JP2010046152A - ストーマパウチ用漏れ防止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストーマパウチの排出口に付着した排泄物の臭いの拡散を防ぐ漏れ防止具を提供する。
【解決手段】ストーマパウチ用漏れ防止具10は、袋33と、袋33を密閉する閉鎖手段とを備えており、閉鎖手段は、磁力により互いに引き合う磁石11と磁石21とを備えている。袋33内部にストーマパウチの排出口が含まれている状態で、ストーマパウチを挟んで閉じることにより、ストーマパウチの排出口を袋内部に閉じ込めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ストーマパウチ用漏れ防止具に関し、より詳細には、ストーマパウチの排出口からの臭いの漏れを防止する防止具に関する。
大腸がんや、膀胱がんなどにより、腸または尿道の一部を手術により切除した場合には、尿および便などの排泄物を体外に出すための排泄口(ストーマ)が新たに設けられる。
ストーマには括約筋がないため、ストーマを持つ患者は、自分の意思で排泄をコントロールすることができない。そのため、ストーマに専用のパウチ(ストーマパウチ)を装着しておき、少しずつ排泄されてくる排泄物を、このパウチ内で受け止め、ある程度溜まったところで、パウチ内の排泄物を捨てるという方法をとる。
主にパウチの下部には、溜まったパウチ内の排泄物を捨てるための排出口が設けられている。利用者は、この排出口から定期的に内容物を捨ててストーマパウチ内を空にすることにより、ストーマパウチを再利用している。排泄物を排出させるとき以外は、排出口は閉鎖手段により閉じられている。例えば、特許文献1に開示されているストーマパウチでは、排泄口を終端とする下方へ延びたネック部を上方へ折り畳むことによって、排泄口を閉鎖している。
特表2005−516674号(平成17年6月9日公開)
通常、排出口を閉鎖して排泄物をパウチ内部に留めているが、パウチそのものから排泄物の臭いが漏れることはない。しかしながら、パウチ内に溜まった排泄物を捨て去った後に、排出口またはその近傍に排泄物が付着した場合には、その後、再利用するときに、異臭が発生し、患者にとって肉体的および精神的苦痛となる。
また、パウチ内に排泄物が溜まってくると、その重み、およびストーマから排出される際の圧力、または毛細管現象により、排泄物が閉鎖部分を通過して、排出口から漏れ出てくる。排泄物が漏れ出ると、衣服の汚染および異臭の発生を引き起こし、同様に患者にとって苦痛となる。
そこで、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ストーマパウチの排出口からの臭いの漏れを防止するストーマパウチ用漏れ防止具を提供することにある。
本発明に係るストーマパウチ用漏れ防止具は、上記の問題を解決するために、袋と、上記袋を実質的に密閉する閉鎖手段とを備えており、上記閉鎖手段は、磁力により互いに引き合う第1磁性部材および第2磁性部材により構成されていることを特徴としている。
なお、ここで、「実質的に密閉」とは、内部の臭いの漏れを防止できる効果を奏するものであれば、完全には密閉されていないものも含むことを意図している。
上記構成によれば、ストーマパウチを挟んでいない状態では、第1磁性部材と、第2磁性部材とが互いに引き合っているため、これらにより構成される閉鎖手段によって、袋は実質的に密閉されている。第1磁性部材と第2磁性部材とは、磁力により互いに引き合っているため、その間にストーマパウチを挟んでも、ストーマパウチを介して閉鎖手段を閉じた状態にすることができる。したがって、袋内部にストーマパウチの排出口が含まれている状態で、ストーマパウチを挟んで閉鎖手段を閉じることにより、ストーマパウチの排出口を袋内部に実質的に閉じ込めることができる。これにより、排出口付近に付着した排泄物の臭いを袋内部に封じ込め、周囲に対して臭いが拡散することを防ぐことができる。
また、仮に排出口から排泄物が漏れ出た場合であっても、排泄物をこの袋により受け止めることができる。したがって、排出口からの排泄物の漏れによる衣服の汚染、異臭の発生をも防ぐことができる。
また、本発明に係るストーマパウチ用漏れ防止具においては、第1磁性部材には第1押圧面が設けられており、第2磁性部材には第1押圧面に対向するように第2押圧面が設けられており、第1押圧面と第2押圧面とは、磁力により互いに引き合うものであることが好ましい。
