JP2010048371A - 予圧ローラ式変速装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の摩擦式ローラ変速機における駆動力の不足の問題を解決し、汎用の変速装置として使い勝手の良い摩擦式ローラ変速装置を提供する。
【解決手段】予圧ローラ式変速装置10は、軸受によりケーシング2に支えられた入力軸11に一体に備えられた入力軸ローラ12と、軸受によりケーシング2に支えられた出力軸13に一体に備えられた入力軸ローラ12と径が異なった出力軸ローラ14と、両ローラ12,14の中心軸同士を結ぶ軸中心線に対称となるようにして、両ローラ12,14にそれぞれ外接する一対の予圧ローラ21、21と、該予圧ローラ21、21を互いに近寄せる方向に加圧する予圧ローラ加圧手段22とで構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力軸ローラと出力軸ローラに予圧ローラを介して減速、又は、増速させる摩擦ローラ変速装置に関し、特に、予圧ローラの予圧手段と、該予圧手段のために加えられるローラ軸受の負荷を軽減する手段の構成に関する。
高度な回転精度と静粛性を要求される変装置の動力伝達機構にはローラとローラの接触摩擦による機構が良く利用されている。被動機械装置が軽量で駆動力が小さい場合はこのローラの接触摩擦によるもので事足りるが、静粛性と同時に若干大きい駆動力が欲しい場合に、ローラ間の圧力を高め、同時接触ローラの数を増やして駆動力を増大する要求が生じており、そのような要求に応える提案が種々行なわれている。
特許文献1に提案された従来のローラ式摩擦伝動装置は、入力側ローラと出力側ローラとの間に遊動輪を挟入して遊動輪の曲率半径が大きいことを利用して摩擦面圧を大きくし、同時に、入力側ローラと出力側ローラに外接し内締めする伝動輪を設けることにより入力側ローラと出力側ローラを支承する軸受にかかる力を減らすようにした摩擦ローラ動力伝動装置である。
特許文献2に提案された従来のローラ式摩擦伝動装置は、駆動軸に設けられた小ローラと、ハウジングに固定された軸に回転可能に軸支され前記小ローラに外接する複数の中間ローラと、該複数の中間ローラに外接する内ローラと一体の出力軸とにより構成された摩擦ローラ式減速装置で、小ローラの中心軸を内ローラの中心軸に対して偏心させ、中間ローラの一つを内ローラと小ローラの傾いた楔状の隙間に押し込んで圧力を掛けることにより中間ローラ全部に締まり嵌め力を生じるようにした楔ローラ式減速装置である。
特許文献3に提案された従来のベルト式摩擦伝動装置は、駆動軸直結の駆動プーリーと、被動軸に設けられた被動側大プーリーと、該被動側大プーリーと駆動プーリーに巻き掛けられた鋼板製のベルトとからなり、駆動プーリーの円筒面を延長し、該延長部に前記鋼板製ベルトの板厚と同寸の段を設けて減径し、駆動プーリーの延長円筒面と前記ベルトの外側を同時に自由回転する駆動補助ローラで押すことにより、駆動プーリーの摩擦力を増大して駆動力を増すようにしている。
特開平3−33543号公報(1図、2図) 特開2002−39304号公報(図1、図2) 特開2008−106790号公報(図4)
特許文献1に提示された従来のローラ式摩擦伝動装置は、簡易な構成で入力側ローラと出力側ローラの接点は1ヶ所しかなく、充分な動力伝達は期待できない。また、特許文献2に提案された従来のローラ式摩擦伝動装置は、中間ローラの一つを内ローラと小ローラの傾いた楔状の隙間に押し込んで圧力を掛ける機構が複雑であり、複数の中間ローラの径が統一できないので部品種類が増加する不具合が在る。
また、特許文献3に提案された従来のベルト式摩擦伝動装置は、駆動プーリーの円筒面と鋼製ベルトの外側を同時に自由回転する駆動補助ローラで押すことにより、駆動プーリーの摩擦力を増大して駆動力を増すようにしているが、ベルトと駆動補助ローラとの接点は一ヶ所しかなく、充分な動力伝達は期待できない。
