JP2010046389A - ウイルス対策ゴーグル - Google Patents

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Abstract

【課題】 眼の粘膜を介してウイルス感染することを防御可能なウイルス対策ゴーグルを提供する。
【解決手段】 本発明は、顔面に密着した状態で装着可能としたゴーグル本体と、ゴーグル本体に形成され、同ゴーグル本体内部の湿気を外部に放出する通気部と、を備え、通気部に、ウイルスの進入を防御するフィルタを設けたこととした。
【選択図】図1

Description

本発明は、眼の粘膜からウイルス感染を防止可能としたウイルス対策ゴーグルに関するものである。
近年、鳥インフルエンザ等のウイルスによるパンデミック化が懸念されている。特に、そのような状態となれば、医療従事者が患者と最初の段階に接触するため、医療従事者を介して2次感染する確率が高く、この2次感染を防止するためにさまざまな感染防止用品が開発されている。
例えば、口や鼻からの感染を防御する感染防止用品として、高性能なフィルタ機能を有するマスクが開発されている。
しかし、近年では、眼の粘膜から感染する新種のウイルスの存在が報告されており、マスクを装着しただけでは眼が露出してしまっているため、飛散した血液などが眼に入るおそれがあり、感染防止には不十分であることが分かった。そこで、ゴーグルなどを使用することが考えられるが、ウイルスから眼を守り、眼からのウイルス感染を防止することを目的としたゴーグルは存在しない。
例えば、手術中に患部を照射するためのライト部を備えたゴーグルが医療従事者用のゴーグルとして開示されている(例えば、特許文献1を参照。)が、ウイルス感染を防止することを目的としたものではない。
また、特許文献2には、ゴーグルタイプではないが、多数の感染 症患者が発生した場合でも、搬送スタッフの安全を確保しながら感染症患者を医療施設に迅速に搬送可能にした感染症患者搬送用マスクが提案されている。
特開2005−185749号公報 特開2002−150803号公報
しかしながら、特許文献2に記載のマスクは、重装備になるため、医療従事者用とするには不適当である。このように、従来、眼の粘膜を介してウイルスに感染することを防御することを目的としたゴーグルはないため、かかるゴーグルの早急な開発が望まれているところである。
上記の点に鑑み、本発明では、眼の粘膜を介してウイルス感染することを防御可能なウイルス対策ゴーグルを提供することを目的としている。
請求項1に係る発明では、顔面に密着した状態で装着可能としたゴーグル本体と、前記ゴーグル本体に形成され、同ゴーグル本体内部の湿気を外部に放出する通気部と、を備え、前記通気部に、ウイルスの進入を防御するフィルタを設けたウイルス対策ゴーグルとした。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のウイルス対策ゴーグルにおいて、前記フィルタは、静電気帯電フィルタであることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載のウイルス対策ゴーグルにおいて、前記静電気帯電フィルタは、メルトブローン材料からなることを特徴とする。
本発明によれば、ゴーグル本体内の蒸気を外部へ排出できるため長時間してもゴーグル本体のレンズ部が曇ることを防止できるため、医療従事者が用いるのに好適であり、しかも、通気部は、外部からゴーグル本体内へ進入するウイルスをカットできるため、眼の粘膜を介してウイルス感染することを防止することが可能となる。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態のウイルス対策ゴーグルを示す構成図、図2は本実施形態のウイルス対策ゴーグルを頭部に装着した状態を示す説明図、図3は本実施形態のウイルス対策ゴーグルの要部である通気部を示す構成図である。
