JP2010044945A - フレキシブル光伝送体、多層フレキシブル光伝送体、照明装置及びソーラーパネル受光装置 - Google Patents

フレキシブル光伝送体、多層フレキシブル光伝送体、照明装置及びソーラーパネル受光装置 Download PDF

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【目的】光源を移動させずに固定した状態で所望の照明方向に切り替えることのできるフレキシブル光伝送体及びその多層構造からなる多層フレキシブル光伝送体を提供することである。また、かかるフレキシブル光伝送体を用いてコンパクト構造化した照明装置及び太陽光の動きに追尾して効率的に受光可能なソーラー受光システムを簡易に構成することのできるソーラーパネル受光装置を提供することである。
【構成】フレキシブル光伝送体1は、可撓性及び透光性を具備したPC樹脂板3の表裏面に形成された回折格子2を有し、両端面をそれぞれ入射端面4、射出端面5とした光伝送媒体を構成している。樹脂板3を所望の屈曲形状に変形した状態で、樹脂板3の入射端面4への導入光を回折格子2により回折させながら樹脂板3内を伝送させて射出端面5から出射させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、照明装置、電飾装置、ソーラーパネルの外光供給装置等に好適なフレキシブル光伝送体に関し、更には、多層フレキシブル光伝送体、フレキシブル光伝送体を用いた照明装置及びソーラーパネル受光装置に関する。
例えば、従来の電気照明器具は、蛍光灯を光源とした電気スタンド形態のものが主流である。最近は、特許文献1に示されるように、青色発光ダイオード(LED)も市販され、LEDを可視光源とする電気スタンドが提案されている。
ところで、電気スタンド形態の場合には、光源の発光面が露出しているのが一般的であるため、照明場所を変えるときには、蛍光灯を取り付けたランプシェード部の位置を移動させる必要がある。このため、照明器具本体から電源供給コードの蛇腹式コード収納アームを設けて、そのアーム先端にランプシェード部を取り付けており、前記移動の際には前記アームを所望の位置に屈曲させる必要がある。
特開2004−165115号公報
しかしながら、従来の電気スタンドにおいては、ランプシェード部の位置を移動させるための前記コード収納アームを用いるため、スタンド部品が多くなり、照明器具のコンパクト化が困難となっていた。
特に、特許文献1に示されるようにLED光源を用いた場合においても、アーム先端側にLED光源を配置して照明する構造となっており、光源自体が小型化されているにも拘らず、照明器具にはLED光源に接続する配線コードが必要となり、蛍光灯スタンドと同様にコード収納アーム支持構造が必要となり、照明器具の小型軽量化を実現することができなかった。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、上記の電源供給コードの蛇腹式コード収納アームを使用することなく、光源を移動させずに固定した状態で所望の照明方向に切り替えることのできるフレキシブル光伝送体及びそれの多層構造により照明光量を増大できる多層フレキシブル光伝送体を提供することである。また、本発明の目的は、かかるフレキシブル光伝送体を用いて、コード収納アーム支持構造を不要としたコンパクト構造の照明装置を提供することである。更に、本発明の目的は、かかるフレキシブル光伝送体を用いて、太陽光の動きに追尾して効率的に受光可能なソーラー受光システムを簡易に構成することのできるソーラーパネル受光装置を提供することである。
本発明の第1の形態は、光源からの光を入射させる入射端面と、外部に光を射出させる射出端面と、所定の板厚とを有し、且つ屈曲自在な可撓性を具備した透光性樹脂板からなり、前記入射端面から導入した導入光を前記樹脂板内側に回折させる断面形状を具備した回折格子が前記樹脂板の一端側から他端側に亘って前記樹脂板の表裏面に形成され、前記導入光を前記表裏面の前記回折格子により内部に回折させながら前記樹脂板内を伝送させて前記射出端面から出射させるフレキシブル光伝送体である。
本発明の第2の形態は、前記第1の形態において、前記樹脂板と前記回折格子を一体成形してなるフレキシブル光伝送体である。
本発明の第3の形態は、前記第1の形態において、前記樹脂板の板面に前記回折格子をロール・ツー・ロール(Roll−to−Roll)法により積層成形してなるフレキシブル光伝送体である。
本発明の第4の形態は、前記第1、2又は3の形態において、前記光源の光を集光して導入する集光レンズ体を前記入射端面の前方に配置したフレキシブル光伝送体である。
本発明の第5の形態は、前記第1〜4のいずれかの形態において、射出光を外方に向けて拡散させる光拡散部材を前記射出端面の前方に配置したフレキシブル光伝送体である。