本発明は、従来の摩擦式ローラ変速機における駆動力の不足の問題を解決し、汎用の変速装置として使い勝手の良い摩擦式ローラ変速装置を提供することを目的とする。
上記の問題点に対し、本発明は以下の各手段により課題の解決を図る。
(1)第1の手段の予圧ローラ式変装置は、軸受によりケーシングに支えられた入力軸に一体に備えられた入力軸ローラと、軸受によりケーシングに支えられた出力軸に一体に備えられた前記入力軸ローラと径が異なった出力軸ローラと、前記両ローラの中心軸同士を結ぶ軸中心線に対称となるようにして、該両ローラにそれぞれ外接する一対の予圧ローラと、該予圧ローラを互いに近寄せる方向に加圧する予圧ローラ加圧手段とで構成されたことを特徴とする。
(2)第2の手段の予圧ローラ式変装置は、上記(1)の遊星ローラ予圧ローラ式変装置において、予圧ローラ加圧手段は、入力軸ローラ、出力軸ローラの幅より両側に巾を延長した予圧ローラと、該予圧ローラの延長部分に内接し予圧ローラを互いに近寄せる方向に作用する自由回転可能な一対の予圧内ローラとにより構成されたことを特徴とする。
(3)第3の手段の予圧ローラ式変装置は、上記(1)の予圧ローラ式変装置において、予圧ローラ加圧手段は、予圧ローラの回転軸を両側から回転自在に支える軸受を互いに近寄せる方向に作用する引張りばねであることを特徴とする。
(4)第4の手段の予圧ローラ式変装置は、上記(2)の予圧ローラ式変装置において、入力軸ローラ、出力軸ローラを共に外接し予圧する内ローラを加設し、入力軸ローラ、出力軸ローラの軸受の予圧負荷を軽減するようにしたことを特徴とする。
(5)第5の手段の予圧ローラ式変装置は、上記(4)の予圧ローラ式変装置において、入力軸ローラ、出力軸ローラに外接し予圧する内ローラに内接する補助ローラを加設し、該補助ローラを外周方向に押すことにより予圧内ローラの予圧を調整可能としたことを特徴とする。
(6)第6の手段の予圧ローラ式変装置は、上記(2)、(4)、(5)のいずれかの予圧ローラ式変装置において、予圧ローラ、及び予圧内ローラに脱輪防止用フランジガイドを設けたことを特徴とする。
(7)第7の手段の予圧ローラ式変装置は、上記(1)の予圧ローラ式変装置において、予圧ローラ加圧手段は、両予圧ローラの両側に予張力を有する一対のエンドレスの可撓性ベルトを巻掛けた構成であることを特徴とする。
(8)第8の手段の予圧ローラ式変装置は、上記(7)の予圧ローラ式変装置において、入力軸ローラ、出力軸ローラを共に巻掛け予圧するエンドレスの他の可撓性ベルトと該他の可撓性ベルトの張力を調整可能なテンションローラを加設し、入力軸ローラ、出力軸ローラの軸受の予圧負荷を軽減するようにしたことを特徴とする。
(9)第9の手段の予圧ローラ式変装置は、上記(1)〜(8)のいずれかの予圧ローラ式変装置において、入力軸ローラと出力軸ローラとの距離を入力軸軸受を介して調整するローラ間距離調整手段を備えることにより予圧ローラの予圧力が調整できることを特徴とする。
請求項1〜3及び請求項7に係わる発明は上記第1〜第3及び第6の手段の予圧ローラ式変装置であり、摩擦による駆動トルクは一対の予圧ローラを介して入力側ローラから出力側ローラに伝えられるので、単一ローラ同士の動力伝達の約2倍の駆動能力を有し、また、一対の予圧ローラは対称に設置され、互いに引き合うように予圧作用をしているので摩擦圧力のバランスが良い。
請求項4に係わる発明は、上記第4の手段の予圧ローラ式変装置であり、入力軸ローラ、出力軸ローラに外接し予圧する内ローラを加設したので、入力軸ローラ、出力軸ローラの軸受の予圧負荷を軽減しローラを支える軸受の耐久性を向上させる効果を有し、また、予圧ローラは周速度が同じで回転方向が逆であるので、予圧内ローラによる反力は駆動力にならず、動力損失を生じないので動力伝達効率が高い。