本発明に係るウイルス対策ゴーグル1は、顔面に密着した状態で装着可能としたゴーグル本体2と、このゴーグル本体2に形成され、同ゴーグル本体2の内部の湿気を外部に放出するための通気部3とを備え、この通気部3に、ウイルスの進入を防御するフィルタを設けたものである。すなわち、図1および図2に示すように、両眼E,Eを囲繞し、その周囲および鼻Nを露出するように顔面に密着した状態で装着可能としたゴーグル本体2に、同ゴーグル本体2内部の湿気(図3(c)中の点線矢印は湿気の流れを示している)を外部に放出する通気部3を設け、この前記通気部3に、ウイルスの進入を防御する静電気帯電フィルタ50を設けている。
ゴーグル本体2は、透明なレンズ部11を前面に装着するとともに、両眼E,Eを囲繞した状態で、鼻Nを露出可能な形状とした覆部20を有しており、この覆部20は、顔面の皮膚との密着性を保ちつつ可撓性を備えた樹脂材で成形されている。また、覆部20の側部には、頭部Hに装着可能とするバンド部4を取付ける装着部25,25が左右に設けられている。
ゴーグル本体2に装着された透明なレンズ部11は、良好な視認性を有するとともに、外部からウイルスの侵入ができないように、その周縁がゴーグル本体2の前面開口部10に緊密状態に装着されている。
また、覆部20には、上部21の左右に離間した2箇所と下部22の左右に離間した2箇所に、ゴーグル本体2の内部と外部との通気を行う複数の通気部3,3,3,3が設けられている。したがって、ゴーグル本体2の内部に湿気が溜まり、レンズ部11が曇ることを防止している。
図3に示すように、各通気部3は、截頭円錐形状に形成された断面視台形形状の外装部材30と、この外装部材30の内周面31に一体的に嵌着可能とした略同形状の押え部材40と、これら外装部材30と押え部材40との間に介設される円形の静電気帯電フィルタ50(図3(c)参照)とから構成される。
外装部材30の外周面32には、台形状の開口部33が複数形成された構成となっている。そして、図3(c)に示すように、外装部材30の下端部34は、ゴーグル本体2の覆部20に形成した装着開口部23に嵌着可能とした構成となっている。
押え部材40は、外装部材30の内周面31に沿った断面視台形であり、押え部材40の上部41には円形の静電気帯電フィルタ50を装着可能とした開口部42が形成されている。すなわち、ゴーグル本体2の内部と外部との実質的な通気は、押え部材40の開口部42、静電気帯電フィルタ50、及び外装部材30の開口部33を介して行われることになる。
ここで、静電気帯電フィルタ50を通気部3内に装着する手順について説明する。
先ず、押え部材40の上部41の開口部42を塞ぐように円形の静電気帯電フィルタ50を載せる。次いで、静電気帯電フィルタ50を載せた状態の押え部材40をゴーグル本体2の内側から装着開口部23に挿入して、押え部材40と外装部材30とを嵌着する。
こうして、外装部材30の天井部35と押え部材40の上部41の間に静電気帯電フィルタ50を挟んだ状態で装着するのである。
あるいは、外装部材30の頂面を下側に向けて、頂面内部に静電気帯電フィルタ5をセットし、その後、押え部材40の上部41で静電気帯電フィルタ5を押圧するように当該押え部材40を外装部材30に嵌合してもよい。
ここで、静電気帯電フィルタ50は、メルトブローン材料で構成するようにしている。
メルトブローン材料は、ポリプロピレンからなる高分子の複合体の組成を有し、1.5μm〜5μmに形成した繊維を積み上げ、繊維同士の間をお互いに交差して巻き付かせて1枚の厚さの布に形成するとともに、静電気を帯電させる処理を施して一定の静電気の電荷が帯電した状態にしたものである。なお、超微細粒子濾過の物理現象によって、メルトブローン布は微細な空間を備えており、また、複数の繊維が積み上げられ、さらに、静電気を帯電させているため、ウイルスの進入を防止することができる。仮に進入しても、繊維が積層されており、途中でウイルスの進入を阻止することができ、さらに、帯電しているためウイルスを繊維に引き寄せて捕捉することでウイルス遮断機能として作用する。
また、メルトブレーン材料は、空気中においては吸湿性が悪く、通常、乾燥している状態である。そのため、フィルタとして使用しても長時間使用でき、さらには、長期間使用しても静電気の電荷を失うことなく、常に電荷を保持した状態を維持できる。