上記構成によれば、第1磁性部材における第1押圧面と、第2磁性部材における第2押圧面との間に、ストーマパウチを配置すると、第1磁性部材および第2磁性部材によりストーマパウチが押圧され、第1押圧面が接している部分のストーマパウチにおける内壁部分と、第2押圧面が接している部分におけるストーマパウチの内壁部分とが密着することになる。これにより、ストーマパウチ内に溜まった排泄物の移動が阻害される。
したがって、ストーマパウチの排出口を閉鎖する閉鎖具としても機能し、既に排出口が閉鎖されているストーマパウチに適用することにより、排出口からの排泄物の漏れをより確実に防止できる。
また、本発明に係るストーマパウチ用漏れ防止具においては、上記袋の深さ方向に垂直な方向であって、第1押圧面および第2押圧面の面方向に沿った、上記袋の開口部の幅が、ストーマパウチの排出口の幅よりも大きいことが好ましく、具体的には、上記袋の深さ方向に垂直な方向であって、第1押圧面および第2押圧面の面方向に沿った、上記袋の開口部の幅が、0.5cm以上、15cm以下であることが好ましい。
上記構成によれば、一般的に使用されているストーマパウチの何れの製品に対して用いても、袋内部にストーマパウチの排出口を収納することができ、臭いの発生を防ぐことができる。
また、本発明に係るストーマパウチ用漏れ防止具においては、上記袋が、物質に対して非透過性であることが好ましい。
上記構成によれば、袋は気体に対して非透過性であるため、内部の臭いが外部に漏れることをより確実に防ぐことができる。
また、袋は液体および固体に対しても非透過性であるため、仮に排出口から排泄物が漏れ出て、この袋により受け止められた場合であっても、袋から排泄物がしみ出すことを防ぐことができる。したがって、排泄物の漏れによる、衣服の汚染および異臭の発生を防ぐことができる。
また、本発明に係るストーマパウチ用漏れ防止具においては、第1磁性部材および第2磁性部材は、上記袋の開口部の縁に設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、閉鎖手段の開閉、ストーマパウチの排出口の袋への収納が容易となる。
また、本発明に係るストーマパウチ用漏れ防止具においては、第1磁性部材および第2磁性部材が可撓性を有することが好ましい。
上記構成によれば、第1磁性部材および第2磁性部材に外力が加わったときに、両磁性部材は撓むことができる。これにより、外力が加わったときに、第1磁性部材と第2磁性部材とが引き離される可能性を低減させることができる。したがって、本発明に係るストーマパウチ用漏れ防止具をストーマパウチに適用した状態で運動等をしたときに、漏れ防止具が外れる可能性を抑えることができる。
また上記構成によれば、第1磁性部材および第2磁性部材の開閉が容易になり、ストーマパウチへの装着が容易になる。
以上のように、本発明に係るストーマパウチ用漏れ防止具は、袋と、この袋を実質的に密閉する閉鎖手段とを備えており、閉鎖手段は、磁力により互いに引き合う第1磁性部材および第2磁性部材により構成されている。そのため、本発明に係るストーマパウチ用漏れ防止具を用いることにより、ストーマパウチの排出口を袋内部に閉じ込めることができる。よって、排出口付近に付着した排泄物の臭いを袋内部に封じ込め、臭いが外部に拡散することを防ぐことができる。
本発明に係るストーマパウチ用漏れ防止具、およびそれを用いた方法の一実施形態について、図1〜図6に基づいて説明すれば以下の通りである。なお、本実施形態においては、消化器系ストーマ用のパウチに適用する場合について説明するが、本発明は、これに限定されるものではなく、尿路系ストーマ用のパウチについても適用し得る。
〔ストーマパウチ用漏れ防止具〕
まず本実施形態におけるストーマパウチ用漏れ防止具の構成について、図1を用いて説明する。
図1は、本発明に係るストーマパウチ用漏れ防止具(以下、単に「漏れ防止具」という)10の斜視断面図である。図1に示すように、漏れ防止具10は、磁石11(第1磁性部材、閉鎖手段)と、磁石21(第2磁性部材、閉鎖手段)と、袋33とを備える構成であり、磁石11および磁石21は、それぞれ、袋31と連続して設けられている磁石収納部31および磁石収納部32に収められている。
図3(a)は、漏れ防止具10を鉛直方向上部(図1における上部)から見た図であり、磁石11および21以外の部材は省略して図示している。図3(a)に示すように、磁石11と21とは平行に並んでおり、磁石11に設けられている押圧面(第1押圧面)12と、磁石21に設けられている押圧面(第1押圧面)22とは、互いに対向している。磁石11と磁石21とは、磁力により互いに引き合っているため、漏れ防止具10が閉じた状態の時には、押圧面12と押圧面22とが、磁石収納部31および32を介して密着した状態となっている。そのため、袋33は密閉された状態となっている。