請求項6に係わる発明は、上記第6の手段の予圧ローラ式変装置であり、ローラの両側にガイドを設けたので、予圧ローラが脱輪することを防止する効果がある。
請求項8に係わる発明は、上記第8の手段の予圧ローラ式変装置であり、入力軸ローラ、出力軸ローラを巻き掛け予圧するベルトを設けたので、入力軸ローラ、出力軸ローラの軸受の予圧負荷を軽減しローラを支える軸受の耐久性を向上させる効果を有すると同時に、前記ベルトによる駆動力がローラ間の駆動力に加えられる効果があり、動力伝達効率が高い。
請求項9に係わる発明は、上記第9の手段の予圧ローラ式変装置であり、入力軸ローラと出力軸ローラとの距離調整手段を備えることにより予圧ローラの予圧力の調整が容易となるので、ローラの摩擦面が摩耗した場合でも駆動性能の維持が可能であり、耐久性が向上する効果があり、また、入力軸ローラの移動取り外しが容易になるので、装置の組み立てが容易となる。
(第1の実施の形態)
この実施の形態の構成を図に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わる予圧ローラ式減速装置の正面断面図、図2は図1のA―A断面図、図3は図2をB方向から見た図、図4は図1の予圧ローラ式減速装置の入力軸ローラ、出力軸ローラと予圧ローラ等の機能部品を取り出して示す正面図、図5は図4をC方向から見た図である。
図において、予圧ローラ式減速装置10は、軸受16,16によりケーシング2に支えられた入力軸11に一体に備えられた入力軸ローラ12と、軸受17,17によりケーシング2に支えられた出力軸13に一体に備えられた前記入力軸ローラ12と径が異なった出力軸ローラ14と、前記両ローラ12,14の中心軸同士を結ぶ軸中心線に対称となるようにして、両ローラ12,14にそれぞれ外接する一対の予圧ローラ21,21と、その予圧ローラ21,21を互いに近寄せる方向に加圧する予圧内ローラ22とで構成される。9はケーシングカバーである。
図4により各ローラに働く圧力関係を説明する。
予圧ローラ21,21は、入力軸ローラ12、出力軸ローラ14の幅より両側に巾方向を延長し、予圧ローラ21,21の延長部分21c、21cに、予圧ローラ加圧手段として、一対の予圧内ローラ22,22が内接し、この予圧内ローラ22、22は予圧ローラ21,21を互いに近寄せる方向に作用するフリーローラである。予圧内ローラ22は、ローラガイド21a,21bにより軸方向の位置を規制されている。
入力軸ローラ12に図4の水平方向にF1の力が作用したとき、予圧ローラ21,21は予圧内ローラ22,22により、図4紙面上における上下方向の動きを拘束されているため、力F1は入力軸ローラ12から分力して予圧ローラ21,21との圧接力は
p1=F1/2cosθ1
出力軸ローラ14と予圧ローラ21,21との圧接力は
p2=F1/2cosθ2
予圧内ローラ22,22に作用する圧接力(反力)は
p3=F1・sin(θ1+θ2)/2cosθ1・sin(90−θ2)
出力トルクは T=μF1・r2/ cosθ2 となる。
より反力(p3、p3)が加わって圧力(p2、p2)が出力軸ローラ14へ伝えられる。予圧ローラ21,21は周速度が同じで回転方向が同じであるので、予圧ローラ21,21に対する予圧内ローラ22,22の反力(p3、p3)は駆動力にならず、動力損失を生じない。
入力軸ローラ12と出力軸ローラ14との距離を軸受16,16を介して調整するローラ間距離調整手段は、軸受箱5と軸受箱6とケーシング2に備えられた雌ねじに螺入された調整ねじ24,24と調整ねじロック用のロックナット25、25とよりなる。調整ねじ24,24の先端ねじ部は、軸受箱5,6と一体の凸部5a,6aの雌ねじ穴に螺合している。軸受箱5,6の上下端部は、ガイドプレート27,27に支持され、軸中心線に沿う水平方向に移動可能となっている。ホ゛ルト28は、軸受箱5,6に設けられた長穴5b,6bに挿入され、ケーシング2側の雌ねじ穴に螺合して、軸受箱5,6をケーシング2に固定している。3,4は蓋で、ケーシング2にボルト29で固定されている。ローラ間距離を調整することにより予圧内ローラ22,22の弾性が調整され、予圧内ローラ22,22の反力(p3、p3)と入力軸ローラ12と予圧ローラ21間の圧力(p1)と、予圧ローラ21と出力軸ローラ14間の圧力(p2)が調整される。