次に、本実施形態に係るウイルス対策ゴーグル1の使用状態について説明する。なお、本ウイルス対策ゴーグル1は、ウイルス感染した患者を対処する者に装着して二次感染を予防するのに好適であるため、以下、医療従事者が使用する場合として説明する。
医療従事者は、ウイルス対策が施されたマスクを装着し、そのマスクの上からウイルス対策ゴーグル1を装着する。すなわち、ウイルス対策ゴーグル1のバンド部4を後頭部に装着しつつ耳に引っかける。このとき、ゴーグル本体2の覆部20は、両眼E,Eの周囲を覆いつつさらに鼻Nを露出するように覆いながら皮膚に密着するようにしている。
そして、例えば患者が処置室内にいる場合であれば、医療従事者はウイルス対策ゴーグル1を装着した状態で処置室に入室し、患者の診療、診断などを行う。通気部3を備えているため、透明なレンズ部11が曇ることがないため診察などに支障を来すことがない。また、患者がウイルス感染してり、なおかつそのウイルスが粘膜などを介して感染するようなものであったとしても、静電気帯電フィルタ5を備えているため、眼Eから感染するおそれがない。なお、患者のいる処置室に入室した直後、及び診察後には窓等を開けて換気することが望ましい。
医療従事者は、診断が終了した後、ウイルス対策ゴーグルを装着した状態でアルコール消毒剤等を含浸した布で拭いて消毒する。その後、ウイルス対策ゴーグルを室内等で陰干し乾燥する。本ウイルス対策ゴーグルは、以後複数回にわたり使用することが可能となる。
ここで、ウイルス対策ゴーグル1の通気部3の作用について以下に説明する。
処置室内に飛散していうウイルスや微粒子は、通気部3から、具体的にはゴーグル本体2の外装部材30の開口部33から進入することが考えられる。しかし、侵入したとしても、そのウイルスは、外装部材30の内周面31と押え部材40の外周面43との隙間を上昇したときに、押え部材40の上部41に装着された静電気帯電フィルタ50に捕捉されて侵入を阻止される。
また、密閉したゴーグル本体2内に生じた皮膚の汗腺から流れ出た汗は、蒸気となり、この蒸気は、装着開口部23を介して押え部材40の開口部42から静電気帯電フィルタ50を通過して、外装部材30の内周面31と押え部材40の外周面43との隙間を降下して外装部材30の開口部33からゴーグル本体2の外部へ排出する。
上述してきたように、本実施形態のウイルス対策ゴーグルによれば、ゴーグル本体2内の蒸気を外部へ排出できるため長時間してもゴーグル本体2のレンズ部11が曇ることを防止できるため、医療従事者が用いるのに好適であり、しかも、通気部3は、外部からゴーグル本体2内へ進入するウイルスをカットできるため、眼E,Eの粘膜を介してウイルス感染することを防止することが可能となる。
また、本実施形態のウイルス対策ゴーグルによれば、各通気部3の内周面31には、断面視台形の静電気帯電フィルタ50が装着されており、外部から開口部42を介して進入したウイルスを静電気帯電フィルタ50で捕捉してゴーグル本体2内へ進入させない効果がある。
さらに、本実施形態のウイルス対策ゴーグルによれば、静電気帯電フィルタは、メルトブローン材料からなるので、帯電したメルトブローン材料でウイルスを捕捉し、さらに、繊維構造でウイルスの進入を阻止することができ、ゴーグル本体内へのウイルスの進入を確実に防止できる効果がある。
次に、ウイルス対策ゴーグル1の通気部3の変形例について説明する。図4は本変形例に係る通気部3の説明図である。
本変形例に係る通気部3も、外装部材30と押え部材40と静電気帯電フィルタ50とを具備しているが、外装部材30は、上述した実施形態の構成と同一のため重複説明を省略する。
本変形例に係る通気部3は、図3に示した通気部3と異なり、静電気帯電フィルタ50の形状を断面視台形とするとともに、押え部材40の外周面43および上部41に開口部42を形成した点にある。
押え部材40には、外周面43に開口部42が形成されている。この開口部42は、外装部材30に設けられた開口部33と略同面積であり、かつ互いに重合する位置に設けている。
静電気帯電フィルタ50は、外装部材30及び押え部材40と同様、断面視台形に形成されており、外装部材30及び押え部材40の間にサンドイッチ状に介設される構成となっている。