なお、磁石11および磁石21は、漏れ防止具10が閉じた状態のときに、押圧面12と押圧面22とが平行となり、互いに対向する状態となればよい。したがって、図3(b)に示すように、磁石11および21が複数の磁石からなるものであってもよい。図3(b)は、磁石11および21が、それぞれ二つの磁石11aおよび11b、ならびに磁石21aおよび21bからなる場合で、開いている状態を表している。磁石11および21が、それぞれ複数の磁石からなることにより、柔軟性が生じ、漏れ防止具10の開閉などの取り扱いが容易となる。
磁石11および磁石21は、ストーマパウチを挟んでも互いに吸着して、ストーマパウチを挟んで袋33を閉鎖することができ、人の手で容易に引き離すことができるものであれば、その吸着力に制限はない。
押圧面12および押圧面22の幅(長さ)W1は、後述するストーマパウチ50のネック部52を挟むことができる幅であればよく、したがって、ネック部52の最小の幅を少なくとも有していればよい。本実施形態においては、ネック部52における閉鎖部分54の上部(排出口を含まない側)においてストーマパウチ50を挟んでいるため、幅W1は、ネック部52の最大幅W2よりも大きい。一方、磁石11および磁石21はストーマパウチ50の一部を挟めればよいため、幅W1の上限は制限されないが、製造上および使用上の観点からストーマパウチ50の横幅以下であることが好ましい。さらには、ネック部52の一方の端部からもう一方の端部までを押さえつけることができればよいので、幅W1は、ネック部52の幅と同じかそれ以下であることがより好ましい。
具体的には、幅W1は、0.5cm以上であることが好ましく、また、15cm以下であることが好ましい。0.5cm以上、15cm以下であれば、多くのストーマパウチ製品に対して用いることが可能となる。
また、磁石11および21に柔軟性を持たせるために、可撓性を有する磁石により、磁石11および21を形成することが好ましい。
磁石収納部31および32は、磁石11および21をそれぞれ収納するためのものである。磁石収納部31および32は、袋33に連続して設けられている。そのため、磁石収納部31および32に収まっている磁石11および磁石21も、実質的に袋33と一体になっている。したがって、磁石11および磁石21の一方のみを紛失することが避けられる。
磁石収納部31および32の端部は、何れも閉じられていてよく、または端部の一方もしくは両方が開放されたままであってもよい。少なくとも端部の一方が開放されている場合には、磁石11または21の損傷により、磁石の交換が必要となったときに、磁石を容易に取り替えることができる。
袋33は、後述するストーマパウチ50の排出口51を収納するための部材である。ストーマパウチ50の排出口51を袋33内部に閉じ込め、袋33の口を塞ぐことにより、排出口51に排泄物61が付着していた場合に、排泄物61の臭いが周囲に拡散することを防ぐことができる。また、ストーマパウチ50の排出口51から仮に排泄物61が漏れ出た場合に、漏れ出た排泄物61を受け止め、排泄物61が周囲の衣服に付着することを回避でき、衣服への汚染、および異臭の発生を回避できる。
袋33の第1磁性部材11および第2磁性部材21に沿った幅W4(図5参照)、すなわち、袋33の深さ方向に垂直な方向であって、押圧面12および押圧面22の面方向に沿った、袋33の開口部の幅W4は、ストーマパウチ50の排出口51の幅W3(図4(a)参照)よりも大きいことが好ましく、具体的には、幅W4は、0.5cm以上であることが好ましく、また、15cm以下であることが好ましい。0.5cm以上、15cm以下であれば、多くのストーマパウチ製品に対して用いることが可能となる。
また、袋33は、物質、すなわち、気体、液体および固体が透過しない非透過性の素材により形成されていることが好ましい。これにより、袋33内部の臭いをより確実に袋33内部に封じ込め、臭いの漏れを防ぐことができる。また、仮に排泄物61が排出口51から袋33内に漏れ出た場合に、排泄物61が袋33の内側から外側に染み出ることを防ぐことができ、衣服への汚染、および異臭の発生をより確実に防止できる。非透過性の素材としては、例えば、アルミラミネートおよびナイロンなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