図2には予圧ローラ減速装置10の入力軸11に直結するモータ8が軸受箱6に支持部材7を用いて取付けられた場合を示している。18は軸継手である。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態を図に基づいて説明する。図6は第2の実施の形態に係わる予圧ローラ式減速装置30の入力軸ローラ、出力軸ローラと予圧ローラ等の機能部品を示す正面図、図7は図6をD方向から見た図である。これらの機能部品は、第1の実施の形態の予圧ローラ式減速装置10と同様、ケーシング2、ケーシングカバー9内に収容され、入力軸ローラ12は軸受16,16を介して軸受箱5、6に軸支され、出力軸ローラ14は軸受17,17を介してケーシング2に軸支されている。
予圧ローラ式減速装置30が第1の実施の形態の予圧ローラ式減速装置10と異なるところは、第1の実施の形態の予圧ローラ式減速装置10の予圧ローラ加圧手段が入力軸ローラ12と出力軸ローラ14に外接する一対の予圧ローラ21,21を互いに近寄せる方向に加圧するために予圧内ローラ22を設けたことに対し、予圧ローラ式減速装置30では予圧ローラ31,31を互いに近寄せる方向に加圧するために、予圧ローラ31,31を軸受32,32を介して引張りばね33,33を用いて予圧ローラ加圧手段としたことである。
入力軸ローラ12と出力軸ローラ14と引張りばね33,33を用いた予圧ローラ加圧手段以外は第1の実施の形態の予圧ローラ式減速装置10と同様であるので、図1及び図3も参照することにし、第1の実施の形態と同じ構成部分、同じ作用については説明を省略する。
図6、図7に示すように、予圧ローラ31,31は両側の軸が軸受32,32に支えられ軸受32,32に備えられたばね掛けに引張りばね33,33が予圧ローラ31,31を入力軸ローラ12と出力軸ローラ14とを挟んで押し付けるように設置されている。このような引張りばね33,33は予圧内ローラ22より弾性係数が小さいので、安定した予圧力が得られ、ローラの摩耗変化等に対してもスリップする虞が無い。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態を図に基づいて説明する。図8は第3の実施の形態に係わる予圧ローラ式減速装置40の入力軸ローラ、出力軸ローラと予圧ローラ等の機能部品を示す正面図である。これらの機能部品は、第1の実施の形態の予圧ローラ式減速装置10と同様、ケーシング2、ケーシングカバー9内に収容され、入力軸ローラ12は軸受16,16を介して軸受箱5、6に軸支され、出力軸ローラ14は軸受17,17を介してケーシング2に軸支されている。
予圧ローラ式減速装置40の入力軸ローラ12、出力軸ローラ14と予圧ローラ21,21及び予圧内ローラ22,22は第1の実施の形態の部品をそのままの機能位置で使用する。入力軸ローラ12、出力軸ローラ14に外接する大リング内ローラ35が両ローラ12,14を外側から圧し付けるように配設される。大リング内ローラ35には中側に両ローラ12,14から外れないように縁ガイド35aが備えられている。
