間が経過する前であっても立ち上げ処理を進行する、変換回路と、
前記第2のハードディスクドライブが存在するか否かに拘わらず、前記第1のハードディスクドライブを立ち上げる際に生成される第2制御信号に基づいて、前記第1所定時間内に前記第1制御信号を前記第1論理レベルにする、信号制御回路と、
を備えることを特徴とする。
この場合、前記第2制御信号は、前記第1のハードディスクドライブと前記変換回路との間の通信の初期化が完了したことを示す、PHYRDY信号であってもよい。
この場合、前記信号制御回路は、前記PHYRDY信号が変化して前記第1のハードディスクドライブと前記変換回路との間の通信の初期化が完了したことを検出した場合には、前記PHYRDY信号の変化を検出した後、第2所定時間だけ遅延させて、前記第1制御信号を前記第1論理レベルから前記第2論理レベルに切り替え、
前記変換回路は、前記第2所定時間の間に、前記第1制御信号が前記第1論理レベルであることを検出するようにしてもよい。
或いは、前記第2制御信号は、前記第1のハードディスクドライブをリセットするためのHDD_RESET信号であってもよい。
この場合、前記信号制御回路は、前記HDD_RESET信号が変化して前記第1のハードディスクドライブのリセットが解除されたことを検出した場合には、前記HDD_RESET信号の変化を検出した後、第3所定時間だけ遅延させて、前記第1制御信号を前記第1論理レベルから前記第2論理レベルに切り替え、
前記変換回路は、前記第3所定時間の間に、前記第1制御信号が前記第1論理レベルであることを検出するようにしてもよい。
この場合、前記信号制御回路は、前記第3所定時間が経過した後は、前記第1制御信号の出力がハイインピーダンス状態となって、前記変換回路が前記第1制御信号の論理レベルを前記第1論理レベル又は前記第2論理レベルに任意に切り替えることができるようにするとともに、
前記変換回路は、前記第3所定時間が経過した後は、前記第1制御信号を前記第1のハードディスクドライブのアクセスの有無を示す信号として用いるようにしてもよい。
また、前記第1のハードディスクドライブには、スレーブである前記第2のハードディスクドライブが接続され得ない構造であり、前記第1制御信号が前記第1論理レベルになったとしても、スレーブである前記第2のハードディスクドライブが接続されていない条件の下でシステムを立ち上げるようにしてもよい。
本発明に係る情報処理装置の制御方法は、
第1のハードディスクドライブと、前記第1のハードディスクドライブに接続された変換回路とを、備える情報処理装置の制御方法であって、
前記変換回路は、前記第1のハードディスクドライブをマスターとしたときに、スレーブに相当する第2のハードディスクドライブが存在するか否かを、第1制御信号が第1所定時間内に第1論理レベルになるか否かで判断し、
前記変換回路は、前記第1制御信号が第2論理レベルである場合には前記第1所定時間が経過するまで前記第1制御信号の変化を監視して立ち上げ処理の進行を停止するが、前記第1制御信号が前記第1論理レベルであることを検出した場合には前記第1所定時間が経過する前であっても立ち上げ処理を進行するとともに、
前記第2のハードディスクドライブが存在するか否かに拘わらず、前記第1のハードディスクドライブを立ち上げる際に生成される第2制御信号に基づいて、前記第1所定時間内に前記第1制御信号を前記第1論理レベルにして、前記変換回路に立ち上げ処理を進行させる、
ことを特徴とする。
発明を実施するための形態
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態に係る情報処理装置10の内部構成の一例を説明するブロック図である。本実施形態においては、情報処理装置10は、フォトビューアと呼ばれる小型の画像表示装置や、携帯型の音楽再生装置などを想定している。無論、情報処理装置は画像表示装置や音楽再生装置に限らず、ノート型やディスクトップ型のパーソナルコンピュータなどでもよい。
この図1に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10は、メインCPU(Central Processing Unit)20と、サブCPU22とを備えている。メインCPU20とサブCPU22とは協働して、情報処理装置10の全体的な制御を実行する。また、サブCPU22には、ユーザインターフェース24が接続されており、このユーザインターフェース24から様々なユーザの操作指示が、サブCPU22に入力される。