図2は、磁石11と磁石21とを引き離して、袋33を開いた状態にしたものである。図1および図2に示すように、袋33は、磁石収納部31および32と一体となっており、磁石収納部31および32が袋33の開口部の縁を形成している。したがって、磁力により押圧面12と22とが、磁石収納部31および32を介して密着することにより、袋33は閉じた状態となる。漏れ防止具10においては、袋33の幅は、磁石収納部31および32の幅と同一となっている(図示せず)。また、本実施形態において、袋33は、ストーマパウチ50の閉鎖部分54が完全に収まるものとなっているが、これに限定されるものではなく、少なくとも排出口51が収納できるものであればよい。また、袋33の端部34は閉じられている。
次に、漏れ防止具10をストーマパウチに適用した場合について、図4〜図6を用いて説明する。
まず、漏れ防止具10を適用するストーマパウチについて説明する。
図4(a)は、ストーマパウチ50全体を示す正面図である。図4(a)に示すように、ストーマパウチ50には、下部にネック部52および排出口51を有している。また、ストーマパウチ50には、ストーマとの連結部となる排泄孔が設けられている(図示せず)。
図4(b)は、ネック部52を上部へ2回折り畳んで、排出口51を閉鎖したときの、ストーマパウチ50の下部を表す図である。ネック部52の折り畳まれた部分である閉鎖部分54は、ストーマパウチ50に予め設けられている固定具53により、開かないように固定されている。
図4(c)は、図4(b)に示すストーマパウチ50の切断線A−A’で切断した状態を示した矢視断面図である。図4(c)では、使用状態を表しており、ストーマパウチ50の内部(パウチ前面シート52aとパウチ後面シート52bとに挟まれている部分)にストーマからの排泄物61が溜まっている状態である。図4(c)に示すように、排出口51を含むネック部52は単に折り畳まれているだけであるため、排出口51に排泄物が付着している場合には、その臭いが周囲に拡散することになる。また、漏れ防止具10を用いない場合には、閉鎖部分54に排泄物61が達している。そのため、排泄物61の重みおよびストーマからの圧力、または毛細管現象により、排泄物61が、閉鎖部分54内に伝わり、排出口51から漏れ出てくることとなる。
図5は、漏れ防止具10をストーマパウチ50に適用している状態を示す図である。図6は、図5に示す漏れ防止具10およびストーマパウチ50の切断線B−B’で切断した状態を示す矢視断面図である。
図6に示すように、漏れ防止具10は、磁石11と磁石21とにより、ストーマパウチ50のネック部52の閉鎖部分54に連続している部分を挟んでいる。磁石11と磁石21とは、磁力により互いに引き合っている。そのため、磁石11は、パウチ前面シート52aに対して、磁石21の方向へ圧力を加え、一方で、磁石21は、パウチ後面シート52bに対して、磁石11の方向へ圧力を加えている。その結果、磁石11と磁石21とに挟まれた部分において、パウチ前面シート52aの内壁とパウチ後面シート52bの内壁とが密着した構造となる。また上述したように、押圧面12および押圧面22は、少なくとも、閉鎖部分54に連続する部分の幅を有している。したがって、この部分において、ストーマパウチ50の一方の端部からもう一方の端部まで、パウチ前面シート52aの内壁とパウチ後面シート52bの内壁とが密着した状態となっている。また、磁石11および磁石21は、それぞれ、磁石収納部31および32を介してネック部52に密着した状態となっている。
このような状態においては、磁石11と磁石21とに挟まれた部分においてストーマパウチ50の内部が分断されるため、排泄物61が閉鎖部分54に達することが阻害されている。したがって、排泄物61の重みおよびストーマからの圧力が直接的に閉鎖部分54に加わることが、回避されている。これにより、排泄物61が排出口51から漏れ出てくることを防ぐことができる。また、排泄物61が毛細管現象により排出口51まで到達する可能性を低下させることができる。