また、大リング内ローラ35の内側にアーム37を備えたテンションローラ36を設けて軸38回りに矢印M方向へ引くことにより、入力軸ローラ12、出力軸ローラ14と予圧ローラ21,21への圧接力を変えられるようにしている。この予圧ローラ式減速装置40は大リング内ローラ35により入力軸ローラ12、出力軸ローラ14を互いに近寄せる方向に圧しているので、入力軸ローラ12、出力軸ローラ14を支えている軸受16,17にローラの圧接力を低減することができる。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態を図に基づいて説明する。図9は第4の実施の形態に係わる予圧ローラ式減速装置の入力軸ローラ、出力軸ローラと予圧ローラ等の機能部品を示す正面図、図10は図9をE方向から見た図である。これらの機能部品は、第1の実施の形態の予圧ローラ式減速装置10と同様、ケーシング2、ケーシングカバー9内に収容され、入力軸ローラ12は軸受16,16を介して軸受箱5、6に軸支され、出力軸ローラ14は軸受17,17を介してケーシング2に軸支されている。
予圧ローラ式減速装置50が第1の実施の形態の予圧ローラ式減速装置10と異なるところは、第1の実施の形態の予圧ローラ式減速装置10の予圧ローラ加圧手段が入力軸ローラ12と出力軸ローラ14に外接する一対の予圧ローラ21,21を互いに近寄せる方向に加圧するために予圧内ローラ22、22を設けたことに対し、予圧ローラ式減速装置50では予圧ローラ47,47を互いに近寄せる方向に加圧するために、予圧ローラ47,47の両側に弾性材製のベルト45,45を巻き掛けて予圧ローラ加圧手段としたことである。
入力軸ローラ12と出力軸ローラ14と予圧ローラ47,47にベルト45,45を巻き掛けた予圧ローラ加圧手段以外は第1の実施形態の予圧ローラ式減速装置10と同様であるので、図1及び図3も参照することにし、第1の実施の形態と同じ構成部分、同じ作用については説明を省略する。
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態を図に基づいて説明する。図11は第5の実施の形態に係わる予圧ローラ式減速装置60の入力軸ローラ、出力軸ローラと予圧ローラ等の機能部品を示す正面図、図12は図11のG−G断面図、図13は図11のH−H断面図である。これらの機能部品は、第1の実施の形態の予圧ローラ式減速装置10と同様、ケーシング2、ケーシングカバー9内に収容され、入力軸ローラ42は軸受16,16を介して軸受箱5、6に軸支され、出力軸ローラ44は軸受17,17を介してケーシング2に軸支されている。
本実施の形態の減速装置は、予圧ローラ加圧手段に、第4の実施の形態の予圧ローラ加圧手段を用い、第3の実施の形態の予圧ローラ式減速装置40における加圧用大リング内ローラ35の代わりに、入力軸ローラ42と出力軸ローラ44を巻き掛けるベルト46を設けたものである。ベルト46の外側にアーム49を備えたテンションローラ48を設けて軸51回りに矢印N方向へ押すことにより、入力軸ローラ42、出力軸ローラ44と予圧ローラ47,47への圧接力を変えられるようにしている。
この予圧ローラ式減速装置60はベルト46により入力軸ローラ42、出力軸ローラ44を互いに近寄せる方向に作用しているので、入力軸ローラ42、出力軸ローラ44を支えている軸受16,17にローラの圧接力を低減することができる。
なお、以上の各実施の形態では、減速装置について説明したが、増速装置に適用可能であることはもちろんである。
本発明の第1の実施の形態に係わる予圧ローラ式減速装置の正面断面図である。 図1のA−A断面図である。 図2をB方向から見た図である。 図1の予圧ローラ式減速装置の入力軸ローラ、出力軸ローラと予圧ローラ等の機能部品を取り出して示す正面図である。 図4をC方向から見た図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる予圧ローラ式減速装置の入力軸ローラ、出力軸ローラと予圧ローラ等の機能部品を示す正面図である。 図6をD方向から見た図である。 本発明の第3の実施の形態に係わる予圧ローラ式減速装置の入力軸ローラ、出力軸ローラと予圧ローラ等の機能部品を示す正面図である。 本発明の第4の実施の形態に係わる予圧ローラ式減速装置の入力軸ローラ、出力軸ローラと予圧ローラ等の機能部品を示す正面図である。 図9をE方向から見た図である。 本発明の第5の実施の形態に係わる予圧ローラ式減速装置の入力軸ローラ、出力軸ローラと予圧ローラ等の機能部品を示す正面図である。 図11のG−G断面図である。 図11のH−H断面図である。