ユーザインターフェース24は、例えば、1又は複数のボタンや、キーボード、ポインティングデバイスなどから構成することができ、また、これらの組み合わせから構成することができる。図1の例では、情報処理装置10自体にユーザインターフェース24が設けられて構成されているが、このユーザインターフェース24は情報処理装置10の外部に設けられていてもよい。メインCPU20とサブCPU22は、このユーザインターフェース24からの操作指示に基づいて、様々な処理を実行する。
さらに、本実施形態に係る情報処理装置10においては、メインCPU20に、RAM(Random Access Memory)30が接続されている。メインCPU20とRAM30との間は、専用バスにより接続されている。
また、メインCPU20には、ROM(Read Only Memory)32と、CF(Compact Flash:登録商標)カード接続部34と、SDカード(登録商標)接続部36とが接続されている。本実施形態においては、メインCPU20とROM32とCFカード接続部34との間は、汎用バスにより接続されており、メインCPU20とSDカード接続部36との間は、専用バスにより接続されている。
CFカード接続部34は、この情報処理装置10がCFカードにアクセスするためのユニットであり、CFカードインターフェースや挿入スロット、各種制御部などにより構成されている。SDカード接続部36は、この情報処理装置10がSDカードにアクセスするためのユニットであり、SDカードインターフェースや挿入スロット、各種制御部などにより構成されている。
さらに、メインCPU20は、表示制御部40を介して、表示画面42に接続されている。この表示画面42は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)などにより構成されている。表示制御部40は、表示画面42に画面表示をするために必要となる各種の制御処理を実行する。
さらに、メインCPU20は、上述した汎用バスを介して、USB(Universal Serial Bus)ブリッジ回路50に接続されており、このUSBブリッジ回路50を介して、USB接続部52とハードディスクドライブ54に接続されている。USB接続部52は、この情報処理装置10がUSB規格のデバイスにアクセスするためのユニットであり、USBインターフェースや挿入スロット、各種制御部などにより構成されている。
本実施形態においては、このUSBブリッジ回路50は、ATAインターフェースの仕様に準拠しており、ハードディスクドライブ54はシリアルATAインターフェースの仕様に準拠している。このため、USBブリッジ回路50とハードディスクドライブ54との間には、インターフェースの変換を行うためのインターフェース変換回路60が設けられている。すなわち、このインターフェース変換回路60は、ATAインターフェースとシリアルATAインターフェースとの間の信号の変換を行う。
また、本実施形態に係るインターフェース変換回路60には、信号制御回路62が接続されている。この信号制御回路62は、この情報処理装置10における初期化動作において、DASP信号を強制的にアサートすることにより、インターフェース変換回路60がDASP信号のアサートの有無を監視する時間を短縮するために挿入されている。
すなわち、図2に示すように、インターフェース変換回路60は、システムの立ち上がり時、つまり初期化時に、DASP信号を用いて、マスター(デバイス0)だけが接続されているのか、スレーブ(デバイス1)も接続されているのかを判別する。
具体的には、初期化時に、スレーブ(デバイス1)は、ハードディスクドライブのリセット解除から400m秒以内にDASP信号をアサートすることにより、ホスト側に自己の存在を知らせる仕様になっている。スレーブ(デバイス1)とマスター(デバイス0)のDASP信号の出力は、ワイアードOR回路により論理和演算が行われ、ホスト側に入力される。本実施形態においては、このホスト側が、情報処理装置10のインターフェース変換回路や情報処理装置10内の他の回路に相当する。
一方、マスター(デバイス0)は、基本的に、ハードディスクドライブのリセット解除から450m秒経過後から5秒経過後までの間に、DASP信号をアサートすることになっている。これにより、ホスト側では、400m秒以内にDASP信号がアサートされれば(本実施形態ではローレベル)、スレーブ(デバイス1)が接続されており、都合2台のデバイス(デバイス0とデバイス1)が接続されていると判断することができる。一方、400m秒以内にDASP信号がアサートされなければ(本実施形態ではハイレベル)、スレーブ(デバイス1)は接続されておらず、都合1台のデバイス(デバイス0)が接続されていると判断することができる。