図5および図6に示すように、ストーマパウチ50の閉鎖部分54の全体は、漏れ防止具10の袋33の内部に収まっている。また、漏れ防止具10を適用している状態では、閉鎖部分54を含む袋33は密閉された状態となっている。排出口51は閉鎖部分54に含まれるため、排出口51も袋33の内部に収まっている。そのため、排出口51の付近に付着している排泄物からの臭いを袋33の内部に封じ込めることができる。また、仮に排出口51から排泄物61が漏れ出たとしても、排泄物61は袋33の内部に留まり、排泄物61が周囲に広がることを防ぐことができ、衣服への汚染、および異臭の発生が抑えられる。また、袋33が、上述した非透過性の素材により形成されている場合には、排泄物61が袋33の内側から外側に染み出ることがなくなり、衣服への汚染、および異臭の発生をより確実に防止できる。
本実施形態においては、ネック部を折り畳むことにより排出口を閉鎖するストーマパウチ50に対して、漏れ防止具10を適用しているが、本発明に係る漏れ防止具の適用対象は、これに限定されるものではなく、他の手段により排出口を閉鎖しているストーマパウチにも適用できる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲において種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲において、適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係るストーマパウチ用漏れ防止具は、ストーマを有する人が使用するストーマパウチに対して好適に利用し得る。
本発明の一実施形態に係る漏れ防止具の構成を示した斜視断面図である。 図1に示した漏れ防止具の開いた状態を示す断面図である。 (a)は、図1に示した漏れ防止具に備わっている磁石の上面図であり、(b)は、本発明の別の実施形態に係る漏れ防止具に備わっている磁石の上面図である。 (a)は、ストーマパウチ全体を示す正面図であり、(b)は、ネック部を折り畳んだ状態のストーマパウチの下部を示す図であり、(c)は、(b)に示すストーマパウチの下部の切断線A−A’で切断した状態を示した矢視断面図である。 本発明の一実施形態に係る漏れ防止具を、ネック部を折り畳んだストーマパウチに適用した状態を示す図である。 図5に示す漏れ防止具およびストーマパウチの切断線B−B’で切断した状態を示した矢視断面図である。
符号の説明
10 ストーマパウチ用漏れ防止具
11、11a、11b 磁石(第1磁性部材、閉鎖手段)
12 押圧面(第1押圧面)
21、21a、21b 磁石(第2磁性部材、閉鎖手段)
22 押圧面(第2押圧面)
31、32 磁石収納部
33 袋
34 袋の端部
50 ストーマパウチ
51 排出口
52 ネック部
52a パウチ前面シート
52b パウチ後面シート
53 固定具
54 閉鎖部分
61 排泄物
W1 押圧面の幅
W2 閉鎖部分の最大幅
W3 排出口の幅
W4 袋の幅

Claims (7)

  1. 袋と、
    上記袋を実質的に密閉する閉鎖手段とを備えており、
    上記閉鎖手段は、磁力により互いに引き合う第1磁性部材および第2磁性部材により構成されていることを特徴とするストーマパウチ用漏れ防止具。
  2. 第1磁性部材には第1押圧面が設けられており、第2磁性部材には第1押圧面に対向するように第2押圧面が設けられており、
    第1押圧面と第2押圧面とは、磁力により互いに引き合うものであることを特徴とする請求項1に記載のストーマパウチ用漏れ防止具。
  3. 上記袋の深さ方向に垂直な方向であって、第1押圧面および第2押圧面の面方向に沿った、上記袋の開口部の幅が、0.5cm以上、15cm以下であることを特徴とする請求項2に記載のストーマパウチ用漏れ防止具。
  4. 上記袋の深さ方向に垂直な方向であって、第1押圧面及び第2押圧面の面方向に沿った、上記袋の開口部の幅が、ストーマパウチの排出口の幅よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載のストーマパウチ用漏れ防止具。
  5. 上記袋が、物質に対して非透過性であることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のストーマパウチ用漏れ防止具。
  6. 第1磁性部材および第2磁性部材は、上記袋の開口部の縁に設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のストーマパウチ用漏れ防止具。
  7. 第1磁性部材および第2磁性部材が可撓性を有することを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載のストーマパウチ用漏れ防止具。
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