本発明の第6の形態は、前記第1〜5のいずれかの形態に係るフレキシブル光伝送体を複数層有し、夫々の前記樹脂板を、夫々の前記入射端面を揃えるようにして積層してなる多層フレキシブル光伝送体である。
本発明の第7の形態は、前記第1〜第5のいずれかの形態に係るフレキシブル光伝送体と、前記光源を収容する光源収容部とを有し、前記入射端面に前記光源からの光が導入される位置に、前記樹脂板の一端を前記光源に対向して前記光源収容部に取着して、前記射出端面の向きを可変させるように片持ち支持し、前記射出端面からの射出光を照明光とした照明装置である。
本発明の第8の形態は、前記第1〜5のいずれかの形態に係るフレキシブル光伝送体と、太陽電池からなるソーラーパネルとを有し、前記ソーラーパネルの受光面に前記射出端面を対向して配置し、前記入射端面から導入した太陽光を前記受光面に前記フレキシブル光伝送体を介して照射するソーラーパネル受光装置である。
本発明の第9の形態は、前記第8の形態において、前記樹脂板を揺動させる揺動機構と、太陽光の向きの経時変化に応じて前記入射端面を前記太陽光の動きに追尾して前記揺動機構により前記樹脂板を揺動させる太陽光追尾制御装置とを有するソーラーパネル受光装置である。
本発明の第1の形態によれば、可撓性及び透光性を具備した前記樹脂板の表裏面に形成された前記回折格子により、前記導入光を回折させながら前記樹脂板内を伝送させて前記射出端面から出射させるので、前記樹脂板を所望の屈曲形状に変形した状態で、前記射出端面からの射出光による照明ないし照射を行うことができる。即ち、前記光源の位置から前記樹脂板の長さを経て離間した前記射出端面より前記射出光を得ることができ、前記樹脂板の可撓性により所望の方向に前記射出端面を向けて照明ないし照射ポイントを設定することができる。従って、本形態に係るフレキシブル光伝送体においては、コード収納アーム等の照明ないし照射ポイントの移動手段を用いることなく、前記樹脂板を屈曲変形させるだけで、照明ないし照射位置の変更をコンパクト且つ安価な構成により行うことができる。
前記樹脂板の樹脂基材には、アクリル(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ABS樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)及びポリスチレン(PS)、あるいはポリプロピレン(PP)等のオレフィン系樹脂等の透明性熱可塑性樹脂を使用することができる。
本発明における光源には、蛍光灯(HCFL)、冷陰極管(CCFL)、発光ダイオード(LED)、レーザー光源、太陽光等を使用することができる。LEDには、赤色、緑色、青色の単色LEDの他に、白色LEDも含まれる。伝送対象の光には、約380nm〜780nmの波長の可視光に限らず、可視光を含む太陽自然光も含まれる。
本発明に係る前記樹脂板の板厚は、厚すぎると光伝送時の減衰が大きくなるため、数cm〜0.1mm程度が好ましい。本発明においては回折により光伝送を行うため、例えば、単波長のLED光源を使用する場合に、LED光を内部で回折させて伝送するに足りる板厚があればよく、材料コストの低減、小型・軽量化を実現することができる。なお、本発明における前記樹脂板は均一厚さの板材の他に、一端側と他端側で断面積が漸次、増大ないし減少する厚さ不均一の板材であってもよい。また、前記樹脂板の全体形状は薄肉状直方体の他に、一端側と他端側で横幅が漸次、増大ないし減少する拡幅ないし逆拡幅形状であってもよい。
回折格子の一般的モデルは、光を通す透光領域と遮蔽する遮蔽領域を交互に並設させたものであるが、遮蔽領域までいかなくても隣接する領域を通過する光どうしに一定の行路差(位相差)があれば回折現象を生ずる。従って、本発明における回折格子の形態には、凹凸断面溝により行路差を形成する形態、鋸歯状断面形状により行路差を形成する形態(ブレーズ回折格子と呼ばれる)等を使用することができる。前記樹脂板の屈曲形態に対して、入射光を有効に回折させるためには、回折格子の格子間隔(ピッチ)、つまり凹凸断面や鋸歯状断面形状の幅、更にその深さは0.1μm〜数10μmが好ましい。なお、回折格子は樹脂板の外表面に露出形成する場合に限らず、外表面に近接した内部層に埋設して形成されてもよい。
本発明の第2の形態によれば、前記樹脂板と前記回折格子を一体成形するので、前記樹脂板の板状成形加工の際に、同時に前記回折格子を成形して、簡易且つ低コストでフレキシブル光伝送体を製造することができる。例えば、数μmの格子間隔を有する刻線溝を内面に機械加工した金型を用いて刻線溝の回折格子を樹脂板成形時に成形することができる。金型の溝加工には、単結晶ダイヤモンドバイトによる超精密切削加工技術などを使用することができる。本形態においては、インモールド成形によって回折格子のホログラム膜を樹脂板面付近に埋設して一体成形してもよい。また、本形態に係る一体成形方法には回折格子の印刷形成、ホログラムによる回折格子膜の貼付形成も含まれる。