このように、スレーブ(デバイス1)とマスター(デバイス0)の両方のDASP信号をモニタするのに、5秒もかかってしまう。したがって、本実施形態に係るインターフェース変換回路60でも、DASP信号の変化を初期化時に5秒程度監視することとしている。このため、単純計算すると、ユーザが情報処理装置10の電源を投入際の情報処理装置10の立ち上がり時間は、最大で5秒程度長くなってしまう。この5秒という時間は、もともと起動時間が長いパーソナルコンピュータでは問題視されないかもしれないが、フォトビューアと呼ばれる小型の画像表示装置や、携帯型の音楽再生装置などでは、大きな問題となる。すなわち、立ち上がりが5秒長くなることは、ユーザの使い勝手を考えると、非常に不便を強いるものとなる。
そこで、本実施形態に係る情報処理装置10では、信号制御回路62を挿入しているのである。図3は、本実施形態に係る信号制御回路62の回路構成の一例を示す図である。
この図3に示すように、本実施形態に係る信号制御回路62は、抵抗R10、R12、R14と、キャパシタC10と、NチャネルFET F10、F12とを備えて構成されている。このような構成により、インターフェース制御回路60が出力するPHYRDY信号を利用して、DASP信号を制御する。
このPHYRDY信号は、Physical Layer Ready信号であり、物理層の初期化が終了し、シリアルATAの通信が可能になったことを示す信号である。すなわち、PHYRDY信号がローレベルにネゲートされている場合には、パワーオンリセット(POR)をしているか、物理層の初期化に失敗したことを示しており、ハイレベルにアサートされている場合には、物理層の初期化が正常に完了し、ハードディスクドライブ54とインターフェース変換回路60との間の通信が確立され、通信可能になったことを示している。
抵抗R10と抵抗R12は、プルアップ抵抗であり、抵抗R10は本実施形態におけるハイレベル電圧VH1に接続されており、抵抗R12は本実施形態におけるハイレベル電圧VH2に接続されている。本実施形態においては、このハイレベル電圧VH1とハイレベル電圧VH2とは同電圧である。
抵抗R14とキャパシタC10とは、本実施形態における遅延回路を形成している。すなわち、PHYRDY信号がローレベルからハイレベルに変化した際に、この遅延回路により、所定時間T1の遅延が挿入される。挿入される遅延時間T1は、抵抗R14とキャパシタC10とで定義される時定数により定まる。
情報処理装置10の電源がオンになり、初期化を行っている段階では、PHYRDY信号はローレベルであり、DASP信号もローレベルのままとなる。初期化が進行してシリアルATA通信が可能になると、PHYRDY信号はアサートされてハイレベルになり、抵抗R14とキャパシタC10とからなる遅延回路により、所定時間T1の遅延が挿入された後、DASP信号もハイレベルになる。
より具体的には、PHYRDY信号がローレベルの初期状態では、NチャネルFET F12はオフ状態であり、ハイレベル電圧VH2により、NチャネルFET F10のゲートはハイレベルになることから、NチャネルFET F10はオン状態となる。このため、ハイレベル電圧VH1は抵抗R10を介してグランドに接続され、DASP信号はローレベルになる。
図4に示すように、ハードディスクドライブ54との通信が確立されてPHYRDY信号がハイレベルなると、所定時間T1だけ遅れて、このハイレベルがNチャネルFET F12のゲートに入力されて、NチャネルFET F12はオン状態に切り替わる。NチャネルFET F12がオン状態になると、ハイレベル電圧VH2はNチャネルFET F12を介してグランドに接続され、NチャネルFET F10のゲートはローレベルになる。このため、NチャネルFET F10はオフ状態に切り替わり、ハイレベル電圧VH1によりDASP信号はハイレベルに切り替わる。
インターフェース変換回路60は、抵抗R14とキャパシタC10とにより形成された遅延時間T1の間に、DASP信号を見に行き、DASP信号がローレベルであること、つまり、アサートされていることを検出する。DASP信号がアサートされていることを検出したインターフェース変換回路60は、スレーブ(デバイス1)が接続されていると判断して、立ち上げ処理を進行させる。すなわち、5秒間、DASP信号の変化を監視して立ち上げ処理を停止することなく、次の処理に移行する。このため、情報処理装置10の立ち上げ処理が、5秒間、DASP信号の変化待ちの状態で停止してしまうのを回避することができる。