符号の説明
2 ケーシング
5、6 軸受箱
10、30、40、50、60 予圧ローラ式減速装置
11 入力軸
12 入力軸ローラ
13 出力軸
14 出力軸ローラ
16,17 軸受
21,31,47 予圧ローラ
21a、21b ローラガイド
22 予圧内ローラ
24 調整ねじ
27 ガイドプレート
32 軸受
33 引張りばね
35 大リング内ローラ
36、48 テンションローラ
45,46 ベルト

Claims (9)

  1. 軸受によりケーシングに支えられた入力軸に一体に備えられた入力軸ローラと、軸受によりケーシングに支えられた出力軸に一体に備えられた前記入力軸ローラと径が異なった出力軸ローラと、前記両ローラの中心軸同士を結ぶ軸中心線に対称となるようにして、該両ローラにそれぞれ外接する一対の予圧ローラと、該予圧ローラを互いに近寄せる方向に加圧する予圧ローラ加圧手段とで構成されたことを特徴とする予圧ローラ式変速装置。
  2. 請求項1に記載する予圧ローラ式変速装置において、予圧ローラ加圧手段は、入力軸ローラ、出力軸ローラの幅より両側に巾を延長した予圧ローラと、該予圧ローラの延長部分に内接し予圧ローラを互いに近寄せる方向に作用する自由回転可能な一対の予圧内ローラとにより構成されたことを特徴とする予圧ローラ式変速装置。
  3. 請求項1に記載する予圧ローラ式変速装置において、予圧ローラ加圧手段は、予圧ローラの回転軸を両側から回転自在に支える軸受を互いに近寄せる方向に作用する引張りばねであることを特徴とする予圧ローラ式変速装置。
  4. 請求項2に記載する予圧ローラ式変速装置において、入力軸ローラ、出力軸ローラを共に外接し予圧する内ローラを加設し、入力軸ローラ、出力軸ローラの軸受の予圧負荷を軽減するようにしたことを特徴とする予圧ローラ式変速装置。
  5. 請求項4に記載する予圧ローラ式変速装置において、入力軸ローラ、出力軸ローラに外接し予圧する内ローラに内接する補助ローラを加設し、該補助ローラを外周方向に押すことにより予圧内ローラの予圧を調整可能としたことを特徴とする予圧ローラ式変速装置。
  6. 請求項2,4、5のいずれかに記載する予圧ローラ式変速装置において、予圧ローラ、及び予圧内ローラに脱輪防止用フランジガイドを設けたことを特徴とする予圧ローラ式変速装置。
  7. 請求項1に記載する予圧ローラ式変速装置において、予圧ローラ加圧手段は、両予圧ローラの両側に予張力を有する一対のエンドレスの可撓性ベルトを巻掛けた構成であることを特徴とする予圧ローラ式変速装置。
  8. 請求項7に記載する予圧ローラ式変速装置において、入力軸ローラ、出力軸ローラを共に巻掛け予圧するエンドレスの他の可撓性ベルトと該他の可撓性ベルトの張力を調整可能なテンションローラを加設し、入力軸ローラ、出力軸ローラの軸受の予圧負荷を軽減するようにしたことを特徴とする予圧ローラ式変速装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載する予圧ローラ式変速装置において、入力軸ローラと出力軸ローラとの距離を入力軸軸受を介して調整するローラ間距離調整手段を備えることにより予圧ローラの予圧力が調整できることを特徴とする予圧ローラ式変速装置。
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