本発明の第3の形態によれば、前記樹脂板の板面に前記回折格子をロール・ツー・ロール法により積層成形するので、予め成形された前記樹脂板上に所定断面形状の回折格子を簡易に成形することができる。従って、例えば、樹脂シートロールを引き出しながら、同種の樹脂材による回折格子をロール・ツー・ロール法により表装することにより、連続成形が可能となり、成形コストの低減を図ることができる。
本発明の第4の形態によれば、前記光源の光を集光して導入する集光レンズ体を前記入射端面の前方に配置したので、前記集光作用により入射光量を多くして、前記射出端面からの出射光量を増大させ、前記光源光に対する照明効率ないし照射効率を向上させることができる。
本発明の第5の形態によれば、射出光を外方に向けて拡散させる光拡散部材を前記射出端面の前方に配置したので、前記回折格子により分光された回折光が前記射出端面まで伝送された後、前記光拡散部材を透過することにより拡散されて、照明等に適した輝度の高い射出光として出射させることができる。
本発明の第6の形態によれば、前記第1〜5のいずれかの形態に係るフレキシブル光伝送体を複数層有し、夫々の前記樹脂板を、夫々の前記入射端面を揃えるようにして積層してなるので、夫々の前記樹脂板を自在に変形させて、夫々の前記射出端面を所定の照明ないし照射ポイントに向けて配設することができる。従って、本形態の多層フレキシブル光伝送体を用いれば、前記光源を固定配置した状態で、各層のフレキシブル光伝送体の末端側でのパネル表示等に関して、種々の照明・照射形態を実現することができる。特に、本形態の多層フレキシブル光伝送体は、複数の情報を発光明示する広告表示装置やメータパネル等に好適である。
本発明に係るフレキシブル光伝送体は、照明ポイントの自在設定機能を具備しており、照明位置を所定方向に変更可能な照明装置に好適である。即ち、本発明の第7の形態によれば、前記第1〜第5のいずれかの形態に係るフレキシブル光伝送体と、前記光源を収容する光源収容部とを有し、前記入射端面に前記光源からの光が導入される位置に、前記樹脂板の一端を前記光源に対向して前記光源収容部に取着して、前記射出端面の向きを可変させるように片持ち支持し、前記射出端面からの射出光を照明光としたので、前記片持ち支持構造により前記射出端面側に力を加えることにより前記樹脂板を所定方向に屈曲変形させて、所望の位置に前記射出光を配向することができる。なお、前記樹脂板の板材による屈曲特性から、前記一端の取付向きによって屈曲変形方向が上下、左右等に設定される。
本発明に係るフレキシブル光伝送体は、可撓性及び透光性を具備した前記樹脂板を用いており、前記光源に対する前記入射端面の配向を自在にすることができる。従って、前記入射端面の配向自在機能を用いて、太陽光を光源とするときの入光効率を向上させることのできるソーラーパネル受光システムを構築することができる。即ち、本発明の第8の形態によれば、前記第1〜5のいずれかの形態に係るフレキシブル光伝送体と、太陽電池からなるソーラーパネルとを有し、前記ソーラーパネルの受光面に前記射出端面を対向して配置し、前記入射端面から導入した太陽光を前記受光面に前記フレキシブル光伝送体を介して照射するので、前記フレキシブル光伝送体の前記入射端面を太陽光に向けて変形させるだけの簡単な構成により、最適な入光効率で前記ソーラーパネルに受光させることができる。
本発明の第9の形態によれば、前記樹脂板を揺動させる揺動機構と、太陽光の向きの経時変化に応じて前記入射端面を前記太陽光の動きに追尾して前記揺動機構により前記樹脂板を揺動させる太陽光追尾制御装置とを有するので、前記樹脂板の可撓性を用いて、前記太陽光の動きに追尾して、最適な入光効率で前記ソーラーパネルに受光させるように、前記入射端面を太陽光に向けて変形させる自動追尾機能を簡単な構成により実現することができる。
本発明の実施形態に係るフレキシブル光伝送体を図面を参照して以下に説明する。
図1は本実施形態のフレキシブル光伝送体1の概略外観図である。フレキシブル光伝送体1は断面形状が三角形状の多数の鋸歯6からなる回折格子2を表裏面に形成した樹脂板3からなる。樹脂板3は、幅3cm、厚さ(T)1mmの樹脂製シート基材からなる。本実施形態では、前掲の樹脂基材の一つであるポリカーボネート(PC)を使用している。各鋸歯6部分は高さH、幅(底辺)Dの三角形状を有する。本実施形態の場合、高さHを0.025mm、幅D(格子ピッチ)を0.05mmとしている。回折格子の形成は樹脂シートロールを引き出しながら、同種の樹脂材による回折格子をロール・ツー・ロール法により表装することにより行われる。