ここで、断面視台形の静電気帯電フィルタ50を通気部3内に装着する手順について説明する。
この押え部材40を覆うように断面視台形の静電気帯電フィルタ50を被せた状態とする。
静電気帯電フィルタ50を載せた状態の押え部材40をゴーグル本体2の内側から装着開口部23に挿入して、押え部材40と外装部材30とを嵌着するようにしている。
このとき、外装部材30の内周面31および天井部35と押え部材40の上部41および外周面43の間に断面視台形の静電気帯電フィルタ50を挟んだ状態としている。
かかる構成の通気部において、外部から進入したウイルスは、外装部材30の開口部33から進入して、断面視台形の静電気帯電フィルタ50に侵入を阻止される。一方、密閉したゴーグル本体2内に生じた汗等からなる蒸気は、装着開口部23を介して押え部材40の開口部42から静電気帯電フィルタ50を通過して、外装部材30の開口部33からゴーグル本体2の外部へ排出できる。
かかる構成によれば、上述した効果に加え、押え部材40の外周面43において、外装部材30の開口部33と重合する位置に開口部42を設けることで、ゴーグル本体2内で発生した蒸気をより効率よくゴーグル本体2の外部へ排出できる効果がある。
表1は、本実施形態のウイルス対策ゴーグルを用いて以下のような試験を行った結果を示している。
この試験は、米国軍規格MILM36954C及びASTM(米国材料試験協会)F2101規格に基づく試験である。この試験を行ったネルソン研究所(NELSON LABORATORIES)は、アメリカ合衆国食品医薬品局(FDA)認可のウイルス防御用具やウイルス防御使用マスクN規格の認定試験所として知られている。
試験に用いたウイルスは、細菌を宿主とするバクテリオファージとした。このバクテリオファージは、米国軍が感染防御用具の性能試験を行うために標準としているウイルスである。
この試験で用いた試験用粒子バクテリオファージφX174は、約25〜27nm程度の大きさであり、コントロール平均は、1714PFUである。
次に試験の手順を以下の順に説明する。
バクテリオファージφX174のストック液は、φX174を対数期の大腸菌(E.coli)培養液へ接種し、この大腸菌培養液を、大腸菌による濁りが消えるまで37±2℃で振とうし、次いで、大きい細胞残渣を遠心分離機で除去し、続いて、0.2μmメンブランフィルターで濾過し、残っている宿主細胞残渣を除去することにより調製されたものである。なおこのストック液は2-8℃にて保存する。
バクテリオファージの力価を計算し、テストサンプルあたり2200±500PFU(プラーク形成単位)以内の負荷密度が得られるよう、使用前に力価を調整する。
バクテリオファージ懸濁液を、制御された流量、一定の空気圧のもとにシカゴネブライザーで噴霧する。一定の負荷噴霧量により、平均粒径(MPS)約3.0μmのエアロゾル小滴が形成される。この小滴をガラスエアロゾルチャンバーで集め、6段階の、生体粒子、アンダーソンサンプラーを通して引き出す。テストサンプルとアンダーソンサンプラーを通過する流速は、28.3L/min(LPM)に維持する(1立方フィート/分(CFM))。
ふるい式サンプラーであるアンダーソンサンプラーにより、小滴のサイズに基づき、6つの寒天培地の1つの上にエアゾール小滴を衝突させる。分析に使用した寒天培地は、31mLの下層寒天上に、大腸菌を含む3mLの上層寒天で覆うことにより構成される。負荷の後、寒天板を37±2℃で12〜24時間培養した。バクテリオファージを含むそれぞれの粒子により形成されたプラーク数を数え、既報のアンダーソン換算表を用いて推定ヒット値へ変換した。
結果として、濾過効率は次式を用い、テストサンプル試験とテストサンプルなしの試験との間の差分をパーセントとして算出する。
VFE(%)=[[プラーク(Plaques)なしフィルタ]−[プラーク(Plaques)付きフィルタ]]/[プラーク(Plaques)なしフィルタ]
上記計算した結果を表1に示す。
表1
Figure 2010046389