また、本実施形態に係る情報処理装置10では、ハードディスクドライブ54がマスター(デバイス0)であり、これにスレーブ(デバイス1)は接続出来ない構造になっている。したがって、ハードディスクドライブ54にスレーブ(デバイス1)が接続されることはあり得ない。このため、立ち上がった情報処理装置10は、スレーブ(デバイス1)が接続されていないという条件の下、各種の設定をしたり、各種の処理を実行したりする。したがって、信号制御回路62により、強制的にDASP信号のローレベルを維持しても、以後の情報処理装置10の処理に問題を来すことはない。
〔第2実施形態〕
一般に、初期化終了後は、マスター(デバイス0)やスレーブ(デバイス1)は、任意のタイミングでDASP信号をアサートできるため、このDASP信号は、ハードディスクドライブのアクセスの有無を通知するための信号として使用されている。例えば、ハードディスクドライブ54がアクセス動作を行っている場合は、ハードディスクドライブ54はDASP信号をローレベルにし、ハードディスクドライブ54がアクセス動作を行っていない場合は、ハードディスクドライブ54におけるDASP信号の端子はハイインピーダンスとなり、プルアップ抵抗によりDASP信号はハイレベルとなる。
そして、このようなDASP信号を用いれば、例えば、情報処理装置10は、ハードディスクドライブ54のアクセスの有無をユーザに通知するアクセスランプを点灯させたり、ハードディスクドライブ54のアクセスの有無に基づいて電池残量算出時の補正演算をしたりすることができる。そこで、第2実施形態では、このような機能を有している情報処理装置10においても、立ち上げ時間の短縮を図りつつ、初期化動作終了後のDASP信号の有効利用が図られるようにしたものである。以下、上述した第1実施形態と異なる部分を説明する。
本実施形態に係る情報処理装置10の内部構成は、上述した第1実施形態の図1と同様である。但し、信号制御回路62の構成が、第1実施形態と異なっている。
図5は、本実施形態に係る信号制御回路62の内部構成の一例を示す図である。この図5に示すように、本実施形態に係る信号制御回路62は、遅延回路100と抵抗R20とを備えて構成されている。遅延回路100には、USBブリッジ回路50から、HDD_RESET信号が入力されている。このHDD_RESET信号は、情報処理装置10の電源がオンにされた時点ではローレベルであるが、ホスト側の初期化が終了した時点でハイレベルに切り替わる信号である。遅延回路100は、入力されたHDD_RESET信号を、所定時間T2だけ遅延させて、DASP信号として出力するための回路である。この遅延回路100は、例えば、上述した第1実施形態のような抵抗とキャパシタとにより構成することができ、この場合、その時定数により遅延時間T2が定まる。
また、この遅延回路100は、入力されたHDD_RESET信号がハイレベルの場合、DASP信号につながっている端子がハイインピーダンスになる回路である。図5の例では、抵抗R20を介して、ハイレベル電圧VH3が接続されているので、遅延回路100のDASP信号の出力がハイインピーダンスになると、DASP信号は、ハイレベルになる。
但し、遅延回路100はハイインピーダンスになるだけであるので、インターフェース変換回路60がDASP信号をグランドに接続すれば、このDASP信号は、ハイレベルからローレベルに切り替わる。すなわち、インターフェース変換回路60は、ハードディスクドライブ54のアクセスの有無に基づいて、DASP信号の論理レベルをハイレベル又はローレベルに任意に切り替えることが可能である。
図6は、初期化動作時のHDD_RESET信号とDASP信号の変化の一例を示す図である。この図6に示すように、情報処理装置10の電源がオンになった当初の初期化動作時には、HDD_RESET信号は、ローレベルである。そして、ホスト側である情報処理装置10のシステムの初期化が終了した時点で、HDD_RESET信号はローレベルからハイレベルに切り替わる。
HDD_RESET信号がハイレベルに切り替わると、遅延回路100の働きにより、所定時間T2だけ遅延して、DASP信号がローレベルからハイレベルに切り替わる。これ以降は、DASP信号は、インターフェース変換回路60の制御により、論理レベルがハイレベル又はローレベルに切り替えられることとなる。すなわち、ハードディスクドライブ54へのアクセスがない場合はハイレベルのままであり、ハードディスクドライブ54へのアクセスがある場合はローレベルに切り替わる。
また、ホスト側の初期化が終了した後、遅延時間T2の間に、インターフェース変換回路60は、DASP信号がローレベルであること、つまり、アサートされていることを検出する。DASP信号がアサートされていることを検出したインターフェース変換回路60は、スレーブ(デバイス1)が接続されていると判断して、立ち上げ処理を進行させる。すなわち、5秒間、DASP信号の変化を監視して立ち上げ処理を停止することなく、次の処理に移行する。このため、情報処理装置10の立ち上げ処理が、5秒間、DASP信号の変化待ちの状態で停止してしまうのを回避することができる。