図2はロール・ツー・ロール法による回折格子の形成工程を示す。樹脂板3用のシート基材7はロール状に巻き付けられている。この基材ロール8からシート基材7を引き出して回折格子形成部9に搬送する。回折格子形成部9は、シート基材7と同材料(PC)の三角柱形状の突状物(鋸歯6)をシート面に供給する突状物供給手段10と、その供給部の下方に配設されたヒートプレート11からなる。突状物供給手段10は、突状物を予め、多数個集積された収納部(図示せず)から3本ずつ取り出してシート面に載置する吸着手段からなる。前記吸着手段によりシート面に載置、押し付けられた突状物は、ヒートプレート11の加熱によりシート面に熱溶着される。図2においては突状物を理解しやすいように拡大して図示しており、3本の突状物が密接して隙間なく、シート幅に沿って互いに平行に形成される。
回折格子形成部9において、突状物(鋸歯6)をシート面に熱溶着した後、再びシート基材7を引き出して回折格子形成部9に搬送される。ついで、同様にして、回折格子形成部9により、新たな突状物が既成の鋸歯6に対して隙間なく形成される。以上の、シートの繰り出しと、突状物の溶着とを交互に行うことにより、シート片面に多数の突状物による回折格子が形成される。回折格子を形成した後は、再びロール状に巻き取って、回収される。シート面の反対側の面に回折格子を形成するために、当該回収ロール12から、片面形成済み基材シートを繰り出し、反対側の面に、上記の突状物の溶着を同様に繰り返して両面に回折格子を形成する。基材シート7の両面に回折格子を形成した後、カッター13により所定寸法に裁断して、回折格子2が樹脂板3両面に形成されたフレキシブル光伝送体1が得られる。
かかるロール・ツー・ロール法により基材シート7を引き出しながら、同種の樹脂材による回折格子を樹脂板3の板面に積層成形するので、所定断面形状の回折格子を簡易に成形することができ、また連続成形が可能となり、成形コストの低減を図ることができる。なお、上記の突状物の溶着による回折格子の形成の他に、例えば、UV硬化樹脂を基材として用い、超精密切削加工技術により刻線溝を回転面に形成した回転体に、該UV硬化樹脂基材シートを巻き付けてUV硬化させることにより、微細刻線溝が凹凸状に固化処理されて形成された回折格子を得るようにしてもよい。
回折格子の形成工程においては、片面に回折格子を形成した後、回収ロール12に巻き取って回収したが、カッター13により所定寸法に裁断して、その裁断シートを裏返してシート裏面に回折格子を形成するようにしてもよい。
回折格子の断面形状としては、鋸歯6の他に、正弦波形状にしてもよく、また矩形状のバイナリ回折格子を使用することができる。ロール・ツー・ロール法による回折格子の被着の他に、所定断面形状を機械的な刻線溝加工技術により刻設してもよい。
フレキシブル光伝送体1は、可撓性及び透光性を具備した樹脂板3の表裏面に形成された回折格子2を有し、両端面をそれぞれ入射端面4、射出端面5とした光伝送媒体を構成し、特には、樹脂板3の厚さTを0.1mm〜1mmの薄型にして、軽量且つ薄型ないし小型の光伝送媒体を実現することができる。更に、フレキシブル光伝送体1によれば、可撓性を具備しており、入射端面4への導入光を回折格子2により回折させながら樹脂板3内を伝送させて射出端面5から出射させることができる。従って、樹脂板3を所望の屈曲形状に変形した状態で、射出端面5からの射出光による照明ないし照射を行うことができる。
図3はフレキシブル光伝送体1を屈曲状態にしたときの回折作用を説明するための光伝送体側面を示す。
まず、透明板状体からなる光伝送体(導光体)の表面に回折格子が施されている場合には、光伝送体の一端面から該表面に向けて入射した入射光は、内部で回折格子によって回折される。このとき、入射光の入射角をα、回折光の回折角をθ、フレキシブル光伝送体媒体での光の波長をλ、mを整数としたとき、(sinα−sinθ)=±m(λ/d) が成り立つ。この場合、フレキシブル光伝送体の中の光において該表面に対する入射角が臨界角φ(例えばアクリル製光伝送体の場合、φ=42°)よりも小さくなっても、該表面で、光は多重に分岐(±m)、回折されて光伝送体内を遠方に導かれる。従って、光源の波長λに対して格子間隔を適切に決めれば、光伝送体の他端より回折光が伝送されて高強度の出射光を射出でき、その周辺を明るく照光することができる。
上記回折作用を図3により説明する。円弧状に屈曲されたフレキシブル光伝送体1において伝送体表面に回折格子がないときには、入射端面4から入射した光のうち、伝送体の照射面の垂線に対して、PC素材の臨界角φ1(=約39°)より大きい入射角θ1(θ1>φ1)で入射した光L1は全反射され、L2で示すように、射出端面5より射出される。一方、PC素材の臨界角φ1より小さい入射角θ2(θ2<φ1)で入射した光L3は、伝送体表面に回折格子がないときには、L4で示すように該照射面より外方に射出されてしまう。しかし、本実施形態では、フレキシブル光伝送体1には表面に回折格子2が形成されているので、入射光L3は伝送体内部で回折され、遠方に伝送されていき、L5で示すように射出端面5より射出される。従って、本実施形態に係るフレキシブル光伝送体1によれば、光源の位置から樹脂板3の長さを経て離間した射出端面5より高輝度の射出光を得ることができる。即ち、樹脂板3の可撓性により所望の方向に射出端面5を向けて照明ないし照射ポイントを設定することができるので、コード収納アーム等の照明ないし照射ポイントの移動手段を用いることなく、樹脂板3を屈曲変形させるだけで、照明ないし照射位置の変更をコンパクト且つ安価な構成により行うことができる。