表1にも示すように、サンプルID1〜6のいずれのサンプルにおいても、ウイルス濾過効率(VFE:Viral Filtration Efficiency)の値が99.9%以上であることが示された。
すなわち、本ウイルス対策ゴーグルに用いるフィルタ材のメルトブローン材料は、999/1000のウイルスを防御でき、眼をウイルス感染から防御することができるウイルス対策ゴーグルを提供することが可能となる。
次に、他の実施形態に係るウイルス対策ゴーグルについて説明する。図5は本実施形態のウイルス対策ゴーグルの要部である通気部を示す説明図である。
先の実施形態に係るウイルス対策ゴーグルとの違いは、使用後に通気部3を塞ぐカバー部60を備えた構造としたことにある。
このカバー部60は、外装部材30及び押え部材40よりも一回り大きな断面視台形に形成されており、裾部62に形成した凹部61を、ゴーグル本体2の覆部20に設けた凸部24に嵌着することにより、通気部3を全体的に被覆可能な構成となっている。
カバー部60は、例えば医療従事者が患者診察後に通気部3を覆うように装着することで、静電気帯電フィルタ50に付着したウイルスが何等かの理由で外部へ飛散することを防止できるため、非使用時や保管時に有用となる。
また、カバー部60を装着した状態で、ゴーグル本体2の内部の装着開口部23を介して静電気帯電フィルタ50へ消毒用アルコールを含浸させると、アルコールによりウイルスの構成たんぱく質を変性させて死滅(失活)させることが可能となる。
なお、本ウイルス対策ゴーグルは、ウイルスの他に細菌や人体に有害な物質に汚染された微粒子の進入も阻止することができ、安全でかつ安心して長時間使用することを可能である。
なお、上述してきた実施形態では、ウイルス対策ゴーグの使用者を医療従事者として説明したが、かならずしも医療従事者に限られるわけではなく、家庭などにおいて使用することができる。
本実施形態のウイルス対策ゴーグルを示す構成図である。 本実施形態のウイルス対策ゴーグルを頭部に装着した状態を示す説明図である。 本実施形態のウイルス対策ゴーグルの要部である通気部を示す構成図である。 本実施形態のウイルス対策ゴーグルの要部である通気部の他の例を示す構成図である。 本実施形態の他のウイルス対策ゴーグルの要部である通気部にカバー部を装着した状態を示す説明図である。
符号の説明
E 眼
H 頭部
N 鼻
1 ウイルス対策ゴーグル
2 ゴーグル本体
3 通気部
4 バンド部
10 前面開口部
11 レンズ部
20 覆部
21 上部
22 下部
23 装着開口部
24 凸部
30 外装部材
31 内周面
32 外周面
33 開口部
34 下端部
35 天井部
40 押え部材
41 上部
42 開口部
43 外周面
50 静電気帯電フィルタ
60 カバー部
61 凹部

Claims (3)

  1. 顔面に密着した状態で装着可能としたゴーグル本体と、
    前記ゴーグル本体に形成され、同ゴーグル本体内部の湿気を外部に放出する通気部と、
    を備え、
    前記通気部に、ウイルスの進入を防御するフィルタを設けたことを特徴とするウイルス対策ゴーグル。
  2. 前記フィルタは、
    静電気帯電フィルタであることを特徴とする請求項1に記載のウイルス対策ゴーグル。
  3. 前記静電気帯電フィルタは、メルトブローン材料からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のウイルス対策ゴーグル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101879792B1 (ko) * 2016-11-02 2018-07-19 한경대학교 산학협력단 김서림 방지 및 호흡개선용 보호구
CN111358620A (zh) * 2020-03-29 2020-07-03 复旦大学 一种防护新冠病毒的护目镜
US11096827B1 (en) 2020-07-21 2021-08-24 Alvin Kono PPE integrative protective eyewear

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