また、上述した第1実施形態と同様に、情報処理装置10では、ハードディスクドライブ54がマスター(デバイス0)であり、これにスレーブ(デバイス1)は接続出来ない構造になっている。したがって、この情報処理装置10にスレーブ(デバイス1)が接続されることはあり得ない。このため、立ち上がった情報処理装置10は、スレーブ(デバイス1)が接続されていないという条件の下、各種の設定をしたり、各種の処理を実行したりする。したがって、信号制御回路62により、強制的にDASP信号をハイレベルにしても、以後の情報処理装置10の処理に問題を来すことはない。
また、立ち上げ処理が終了した後は、インターフェース変換回路60は、DASP信号を用いて、ハードディスクドライブ54のアクセスの有無をホスト側に通知することができるようになるため、このDASP信号を用いて、情報処理装置10は、例えば、ハードディスクドライブ54のアクセスの有無をユーザに通知するアクセスランプを点灯させたり、ハードディスクドライブのアクセスの有無に基づいて電池残量算出時の補正演算をしたりすることができる。すなわち、DASP信号は、情報処理装置10内の他の回路に任意に取り込まれて、利用することができるようになる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず種々に変形可能である。例えば、上述した実施形態における各信号の論理レベルは一例に過ぎず、設計に応じて、ローレベルとハイレベルが適宜入れ替わってもよい。例えば、上述した実施形態では、スレーブ(デバイス1)の接続の有無を判断するにあたり、DASP信号がローレベルの場合を、DASP信号がアサートされている状態(第1論理レベルの状態)であり、DASP信号がハイレベルの場合を、DASP信号がネゲートされている状態(第2論理レベルの状態)であると定義したが、これを逆にして、DASP信号がハイレベルの場合を、DASP信号がアサートされている状態(第1論理レベルの状態)であり、DASP信号がローレベルの場合を、DASP信号がネゲートされている状態(第2論理レベルの状態)であると定義してもよい。
また、上述した実施形態では、ハードディスクドライブ54に接続される変換回路が、ATAインターフェースとシリアルATAインターフェースとの間のインターフェースの変換を行う変換回路である場合を例に本発明を説明したが、他の仕様のインターフェースの変換を行うインターフェース変換回路であっても、本発明を適用することができる。さらには、インターフェース変換をする変換回路に限らず、ハードディスクドライブ54に接続されて、何らかの信号の変換を行う変換回路に対しても、本発明は適用することができる。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の内部構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置におけるDASP信号の変化の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る情報処理装置における信号制御回路の内部構成の一例を示す回路図である。 本発明の第1実施形態に係る情報処理装置におけるPHYRDY信号とNチャネルFETのゲート入力とDASP信号との変化の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置における信号制御回路の内部構成の一例を示す回路図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置におけるHDD_RESET信号とDASP信号との変化の一例を示す図である。
符号の説明
10 情報処理装置
20 メインCPU
22 サブCPU
24 ユーザインターフェース
30 RAM
32 ROM
34 CFカード接続部
36 SDカード接続部
40 表示制御部
42 表示画面
50 USBブリッジ回路
52 USB接続部
54 ハードディスクドライブ
60 インターフェース変換回路
62 信号制御回路

Claims (8)

  1. 第1のハードディスクドライブと、