上記のように、フレキシブル光伝送体1はLED光源の光を薄肉状伝送媒体として高輝度の射出光を射出することができるが、更に光源を増やし、複数のフレキシブル光伝送体1を用いて、より輝度の高い、薄型の多層フレキシブル光伝送体を得ることができる。
図4はフレキシブル光伝送体1を多層構造にした多層フレキシブル光伝送体15の一例を示す。図4の(4A)は多層フレキシブル光伝送体15の横断面を示し、同図(4B)は(4A)のA−A縦断面を示す。
この多層フレキシブル光伝送体15は3個のフレキシブル光伝送体1を積層した3層構成からなる。多層フレキシブル光伝送体15の外側面は各フレキシブル光伝送体1の入射端面4及び射出端面5を除き、汚れ防止等の保護膜としてのフレキシブルカバー14により被覆されている。フレキシブルカバー14にはABS樹脂等の柔軟性樹脂材が使用される。図4の場合、入射端面4及び射出端面5にフレキシブルカバー14の端部が僅かに引っ掛かった形態になっているが、各端面への引っ掛かりをなくし、入射端面4及び射出端面5が全面露出し、樹脂板の側面だけをカバーするようにしてもよい。なお、フレキシブルカバー14の形成は、例えば前記ロール・ツー・ロール法により回折格子を被着形成したとき、回折格子層上に30〜40μmの保護膜を形成し、フレキシブルカバー14とするようにしてもよい。
上記構成の多層フレキシブル光伝送体15は、フレキシブル光伝送体1を3層有し、夫々の樹脂板3を、各入射端面4及び射出端面5を揃えるようにして積層してなり、単一のフレキシブル光伝送体1よりも射出光量を増やすための多層構造を有するので、夫々の樹脂板を自在に変形させて、夫々の射出端面5を所定の照明ないし照射ポイントに向け、より輝度の高い照光を行うことができる。従って、多層フレキシブル光伝送体15を用いれば、入射端面4前方に光源を固定配置した状態で、各層のフレキシブル光伝送体1の末端側に配置したパネル表示等に関して、種々の照明・照射形態を実現することができる。
図5は多層フレキシブル光伝送体15を用いた、LED光源のスタンド型照明装置を示す。この照明装置は、多層フレキシブル光伝送体15と、LED光源を収容する光源収容部16と、光源収容部16を支持する支持プレート35とを有する。LED光源は回路基板18に実装されたLEDチップ19、20、21からなる。光源収容部16は回路基板18を縦形に収容する収容ケースからなる。収容ケースの一側面は開口されており、その開口部37に多層フレキシブル光伝送体15の入射端部が挿着されている。即ち、各フレキシブル光伝送体1の入射端面4に前記LEDチップ19〜21からの光が導入される位置に、樹脂板3の一端がLEDチップ光源に対向して光源収容部16にビス止めにより固定され、射出端面5の向きを可変させるように片持ち支持されている。
光源収容部16には、LEDチップ19、20、21に電源を供給するための電源回路部17が収納されている。電源回路部17と回路基板18には、夫々接続コネクタ22、23が装着され、接続コネクタ22及び23は配線ハーネス24により接続されている。電源回路部17は、商用電源用コンセント32を有した電気コード31が接続され、電気コード31を通じて与えられた商用電源をLED電源に変換して、配線ハーネス24を通じて回路基板18に供給する。
光源収容部16の下部には昇降軸36が取着されている。支持プレート35には、昇降軸36の下端を支持する中空軸部25が突設されている。中空軸部25の内部には挿通穴26が穿設され、昇降軸36の下端部分が挿通穴26に上下移動自在に挿入される。昇降軸36の下端部分には、軸方向に所定間隔をあけて3個の位置決め用係合孔27、28、29が凹設されている。中空軸部25の上部には、ストッパー用ネジ30が取り付けられている。係合孔27、28、29のいずれかにネジ30の先端が係合する位置で、ネジ30を締結することにより、その高さ位置に光源収容部16を支持、固定することができる。
多層フレキシブル光伝送体15の射出端面5の前方には、射出光を外方に向けて拡散させる光拡散部材33が配設されている。光拡散部材33は多層フレキシブル光伝送体15の先端部に取着されたホルダー34に、プレート状の光拡散部材33が射出端面5に対向配置されている。
LED光源に種々の波長λの光を含む白色光を使用した場合には、回折格子2により回折された光は赤、緑、青色の光に分光して出射されるので、出射された分光を光拡散板に透過させることによって元の白色光に変換することができる。従って、分光した回折光を再び乱反射によって白色化するために光拡散部材33を射出端面5の前方に設けることにより、光源に白色光を用いて回折を行なっても、射出光も白色光として高輝度で照光することができる。
図6は回路基板18に対向配置された、多層フレキシブル光伝送体15の入射端部を示す。各LEDチップ19〜21は、夫々、各層のフレキシブル光伝送体1の入射端面4に対向する複数個の白色発光ダイオードチップ部品で構成されている。
上記構成の照明装置において、開口部37にて光源収容部16に片持ち支持された多層フレキシブル光伝送体15の光拡散部材33側を自由端にして、射出端面5の向きを上下に可変することができる。例えば、図5の2点鎖線に示すように、該自由端を押下することにより、射出端面5を支持プレート35のプレート面に対向させ、射出光をプレート面に向けて出射させることができる。従って、コード収納アーム等の照明ないし照射ポイントの移動手段を用いることなく、前記片持ち支持構造により前記射出端面5側に力を加えることにより光伝送体の樹脂板を所定方向に屈曲変形させて、所望の位置に射出光を配向することができ、照明ないし照射位置の変更をコンパクト且つ安価な構成により行えるスタンド型照明装置を実現することができる。図5の照明装置では、多層フレキシブル光伝送体15を使用しているが、単一のフレキシブル光伝送体1のみで照明光伝送媒体を構成することもできる。
なお、光伝送体の樹脂板使用により屈曲方向が限定されるが、多層フレキシブル光伝送体15の入射端部を光源収容部16に片持ち支持する取付向きを変えることによって、屈曲変形方向が左右や斜め方向にすることができる。特に、開口部37の取付部位において、多層フレキシブル光伝送体15の一端を回動自在に保持することにより多方向に屈曲自在にすることできる。
図5の照明装置では光源LEDチップ19〜21の光を入射端面4に直射するが、集光レンズ体を入射端面4の前方に配置すれば、入射光量の増大を図ることができる。
図7は光源LEDチップ19〜21と入射端面4の間に集光レンズ体SL1〜SL3を配置した例を示す。集光レンズ体SL1〜SL3は半月状断面のシリンドリカルレンズからなる。集光レンズ体SL1〜SL3は各LEDに対向配置され、その集光作用により入射端面4への入射効率を高めて、射出端面5からの出射光量を増大させ、LED光源光に対する照明効率ないし照射効率を向上させることができる。なお、LEDチップ毎の集光レンズ体SL1〜SL3を用いずに単一の大型集光レンズ体を配置してもよい。
本発明に係るフレキシブル光伝送体1は、上記のように、可撓性及び透光性を具備した樹脂板3を用いており、その屈曲性を利用して光源に対する入射端面の配向を自在にすることができる。入射端面の配向自在機能を用いて、太陽光を光源とするときの入光効率を向上させることのできるソーラーパネル受光システムを構築することができる。
図8はフレキシブル光伝送体1を太陽光の受光ガイドとして用いたソーラーパネル受光システムを示す。図9は同ソーラーパネル受光システムに用いる太陽電池セルを示す。
受光ガイド40は多層フレキシブル光伝送体15と同様に、6個のフレキシブル光伝送体1を集合させた集合型フレキシブル光伝送体からなる。なお、単一のフレキシブル光伝送体1のみで受光ガイドを構成することもできる。
受光ガイド40は、上端面の入射端面から太陽光LSを入射させるように配設されている。受光ガイド40の下部は図示しない固定手段により固定されており、受光ガイド40下端面の射出端面にはソーラーパネル42の受光面が配設されている。ソーラーパネル42を構成する太陽電池セル60は、受光面62を挟んで配設された受光面電極61、61と、裏面電極67との間に、n形層64、p形層65、p+形層66が積層形成された結晶シリコン型太陽電池素子からなる。n形層64の上層には、受光面62として露出する反射防止膜63が形成されている。受光ガイド40の中間部には受光ガイド40を揺動させるための枠部41が取り付けられている。枠部41には引張力ないし押圧力を加える作用軸43が連結されている。作用軸43の他端には、スライド制御板45のスライド溝46に沿って移動する可動部材44が取り付けられている。可動部材44は駆動機構(図示せず)の移動作用を受けてスライド溝46に沿って斜め方向にスライド運動を行う。該駆動機構による可動部材44の移動は制御装置47により駆動制御される。
本実施形態におけるソーラーパネル受光システムには、受光ガイド40を太陽光LSの向きの経時変化に応じて、その入射端面の向きを太陽光LSの動きに追尾して前記駆動機構により変更させる太陽光追尾制御装置53が設けられている。太陽光追尾制御装置53によって、平面鏡48により太陽光の反射光を受光する受光センサ52を備えた、所謂ヘリオスタット方式による同期連動型追尾システムが構成されている。平面鏡48は駆動軸49に取着され、駆動軸49は回転モータ51の回転軸50に連結されている。回転モータ51は太陽光追尾制御装置53の制御により正逆回転される。