    前記第1のハードディスクドライブに接続された変換回路であって、前記第1のハードディスクドライブをマスターとしたときに、スレーブに相当する第2のハードディスクドライブが存在するか否かを、第1制御信号が第1所定時間内に第1論理レベルになるか否かで判断するとともに、前記第1制御信号が第2論理レベルである場合には前記第1所定時間が経過するまで前記第1制御信号の変化を監視して立ち上げ処理の進行を停止するが、前記第1制御信号が前記第1論理レベルであることを検出した場合には前記第1所定時間が経過する前であっても立ち上げ処理を進行する、変換回路と、
    前記第2のハードディスクドライブが存在するか否かに拘わらず、前記第1のハードディスクドライブを立ち上げる際に生成される第2制御信号に基づいて、前記第1所定時間内に前記第1制御信号を前記第1論理レベルにする、信号制御回路と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第2制御信号は、前記第1のハードディスクドライブと前記変換回路との間の通信の初期化が完了したことを示す、PHYRDY信号である、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記信号制御回路は、前記PHYRDY信号が変化して前記第1のハードディスクドライブと前記変換回路との間の通信の初期化が完了したことを検出した場合には、前記PHYRDY信号の変化を検出した後、第2所定時間だけ遅延させて、前記第1制御信号を前記第1論理レベルから前記第2論理レベルに切り替え、
    前記変換回路は、前記第2所定時間の間に、前記第1制御信号が前記第1論理レベルであることを検出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2制御信号は、前記第1のハードディスクドライブをリセットするためのHDD_RESET信号である、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記信号制御回路は、前記HDD_RESET信号が変化して前記第1のハードディスクドライブのリセットが解除されたことを検出した場合には、前記HDD_RESET信号の変化を検出した後、第3所定時間だけ遅延させて、前記第1制御信号を前記第1論理レベルから前記第2論理レベルに切り替え、
    前記変換回路は、前記第3所定時間の間に、前記第1制御信号が前記第1論理レベルであることを検出する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記信号制御回路は、前記第3所定時間が経過した後は、前記第1制御信号の出力がハイインピーダンス状態となって、前記変換回路が前記第1制御信号の論理レベルを前記第1論理レベル又は前記第2論理レベルに任意に切り替えることができるようにするとともに、
    前記変換回路は、前記第3所定時間が経過した後は、前記第1制御信号を前記第1のハードディスクドライブのアクセスの有無を示す信号として用いる、ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1のハードディスクドライブには、スレーブである前記第2のハードディスクドライブが接続され得ない構造であり、前記第1制御信号が前記第1論理レベルになったとしても、スレーブである前記第2のハードディスクドライブが接続されていない条件の下でシステムを立ち上げる、ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかかに記載の情報処理装置。
  8. 第1のハードディスクドライブと、前記第1のハードディスクドライブに接続された変換回路とを、備える情報処理装置の制御方法であって、
    前記変換回路は、前記第1のハードディスクドライブをマスターとしたときに、スレーブに相当する第2のハードディスクドライブが存在するか否かを、第1制御信号が第1所定時間内に第1論理レベルになるか否かで判断し、
    前記変換回路は、前記第1制御信号が第2論理レベルである場合には前記第1所定時間が経過するまで前記第1制御信号の変化を監視して立ち上げ処理の進行を停止するが、前記第1制御信号が前記第1論理レベルであることを検出した場合には前記第1所定時間が経過する前であっても立ち上げ処理を進行するとともに、
    前記第2のハードディスクドライブが存在するか否かに拘わらず、前記第1のハードディスクドライブを立ち上げる際に生成される第2制御信号に基づいて、前記第1所定時間内に前記第1制御信号を前記第1論理レベルにして、前記変換回路に立ち上げ処理を進行させる、
    ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
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