受光センサ52による太陽光LSの集光情報S1は太陽光追尾制御装置53に入力される。太陽光追尾制御装置53は受信した集光情報S1に基づき太陽光LSの変化を検知し、平面鏡48の向きを補正するモータ駆動信号S2を回転モータ51に送信する。この回転モータ51による補正制御は、太陽光LSの正常な集光情報S1が得られるまで実行されて、正常な集光情報S1の受信により、補正信号の送信を停止し、その向きに平面鏡48がセットされ、維持される。このとき、太陽光追尾制御装置53は、前記駆動機構(図示せず)の制御装置47に揺動制御信号S3を送信する。制御装置47は、受信した揺動制御信号S3に基づき可動部材44を、図8の矢印に示すように、スライド溝46に沿って所定量移動させる。この移動に応じて作用軸43により受光ガイド40に引張力ないし押圧力をさせて屈曲させ、太陽光LSの向きの変化に応じた向きに入射端面の向きを切り替える。
上記構成の受光ガイド40からなるソーラーパネル受光装置によれば、ソーラーパネル42の受光面62にフレキシブル光伝送体1の射出端面5を対向して配置し、入射端面4から導入した太陽光を受光面62に照射するので、フレキシブル光伝送体1の入射端面4を太陽光に向けて変形させるだけの簡単な構成により、最適な入光効率でソーラーパネル42に受光させることができる。また、太陽光追尾制御装置53による同期連動型追尾システムを導入することにより、樹脂板3の可撓性を利用して、入射端面4の向きを太陽光に向けて変更させる自動追尾機能を簡単な構成により実現でき、最適な入光効率でソーラーパネルに受光させることができる。
図10は本発明に係る多層フレキシブル光伝送体を複数の情報を発光明示する広告表示装置に適用した応用例を示す。前記多層フレキシブル光伝送体15と同様の多層フレキシブル光伝送体70、71、72が照明光伝送媒体として照明ユニット80に収納されている。多層フレキシブル光伝送体70、71、72の下端側の各入射端面70a〜72aには、回路基板73上に実装されたLED光源74、75、76が夫々、対向配置されている。多層フレキシブル光伝送体70、71、72の上端側は略L字形に屈曲された状態で収納されており、各射出端面70b〜72bは、面一状に配置され、かつ広告表示パネル81の裏面に対向配置されている。広告表示パネル81はアクリル板等の透光性パネルからなり、その被照明面には、文字、図柄等の広告表示77、78、79が印刷されている。
上記構成の広告表示装置においては、屈曲自在にして所望の照明ポイントを設定できる多層フレキシブル光伝送体70、71、72を用いることにより、LEd光源74〜76を固定配置した状態で、各多層フレキシブル光伝送体の末端側を屈曲させてパネル照明を行うことができる。従って、光源及び電源装置を表示パネルから離間した位置に配置する場合には、照明光をパネル面に直射させるときに必要とされる、コード収納アーム等の照明ないし照射ポイントの延長手段を用いることなく、全体として薄型、小型かつ軽量化されたパネル照明形態を実現することができる。なお、この実施形態においても、多層フレキシブル光伝送体に代えて、照明光伝送媒体として単一のフレキシブル光伝送体のみで構成することができる。また、上記多層フレキシブル光伝送体70〜72は先端部を屈曲して、光源から離れた位置にある表示面に照光できるので、この配置利便性を利用して、例えば、車載用パネルメータの照明装置に応用することができる。即ち、ダッシュボードに設けたパネルメータのパネル面に光源及び光源回路基板を配設すると、パネル面から衝撃や振動を受けて耐久性が低下するおそれを生ずるが、本発明に係る多層フレキシブル光伝送体を介して光源光を伝送させることにより、薄肉状光伝送体を屈曲状態でダッシュボード内の小スペースに収設して、該パネルメータの表示面を遠隔的に照明することができるので、光源及び光源回路基板をダッシュボード内部奥に安全に配置でき、耐久性を向上させることができる。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲における種々変形例、設計変更などをその技術的範囲内に包含するものであることは云うまでもない。
本発明によれば、コード収納アーム等の照明ないし照射ポイントの移動手段を用いることなく、高輝度の射出光により鮮明な照明ないし照射ポイントを設定でき、屈曲変形させるだけで、照明ないし照射位置の変更をコンパクト且つ安価な構成により行うことができる照明装置、電飾装置、ソーラーパネルの外光供給装置を実現することができる。
本発明の一実施形態であるフレキシブル光伝送体単体の外観図である。 前記実施形態における回折格子の形成工程を示す概略工程図である。 前記フレキシブル光伝送体を屈曲状態にしたときの回折作用を説明するための光伝送体側面図である。 多層フレキシブル光伝送体の横断面図及び縦断面図である。 本発明に係る多層フレキシブル光伝送体を用いた照明装置を示す構成図である。 前記照明装置に用いる、回路基板18と多層フレキシブル光伝送体15の入射端部との配置図である。 入射端面4の前方に集光レンズ体SL1〜SL3を配置した変形例を示す光源収容部の構成図である。 本発明に係るフレキシブル光伝送体1からなるソーラーパネル受光装置を含むソーラーパネル受光システムのシステム構成図である。 前記ソーラーパネル受光システムに用いる太陽電池セルを示す概略構成図である。 本発明に係る広告表示装置の概略構成図である。
符号の説明
1 フレキシブル光伝送体
2 回折格子
3 樹脂板
4 入射端面
5 射出端面
6 鋸歯
7 基材シート
8 基材ロール
9 回折格子形成部
10 突状物供給手段
11 ヒートプレート
12 回収ロール
13 カッター
14 フレキシブルカバー
15 多層フレキシブル光伝送体
16 光源収容部
17 電源回路部
18 回路基板
19 LEDチップ
20 LEDチップ
21 LEDチップ
22 接続コネクタ
23 接続コネクタ
24 配線ハーネス
25 中空軸部
26 挿通穴
27 係合孔
28 係合孔
29 係合孔
30 ネジ
31 電気コード
32 コンセント
33 光拡散部材
34 ホルダー
35 支持プレート
36 昇降軸
37 開口部
40 受光ガイド
41 枠部
42 ソーラーパネル
43 作用軸
44 可動部材
45 スライド制御板
46 スライド溝
47 制御装置
48 平面鏡
49 駆動軸
50 回転軸
51 回転モータ
52 受光センサ
53 太陽光追尾制御装置
60 太陽電池セル
61 受光面電極
62 受光面
63 反射防止膜
64 n形層
65 p形層
66 p+形層66
67 裏面電極
70 多層フレキシブル光伝送体
70a 入射端面
70b 射出端面
71 多層フレキシブル光伝送体
71a 入射端面
71b 射出端面
72 多層フレキシブル光伝送体
72a 入射端面
72b 射出端面
73 回路基板
74 LED光源
75 LED光源
76 LED光源
77 広告表示
78 広告表示
79 広告表示
80 照明ユニット
81 広告表示パネル
SL1 集光レンズ体
SL2 集光レンズ体
SL3 集光レンズ体
LS 太陽光
S1 集光情報
S2 モータ駆動信号
S3 揺動制御信号

Claims (9)

  1. 光源からの光を入射させる入射端面と、外部に光を射出させる射出端面と、所定の板厚とを有し、且つ屈曲自在な可撓性を具備した透光性樹脂板からなり、
    前記入射端面から導入した導入光を前記樹脂板内側に回折させる断面形状を具備した回折格子が前記樹脂板の一端側から他端側に亘って前記樹脂板の表裏面に形成され、
    前記導入光を前記表裏面の前記回折格子により内部に回折させながら前記樹脂板内を伝送させて前記射出端面から出射させることを特徴としたフレキシブル光伝送体。
  2. 前記樹脂板と前記回折格子を一体成形してなる請求項1に記載のフレキシブル光伝送体。
  3. 前記樹脂板の板面に前記回折格子をロール・ツー・ロール法により積層成形してなる請求項1に記載のフレキシブル光伝送体。
  4. 前記光源の光を集光して導入する集光レンズ体を前記入射端面の前方に配置した請求項1、2又は3に記載のフレキシブル光伝送体。
  5. 射出光を外方に向けて拡散させる光拡散部材を前記射出端面の前方に配置した請求項1〜4のいずれかに記載のフレキシブル光伝送体。
  6. 前記請求項1〜5のいずれかに記載のフレキシブル光伝送体を複数層有し、夫々の前記樹脂板を、夫々の前記入射端面を揃えるようにして積層してなる多層フレキシブル光伝送体。
  7. 前記請求項1〜5のいずれかに記載のフレキシブル光伝送体と、前記光源を収容する光源収容部とを有し、
    前記入射端面に前記光源からの光が導入される位置に、前記樹脂板の一端を前記光源に対向して前記光源収容部に取着して、前記射出端面の向きを可変させるように片持ち支持し、前記射出端面からの射出光を照明光としたことを特徴とする照明装置。
  8. 前記請求項1〜5のいずれかに記載のフレキシブル光伝送体と、太陽電池からなるソーラーパネルとを有し、前記ソーラーパネルの受光面に前記射出端面を対向して配置し、前記入射端面から導入した太陽光を前記受光面に前記フレキシブル光伝送体を介して照射することを特徴とするソーラーパネル受光装置。
  9. 前記樹脂板を揺動させる揺動機構と、太陽光の向きの経時変化に応じて前記入射端面を前記太陽光の動きに追尾して前記揺動機構により前記樹脂板を揺動させる太陽光追尾制御装置とを有する請求項8に記載のソーラーパネル受光装置。
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